ヘイトフルエイトの映画の感想や評価ネタバレ!裏事実も紹介【タランティーノ】

映画監督クエンティン・タランティーノは、一癖あるストーリーと斬新なアイデアで作られた映画が人気を集めている監督です。クエンティン・タランティーノ作品で、個性的な8人が登場するヘイトフルエイトも話題を集めています。ここでは、ヘイトフルエイトについての情報をご紹介します。ヘイトフルエイトを見た人の感想や評価のネタバレや、ヘイトフルエイト裏設定もネタバレしていきます。

ヘイトフルエイトの映画の感想や評価ネタバレ!裏事実も紹介【タランティーノ】のイメージ

目次

  1. ヘイトフルエイトは居合わせた8人の物語?
  2. ヘイトフルエイトの映画を観た感想や評価をネタバレ
  3. ヘイトフルエイトの裏事実
  4. ヘイトフルエイトの監督
  5. ヘイトフルエイトの主要なキャスト・登場人物
  6. ヘイトフルエイトの映画の感想や評価まとめ

ヘイトフルエイトは居合わせた8人の物語?

ヘイトフルエイトの映画作品情報

ヘイトフルエイトは、個性派の映画監督として人気を集めている、クエンティン・タランティーノの作品です。ヘイトフルエイトというタイトルは、日本の著名な映画監督黒澤明の「七人の侍」や、その西部劇リメイク作品「荒野の七人」に影響を受けているのではないかと考えられています。ヘイトフルエイトというタイトルにもわかる通り、登場人物の8人がキーとなっています。

クエンティン・タランティーノのヘイトフルエイトは、様々なトラブルに見舞われながらもファンの期待を集めながら作成されていました。2015年に12月25日にアメリカで公開され、日本での公開は2016年2月27日となりました。日本公開時には、残酷な描写やフルヌードのシーンが過激であるとして、R18指定で公開されたことでも話題となりました。

ヘイトフルエイトの映画あらすじをネタバレ

ヘイトフルエイトのあらすじをネタバレ紹介します。ヘイトフルエイトは8人の登場人物が鍵を握るストーリーです。主人公の賞金稼ぎのジョン・ルースは、女囚人デイジー・ドメルグを処刑するために、馬車に乗っていました。雪の降る中デイジーを処刑するためにレッドロックという町へ向かっていた道中で、兵士上がりの悪名高き賞金稼ぎマーキス・ウォーレンと、新しい保安官を名乗る南軍の裏切り者、クリス・マニックと出会います。

4人を乗せた馬車は道を進んでいきますが、吹雪にあってしまい途中のミニーの店に立ち寄ることにします。ミニーの店についてみると店主であるミニーはおらず、ボブという男が留守番をしています。また、レッドロックの絞首刑執行人オズワルド・モブレー、南軍の将軍サンフォード・スミサーズ、カウボーイのジョー・ゲージがいました。

吹雪で身動きも取れない中、訳アリの8人がミニーの店に偶然居合わせる事になりました。しかし、ミニーの店に集まった8人は偶然に居合わせたと思いきや、それぞれの過去がつながりだし、物語は意外な方向へと展開していくのでした。

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ヘイトフルエイトの映画を観た感想や評価をネタバレ

ヘイトフルエイトへの感想と評価は、最高という高評価が多いです。コアなファンを獲得しているクエンティン・タランティーノ監督なので、タランティーノファンには絶賛の評価を集めています。しかし、たとえタランティーノファンでなくても、映画自体の感想として最高に面白かったというものが多いです。また、アメリカでの上映が70㎜フィルムだったこともあり、日本のファンは憧れている人が多いです。

ヘイトフルエイトの感想と評価では、個性派監督タランティーノの良さが存分に出ていてよかったという声が多いです。映画中の音楽や衣装、キャラクターなどに奇才タランティーノらしさが凝縮していて、ファンだけでなく他の観客も楽しめる作りとなっています。ヘイトフルエイトの感想と評価では、独特で癖のある演出や設定が良かったとの声も聞かれます。

ヘイトフルエイトの感想と評価では、どんでん返しが楽しめたというものも多いです。どんでん返しと言えば、タランティーノ監督の真骨頂といえます。ヘイトフルエイトでも期待を裏切らず、想像を超える展開が隠されていました。最後まで見て驚いたという感想や、後半が一気に面白くなるという評価が多いです。主要登場人物8人それぞれの過去や思惑が絡み合う、目の離せないストーリーです。

