映画ディセントのあらすじと感想をネタバレ!前人未到の洞窟探検のラスト・結末は?

映画ディセントは、2005年に公開されたイギリスのホラー映画です。前人未到の洞窟へ友人たちで探検に行くと、そこには謎の恐ろしい巨大な化物がいた、というあらすじのホラー映画になっています。この記事では、ホラー映画・ディセントについて、ネタバレありであらすじと結末を紹介する他、ネタバレありで結末の考察も紹介しています。また、ホラー映画・ディセントを見た人の感想もネタバレありで紹介しています。

映画ディセントのあらすじと感想をネタバレ!前人未到の洞窟探検のラスト・結末は?のイメージ

目次

  1. 映画ディセントとは?
  2. 映画ディセントのあらすじネタバレ
  3. 映画ディセントの結末ネタバレ
  4. 映画ディセントの結末の意味をネタバレ解説
  5. 映画ディセントのキャスト・登場人物
  6. 映画ディセントに関する感想や評価は?
  7. 映画ディセントのネタバレまとめ

映画ディセントとは?

映画「ディセント」は2005年のイギリスホラー映画です。この記事では、その映画・ディセントの内容のホラーなあらすじや結末を、ネタバレありで紹介しています。その映画を観た人の感想も一緒に紹介しています。

映画ディセントの作品情報

ディセントは、2005年にイギリスで公開されたホラー映画です。ニール・マーシャル監督の作品で、アウトドアの好きな女性たちが洞窟の中で、謎の巨大生物に襲われてしまう、という内容のスプラッター映画だそうです。原作はなく、ニール・マーシャル監督が脚本も担当したので、監督の意思のこもった映画と話題となりました。

ディセントはR15でしたがたちまち人気作となり、2009年にディセント2が制作されました。ディセントの監督であったニール・マーシャルは製作総指揮となり、監督は代わりにジョン・ハリスが担当しました。前作同様95分と短いので、二作続けて観ることも可能だそうです。

映画ディセントの監督

ホラー映画・ディセントの監督をニール・マーシャルは、1970年生まれのイングランドの監督兼脚本家です。11歳の時に1981年に公開された「レイダース/失われたアーク」を観て映画監督を目指し始め、スーパー8ミリフィルムを使って映画を撮り始めたそうです。大学は映画学部に進学し、その後は8年間フリーランスの編集技師として働いたそうです。

1998年に公開された「キリング・タイム」で脚本を担当したのが最初で、2002年には「ドッグ・ソルジャー」で監督デビューを果たしました。そして、2006年のホラー映画「ディセント」のヒットや、沢山の受賞によって知名度が急上昇したそうです。2012年には「ゲーム・オブ・スローンズ」、2015年の「ハンニバル」などの人気作を担当しています。

映画ディセントの受賞歴

ディセントは第8回英国インディペンデント映画賞で、最優秀監督賞と最優秀映画技術・編集賞、またスウェーデンの第11回ファンタスティック・フィルムフェスティバルでは最優秀作品賞を受賞しました。また、EIMPIRE誌の2006映画賞でベストホラー大賞を受賞した作品として話題となりました。数多くの賞を受賞したホラー映画で有名だそうです。

映画ディセントはホラー好きにおすすめ

映画の冒頭から衝撃的な映像が流れて、ストーリーもぽんぽん進んで上映時間も99分と短いので、あっという間に観ることができます。ホラー映画・ディセントは、ホラー好きの人におすすめの映画だそうです。また、スリルを味わえたり、登場人物の女性同士の友情も描かれていて、ホラー映画が好きではない人も楽しめる内容となっているそうです。

映画ディセントのあらすじネタバレ

ディセントは、単なるホラー映画ではなく、ストーリーも深く考えられた映画として有名だそうです。ここでは、ホラー映画のディセントのあらすじをネタバレありで詳しく紹介しています。

あらすじネタバレ:洞窟探検

主人公であるサラは、友人のジュノたちと一緒に川で川下りなどを楽しんでいましたが、帰り道でサラの夫の不注意により事故にあい、最愛の夫と娘ジェシカを失ってしまいます。月日は流れて一年後、友人のジュノが中心となって、サラを元気づけようと、アウトドアスポーツが好きなサラのために久しぶりに6人で集まってアパラチア山脈の奥地にある巨大洞窟を訪れることにしました。

