映画オープン・ユア・アイズのあらすじや感想・結末は？バニラ・スカイと比較紹介

オープン・ユア・アイズは、1997年に公開されたスペインの映画です。日本でヒットする事は珍しいといえる、スペイン映画のオープン・ユア・アイズですが、1999年に日本でも公開され、ヒットを記録したサスペンススリラー映画の名作です。オープン・ユア・アイズはそのヒットを受けて、ハリウッドリメイク版も制作されています。オープン・ユア・アイズのハリウッド版は「バニラ・スカイ」というタイトルになっています。

オープン・ユア・アイズをリメイクしたハリウッド版であるバニラ・スカイでは、ハリウッドしたーとして絶大な人気を誇る俳優・トム・クルーズが主演を務めたことでも話題となりました。オープン・ユア・アイズのいメイク版であるバニラ・スカイも、全世界でヒットを記録しました。バニラ・スカイは、原作であるオープン・ユア・アイズと少し違ったあらすじと結末の映画でもあります。

ここでは、名作スリラー映画オープン・ユア・アイズについての情報をご紹介していきます。オープン・ユア・アイズのあらすじを結末までネタバレ紹介します。また、結末までのあらすじと合わせて、トム・クルーズ主演のハリウッドリメイク版「バニラ・スカイ」との違いも比較してご紹介します。映画オープン・ユア・アイズを結末まで鑑賞した人の様々な感想もまとめていきます。

映画オープン・ユア・アイズの監督を務めたのは、アレハンドロ・アメナーバルです。監督アレハンドロ・アメナーバルは、スペインにて奇才として知られている映画監督です。出身地はチリのサンティアゴですが、スペイン国籍を持つ人物で、映画監督の他にも、脚本家や作曲家としての活動でも知られています。スリラー映画やサスペンス映画を得意としている監督で、オープン・ユア・アイズ以外の作品もヒットを記録しています。

スペインの映画監督アレハンドロ・アメナーバルの、オープン・ユア・アイズ以外の作品としては、「アザーズ」や「海を飛ぶ夢」などがあります。映画アザーズはニコール・キッドマンが主演女優を務め、アレハンドロ・アメナーバルのハリウッド進出作品となりました。バニラ・スカイは主演を務めたトム・クルーズがリメイク権を取得して制作した作品となります。

イケメンでプレイボーイな男性セサールは、親の残した莫大な資産を相続して裕福に自由に暮らしていました。プレイボーイで様々な女性と関係を持っているセサール。そんなセサールは一度会った女性とは二度と合わないというポリシーまで持っていました。彼の遊び相手の中に、ヌーリアという女性もいます。

様々な女性と遊び歩いているセサールでしたが、ある日自分の誕生日パーティーでソフィアという絶世の美女と出会う事になります。親友のペライヨの紹介で出会ったソフィアに、セサールは一目ぼれをしてしまいます。セサールはソフィアと一夜を共にしました。

ソフィアに一目ぼれしたセサールでしたが、それを快く思わない女性がいました。それはヌーリアでした。嫉妬にかられたヌーリアは、ある日セサールを無理やりドライブに誘います。ドライブ中、セサールと無理心中を図ろうとしたヌーリアは、車を加速させて崖へ飛び込んでしまいます。崖から車ごと転がり落ちるセサールとヌーリア。ヌーリアはこの事故が原因で死亡してしまいました。

崖から落ちてヌーリアは死亡し、なんとか一命をとりとめたセサールも、顔面に酷い怪我を負ってしまいました。イケメンだったセサールの美しい顔は、見る影もなくなってしまいます。莫大な遺産を持つセサールは、金に糸目を付けず何とか元の顔に戻すように医師に頼みます。金の力で整形手術を希望するセサールでしたが、現在の医療技術ではもはや修復不能な重傷を負っていたのでした。

美しい顔を失ってしまったセサールは、愛するソフィアにも冷たくあしらわれ見放されてしまいます。絶望したセサールは、酒におぼれて飲んだくれてしまいます。路上で眠ってしまったセサールですが、どこからかソフィアの声が聞こえ目を覚まします。すると、重傷を負って修復不可能であった顔面は元の美しい顔に戻っていました。ソフィアとの関係も修復されています。

