イングリッシュ・ペイシェントのあらすじと感想をネタバレ!出演キャストの現在は?

『イングリッシュ・ペイシェント』は1996年に公開されたアメリカの恋愛映画で、マイケル・オンダーチェの小説「イギリス人の患者」を原作とした今世紀最後の壮大で切ないラブストーリーです。話は第二次世界大戦時代の北アフリカ。戦争で傷を負った「男」と人妻「キャサリン」が出逢い惹かれて行くように。2人の関係がどうなっていくのか?映画のあらすじや感想、ネタバレを紹介していくと共に『イングリッシュ・ペイシェント』に出演していた女優やキャストも紹介していきますので最後までお付き合いください。

イングリッシュ・ペイシェントのあらすじと感想をネタバレ!出演キャストの現在は?のイメージ

目次

  1. イングリッシュ・ペイシェントとは?
  2. イングリッシュ・ペイシェントのあらすじネタバレ
  3. イングリッシュ・ペイシェントの結末ネタバレ
  4. イングリッシュ・ペイシェントのキャスト紹介
  5. イングリッシュ・ペイシェントのキャストの現在
  6. イングリッシュ・ペイシェントが輩出した名女優
  7. イングリッシュ・ペイシェントの感想や評価
  8. イングリッシュ・ペイシェントのあらすじや感想まとめ

イングリッシュ・ペイシェントとは?

映画『イングリッシュ・ペイシェント』はマイケル・オンダーチェ(スリランカ生まれのカナダの小説家)の「イギリス人の患者」(イングリッシュ・ペイシェントの直訳)が原作の1996年制作のアメリカ映画です。

映画『イングリッシュ・ペイシェント』の舞台となったのは第2次世界大戦時代の北アフリカ。戦争で負傷し記憶も失くしてしまった男と現地で出逢ったキャサリンが恋に落ちて行く今世紀最後の壮大なラブ・ロマンスストーリーです。

イングリッシュ・ペイシェントの映画情報

映画『イングリッシュ・ペイシェント』は製作費2700万ドル上映時間162分の大作で、1996年11月15日アメリカにて公開され、翌年1997年4月26日日本にて公開されました。『イングリッシュ・ペイシェント』のキャッチコピーは「あなたに抱かれて、地図のない世界へ―――」と切ないサブタイトルが付けられています。

1996年にアメリカで公開された当時は「不作」かの様に思われましたが、緩やかに火が付き始め、公開が終了するころには世界中で絶賛され、興行収入も2億3200万ドルと大ヒット映画になっていました。そして数々の賞を受賞していきました。

  • アカデミー賞9部門受賞
  • ゴールデングローブ賞2部門受賞
  • 放送映画批評家協会賞2部門受賞
  • 英国アカデミー賞5部門受賞

イングリッシュ・ペイシェントの監督情報

映画『イングリッシュ・ペイシェント』の監督を務めたのは「アンソニー・ミンゲラ」(上の画像)です。アンソニー・ミンゲラは1954年1月6日イングランドのワイト島で生まれました。ミンゲラには弟と妹が居るのですが、2人とも脚本家として活躍されています。ミンゲラはノースヨークシャー州のハル大学を卒業後脚本家として活躍します。

2001年にはイギリス王室の”CBE(コマンダー・オブ・ブリティッシュ・エンパイアー)”の称号を授与されました(上の画像の勲章)。2003年から2007年まで英国映画協会の会長も務められました。プライベートは奥様と子どもが2人で、一人は俳優として活躍しています。

1984年に脚本を手掛けた作品で”ロンドン劇場批評家賞脚本賞”を受賞、その後1991年に映画監督としてデビューし、初監督作品も”英国アカデミー賞”でも受賞するなどその才能は目を見張るものでした。そして1996年公開の『イングリッシュ・ペイシェント』でアカデミー賞監督賞を受賞しました。

そして、この才能あるアンソニー・ミンゲラ氏に癌が襲い掛かります。癌治療の手術後、合併症を患って2008年3月18日54歳の若さで生涯を閉じたのでした。死後、PDとして携わった映画でアカデミー作品賞にノミネートされました。

イングリッシュ・ペイシェントの予告動画

アンソニー・ミンゲラ氏の主な作品を紹介していきます。

  • 1991年・愛しい人が眠るまで(デビュー作品)
  • 1993年・最高の恋人
  • 1996年・イングリッシュ・ペイシェント
  • 1999年・リプリー
  • 2003年・コールドマウンテン
  • 2006年・こわれ行く世界の中で