その洞窟は有名な観光名所でもあり難易度の低い場所として知られていて、サラとジュノ、ベス、レベッカ、レベッカの妹・サム、ホリーという女性のみの友達グループ6人で洞窟に入っていきます。みんなで楽しく話をしながら洞窟の中を探検していきますが、話をしている最中に失くした娘や夫のことを思い出します。彼女の傷は癒えてはいませんでした。

サラのことを心配するベスは、「乗り気じゃなければ無理に参加する必要はないよ。洞窟探検をやめて帰ろうか?」と心配してくれます。サラは事故の後から何度も同じ夢を観ていて、それは誕生日ケーキを持った娘のジェシカが「ママ」と自分の前に現れる夢でした。

山小屋からさらに奥へ車で入ったところに、6人が行く予定の「ボアム洞窟」がありました。しかし、その洞窟はジュノが見つけた誰も入ったことのない洞窟で、サラも含めて誰もそのことは知りませんでした。それは、ジュノは誰でも知っている洞窟を冒険するよりみんなを楽しませるために用意したものでした。その洞窟は地下深くにあるもので、6人はロープを垂らして洞窟の入り口に入っていきます。

入るとそこは珍しい光景が広がっていて、ワクワクする6人。さらに洞窟の奥深くに進むと、広場にたどり着きます。探検を進める中、なぜかサラだけはずっと何かの気配を感じていました。そして、サラが洞窟の中に細い通路を見つけますが、ベスがジュノに「ここはガイドブックに載っていることと違う、おかしい」と言いますが「ガイドブックを鵜呑みにしないで」とジュノは誤魔化します。

サラが見つけた通路に入ろうとしますが、細い通路の岩が崩れ始め、完全に岩が落ちて、6人は洞窟に閉じ込められてしまいます。そしてジュノは、ここがボアム洞窟ではなく、入山届けはボアム洞窟として出してあるので助けが来られないこと、そして、この洞窟が誰も入ったことのない前人未到の洞窟だということを打ち明けます。

ジュノの「退屈な普通の探検ではなく、自分たちが第一発見者となって洞窟に名前を付けようと思ってみんなを連れてきた」という告白を聞いて口論を始めますが、そこに留まっていても仕方ないと思い出口を探し始めます。

あらすじネタバレ:100年前

閉じ込められつつ、出口を探すために進み続ける6人ですが前方に深い穴を見つけます。試しに石を投げ込んでみると遥か下の方で音をし、とても深い穴だということが分かります。穴の向こう側に渡るには、誰かが先に渡ってロープを張るしかありませんでした。岩が落ちてきたときにロープバッグを失った6人は、レベッカが天井にあったカムとロープをかけて腕の力だけで進んでいきます。

古いハーゲンが天井に残っていたのを不審に思うレベッカでしたが、なんとか穴の向こう側に進むことができました。最期に残ったジュノは器具を回収しながら渡らなければなりませんでした。レベッカが怪我をしながらもジュノを助け出しなんとか渡りきります。ロープについたハーゲンを見ると、100年も前に使われていた道具で、前人未到の洞窟ではなく、誰かが過去にこの洞窟に来ていることが分かりました。

さらに奥に進むと、壁に何かが描いてありました。壁に描いてある絵が出口を示していて、2つ出口があることが分かり、6人は希望を抱きます。ライターの炎を使って、風が来る方向へと進む6人。石に含まれているリンの光が出口だと勘違いしたホリーは走ってその光に向かって走っていきます。その光は深い穴へと続いており、ホリーは足の骨が皮膚を突き破ってしまうほどの大怪我を負ってしまいました。

飛び出た骨をホリーの足へ押し込んでピッケルに固定し、その頃はサラは何かの声を聞いて一人で歩いていくと、そこでうごめくなにかを見つけます。しかし、サラを追ったジュノは「誰もいない、出口はきっと見つかるから先へ進もう」と諭します。

岩を登ると、大量の動物の骨が転がっていました。「早く出ないと」と怖くなる6人ですが、ライターの炎が風で動かずどちらに行けばいいか分からなくなります。パニックに陥り助けて、と叫ぶと、すぐ後ろに人間ではない何かが立っていて、素早いスピードで岩を登り消えていきました。化物に更に怖くなり出口を探そうと進みますが、化物たちに完全に囲まれてしまいます。

