名探偵登場のあらすじと感想！映画キャストや結末・犯人の正体もネタバレ

名作「名探偵登場」のあらすじや結末をネタバレでご紹介し、犯人は誰なのかについて迫っていきます。また、映画「名探偵登場」に出演したキャストについてや、「名探偵登場」に関する感想や評価についてもみていきます。まず、ここでは「名探偵登場」の基本情報と予告動画をご紹介します。

「名探偵登場」はアメリカで1976年に公開されたミステリー映画です。架空の世界中で知られている名探偵、エルキュール・ポアロやサム・スペード、ミス・マーブルや、有名なミステリー作品「そして誰もいなくなった」や「オリエント急行殺人事件」のパロディとコメディタッチで描かれた映画です。

こちらは映画「名探偵登場」の予告動画です。次に、映画「名探偵登場」のあらすじや結末をネタバレでご紹介し、キャストや感想・評価についてもみていきます。

ここでは、1976年のアメリカ映画「名探偵登場」の結末までのあらすじをネタバレでご紹介していきます。

大金持ちのライオネル・トウェインは、世界でも有名な名探偵5人に、霧に包まれた郊外にあるトウェインの別荘で催される「殺人晩餐会」の招待状を送りつけました。その後、足場の悪い道を通って、名探偵たちとその同伴者がトウェインの別荘にやって来ました。一番最初にトウェインの別荘を訪れたのは、カタリーナ警察のシドニー・ワンと、彼の養子であるウィリーです。

２番目に到着したのはニューヨークの探偵であるディック・チャールストンと彼の妻のドーラ。3番目にやって来たのがブリュッセルで探偵業を営むミロ・ペリエと、彼の運転手のマルセル。その次に来たのがサンフランシスコで探偵をしているサム・ダイヤモンドと、彼の助手のテス・スケフィントンでした。そこで名探偵たちとその同伴者たちは、石像が降って来たり、奇妙な部屋へ案内されたり、手荒なもてなしを受けるのでした。

名探偵たちを呼びつけておりて姿を見せないトウェインに代わり、彼らをもてなすのが目の見えない執事のジェームズサー・ベンソンマンでした。執事は、新人メイドのイェッタに命じて、晩餐会の料理を作らせます。しかし、イェッタは目と耳が不自由であるため、目の見えない執事とは、いまいち意思の疎通がうまくいきません。

ただ、執事の方はそれを特に気にする様子もなく、イェッタに夕食は9時から始めると伝え、イェッタが夕食の準備をしているキッチンから出ていくのでした。

そして、執事がイェッタに伝えた9時になり、夕食をとるために正装した名探偵たちが食堂に集まります。そこに、5人目のイングランドの探偵であるジェシカ・マーブルズと、彼女が長らくお世話している年配の女性ウィザーズが到着し、これで5人の名探偵が揃ったのでした。ひとつのテーブルを囲む名探偵たちは、毒入りワインの脅威や、天井から降ってくる剣を上手くかわします。そこへ、ようやくトウェインが姿をみせます。

トウェインは、自分が集めた名探偵たちを前にして「殺人晩餐会」の目的を明かします。トウェインが「殺人晩餐会」を催す目的は名探偵たちの知恵比べで、出入り口を閉鎖された屋敷の中で、深夜12時に誰かが背中を包丁で刺されて殺されると予告するのでした。

さらに、誰かを包丁で殺害する犯人も、このテーブルを囲むメンバーの中にいるのだと言うのでした。そして、このあと深夜12時起こる殺人事件を解決した者には、トウェインから賞金として100万ドルが贈呈されると約束し、食堂を後にするのでした。

その後、5人の名探偵とその同伴者の合計10人は、食堂にとどまりお互いの手を繋いでトウェインが予告した殺人をなんとか防ごうとします。しかし、そこへメイドのイェッタが駆け込んできて、執事のベンソンマムがキッチンで亡くなっていることを伝えます。ペリエ、ワン、マーブルズの3人がキッチンに向かうと、ベンソンマムの他殺体と、包丁が1本無くなっていることに気づきます。

急いで食堂に戻るペリエとワン、マーブルズでしたが、食堂にはすでに誰一人としていませんでした。戸惑う3人を嘲笑うトウェインの声がヘラジカの剥製から聞こえて、彼らにヒントをくれます。トウェインのヒントとは、食堂のドアを「10秒数えてから回せ」という者でした。実際にそのヒントの通りにしてみると、食堂には消えた8人の姿があるのでした。

