映画ビッグは大人も子供も楽しめる名作!ネタバレあらすじと感想【トム・ハンクス】

1988年に公開された映画「ビッグ」をご存知だろうか。トム・ハンクスが主演を務めたことでも有名な映画作品で、子供から大人まで楽しめる映画として話題になった作品だ。今回の記事では、映画「ビッグ」についてのあらすじや結末などをネタバレ含めて紹介していく。また、実際に映画を見た人の感想なども合わせて紹介し、見所などもまとめていく。この記事を読めば、映画「ビッグ」の全てがわかるので、気になる人は要チェック。

映画ビッグは大人も子供も楽しめる名作!ネタバレあらすじと感想【トム・ハンクス】のイメージ

目次

  1. 映画ビッグとは?
  2. 映画ビッグのあらすじネタバレ
  3. 映画ビッグの結末ネタバレ
  4. 映画ビッグの登場人物・キャスト
  5. 映画ビッグのピアノ曲・音楽が話題に
  6. 映画ビッグに関する感想や評価は?
  7. 映画ビッグのネタバレまとめ

映画ビッグとは?

映画ビッグの作品情報

映画ビッグは、1988年にアメリカ公開されたコメディ映画。昔の映画ではあるものの、現在でも主人公がピアノのおもちゃで遊ぶシーンなどは映画界に残る名シーンとして取り上げれることもしばしば。また、ビッグは映画だけでなく、ミュージカル化されたり、韓国でドラマとしてリメイクされたりもしている。映画好きの中でも非常に人気の高い作品だ。

映画ビッグの予告編動画

映画ビッグを簡単にまとめた予告編も昔の映画の良さがでている。若き日のトム・ハンクスを始め、実力派として知られる俳優や女優たちも出演している。映画ビッグでは、トム・ハンクスはゴールデングローブ賞の主演男優賞を受賞している。レトロ映画に感じるかもしれないが、今でも十分楽しめる要素満載の映画というのは間違いない。

映画ビッグの監督

映画ビッグの監督は、1943年生まれの女優であり、映画監督兼映画プロデューサーで活躍していたペニー・マーシャルだ。彼女の兄も映画監督なのだが、まさに映画一家。映画監督デビューを果たしたのは1986年で、初の監督作品は「ジャンピン・ジャック・フラッシュ」という映画だった。翌年に映画ビッグを公開したのだが、初めての興行収入1億円を達成した女性映画監督なのだ。彼女は2018年(75歳)で死去している。

映画ビッグのあらすじネタバレ

映画ビッグのあらすじネタバレ:移動遊園地

映画ビッグのあらすじネタバレになるが、主人公は12歳のジョッシュという少年。ゲームやおもちゃが大好きなごくごく普通の子供だ。ジョシュには同い年の親友ビリーがおり、いつも仲良く遊んでいた。ジョッシュはシンシアという同級生に惹かれていたのだが、家族と一緒に遊びに行った移動遊園地でたまたまシンシアを見つける。かっこいいところを見せようと絶叫コースターの列に並ぶが、身長が足りず乗ることができなかった。

シンシアにかっこ悪いところを見られてしまった挙句、シンシアの年上の彼氏にもその様子を見られてひどく落ち込んだジョッシュは、ある奇妙な機械人形を見つける。その機械人形は25セントを入れると稼働するもので、なんとなくジョッシュはコインを入れる。すると、願い事をいいなさいと表示された為、ジョッシュは「大きくなりたい」と願いを伝えたのだ。そして一枚の紙が出てきて、そこには「願いは叶う」と記されていた。

映画ビッグのあらすじネタバレ:誘拐事件

移動遊園地に行った翌日、ジョッシュが起きて洗面台に行くと、鏡に映る自分の姿が全く違うことに気付く。そこに映っていた姿は、12歳の子供ではなく、明らかに成人した男性の自分の姿だったのだ。急いで家を抜け出して移動遊園地に行くが、すでに遊園地はなくなってしまっていた。落胆しながら帰ったジョッシュは母親と鉢合わせてしまう。不審者だと思った母親は「ジョッシュだよ」と言っても信じずに家を追い出されてしまった。

何が何だかわからないジョッシュは、ひとまず親友のビリーの元へと向かう。ビリーも最初は信じてくれなかったのだが、結果ジョッシュの話を信じ協力してくれることになった。その頃、ジョッシュは誘拐事件に巻き込まれたことになっており、周囲は大騒ぎ。なんとか元の姿に戻る為に移動遊園地の今後の移動先を役所に確認しに行くのだが、書類制作に6週間もかかってしまう為、ひとまず生活する為に身の回りを整理することになる。

ビリーは毎日ジョッシュの元に会いにきてくれて、さらにはおもちゃメーカーの就職先まで提案してくれた。面接に行くと、たまたま人がやめて早急に人材が必要ということで採用。ジョッシュは心は子供なので、おもちゃに対して子供目線で鋭い指摘をしていき、どんどん役職が上がって行くのだ。あっという間に高給取りになったジョッシュは、広くて綺麗なアパートを借りて住み始め、同僚のスーザンからも好意を寄せられ始める。

