2019年03月10日公開
2019年03月10日更新
フライト・オブ・フェニックスのあらすじは?映画の結末・感想をネタバレ
映画「フライト・オブ・フェニックス」のあらすじを結末までネタバレで紹介します。映画「フライト・オブ・フェニックス」は、砂漠に不時着した石油採掘所の輸送機に乗っていたスタッフたちが、生還するまでを描いた映画です。砂漠という過酷な自然の中で、生きるために悪戦苦闘する主人公のフランクたちスタッフは、どのように砂漠から脱出するのでしょうか?ラストまでネタバレで紹介していきます。また、この映画「フライト・オブ・フェニックス」を観た感想なども紹介します。
目次
フライト・オブ・フェニックスとは?
映画「フライト・オブ・フェニックス」とは、砂漠にある石油会社の採掘所が閉鎖されることになり、スタッフ一同は輸送機に乗り込み、帰国することになりました。しかしその輸送機が砂漠地帯で砂嵐に遭い、不時着してしまいました。輸送機は大破し、広大なゴビ砂漠に取り残されたスタッフたちが生還を目指し苦闘するサバイバル映画です。
この映画「フライト・オブ・フェニックス」には「砂漠のど真ん中でたった一つのチャンスにかける10人の運命は…」というキャッチコピーが付けられています。ここでは映画「フライト・オブ・フェニックス」のあらすじを、結末をラストまでネタバレで紹介していきます。そして映画「フライト・オブ・フェニックス」のキャスト紹介と、映画「フライト・オブ・フェニックス」を観た感想・評価も紹介します。
フライト・オブ・フェニックスの映画作品情報
映画「フライト・オブ・フェニックス」は、2004年の12月に公開されたアメリカ映画です。日本での公開は2005年。監督はジョン・ムーアで、主演はデニス・クエイドです。この映画「フライト・オブ・フェニックス」は、1965年のアメリカ映画「飛べ!フェニックス」をリメイクした映画です。「飛べ!フェニックス」では堕ちたのはサハラ砂漠だったという設定ですが、「フライト・オブ・フェニックス」では、ゴビ砂漠です。
フライト・オブ・フェニックスの監督
映画「フライト・オブ・フェニックス」の監督は、ジョン・ムーアです。ジョン・ムーアは1970年生まれでアイルランド出身です。子どもの頃に憧れた報道カメラマンを目指し、アイルランドのダブリンにあるテクニカル・フィルム・スクールに入校、卒業するとレバノンやボスニアへ行き、戦場カメラマンとして活躍しました。その後、アイルランド出身の映画監督の元で撮影助手をすることになり、映画監督となりました。
映画「フライト・オブ・フェニックス」のジョン・ムーア監督のデビュー作は、2001年の「エネミー・ライン」です。以降、短編映画の監督・脚本などを手掛け、映画監督として活動を始めました。ジョン・ムーア監督の主な監督作品を紹介します。
- 「オーメン」(2006年)
- 「マックス・ペイン」(2008年)
- 「ダイ・ハード/ラスト・デイ」(2013年)
- 「サイバー・リベンジャー」(2016年)
フライト・オブ・フェニックスの予告編動画
映画「フライト・オブ・フェニックス」の予告編動画です。砂漠に墜落していく様が迫力ある映像で見せています。過酷な砂漠の中で、10人のメンバーたちは、生還できるのでしょうか?アクションシーンもあり、見どころ満載の予告編となっています。
フライト・オブ・フェニックスの映画あらすじをネタバレ
映画「フライト・オブ・フェニックス」のあらすじをネタバレで紹介していきます。広大な砂漠地帯に不時着してしまった石油採掘所のスタッフたち。彼らはどのように砂漠からの脱出を図るのでしょうか?また、砂漠には危険も潜んでいるということで、どのような結末、ラストを迎えるのでしょうか?映画「フライト・オブ・フェニックス」のストーリーのあらすじを、結末をラストまでネタバレで紹介していきます。
