七つまでは神のうちのあらすじ結末ネタバレ!映画の感想も紹介【日南響子】

映画『七つまでは神のうち』はホラー界の鬼才・三宅隆太監督が制作したサスペンスホラー映画です。魅力的なダークな美しい映像と、当時主演を務めた、次世代のポスト「北川景子」と称され注目されていた日南響子さんが話題となりました。主人公の繭を演じた日南響子さんの演技力と可愛さはファンを魅了していたようです。そんな映画『七つまでは神のうち』で起こる少女誘拐事件の真相のあらすじとその結末が気になるところです。映画『七つまでは神のうち』のあらすじの結末をネタバレし、感想を含めてご紹介していきます。

七つまでは神のうちのあらすじ結末ネタバレ!映画の感想も紹介【日南響子】のイメージ

目次

  1. 七つまでは神のうちの映画とは?
  2. 七つまでは神のうちの映画あらすじをネタバレ
  3. 七つまでは神のうちの結末をネタバレ
  4. 七つまでは神のうちの登場人物・キャスト
  5. 七つまでは神のうちに関する感想や評価は?
  6. 七つまでは神のうちの映画ネタバレまとめ

七つまでは神のうちの映画とは?

映画『七つまでは神のうち』はミステリアスな複数の少女誘拐時間が繰り広げられるホラー要素がたっぷりの映画です。映画『七つまでは神のうち』の作品情報やあらすじの結末までをネタバレし、最後には映画を鑑賞した方の感想もご紹介していきます。

七つまでは神のうちの映画作品情報

映画『七つまでは神のうち』は、映画ホラー界において優れた手腕を発揮する脚本家である三宅隆太が監督・脚本を手がけ、人間の深い闇や悲しみが描かえれたサスペンス・スリラーです。神秘的でダークな美しい映像で、謎の少女失踪事件の真意に迫ります。

過去にトラウマを抱える女子高生の主人公・和泉繭には、映画『七つまでは神のうち』が映画初主演のバラエティ番組などで売り出し中のモデル、日南響子さんが務めます。また、娘を失くしたことで精神異常をきたした母親を『ノルウェイの森』の霧島れいかさんが演じています。

【映画『七つまでは神のうち』作品情報】

  • 【作品名】七つまでは神のうち
  • 【原作/脚本/監督】三宅隆太
  • 【製作国】日本
  • 【製作年】2011年
  • 【上映時間】82分
  • 【出演キャスト】日南響子/飛鳥凛/藤本七海/竹井亮介/宝積有香/駒木根隆介/松澤一之/
    霧島れいか

七つまでは神のうちの予告編動画

映画『七つまでは神のうち』予告の編を見た方の感想の中には、あまり怖そうではないと感想を持たれた方もいたようですが、大半の方がじわじわと迫り来る恐怖とホラー要素たっぷりの演出に震え上がっていたようです。ホラーが苦手という方は、心してご覧いただいた方がいいかもしれません。

七つまでは神のうちの映画あらすじをネタバレ

ここからは、映画『七つまでは神のうち』内容のあらすじ結末についての詳細をご紹介していきます。ホラー映画が苦手という方の為にも映画の内容が分かるよう、映画『七つまでは神のうち』の起承転結をまとめているので是非参考になさってみて下さい。

あらすじネタバレ:誘拐

主人公の高校生の和泉繭は、10年前の辛い体験のトラウマから精神的に不安定になり、神へ祈りをささげる信仰心を心の支えにして生活していました。ある日、父親と教会に行った際に、繭は目隠しと猿ぐつわをされて車に乗せられて連れていかれる少女の誘拐現場を目撃してしまします。繭は少女を救出するために父親と一緒に誘拐犯の車を追って行きしばらくすると、少女が車から転がり落ちてきました。

それを目にした繭は少女に駆け寄って目隠しを外します。すると、その少女が小学校時代の友達の岸本薫だと気づきます。その頃、父親は誘拐犯が逃げていくのを鎧山まで追って行きますが、そこで待ち構えていた誘拐犯にバールで殴られて撲殺されてしまいます。そして、父親の乗ってきた車で繭と薫の元に戻ります。繭と薫は必死で逃げますが逃げきれず、誘拐犯に捕まって連れ去られてしまいます。

あらすじネタバレ:廃校での事件

女優志望の高校生・西川麗奈は、映画のロケのため鎧山の近くの廃校に着ていました。自分の出番が終わった麗奈は帰宅するために1人で森を通り抜けて駅に向かいますが、なぜか森からなかなか抜け出すことが出来ず、過去に経験したことの記憶がフラッシュバックして幻覚を目にし、気が付くとロケ現場の廃校に戻ってきていました。ロケスタッフは皆引き上げてしまい、そこには誰もいません。

