ホワット・ライズ・ビニースのネタバレあらすじ!映画の感想と驚きの結末とは?

ハリソン・フォード、ミシェル・ファイファー主演で話題となった「ホワット・ライズ・ビニース」を紹介します。ここでは、ネタバレあらすじを映画の感想をまじえながらまとめていきます。映画「ホワット・ライズ・ビニース」のラストは一体どんな結末なのでしょう。主人公夫婦は子どもの独立を機に、2人きりの夫婦生活が始まります。一見幸福そうに見えるが、実はお互いの意識化に大きなトラウマがある熟年夫婦を題材にしたサスペンス・スリラーです。もし、あなたならどのような選択をしますか。

ホワット・ライズ・ビニースのネタバレあらすじ!映画の感想と驚きの結末とは?のイメージ

目次

  1. ホワット・ライズ・ビニースとは?
  2. ホワット・ライズ・ビニースのあらすじ・結末をネタバレ
  3. ホワット・ライズ・ビニースを観た人の感想や評価は?
  4. ホワット・ライズ・ビニースの考察・解説
  5. ホワット・ライズ・ビニースの主なキャスト
  6. ホワット・ライズ・ビニースの映画まとめ

ホワット・ライズ・ビニースとは?

「ホワット・ライズ・ビニース」は2000年に公開されたアメリカの映画です。ここでは、ハリソン・フォード、ミシェル・ファイファー主演の話題作「ホワット・ライズ・ビニース」について紹介します。本作はハリソン・フォードが自分のイメージを覆す驚愕の作品になると公表したことで話題になりました。また、共に共演するミシェル・ファイファーの演技に視聴者は惹き込まれるだろう彼女を高く評価しています。

「ホワット・ライズ・ビニース」はハリウッドの二大スター(ハリソン・フォード、ミシェル・ファイファー)が主演するサスペンス・スリラーということで話題になりました。仲睦まじい夫婦でも、パートナーには言えない秘密があります。ここでは映画のストーリーのあらすじから結末までネタバレで解説し、考察していきます。

ホワット・ライズ・ビニースの作品情報

映画「ホワット・ライズ・ビニース」の作品情報について紹介します。ハリウッドの2大スター(ハリソン・フォード、ミシェル・ファイファー)が「幽霊」の存在をめぐる、サスペンス・スリラーに挑戦。湖畔の邸宅に暮らす夫婦に降りかかる怪現象をSFXを隠し味に用いたリアルなタッチで描いています。アルフレッド・ヒッチコックの映画技法を意識した作品であると注目を浴びました。

ホワット・ライズ・ビニースの監督

映画「ホワッツ・ライズ・ビニース」の監督を務めるのはロバート・ゼメキス監督です。イリノイ州シカゴ出身でイリノイ大学から南カリフォルニア大学に編入し、「Field of Honor」でスチューデント・アカデミー賞受賞しました。また、大学の先輩ジョン・ミリアスの紹介でスティーブン・スピルバーグ監督の「1941」の脚本を大学の同級生ボブ・ゲイルと共に執筆しています。

1985年「バック・トゥ・ザ・フューチャー」のヒットで監督として名をあげ、1994年「フォレスト・ガンプ/一期一会」は、アカデミー賞で作品賞・監督賞を受賞しました。

何気ないシーンにCGやVFXを駆使する事の多い監督です。「バック・トゥ・ザ・フューチャーPART2」での未来のマーティー一家のシーンなど、観客が気づかないシーンで恐ろしいまでの手間を掛けた視覚効果を施しています。近年は3DCGの可能性を追求した「ポーラーエクスプレス」を手がけました。

「ホワッツ・ライズ・ビニース」はヒッチハイクのオマージュ作品です。そのため、凝ったカメラアングルで演出されています。監督自身、ヒッチコックのコアなファンなのです。

