戦火の勇気のあらすじ感想ネタバレ!羅生門型の展開の気になる結末とは

映画戦火の勇気は1996年にアメリカで制作・公開された戦争映画です。映画戦火の勇気は湾岸戦争で大きな傷を負った女性を調査するうちに本当の勇気を見出していく人間ドラマとなっており、複数の視点から一つの事件の真相を探る物語から羅生門型の展開といわれています。本記事ではそんな映画戦火の勇気について物語のあらすじのネタバレや映画の評価をご紹介します。また映画のあらすじや評価のほかに出演するキャスト陣のネタバレ紹介させて頂きます。

戦火の勇気のあらすじ感想ネタバレ!羅生門型の展開の気になる結末とはのイメージ

目次

  1. 戦火の勇気の映画とは?
  2. 戦火の勇気の映画あらすじをネタバレ
  3. 戦火の勇気の映画結末をネタバレ
  4. 戦火の勇気のキャストや子役・登場人物
  5. 戦火の勇気の映画に関する感想や評価は?
  6. 戦火の勇気の映画ネタバレまとめ

戦火の勇気の映画とは?

戦火の勇気の映画作品情報

本記事では映画戦火の勇気について物語のあらすじやネタバレ、映画の評価などをご紹介させていただくのですが、まず初めに本記事の本題である映画戦火の勇気について基本情報をご紹介します。映画戦火の勇気は1996年にアメリカで制作・公開された映画であり、非常に苛烈で多くの犠牲者を出した湾岸戦争のあとを描いた作品となっています。

日本でも1996年の11月2日に映画館で上映され、日曜洋画劇場やゴールデン洋画劇場などでも放送された作品となっており、日本においても知名度が高い作品となっています。また映画戦火の勇気では後述で詳しくご紹介させていただくのですが、キャストとしてデンゼル・ワシントンやマット・デイモンなど世界で名前を馳せる豪華俳優陣を起用しており、迫真の演技力に多くの好評な感想を集めている作品です。

そんな豪華キャスト陣を起用した映画戦火の勇気は湾岸戦争後のアメリカを舞台にしており、湾岸戦争で生き残った軍人が戦争中に戦死した女軍人を調査するところから物語は始まります。そして調査を行う軍人は戦争で大きな心の傷を負っており、女軍人の調査を行う中で本当の勇気を見出していくというあらすじとなっています。また多数の登場人物の視点で一つの真相を追う物語から戦火の勇気は羅生門型の展開といわれています。

戦火の勇気の予告編動画

映画戦火の勇気の予告動画では湾岸戦争で大きな傷を負った主人公が戦争病に苦しめられる姿が描かれています。また湾岸戦争時のシーンも予告動画に登場しており、戦争の苛烈さや非情さが窺えるものになっています。この映画では戦争で大きな傷を負った主人公が戦死した女性を調査する中で、自身が抱える戦争の記憶と葛藤しながら本当の勇気を探す人間ドラマが描かれています。

戦火の勇気の映画あらすじをネタバレ

あらすじネタバレ:湾岸戦争

1990年に国連がイラクに攻撃したことによって世界中を巻き込んだ湾岸戦争が勃発します。映画戦火の勇気は湾岸戦争が勃発して1年が経った1991年から始まります。湾岸戦争が始まって1年が経っても戦争の嵐は止むことがありませんでした。そして戦争中のアメリカ軍は「砂漠の嵐」という作戦を実行に移します。この「砂漠の嵐」作戦では主人公である戦車部隊長のナット中佐も配属されていました。

「砂漠の嵐」作戦に参加していた戦車部隊長のナット中佐は敵国領内のクウェートで敵と思われる戦車に砲撃を行います。しかしこれは誤認であり、敵国の戦車ではなく味方の戦車でした。そして味方の戦車に砲撃命令を下したことによって、部下で親友であるボイヤー大尉を殺してしまうことになります。その後同年の1991年の3月3日にイラクが休戦協定を受けいれたことによって多大な犠牲を出した湾岸戦争は終結に向かいます。

湾岸戦争が終結したことによって生き残ったナット中佐は国防本省ペンタゴンに戻ることになり、軍人ではなく事務職として配属されます。ナットが配属された事務職は主にセレモニーを担当したり、名誉勲章の対象者が名誉勲章を受賞するにふさわしいか調査を行うといった仕事を行います。そんな中ナットは過去の過ちから戦争病が発症してしまい、酒に溺れ、妻であるメレディとは疎遠になってしまいます。

あらすじネタバレ:調査

ナットは事務職として新しく仕事を行っている中、湾岸戦争で誤射事件の真相を追うワシントンポストの記者であるガードナーがナットを怪しいと睨み、ナットの周辺を調査します。一方ナットは自身の上司であるハーシュバーグ将軍から誤射事件のことを気にするなと慰められます。そしてハーシュバーグ将軍は過去の過ちを悔いるナットに新たな任務を任せることにします。