ホリーは化物に捕まってしまい、ジュノが必死にその化物と戦います。後ろに気配を感じたピッケルを突き刺すと、様子を見に来たベスを誤って刺してしまいます。化物の声がしてジュノはベスを見捨てて去ってしまいます。

あらすじネタバレ:レベッカとサム

その頃、姉妹であるレベッカとサムの近くにも化物が現れました。息を殺して動かないでいると化物たちは去っていくので、彼女たちも、化物は目が見えておらず、聴覚を頼りに探しているのだと分かりました。ほっと胸をなでおろしたのもつかの間、サムの時計のアラームが鳴ってしまい、化物たちがまた戻ってきました。そこでその時計を遠くへ投げると、その時計の方へ化物たちは行ったので助かりました。

レベッカとサムは出口を探すべく奮闘していましたが、またもや目の前に化物が現れて、レベッカはその化物に襲われてしまいます。すると、そこにジュノも来て化物を倒してくれたことで命拾いをします。ジュノは、他の人の容態を聞かれて、自分が間違って刺してしまったベスも化物にやられて怪我をしたと嘘をついてしまいます。

あらすじネタバレ:瀕死のベス

サラは、一人で進んだ先で瀕死状態のベスを見つけます。サラはジュノをつれてこようとしますが、ジュノに誤って刺されてしまったベスは「ジュノは危険」と言って聞きません。そこで化物の声を聞く二人ですが、瀕死状態のベスはサラに殺してほしいと頼みます。躊躇するサラですが、化物が近づいてきてサラは仕方なくベスを石で殴り殺してしまいました。サラは化物も倒しましたが、ベスを殺してしまった罪悪感により叫びます。

サラの泣き叫ぶ声を聞いた3人は、サラが化物に襲われて殺されたと思い込み、サラを探すのを諦めてしまいます。その時、3人の前に大量の化物たちが立ちはだかります。パニックになったサムは走り出し、深い谷の反対側へ逃げようと腕の力だけで谷を渡り始めます。無理だと止める姉・レベッカの声に手が止まった瞬間、化物に噛みちぎられて深い谷底へと落ちていきます。

最愛の妹を失ったレベッカも悲しみに暮れひるんでいたところを化物に食べられて殺されてしまいます。1人生き残ったジュノは、化物たちを交わしてなんとか逃げ切ることができました。ようやく逃げた先で、生きているサラに出会います。サラにベスのことを聞かれると、化物に殺された、と嘘をついてしまいます。その時、サラが別人のように変わってしまっていることに気が付きます。

化物がサラとジュノの前に現れますが、サラは軽々と化物を倒し、ジュノの方を睨みつけてベスからもらったネックレスを見せつけます。そして、やみくもにジュノにピッケルを突き刺したサラは、苦しむジュノを置いて出口へと進みます。後ろで、ジュノの叫び声が聞こえました。

映画ディセントの結末ネタバレ

ここまで、ホラー映画・ディセントのネタバレありのあらすじを紹介していましたが、ここではディセントの結末の内容についてネタバレありで紹介しています。サラは洞窟から無事に抜け出したのか、その他の5人は本当に死んでしまったのか、はたまたあの洞窟にいる化物たちは一体何者なのか、など、ディセントはホラーな謎が尽きない映画だと話題だそうです。

結末ネタバレ:目覚めたサラ

崖の淵から滑り落ちて気を失っていたサラがようやく目を覚ますと、あたりには光が漏れている箇所があり、出口をようやく見つけて外に出ることができました。急いで車に乗り込み、一般道まで車を走らせますが路肩に車を止めて泣き叫びます。後ろからトラックにクラクションを鳴らされて我に返ると、今までの記憶を思い出して窓を開けて外に吐いてしまいます。

結末ネタバレ:死んだはずのジュノ

だいぶ気持ちも落ち着いてきたサラは助手席に目をやると、なんとそこには死んだはずのジュノが座っていました。そこで目が覚めて、サラは自分がまだ洞窟の中にいることを知って愕然とします。事故でなくした娘・ジェシカが誕生日ケーキを持って現れる幻覚を見ているサラの周りには、あの洞窟の化け物たちがわらわらと集まっているのでした。

映画ディセントの結末の意味をネタバレ解説

ディセントのあらすじと、ストーリーの結末をネタバレありで紹介してきましたが、ラストシーンは謎も多いまま終わってしまった、とディセントを観た人の間で話題だったそうです。そんな謎多きホラー映画・ディセントの結末について、ネタバレありで詳しく考察しています。

