2019年03月08日公開
2019年03月08日更新
映画コラテラルのあらすじと結末をネタバレ!トム・クルーズの演技の感想や評価は?
このまとめでは、結末や評価・感想、ネタバレのあらすじなどが話題となったトム・クルーズ主演映画「コラテラル」についてまとめていきます。トム・クルーズが挑んだ初の極悪人の演技とその役作りなどもさることながら、マン監督の垢抜けた演出力、バディものにも見えるような絶妙なバランスのストーリーが魅力となっている「コラテラル」。「名作」との評価も受ける映画の魅力を、たっぷりご紹介します。
目次
映画コラテラルとは?
映画コラテラルの作品情報
このまとめでは、結末や評価・感想、ネタバレのあらすじなどが話題となったトム・クルーズ主演映画「コラテラル」について、主演のトム・クルーズが挑んだ初の極悪人の演技とその役作り、一見シンプルに見えるストーリーがどうして評価されたのかなどについて紹介していきます。結末や評価・感想、ネタバレのあらすじなどが話題となったトム・クルーズ主演映画「コラテラル」は、トム・クルーズ演じる冷酷な殺し屋が主役です。
殺し屋のヴィンセントと、ヴィンセントの殺し屋業に巻き込まれ、最悪な相棒としての役目を一晩600ドルでこなすことになってしまったタクシードライバーのマックスを描くサスペンス・アクションです。結末や評価・感想、ネタバレのあらすじなどが話題となったトム・クルーズ主演映画「コラテラル」の主人公マックスは一見、人の心を持たない殺し屋ヴィンセントに巻き込まれただけの被害者に見えます。
ふたりのようすは一見バディものにも見え、やがて「被害者」と「加害者」という立ち位置から、ラストでその関係性がどのような顛末を迎えるのかが見所です。また結末や評価・感想、ネタバレのあらすじなどが話題となったトム・クルーズ主演映画「コラテラル」がいちばんに注目を集める部分として、スター俳優であるトム・クルーズが完全な悪役に徹しているところも挙げられます。
結末や評価・感想、ネタバレのあらすじなどが話題となった映画「コラテラル」の主演・トム・クルーズは、スター俳優として数々のヒーローを演じてきた名優。「ラスト・サムライ」で渡辺謙とも共演するなど、日本でも大人気をあつめています。結末や評価・感想、ネタバレのあらすじなどが話題となったトム・クルーズ主演映画「コラテラル」では、「やっぱりトム・クルーズは殺し屋には見えない」といった感想も飛び出すほど。
トム・クルーズの極悪非道の殺し屋っぷりはどんなものなのか、その二面性にも注目です。なお、結末や評価・感想、ネタバレのあらすじなどが話題となったトム・クルーズ主演映画「コラテラル」の監督・製作を務めるのは、マイケル・マンであり、卓越した演出力で評価を受ける映画監督です。スタンリー・キューブリックの「博士の異常な愛情」を見て、映画監督になることを決意しました。
テレビドラマの監督を経て、のちに映画監督としてデビューを果たしました。代表作は本映画「コラテラル」のほかに、モヒカン族の最後を描いた「ラスト・オブ・モヒカン」などが挙げられます。「インターステラー」などで有名な映画監督のクリストファー・ノーランは、「ダークナイト」を制作する際、マンが自身のテレビ用映画をリメイクした作品である「ヒート」を参考にしたと話しています。
映画コラテラルのタイトルの意味
結末や評価・感想、ネタバレのあらすじなどが話題となったトム・クルーズ主演映画「コラテラル」とは、どんな意味なのでしょうか。これは英語で「不運な巻き添え」を意味します。
結末や評価・感想、ネタバレのあらすじなどが話題となったトム・クルーズ主演映画「コラテラル」では従犯となってしまうマックスの境遇のことを指していると同時に、「平行する」という意味もあることから、平行的に進むふたつの事態のことを意味しています。
映画コラテラルの予告編動画
結末や評価・感想、ネタバレのあらすじなどが話題となったトム・クルーズ主演映画「コラテラル」の予告では、独特の雰囲気を持つ映画「コラテラル」の内容を魅力的に紹介しています。映画「コラテラル」の魅力はなんといっても、紳士的な表情を見せるトム・クルーズが一変し、冷徹な殺し屋の顔を覗かせるところ。また一夜にして5人の殺しをするという事態に巻き込まれる、マックスの切迫した状況も緊迫感を生む要素です。
そうしたスピーディ、かつ緊張感にあふれた映画「コラテラル」の雰囲気を、ぜひ動画で確認してみてはいかがでしょうか。
映画コラテラルのあらすじネタバレ
あらすじネタバレ:タクシードライバー