スーザンはジョッシュと大人の関係になろうと色仕掛けを実践したりもするのだが、ジョッシュの中身は12歳の好奇心旺盛なただの子供なので、スーザンの思惑はことごとく外れていく。しかし、そんな純粋に楽しんだりおもちゃで遊ぶ姿を見て行くうちに、スーザンはジョッシュの裏表のなさに本気で恋をしていってしまう。そしてジョッシュも優しいスーザンと一緒にいることが心地よくなっていき、2人の距離はグッと縮まるのだった。

映画ビッグのあらすじネタバレ:誕生日

ジョッシュの誕生日がやってくる。ビリーは喜ばせようとレストランを予約して、盛大にお祝いをしてくれた。そして2人で1日かけて遊ぼうとジョッシュに伝えるが、ジョッシュはその誘いを断ってしまう。ジョッシュはスーザンと一緒に誕生日を過ごすことにしたのだ。ジョッシュはスーザンと遊園地ではしゃぎまわり、そしてその日の夜にキスをして、大人の関係になってしまう。ジョッシュとスーザンは両思いになっていた。

スーザンはジョッシュとの結婚を意識し始めるが、ジョッシュは自分が本当は12歳ということを言えない。また、ビリーは最近ジョッシュが自分との時間を作ってくれないことに不満を抱いていたが、役所からの移動遊園地のルートが届いたことで大喜びする。すぐにジョッシュに伝えなくては会社に行くのだが、ジョッシュは仕事中だった為、ビリーのことも軽くあしらってしまうのだった。ビリーはそのことに幻滅し、怒ってしまった。

映画ビッグの結末ネタバレ

映画ビッグの結末ネタバレ:喧嘩別れ

ここからは結末のネタバレになってしまうが、ジョッシュはビリーに愛想をつかされてしまい、喧嘩別れをしてしまった。大事な親友を怒らせてしまったことへの罪悪感を感じながらも、スーザンとの関係を壊したくないという思いや、仕事をしなければならないという感情が大きくなっていたのだ。しかし、ジョッシュはスーザンに本当のことを打ち明けなくてはと思っており、遂に自分が12歳であることをスーザンに告げた。

もちろんスーザンには自分と結婚したくないが為に嘘をついていると思われてしまい、大激怒。必死に経緯を説明するのだが、スーザンは聞く耳を持たず、結婚はしたくない、自分はまだ子供なんだという解釈を拭うことはできなかった。ジョッシュは12歳の自分の姿に戻りたいという思いもありつつ、スーザンと一緒にいたいという気持ちも捨てきれず、その間で心はずっと揺れ動いていた。しかし、いよいよジョッシュは決断する。

映画ビッグの結末ネタバレ:願い事

結末のネタバレだが、ジョッシュは大事な会議の途中に抜け出して、移動遊園地へと向かう。移動遊園地にはあの機械人形が置いてあり、25セントを入れる。うんともすんとも言わない機械に対して、「動け動け!」と必死に掴みかかり、突然機械人形は作動し始める。そして願い事を聞かれたジョシュは「元に戻りたい」と告げる。その瞬間、追ってきたスーザンがジョッシュの元に駆け寄ってくる。スーザンは話を信じたのだ。

機械人形からでてきた紙を拾い上げたのはスーザンで、そこには「願いは叶う」と記されていた。スーザンはショックを感じながらも、家まで車で送ると言ってくれる。家の前についたジョッシュは、スーザンに「忘れないよ」と言い、スーザンはジョッシュの額に優しくキスをした。そしてジョッシュが車を出て家の前まで行くと、12歳の子供の姿に戻っていたのだった。ジョッシュはそのまま家に入っていき、元の生活を取り戻した。

映画ビッグの登場人物・キャスト

ジョッシュ・バスキン/トム・ハンクス

映画ビッグの主人公は、ジョッシュ・バスキンという12歳の少年だ。彼はもっと大きくなりたいと思いとある機械人形にお願いをする。すると一夜にしてなんと成人男性まで成長してしまい、なんとか元の姿に戻る為に奮闘する。そんなジョッシュを演じているのは、映画界の大スターであるトム・ハンクスだ。トム・ハンクスは俳優だけでなく、現在は自ら監督を行ったりテレビプロデューサーとしても活躍している。

ビリー/ジャレッド・ラシュトン

映画ビッグで、ジョッシュの親友として活躍するのはビリーという少年。彼はジョッシュの隣に住んでいる同級生で、何をするにも一緒の大親友。ジョッシュが突然大人になった時も、彼の言葉を信じて、なんとか子供に戻るために協力してくれることとなる。そんなビリーを演じているのは、1974年生まれのアメリカの俳優であるジャレッド・ラシュトンだ。映画「汚れなき瞳の中に」などにも出演している。