イングリッシュ・ペイシェントのあらすじネタバレ

映画『イングリッシュ・ペイシェント』は胸が熱く、切なく、苦しくなるほどの感情が湧きます。こんなに熱い気持ちになれる恋ごころの映画『イングリッシュ・ペイシェント』のあらすじネタバレを紹介していきます。

あらすじネタバレ:大怪我を負った男性

第二次世界大戦もそろそろ終息を迎えようとする1994年10月、イタリア南東サン・ジロラモの野戦病院に、北アフリカの砂漠で飛行機墜落事故に遭い、大火傷に大怪我を負った男性が運ばれてきました。男性は記憶を失っていて、身元が確定出来る証明もないことから「イングリッシュ・ペイシェント(イギリス人の患者)」と呼ばれることになります。

あらすじネタバレ:記憶がない男性

カナダ人の看護師ハナ(ジュリエット・ビノシュ)は記憶を失った「イングリッシュ・ペイシェント」(レイフ・ファインズ)を看病するため、空襲により廃墟となった修道院に彼を運び、そこで世話をすることになります。ハナに看病を受け少しづつ、断片的ではあるが記憶が頭の中を掠めはじめ、徐々に自分自身のことを話し始めます。

あらすじネタバレ:男性の本名

「ラズロ・アルマシー」イングリッシュ・ペイシェント(イギリス人の患者)これが火傷を負い大怪我を負った男性の名前です。アルマシーはハンガリーの伯爵家の出身者だったのです。アルマシーは1930年代後半、英国地理学協会に入りサハラ砂漠で親友のマドックス(ジュリアン・ワイドハム)と一緒に地図の作成に没頭していたのです。

あらすじネタバレ:惹かれあう2人

それは墜落事故から遡ること6年前の1938年、アルマシーのところに英国地理学協会のスポンサーとして派遣されていたジェフリー・クリフトン(コリン・ファース)は妻のキャサリン(クリスティン・スコット・トーマス)と共に参加していました。

そしてジェフリーはキャサリンを残したまま、単身英国情報本部の在るカイロに戻って行きました。その後、キャサリンはアルマシーの砂漠調査に同行するのですがアルマシーは彼女に惹かれていきます。

いつもの様に砂漠を調査していたある日、猛烈な砂嵐に見舞われます。そんな中、ジープで一晩過ごすことになったアルマシーとキャサリンはお互いが惹かれあっていたことに気が付きます。カイロの宿舎に戻り、2人は熱く結ばれて行きます。その日から2人は危険な関係だと分かっていながらも心を抑えることが出来ずにいました。

あらすじネタバレ:逢瀬を続ける2人

アルマシーとキャサリンはあの結ばれた日から人目を忍んでは逢瀬を重ねて行くのです。キャサリンは夫ジェフリーへの罪悪感に胸が痛めつけられ、悩みもするがアルマシーに愛される喜び、アルマシーを思う気持ちを断ち切ることが出来ずにいました。やがて戦争も機運が高まってきたので、キャサリンはアルマシーとの別れを覚悟で夫ジェフリーに帰国を望んだのですが、ジェフリーは帰国する意思がありませんでした。

やがてキャサリンは夫ジェフリーへの罪悪感からアルマシーとの別れを決意します。アルマシーには到底受け入れることの出来なかったのですが、キャサリンの決意は固かったのです。キャサリンが去った後、アルマシーは砂漠での調査に没頭し、心の中からキャサリンを払拭しようとしていました。

あらすじネタバレ:アルマシーへの恨み

時は1944年に…看護師のハナが最初にいて施設(修道院)には地雷処理専門のイギリス陸軍・キップ軍曹(ナヴィーン・アンドリュース)やカナダ軍参謀部隊のカラヴァッジョ(ウィレム・デフォー)がハナの弾くピアノの音に誘われやって来ます。

カラヴァッジョは過去にドイツ軍からスパイ容疑をかけられ、両右手の親指を切断されていました。その原因を作ったのは”カラヴァッジョ”だと分かる写真を撮影したアルマシーにあると思っていたのアルマシーを探していたのです。

あらすじネタバレ:蘇る記憶

そして戦争が終結した後、カラヴァッジョが「お前がスパイだと知って、マドックスは拳銃自殺したんだぞ!!」とイングリッシュ・ペイシェント(アルマシー)に凄い剣幕でまくしたてました。そして、その一言でアルマシーは自分がスパイでないことも、ジェフリーとキャサリン夫妻を殺害したと言うことも、違う…と飛行機墜落前の記憶が一気に戻って来たのでした。