ホワット・ライズ・ビニースのあらすじ・結末をネタバレ

ここでは映画「ホワット・ライズ・ビニース」のあらすじ・結末をネタバレで詳しくまとめていきます。結婚生活は各家庭により、価値観がさまざまあります。子供の成長や夫婦の危機、仕事を解雇されたり結婚によって退職せねばならないこともあるでしょう。感想やキャスト情報を紹介していく前にここでは、映画「ホワット・ライズ・ビニース」のストーリーのあらすじをネタバレしていきます。

あらすじネタバレ:新生活

ノーマン(ハリソン・フォード)とクレア(ミシェル・ファイファー)夫婦は仲睦まじい熟年夫婦です。娘の大学進学を機にノーマンの父が遺した湖畔沿いの豪邸に引っ越しをします。その生活はまるで新婚時代に戻ったかのようでした。クレアは元々はバイオリニストでカーネギーホールにも出たことがあります。数学者のノーマンは仕事が多忙なため、不在がちででした。

クレアは美しい自然に囲まれた邸宅で、ガーデニングに精を出したり、新生活を満喫します。しかし、隣人夫婦の不審な行動に不安を覚えます。でも本当の恐怖は自分の家の中に潜んでいたのでした。

彼女が大きな屋敷に一人でいると、奇妙な現象が起こり始めました。テレビやラジオが勝手についたり、バスルームに女性が写ったり、一人でいるはずなのに人の気配を感じるのです。怖くなったクレアはノーマンに相談しますが、彼は気にしない様子です。

あらすじネタバレ:奇妙な現象

さらに、隣の家の夫婦も様子がおかしいのです。夜中に激しく口論することが度々あり女性が飛び出す様子が見えます。翌朝尋ねると何もないとひた隠しにします。数日後、クレアは隣家の妻が庭で泣いているのを見かけます。「これ以上耐えられない、(夫が)怖い。このままだと私はいつか」と話します。これもノーマンに相談しますが、夫婦喧嘩ぐらいするものだと言って取り合ってくれません。庭で血についたサンダルを見つけます。

また、郊外に引っ越したクレアを心配して友人が訪ねて来ました。彼女は離婚をし「旦那が消えて高級車が手に入る」と話します。

ある雨の夜、クレアは隣家の夫が車のトランクに大きな荷物を運んでいるのを見つけ、急いで寝ていたノーマンを起こします。彼が外を見ると人の気配はありません。翌日から隣家の妻を見かけなくなったことで、クレアは隣家の夫が妻を殺害したのではないかとノーマンに話します。奇妙な現象は悪化し、彼女はカメラで撮影したり、常軌を逸した行動を取り始めました。

あらすじネタバレ:真相

ある日写真立ての中からマディソン失踪事件の記事を見つけました。ノーマンに尋ねると過去、浮気をしていて別れ話を切り出したら、彼女は自殺したというものでした。納得できないクレアはマディソンの実家を訪れます。帰宅したノーマンと口論をしてしまい、友人宅へ避難しました。友人はノーマンの浮気を知っており、クレアが事故を起こしたのは自殺を図ったのではないかと心配していたのです。

クレアが家に帰るとノーマンがバスタブで気絶しており、すっかりマディソンの霊の仕業だと思い込み、悪魔祓いを行うため書籍を読み始めます。ノーマンがふと見ると、クレアは湖に飛び込むところでした。彼女を助け、2人で仲直りのセーリングに出ます。クレアは湖近くの雑貨店でマディソンがつけていた物と同じペンダントに気づきました。
 

結末ネタバレ:マディソンの霊

クレアは「マディソンを殺した」とノーマンを問い詰めます。ノーマンは「俺へのあてつけに自殺した、遺品は湖に捨てた」と告白し、「見なかったことにしてくれ、俺を許してくれ」と頼みます。クレアは自首を促し警察に電話をかけます。彼女がリダイヤルすると天気予報かなにかでした。彼はついにクレアをも手に掛けようとします。

