キラーコンドームは最低なホラー映画?あらすじ・感想と衝撃の結末をネタバレ

いかがわしい内容をほのめかしてるようなタイトルから、最低なホラー映画とも称される「キラーコンドーム」は、あるホテルで起こったキラーコンドームによる事件の捜査模様と、マカロニ刑事と彼に思いを寄せる女装の歌手、男娼の美男子との三角関係を織り交ぜたコメディー作品です。本文では、映画「キラーコンドーム」に気になるあらすじや衝撃的な結末、登場人物とキャスト、作品の感想や評価をネタバレを交えて紹介します。

キラーコンドームは最低なホラー映画?あらすじ・感想と衝撃の結末をネタバレのイメージ

目次

  1. キラーコンドームは最低なホラー映画?
  2. キラーコンドームの映画あらすじネタバレ
  3. キラーコンドームの映画結末ネタバレ
  4. キラーコンドームの登場人物・キャスト
  5. キラーコンドームに関する感想や評価は?
  6. キラーコンドームの映画ネタバレまとめ

キラーコンドームは最低なホラー映画?

タイトルからいかがわしい内容をイメージさせるモンスターパニック映画「キラーコンドーム」は、街で多発する不可解な事件に挑むゲイの刑事・マカロニと彼に思いを寄せる女装の歌手と、美男子の男娼の動向を描いたコメディ作品です。以下では、映画「キラーコンドーム」の気になるあらすじや結末、作品の登場人物・キャスト、作品に関する感想や評価について、作中のネタバレを交えて紹介します。

キラーコンドームの映画作品情報

映画「キラーコンドーム」の作品情報・イメージ画像

映画「キラーコンドーム」は、1996年にドイツで制作されたホラー・コメディー作品であり、漫画家ラルフ・ケーニッヒの同名コミックを原作に起用した映画作品です。特撮に、ユルグ・ブットゲライト、クリーチャー・デザインに、H・R・ギーガーが起用されました。

いかがわしい内容をイメージさせるタイトルにショッキングなパッケージデザインから、興味があるが、観ることに勇気がいる作品とも言われます。しかし、決して卑猥な映画ではなく、コメディータッチの楽しい内容から、知る人ぞ知る名作映画であると、一部の映画ファンの間で高い評価を得る作品です。

キラーコンドームの予告編動画

いかがわしい内容を思わせるタイトルから、興味があるけど視聴したことがない映画ファンも多い映画「キラーコンドーム」ですが、上記の予告編動画で、その世界観を覗いてみませんか。

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キラーコンドームの映画あらすじネタバレ

映画「キラーコンドーム」のあらすじネタバレ・イメージ画像

ニューヨークで多発するキラーコンドームによる事件の真相を追うべく、ゲイのマカロニ刑事、女装の歌手・ボブ、美男子の男娼・ビリー達の捜査と動向を描いた映画「キラーコンドーム」のネタバレを交えたあらすじを紹介します。

あらすじネタバレ:事件

ニューヨークの街・イメージ画像

ニューヨークにあるいかがわしい雰囲気を醸し出すホテルに、教授と女子大生の2人が入って行きました。教授は、女子大生を騙してこのホテルに誘い込み、単位と引き換えに体を売ることを要求します。なすすべのない女子大生は、泣きながら服を脱ぎ始め、教授はホテルに備え付けられていたコンドームを手に取ります。そして、コンドームを付けた瞬間、教授から血しぶきが上がりました。

被害に遭った大学教授を始めとする、コンドームによる男性器の切断事件は、このいかがわしいホテルで4件も発生していました。警察側は、娼婦が男性器を噛みちぎったとみて捜査を開始し、被害に遭った教授と同じ部屋にいた女子大生も、警察による事情聴取を受けました。

あらすじネタバレ:3人の男たち

ホテルのコンドームを装着した男性だけが被害を受けている不可解な事件を、マカロニという名の刑事が担当していました。いつもくわえタバコで渋い顔つきのマカロニは、事件の捜査のために、ホテルへ向かい、ホテルの前にたたずむ男娼のビリーに目を引かれます。実は、マカロニは同性愛者という一面を持っており、男娼・ビリーの美男子ぶりに興味を示していました。

マカロニは、ビリーをホテルに誘い込み、さっそく事件現場となった部屋に向かいます。すると、以前、マカロニのパートナーだった歌手のボブが目の前に現れ、2人の邪魔をします。復縁を迫ってくるボブに対して、マカロニは迷惑し、ボブを追い出すとビリーと部屋に入ります。早速、服を脱ぎ始めた2人でしたが、マカロニの姿を見たビリーは、驚きを隠せずにいました。

あらすじネタバレ:動き出すコンドーム

ホテルの一室・イメージ画像

マカロニとビリーが行為に及んでいる途中で、部屋に備え付けられていたコンドームに異変が生じます。勝手に動き出したコンドームを捕まえようと追いかけるマカロニは、コンドームによって男性器の一部を噛みちぎられてしまいます。事件後、入院生活を送るマカロニは、担当の女医にしっかり薬を飲むように言い付けられます。

