2019年03月17日公開
2019年03月17日更新
コンプライアンス服従の心理の結末は?実際に起こった電話詐欺事件を映画化
映画「コンプライアンス 服従の心理」は2012年にアメリカで公開された映画です。今回はそんな映画「コンプライアンス 服従の心理」についてを中心に紹介していきます。2004年に起こった実話を元にし、冷蔵庫の閉め忘れから始まるあらすじから結末までのストーリーや犯人のネタバレ、撮影地について、映画「コンプライアンス 服従の心理」に出演しているキャスト、そして視聴者の感想も紹介していきます。
目次
映画『コンプライアンス服従の心理』とは?
2012年に公開された映画「コンプライアンス 服従の心理」は、2004年に起こった電話詐欺事件を元にしたスリラー映画です。今回はそんな「コンプライアンス 服従の心理」について紹介をしていきます。冷蔵庫の閉め忘れから始まる「コンプライアンス 服従の心理」のストーリーのあらすじから事件の犯人のネタバレ、さらに映画「コンプライアンス 服従の心理」の撮影地や出演しているキャストも紹介していきます。
映画『コンプライアンス服従の心理』の基本情報
映画「コンプライアンス 服従の心理」の撮影地やキャストについてネタバレ解説をしていく前に、ここからは映画「コンプライアンス 服従の心理」の基本情報について解説をしていきます。実話を元に製作された映画「コンプライアンス 服従の心理」の監督を務めたのは、クレイグ・ゾベルでした。また、出演キャストのアン・ダウドは今作品でナショナルボードオブレビュー賞を受賞しています。
映画『コンプライアンス服従の心理』の予告編
実話を元にし、キャストの熱演などでも話題となった映画「コンプライアンス 服従の心理」の予告映像がこちらです。予告映像では、犯人の巧みな話術によって騙されてしまった上司や同僚隊によってベッキーが追い詰められていく様子が映され、「コンプライアンス 服従の心理」のストーリーの魅力がたくさん詰まっていました。
監督はクレイグ・ゾベル
実話を元にしている「コンプライアンス 服従の心理」の撮影地や事件の犯人についてネタバレ解説をしていく前に、ここからは映画「コンプライアンス 服従の心理」の監督について紹介をします。今作の監督はクレイグ・ゾベルでした。「セルフィッシュ・サマー」や「死の谷間」などの作品も製作しています。
”コンプライアンス”とは
映画のタイトルに使用されているコンプライアンスとは、社会規範に反することなく公正・公平に業務遂行をすること、そして要求や命令などを承諾し追従することを意味しています。タイトルには犯人の要求を承諾してしまうというストーリーが反映されていると考えられえます。
映画『コンプライアンス服従の心理』のあらすじと結末
2004年に起こった実話を元にした映画「コンプライアンス 服従の心理」について中心にネタバレ解説をしていきます。2012年に公開され、キャストの演技や元ネタとなった実話が話題となった「コンプライアンス 服従の心理」ですが、ここまでは映画の作品情報について紹介をしてきました。ここからは冷蔵庫の閉め忘れから始まるストーリーのあらすじや事件の犯人について詳しくネタバレ解説していきます。
あらすじ①忙しい金曜日
実話を元にしている映画「コンプライアンス 服従の心理」のあらすじをネタバレ解説していきます。舞台となったのは、アメリカのオハイオ州でした。ある寒い冬の日、サウスエンドの店では悪条件が重なっていました。前日に働いていたスタッフが冷蔵庫を閉め忘れていました。そのため、およそ店内にあった1430万ドルの食材が無駄になってしまっていました。店の店員は慌てて食材を手配します。
冷蔵庫を閉め忘れていたことによって食材は酷い損害を受けていました。ベーコンとピクルスは手配が間に合わず、品薄です。この店は、ハンバーガーを売りにしているファーストフード店でした。さらに金曜日の夜で、客が押し寄せてきます。冷蔵庫の閉め忘れによる食材の品薄さではとても対応できません。その上、その日は本部の社員がマニュアルチェックのために視察に来る予定でした。