結末の意味①生きる目的がない

最愛の娘と夫を事故で亡くしてしまったサラは、生きる目的もなく、生きる気力がほとんど残っていない状態でした。そんな中、唯一心を開くことのできる最後の希望が今回洞窟に探検に行った5人の友人たちでした。しかし、今回の洞窟探検でその最後の希望だった友人たち5人は全員死んでしまいます。さらに、ネタバレにはなりますが、友人の一人であるジュノはサラの夫と不倫していることまで明らかとなってしまいました。

そんな絶望的な事実を知り、サラはジュノを殺して洞窟に置いてきてしまいます。夢の中ではサラは洞窟から脱出して、車で帰り道を帰ろうとします。しかし助手席にはジュノが乗っていたり、と自分でも後悔の念が捨てきれてないことが分かります。帰る場所もなく、帰りを待つ人も誰もいない中、サラはどこに行こうと洞窟のような暗闇に閉じ込められてしまったことが分かります。

洞窟の中で目を覚ましたサラは、娘が誕生日ケーキを持っている、といういつも見る幻覚を見ます。そんな幻覚と、サラの周りに集まってきた化物たちの叫び声が聞こえる様子から、サラは洞窟を抜け出すことができず、死んでしまうというラストに続きそうな結末となっています。

結末の意味②生への執着

先ほどネタバレありで紹介した結末の解釈とは正反対なのが、「生への執着」です。事故で最愛の夫と娘を亡くしてしまったサラは、事故からずっと悲しみに暮れネガティブで消極的な生き方をしていました。しかし、ジュノに誘われて友人たちと洞窟に探検しに行くことによって、少しずつ明るく強いサラの姿も見えてくるようになりました。

親友であったベスが瀕死の状態で殺してほしいと頼まれたサラは、躊躇しながらもベスを殺してしまいます。しかし、その後からサラは見違えるように強い女性として洞窟の中で出口を見つけるべく化物と戦っていきます。サラ以外の友人たちが次々と化物たちに倒されていく中、サラだけは勇気を振り絞って化け物たちに勇敢に立ち向かっていきます。

恐ろしい巨大な化物に立ち向かっていくその姿は、なんとしてでも生きたい、というサラの貪欲な生に対する執着を描いているのではないかと言われています。夢から目が覚めて洞窟の中にいることに気づいて娘の幻覚を見ているときも、サラは力強い眼差しで娘の幻覚を見ていました。それは、今までとは違うようなサラを表していて、亡くしてしまった最愛の娘の幻覚を見ても、もう心が折れなくなったサラを表しています。

ディセントは一見すると化物たちに襲われてしまうホラー映画ですが、あらすじや結末の内容をネタバレありでしっかりと考察してみると、事故で夫と娘を亡くしてしまったある女性が過去から立ち直り成長していく、という結末にもなっています。

映画ディセントのキャスト・登場人物

ディセントは、あらすじやストーリーの結末でもあったように、主に洞窟の中で話が展開されていきます。全体的に暗いシーンが多いため、ここでは、ディセントのあらすじや結末の内容に関わるキャラクターたちをネタバレありで紹介していきます。また、そのキャラクターを演じたキャストたちのプロフィールも合わせて紹介しています。

サラ/シャウナ・マクドナルド

あらすじや、ストーリーの結末に彼女が出てくるように、サラはこの映画の主人公です。事故により、一年前に夫と娘を同時に亡くしてしまいます。洞窟の中で彼女のバックが岩に挟まってしまい身動きが取れなくなったり、それが原因で岩が落ちてきて洞窟に閉じ込められることになってしまいます。最初に洞窟内にいる化物の正体を発見しました。結末通り、主人公なので登場人物の中で唯一最後まで生き残りました。

主人公であるサラを担当したのは、1981年、マレーシア出身の女優・シャウナ・マクドナルドです。作品はあまり多くありませんが、ミュータント・クロニクルズ、ディセント、ディセント2に今まで出演しています。

ジュノ/ナタリー・メンドーサ

ジュノは、結末の直前にも出てくるように、主人公であるサラの次に重要な登場人物と言っても過言ではないと言われているそうです。事故で夫と娘を亡くして落ち込んでいる親友のサラのために今回の洞窟探検を企画します。また、あらすじにもあるように、前人未到の洞窟へ行こうと周りの友人には内緒で様々な計画をするのもジュノです。いい親友に見えましたが、サラの夫と生前不倫をしていることが明らかとなってしまいました。