ヘイトフルエイトの裏事実

裏事実①初期のシナリオが流出

ヘイトフルエイトのストーリーネタバレと見た人の感想をネタバレしました。続いて、ヘイトフルエイトの裏事実も詳しくネタバレします。まず、ヘイトフルエイトのシナリオが流出してしまった事件についてです。タランティーノ監督は、身の回りのごくわずかな人とシナリオを共有していました。しかし、ヘイトフルエイトのシナリオはどこかから流出してしまったのです。

また、アメリカのブログメディアがそれを拡散してしまいました。意気消沈したタランティーノ監督は、「作品は本にして発表する」と撮影中止と示唆しました。しかし、シナリオを呼んだ多くの人からの意見を受け、創作意欲がわいたため、撮影は続行されることとなりました。

裏事実②制作予算

クエンティン・タランティーノ監督は、ハリウッドの映画監督の中でも、映画製作にかかる予算を気にする監督として有名です。ヘイトフルエイトの制作予算は4400万ドル(およそ45億円)と、ハリウッド映画の製作予算の中では比較的低予算となっています。また、そのうち500万ドルは、ロケ地であるコロラド州からの投資となっています。

裏事実③西部劇三部作の2つ目?

クエンティン・タランティーノ監督のヘイトフルエイトは、西部劇三部作の2つ目ではないかと考えられています。黒澤明へ影響を与えたとも言われるジョン・フォードなどの著名な西部劇で成功している監督は、少なくとも成功までに西部劇を3作は制作しています。この事から、タランティーノ監督も西部劇を3作は撮るのではないかと言われているのです。

タランティーノ監督の制作した西部劇としては、「ジャンゴ繋がれざる者」が1作目となります。そのため、ヘイトフルエイトが2作目という事になります。タランティーノ監督の西部劇3作目の公開が期待されています。

裏事実④アメリカでの上映は70mmフィルム

ヘイトフルエイトはアメリカでの上映は70㎜フィルムでした。現在では70㎜フィルムでの上映に対応した劇場は少なくなっていますが、アメリカの44都市100もの劇場で上映されています。70㎜フィルム上映では、高画質の映画を楽しむことが出来ます。ヘイトフルエイト70㎜フィルム版は187分と通常よりも長くなっており、間に12分の休憩が設けられています。

裏事実⑤古いタイプのレンズを使用

タランティーノ監督は、ヘイトフルエイトの撮影に古いタイプのレンズを使用しています。1970年代に使用されていたレンズを使用しているのですが、カメラ自体は最新の機材だったため、撮影前に何度もテストをしました。

裏事実⑥テルユライドでの撮影

ヘイトフルエイトの舞台設定はアメリカワイオミング州ですが、実際の撮影はコロラド州テルユライドで行われました。テルユライドの気候はとても寒いことで知られています。ヘイトフルエイトの撮影は12月に開始されています。撮影スタッフは雪の降る中テルユライドへ移動し、キャストたちも信憑性を出すために極寒の環境の中に置かれていました。

裏事実⑦デイジー・ドメルグの設定

女囚人デイジー・ドメルグは、最初は若い設定でした。8人の登場人物の中で紅一点のデイジー・ドメルグは、1万ドルの賞金が賭けられているという人物です。最初タランティーノ監督は、デイジー・ドメルグの年齢を若く設定していました。候補として挙がっていたのは、アンバー・タンブリンや、ジェニファー・ローレンスといった若手女優でした。

しかし、タランティーノ監督はデイジー・ドメルグの設定をより年配の女性に変更。デイジー・ドメルグの配役には女優としてのキャリアが長いジェニファー・ジェイソン・リーをキャスティングすることに決定したのです。

裏事実⑧エンディングは変更された

ヘイトフルエイトのエンディングは、当初登場人物8人はすべて死んでしまうというものでした。しかし、タランティーノ監督の映画ではエンディングに希望を感じさせるものが多いです。ヘイトフルエイトでも、作成途中でタランティーノ監督意向を替え、8人全員死亡するというエンディングは変更されています。

裏事実⑨「ジャンゴ 繋がれざる者」との関係

クエンティン・タランティーノ作品で高い評価を集めたものに、黒人奴隷ジャンゴを主人公とした「ジャンゴ繋がれざる者」があります。ヘイトフルエイトの一作前に制作された映画でもあります。このストーリーがヘイトフルエイトに深く関係していると言われています。タランティーノ監督は西部劇として撮った「ジャンゴ繋がれざる者」が、満足のいく西部劇に出来なかったので、その遺恨を次回作で晴らしたいとコメントしていました。

