キリング・ミー・ソフトリーのネタバレあらすじ!官能的な映画の感想とキャストは?

映画『キリング・ミー・ソフトリー』は2002年に公開されたアメリカの恋愛サスペンス映画です。主人公のアリスがある男との恋愛をきっかけに不可解な事件に巻き込まれていくというあらすじとなっており、官能的なシーンが話題となった作品です。本記事では映画『キリング・ミー・ソフトリー』について結末までのあらすじネタバレや映画を観た人の感想、そして出演するキャストについてまとめたものをご紹介していきます。

キリング・ミー・ソフトリーのネタバレあらすじ!官能的な映画の感想とキャストは?のイメージ

目次

  1. キリング・ミー・ソフトリーとは?
  2. キリング・ミー・ソフトリーの映画あらすじをネタバレ
  3. キリング・ミー・ソフトリーを観た人の感想や評価は?
  4. キリング・ミー・ソフトリーのキャスト・登場人物
  5. キリング・ミー・ソフトリーの映画結末をネタバレ
  6. キリング・ミー・ソフトリーの映画まとめ

キリング・ミー・ソフトリーとは?

キリング・ミー・ソフトリーの作品情報

2002年に公開された映画『キリング・ミー・ソフトリー』は、主人公がある男との恋愛をきっかけに不可解な事件に巻き込まれる恋愛サスペンス映画です。イギリスの人気サスペンス作家ニッキ・フレンチの小説『優しく殺して』を映像化した作品で、主演は『ツイン・ピークス』のヘザー・グラハムです。この映画はヘザーと『恋に落ちたシェイクスピア』で知られるジョセフ・ファインズとの共演でも注目を浴びました。

キリング・ミー・ソフトリーの監督はチェン・カイコー

『キリング・ミー・ソフトリー』の監督は中国出身のチェン・カイコーです。中国で唯一の映画大学である北京電影学院を卒業後、1984年にデビュー作『黄色い大地』を公開しロカルノ国際映画祭で銀豹賞を受賞します。そして1986年には映画『大閲兵』でモントリオール世界映画祭で審査員賞を受賞しました。その後もカンヌ国際映画祭やイスタンブール国際映画祭での受賞経験があります。

1993年映画『さらば、わが愛/覇王別離』で監督を務め、ゴールデングローブ賞外国語映画賞を受賞しました。この作品は世界的に有名となり、日本でも蜷川幸雄の演出で舞台化されたこともあります。さらに2017年には日本と中国の合作映画『空海-KU-KAI-美しき王妃の謎』で監督を務めたことで話題となりました。

キリング・ミー・ソフトリーの予告動画

まずは映画『キリング・ミー・ソフトリー』の予告動画をご覧いただきましょう。予告動画では、冒頭からアリスとアダムが激しく愛し合うという刺激的なシーンが映し出されます。そしてアリスとアダムが出会ったシーンが流れ「衝撃の出会い」とテロップが現れます。

そこからアダムとアリスの恋愛模様や結婚式のシーンへと進み、幸せな日々を送っているように見えます。しかしアダムが放った一発の銃声から雰囲気は一変します。「愛する人をどこまで信じることができますか?」とテロップが流れ、最後にはアリスがアダムによって首を絞められているシーンで締めくくられます。恋愛サスペンスというだけあって、あらすじや結末が気になる予告動画となっています。

キリング・ミー・ソフトリーの映画あらすじをネタバレ

『キリング・ミー・ソフトリー』は恋人と幸せな生活を送っていたキャリアウーマンのアリスが、街で偶然出会った男性と恋に落ちるところから物語が始まります。刺激的な関係に溺れるアリスですが、物語は思いもよらない方向へと進んでいきます。ここでは映画『キリング・ミー・ソフトリー』のあらすじをネタバレ込みでご紹介していきます。

キリング・ミー・ソフトリーあらすじネタバレ:一目惚れ

映画『キリング・ミー・ソフトリー』のあらすじをご紹介します。イギリス・ロンドンに住むアメリカ人アリスは、恋人のジェイクと幸せに暮らしていました。ある日の通勤途中に横断歩道の押しボタンを押そうとした手がある男性の手に触れ、アリスは彼に一目ぼれをします。彼が会社の向かいにある書店に入っていくのを見たアリスは、昼休みにその書店を訪れました。そして彼のことを何も知らないまま関係を持ってしまいます。

一晩きりの過ちにしようと日常に戻るアリスでしたが、彼のことが気になって仕方ありません。翌朝、彼と出合った書店で彼に関する本を見つけたアリス。そこで初めて彼の名前がアダムということ、そして著名な登山家であることを知りました。耐え切れずアダムに会いに行ったアリスはそこでまた彼と関係を持ちます。