あらすじネタバレ:ジェフリーの蛮行

アルマシーはキャサリンを忘れる為にサハラ砂漠で作業に没頭している日々が続きます。そんなある日、アルマシーが砂漠から引き揚げ準備をしていた時、突然一機の小型飛行機がアルマシーを目掛けて突進して来ました。それは嫉妬で怒り狂ったジェフリーがキャサリンを道連れに、死を覚悟でアルマシーへ体当たりを試みたのです。

アルマシーは間一髪で危機を免れましたが、小型機を操縦していたジェフリーは即死してしまい、キャサリンは瀕死の重体を負ってしまいます。アルマシーは瀕死のキャサリンを洞窟まで運び、持っていた食糧を置くと助けを求めに砂漠を彷徨い歩きました。3日の時が経ち、イギリス占領下の町へとたどり着きますが、アルマシーはドイツ軍にスパイ容疑を受け、捕らえられてしまいます。

イングリッシュ・ペイシェントの結末ネタバレ

映画『イングリッシュ・ペイシェント』もいよいよ終盤になってきました。記憶を失くす前と、失くした後、そして記憶が戻った時とドラマは交差しながらもクライマックスへ。ジェフリーと同乗していたキャサリンとアルマシーのその後を追って行きます。

結末ネタバレ:息絶えるキャサリン

イギリスの占領下で捕らえられていたアルマシーは、キャサリンを救いたい気持ちの方が上にあったので、手にしていた地図を渡し、それと引き換えにドイツ軍からガソリンを譲渡してもらい、マドックスが置いていた飛行機で洞窟に戻りました。瀕死状態だったキャサリンは、アルマシーが戻ってくるのを待てず、既に息絶えていたのです。

結末ネタバレ:飛行機の墜落

悲しみに咽ぶアルマシーですが、キャサリンの遺体を飛行機に乗せてイギリスへ向かいます。しかし、飛行の途中ドイツ軍から敵の飛行機だと思われ、対空砲の攻撃を受けて墜落します。アルマシーは遊牧民に助けられこの地の野戦病院に運ばれ、カナダ人の看護師ハナの世話を受けることになったのです。

結末ネタバレ:生涯の終わり

そして事の全ての事実を知ったカラヴァッジョは、誤解していたことを知り、アルマシーへの復讐の気持ちも消えていました。

キャサリンが死んだ今、アルマシーはハナに「安楽死」を切望し、ハナはキャサリンが書き残した日記をアルマシーに読み聞かせながら、アルマシーは波乱に満ちた生涯に終止符を打ちました。その後、「死」をも乗り越えて尚存在する「愛」があることを知ったハナは、カラヴァッジョと廃墟を出てフィレンツェに旅立ちました。

イングリッシュ・ペイシェントのキャスト紹介

今世紀最後の壮大なラブストーリー映画『イングリッシュ・ペイシェント』を熱く切なく演じられた豪華キャストの男優・女優の紹介をしていきます。

キャスト:レイフ・ファインズ

映画『イングリッシュ・ペイシェント』の主役で記憶を失った男性、「イングリッシュ・ペイシェント(イギリス人の患者)」のラズロ・アルマシー役のキャストはレイフ・ファインズ(RalphFiennes)です。レイフ・ファインズは1962年12月22日・イギリスのサフォーク・イプスウイッチ生まれです。主な活動の場は俳優(映画と舞台)・映画監督・映画プロヂューサーと多才ぶりを発揮しています。

レイフ・ファインズは「王立演劇学校」卒業後、ロイヤル・シェークスピア・カンパニーに所属。1995年、ブロードウェイで主演した「ハムレット」でトニー賞受賞(2015年までに「ハムレット」を演じ、トニー賞を受賞したのはレイフ・ファインズだけです。)レイフ・ファインズはこれまでに舞台・映画にと数多くの作品に出演して来ています。

1992年「嵐が丘」のヒースクリフ役、「シンドラーのリスト」の悪役アーモン・ゲート役、そして驚くことに上の写真の爽やかなレイフ・ファインズからは想像できないのですが、2005年に公開された「ハリー・ポッターと炎のゴブレット」で”名前を言ってはいけないあの人”…そう、最も恐ろしい魔法使いヴォルデモート役もレイフ・ファインズだったのです。