あらすじネタバレ:閉鎖命令
フランク・タウンズは本社からの命令を持って、砂漠にある石油採掘所へやってきました。その命令とは、この石油採掘所を閉鎖せよ、というものです。現地の責任者であるケリーは、この採掘所唯一の女性です。ケリーは突然の閉鎖命令を聞き、フランク・タウンズに怒りをぶつけます。ケリーの怒りを軽く受け流し、帰国の準備を始めます。輸送飛行機C-119に廃材と、スタッフたちを乗せて、離陸しました。
あらすじネタバレ:砂漠の砂嵐
離陸して数時間が経ちました。突如、大きな砂嵐が起こり、輸送機は巻き込まれてしまいました。フランクは何とか立て直そうとしますが、重量オーバーで飛んでいたということもあり、輸送機は操縦ができなくなりました。輸送機は、砂漠地帯にかろうじて不時着しますが、機体は大破してしまいました。輸送機が降りた砂漠は、モンゴルのゴビ砂漠でした。
あらすじネタバレ:脱出不可能な砂漠
ゴビ砂漠は、世界で4番目と言われている広大な砂漠で、歩いて抜け出すなど到底できません。フランクたちは本社からの救助を待つことにしました。しかし輸送機に積んである水や食料は少なく、砂漠という過酷な自然を前に日々体力が奪われていきます。フランクたちは、コスト削減を図る本社が、閉鎖した採掘所の人員を救出するために費用を出すわけがないと思うようになりました。
ある夜、用を足すために一人離れたデイヴィスが砂嵐に巻き込まれ、亡くなりました。このまま死を待つしかないのかと採掘所のスタッフたちは動揺します。ロドニーとジェニーが砂漠を歩いて抜け出そうと水を持ち出そうとしました。フランクたちは二人を止めようと争いになりかけました。その時、声をかけた男がいます。採掘所スタッフではないその男はエリオットという名で、砂漠を旅していて、勝手に採掘所に居座っていたのでした。
あたすじネタバレ:飛行機を作る?
エリオットが、自分は航空機の設計技師で、大破した輸送機から、使える部品を集めて飛行機を作る、と言いました。最初は笑って取り合わなかったスタッフたちですが、エリオットの自信に満ちた態度に、やってみようという声が上がりました。しかしフランクは、このまま静かに救助を待つと言いました。次の朝、リドルが黙っていなくなりました。フランクは、これ以上死者を出すわけにはいかないと、リドルを捜しに出ていきました。
リドルを捜すうちに、フランクは輸送機が不時着した場所に着きました。そこには輸送機が不時着する直アワー前に落下した男の遺体があります。その遺体の側には薬莢が散乱していました。フランクは危険な者の存在を確信します。そこへリドルが現れ、フランクに「希望が持てないなら仕事を与えて欲しい」と言いました。フランクはリドルの言葉に納得し、飛行機を作ることにしました。
あらすじネタバレ:砂漠のフェニックス
エリオット主導で飛行機作りが始まりました。飛行機は「砂漠の不死鳥」をイメージして「フェニックス」と名付けられました。作業は、熱い昼間だと水を大量にいることから、気温の下がる夜間に行われました。作業中は、燃料を誤って爆発させてしまったり、急な雷雨によって機体に落雷するなど、トラブルが続きます。そんな中、フランクはエリオットの言動に、本当に航空機の設計技師なのか?と疑いを持ちました。
エリオットはみんなに隠れて水を飲んでいたことが分かりました。皆が指摘すると、エリオットは「僕はみんなが寝ているときに作業をしている、ここでは僕が指揮官なのだから、部下に指図されることはない」などと言うので、エリオットとスタッフの間は次第に険悪なムードになってきました。ある日、ケリーが不審な集団を目撃しました。フランクは不時着現場で銃を発射した危険な集団では?と考えました。
あらすじネタバレ:盗賊団と遭遇
