アナザープラネットのあらすじや結末・感想ネタバレ!もう一つの地球にいる自分とは

アナザープラネットは、地球と似た星が発見された第2の地球の話をベースとし、主人公の少女が自分の罪と向き合うヒューマンドラマとなっています。驚きの結末となっているため、最後まで見逃せない映画です。この映画では主人公のローダ役を務めたブリット・マーリングが、合同で脚本を書いていることでも注目されています。具体的にどんな内容なのか、アナザープラネットのあらすじや結末のネタバレ、映画の感想を紹介します。

アナザープラネットのあらすじや結末・感想ネタバレ!もう一つの地球にいる自分とはのイメージ

目次

  1. アナザープラネットとは?
  2. アナザープラネットの映画あらすじをネタバレ
  3. アナザープラネットの映画結末・ラストをネタバレ
  4. アナザープラネットの曲・音楽
  5. アナザープラネットに関する感想や評価・レビューは?
  6. アナザープラネットの映画ネタバレまとめ

アナザープラネットとは?

アメリカの映画評論サイトでも一定の高評価を受けているアナザープラネットが、一体どんな物語なのかをまとめました。ただのSF映画ではなく、ヒューマンドラマをメインとして描いている一風変わった作風の映画です。後半では、実際にアナザープラネットを観た方の感想もまとめています。あらすじのネタバレや感想の前に、まずはアナザープラネットの基本情報を紹介します。

アナザープラネットの映画作品情報

アナザープラネットは2011年にアメリカで公開された、ヒューマンドラマをメインとしたSF映画です。第27回サンダンス映画祭で初公開され、サターン賞では2部門でノミネートされました。Rotten Tomatoesというアメリカの有名な映画評論サイトでは、アナザープラネットの評価が66%と高数値を記録しています。

アナザープラネットの予告編動画

アナザープラネットの予告編は、ラジオニュースから始まります。女性が運転している車で、地球以外の生命が住むことができる星を発見したというニュースが流れます。別の車では家族が仲良く談笑しています。そこに先程車を運転していた女性の車が突っ込み、人身事故が起きてしまうところで予告動画は終了しています。

アナザープラネットの監督・キャスト

アナザープラネットの監督を務めるのはマイク・ケイヒルです。アメリカで監督や脚本家として活躍しており、アナザープラネットの他には「I Origins」というSF映画も製作されています。

アナザープラネットの主人公、ローダ・ウィリアムズ役のキャストと脚本を務めたのは、女優・脚本家・監督としてアメリカで活躍するブリット・マーリングです。ブリット・マーリングは、アナザープラネットで第16回サンディエゴ映画評論家協会賞主演女優賞、第27回インディペンデント・スピリット賞第一回脚本賞などにノミネートされています。

アナザープラネットの映画あらすじをネタバレ

あらすじネタバレ:ラジオニュース

まずは、アナザープラネットの物語の始まりである冒頭シーンのあらすじのネタバレを紹介します。主人公が幼い頃に見た木星が生き物のように動いており、魅了されたと語っているところから始まります。17歳でMITに合格したローダは、パーティで友人たちとお酒を飲んでいました。お酒を飲んだ状態でローダは車を運転します。

車で流れていたラジオでは、地球のように生命が住める星が発見されたというニュースが流れていました。北極星の東の空にその星を見ることができると、ラジオで言われるがままにローダは空を見上げます。

ローダと対向車線にいた車は信号待ちをしていました。その車の中では、女の子とその母親と父親の三人の家族が談笑していました。そこに、空を見上げてよそ見運転していたローダの車が追突します。ローダはなんとか意識を取り戻し、ぶつかった車を確認します。しかし、追突された車に乗っていた母親と女の子は死亡してしまいました。

この事故によってローダは刑務所に4年間入ることになりました。4年の刑期を終えたローダは、街に宇宙人のようなマスクを被った男を見ます。不意に空を見上げると、そこには地球に似た惑星と月がはっきりと見えました。ローダは家族と合流し、実家に戻ります。

ローダの兄弟は「第2の地球に行けるコンテストがあるのは知ってるか」と話しを振りました。その問に返答することなく家に帰ると、ローダの部屋にはたくさんの惑星の模型や望遠鏡がありました。ローダは人身事故がなく、MITに入学できていたら宇宙工学を勉強するはずでした。ローダはパソコンで兄弟から聞いた第2の地球へ行けるコンテストを調べます。

しかし、パソコンを閉じてそのまま眠りにつきました。ローダは働こうと職を探します。頭を使う仕事を勧められましたが、ローダは人と話すのが嫌になっており、肉体労働を求めていました。そこでウエストヘヴン高校の清掃を紹介され、清掃員として働くことになりました。