では早速、結末や評価・感想、ネタバレのあらすじなどが話題となったトム・クルーズ主演映画「コラテラル」のあらすじをご紹介していきましょう。映画「コラテラル」の主人公であるマックスは、いずれタクシー会社を起業するという夢を抱いて日夜タクシードライバーとして働いています。ある日の夜、マックスがその夜最初の客であるアニーという検事をタクシーに乗せると、話は弾みます。
ふたりで目的地までの到着時間をかけるという話になりました。賭けはマックスの価値に終わり、客であるアニーから「困った時は連絡するように」と言われ、名刺を渡されました。アニーを目的地まで送り届けたあと、マックスが乗せた客はヴィンセントと名乗るビジネスマン風の、顔立ちの整った男でした。
ヴィンセントという客はマックスの実直な態度をいたく気に入った様子で、600ドルを支払うので頼みごとをしたいと話を持ちかけました。その頼みとはタクシーをしばらく貸切にしたいというもので、マックスは「貸切は規定違反だ」といって当初は断ろうとしますが、600ドルの大金に目がくらみ、最後には承諾してしまいます。
あらすじネタバレ:殺し屋
ヴィンセントに指定された建物の入り口でしばらく待っているマックスの身に、思わぬことが起こります。タクシーの屋根に、ひとりの男の体が降ってきたのです。マックスが仰天しタクシーの外へと飛び出すと、降ってきた男は何者かに殺されて、すでに死んでいました。男を殺したのは、マックスを貸切として雇った雇い主のヴィンセントでした。
マックスはようやく、自分が殺し屋の片棒を担がされそうになっていることに気づきますが、ヴィンセントの態度は急変し、マックスがヴィンセントの邪魔をしようものなら殺すことも厭わないと脅します。そしてマックスはヴィンセントの共犯者として、殺された男の死体を運ぶのに協力することとなってしまいます。ヴィンセントは、当初の紳士的で物腰柔らかな印象とは裏腹な行動に出ます。
というのも、彼は「地球上から一人二人消えても構わない」と考える冷徹な思考の持ち主でした。マックスはヴィンセントに脅されるがまま、次の仕事場へとヴィンセントを運ばされます。不本意ながら殺しの仕事を手伝わされることになってしまったマックスは、逃げないようにとハンドルに手をくくりつけられ、拘束されたままヴィンセントのことを待つことになります。
ヴィンセントは手を拘束されながらも、なんとか助けを呼ぼうと車のクラクションを鳴らしますが、やってきたのは助けではなく、その一帯を縄張りとしている車上荒らしでした。チンピラたちはマックスの財布だけでなく、車内に置きっぱなしになっていたヴィンセントの仕事道具まで盗もうとします。そこへ戻ってきたヴィンセントは躊躇なくチンピラを殺害します。
その後3人目のターゲットがいると言われてマックスが運んだ先で、ターゲットを「マイルス・デイヴィスの経歴を正しく答えなかった」というささいな理由によって殺します。そうして次々と人殺しをこなしていくヴィンセントですが、病院にいるマックスの母親に見舞いの花をくれるなど意外な一面を見せたりもします。しかしマックスは、目の前で次々と人が殺されていくという状況に耐えきれなくなります。
なんとかしてヴィンセントの仕事に横槍を入れてやろうとし、仕事道具である、ターゲットの情報が入ったカバンを車から路上に投げ捨ててしまいます。そのことによってカバンは使用不可能となってしまいます。カバンに入っていた情報がなければ仕事がこなせないと激怒したヴィンセントと、これで解放されるかと期待したマックスですが、マックスの期待もむなしく、諦めないヴィンセント。
ヴィンセントの依頼主である麻薬組織の首領・フェリックスの元へ行くようにマックスに命じます。自分の代役としてマックスを行かせ、ターゲットの情報を受け取らせようとしたのです。フェリックスは、ヴィンセントに渡したのは高い金を支払って作成したものだったのにと怒ります。
あらすじネタバレ:犠牲者の共通点
ヴィンセントが持っていたデータの中身は、行われる裁判の検証人側のリストでした。データの紛失を知ったフェリックスのおかげで、マックスは危うく命の危険にさらされますが、なんとか言い逃れることができました。そして、データのバックアップが入ったUSBを手に、ヴィンセントの元へと戻るのでした。一方、一連の事件を追っていたFBIであるファニングにより、ヴィンセントとマックスに追っ手がかかります。
ファニングは、一連の事件の被害者がみな検証人側の証人であることに気づき、被害者たちを殺したのがヴィンセントと呼ばれる殺し屋であることに気がつきます。それだけでなく、ヴィンセントという殺し屋のバックにフィリックスという麻薬組織の首領が存在していることまで突き止めます。それまでの被害者たちの傾向から、次なるターゲットをつきとめたファニングは、4人目のターゲットであるリムを保護しようと動きます。