ノーマンはクレアをバスタブに寝かせ、水を溜めながら知り合いに電話をかけます。ふと、クレアのネックレスを見たノーマン。次の瞬間、心霊マディソンの顔がドンと現れ腰を抜かします。彼は洗面所に頭を打って血を流し、倒れてしまいました。クレアはバスタブから抜け出し、部屋の外へ出て車で逃げようとします。しかし、ノーマンが追いつき争っている間に湖に車ごと落ちてしまいました。

そこにマディソンの霊が現れ、ノーマンを湖の底に引きずり込んでいき、クレアは九死に一生を得ます。彼女は夫のもう1つの顔を知ったことと、彼の死、浮気相手の女性に救われたことなど、複雑な思いを胸に抱えながらマディソンのお墓を訪れるのでした。

ホワット・ライズ・ビニースを観た人の感想や評価は?

ここでは映画「ホワット・ライズ・ビニース」を観た人の感想や評価をまとめていきます。映画「ホワット・ライズ・ビニース」を観た人の感想や評価はさまざまあります。アメリカでは高い評価を得ていますが、日本では驚愕の結果だったという感想や「幽霊」オチだと酷評する感想も多数あります。

「ホワット・ライズ・ビニース」で、ハリソン・フォードのイメージを覆した結末の好意的な感想も多くあります。その一方で、インディー・ジョーンズのイメージが強いので悪役は似合わないとの批判の声も挙がっています。

「ホワット・ライズ・ビニース」の監督が、ヒッチコックおたくであることを好ましいと捉えている感想です。ゼメキス監督はヒッチコックがCGを使えていたら、絶対この角度からこんな風にこの映画を撮るだろうと意識を常に持ち続けていました。また、ハリソン・フォードとミシェル・ファイファーの起用も善意的な感想も多くあります。

こちらはハリソン・フォードの悪役を受け入れる感想です。霊はミシェル・ファイファーが演じたクレアが意識下で作ったもの。彼女が過去に心理的なトラウマを背負っていて、その影響でオカルト方向に傾倒していくさまをミシェル・ファイファーが演じています。彼女の演技力で「ホワット・ライズ・ビニース」が陳腐なホラー映画にならなかったとの感想もありました。

ホワット・ライズ・ビニースの考察・解説

ここでは映画「ホワット・ライズ・ビニース」のあらすじ・結末から、ノーマン(ハリソン・フォード)とクレア(ミシェル・ファイファー)夫婦と隣人夫婦を考察・解説していきます。また、ノーマンの浮気相手についてもあらすじ・結末から考察してみました。

マディソンとはどんな人物?

「ホワット・ライズ・ビニース」でほとんど出てこないマディソンとは、どんな人物だったのでしょう。ストーリーのあらすじ・結末から彼女を推察します。彼女は自分の意思が強い人物のようです。ノーマンの別れ話を断り、彼の思い通りにならなかったので殺害されました。ノーマンが語ったように「クレアを殺す」と脅したかは不明です。

しかし、クレアには自分がノーマンに殺されて湖に遺棄されたと、気づいて欲しかったのではないでしょうか。奇妙な現象がその描写だと思われます。映画ラストの結末ではノーマンの邪魔をし、湖に落ちたときは彼の腕を掴みました。

隣人夫婦の正体とは

「ホワット・ライズ・ビニース」の隣人夫婦の正体は何者だったのでしょか。彼らは映画前半に集中して登場しますが、謎の存在です。隣人夫婦に行き違いがあり激しく口論しています。あらすじネタバレでも記述しましたがその後、妻はクレアに「夫が怖い、このままでは私も」と怯えて話していました。その後、妻は失踪し二人は仲直りしました。

隣人夫婦もクレアとノーマンのようになっていたのではないでしょうか。つまり、夫が何らかの重大な秘密を持っており、妻がそれに気づいて対立していたということです。ここまでは2組の夫婦は共通の要素を持っていました。違ったのは秘密を知った妻の選択でした。クレアは真実を追い、隣人の妻は夫の言い訳を受け入れたのです。

 