あらすじ②刑事からの1本の電話
撮影地も話題となった映画「コンプライアンス 服従の心理」のあらすじをネタバレ解説していきます。店の店長であるサンドラは冷蔵庫の閉め忘れによる被害や、多忙な仕事、本部の視察などが重なったことにより非常に焦っていました。そして本格的にピークが訪れる頃、店に一本の電話がかかってきました。店長であるサンドラはその電話を取ります。電話の相手はダニエルズ刑事とサンドラに名乗ります。
店に電話をしてきたのは、ダニエルズ刑事と名乗る者でした。そしてダニエルズは、従業員による窃盗事件が起こったとサンドラに報告します。そしてサンドラに犯人は、若くてレジを担当しているという情報をダニエルが伝えるとサンドラはベッキーねと答えます。サンドラはこの電話を早く終えたいと思っていたのです。そしてダニエルズはその従業員ベッキーから金を盗まれたという被害者の話をしました。
あらすじ③無実を訴えるベッキー
冷蔵庫の閉め忘れなどが重なり事件が起こる「コンプライアンス 服従の心理」のあらすじをネタバレ解説していきます。ダニエルズはベッキーが女性から金を盗み、それを張り込みの警察官も確認したとサンドラに伝えます。ベッキーにかけられていた疑いは窃盗だけではないようでした。別の事件の調査のために張り込んでいた捜査官によって、ベッキーは窃盗を目撃されてしまっていたというのです。
サンドラは店の副店長であるマーティにレジ係を頼みました。そして、疑いがかけられているベッキーを呼び出しました。店長であるサンドラに対して、ベッキーは必死に無実を訴えます。しかし、そこでサンドラはとある思い込みをしてしまいました。
あらすじ④エスカレートしていく要求
出演キャストも話題の映画「コンプライアンス 服従の心理」のあらすじをネタバレしていきます。冷静に考えれば、電話の相手が怪しいことは一目瞭然でした。何故ならダニエルズは、ただ刑事だと名乗っただけでダニエルズが刑事であるという証拠はどこにもないのです。しかし、サンドラは電話の相手が本物の刑事であると思い込んでしまいます。サンドラは一刻も早くこの件を切り上げたいと思っていました。
ダニエルズは、サンドラに本部長にまで話がいっていることを伝えます。そんなダニエルズの発言が決め手となってサンドラはますます事件を信じていきました。ダニエルズは、携帯を取り上げベッキーのカバンを調べろとサンドラに指示します。ダニエルズの話をどんどん信じていくサンドラにベッキーは無実を訴え続けました。サンドラを信じ込ませたダニエルズの要求は加速していきます。
出典: https://qetic.jp
実話を元にしている映画「コンプライアンス 服従の心理」についてあらすじを解説していきます。ダニエルズは金の問題は迅速に解決したいと伝えます。サンドラはベッキーの持ち物を調べますが、不審な金はありませんでした。そこでダニエルズはベッキーが今着ている洋服を脱がせるようにと指示をします。ダニエルズの加速していく要求にサンドラは戸惑いました。しかしダニエルズは諦めません。
洋服を脱がすのに戸惑っているサンドラに向かってダニエルズは自分が店に到着するまでに、金を見つけないとベッキーは拘留されることになってしまうと言います。ダニエルズから出た連行、拘留などの単語にサンドラは社則があると反論しました。サンドラ達が働いているファーストフード店では社則で二人の立会いが必要とされていました。電話の向こうで、本部長に連絡を取っている様子が伺われサンドラは焦っていきます。
あらすじ⑤電話の刑事は偽物
冷蔵庫を閉め忘れたことから悪条件が連鎖していく実話を元にした映画「コンプライアンス 服従の心理」のあらすじをネタバレしていきます。サンドラはダニエルズが本部長に連絡をしているのではないかと考えましたが、それはサンドラが思い込んでいただけのことで実際には何も起こっていません。しかしサンドラは思い込みから本当に本部長に報告されていると思います。そして社則に従い、二人目の立会人マーティを呼びます。