ヴィンセントはマックスとともに、リムのいるコリアンバーに入りますが、そこで、標的を守るために張っていた用心棒、ファニングはじめとしたFBI、フィリックスの仲間と各勢力が衝突するもみ合いとなります。ファニングはマックスはヴィンセントに共犯を強要されただけであると信じてくれ、保護しようとしてくれます。しかしその矢先、ヴィンセントの手によってファニングもまた殺されてしまいます。
自分が無実であると信じてくれたファニングまで殺されたことで、マックスは怒り、ヴィンセントを乗せたまま荒い運転に出て、とうとう車を横転させます。傷を負ったヴィンセントですが、5人目のターゲットを始末するためにその場を立ち去ります。
映画コラテラルの結末ネタバレ
結末ネタバレ:5人目
タクシーが横転した現場を目撃した警察官が現場へと駆けつけ、ヴィンセントがトランクに押し込んだ最初の被害者を発見すると、マックスは犯人であると疑われ、あやうく逮捕されそうになります。これで罪に問われるのかと諦めかけたマックスでしたが、フィリックスから新たに入手したターゲットの情報を見ると、そこにはヴィンセントをタクシーに乗せる前、意気投合した乗客のアニーの姿がありました。
ヴィンセントが殺害する5人目のターゲットは、アニーだったのです。このままではアニーが殺される、と危機感を募らせたマックスは、強硬手段に出て警官を襲い、拘束して、銃を奪います。もらった名刺から連絡先を突き止め、アニーに電話し、マックスはことの次第と、彼女の身に危険が迫っていることを話します。はじめこそ取り合わなかったアニーですが、周囲が緊急事態になっていることをさとり、その場を離れようとします。
現れたヴィンセントにより逃げ道を塞がれてしまいます。危機一髪アニーの仕事場に駆けつけたマックスは、アニーを連れて庁舎から脱出し、ヴィセントからの逃走を試みます。執拗に負ってくるヴィンセントの手から逃れようと、地下鉄に逃げるふたりをヴィンセントが追います。ヴィンセントは勘も鋭く、とうとう追い詰められたマックスは、決心を固めます。
地下鉄の照明が消えた瞬間、警察官から奪った銃でヴィンセントのことを射撃します。そして、マックスとヴィンセントは撃ち合いになります。がむしゃらに銃を撃ちまくるマックスに対してヴィンセントも応戦しますが、傷を負ったのはヴィンセントの方でした。マックスの銃弾はヴィンセントの腹に命中し、ヴィンセントは車両の座席にくずおれて、息を引き取ったのでした。
ヴィンセントが口にした通り、「ひとりふたり死んだ程度で」誰も構やしないロンドンの地下鉄で、ヴィンセントは誰からも相手にされませんでした。
結末ネタバレ:夜明け
ヴィンセントの魔の手から逃れたマックスとアニーは、静かに地下鉄をおり、明け方の駅を脱出します。ひょんなことから殺人鬼の片棒を担がされてしまったマックスの長い長い夜が終わりを告げ、朝が開けたのでした。
映画コラテラルの登場人物・キャスト
ヴィンセント/トム・クルーズ
結末や評価・感想、ネタバレのあらすじなどが話題となったトム・クルーズ主演映画「コラテラル」で極悪非道のインセントという男を演じるのは、日本でも知名度の高いスター俳優トム・クルーズです。1986年『トップガン』の世界的大ヒットをきっかけにスター俳優としての知名度を勝ち取ったのちは、ヒューマンドラマからアート的色合いの強い作品まで、どちらかといえば静かな印象のある映画に意欲的に出演していました。
しかし、自身が映画プロデューサーを務めた映画1996年『ミッション:インポッシブル』からアクション俳優としてのイメージを徐々に強固にしていきました。この頃、トム・クルーズの俳優としてのキャリアは半ば。これ以前はアクション俳優としてトム・クルーズを見ている人は少数でしたが、現在では出演作の大半がアクション作品という、名実ともにアクション色の強い俳優としてのイメージを固めました。
また渡辺謙との共演を果たした「ラスト・サムライ」にって、トム・クルーズは日本での知名度も確固たるものにし、2004年に映画のプロモーションのため来日した際には、西武ドームで行われた日本シリーズ・西武ライオンズ対中日ドラゴンズ戦の始球式を務めるほどの人気っぷりです。
結末や評価・感想、ネタバレのあらすじなどが話題となったトム・クルーズ主演映画「コラテラル」では、それまでのヒーローというトム・クルーズのイメージを一新し、極悪非道の殺し屋の役に挑んでいます。
マックス/ジェイミー・フォックス
