高速ばぁばのあらすじをネタバレ！キャスト・映画の感想をまとめて紹介

映画高速ばぁばは2012年に制作された日本のホラー映画です。映画高速ばぁばは「アイドルだって呪い殺す」・「恐怖は寄生する」といったキャチコピーの元、2013年に企画された「高速ばぁば」・「カルト」・「トーク・トゥ・ザ・デッド」のホラー三部作の一つとして2013年の7月から8月にかけてユーロスペースのレイト・ショーで公開されることになった映画作品です。

また映画高速ばぁばはホラー映画史上で初めて都市伝説であるターボおばさんを題材にした映画であることや未来穂香や北山詩織など日本の美人女優がキャストとして起用されたことで話題を集めることになり、人気を博すことになりました。そんな映画高速ばぁばの物語のあらすじはタイトルの通り高速で移動する老女に主人公達が襲われていくといったあらすじとなっており、物語は非常に分かりやすい映画となっています。

映画高速ばぁばのあらすじの中で、白塗りの老婆が主人公達に奇声を上げながら襲う場面は非常に恐ろしく、この奇怪な老婆の恐ろしい姿にはホラー映画好きの方々から好評な感想を多く集めました。しかし高速ばぁばというタイトルでありながら高速で老婆が移動するというよりは、少し普通の老人以上に素早いといっただけであり、タイトルに惹かれた方々からはがっかりしたという感想が寄せられることになりました。

映画高速ばぁばはグロテスクなシーンなどびっくりするシーンが多々登場するものの、脅かせ方などはワンパターンであり、途中で飽きてしまうかもしれません。さらに映画全体の映像が非常に暗く、何が起こっているのか分かり辛い印象を与えます。なので映画高速ばぁばはホラー映画を楽しみたいといった方にはおすすめできず、あくまでも暇つぶし程度のホラー映画といえるでしょう。

しかし映画高速ばぁばは未来穂香や北山詩織などのキャスト陣が演じる女性たちの人間関係をリアルに描いており、ある意味女性同士の関係の闇を描いた作品です。なので幽霊的な怖さよりも生きている人間の怖さを描いた映画が好きな方にはおすすめ出来る作品です。本記事ではそんな映画高速ばぁばについて結末までのあらすじネタバレやキャスト陣のネタバレ情報などをご紹介していきますので、是非映画のご参考にしてみてください。

映画高速ばぁばの予告動画では未来穂香や北山詩織などのキャスト陣が演じる女の子たちが謎の老婆に襲われ、逃げ惑うシーンが描かれていました。予告動画は日本のホラー映画らしさを見事に表現しており、映画高速ばぁばの不気味な世界に引き込まれてしまいそうになります。ではここからはより映画高速ばぁばの物語の内容が分かるように、映画高速ばぁばの簡単なあらすじをネタバレ紹介していきます。

ある日3人組のアイドルグループ「ジャージガール」のメンバーたちはテレビの企画でレポーターとして廃墟となった老人ホームを訪れます。するとロケに向かう途中のバス内でメンバーの一人である綾音がホッチキスの針で傷を負ってしまう不可解な現象が起こります。そして廃墟となった老人ホームを訪れた3人はそこで高速で移動する奇怪な老婆を目撃し、ジャージガールのメンバーたちは恐怖します。

ジャージガールのメンバーたちは老人ホームに足を踏み入れたことによって運命が大きく変わることになるとは夢にも思っていませんでした。老人ホームで老婆を目撃して以来、ジャージガールのメンバーたちの周辺で様々な現象が多発します。さらに綾音が負った傷が悪化し、グループを離れることになってしまいます。そしてこの不可解な現象はテレビのマネージャーなどのスタッフ達にも影響を及ぼしていくことになるのでした。

映画高速ばぁばで監督を務めたのは日本の映画監督兼脚本家である内藤瑛亮です。内藤瑛亮は映画美学校の卒業課題で制作した短編ホラー映画「牛乳王子」が「学生残酷映画祭2009」でグランプリを受賞し、一躍注目を集めます。その後内藤瑛亮は実際に起こった愛知県の事件を題材に、映画「先生を流産させる会」を制作したことがきっかけとなって日本の映画界で頭角を現していきます。