そのナットに与えられた任務とは史上で初めてとされる女性の名誉勲章対象者であるカレン大尉の調査を行うといったものでした。カレン大尉は湾岸戦争において救助ヘリのパイロットを務めていた女性であり、湾岸戦争の戦いの中で戦死したと言われている人物でした。このカレンの戦死を受けて、アメリカ国防省ペンタゴンや政治家はカレンが授与される名誉勲章を利用しようと企んでいました。

そんな政治家や軍隊を統べるべきアメリカ国防省の陰謀が渦巻く中、ナットはハーシュバーグ将軍の命令に従い、戦死した女性初の名誉勲章対象者であるカレン大尉の調査を行うことにします。任務に就いたナットは早速カレン大尉の調査を始めます。するとカレン大尉の調査を行ううちにある大きな疑問が生じていくことになるのでした。

あらすじネタバレ:任務から外される

ナットが調査する名誉勲章対象者であるカレン大尉は湾岸戦争で勇敢に戦って戦死したといわれているものの、その死の真相は全く不明となっていました。しかしナットがカレン大尉の死について調査を行っても、はっきりとした死の真相について解明することはできませんでした。このままでは埒が明かないと判断したナットはカレン大尉と接触したことのある人物達に聞き込み調査を行うことで死の真相を暴こうとします。

するとナットはカレン大尉と接触した者の調査を行うと、調査対象者の人物それぞれ全く違う証言を話し、ナットは大きな疑問を感じます。例えば湾岸戦争で衛生兵を務めていたイラリオに聞き込みをすると、イラリオはカレン大尉はが勇敢な兵士だったと証言します。しかし湾岸戦争で軍曹であったモンフリーズはカレン大尉は勇敢ではなく臆病な人間だったと全く逆の証言を話します。

カレン大尉の周囲の人間が発言する証言が大きく食い違っていることでナットの調査は難航を極めてしまいます。そしてカレン大尉の調査が長引くことになってしまい、軍の上層部から圧力がかかってしまいます。その圧力でハーシュバーグ将軍から報告書を求められたナットは提出することが出来ず、カレン大尉の調査任務から外されてしまうことになります。それでも諦めることが出来ないナットは一人でカレン大尉の調査を続行します。

戦火の勇気の映画結末をネタバレ

結末ネタバレ:真相

カレン大尉の調査を外されても諦めることが出来ないナットは独自で調査を行うことにし、まず初めにカレンが臆病者だと証言した湾岸戦争で軍曹を務めていたモンフリーズの元を訪ねます。しかしモンフリーズはカレン大尉のことについて詳しくナットに話すことをせず、車ごと列車に衝突してナットの目の前で自殺してしまいます。自殺によってナットはモンフリーズを諦め、次にカレン大尉が勇敢だったと語るイラリオの元を訪ねます。

しかしイラリオは麻薬であるヘロイン中毒となってしまい、軍を不名誉除隊となっていました。イラリオがヘロイン中毒で軍を除隊したことを知ったナットですが、諦めずイラリオを探し続け、ついにイラリオの元にたどり着きます。そしてナットがイラリオの元に尋ねると、そこで湾岸戦争で戦死したカレンの真相が明かされます。湾岸戦争の際、カレン大尉が乗るヘリが敵軍との交戦で被弾し、不時着することになりました。

カレン大尉の部下は攻め寄せるイラク軍に恐れをなし、カレンに投降することを訴えたのですが、カレン大尉は部下を軍法会議にかけると言い、反逆者扱いしていたのです。このカレンの恫喝に部下たちは恐怖し、救援隊が来た時にカレンを見捨てて見殺しにしてしまいます。救援隊が到着したことによって部下に見放されたカレン大尉は一人でイラク軍相手に奮戦し、最後はナパーム弾で焼かれて戦死したのでした。

一方上官であるカレン大尉を見殺しにした部下たちはこの記憶に苛まれてしまい、戦争病にかかってしまいます。そして独自の調査でカレン大尉の死の真相を判明することができたナットはワシントンポストの記者を務めているガードナーと取引を行うことにします。ガードナーと取引をしたナットは上官であるハーシュバーグ将軍にカレン大尉の真相を告げ、カレン大尉に名誉勲章が授与されることになりました。

結末ネタバレ:謝罪

ナットはカレン大尉の死の真相を突き止めたことで、カレン大尉に名誉勲章が授与されることになったのですが、ナットはカレン大尉の名誉勲章授与式を欠席します。実はナットはカレン大尉の授与式を欠席して、かつて自分が湾岸戦争で敵と間違えて殺害してしまった親友ボイヤー大尉の両親が住む家を訪れていました。ボイヤー大尉の両親と対面したナットはかつての自分の過ちを謝罪します。