顔に大けがを負って絶望していたセサールは、心を入れ替えてソフィアと交際を続けます。しかし、この頃からセサールは酷い悪夢にうなされるようになっていくのです。ここまでは、映画オープン・ユア・アイズのあらすじをネタバレしてきました。続いて、気になるオープン・ユア・アイズの結末まで詳しくネタバレします。

悪夢にうなされる日々を送っていたセサール。ある日目が覚めると一緒に眠っていたはずのソフィアが、死んだはずのヌーリアに代わっていたのです。驚くセサールに、ヌーリアは自分がソフィアであると主張します。ソフィアを探しはじめるセサールでしたが、部屋に飾ってあった写真や、友人達の証言まで、ヌーリアがソフィアだという事にすり替わっていました。まるでソフィアという女性が元から存在しないかのようでした。

混乱するセサールは、やがて夢と現実の区別がつかなくなっていきます。そしてセサールは殺人罪で逮捕される事となり、刑務所内の精神病棟へと収監されました。そこで精神分析医のカウンセリングを受けるセサール。セサールは前に見た冷凍睡眠のテレビコマーシャルが謎のカギを握っていると思いいたり、冷凍睡眠の会社へとたどり着きます。

冷凍睡眠会社の会長へとたどり着くセサール。会長はセサールに、セサールが自ら冷凍睡眠を希望し、大金をはたいていた事を説明します。そして、冷凍睡眠を施されたセサールは150年後の世界で目覚めたのだというのです。会長は自分が言う内容が現実だと主張しますが、精神分析医は夢であると主張します。

混乱したセサールは、止める声も振り切り高層ビルから飛び降りるのでした。そして、セサールの耳に、またどこからか女性の声で「起きて、もう大丈夫だから」と聞こえてくるのでした。映画オープン・ユア・アイズのあらすじを結末までネタバレ紹介しました。オープン・ユア・アイズは、夢か現実か分からなくなっていくセサールの緊迫した状況が描きだされた、サスペンス映画でした。

オープン・ユア・アイズのリメイク版であるバニラ・スカイ。細かい設定やストーリーは変更されています。しかし、ほとんどの設定は同じでむしろオリジナル版であるオープン・ユア・アイズに限りなく近づけているとも言われています。細かなデティールや演出もオープン・ユア・アイズと程同じ手法で取られており、トム・クルーズ主演のバニラ・スカイは、とてもそっくりに作ったリメイク版と言われています。

バニラ・スカイのヒロインソフィア役は、オリジナル版であるオープン・ユア・アイズでソフィアを演じたペネロペ・クルスです。ハリウッドリメイク版バニラ・スカイでも、ヒロインを同じ女優ペネロペ・クスルが演じているというところも、バニラ・スカイがオープン・ユア・アイズとそっくりを言われている理由の一つです。

トム・クルーズ主演のバニラ・スカイは、オープン・ユア・アイズのハリウッドリメイク版です。オープン・ユア・アイズが1997年に公開されてヒットを記録し、この映画に惚れ込んだトム・クルーズは後に映画リメイク権を獲得しています。そして、トム・クルーズ主演のバニラ・スカイは2001年に公開されました。

トム・クルーズは、映画「トップ・ガン」で一躍有名になり世界的に大スターとなったハリウッド俳優です。ハンサムな顔と高い演技力、体を使った肉体派のアクションを武器に、様々なジャンルの映画で主演を務めているスター俳優です。若くしてヒット映画に出演し、甘いマスクを持つトム・クルーズは、女性層への人気の高い俳優でした。

しかし、演技力が必要な難しい役や、社会派の映画作品への出演でそのたかい演技力を見せつけ、ミーハーな人気だけではない、実力派の俳優として人気を博していきます。ゴールデングローブ賞も受賞する俳優となりました。そんなトム・クルーズは、3度の結婚を経験していることでも知られています。元妻はいずれも共演などで親睦を深めた有名女優という豪華な顔ぶれで、トム・クルーズはいかにモテるのかが分かります。