全国規模で名前が知られるようになった内藤瑛亮は「パズル」や「ミスミソウ」など様々な映画作品の監督を務めることになります。さらに内藤瑛亮は映画の他にテレビドラマの監督も務めており、様々な方面で活躍している人物です。また内藤瑛亮は過去に制作した「先生を流産させる会」以来の自主制作映画として「許された子供たち」を新たに制作することが公表されており、新たに注目が集まっています。

ここからは映画高速ばぁばについて結末に至るまでのあらすじをネタバレ紹介いていきます。ある日3人組アイドルグループジャージガールのメンバーたちは肝試しの企画として廃墟となった老人ホームを訪れます。この3人組アイドルグループジャージガールのメンバーたちは仲が非常に悪く、アヤネはマユコの命令を受けたナナミに嫌がらせを受けており、マユコもまたアヤネによって仲間外れにされていました。

アヤネはテレビの撮影中にある一つの簪を拾います。すると簪を拾ったアヤネの前に恐ろしい顔をした老婆を目撃します。アヤネが廃墟となった老人ホームで恐ろしい顔をした老婆と出会ったことで恐怖に満ちた体験をすることになっていきます。廃墟となった老人ホームの撮影が終わるとアヤネの顔に出来た傷が悪化し、髪が抜け始めるという異変が生じます。そしてアヤネは治る気配がないことから病院に入院することになります。

アヤネが体調不良で入院している一方で、マネージャーの望月はライブ映像をチェックしていました。そこで望月はライブ映像の中に一瞬だけ謎の人影が映っていることに気付き、映像内の望月が腕から血を流している姿に驚愕します。その後望月・榎本・マユコ・ナナミは肝試しの続きを撮影するために退院したアヤネの元を訪ねるのですが、アヤネの母は断固として拒否します。

その後マネージャーの望月が怪我をしてしまい、ジャージガールは解散してしまいます。その中でメンバーの一人であったナナミは密かにアヤネの家に忍び込んでいました。するとアヤネの家にはアヤネ自身の姿が無く、ヒステリックになったアヤネの母親と介護を受けている老婆しかいませんでした。その後肝試しの撮影を再度行うためにアヤネを抜きにして撮り直しをすることになります。

するとその場にアヤネが現れ、ナナミ・マユコ・榎本の3人はアヤネに導かれるかのように移動していきます。するとナナミ・マユコ・榎本の目の前にあの老婆が姿を現し、恐怖した3人は逃げ惑います。しかし榎本はいきなり怪我をした腕を掻いて血を流し、ありえない方向に足がねじれてしまうのでした。

老婆の影響で動くことが出来ない榎本は望月やナナミ達に肝試しの企画が潰れたことと、廃墟となった老人ホームに入居していた老人達は皆虐待死していた真実を打ち明けます。老人ホームの真実を話した榎本は姿を消し、望月は気が狂ってしまいます。一方アヤネに会いに向かったナナミとマユコは自分たちを襲った謎の老婆の正体がアヤネだったことに気付きます。

そしてナナミとマユコは大量の幽霊が閉じ込められた老人ホームの奥の部屋で簪を人形に使用すると呪いが解けることを知り、実行に移します。しかし虐待死した老人の幽霊や老婆が出現し、マユコが犠牲になってしまいます。しかし生き残ったナナミは無事廃墟から脱出し、元気になったアヤネと再会します。

恐怖の出来事を体験したナナミはマユコの幽霊からあるメッセージを受け取り、アヤネの家へ足を運びます。するとナナミは殺害されたアヤネの母親と老婆になって死亡したアヤネを発見します。そしてアヤネはそこでアヤネに化けた老婆に襲われてしまいます。すると逃げ惑うナナミいアヤネとマユコの幽霊が力を貸し、ナナミは老婆から逃げることに成功します。しかしナナミはアヤネと同じように小さな傷を顔に負ってしまいます。

全てが解決したナナミはソロアイドルとしてデビューし、活動を再開します。しかしナナミの顔に出来た傷は治る気配がありませんでした。そんな中ナナミはまたしても老婆に襲われてしまいます。逃げることに失敗したナナミは犠牲となり、老婆のような姿に変貌を遂げるのでした。こうして映画高速ばぁばは結末を迎え、物語の幕が下りていくのでした。