キリング・ミー・ソフトリーあらすじネタバレ:ダニエルとの別れ

アダムは過去の事故についてアリスに打ち明けます。それは雪山での滑落事故で恋人を亡くしてしまったという話でした。「2年たっても事故の悪夢が消えない」と話すアダム。アリスは急速に彼に惹かれていき、ジェイクとの別れを決意します。ジェイクの家を去りアダムの家を訪れたアリスは、そこである女性に出会います。ショックを受けたアリスでしたが、彼女は実はアダムの姉・デボラでした。

アダムはデボラが海外遠征に出かけている間、家を預かっていました。デボラは弟アダムについて「あなたが胸に飛び込めば一生情熱的に愛されるわ」とアリスに話します。アリスからアダムの本当の家の住所を聞き、2人は一緒に暮らし始めます。アダムはアリスに登山の練習をするよう勧め、アリスはジムに通い始めました。

キリング・ミー・ソフトリーあらすじネタバレ:プロポーズ

アリスはアダムとの恋愛に浮かれていました。その様子を見た友人のシルヴィーはジェイクと別れたことを責めましたが、言い過ぎたと反省し「気晴らしにショッピングに行こう」と誘います。道を歩いていた2人は引ったくりに襲われ、アリスは顔に怪我をした上に財布を奪われます。そこへアリスと待ち合わせをしていたアダムが居合わせ、ひったくり犯を殴り重症を負わせます。アダムはアリスを抱きしめプロポーズしました。

キリング・ミー・ソフトリーあらすじネタバレ:脅迫状

この頃からアリスの元へ無言電話や謎の手紙が届くようになります。結婚式が近付くにつれその回数は増え、ついには式の当日に脅迫状が届きました。さすがに不安になったアリスですが、アダムはくだらない嫌がらせだと切り捨てました。アリスはアダムを信じ、2人だけの結婚式を挙げます。アダムは思い出の場所だと言って教会の墓地にアリスを連れていき、アリスの裸の写真を撮りました。

その後2人は新婚旅行にハイキングに行きました。そこはアダムの別荘で、部屋の中が美しく装飾されていました。アダムとの官能的な性行為に溺れていくアリス。そんなある日、アリスは記者のジョアンナから、ある女性が昔アダムに暴行を受けたという告発文が届いたことを聞きます。アリスはジョアンナに成りすまし真相を確かめに行きました。ミシェルという女性から聞いた内容は衝撃的なものでしたが、そこには客観的証拠は何もありませんでした。

キリング・ミー・ソフトリーあらすじネタバレ:クローゼット

アダムに対し疑念が湧いたアリスは家中を探索し、鍵のかかったクローゼットからアダムがアデルという人妻との手紙のやり取りを見つけました。それはアダムとアリスの不倫関係を示唆する手紙でした。信じようと努力するアリスの元に、またもや差出人不明の脅迫状が届きます。脅迫状を読んだアリスはアダムの家を訪ねることを決意しました。しかしアデルの家を訪ねると、母親からアデルが数ヶ月前から行方不明だと知らされます。

アデルの裸の写真を見つけたアリスは、その写真がアダムと結婚式を挙げた教会で撮られたものだと気付きます。アデルの失踪にアダムが関わっていると疑い始めたアリスは、手紙を見つけたことをアダムに告げます。するとアダムは信じてくれないことに怒り、アリスを監禁しようとします。アリスは間一髪逃げることが出来たのでした。ここまでが映画『キリング・ミー・ソフトリー』のあらすじです。結末は後ほどネタバレしていきます。

キリング・ミー・ソフトリーを観た人の感想や評価は?

映画の結末をネタバレする前に、ここでキリング・ミー・ソフトリーを実際に観た人の感想や評価をご紹介していきます。この映画は登場人物が少なく、1人1人のキャストに焦点を当てた感想が多く見られました。特に主演を演じたヘザー・グラハムの体当たりな演技を好意的に捉えた感想が多くなっています。濡れ場シーンも大胆に演じる姿が高い評価を受けています。

そしてヘザーと共演したキャストへの感想も高評価なものが多くみられました。映画を観た人の中には相手役のアダムを演じたジョセフ・ファインズが怖かったという感想も多くありました。かつての恋人を殺したのではないかと疑われるほどの異常な恋愛気質の男の役を見事に演じきったジョセフでした。また映画『シンデレラ』などで知られる作曲家パトリック・ドイルが手掛けた音楽が効果的だったという感想もありました。

丁寧にサスペンス要素が描かれていて
男女の恋愛と家族の絆の恐ろしい面が強く表されていて見応えがあった

ここまで出演しているキャストに関する感想をご紹介してきましたが、映画自体に関する感想もご紹介していきます。映画キリング・ミー・ソフトリーは恋愛サスペンスというジャンルの映画です。サスペンスの要素が丁寧に描かれており見応えがあったという感想がありました。男女の関係、そして家族の関係の恐ろしい面を見ることが出来る映画だという評価を受けています。