ディセントの中でも重要な役割を持っていたジュノ役を演じたのは、ナタリー・メンドーサです。ナタリーメンドーサは、1978年に香港で生まれた女優です。これまでも、CODE46、2001年公開のムーラン・ルージュ、2006年公開にディセント、2009年に公開されたディセント2などに出演しています。

ベス/アレックス・リード

ベスは、化物たちから逃げている時に、誤ってジュノに首を刺されて瀕死の状態になってしまう悲しい登場人物です。その時にジュノのペンダントを引きちぎって、サラに後に渡すこととなります。そのペンダントが原因で、サラはジュノと夫が不倫をしていたことを知ります。

ベスを演じたのは、アレックス・リードです。アレックスはイギリス生まれの女優で、今までにでディセント、ディセント2、2015年に公開されたアイ・アム・ソルジャー SAS英国特殊舞台などに出演しています。

レベッカ/サスキア・マルダー

サムの姉で、深い谷を渡るために、最初に天井を伝ってロープをかけた心強い登場人物のひとりでしたが、妹であるサムが化物に襲われてから悲しみにくれているところをすぐに化物に襲われて殺されてしまいました。サスキアマルダーは、ディセント、ディセント2に出演したことのある女優です。

サム/マイアンナ・バリング

レベッカの妹で、あらすじには書いていませんでしたが、医学博士になるために勉強している真面目な登場人物でした。化物が大量に現れてパニックになる中、一人で谷を渡ろうとする中に化物に襲われてしまい、宙吊りになったまま死んでしまいます。また、サムが死んだことにより姉のレベッカも後を追うように死んでしまいます。

サムを演じたのは、マイアンナ・バリングです。ディセント、ディセント2の他に、2012年には有名映画・トワイライト・サーガ ブレイキング・ドーン Part2にターニャ役として出演したり、2015年にはロンドンを舞台としたクライムサスペンススリラー映画のハイエナに出演したりと、様々な有名作品に出演している女優です。

ホリー/ノラ=ジェーン・ヌーン

ホリーは、あらすじにもあったように、洞窟の中で最初に喉を食いちぎられて殺されてしまう登場人物です。ジュノの友達ではありましたが、他の4人とは初対面でした。今回の洞窟探検のために仲間に加わることとなります。また、あらすじでもあったようにホリーは最初に足を怪我して骨を折ってしまいます。

ホリーを演じたのは、1984年生まれのアイルランドの女優であるノラ=ジェーン・ヌーンです。ノラは、2002年に映画「マグダレンの祈り」にて女優デビューを果たしました。その後も、ディセント、ディセント2の他に、2008年「ドゥームズデイ」や、2015年の映画「ブルックリン」にも出演している女優です。

ポール/オリヴァー・ミルバーン

ポールは、あらすじにもある通り、映画の冒頭で事故にあい亡くなってしまうサラの夫です。川下りをしていた主人公のサラを車で迎えにきたポールは、帰り道におしゃべりをしながらドライブを楽しみます。何か浮かない顔をしている夫に話しかけたサラに、ポールはよそ見をしている瞬間に対向車線へ突っ込んでしまい、意識を失ってしまいます。サラが病院で目を覚ました時、夫のポールと娘のジェシーは既に亡くなっていました。

主人公の最愛の夫でありながらも、ジュノと不倫していたことが発覚したポールの役を演じたのはオリヴァー・ミルバーンです。オリバーは、2003年に公開されたミー・ウィズアウト・ユーを始めとして、ディセントなどに出演しています。

ジェシカ/モリー・ケイル

主人公であるサラに最愛の娘・ジェシカも、夫のポールと共に交通事故で亡くなってしまいます。サラにとっては自分よりも大事にしていた娘だったのでそのショックはとても大きく、あらすじにもあったように、事故があってから何度もジェシカの幻覚を見てしまいます。物語の結末にも、サラはジェシカの幻覚を見ていたので、ジェシカはこの映画にとって大きな役割を持っていました。ジェシカを演じたのは、女優のモリーケイルです。

映画ディセントに関する感想や評価は?