マカロニが被害を受けた後も、例のホテルで、コンドームによる事件が立て続けに発生し、マカロニの入院期間中に13人ものの被害者が現れました。マカロニは、謎のコンドームに対して並みならぬ復讐心を燃やし、退院後まもなく捜査に復帰しました。そんなマカロニの前に、ビリーが再び姿を表します。

あらすじネタバレ:警察の怪しい動き

警察署に漂う怪しい雰囲気・イメージ画像

マカロニの目の前に現れたビリーは、心からマカロニを愛していると伝えました。しかし、一夜の情事に過ぎなかったビリーとの関係に、マカロニは彼に対して恋愛感情は持っておらず、ビリーを追い払ってしまいます。再び、ホテルの監視を始めたマカロニは、上司から警察の威厳を理由に、事件から手を引くことを指示されます。しかし、復讐に燃えるマカロニは、上司の冷ややかな目を気にすることなく、捜査を続けます。

実際に被害を受けたマカロニが、必死になって捜査を進める一方で、警察の内部や世間では、コンドームによる切断事件は、あまりにも奇想天外な話であり、事件そのものを信じようともしませんでした。そして、追い打ちをかけるように、男娼のビリーやボブが、犯人として指名手配されてしまい、マカロニは落胆を隠せません。

あらすじネタバレ:確かな証拠

事件の発生したホテルに張り込み捜査を行うマカロニは、キラーコンドームの正体を追い続けていました。そして、ホテルの部屋にカメラを設置し、内部の様子を伺っていると、例のキラーコンドームが動き始めました。すぐさま部屋に入り込み、キラーコンドームめがけて銃を発砲するも、部屋の外へ逃げ出してしまいます。

そして、隣の部屋に逃げ込んだキラーコンドームによって、新たな被害者を出してしまいます。キラーコンドームは取り逃がしてしまいましたが、これでキラーコンドームが存在したこと証明できると、マカロニは自身満々で警察署に戻ってきました。しかし、署では白い目で見られ、マカロニは署から出ていきました。

あらすじネタバレ:キラーコンドーム

マカロニに復縁を迫りに来たボブは、以前、マカロニが捜査で取り逃がしたキラーコンドームを持参してきました。マカロニは、ボブと共にキラーコンドームの退治を決行します。そして、ガス・ホースにキラーコンドームを噛みつかせ、その隙に内部を膨らませて破裂させました。破裂したキラーコンドームを調べるとなんと人工物であることが判明しました。

また、街では至るところにキラーコンドームが出現しており、愛人と行為に及んでいた大統領候補者もキラーコンドームの被害に遭ってしまいます。捜査を続けるマカロニは、事件となったホテルに向かい、その先で男娼として働くビリーの姿を発見します。ビリーに対する自分の気持ちにようやく気付いたマカロニは、エレベータの移動中にお互いの気持ちを確かめ合います。

キラーコンドームの映画結末ネタバレ

映画「キラーコンドーム」の結末ネタバレ・イメージ画像

キラーコンドームについて、いまだ詳細が明かされない中、キラーコンドームによる被害は、例のホテルから街中に広がりつつあり、被害者も多発していました。以下では、映画「キラーコンドーム」のキラーコンドームの正体や一連の事件の黒幕に迫った結末ラストを、ネタバレを交えて紹介します。

結末ネタバレ:教会へ

教会内部・イメージ画像

キラーコンドームの事件が難航する中、とうとう女性被害者も出てしまいます。キラーコンドームの被害に遭った女性は、病院内でそれらを目撃し、鼻をかまれたことを警察に訴え出ました。被害女性の話を聞きつけたマカロニは、病院へ向かい、女医に話を聞き出そうとしました。その時、病院近くにある教会から銃声が聞こえ、マカロニは現場へ向かいました。

同時に、被害女性もゴム製造関係の男に連れ去られ、地下室に閉じ込められてしまいます。異変を察したマカロニは地下室へ足を踏み入れると、ゴム製造の権威で、行方不明となっていたスミルノフ博士を発見しました。そして、人工生物・キラーコンドームによる一連の事件の黒幕は、マカロニが治療を受けていた女医であることが判明しました。

結末ネタバレ:キラーコンドームの正体

聖書の教え・イメージ画像

マカロニを始めとするキラーコンドームの正体は、狂信的な聖書信者の女医による人工生物だったことが明らかになります。女医にとって、子孫を残すこと以外、つまり快楽を目的とした性行為は罪だと信じ込んでおり、キラーコンドームの開発は、聖書の教えに反する罪人をこの街から一層させる正義の行ないだと主張し始めます。

結末ネタバレ:自由に人を愛する権利

人を自由に愛する大切さ・イメージ画像

女医の狂信的な思想は、マカロニの怒りに火を付けました。そして、例え男同士でも、人間は自由に人を愛する権利が与えられていると、女医に説教します。マカロニの発言に心が揺らいだ女医は、自らキラーコンドームを培養するプールに身を沈めました。そして、事件解決後、刑事を引退したマカロニは、ビリーと共に新たな人生を送り始めました。