バニラ・スカイで共演したペネロペ・クルスとも恋が芽生え、結婚する事になります。ペネロペ・クルスとは3年に渡って交際をしていましたが、結婚までは至らず破局しています。

オープン・ユア・アイズのハリウッドリメイク版、バニラ・スカイの簡単なあらすじをご紹介します。バニラ・スカイの主人公デヴィッドは、ハンサムな若い実力者でスポーツカーを乗り回し、マンハッタンの一等地に住んでいます。完璧な人生を送っているデヴィッドにはジュリーという美しい恋人もいます。しかし、デヴィッドは何か物足りなさを感じているのでした。

ある日、デヴィッドは親友の恋人ソフィアと出会います。ソフィアに一目ぼれしたデヴィッドでしたが、そんな彼の心変わりをジュリーは察知していました。嫉妬したジュリーはデヴィッドと車に乗っている時、自ら崖に突っ込んでしまいます。一命をとりとめたデヴィッドでしたが、顔を怪我してしまって見る影もない姿に代わってしまうのでした。

バニラ・スカイのあらすじは、オリジナル版であるオープン・ユア・アイズとほとんど一緒です。細かな設定などが変更されているのみで、オープン・ユア・アイズのストーリーを忠実に再現している映画と言われています。

映画オープン・ユア・アイズで主人公のプレイボーイ、セサールを演じたのは、スペインの俳優エドゥアルド・ノリエガです。エドゥアルド・ノリエガは学生時代に、オープン・ユア・アイズの監督アレハンドロ・アメナーバルに出会います。アレハンドロ・アメナーバル監督のデビュー作である、「テシス次に私が殺される」にも出演しています。オープン・ユア・アイズ出演をきっかけにスターの仲間入りを果たしました。

オープン・ユア・アイズでヒロインのソフィアを演じたのは、スペインの女優ペネロペ・クルスです。ペネロペ・クルスはスペインの女優ですが、ハリウッド映画にも出演し世界的に活躍する女優です。オープン・ユア・アイズに出演したペネロペ・クルスは、トム・クルーズに見初められリメイク版のバニラ・スカイでも同じ役を務める事となります。

映画オープン・ユア・アイズで嫉妬に狂う女性ヌーリアを演じたのは、ナイワ・ニムリです。ナイワ・ニムリはスペインの女優であり歌手です。オープン・ユア・アイズ以外にも「アナとオットー」などの出演作で知られています。ゴヤ賞主演女優賞にノミネートされるなど、高い演技力が評価されている女優です。

オープン・ユア・アイズで主人公セサールの親友役を演じたのは、スペインの俳優フィレ・マルティネスです。フィレ・マルティネスは、セサールを演じたエドゥアルド・ノリエガと同じく、アレハンドロ・アメナーバル監督デビュー作「テシス次に私が殺される」にも出演しています。他にも様々な話題作に出演している、注目度の高い俳優です。

映画オープン・ユア・アイズの感想では、脚本のすばらしさを挙げる感想が多いです。オープン・ユア・アイズは、夢と現実が区別できなくなっていくというサスペンスストーリーですが、それだけでは言い表せない脚本の妙が詰まった映画なのだという感想が見られます。

映画オープン・ユア・アイズの感想では、リメイク版であるバニラ・スカイより、オープン・ユア・アイズが好きだという感想も多いです。脚本や展開はほとんど同じ両作品ですが、やはりオリジナルのオープン・ユア・アイズから見てほしいとの感想も持つ人は多いです。

ここでは、映画オープン・ユア・アイズの情報をまとめました。サスペンス映画としてヒットしたスペイン映画のオープン・ユア・アイズは、ハリウッドリメイク版も制作されました。オープン・ユア・アイズのリメイク版はバニラ・スカイで、主演はトム・クルーズが務めています。また、オープン・ユア・アイズを見た人の様々な感想もご紹介しています。

オープン・ユア・アイズの結末までのあらすじネタバレや、見た人の感想などの情報を見て気になったという人は、是非作品をチェックしてみてください。次の展開に引き込まれてしまうスリラー映画の傑作と言われるオープン・ユア・アイズを、楽しんでみてください。