フランクの考えに反してAJとロドニーは、水を分けてくれるかもしれないと、現地語を話せるイアンと共にその集団に会いに行きましたが、フランクの言う通り危険な盗賊団でした。ロドニーが盗賊団に射殺され、秘かに後をつけていたフランクと、盗賊団の銃撃戦となりました。結果、盗賊団は残り一人となりました。
フランクがその生き残りを連れて帰りましたが、エリオットは水がもったいないという理由で、その最後の一人を簡単に射殺してしまいました。フランクはエリオットを責めましたが、エリオットは飛行機を完成させるために必要な存在です。エリオットは「ここの指揮官は誰だ?」と言い、フランクたちスタッフ全員に謝罪を求めました。謝罪を受けたエリオットは再び作業を始めました。
盗賊団を全員仕留めたと思っていたフランクたちですが、実はもう一人生き残っていました。その一人が仲間の盗賊団を呼んできました。フランクは。盗賊団は俺たちが弱っていくのを待っているのだと考えました。
フライト・オブ・フェニックスの結末・ラストネタバレ
ここまで映画「フライト・オブ・フェニックス」のあらすじをネタバレで紹介しました。砂漠に不時着したフランクたちスタッフとエリオットは、果たして砂漠から生還できるのでしょうか?ここからは映画「フライト・オブ・フェニックス」の結末をネタバレで紹介します。砂漠の盗賊団も気になります。ラストはどうなるのでしょうか?それでは映画「フライト・オブ・フェニックス」の結末、ラストをネタバレで見ていきます。
結末・ラストネタバレ:フェニックス完成
とうとう飛行機「フェニックス」が出来上がりました。喜んだのもつかの間、エリオットは実は本物の航空機の設計技師ではなく、模型飛行機のデザイナーだということが判明しました。大きなショック受けたフランク。皆がエリオットに騙されていたと憤慨し、イアンはエリオットを殺そうとしました。エリオットは、僕の飛行機は飛ぶという主張を曲げません。
エリオットとスタッフが対立する中、砂嵐が起こり飛行機「フェニックス」が一瞬、浮き上がりそうに見えました。飛べるかもしれないと希望を持ちましたが、フェニックスは砂に埋もれてしまいました。スタッフたちは失望しますが、フランクは「自信を持て、俺たちはクズじゃない」と声をかけました。スタッフたちにやる気が戻り、フェニックスを覆っている砂をすべて取り除き、いよいよフェニックスのエンジン始動です。
結末・ラストネタバレ:歓喜
ついにフェニックスのエンジンが始動、プロペラが回転し始め、一同は歓喜しました。フランクが操縦席に乗り、スタッフたちは翼に寝ころびました。その時、これまでフランクたちを見張っていた盗賊団が襲い掛かってきました。フランクは操縦席に乗り、フェニックスを崖に向かって走らせます。必死に操縦するフランク。フェニックスは崖から勢いよく飛び出しました。
うまく風に乗ったフェニックスは、砂漠を飛び続け、ついに都市に到着し、着陸することができました。フランクは「シャットダウン・タウン」と呼ばれ、航空会社を設立しました。その会社の名は「フェニックス」です。エリオットはNASAに入り、航空技師として有名になりました。ここまで映画「フライト・オブ・フェニックス」のあらすじを結末までネタバレで紹介してきました。ここからはこの作品のキャストを紹介します。
フライト・オブ・フェニックスの登場人物・キャスト
映画「フライト・オブ・フェニックス」のあらすじを、結末までネタバレで紹介してきました。「フェニックス」が完成し、盗賊団の襲撃を間一髪でかわしたラストとなりました。ここからは、映画「フライト・オブ・フェニックス」の主人公フランク役を演じたデニス・クエイドを始め、共演のキャストを紹介していきます。
フランク/デニス・クエイド
映画「フライト・オブ・フェニックス」の主人公フランクを演じるデニス・クエイドは、1954年生まれでアメリカ・テキサス州出身です。この映画で「フェニックス」を操縦していますが、私生活でもセスナ級のパイロット資格を持っています。主な出演作を紹介します。
