すべては君に逢えたからのあらすじや感想まとめ！クリスマス感溢れる映画の結末とは

映画『すべては君に逢えたから』は2013年11月22日に公開され、主題歌はゆずの「守ってあげたい」です。東京駅を舞台に様々な愛の形のある物語で「イヴの恋人」、「遠距離恋愛」、「クリスマスの勇気」、「クリスマスプレゼント」、「二分の一成人式」、「遅れてきたプレゼント」と6つのエピソードが繰り広げられています。公開初日のランキングでは第8位、満足度ランキングでは第6位になっています。

東京駅構内などがリニューアルされてから初めて撮影された現場であり、駅構内のシーンなどは深夜や明け方の時間帯に駅職員の協力の元、全面バックアップで無事に撮影を敢行できました。映画『すべては君に逢えたから』の愛の物語は2014年12月20日に東京駅が100周年を迎えるにあたっての記念作品となっています。そんな記念すべき映画のあらすじのネタバレや視聴者の感想、ロケ地など以下に記載しておりますのでご覧ください。

Web会社社長の黒田和樹(演-玉木宏)は秘書にレンタルビデオを借りてきてもらい自宅で映画鑑賞をしていました。秘書は自分が見たい作品を言うと希望通りのDVDを持ってきてくれます。一方、女優を目指している佐々木玲子(演-高梨臨)は孤児院で行われるクリスマス観劇の相談していました。しかし女優としてなかなか芽がでない玲子はクリスマス劇後に地元に帰る旨をスタッフに打ち明けました。

地元に帰る前にバイト先のお客さんに教えてもらった高級レストランやバーで贅沢をすることに決めていました。ある日、和樹がレストランを訪れると隣の席では「おいしい」とディナーを楽しむ女性がおり、そのあとのバーでも偶然に出会います。玲子にとっては偶然でしたが、和樹にとっては自分が社長でお金を持っていることを理由に近寄って来たのだと勘違いし玲子に失礼な態度を取ります。

玲子は涙を浮かべ「死んだ彼と来るはずだった」と演技をし店を飛び出していきます。後日、再び街中で和樹と出会いバーで失礼な態度を取ったことを詫び、何かさせてほしいと言われます。もちろん演技だった玲子は困ってしまいます。玲子は和樹を劇団の稽古場に誘い、あの時が演技であったことを打ち明けると「演技をする資格がない」と和樹は怒り出してしま帰ってしまいます。

クリスマスイブの日、和樹の元に謝罪をしたいと玲子から手紙が届きます。和樹は彼女の知り合いに電話を掛けるものの夜行バスで地元に帰ることを教えられます。その後、秘書にDVDを借りてきてほしいと頼むと、今までのチョイスがショップ店員だったこと、その人が地元に帰る前に贅沢できるお店を知りたいというので和樹の行きつけのお店を教えたことを知ります。

秘書の発言がきっかけとなり玲子が、自分の気になっていたレンタルショップの店員だったと知ります。玲子に会おうと和樹は急いで東京駅へと向かいます。そこには夜行バスに乗り込もうとしている彼女の姿があり、玲子は和樹を見ると驚きます。そんな彼女に初めてのデートで見るなら何の映画がいいかと尋ねます。玲子はその言葉に微笑み和樹と一緒に映画を楽しんだのでした。

山口雪奈(演-木村文乃)はウエディングメーカーに勤務しており、クリスマスイブのウエディングショーに向けてデザインを任され忙しくしていました。彼氏の津村拓海(演-東出昌大)は仙台の建設会社に勤めており2人は遠距離恋愛中ですが、多忙で電話や逢うこともできずにすれ違いが生じていました。雪奈はクリスマスイブにウエディングショーをやるから見に来てほしいと拓海に連絡します。

しかし、忙しくて行けないから招待状はいらないと断られてしまいます。そして徐々に連絡が取れなくなり、雪奈は思い切って拓海の元に訪れます。彼女との再会に喜ぶどころか疲れた表情を見せ、彼と喧嘩になってしまいます。東京に戻ってから雪奈は仕事に専念しクリスマスイブのウエディングショー当日を迎えます。ショーが始まり招待席に拓海の姿を探しますが来ておらずがっかりします。