麗奈はまるで誰かに導かれるかのように空いている窓から廃校の中に忍び込み、ぼんやりと廊下を進んでいきます。そんな麗奈の後ろには繭や薫を誘拐した男の誘拐犯がバールを持って麗奈に襲い掛かろうとしますが、咄嗟に我に返った麗奈が後ろを振り返るとその男は姿を消します。すると今度は前方の方から女性の声がしたのに気づいた麗奈が見ると、そこには1人の女性が立って麗奈を見つめています。

恐怖に感じた麗奈は体を向き直ると、そこには多くの死者が蠢き、麗奈は恐怖のあまり気絶してしまいます。麗奈が目覚めるとそこは病院で側には女性カウンセラーがおり、麗奈に温かい飲み物を差し出します。すると、そのカウンセラーは麗奈に小学校の時に親しかった繭と薫のことを尋ね、2人もここに運び込まれているというと病室からできて姿を消します。カウンセラーの跡を追った麗奈はここがまだ廃校の中であることに気づきます。

階下の方では誰かの呻き声が聞こえ、恐るおそる進んでいくと、縛られて目隠しと猿ぐつわをされてロープで吊るされた繭と薫の姿がありました。麗奈がロープの縄を急いでほどき、2人に現在いる場所が鎧山の近くだ告げると、恐怖に慄きます。天井から落ちてきた1枚の写真を目にした3人は、その写真が繭達が小学生時代の遠足の集合写真で、繭、麗奈、薫の顔が刃物で削り取られており、10年前の事件が関わっていることに気づきます。

恐怖を覚えた3人は廃校から逃げ出そうとして外に飛び出しますが、麗奈は見えない何かからガソリンを浴びせられて、火だるとなり、薫はパニックを起こして逃げ惑いますが、鉄の棒が落ちてきて体を貫き死亡します。繭は1人になり森の中を必死で逃げて、立ち入り禁止の柵を超え、気が付くと鎧山の洞窟に来ていました。

呆然とする中、ある場所を見つめて意を決して手で洞窟の奥の壁際を掘り起こすと、女の子の服と白骨死体が出土します。繭の背後で「さくら・・・」と声がして振り返ると、バールを持った誘拐犯の男女がそこに立っていました。繭は誘拐犯に泣きながら謝罪し許しを乞いますが、誘拐犯は繭の頭にバールを振り下ろして気絶させます。

目覚めた繭は暗い棺の中に入れられており、目の前の張り紙には「まゆ」の文字と生き埋めにされている少女の絵が描かれていました。自分の置かれている状況を理解した繭は神に祈りますが、何も起こらないことにパニックを引き起こして棺の蓋を叩いて指で掻きむしり、狂ったように叫び続けます。しかし、その叫びは誰かに届くことはなく、深い森の中へと吸い込まれていくのでした。

あらすじネタバレ:過去

繭、麗奈、薫は小学生の頃に仲のいい友達で3人には忘れられない共通した過去がありました。3人はクラスメイトのさくらを毎日のように虐めており、サクラは3人から酷い仕打ちを受けていました。そんな10年前の12月10日、3人はさくらに仲直りして鎧山に行こうと誘い、誘われたさくらは嬉しさのあまり3人を許すことにします。仲直りを称して鎧山に入山した4人ですが、繭、麗奈、薫の目的はさくらを更に虐めることでした。

麗奈と薫はさくらに、洞窟の奥の壁に触れて戻ってくることが出来たら仲間に入れると命令し、さくらは怖がってそれを拒みます。繭は2人に辞めようと提案しますが、受け入れられません。麗奈がさくらの大切そうに持っているお守りを奪って投げ、お守りを返して取ってくるさくらをおちょくって楽しんでいます。そのお守りが繭の手元に廻って来ると、麗奈と薫に煽られた繭は嫌々ながらお守りを投げます。

洞窟の中に飛んで行ってしまったお守りを必死になって拾いに行くさくらの様子をみて楽しんでいたその時、突然、洞窟の天井が崩れ落ち、さくらはその下敷きになってしまいます。怖くなって慌てた麗奈と薫はその場からすぐに逃げ出し、繭もさくらが助けを求める声に後ろ髪を引かれながらも、逃げ出してしまいました。