あらすじネタバレ:アルコール依存症

優秀なローダは人身事故を起こしてしまったことで転落した人生を送ることになります。ここからは出所したローダがどのように生きていくのか、あらすじのネタバレを紹介します。

清掃員としての仕事を終えたローダは、4年前の事故現場に向かいました。横断歩道に立っていましたが、そこに一台の車が現れたため歩道に移動しました。その車は事故現場付近に車を止めて、おもちゃを供えました。おもちゃを供えたのは、あの時の事故に遭った家族のうち唯一生き残った父親でした。

彼はエール大学で教授をしているジョンという人で、有名なジョンの情報はインターネットに書かれていました。ローダは住所を調べてジョンの家に向かいます。カーテンのスキマからジョンの家の中を覗くと、彼はお酒を飲んでベッドに横たわっていました。

ローダは彼の人生を狂わせてしまった罪の意識から、極寒の中服を脱いで自殺を図ります。凍傷を負ったものの、ローダは死んでしまう前に救出されました。治療を終えて自宅に戻った後、ローダは再び第2の地球へ行くコンテストのサイトを開き、応募します。

そしてローダはもう一度ジョンの家に謝罪をしに行きます。しかし、いざ本人を目の前にすると、つい自分の身分を偽ってしまいました。ローダはお掃除の無料トライアルができるとジョンに言いました。無料ならと、ジョンは家にローダを上げて掃除をするように言います。

ジョンは酷いアルコール依存症になっており、部屋も散らかり放題でした。ローダは高校での清掃スキルを活かしてジョンの家の清掃を始めます。ジョンはローダにこれからも清掃を頼みたいと言いました。結局ローダは事故のことを謝ることができませんでした。

何度かジョンの家に通いながら高校での清掃業を続けていたある日、家に帰ると生中継のニュースに家族が釘付けになっていました。生中継では、第2の地球への交信を試みていました。第2の地球へ交信していたのはタリス博士です。タリス博士が第2の地球へメッセージを流すと、返答が返ってきます。なんと第2の地球から交信していた人物もタリス博士だというのです。

家族は「やらせだ」と言いましたが、ニュースでは第2の地球にはもうひとりの自分がいると話題になっています。ある日、いつもの通りにジョンの家に行くと、ジョンは望遠鏡を持ち出していました。望遠鏡を覗くと第2の地球が見えます。ジョンとローダはこの交流を機に仲を深めていきます。

あらすじネタバレ:宇宙飛行士

ジョンと再会することができたローダですが、自分が人身事故を引き起こしたと言い出す事ができません。ここでは二人の関係性についてあらすじのネタバレを紹介します。ローダは頭痛に苦しむジョンに宇宙飛行士の話をします。宇宙飛行士は小さい宇宙船の中で、一定の叩く音に悩まされていました。宇宙飛行士はその音に気がおかしくなりそうになります。

あと25日間、この音を聞き続けるためにどうすればいいのかと悩んだ宇宙飛行士は、その音を愛することにしました。すると音は鳴り止み、音楽に変わっていったのです。音楽として聞くようになった宇宙飛行士は残りの旅を楽しんだという話でした。ジョンとローダは楽しげに話す仲になっていました。

しかし、ローダはジョンの死んだ家族の洗濯物を洗ってしまったことで、ジョンの怒りに触れてしまいます。ジョンはローダに帰れと言い放ち、ローダは追い出されてしまいました。後日ローダの家の近くにジョンの車が止まっていました。ジョンは先日突然怒ってしまったことを謝り、ジョンはローダに音楽を聞かせました。

その帰り、ジョンとローダは肉体関係を持ちます。ベッドでジョンが事故のことについて話しました。娘と妻、その妻のお腹には新しく生まれるはずだった子供がいたことを聞かされました。ローダは帰りの電車で思わず吐いてしまいます。

ローダは同じ清掃員として働いていたおじいさんのお見舞いに行きました。おじいさんは自分の耳に漂白剤を入れて耳を悪くしていました。耳が聞こえなくなったおじいさんに、ローダは「自分を許して」と手のひらに書いて伝えました。

アナザープラネットの映画結末・ラストをネタバレ

結末ネタバレ:告白

ここからは、ローダがジョンに自分が事故を引き起こしたと伝えることができるのか、結末までのあらすじのネタバレを紹介します。ローダが家に帰ると、第2の地球へ行くための切符が家に届いていました。憧れていた宇宙に行けることを嬉しく思ったローダはジョンの家に向かいます。