するとボイヤー大尉の両親はナットに「もう重荷を下ろしなさい。」と告げ、ナットを許します。その後ナットは戦死したカレン大尉のお墓に足を運び、カレン大尉が眠るお墓に自身の名誉勲章と花を手向けます。そして全ての荷が下りたナットは静かに家族が待つ家に帰るのでした。こうして映画戦火の勇気は結末を迎え、物語の幕が降りるのでした。

戦火の勇気のキャストや子役・登場人物

デンゼル・ワシントン /ナット

映画戦火の勇気で主人公であるナットを演じたキャストは俳優のデンゼル・ワシントンです。ナットを演じたキャストであるデンゼル・ワシントンは1981年に映画「ハロー、ダディ!」で映画デビューを果たし、それ以降アカデミー賞やベルリン国際映画祭で2回男優賞を受賞する功績を残しました。またゴールデングローブ賞ではセシル・D・デミル賞に輝き、アメリカを代表する俳優の一人として数えられています。

デンゼル・ワシントンがキャストを務めたナットは映画戦火の勇気において主人公にあたる人物です。上述の物語のあらすじネタバレでご紹介しましたが、ナットは湾岸戦争で親友を誤射して殺害してしまい、戦争後も公開に苛まれてしまいます。その中でマットは湾岸戦争で戦死したカレン大尉の死の真相を調査することになり、ナットはカレン大尉を調査していくうちに本当の勇気を知ることになります。

メグ・ライアン/カレン・エマ・ウォールデン大尉

映画戦火の勇気でカレン大尉を演じたキャストはアメリカの女優であるメグ・ライアンです。キャストのメグ・ライアンは1981年に公開された「ベストフレンズ」でデビューを果たし、1986年の映画「トップガン」でキャストとして出演したことによって注目を浴びます。その後ゴールデングローブ賞主演女優賞を獲得するなどの功績を残し、現在は映画監督として活動しています。

メグ・ライアンがキャストを務めたカレン・エマ・ウォールデン大尉は映画戦火の勇気でナットが調査している謎の戦死を遂げた湾岸戦争の女性兵士です。カレンはアメリカ史上初の名誉勲章対象者に選ばれることになるのですが、詳しい死が分からないことからナットが調査を行います。すると物語のあらすじが進むにつれて、カレン大尉の隠された死の真実が判明していくことになります。

ルー・ダイアモンド・フィリップス/モンフリーズ軍曹

映画戦火の勇気でモンフリーズ軍曹を演じたキャストは俳優のルー・ダイヤモンド・フィリップスです。ルー・ダイヤモンド・フィリップスは6ヶ国の血を引き継いでいるハーフ俳優であり、1986年に出演した映画「ラ★バンバ」で大ブレイクを果たします。その後1996年に本記事の戦火の勇気に出演することになり、強情な気難しい性格の役を演じきったことで実力派俳優として頭角を現すことになりました。

ルー・ダイヤモンド・フィリップスがキャストを務めるモンフリーズ大尉は映画戦火の勇気において湾岸戦争でカレン大尉の部下を務めていた人物です。モンフリーズ軍曹はナットから質問された際にカレン大尉が臆病者だと非難します。しかしモンフリーズ軍曹はカレン大尉の真相を隠すために嘘をついており、再度尋ねてきたナットの前で自殺してしまいます。

戦火の勇気の映画に関する感想や評価は?

映画戦火の勇気に関する感想・評価では名作だという感想・評価が多数寄せられました。映画戦火の勇気は湾岸戦争で戦死した女性の真実を探る中で、主人公ナットが本当の勇気を知るというあらすじになっており、映画を観た多くの方から人間の心情をリアルに描いた作品であると評価されることになりました。

映画戦火の勇気では物語に対する評価のほかに、出演するキャスト陣に注目する評価も多数見受けられました。映画戦火の勇気ではアメリカを代表する俳優・女優が多数起用されており、特に上記の評価にもあるようにデンゼル・ワシントンとメグ・ライアンに注目が集まることになりました。また高評価を集めている二人は今現在も多くの有名作品に出演しており、日本人でも一度は見たことがあるかもしれません。

戦火の勇気の映画ネタバレまとめ

本記事では映画戦火の勇気について物語のあらすじや出演するキャスト、映画の評価などをまとめてご紹介しました。評価でもあったように映画戦火の勇気は本当の勇気を見出す人間ドラマを描いた作品となっており、多くの方の記憶に残る名作となっています。本記事を読んで映画戦火の勇気にご興味頂けましたら、是非映画戦火の勇気をご覧ください。

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