無事にショーが終了したから、雪奈の携帯が鳴り、拓海からメールが届きます。「東京駅で待っているから来てほしい」という内容で、それを見た雪奈は急いで東京駅へと向かいます。拓海が話し出そうとするのを遮り、遠距離恋愛の良さや、自分には拓海しかいないことを告げると拓海も同じ気持ちであることを話しプロポーズします。そして新幹線乗り場で拓海に手を引っ張られ雪奈は車内に連れられ、扉が閉まりキスを交わしたのでした。

ケーキ屋でアルバイトをしている大友菜摘(演-本田翼)には片思い中の先輩がいますが、勇気が出ずに愛を伝えることができないでいました。そんなときにケーキ屋の店主である大島琴子(演-倍賞千恵子)から昔の失恋話を聞きます。その失恋話をした後に店に1人の男性が現れ、琴子と男性とのやり取りを見ているうちに菜摘は後悔しないように愛を告白しようと勇気をもらったのでした。

Story1「イヴの恋人」に密接したストーリーになっています。孤児院で寺井茜(演-甲斐恵美利)は暮らしており、クリスマスにサンタクロースが来ることはもちろん、母親が向かいに来てくれると信じていました。クリスマスの観劇の相談に訪れた玲子を母親ではないかと思うほどに思い込みは強くそのことで同級生と度々喧嘩になることもあります。

喧嘩になっても信じる茜の健気な姿がありました。そしてクリスマスイヴにサンタクロースから手紙が届きます。その手紙を茜が読むと、日本語で書かれているからこれはサンタクロースじゃなくて自分の母親が送ってくれたのだと目を輝かせます。クリスマスのイヴの日に降る雪を眺めながら今日は楽しかったと喜ぶ茜の姿がありました。

宮崎正行(演-時任三郎)は余命宣告され、長く勤めていた新幹線の運転士を辞めることになりましたが小学生の息子には本当のことを言えずにいました。妻の沙織(演-大塚寧々)も明るく振舞っているものの、本当は辛く、真実を明かしたいと思っていました。ある日、沙織の弟の和樹から息子へのプレゼントが届き沙織はその時に正行の余命が残り3か月ぐらいであることを告げ涙します。

仕事に行かないで家にいる正行は息子にあれこれうるさく言ってしまい、喧嘩になります。クリスマスイブには息子の参観日「二分の一成人式」があり、そこで一番尊敬しているのは父親だと発表します。その晩、息子は両親から父親の余命について真実を知らされ、母親のことを頼まれます。その日正行は「20歳の君へ」という息子にあてた手紙を書き始めます。

菜摘のバイト先のケーキ屋の女店主は昔の失恋話を話し始めます。49年前に東京駅で駆け落ちの約束をした相手がいましたが来なかったというのです。大昔のことを語っていると1人の初老の男性が店に現れます。松浦泰三(演-小林稔侍)と名乗る男は、琴子が駆け落ちする予定だった男性の兄だと言うのです。あの日、琴子との駆け落ちを止めたのは自分だと白状します。

駆け落ちを止めた後、弟は別の女性と結婚し家族にも恵まれ幸せに暮らしていましたが去年亡くなったと琴子に伝えます。店に来た理由は、弟の遺品を整理していたら渡したいものは出てきたからと言って琴子を探したのだと言います。渡されたのは古い切符でそれは当時琴子と乗るはずだった新幹線の切符でした。琴子は思わぬクリスマスプレゼントにそっと涙を流すのでした。

『すべては君に逢えたから』のあらすじをネタバレしてきました。続いては『すべては君に逢えたから』のキャストを紹介いたします。6つのエピソードがあるため登場人物が多いですので、今回は主要キャストの4人のみの情報をお届けします。

『すべては君に逢えたから』の黒山和樹を演じているのは玉木宏さんです。1998年にドラマデビュー、2003年に朝ドラ出演まではアルバイトをしつつ生活していました。2001年『ウォーターボーイズ』で脚光を浴び知名度が上がると、『のだめカンタービレ』、『ただ、君を愛している』などで主演を演じ人気俳優となります。2018年には木南晴夏さんと入籍し大きな話題となりました。