2010年「タイタンの戦い」の冥府の王・ハーデス役、2014年「グランド・ブダペスト・ホテル」のホテルの支配人ムッシュ・グスタヴ役、2015年「007スペクター」のM役と、幅広い役柄を演じられていますが、どの作品を観てもレイフ・ファインズにしか出せない表現力で観客を魅了しています。

キャスト:コリン・ファース

映画『イングリッシュ・ペイシェント』のキャサリンの夫・ジェフリー・クリフトン役のキャストはコリン・ファースです。コリン・ファースは1960年9月10日・イギリス・ハンプシャー州グレイショット生まれです。ロンドン芸術大学のドラマ・センターで演技を学んだ後、舞台「アナザー・カントリー」に出演し、同タイトルの映画にも出演。

1995年35歳の時にBBCで放送された「高慢と偏見」のダーシー役で一気に人気俳優となり、不動の地位を築きます。そしてこのドラマのコリン・ファースがきっかけでヘレン・フィールディング(ブリジットジョーンズの日記の作者)はマーク・ダーシーのキャラクターを作り上げたのです。その後映画化されたシリーズ3作でマーク・ダーシー役にキャストされています。

コリン・ファースは2009年映画『シングルマン』でヴェネツィア国際映画祭で男優賞を受賞。2010年『英国のスピーチ』のイギリス王ジョージ6世役で第68回ゴールデングローブ賞主演男優賞受賞。2011年英国アカデミー賞主演男優賞受賞、アカデミー主演男優賞を2年連続で受賞しました。

キャスト:クリスティン・スコット・トーマス

映画『イングリッシュ・ペイシェント』でアルマシーの恋人(不倫相手)・キャサリン役のキャストは、演技派女優でもありますが、しっとりとした役がこれほどまでに似合う女優は類を見ないほど!と言っても過言ではないくらいの女優・クリスティン・スコット・トーマスですクリスティン・スコット・トーマスは1960年5月24日・イングランド・コーンウォール生まれです。実夫、義父ともに事故で亡くしています。

クリスティンは下積み時代が長く、映画初主演をした時は「最低助演女優賞」にノミネートされるなど苦労が多々ありました。

しかし、1994年に公開された「フォー・ウエディング」ではその汚名を払拭し、英国アカデミー助演女優賞を受賞し、1996年公開の本作『イングリッシュ・ペイシェント』ではアカデミー賞主演女優賞にノミネートされるなど実力を発揮しています。また、フランス語が堪能なので2010年第63回カンヌ国際映画祭でOPセレモニーの司会も務めています。

クリスティンは年齢的に与えられる役の幅が決まって来るという理由で「今後、映画に出演することは無い」と宣言しましたが、その実力を映画界が黙認するはずもなく、2018年3月30日に公開された映画「ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男」の主役”ウィンストン・チャーチル”を支える妻”クレメンタイン・チャーチル”役として見事演じられています。彼女の今後の女優活動も楽しみにしたいです。

キャスト:ジュリエット・ビノシュ

映画『イングリッシュ・ペイシェント』でアルマシーを救助した看護師ハナ役にキャストされていたのは世界三大映画祭ですべての女優賞を受賞した実力派女優・ジュリエット・ビノシュです。ジュリエット・ビノシュは1964年3月9日・フランス・パリ12区生まれです。

彫刻家・俳優・演出家の父と女優の母との間に生まれました。ジュリエット・ビノシュはフランス国立高等演劇学校で演劇を学び、1983年公開の映画「Liberty Bell」でデビューします。

1986年公開の「汚れた血」でシュザンヌ・ビアンケッティ賞受賞、1991年公開の「ポンヌフの恋人」でヨーロッパ映画賞女優賞受賞、1993年公開の「トリコロール青の愛」でヴェネツィア国際映画祭女優賞・セザール賞主演女優賞受賞、1996年公開の『イングリッシュ・ペイシェント』でベルリン国際映画祭銀熊賞・アカデミー助演女優賞受賞。

2000年公開の「ショコラ」でアカデミー主演女優賞受賞、2010年公開の「トスカーナの贋作」で第63回カンヌ国際映画祭女優賞受賞と数々の女優賞を受賞し、世界三大映画祭のすべての女優賞に受賞した名実ともに輝いている世界的に活躍されている女優です。今後のさらなる活躍もとても楽しみな女優さんです。