キラーコンドームの登場人物・キャスト

キラーコンドームの登場人物・キャスト・イメージ画像

映画「キラーコンドーム」では、ニューヨークの街で多発するキラーコンドームによる被害に、マカロニ刑事、女装の歌手・ボブ、美男子の男娼・ビリーの個性的な登場人物たちの三角関係も織り込まれていました。以下では、映画「キラーコンドーム」の登場人物・キャストを紹介します。

ルイジ・マカロニ/ウド・ザメル

ウド・ザメルが演じたルイジマカロニは、映画「キラーコンドーム」の主人公で、キラーコンドームによる被害者の1人、いつもくわえタバコで渋い外見が特徴のゲイの刑事です。作中では、キラーコンドームによる被害を受けて以降、キラーコンドームに対して並みならぬ復讐心を見せました。

ビリー/マルク・リヒター

マルク・リヒター演じるビリーは、キラーコンドームの事件現場となったいかがわしいホテルで商売を営む、若くて美しい男娼です。ホテルで起こった事件の捜査に訪れたマカロニとの一夜の情事の後、彼に対して並みならぬ恋心を寄せ続ける美男子でした。ビリーの積極的な思いについて、マカロニは当初迷惑がっていましたが、映画結末にてビリーの恋も叶い、ハッピーエンドを迎えました。

ボブ・ミラー/レオナルド・ランシンク

レオナルド・ランシンクが演じたボブ・ミラーは、かつてマカロニのパートナーであり、元警察の経歴を持っていました。作中では、マカロニとのパートナー解消の後も、彼にしつこく復縁を迫る様子がえがかれていました。現在は、女装をしながら、ホテルのバーで歌手として働いており、いまだマカロニに未練を抱いてるシーンは、キラーコンドームを上回る恐ろしさを感じさせるでしょう。

キラーコンドームに関する感想や評価は?

映画「キラーコンドーム」の感想や評価を紹介・イメージ画像

いかがわしいタイトルから、映画ファンの間でも観ることに躊躇している方も多い映画「キラーコンドーム」ですが、コメディー作品で面白いとの感想が多く寄せられています。以下では、映画「キラーコンドーム」に関する感想や評価について紹介します。

感想1:B級映画とは思えない面白さ

いかがわしい内容を想像させるタイトルから、巷では最低なホラー映画とも称されてる映画「キラーコンドーム」は、タイトル以上に面白い作品として、一部の映画ファンの間では高い評価を得ています。また、内容もNYロケを行なったかのようにテロップを出すなどツッコミどころが満載の楽しい作品だとの感想も多く見られます。

感想2:マカロニ刑事のダンディーぶりを堪能

映画「キラーコンドーム」に登場するマカロニ刑事は、クールでダンディな刑事として視聴者からかっこいいとの感想が多く寄せられています。また、マカロニ刑事は、外見だけでなく名言にも高い評価を得られており、結末ラストで放った「人を自由に愛する権利」は、現実世界における、多様な性のあり方に持たれる偏見に対する抗議の言葉として受け取れるでしょう。

感想3:知る人ぞ知るコメディー映画

「キラーコンドーム」というタイトルから、いかがわしい内容を想像させてしまうため、レンタルビデオ店でも借りにくい映画と言われています。しかし、ここまで映画「キラーコンドーム」のあらすじや結末を見てきたように、本作品は、卑猥な内容より、現実世界が抱える多様な性について改めて考えさせられる、現代人が見るべき名作映画であるとの感想も見られます。

感想4:映画そのものを観ない人は損をしている

映画「キラーコンドーム」について、卑猥な内容をイメージさせるタイトルやパッケージに書かれたあらすじから、観たくない・観ることに勇気が居るなど、作品に興味があるにもかかわらず、観ることをためらうとの感想も多く寄せられています。映画「キラーコンドーム」は、ホラー・コメディーであり、決して卑猥な作品ではないので、映像配信サイトなどを利用して視聴してみませんか。

感想5:作中のモンスターが可愛いとの声も

可愛いいと感じさせるモンスター・イメージ画像

作中のモンスターで映画のタイトルにも起用されたキラーコンドームは、快楽に走る男性を狙った不気味なモンスターであり、被害男性から吹き出される血しぶきは、人によって恐怖を感じさせるでしょう。

エイリアンでお馴染みH・R・ギーガーのデザインなだけあってモンスターのおどろおどろしさはお墨付き。

しかし、ストーリーを追うことで、キラーコンドームの不気味なビジュアルにも馴れ、モンスターから発せられる鳴き声すら可愛いと思えてしまう不思議な魅力を持っています。

キラーコンドームの映画ネタバレまとめ

映画「キラーコンドーム」のあらすじや結末、作品の登場人物・キャスト、気になる感想や評価について紹介しました。いかがわしさを醸し出すタイトルや、パッケージに書かれたあらすじなどから本作品を視聴することにためらいを持った方も多いでしょう。しかし、映画「キラーコンドーム」は、先入観で抱いたような卑猥なストーリーではなく、面白さ満載のコメディ映画作品です。

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