映画ネイキッドの感想とネタバレあらすじ！ループコメディのラストの結末は？

「ネイキッド」は2017年のアメリカ映画です。劇場公開は無く、Netflixで2017年8月に公開されました。結婚式の朝、エレベーターで目覚め続けるというタイムループコメディです。「ネイキッド」は2000年に公開されたスウェーデンの映画「Naken」を基にしたリメイク作品となっています。

映画「ネイキッド」の監督は、マイケル・タイデス。日本ではあまり有名ではありませんが、主にコメディ映画を得意とする監督です。主演はマーロン・ウェイアンズ。最終絶叫計画シリーズなどを代表作とするコメディ俳優として有名です。同様にヒロインのレジーナ・ホールもコメディ映画の最終絶叫計画シリーズのブレンダ役として知られている女優となります。

映画「ネイキッド」の予告編動画です。いきなりエレベーターで裸で目覚める主人公。この後の展開が非常に気になります。更には何故か囚人服を着て、結婚式会場にいる新婦と電話しています。結婚式を控えながらも辿り着けずにループを繰り返した新郎の行き着く先は？謎が謎を呼ぶ、映画「ネイキッド」結末には、何が待っているのでしょうか？

映画「ネイキッド」のあらすじになります。ネタバレ要素が多分に含まれていますので、これから見ようと思っている方はご注意下さい。

学校で臨時教師として働いているロブは、生徒たちにとても慕われていて授業も和気あいあいとしていました。そんな時、校長先生から正規雇用のオファーを受けます。しかし、ロブはそのオファーを断ります。これから結婚式に向かう為だと理由を述べるのでした。実は、ロブという人間は、計画性もなく、無責任ないい加減な男だったのです。そしてロブは結婚式に行く為、空港に向かいます。

空港に着くと結婚式会場の地へ向かう便は、すでに締め切られた後でした。次に乗れる便を調べてもらいますが、それは結婚式当日の朝になってしまいます。そこで、無理やりマイクを奪いチケットを譲って欲しいと、ロブは待合いにいる人々に懇願します。すると、1人の女性が声を掛け歩み寄って来ます。その女性は、婚約者であるメーガンで、いい加減なロブのことを先読みしてその次の便にチケットを振り替えていました。

無事に結婚式会場に着くと、ロブの母親と親友ベニー、メーガンの父親が待っていました。しかしロブは婚約者メーガンの父親に、そのいい加減で責任感のない性格が災いして未だ結婚相手として認めて貰えないのでした。

ロブの性格は相変わらずいい加減で、結婚式のプログラムなどの準備もしておらず、更には誓いの言葉すらも考えていなかったのです。そして、メーガンとロブは独身最後の夜に別々に過ごすのでした。ここでもロブはいい加減性格を発揮します。翌朝に備える事もせず、親友ベニーと飲みに行くのでした。

二日酔いで目が覚めると、そこは全く身に覚えがない場所にいました。どうやらエレベーターの中にいる様で、しかもロブは全裸だったのです。昨晩飲みすぎたのか、全く記憶はありません。しかもエレベーターは止まっている様子で、外から声が聞こえてきます。そして、裸のまま何も隠すものは無い状態で扉は開きます。しかし全くもって理解できない状況にいるロブは親友のベニーに電話をします。

ベニーと話した事で状況を理解したロブは、結婚式場に向かいます。しかし全裸のため、通報されてしまいます。急ぐロブは必死に逃走を試みますが、捕まって牢屋に入れられてしまいます。当然罪は公然わいせつ罪。牢屋の中からメーガンに電話で状況の説明をします。するとなぜか牢屋の中なのに何処かに飛ばされてし舞います。次の瞬間、ロブはエレベーターの中に全裸で目覚めるのでした。

またエレベーターにいるロブは、状況が理解できません。しかし、その光景は前回も目にした全く同じ光景。しかも、場所は結婚式場から20ブロックも離れたホテルだったのです。困惑をしますが、何とか結婚式場にあるホテルへと戻ると再びエレベーターにループします。3回目のループで原因が結婚式場の教会の鐘の音だと気付くと、神父に鐘を止めてくれと電話をします。