その後、この不思議な現象をサムとチャールストンの2人も経験するのでした。この現象について、名探偵たちはまったく同じ構造の食堂が2つ存在し、電気の仕掛けによってすり替えが行われていると推理します。天才的な電気の才能をもつトウェインならそれくらいやってのけるだろうと考えたのでした。

気づけば、トウェインが予告した殺害の時刻の深夜12時の10秒前になっていました。名探偵や同伴者たちが慌てて、着席していく中で、食堂内でイェッタの姿がないことに気づきます。しかし、どうすることもできず、名探偵たちとその同伴者の計10人は再び、手を繋いで12時が来るのを待ちます。ところが、12時を過ぎても特に異常はありませんでした。そこへ、トウェインがやって来ます。

そして、突如倒れ、息を引き取ってしまいます。トウェインの背中には包丁が深く突き刺さっており、食堂内は騒然となります。そんな中、トイレに行っていたサムが大きな箱を抱えて戻り、彼らのざわめきを鎮めます。サムがトイレの途中で発見したという大きな箱には、メイドのイェッタの体がバラバラにされて入っていました。

そこから推理して、イェッタは精巧に作られたロボットで、おそらく執事のベンソンマムも同じようにロボットなのだろうという結論が出ます。そして、探偵たちの犯人探しが開始されます。

ここまで、映画「名探偵登場」の結末までのあらすじをネタバレでみてきました。次に、映画「名探偵登場」の結末をネタバレでご紹介していきます。犯人は誰なのでしょうか？

事件を検証していく中で、トウェインと集められた名探偵たち全員の間には、なにかしらの殺人の犯行動機となりうる確執があることが明らかになります。名探偵たちはお互いを疑いながら、一度自室に戻って休むことにしました。しかし、各々の部屋にはトウェインの仕掛けた罠があり、様々な手法で探偵たちの命が狙われます。そんな状況下で、名探偵たち10人の死を確信した男が一人、書斎の椅子に座っています。

しかし、そのあては外れ、危機を脱したウィリーとワンがその男の目の前に現れます。実は、トウェインを殺害した犯人は最初に殺されたと思われた執事のベンソンマムでした。ベンソンマムは目が見えない風に装っていましたが、しっかりと2人の名探偵を見据えて頷き、約束の100万円の賞金を取り出そうとします。そこへ、ウィザーズとマーブルズが待ったをかけにやって来ます。

彼らは、ベンソンマムの正体がトウェインの弁護士を務めていたアービング・ゴールドマンだと言い放ちます。しかし、またそこへチャールストン夫妻が現れ、会計士のマービン・メッツナーがアービング・ゴールドマンの正体だと明かします。

さらにそこへ、マルセルとペリエが現れ、ベンソンマム、アービング・ゴールドマン、マービン・メッツナーの正体は全てトウェインの娘のミス・アイリーンの変装であるという真相に辿り着きました。

これで、トウェイン殺害事件の全容が明らかになったかと思われたとき、サムとテスが最後に現れます。彼らは、ベンソンマムでありアービング・ゴールドマンでありマービン・メッツナーであるトウェインの娘ミス・アイリーンの正体は「本物のダイヤモンド」なのだと暴きます。しかし、実はサムの正体もモノマネ役者JJ・ルーミスであり、本物のサム・ダイヤモンドが犯人であるという推理を否定します。

そして、犯人がベンソンマムの仮面をはずすと、殺されたはすのトウェイン本人の顔が現れました。なんと、集められた名探偵5人の推理はすべて的はずれだったのです。見事、名探偵たちを騙し通したトウェインは、名探偵たちの愚かさや傲慢さを指摘します。そして、チェックアウトの時刻が来たと言い、名探偵たち10人を屋敷から追い出すのでした。

帰路に着く探偵たちは、殺人事件は本当に起きたのか？犯人の正体は本当にトウェイン本人だったのか？どこか腑に落ちない様子でしたが、誰も真相を確かめようとはしないのでした。そして、屋敷に一人残ったトウェインは変装を解き、本当の正体を現します。トウェインの本当の正体はイェッタで、彼女の愉快な高笑いで「名探偵登場」の映画は締め括られました。