キャスト:ナヴィーン・アンドリュース

映画『イングリッシュ・ペイシェント』では看護師ハナの恋人で連合軍爆弾処理担当の寡黙なインド人兵士キップ役にキャストされていたのはナヴィーン・アンドリュースです。ナヴィーン・アンドリュースは1969年1月17日・イギリス・ロンドン生まれですが、ナヴィーン・アンドリュースの両親はインド・ケーララからの移民してきました。

1991年公開の映画「ロンドン・キルズ・ミー」に出演し、名を知らせることになります。2004年から2010年まではテレビドラマの「LOST」シリーズにサイード役でレギュラー出演。この番組で全米で知名度を上げ、2006年・2009年と米国で最も美しい人ベスト10に選ばれています。

キャスト:ウィレム・デフォー

映画『イングリッシュ・ペイシェント』ではアルマシーに逆恨みを持つ指のないカナダ軍参謀部隊のカラヴァッジョ役にキャストされていたのは個性的な演技派俳優のウィレム・デフォーです。ウィレム・デフォーは1955年7月22日・アメリカ・ウィスコンシン州生まれで、外科医の父と看護師の母、8人兄弟の7番目と言うファミリーの中で育ちました。

ウィレム・デフォーは1986年公開の「プラトーン」に出演し、知名度を上げ注目を浴びるようになりました。そして、表情力表現力から個性的な役柄にキャストされる事が多いです。日本の漫画が原作のネットフリックス配信の映画「Deathe Note」では死神のリューク役にキャストされています。今後もどんな役をされるのかとても楽しみな俳優さんです。

キャスト:ユルゲン・プロホノフ

映画『イングリッシュ・ペイシェント』ではドイツ軍のミューラー将校役にキャストされていたのは1941年6月10日ドイツ・ベルリン生まれの俳優ユルゲン・プロホノフです。ユルゲン・プロホノフは1981年公開の「U・ボート」で国際的知名度をあげ、数多くの作品に出演。そして作品に”スパイス”を持たせる俳優として貴重な存在となっています。

イングリッシュ・ペイシェントのキャストの現在

レイフ・ファインズの現在

1996年に公開され、数々の賞を獲得した20世紀最大で壮大なラブロマンスストーリー、映画『イングリッシュ・ペイシェント』に出演されていた俳優・女優の現在の活躍を追跡しました。歳月がながれても輝き続けて見え、とても素敵な作品に携わられています。ではそんな現在を紹介していきます。

俳優レイフ・ファインズは、映画監督として構想20年の時を費やし、ソ連生まれの伝説のダンサー『ルドルフ・ヌレエフ』の若き日からパリでの亡命に至るまでの半生を描きます。世界三大バレエ団で活躍したバレエ史上に輝き残るヌレエフの光と影で自身もヌレエフの師匠役で出演します。

日本では2019年5月公開予定「ホワイト・クロウ伝説のダンサー(THE WHITE CROW・原題)」、そのスクリーンで彼の演じる、彼が描く世界観を楽しみにしたいです。

コリン・ファースの現在

俳優コリン・ファースは映画雑誌「SCREEN」の人気企画”英国男優総選挙”で今年度も1位を獲得。シリアスな役からコミカルな役までと幅広く演じ、女性からの支持には収まらず、男性からも根強い支持を受けています。そんなコリン・ファースの新たな挑戦は、ジェームズ・マーシュ監督作品で2019年1月11日公開の映画『喜望峰の風に乗せて』に出演しています。

映画『喜望峰の風に乗せて』は1968年、イギリスが海洋冒険ブームに沸いていたころが舞台となります。1人の”アマチュア冒険家が単独世界一周のヨットレース参加する”ことから始まります。これは実在する「ドナルド・クロスハースト」の話で、コリン・ファース熱望の映画化となりました。新たな「コリン・ファース」に会えるのが楽しみです。

クリスティン・スコット・トーマスの現在

女優クリスティン・スコット・トーマスは映画『イングリッシュ・ペイシェント』に出演した後も、幅広居役柄で数多くの作品に出演され、2018年には映画「トゥームレイダー・ファースト・ミッション」の重要キーパーソンのアナ・ミラー役にキャストされています。また「ウィンストン・チャーチル/ヒットラーから世界を救った男」ではチャーチルを献身的に支える妻の役にキャストされ、違う顔の役柄を見事に演じ切られています。

「今後、映画に出演することは無い」と以前語っていたクリスティン・スコット・トーマスですが、年齢を重ねた演技派女優が健在していることにファンは安堵の気持ちでいっぱいです。これからも幅広い役柄を演じて下さることを楽しみにしたいです。