キリング・ミー・ソフトリーのキャスト・登場人物

映画『キリング・ミー・ソフトリー』の結末ネタバレをする前に、キャストもご紹介していきます。この映画の主要キャストは3人のみで、それぞれ個性が光るキャラクターとなっています。どんなキャストが演じているのかご紹介していきます。

キャスト紹介①アリス/ヘザー・グラハム

1人目のキャストは『キリング・ミー・ソフトリー』で主演を演じたのはヘザー・グラハムです。アメリカ出身の女優で、コメディドラマ『愉快なシーバー家』に出演していました。その後は映画『ブギーナイツ』で人気を集めます。アメリカの大人気ドラマ『ツインピークス』でウェイトレス役でその人気を不動のものとしました。アメリカの雑誌が選ぶ「世界でもっとも美しい女性トップ50」には毎年名を連ねています。

キャスト紹介②アダム/ジョセフ・ファインズ

2人目のキャストは『キリング・ミー・ソフトリー』でアダムを演じたジョセフ・ファインズです。イギリス出身の俳優でオペラの名門学校ギルドホール音楽演劇学校出身です。エリザベス1世の半生を描いた映画『エリザベス』そしてアメリカの映画『恋に落ちたシェイクスピア』への出演をきっかけに映画俳優としての地位を確立しました。映画『ハリーポッター』でヴォルデモート役を演じたレイフ・ファインズは実兄です。

キャスト紹介③デボラ/ナターシャ・マケルホーン

3人目のキャストは『キリング・ミー・ソフトリー』でデボラ役を演じたナターシャ・マケルホーンです。イギリスの女優でロンドンにある演劇学校を卒業後、舞台女優として活躍していました。シェイクスピアやアレクサンドル・デュマなど名だたる劇作家の作品に出演しています。1996年に映画『サバイビング・ピカソ』で主演を務め一躍有名となり、以後ハリウッドのトップスター達と共演を重ねています。

キリング・ミー・ソフトリーの映画結末をネタバレ

お待たせしました。それではいよいよ映画『キリング・ミー・ソフトリー』の結末をネタバレしていきます。アダムの元から逃げ出したアリスですが、無事に逃げ切ることは出来たのでしょうか?そして脅迫状を送った犯人は誰なのか等気になる謎が沢山あるのではないでしょうか。ここではそういった謎も全て結末までネタバレしていきますので、まだ映画を観ていない人で結末を知りたくないという方は、読み飛ばして下さい。

キリング・ミー・ソフトリー結末ネタバレ:教会

警察に相談しに行ったアリスでしたが、証拠もないため取り合ってもらえませんでした。そこで今度はアダムの姉デボラに相談します。アリスとデボラは教会へと向かいました。そして無言電話や脅迫状を送ったのは自分だとデボラが告白します。アダムの恋愛に対する異常な気質に気付いていた彼女は、アリスに警戒してほしいと願って手紙を送り続けたのだと言いました。

教会に辿り着いた2人が裸の写真を撮った天使像の付近を捜索すると、像の下からアデルの遺体が見つかりました。遺体の首にはネックレスが下がっており、それを見たアリスは自分も同じ物を持っていることに気が付きます。それは、アダムの姉デボラから贈られたネックレスでした。

キリング・ミー・ソフトリー結末ネタバレ:真相

アデル殺しの犯人はアダムではなく姉のデボラだと気付いたアリスですが、その時デボラがアリスを殺害しようと襲い掛かってきました。子どもの頃、デボラは一度だけアダムと性的関係を持ちました。その後も弟のアダムに異常な恋愛感情を抱いてたデボラは、その独占欲からアデルを殺害したのです。そして今度はアリスも殺そうと首を絞め、さらにシャベルで殴りかかってきました。

間一髪というところで、アダムがやって来てデボラを止めます。自分は姉の男じゃないと言い張るアダムに、デボラは背後から殴りかかろうとします。その時アリスがデボラを銃で撃ちました。崩れ落ちたデボラはそのまま息を引き取ります。アダムはアリスに「信じてくれていると思っていたのに」という言葉を残しアリスの元を去りました。恋愛に溺れ、アダムの過去と向き合わなかったアリスが後悔します。

その後、空港のエレベーターで偶然にも再会したアリスとアダムは見つめ合いますが言葉を交わすことはありませんでした。アリスは「激しい恋は燃え尽きる定め」だと自分に言い聞かせます。そしてアリスはいつまでもアダムが去っていった方向を見つめ続けるのでした。

キリング・ミー・ソフトリーの映画まとめ

いかがでしたか?ここまで映画『キリング・ミー・ソフトリー』の魅力について、ストーリーをあらすじネタバレを含めて結末まで詳しくご紹介してきました。アリスとアダムの激しい恋愛シーンは印象的で、その後のアダムの本性が暴かれるシーンは「怖い」と感じる方もいらっしゃったようです。恋愛サスペンスがお好きな方は是非一度ご覧になってみてはいかがでしょうか。

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