ディセントを観た人への感想を紹介しています。感想の中には、謎の生物の姿に不満を抱いている人もいるようでしたが、その不気味な姿に表現されていて十分に恐怖を味わうことができる、という感想もあったそうです。しかし、多くの感想は、ディセントはホラー映画としての要素だけでなく、よく考えられたストーリーや、登場人物の間で起こるドロドロとした人間関係が描かれていて面白かった、というものが多かったそうです。

ディセントの感想では、B級映画だから観てみるか、という軽い気持ちで観始めたものの、世界観やホラーな要素に引き込まれたというものが多いそうでした。洞窟に地底人が出てくる、というジャンルはホラー映画によくありますが、その上で友人6人のドロドロとした人間関係だったり、化物たちと戦うアクション要素だったり、様々な要素がこの映画をより面白くしているという感想があったそうです。

また、感想の中にはラストのどうなったか分からず、観客に結末を任せるという斬新なラストも面白いというものがあったそうです。しかし、一部では化物のデザインが普通のホラー映画に比べてあまり怖くなく、なかなかホラー映画として成立していないのではないか、という感想もあったそうです。

感想を見ると、洞窟に友人6人だけで閉じ込められ、しかも外からの助けは誰も来ず、次々と仲間たちが怪我をしていきパニック状態の中化物たちに襲われてしまう、という絶望的な状況がホラー映画が好きな方には面白い展開だと話題になったそうです。そしてそんな絶望的な状況の中で次々と明らかになる人間関係のもつれが非常に良く描かれている、というストーリーの作り込みも話題になったそうです。

洞窟というのは閉塞的な環境なので、その環境がさらにディセントをホラーに仕立て上げている、という感想も見られたそうです。ディセントは一貫して暗く、狭い空間を舞台に描かれているので、閉所が暗いところが苦手な人は気をつけたほうがいいという感想も見られたそうです。

感想の中には、ディセントがトラウマになるほど怖い映画だった、というものもあったので、それだけよくできたホラー映画だということが分かります。ディセントは化物や助けに来ない洞窟に閉じ込められてしまった、という一般的なホラーの要素だけでなく、パニック状況の中変化していく人間模様もよく描かれているという感想も見られました。

感想の中には、遭難や化物という状況よりも、リアルに描かれた主人公たちの人間関係が壊れていくという様に恐怖を覚えたというものが多く見られたそうです。映画の中で描かれる人間同士の嫉妬や憎悪、また、主人公・サラの夫と不倫していたことが明らかとなった友達・ジュノとの薄っぺらい表面だけの友情が壊れていく様子はとても怖かったと感想で多くあったそうです。

洞窟に閉じ込められたという災難の上に、さらに次々と襲いかかってくる不慮の事態に目が離せないという感想が多く見られたそうです。闇の中に閉じ込めらた上に、人間関係のドロドロ、また化物に襲われ続ける恐怖、その上叫んだらさらに襲われてしまうので叫ぶことができない、という絶体絶命の状況にハラハラドキドキの内容となっているそうです。

登場人物は女性ばかりなので、果敢に化物に立ち向かう女性たちの姿が見られるのもディセントの特徴だと言われています。事故で娘と夫を亡くした主人公のサラは映画の最初では悲しく消極的な性格でしたが、後半では化物にも勇敢に立ち向かう強い女性になっていく、という成長物語でもありました。

ディセントは、ホラー映画の中でも異色な作品だと言われているそうでうす。怖い要素だけでなく、痛い、辛い、苦しい、人間関係の様子などがまんべんなく描かれています。感想の中には、事故の後精神が不安定になっている主人公のサラを洞窟に連れて行くのはどうなのか、という議論もあったそうです。

ディセントはアマゾンプライムでも一時見られるほど人気の作品だったそうです。ホラー要素だけでなく、家族を事故で失ったサラがその顔から立ち直るという成長物語としても見られるとして話題となったそうです。親友だったサラとジュノの最後はとても悲しい結末となっているので、それも見どころの一つだそうです。

映画ディセントのネタバレまとめ

あらすじで紹介することはありませんでしたが、タイトルである「ディセント」は、英語で「降下」「急襲」「血統」という意味があります。この記事ではディセントのあらすじ・結末・登場人物について、また、ディセントを観た人の感想も紹介しましたが、ただのホラー映画ではなく、登場人物たちの複雑な人間関係も描かれる人間ドラマも含まれています。興味を持った方がいれば、この機会に観てみてはいかがでしょうか。

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