サンドラが席を外している間、ダニエルズの電話にはベッキーが出ていました。無実を訴えるベッキーに、調べればすぐに前科が分かるということや兄弟の話をします。ベッキーはダニエルズとの電話で兄がいるという情報を漏らしてしまいました。そしてベッキーが漏らした情報をダニエルズは悪用してサンドラにベッキーの兄の悪事を吹き込みます。
撮影地も話題となった映画「コンプライアンス 服従の心理」についてネタバレ解説をしていきます。ダニエルズはサンドラにベッキーの兄のマリファナ所持容疑の操作で家宅捜索をしているからいつ店に行けるかわからないと言います。そしてベッキーは店長副店長の立会いの元で服を脱がされました。しかし下着姿になっても不審な金は見つかりません。しかしダニエルは下着の中に隠れているかもしれないと追い討ちをかけます。
サンドラは指示に従うことを戸惑いますがベッキーを脱がせます。ベッキーの私物はサンドラの車の中へ積み込むように指示がありました。一方その頃店は非常に混乱していました。店長達の代わりに店を監督していたケヴィンはベッキーの兄の知人であり、ベッキーの無実を信じます。ベッキーの兄に連絡をしたケヴィンは話がおかしい事に気がつきました。
あらすじ⑥矛盾する刑事の発言
実話を元に製作されている映画「コンプライアンス 服従の心理」のあらすじを解説していきます。ケヴィンは客の多い時間に財布を盗むのには無理があると考えました。しかしダニエルズはカウンターに置いてあった財布から盗まれていたと発言を変更します。さらにケヴィンに対して高圧的な態度をとります。そしてケヴィンにベッキーの身体検査を命じますがケヴィンは拒否をしました。
ダニエルズはサンドラの婚約者ヴァンも巻き込みます。ヴァンはすぐに電話の異常さに気がつきました。しかしヴァンは飲んでいたため相手にされません。さらにベッキーは裁判の時に不利になると脅されました。そしてダニエルズの指示はセクヘラへとエスカレートしていきます。ダニエルズの使用していたプリペイド携帯の電話の電池が切れそうになりました。
ベッキーは一人になった時、店の監視カメラに気がつきます。そして店にはハロルドがやってきていました。ダニエルズの電話の異常さにハロルドはすぐに気がつきます。さらにその時マーティによって本部長には連絡がされていなかったと明らかになります。ようやくこの電話がイタズラだったことにサンドラが気がつき本物の警察がきます。犯人は、ファーストフード店をターゲットにこのセクハラを繰り返していました。
電話詐欺でセクハラ事件を起こした犯人はいたって普通の男性でした。職業はコールセンターの電話対応でした。後日事情聴取を受けたベッキーは、監視カメラに映っているおかしな映像を見て思わず笑います。そして同じような事件が30州70件以上報告されたシーンで物語は終わります。
映画『コンプライアンス服従の心理』は実話?
「コンプライアンス 服従の心理」では金曜日という多忙な曜日、本部の視察、冷蔵庫を閉め忘れるというミスが重なり店全体がとある電話詐欺に騙されてしまいます。ここからは「コンプライアンス 服従の心理」の元ネタとなった実話や撮影地、犯人について解説をしていきます。
実際の電話詐欺事件を映画化
「コンプライアンス 服従の心理」は実話を元にしています。映画の元ネタとなった実話の事件には「ストリップサーチいたずら電話詐欺事件」という名で呼ばれ10年間で70件以上もの被害があったと言われています。実際の事件では店の店長がABCテレビに出演をしますが、そういった細かい部分まで再現されていました。
撮影地は事件現場
「コンプライアンス 服従の心理」の撮影地について紹介をしていきます。実際の事件が起こったのはアメリカのケンタッキー州にあるマクドナルドです。映画の撮影地は、事件現場の撮影地でした。また撮影地となったマクドナルドは事件が起こった当時から外観が改装されていました。
この事件の犯人は?