さくらの両親の真奈と誠はさくらが夜の10時過半ぎても帰ってこないことに心配になり警察に通報します。そして、さくらの両親は失踪したさくらの情報提供を求めて娘の写真のビラを配って懸命に探すも、有力な情報は得られず、さくらは見つかりませんでした。さくらの両親は精神的に追い詰められていきます。

七つまでは神のうちの結末をネタバレ

結末あらすじネタバレ:お守り

さくらの母親の真奈は、よく悪夢に魘され、7歳の娘のさくらがまだ赤ちゃんで、ベビーカーからいなくなる夢を見ては常に怯え、娘に対する不安が拭えません。真奈は、娘を守ってもらえるように神棚を祀り、氏神様に祈りを捧げます。

さくらが友達と鎧山に行くと聞いた真奈は、さくらにお守りを持たせます。夜中近くになっても戻りの遅いさくらを心配した真奈は、警察に連絡していると玄関のチャイムが鳴り、父親の誠が玄関をお開けるとそこには誰もおらず、玄関先には真奈がさくらに渡したお守りが落ちていました。

結末あらすじネタバレ:復讐

映画のタイトルの『七つまでは神のうち』とあるように、本編では「通りゃんせ」を歌う場面が出てきます。さくらの母親・真奈は深い信仰心を持ち、昔から7つまでの子供は神の子と言われおり、もし、神が望んでいるのであれば、さくらは神に帰さなければならないと自分を納得させるように言い聞かせ、未だ帰らぬ娘を諦めようとしていました。

しかし、真奈の精神は蝕まれる一方で、家にある市松人形の前で玄関先にで見つけたさくらのお守りを破り捨て、神棚をも破壊する暴挙に出ます。ある日、真奈は家の中でさくらの気配を感じる取ると、それに導かれるようにさくらの日記を見つけて手にします。さくらの日記には、学校で受けた麗奈と薫と繭からの数々の虐めや、酷い仕打ちを受けたことの詳細が全て記載されていました。

虐めの事実を誰にも打ち明けられず、1人で抱えていたさくらは、3人への憎悪を感じさせる絵を描くことで、心を保っていたようです。その絵の内容は、麗奈が火達磨になっている絵と薫の体を棒が貫き刺さって死んでいるというものでした。

また、集合写真の3人の顔に傷をつけることで鬱憤をは晴らしているようでもありました。事実を知った真奈と誠は、さくらが戻らないことに絶望し、車中で練炭自殺を図り、ミイラと化した真奈と誠の遺体で発見されます。繭たちを襲った誘拐犯の正体は、10年前に死亡したさくらの両親・真奈と誠の亡霊で、さくらの無念を晴らすために復讐したのでした。

七つまでは神のうちの登場人物・キャスト

和泉繭/日南響子

映画『七つまでは神のうち』の主人公の17歳の女子高生・和泉繭は10年前の虐めから生じた事故が原因で精神的に不安定になり、何度も自殺未遂を繰り返し、学校にもほとんど通えていません。繭は精神を安定させるために、毎週日曜日の教会礼拝には欠かさず通う信仰心の篤いクリスチャンです。

繭は10年前の虐めの対象であったさくらに対して、率先して虐めに参加していたというよりは、麗奈と薫に逆らうことが出来ずに虐めに参加していたようです。しかし、結果としてさくらを見殺しにしていることから、亡霊になったさくらの両親に生き埋めにされてしまいます。

主人公の17歳の女子高生・和泉繭を演じていたのは、モデルや女優などで活躍している日南響子さんです。日南響子さんは、デビューした当初は次世代の「北川景子」と言われ、将来を有望視されていました。そんな日南響子さんは、2006年にニコラの専属モデルとして芸能界での活動を開始しています。

2010年のドラマ『ハンマーセッション!』で女優デビューし、テレビドラマや映画に出演して女優としても活躍します。日南響子さんは音楽一家で育ったことから音楽活動もしており、複数の作品を発表しています。その他、舞台やCMなどでにも出演し現在も活躍しています。

【日南響子のプロフィール】

  • 【氏名】 日南響子(ひなみきょうこ)
  • 【別名】義珠麟
  • 【愛称】キョオコちゃん/きょん/ひなひな/ひなきょん
  • 【生年月日】1994年2月6日
  • 【年齢】25歳
  • 【出身地】愛知県 稲沢市
  • 【血液型】A型
  • 【身長】167 cm
  • 【職業】モデル/女優/タレント
  • 【事務所】サーブプロモーション