ジュリエット・ビノシュの現在

映画『イングリッシュ・ペイシェント』出演後も2000年公開の「ショコラ」、2002年公開の「シェフと素顔と、おいしい時間」他30余りの作品に精力的に出演され、2018年公開の映画「Vision」では世界中を旅して紀行文を書き綴っている女性・ジャンヌの役にキャストされています。映画「Vision」は日本の映画監督「河瀬直美」監督の作品です。日本の映画で新たなジュリエット・ビノシュに出会える楽しみな作品です。

ナヴィーン・アンドリュースの現在

ナヴィーン・アンドリュースは2010年5月27日にアメリカ国籍を取得しています。そして2013年公開の映画「ダイアナ」ではパキスタン系イギリス人の外科医の役を熟しています。また活躍の場をテレビに移行して、2013年から2014年は「ワンス・アポン・ア・タイム」のスピンオフ作品や2015年から2018年は「センス8」に出演してファンを楽しませてくれています。

イングリッシュ・ペイシェントが輩出した名女優

助演女優賞を受賞したジュリエット・ビノシュ

映画『イングリッシュ・ペイシェント』で助演女優賞を受賞したジュリエット・ビノシュさんが日本とフランスの合作映画「Vision」に出演しました。その時のジュリエット・ビノシュさんが持たれた感想を紹介します。

映画『イングリッシュ・ペイシェント』で助演女優賞を受賞したジュリエット・ビノシュは2018年6月9日に映画「Vision」の舞台あいさつに緊急来日していました。映画「Vision」は河瀬直美監督が永瀬正敏とジュリエット・ビノシュの両人を主演に迎え、河瀬直美監督の出身地である奈良県でオールロケをした映画です。

ジュリエット・ビノシュは旅行記を書く”エッセイスト”ジャンヌ役にキャストされました。ジュリエット・ビノシュは河瀬直美監督の表現方法など、とても独特で素晴らしい!と感想を話され、日本の地方を訪れて地域の人に触れることが夢だったことを証し、その念願が叶ったことを喜んでいました。

ジュリエット・ビノシュはこれからも日本の作品に出演予定があるので、日本での活躍も益々楽しみにしたいです。

イングリッシュ・ペイシェントの感想や評価

奥さんが大好きなジェフリーに対する悲しい感想と、映画『イングリッシュ・ペイシェント』は大好きだという感想を書き込んでくださっています。

ねこロボさんは「ナヴィーン・アンドリュース」扮するキップへの感想を書き込まれています。確かにナヴィーン・アンドリュースから漂うセクシーな空気感を持つ人は中々存在しない、稀少な俳優さんです。

ムービーメンさんが映画『イングリッシュ・ペイシェント』に持たれた感想は、この映画がただの不倫の映画ではなく、様々な人間の感情が投影されている映画だという奥深さを感想に書かれています。後、ジュリエット・ビノシュの演技力に絶賛の感想を持たれたことが良く解る書き込みをしています。

学生時代に観た『イングリッシュ・ペイシェント』の感想を、今でも鮮明に覚えておられるほど、素晴らしい映画だと言うことが伝わってきます。アカデミー賞9部門受賞した大作であり名作だと言えます。

みなさんが映画『イングリッシュ・ペイシェント』に持たれている感想は出演者の素晴らしさと、この映画が語る人間模様に深く共感をされた方が多いと感じられました。そして映画『イングリッシュ・ペイシェント』の主人公に対する感想も多々ありましたが、ジュリエット・ビノシュの演技力と美しさへの感想は増すものがありました。

イングリッシュ・ペイシェントのあらすじや感想まとめ

今回の記事では、アカデミー賞9部門受賞しました映画『イングリッシュ・ペイシェント』のあらすじと感想をネタバレ・出演キャストの現在を紹介して来ました。映画の冒頭に墜落する飛行機、火傷を負うアルマシーが何故そうなったのか?物語が現在と過去がパズルのピースのように断片的に語られています。その為、映画の中盤はスッキリしない感覚が生じてしまうのです。

が、最後の場面に到達するや否や全てが結びつき、やがてとても悲しく、切なくなってきます。それが監督の狙い通りなのか?と考察しますが、20数年の時を経た今も色褪せずに心に残る映画となっています。今なお活躍している豪華俳優人の若かりし日の姿を楽しむ事も出来る映画『イングリッシュ・ペイシェント』ぜひご覧ください。

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