「コンプライアンス 服従の心理」でイタズラ電話を仕掛けた犯人はコールセンターで働いている男性で、妻も子供もいました。また実際の事件での犯人はアメリカの刑務所収容所を運営している会社に務めていました。
映画『コンプライアンス服従の心理』のキャスト
電話によってあるファーストフード店が混乱していく様子を描いている「コンプライアンス 服従の心理」では、冷蔵庫の閉め忘れによる食材の不足など様々なものが要因となり詐欺電話の前からサンドラはいっぱいいっぱいでした。ここからはそんな映画の出演キャストについて紹介をしていきます。
キャスト①サンドラ/アン・ダウド
「コンプライアンス 服従の心理」で詐欺電話に騙されてしまった店長サンドラを演じたのはアン・ダウドでした。アンは1993年に出演した舞台でクレランス・ダーウェント賞を受賞しています。また「ハンドメイズ・テイル」ではエミー賞助演女優賞を受賞していました。
キャスト②ベッキー/ドリーマ・ウォーカー
「コンプライアンス 服従の心理」で、電話詐欺の被害を受けてしまいセクハラを受けたキャラクターベッキーを演じたのはドリーマ・ウォーカーでした。2006年の「ロー&オーダー」に出演したことで女優デビューしました。「グラン・トリノ」や「セックス・アンド・ザ・シティ」などの作品に出演をしています。
キャスト③ダニエルズ/パット・ヒーリー
「コンプライアンス 服従の心理」でセクハラ詐欺事件を起こす犯人として登場したキャラクター、ダニエルズを演じたのはパット・ヒーリーでした。1997年に公開された「ホーム・アローン3」で映画デビューを果たしています。
キャスト④ヴァン/ビル・キャンプ
「コンプライアンス 服従の心理」で、店長サンドラの婚約者として登場したヴァンを演じたのはビル・キャンプでした。アメリカ出身の俳優で「モリーズ・ゲーム」「さよなら、僕のマンハッタン」などの作品に出演をしていました。
キャスト⑥ニールス/ジェームズ・マキャフリー
映画「コンプライアンス 服従の心理」でニールス役として登場したキャストは、ジェームス・マキャフリーでした。ジェームスは「コンプライアンス 服従の心理」の他に「好きと言えなくて」に出演をしています。
映画『コンプライアンス服従の心理』に関する感想や評価
出典: http://curse.jp
映画「コンプライアンス 服従の心理」では電話詐欺に翻弄されていくファーストフード店の様子が描かれています。ここからは「コンプライアンス 服従の心理」の感想を紹介していきます。
面白かった!
映画「コンプライアンス 服従の心理」を観た。この映画は、アメリカで実際に起きた連続「ストリップサーチいたずら電話詐欺」事件を題材にしたもので、驚くべきことに実話だ。人間は、特定の状況下において、普通ならありえないような異常な行動を実行してしまうという心理を突いたもので、面白い。
— Archer.K (@Archer_K) October 22, 2014
「コンプライアンス 服従の心理」に関する感想や評価について紹介をしていきます。映画の感想の中には映画に登場するキャラクターたちの行動心理が面白いという感想がありました。
映画『コンプライアンス服従の心理』についてまとめ
映画「コンプライアンス 服従の心理」では、冷蔵庫を閉め忘れた翌日に起こる事件について描いています。今回は映画のストーリーのネタバレやキャストについて解説をしてきました。そんな映画「コンプライアンス 服従の心理」ご覧になってはいかがでしょうか。