西川麗奈/飛鳥凛

西川麗奈はB級のホラー映画ばかり出演している女優志望の17歳の女子高生です。小学生の時の繭と薫と仲の良かった友達でさくらの虐めの中心的な人物です。鎧山の近くてホラー映画の撮影をしていた麗奈は、撮影の帰宅途中で森から抜け出すことが出来ずに、導かれるように撮影現場の廃校に舞い戻ります。そこで誘拐犯に捕らえられた麗奈は、地下室で監禁されていた繭と薫に再会します。

西川麗奈を演じていた飛鳥凛さんは2006年、芸能事務所スターダストプロモーションのオーディションに合格し芸能界入りし、 週刊ヤングジャンプ『制コレGP』にも出場した経歴があるようです。

主な出演作品はテレビドラマ『仮面ライダーW』、映画では2008年に『口裂け女2』で主演の口裂け女・沢田真弓役や『ひぐらしのなく頃に』では園崎魅音役を演じ、その他にもテレビドラマや映画、舞台などにも出演し、幅い広いジャンルで活躍しています。

【飛鳥凛のプロフィール】

  • 【氏名】飛鳥凛(あすかりん)
  • 【生年月日】1991年3月28日
  • 【年齢】27歳
  • 【出生地】 大阪府
  • 【身長】166 cm
  • 【血液型】A型
  • 【職業】女優/タレント
  • 【事務所】エイベックス・マネジメント

岸本薫/藤本七海

岸本薫は繭の小学校の時の友達で、さくらを虐めていたメンバーの1人です。繭とは小学校を卒業して以来ずっと会っていませんでした。薫は誘拐される前日に叔母の家で留守番していたところ、男に誘拐されてしまいます。誘拐されて車で運ばれている途中で、車から転げ落ちた際に救ってくれたのが繭で、そこで久しぶりに再会します。

岸本薫を演じていた藤本七海さんは、2002年にタカラ「アイドルリカちゃん 新メンバーオーディション」に出場し、見事を獲得すると、自身がモデルとなった人形が発売された藤本七海さんは、その後グレースに所属して本格的に芸能活動を開始します。2005年にはNHK教育『天才てれびくんMAX』にてれび戦士として2年間出演しています。

それから、2006年頃にスターダストプロモーションに移籍し、様々なテレビドラマや映画に出演し、『悪の教典』では生徒の林美穂役や『イタズラなKiss〜Love in TOKYO』では主人公の親友の小森じんこ役を演じていました。しかし、2015年のテレビ放送依頼、藤本七海さんの姿をテレビで目にすることはなくなりました。どうやら、2014年には所属事務所を退所しており、芸能界から引退していたようです。

【藤本七海のプロフィール】

  • 【氏名】藤本七海ふじもとななみ
  • 【生年月日】1995年2月27日
  • 【年齢】23歳
  • 【出生地 】大阪府八尾市
  • 【身長】159cm
  • 【血液型】A型
  • 【職業】元女優
  • 【活動期間】2002年 - 2015年
  • 【事務所】元スターダストプロモーション所属

七つまでは神のうちに関する感想や評価は?

映画『七つまでは神のうち』の感想の中には、映画の構造や神秘的で魅力的なダークな美しい画面について、高い評価をしている方が多いようです。また、グロテスクなシーンはほとんどなく、人間の深い悲しみなどを描いた心理描写やわらべ歌の『通りゃんせ』の曲も独特な日本のホラー要素を引き立たせ、物語に引き込まれていくようです。

映画『七つまでは神のうち』の主人公を務めた日南響子さんが可愛く、彼女のラストの演技から絶望的な気分になり、感情移入が出来たという多数の感想が寄せられています。他の感想からも、日南響子さんのこれからの女優としての活躍が大いに期待されている様子も伺えます。

七つまでは神のうちの映画ネタバレまとめ

ここまで映画『七つまでは神のうち』の作品情報やあらすじとその結末のネタバレ、映画『七つまでは神のうち』のネタバレ感想を紹介し、映画『七つまでは神のうち』の主演の日南響子さんをはじめとしたキャストのプロフィールや経歴について見てきました。いかがでしたでしょうか?映画『七つまでは神のうち』は幽霊の復讐という結末で絶望的な最後で心を揺さぶられて嫌な気分になってよかったという感想も多く見受けられました。

また、主演の日南響子さんの演技と本編中の歌を高評価する方も多く見られました。「呪怨」などのハデな演出はないようですが、秀逸な恐怖を感じさせる場面がいくつかあってよかったという感想もありました。映画『七つまでは神のうち』の予告編からは、迫りくるものがあって恐怖を感じ、ホラー好きの方にはおすすめの映画となっているようです。是非、未見の方はご覧ください。

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