ジョンは家でピアノを弾いていました。ジョンに第2の地球に行くことが決まったことを伝えます。ジョンはお祝いだといって、お酒と料理を振る舞いました。しかし、宇宙に行って死んでしまうかもしれないという話から、ジョンはローダに「行かないでくれ」と言います。ローダは事故のことを思い出しました。

ローダは「話を聞いて、その後に行くなと言うのなら行かないわ」と言います。そしてローダはジョンに事故の事を話します。自分が罪悪感から逃れるために、ジョンに尽くしたことを言いました。ジョンはショックを受け、ローダに「出て行け」と怒りました。

ニュースでは第2の地球への飛行メンバーに、未成年時に重罪を犯したと思われる21歳の女性が乗り込むことが報道されていました。ローダの自宅にはたくさんの報道陣がいました。兄弟はローダが宇宙に行くことを知っていましたが、両親は知らなかったので突然の報道陣に驚いていました。

結末ネタバレ:第2の地球

ジョンに自分が家族を殺してしまったことを告白したローダは、テレビの特集を観ると急いでジョンの元に向かいます。ローダは結末に向けてどのような行動をするのか、結末のあらすじのネタバレを紹介します。

テレビでは第2の地球に関する特集が行われており、宇宙に詳しい博士が第2の地球について解説していました。第2の地球は、ある時に生まれた地球の複製であるといいます。まったく同じような暮らしをしていますが、お互いにもう一つの地球が存在すると気づいた時点で、何らかの差異が生じるのではないかといいました。

つまり、自分がもうひとりいると自覚したり、もうひとつの地球があると自覚した時点で、地球と第2の地球の自分の行動が全く違うものになりうる可能性があるというのです。これを知ったローダは急いでジョンの家に行きます。玄関口から入ろうとするとジョンに追い出されたため、ローダは空いている窓から侵入しました。

ジョンはまだローダのことを怒っており、家に侵入したローダの首を締めて殺そうとしました。ジョンはローダの首から手を離し、自分を落ち着かせます。ローダはそんなジョンに、先程のテレビ特集で語られた理論を語りました。もしあの星を見つけた瞬間から互いにシンクロせずに差異が生まれたのなら、第2の地球ではジョンの家族が生きている可能性があると言います。

そしてローダはテーブルに第2の地球への切符を置いて自宅に帰りました。その後もローダは高校の清掃員として働いていました。清掃員の部屋のテレビでは、第2の地球への出発に向けて乗組員達が過酷な訓練をクリアし、記者会見が開かれたと報道されていました。そこには宇宙飛行士としてインタビューに応じるジョンが写っていました。

それから4ヶ月後、ローダが道を歩いていると、第2の地球から来たもうひとりの自分に出会います。二人で向き合ったところで物語は結末を迎えました。アナザープラネットのあらすじのネタバレは以上です。

アナザープラネットの曲・音楽

Bob The Robot

ピアノをメインとした落ち着いた楽曲となっています。どこか迷いや儚さを感じるような雰囲気の曲調です。全体的にアナザープラネットの曲は落ち着きのある曲がたくさんあります。映画を観た後に、アナザープラネットのサウンドトラックが欲しいと感想を寄せている方もいました。

アナザープラネットに関する感想や評価・レビューは?

アナザープラネットには派手な演出があるわけではありませんが、とても美しい映像カットがあり、ゆっくりと進むストーリーも魅力の一つとなっています。アナザープラネットを観た方の感想には、丁寧な脚本で主人公の心情が描かれていて観てよかったという感想がたくさんありました。

こちらの方も、アナザープラネットについての映像美が素晴らしいという感想を寄せています。映画館でなく、ブルーレイでもその美しさがはっきりと伝わってくるほどの美しい映画です。ストーリーや映画全体の雰囲気に魅了されたというような感想も集まっていました。

アナザープラネットのあらすじのネタバレでも紹介しましたが、結末ではローダがもうひとりの自分に出会っています。それは、あの事故が起こらずに無事宇宙飛行士としてこちらの地球に来たと思わせるような演出でした。映画の最後まで楽しむ事ができたという感想もありました。

アナザープラネットの映画ネタバレまとめ

映画アナザープラネットのあらすじのネタバレをしましたが、内容はニューマンドラマがメインでした。感想では、映像美への評価や主人公たちの心情を美しく表現できていると好印象の感想がたくさん集まっていました。典型的なSF映画ではありませんが、とても綺麗な映画なので気になった方は是非一度観てみてください。

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