結末や評価・感想、ネタバレのあらすじなどが話題となったトム・クルーズ主演映画「コラテラル」で、トム・クルーズ演じる殺し屋ヴィンセントの仕事に巻き込まれ共犯者にされてしまう不運なタクシー運転手の役を演じているのは、アフリカ系アメリカ人であるジェイミー・フォックスです。ジェイミー・フォックスは2004年、映画『Ray/レイ』(レイ・チャールズの伝記)で主人公のレイを熱演します。
その功績で、アカデミー主演男優賞を受賞しました。これは、アフリカ系アメリカ人の俳優としては史上3人目に数えられる快挙で、2007年には「ハリウッド・ウォーク・オブ・フェーム」にその名が名前が刻まれた名優です。映画で『コラテラル』でジェイミー・フォックスは助演男優賞にもノミネートされていました。
映画「コラテラル」でジェイミー・フォックスは、トム・クルーズ演じる殺し屋に共犯者に仕立て上げられてしまいますが、そうした理不尽な状況にも屈せず、最後にはヴィンセントを倒すという勇気ある行動のできる主人公としてマックスを好演しています。
アニー/ジェイダ・ピンケット=スミス
結末や評価・感想、ネタバレのあらすじなどが話題となったトム・クルーズ主演映画「コラテラル」で主人公マックスと意気投合し、その後ヴィンセントの最後のターゲットであることが明らかになる女性・アニーを演じるのは、アフリカ系アメリカ人、ユダヤ系ポルトガル人の家計に生まれたジェイダ・ピンケット=スミスです。ジェイだはダンスと振り付けの勉強をしたのちに女優になることを夢見てロサンゼルスに移ります。
テレビドラマへの出演をはじめとしてキャリアを築きました。2009年から放送されたテレビドラマのシリーズ「しあわせの処方箋」では、主演の看護婦長クリスティーナ・ホーソンを演じるとともに、製作総指揮も務めました。俳優としてのきゃりあでは、マトリックスシリーズの『リローデッド』、『レボリューションズ』のナイオビ役が特に有名で、代表作となっています。
結末や評価・感想、ネタバレのあらすじなどが話題となったトム・クルーズ主演映画「コラテラル」では、知的で主人公のこころを一瞬で射止める知的な女性を演じています。
映画コラテラルのトム・クルーズの演技に対する感想や評価は?
では、結末や評価・感想、ネタバレのあらすじなどが話題となったトム・クルーズ主演映画「コラテラル」にはいったいどんな感想が寄せられているのでしょうか。こちらは、映画「コラテラル」の役作りに懸命に覗くトム・クルーズの姿勢について評価するツイートです。トム・クルーズが演じるのは、この映画で異色の極悪の殺し屋という役どころです。
コラテラルって本当にいい映画だと思う。
— Ryuichi (@ryuryu0111y) February 18, 2019
役作りのためにトレーニングする、トム・クルーズ pic.twitter.com/yKLDe0Gw8V
その異色の役に、万全の役づくりで望んだトム・クルーズのアクションシーンは、見ごたえ抜群でこの映画の魅力になっています。
映画コラテラルに関する感想や評価は?
こちらでは、結末や評価・感想、ネタバレのあらすじなどが話題となったトム・クルーズ主演映画「コラテラル」のストーリーや俳優の演技だけでなく、全体的に洗練された雰囲気がよかったと評価するツイートです。監督を務めるマイケル・マンは、クリストファー・ノーランが映画を参考にしたと話しているほど、演出力に高い評価を受けている映画監督です。
『コラテラル』
— cosmo (@cosmo_em) January 18, 2019
なんてことはないストーリーなんだけど、運転手のいい人っぷりと殺し屋の冷酷さが対比になって面白かった!
台詞もなんかオシャレだし、夜の街が綺麗で視覚的にも良かったなぁ😊
笑顔を封印した殺し屋トムクルーズ、迫力あって最高でした👏
白髪の方が好みかも😁#映画 #トムクルーズ pic.twitter.com/lHBnnJPVLe
その洒脱な演出は映画「コラテラル」でも遺憾無く発揮されていて、主人公のマックスにとっては最悪な一晩の夜の風景を、垢抜けた演出で彩っています。結末や評価・感想、ネタバレのあらすじなどが話題となったトム・クルーズ主演映画「コラテラル」は、一見シンプルなストーリーと基本的に暗闇のなかで進行する展開が退屈にならないのは、こうしたマン監督の洗練された演出技術あってのことと言えそうです。
映画コラテラルのネタバレまとめ
いかがでしたでしょうか。結末や評価・感想、ネタバレのあらすじなどが話題となったトム・クルーズ主演映画「コラテラル」は、トム・クルーズが挑んだ初の極悪人の演技とその役作りなどもさることながら、マン監督の垢抜けた演出力、バディものにも見えるような絶妙なバランスのストーリーが魅力となっていました。「名作」との評価も受ける映画「コラテラル」を、ぜひご自分の目で確かめてみてください。