上坂綾音は映画高速ばぁばにおいて主人公の一人にあたる人物です。綾音は非常に美しい美貌からジャージガールのセンターとして活動しています。しかしこの人気に嫉妬をした七海と真夕子の策略で顔に傷を負ってしまいます。その後廃墟となった老人ホームを訪れた綾音はある奇怪な老婆と遭遇し、老婆に襲われてしまいます。最後は老婆に元の姿を奪われてしまい、老婆の姿となって死亡してしまいます。

映画高速ばぁばで上坂綾音を演じたキャストは日本の女優兼モデルの未来穂香です。未来穂香は2010年にドラマ「夢の見つけ方を教えたる！2」でキャストを務めたことがきっかけで女優として活動を始め、映画「NECK」で映画デビューを飾ります。その後「仮面ライダーオーズOOO」や「イタズラなKiss　Love in TOKYO」、「重要参考人探偵」などに出演している人物です。

富永七海は映画高速ばぁばにおいて主人公の一人にあたる人物です。富永七海はジャージガールのメンバーであり、人気に嫉妬して綾音の顔に傷を負わせます。老人ホームで行われた肝試しの後ジャージガールが解散し、七海は綾音の家で老婆を目撃します。七海は再度行われた肝試しで老婆の魔の手から無事逃げ切るものの、再度現れた老婆によって老人の姿に変えられてしまいます。

映画高速ばぁばで富永七海を演じたキャストは日本の女優兼モデルの北山詩織です。北山詩織は2010年にモデルとしてデビューを飾り、2011年に公開された映画「ランウェイ☆ビート」で女優として活動を始めました。北山詩織は女優として「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」や「35歳の高校生」などでキャストを務める一方でミュージシャンとしても活動している人物です。

柚木真夕子は映画高速ばぁばにおいて主人公の一人にあたる人物です。真夕子はジャージガールのメンバーの一人であり、七海に命令して綾音の顔に傷を負わせます。真夕子は七海達と共に再度行われた肝試しの撮影で謎の老婆と遭遇します。真夕子は七海と共に老人ホームにかかった呪いを解くのですが、最後は老婆に襲われる七海を助けて死亡してしまいます。

映画高速ばぁばで柚木真夕子を演じたキャストは日本の女優である後藤郁です。後藤郁は大人気アイドルグループのアイドリングで2014年まで活動しており、一時期活動を休止していました。その後2016年に舞台「ダダンガンロンパ」で女優業に復帰し、映画「ナニワノノア」で初めて主演キャストを務めます。その後モデルの森下悠里が企画した主演朗読劇などに出演するなど様々な方面で活動している人物です。

映画高速ばぁばに関する感想では幽霊よりも人間の嫉妬心に恐怖を感じたという感想が寄せられました。映画高速ばぁばは老婆の恐怖とは別に、主人公達の女性の嫉妬心を描いた作品です。人気に嫉妬をして綾音の顔に傷を負わせるシーンは人間の心の闇に恐怖を感じます。また上記の感想にもある通り、映画高速ばぁばで主演を演じた未来穂香がかわいいといった感想も同時に寄せられていました。

映画高速ばぁばに関する感想ではつまらない映画だったという感想も見受けられました。映画高速ばぁばは映画史上初となる都市伝説のターボおばさんを題材にした映画であり、公開前に多くの注目を集めました。しかし映画高速ばぁばに登場する老婆はタイトルと違って高速で移動しないことやワンパターンであることから映画高速ばぁばは面白くなかったという感想が寄せられることになってしまいました。

映画高速ばぁばは映画の他に小説も発売されています。小説版の高速ばぁばは映画版の高速ばぁばと同じストリーとなっているものの、映画以上に恐怖を感じる内容となっています。軽い気持ちで読むと非常に怖い内容となっているので、注意が必要です。もし小説版の高速ばぁばにご興味ありましたら是非一度チェックしてみてください。

本記事では映画高速ばぁばについて結末までのあらすじや出演しているキャストについて映画に関する感想を交えてネタバレ紹介させて頂きました。映画高速ばぁばはタイトルに惹かれて観るとがっかりする内容とはなっているものの、嫉妬心という人間の心の闇を見事に描いた作品です。

なので映画高速ばぁばは幽霊の怖さよりも生きている人間の怖さを感じる映画といっていいでしょう。本記事を読んで映画高速ばぁばにご興味頂けましたら、是非一度映画高速ばぁばをご覧になってください。