- テレビ映画「The Special Relationship」(2010年)
- 映画「フットルース夢に向かって」(2011年)
- 映画「ザ・ワーズ 盗まれた人生」(2012年)
- 映画「チェイス・ザ・ドリーム」(2012年)
- 映画「ムービー43」(2013年)
- 映画「僕のワンダフル・ライフ」(2017年)
エリオット/ジョヴァンニ・リビシ
映画「フライト・オブ・フェニックス」でエリオットを演じるジョヴァンニ・リビシは、1974年生まれでアメリカ・ロサンゼルス出身です。子役として活躍後、映画「ロスト・イン・トランスレーション」や映画「アバター」、「パブリック・エネミーズ」など、数々の大作映画に出演しています。他の主な出演作を紹介します。
- 映画「プライベート・ライアン」(1998年)
- 映画「ギフト」(2000年)
- 映画「パーフェクト・ストレンジャー」(2007年)
- 映画「L.A. ギャング ストーリー」(2013年)
- 映画「グローリー/明日への行進」(2014年)
- 映画「マッドタウン」(2016年)
AJ/タイリース・ギブソン
映画「フライト・オブ・フェニックス」でAJを演じるタイリース・ギブソンは、1978年生まれでアメリカ・カリフォルニア州出身です。俳優ですが、歌手としても活躍しています。俳優としての主な出演作を紹介します。
- 映画「ラヴ・ソング」(2000年)
- 映画「ワイルド・スピードX2」(2003年)
- 映画「フォー・ブラザーズ/狼たちの誓い」(2005年)
- 映画「トランスフォーマー」(2007年)
- 映画「レギオン」(2010年)
- 映画「クリスマスの贈り物」(2013年)
- 映画「ワイルド・スピード ICEBREAK」(2017年)
フライト・オブ・フェニックスに関する感想や評価は?
『フライト・オブ・フェニックス』見終わったw
— らきむぼん(*̫͡* )ミステリ/読書 (@x0raki) March 20, 2012
あり得ねーって話だったけど、夢があって良かったかもな。
イイ映画。
映画「フライト・オブ・フェニックス」の感想です。現実には、ほぼあり得ないと思うけれど、夢があって良い映画だったという感想です。
あーおもしろかった。『フライト・オブ・フェニックス』はツッコミどころ満載だったけど、退屈になる場面がほとんどなくてそれだけでも十分に良い映画だと思いました。
— うさみー/ふーか (@usamie_f) March 19, 2012
映画「フライト・オブ・フェニックス」の感想です。面白い映画だったという感想で、退屈することなくラストまで観れたことは、良い映画だと思ったということです。
フライト オブ フェニックス
— ケヴィン (@KevinQuality) April 30, 2016
良い映画だった。デニスクエイド、ジョヴァンニリビシ、ミランダオットー…人間のドロドロした部分とか見えて面白かった。
映画「フライト・オブ・フェニックス」の感想です。良い映画だったということと、キャストのデニス・クエイドを始め、ジョヴァンニ・リビシたちが、人間の内面に潜むドロドロとした感情を演じていて、面白かったという感想です。
フライト・オブ・フェニックスの映画ネタバレまとめ
いかがでしたか?映画「フライト・オブ・フェニックス」のあらすじを、結末までネタバレで紹介しました。映画「フライト・オブ・フェニックス」は、過酷な自然に投げ出された主人公たちの苦闘の様子が描かれていました。「フェニックス」が完成し、砂漠から生還したラストは感動的だという感想もありました。生きることを諦めなかった彼らの姿が感動を呼んだ映画「フライト・オブ・フェニックス」を、どうぞお楽しみください。