スーザン/エリザベス・パーキンス

スーザンは映画ビッグで、大人になったジョッシュに恋してしまう同僚の女性。彼女は大人の駆け引きなどを重要視する子供の純粋さとは真逆のタイプだった。しかし、ジョッシュに出会ったことによって、純粋さや裏表のない姿にどんどん惹かれていくようになる。そんなスーザンを演じたのは、1960年生まれのアメリカ女優であるエリザベス・パーキンスだ。彼女は映画だけでなく、舞台でも活躍する人気女優である。

マクミラン社長/ロバート・ロッジア

映画ビッグのあらすじで、ジョッシュが就職するおもちゃメーカーの社長である、マクミラン社長。マクミラン社長と一緒にピアノのおもちゃの上で踊って遊ぶ姿は。映画を見た人の中でも非常に有名なシーンになっている。マクミラン社長の手によってジョッシュは瞬く間に昇進していくのだった。そんなマクミラン社長を演じたのは、俳優でもあり映画監督としても活躍していたロバート・ロッジアだ。彼は2015年にこの世を去った。

ポール/ジョン・ハード

映画ビッグの中では悪役のような存在であるポール。ポールはスーザンの恋人だったが、ジョッシュに仕事を奪われ、そして彼女のスーザンまで取られてしまうという役周りだ。ジョッシュのことを妬んで嫌がらせじみたこともするのだが、社長には必死にごますりをしている。そんなポールを演じたのは、ホーム・アローンでも有名なジョン・ハードだ。彼は2017年にこの世を去っている。

映画ビッグのピアノ曲・音楽が話題に

映画ビッグのピアノ曲

映画ビッグの有名なシーンといえば、ジョッシュとマクミラン社長が一緒にピアノおもちゃで遊ぶシーンだ。このシーンで使われている曲は「Chopsticks」と「ハンガリー狂詩曲第2番」というピアノの連弾曲を合わせたものになっている。特に「Chopsticks」は有名なのでピアノを習っていた人は一度聞いたことや弾いたことがある人も多いようだ。

映画ビッグに関する感想や評価は?

映画「ビッグ」を見た人が一番印象に残っている場面は、あらすじのネタバレになってしまうが、おもちゃメーカーに就職し、ピアノのおもちゃで遊ぶ場面だった。トム・ハンクスが子供さながら無邪気にピアノの鍵盤の上で遊んでいるシーンは、どこから見ても子供にしか見えないという感想が多く寄せられていた。子供と大人の違いは何なのかと考えさせらる映画だったという感想も上がっていた。

映画ビッグは1988年に公開された映画なのだが、現在でも楽しめる映画だったという感想も多く上がっている。特にあらすじの中で、ピアノのおもちゃで遊ぶトム・ハンクスの姿が印象的だという感想も多く、どう見ても子供にしか見えないと演技も高評価のようだ。どのような結末になるのかハラハラしたという感想もあるのだが、コメディ要素たっぷりで、子供も大人も楽しめる作品として紹介されている。

映画ビッグに出てくるトム・ハンクスが、どう見ても子供にしか見えないという感想も多かった。12歳の子供を演じきるトム・ハンクスにさすがという感想の声も上がっている。あらすじの中では、時代を感じるようなおもちゃも出てきたりするのだが、それもまた面白い要素の一つだという感想が多く、映画の評価も非常に高い。結末では、子供ながらに揺れ動く難しい心情を、トム・ハンクスが見事表現している。

映画ビッグを見た人の中には、かわいい要素もあり切ない要素もある映画だという感想をあげている人もいた。子供の純粋さという面でのかわいらしさと、大人ならではの複雑な人間関係などもうまく描写されており、その間で揺れ動く幼い少年の心をトム・ハンクスが見事に演じきっており、今更ながら、やはりトム・ハンクスはすごいと絶賛する声も上がっている。いい映画として満足度も高い作品だ。

映画のビッグは、トム・ハンクスの最高傑作だという感想もあった。トム・ハンクスは、映画のあらすじ結末で見せる子供と大人の間で揺れる難しい心情も見事演じきっている。結末では子供に戻ることを決意する主人公だが、その結末が少し物悲しさもあり、とても心に響いたという声も多かった。女性監督らしい繊細は表現を組み込まれた作品であり、監督のペニー・マーシャルの死去報道の際は多くの追悼の声が上がっていた。

映画ビッグのネタバレまとめ

映画ビッグのあらすじから結末までのまとめはいかがだっただろうか。12歳の子供が目覚めると成人男性になっていたというメルヘンな内容になっている作品なのだが、キャストの演技力の高さや、子供らしい純粋な考え方と大人になるにつれて変わっていってしまう変化なども見事に表現されている映画だ。もし映画ビッグをまだ見たことがない人も、興味があればぜひ一度ご覧あれ。

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