神父は言います。その鐘は、208年間も途切れていないと。鐘を止めることは不可能と察したロブは何回もループを繰り返す様になりますが、結婚式に絶対行くと決意し何度も何度も失敗を繰り返しながら、成長をしていくのでした。そして、ループごとに出逢う人々グラミー賞ノミネート歌手、暴走族、警察官などと交流をしながら、ループごとに現れる試練をループする度に乗り越えていきます。

そしてロブは結婚式に遂に間に合う様になります。しかし、服装が用意出来なくてループ、プログラムの準備を怠りループ、指輪が無くループ、誓いの言葉を言えなくてループ。と、何度も何度もループを繰り返すのでした。ループを繰り返すロブは、結婚式に参列するメーガンの元カレのコーディが電話しているのを目撃します。その内容は、メーガンの父親の会社を乗っ取ろうというものでした。

どんな方法を試しても結婚式を無事に終えられずにループしてしまうロブは諦めかけて、どうしたらいいのか途方にくれメーガン、母親、などに会いにいきます。そしてロブは遂になぜ自分がエレベーターに居たのか、を知ることになります。泊まっているホテルに戻って留守電を聞いていると、なんとベッドに見知らぬ女性が寝ていたのです。そして、昨晩の経緯を聞きます。

バーで知り合ったその女性に結婚式の誓いの言葉を書くのを手伝って欲しい、とホテルの部屋まで一緒に来ていたのでした。どうやら口説く為の言葉だと勘違いしていた様です。そして泥酔し外へと歩き出したとの事でした。そして、その女性は娼婦で誰かに雇われており、コトが行われずに未遂に終わったと言ったら激怒していたというのです。

再び、ループしエレベーターの中。そこでロブは犯人が誰なのかを知ります。それは、ブライドメイドを担当していたロブの元カノであるヴィッキーだったのです。泥酔したロブを離れたホテルのエレベータに閉じ込めていたのです。全裸だった理由は、パンツ一丁でえデッップベーターに運びこまれ、その最中にパンツがずり落ちていたのでした。

そして、フィアンセのメーガンに電話し今までいい加減だった自分の行いを謝罪すると共に生まれ変わると決意を伝え結婚式会場へと向かいます。そして次のループでロブは今まで出逢った警察官と暴走族の力を借りて、遂に万全の体制で結婚式に臨むのでした。しかし、メーガンの父親にパトカーや暴走族と共に現れた事を指摘され、結婚を認めてもらえません。

そこでロブは、メーガンの元カレであるコーディが会社乗っ取りを企てている事を暴露します。メーガンの父親はその対応をする為に結婚式会場を後にしてしまいます。ロブは連れ戻す為に追いかけ、メーガンの父親に自分の決意を伝え認めてもらいます。そして、誓いの言葉も完璧に伝える事が出来、無事に進もうとしたその時、ヴィッキーが言うのでした。ロブが娼婦と寝た、と言う事を。

当然、成長を遂げているロブはしっかり対処します。その娼婦を式に招いており、証言させます。更には証拠として電話の内容も録音していたのです。そして、遂にメーガンとロブは無事に結婚式を終える事が出来たのです。

結婚式を無事に終え、パーティー会場ではメーガンの見知らぬ人々が祝福してくれます。しかしそれは、ロブがループを繰り返す中で出逢った人々でした。そして、パーティーの音楽を担当するのはグラミー賞ノミネート歌手。それもループの中で知り合った人です。苦手だったダンスも、ループの最中に会得し完璧にこなすロブ。2人は最高の結末を迎え、ホテルの部屋へとエレベーターを使わずに帰るのでした。

映画「ネイキッド」の登場人物・キャストの紹介です。「ネイキッド」のストーリーを彩ったキャスト達は他にはどんな映画に出演していたのでしょうか、過去作なども交えて、「ネイキッド」を支えた俳優達に迫ります。