『すべては君に逢えたから』の佐々木玲子を演じているのは高梨臨さんです。2005年『アイドル道』のオーディションでグランプリを獲得、2008年には『めざましテレビ』の「いまドキ★ムスメ」に出演、同年12月には『GOTH』のヒロインに抜擢されます。2009年には『侍戦隊シンケンジャー』のシンケンピンク役を務めます。朝ドラ、大河ドラマにも出演しています。2018年にはサッカー選手の槙野智章さんと結婚しました。

『すべては君に逢えたから』の山口雪菜を演じているのは木村文乃さんです。2004年にDHC協賛のオーディションでヒロインに抜擢、2006年には映画初主演を果たします。2011年ちふれのCMから知名度が上昇し、連続テレビドラマの出演を次々に果たします。2015年『マザー・ゲーム～彼女たちの階級』でドラマ初主演を果たします。2016年には私生活で一般男性と結婚したことを発表しました。

『すべては君に逢えたから』の津村拓海を演じているのは東出昌大さんです。メンズノンノでモデルデビュー後、2012年に『桐島、部活辞めるってよ』で俳優デビュー、以降演技力を身に着け連続テレビ小説、映画主演と活躍の場を増やします。日本アカデミー章では『聖の青春』で助演男優賞を受賞、その他も様々な賞を受賞します。2015年には杏さんとの結婚が報じられました。

【すべては君に逢えたからのその他キャスト陣】

• 大友菜摘役…本田翼さん
• 岸本千春役…市川実和子さん
• 寺井茜役…甲斐恵美利さん
• 宮崎正行役…時任三郎さん
• 宮崎沙織役…大塚寧々さん
• 宮崎幸治役…山崎竜太郎さん
• 大島琴子役…倍賞千恵子さん
• 49年前の琴子役…岡本あずささん
• 松浦泰三役…小林稔侍さん

『すべては君に逢えたから』の物語の主要ロケ地である東京駅です。一日100万人以上が利用し多くの人が行きかうロケ地ですが、撮影はJR東日本の全面バックアップで行われてようです。リニューアル後に初めてロケ地として使用され、東京駅開業100周年の記念企画と描かれた愛の物語です。『すべては君に逢えたから』のロケ地で使用された東京駅は駅としての利用はもちろん観光客にも人気のスポットになっています。

『すべては君に逢えたから』で和樹と玲子がランチタイムに出会うレストランで使用されたロケ地は明治神宮駅近くにある「リストランテ ベニーレベニーレ」です。最大人数200名を収納できるレストランで、テラス席もあり本格イタリアンが楽しめます。コースランチは2日前までの予約で1,800円から7,000円ほどで楽しむことができます。ロケ地に使用されただけあり、店内は広々としておりワンランク上のランチが食べられます。

『すべては君に逢えたから』のバーのシーンのロケ地は銀座にある水響亭です。こちらは同じく玉木宏さんが出演している『のだめカンタービレ』にも出てきたことで有名なバーです。水響亭という名前から分かるように店内は水をテーマにしておりとても現像的な雰囲気です。カウンター、ソファ席、ラウンジ、個室、貸し切りと場面によって様々な楽しみ方ができます。

ここまで愛溢れる映画『すべては君に逢えたから』の作品情報やあらすじをネタバレしてきましたが、映画を視聴した方はどのような感想を持っているのでしょうか？感想としては全員が主人公でスポットライトが当てられ多くの物語を楽しむことができたという感想がありました。ありきたりな物語ではあるもののクリスマスの特別感があり気負いせずに観ることができるという感想が多かったです。

様々なテーマの愛が描かれており、映画の中でもメインになっている「イヴの恋人」と「遠距離恋愛」に対しての感想がとても多く、特に新幹線で腕を引かれて車内に引き込まれるシーンにはグッときます。感想も様々で6つのエピソードを100分に詰めているので展開分かりにくいところもあり残念だったという感想もありました。是非皆さんの目で映画の良し悪しをお確かめください。

映画『すべては君に逢えたから』のあらすじのネタバレや主要キャスト、視聴者の感想やロケ地など情報満載でお届けいたしました。クリスマスのラブストーリーで、心温まるものになっています。ちょっと軽くラブストーリーを観たい方にはおすすめしたい作品です。何の映画を観るのかお困りの方は『すべては君に逢えたから』を視聴してみてはいかがでしょうか？