ここまで、映画「名探偵登場」のあらすじや結末をネタバレでご紹介してきました。次に、映画「名探偵登場」のキャストのプロフィールをご紹介していきます。

ライオネル・トウェイン役のトルーマン・カポーティさんのプロフィール

• 本名：Truman Garcia Capote（トルーマン・ガルシア・カポーティ）
• 生涯：1924年9月30日～1984年8月25日
• 職業：小説家
• 国籍：アメリカ合衆国
• 代表作：「遠い声 遠い部屋」「ティファニーで朝食を」「冷血」

サム・ダイヤモンド役のピーター・フォークのプロフィール

• 本名：Peter Michael Falk（ピーター・マイケル・フォーク）
• 生涯：1927年9月16日～2011年6月23日
• 職業：俳優
• 国籍：アメリカ合衆国
• 代表作：「トマトの値段」「刑事コロンボ」

ディック・チャールストン役のデイヴィッド・ニーヴンのプロフィール

• 本名：James David Graham Niven（ジャームス・デヴィッド・グラハム・ニーヴン）
• 生涯：1910年3月1日～1983年7月29日
• 職業：俳優
• 国籍：イギリス
• 代表作：「嵐が丘」「八十日間世界一周」「007 カジノ・ロワイヤル」」「旅路」「月蒼くして」

シドニー・ワン役のピーター・セラーズのプロフィール

• 本名：Richard Henry Sellers（リチャード・ヘンリー・セラーズ）
• 生涯：1925年9月8日～1980年7月24日
• 職業：喜劇俳優、コメディアン
• 国籍：イギリス
• 代表作：「ピンク・パンサー」シリーズ、「チャンス」

ジェシカ・マーブルズ役のエルザ・ランチェスターのプロフィール

• 本名：Elizabeth Lanchester Sullivan（エリザベス・ランチェスター・サリバン）
• 生涯：1902年10月28日～1986年12月26日
• 職業：女優
• 国籍：イギリス
• 代表作：「情婦」「ヘンリー八世の私生活」

ミロ・ペリエ役のジェームズ・ココのプロフィール

• 本名：James Emil Coco（ジェームズ・エミル・ココ）
• 生涯：1930年3月21日～1987年2月25日
• 職業：俳優
• 代表作：「ラ・マンチャの男」「泣かないで」「St. Elsewhere」

ジェームズサー・ベンソンマム役のアレック・ギネスのプロフィール

• 本名：Sir Alec Guinness（サー・アレック・ギネス）
• 生涯：1914年4月2日～2000年8月5日
• 職業：俳優
• 国籍：イギリス
• 代表作：「オリヴァ・ツイスト」「マダムと泥棒」「戦場にかける橋」「アラビアのロレンス」「ドクトル・ジバゴ」「ティンカー、テイラー、ソルジャー、スパイ」「The Horse's Mouth」「Little Dorrit」「dylan」

イェッタ役のナンシー・ウォーカーのプロフィール

• 本名：Anna Myrtle Swoyer（アンナ・マァートゥル・スウォイヤー）
• 生涯：1922年5月10日～1992年3月25日
• 職業：女優、映画監督
• 国籍：アメリカ合衆国
• 代表作：「署長マクミラン 」「ミュージック・ミュージック Can't Stop the Music」

ここまで、映画「名探偵登場」のあらすじや結末をネタバレでご紹介し、キャストについてもプロフィールをみてきました。次に、映画「名探偵登場」に関する感想や評価をご紹介していきます。

こちらのツイートは、映画「名探偵登場」の世界的に有名な探偵たちのパロディとなっているところが好きだという感想です。結末のどんでん返しも観ていて楽しかったそうです。

こちらのツイートは、映画「名探偵登場」がおもしろいという感想です。シュールでブラックジョークが効いており、パロディ要素が多いところもよかったという感想を抱いたそうです。

こちらのツイートは、映画「名探偵登場」の吹き替え版に関する感想です。海外の名優が演じたコメディを、日本の名優たちが面白く吹き替えている楽しい映画だという感想で、特にベンソンマム役を演じたアレック・ギネスが良い味を出していると思ったそうです。

いかがでしたか？映画「名探偵登場」のあらすじや結末をネタバレでご紹介し、映画のラストで明らかになった犯人はイェッタであることが分かりました。また、映画「名探偵登場」に出演していたキャストや「名探偵登場」に関する感想や評価についてもご紹介し、面白くて楽しい映画だと好評であることが分かりました。皆さんも、ぜひ映画「名探偵登場」をお楽しみください！