主人公ロブを演じたマーロン・ウェイアンズはアメリカのコメディ俳優です。ロブは、ループを繰り返し全裸で奔走する、コミカルなキャラクターでした。しかし、いい加減だった性格はループを繰り返す中で、成長と覚悟をみせて最後には渋っていた教師の正規雇用のオファーも受ける様になるのです。そんな主人公の成長が見られる結末は非常に気持ちがいい物語となっています。

マーロン・ウェイアンズは最凶絶叫計画と言うスクリームをパロディにしたコメディ映画に主演したことで知られる俳優です。あらすじは大まかにスクリームのストーリーを追っているもので、その過程で随所にその時のヒット映画の要素をふんだんに使っているパロディムービーです。その後もいくつかヒット作のあらすじになぞったパロディ映画のシリーズとなる作品です。

婚約者のメーガンは、ロブのことを信じて待つ健気な女性像が印象的でした。ロブのことを待つ姿は非常に共感の出来るものでした。ロブがいい加減すぎる性格だったので、冒頭の飛行機を待つシーンでの出来る女っぷりもかっこいい場面です。無事に迎えた結末でも、信じ続けた結果ハッピーエンドを迎えています。

レジーナ・ホールもマーロン・ウェイアンズと同様に最凶絶叫計画シリーズに出演している事で知られています。他にも主にコメディが多いのですが、サロゲートと言うスリラー映画にも出演しています。あらすじは妊娠できなくて代理母で子供を授かりますが、その代理母が...と言う様な内容。更には、ジェラルド・バトラーが主演の完全なる報復というクライムサスペンスなどにも出演しています。

新婦の父親役のデニス・ヘイスバート。厳格な厳しい父親役を好演していました。デニス・ヘイバートが「ネイキッド」の出演以外で1番有名なのは、やはり24シリーズではないでしょうか。大統領役を演じた事で非常に知られています。アメリカ国内では、その演技力の影響で実際に政治家にならないかと出馬要請があったというほどでです。

他に知られている出演としては、90年代にヒットした野球映画「メジャー・リーグ」シリーズの出演です。3作目となるメジャー・リーグ３ではとんねるずの石橋貴明と共演をしています。デニス・ヘイスバートはアメリカで、TV作品に映画と、幅広く活躍している俳優です。

映画「ネイキッド」を見た方々はどんな感想を抱いたのでしょう。「ネイキッド」はこれでもかと繰り返すループを面白おかしく描いた内容です。ループと共に主人公の成長する姿も特徴です。そんな物語には、どの様な感想があったのかTwitterでの声を集めてみました。

この人はやはり、成長する主人公の姿に心が温まるという感想を述べています。確かに、冒頭と結末での主人公の姿は大きく変わっています。結末では非常に頼れる男になっているのも心温まる要因と言えます。

この方の感想は、とても気に入った様です。ループものとしてコメディ映画になる「ネイキッド」は探してみると中々似た様なジャンルが少ない中で、比較対象を出しています。

この方も主人公の成長に対しての感想です。そして、綺麗な肉体を披露しているマーロンウェイアンズにも。幾度となく登場する裸体が際立つ映画「ネイキッド」です。つい目がいってしまうのは当然の様です。

この方は、ループ物のあらすじについて感想を述べています。確かにタイムループというと、同じ場面を何度も描かなければいけないストーリーになってしまいます。それをループの度に面白く展開する映画「ネイキッド」の素晴らしさを語っています。

映画「ネイキッド」を他の作品に例えての感想です。記憶を無くした夜を追体験するハングオーバー!と、ループを繰り返し成長するアクション映画のオールユーニードイズキルに例えています。確かに納得できる、的確な例えです。

映画「ネイキッド」のあらすじ、結末までのネタバレ解説をしてきました。登場人物やキャスト、Twitterでの感想などもまとめ、映画「ネイキッド」の徹底解説をし、観た方々に非常に愛されている映画だということが判明しました。それでけ好意的な感想が多かったのが事実です。映画「ネイキッド」はNetflixオリジナル作品です。加入していないと見れないですが、これを機に加入を検討してみてはどうでしょうか？