隣人夫婦の秘密とは

「ホワット・ライズ・ビニース」の隣人夫婦の秘密を考察します。クレアが妻を殺害したと勘違いした血のついたサンダルは、隣人の夫の浮気相手のものと思われます。あらすじ・ネタバレでも記述した通り、クレアは夜中に大きな荷物を運ぶ隣家の夫の姿を目撃しています。どう考えても、誰かが死んだとしか思えないシーンです。その後の展開で妻の生存が確認されております。では、一体誰が殺されたのでしょう。

「ホワット・ライズ・ビニース」の前半で激しく口論し、怒りのあまり妻が家を飛び出すシーンがあります。2人の口論の原因は妻が夫の浮気に気づいたからで、この時、夫は浮気相手と分かれるとでも言ったのでしょう。妻とよりを戻した夫にとって、浮気相手は自分を脅かす邪魔な存在になりました。


 

隣人の夫が別れ話で揉めて浮気相手を殺してしまい、その遺体を妻が見つけてしまったのです。だからあんなに夫に怯えて恐れていたのです。「夫が怖い、このままだと私も(浮気相手と同じように殺される)」とクレアに言いたかったのだと推察されます。だから、家出をしたのではないでしょうか。

ホワット・ライズ・ビニースの意味とは

What lies beneathをそのまま(よさそうな日本語訳が見つからなかったのだろう)「ホワッツ・ライズ・ビニース」とカタカナに置き換えたものです。lieは「横たわっている」という意味、beneathは「下で」と訳します。全訳すると「下で何が横たわっているのか」となります。

また、ダブルネーミングで、アメリカンジョーク(発音が同じでスペルと意味が違う)と思われます。lieには「ウソ」という意味があり、「どんなウソが隠されているのか」と二重の意味にかかってくる効果があります。

このタイトルが意味するのは一見仲睦まじい夫婦の裏にあるもの。それは夫の浮気、さらに殺人という秘密でした。また、隠された死体のことも指しているのでしょう。ノーマンや隣家の夫の表向きの顔の下にあるのは殺人者の顔。この夫たちは共に大学教授で、温厚な性格に見えとても人殺しとは思えません。

ホワット・ライズ・ビニースの主なキャスト

ハリソン・フォード/ノーマン・スペンサー

「ホワット・ライズ・ビニース」でノーマン・スペンサー役を演じたのは、ハリソン・フォードです。「スター・ウォーズ」、「レイダース/失われたアーク」でアメリカ映画界の2大ヒーロー役を手にし、アクションスターとして活躍する一方、正義感あふれる刑事役を演じるなど各方面に幅広く出演しています。

本作のノーマン役は、今までのハリソン・フォードのイメージを覆す驚きの結末を見せる機会になるとシナリオを読んで引き受けました。

ミシェル・ファイファー/クレア・スペンサー

「ホワット・ライズ・ビニース」でクレア・スペンサー役を演じたのは、ミシェル・ファイファーです。アカデミー賞、ゴールデングローブ賞共に主演女優賞にノミネートされており、1999年「ピープル」誌による「世界で最も美しい人物」に選ばれ、表紙を飾りました。

2000年以降は家族との時間を優先していたが、2007年の「ヘアスプレー」で女優業に復帰します。オリエント急行殺人事件で堂々と演じ、彼女は押しも押されもせぬ名優と高い評価を得ています。

ホワット・ライズ・ビニースの映画まとめ

映画「ホワット・ライズ・ビニース」は隣人と全く同じ状況で正反対の道を選んだ妻たちの対比を描いているのです。片方は目を瞑り、もう片方は糾弾してしまった末に起きたストーリーなのです。見比べることでより怖さが深くなります。ストーリー自体は夫の浮気・愛人と、どこの家庭にもあるありふれた構成です。

私達は大切な人を傷つける事実を知らせるより、多少のウソをついても平穏な生活を望む傾向にあります。「ホワット・ライズ・ビニース」のあらすじ・結末から、もしあなたが同じ状況になったとき、どちらを選ぶでしょうか。この記事を読んで興味を持った方は、ぜひ映画「ホワット・ライズ・ビニース」を見てください。真の恐怖に触れてみましょう。

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