「ジャンゴ繋がれざる者」は、黒人奴隷であったジャンゴが賞金稼ぎとなり、生き分かれた妻を探すというストーリーです。タランティーノ監督監督は、ヘイトフルエイトで主人公にサミュエル・L・ジャクソン演じる黒人の賞金稼ぎを登場させ、ジャンゴの世界観を踏まえながら全く新しい映画を作り上げました。

裏事実⑩タランティーノ作品史上最長

ヘイトフルエイトは、タランティーノ監督作の中で最長の上映時間となっています。70㎜フィルム版では187分、通常版でも167分と、二時間半を超える作品となっています。ジャンゴ繋がれざる者の165分、イングロリアス・バスターズの153分と比べても、最も長くなっています。

裏事実⑪作曲家からはホラー映画扱い?

ヘイトフルエイトの音楽を担当したのは、イタリア出身の作曲家エンニオ・モリコーネです。エンニオ・モリコーネは、名作映画ニュー・シネマ・パラダイスの音楽を担当したことでも有名です。そんなエンニオ・モリコーネは、ヘイトフルエイトの音楽を作るにあたって、ホラー映画だと思って臨んだと語っています。

裏事実⑫大吹雪は実話だった?

クエンティン・タランティーノ監督は明言していませんが、ヘイトフルエイトの大吹雪の設定は実話をもとにしているのではないかと考えられています。1888年にアメリカで起きた大降雪は、ニュージャージー州やニューヨーク州で50~100㎜もの積雪を記録しています。ライフラインが閉ざされたことにより、100名あまりの人が亡くなっています。

裏事実⑬8に関連性が深い

ヘイトフルエイトは、クエンティン・タランティーノ監督の8作目の映画です。そのため、徹底的に8にちなんでいます。メインの登場人物8人をはじめ、撮影は8週間にわたり、8台のカメラで行われました。

映画『ヘイトフルエイト』 公式サイト│ ABOUT THE MOVIE |『ヘイトフル・エイト』クエンティン・タランティーノ長編第8作 本年度アカデミー賞3部門ノミネート

ヘイトフルエイトの監督

監督はクエンティン・タランティーノ

ヘイトフルエイトの監督・クエンティン・タランティーノは、暴力的な描写や犯罪行為などを描き、独特の世界観を創造しています。一癖も二癖もあるタランティーノ作品は、見る人を魅了して多くファンを世界中に獲得しています。クエンティン・タランティーノの代表作には、「パルプフィクション」や「キル・ビル」などがあります。

監督が映画を撮るのはあと2つ?

クエンティン・タランティーノ監督は、あと2つしか映画を撮らないのではないかと言われています。タランティーノ監督は、「10作目で引退するっているアイディアを気に入っている」とコメントを残しているのです。ヘイトフルエイトはタランティーノ監督作8作目となる映画です。そのため、あと2つしか映画を作らないのではないかと言われています。

また、クエンティン・タランティーノ監督は撮影は若い人の仕事だとも考えています。映画監督を引退した後は、舞台演出の仕事をしたり、脚本や小説を書いていきたいとも語っています。

ヘイトフルエイトの主要なキャスト・登場人物

サミュエル・L・ジャクソン/マーカス・ウォーレン

アメリカ出身の黒人俳優サミュエル・L・ジャンクソンは、ヘイトフルエイトの主人公を務めました。サミュエル・L・ジャンクソンはヘイトフルエイト出演で、タランティーノ作品に出演して6作目となります。タランティーノ監督作品に欠かせない俳優と言えます。名脇役として人気のサミュエル・L・ジャンクソンは、ヘイトフルエイトでは主人公を演じました。

カート・ラッセル/ジョン・ルース

処刑執行人ジョン・ルースを演じたのは、演技派俳優として有名なカート・ラッセルです。代表作には「ワイルドスピード」や、「バニラ・スカイ」などがあります。

ジェニファー・ジェイソン・リー/デイジー・ドメルグ

タランティーノ監督が年齢設定を変更したことで、デイジー・ドメルグにはジェニファー・ジェイソン・リーがキャスティングされました。子役時代からキャリアを重ねているジェニファー・ジェイソン・リーは、キャリア30年を超えています。

ウォルトン・ゴギンズ/クリス・マニックス

保安官クリス・マニックスを演じたのは、ウォルトン・ゴギンズです。ウォルトン・ゴギンズは、TVを中心に活躍している俳優ですが、タランティーノ監督の前作ジャンゴ繋がれざる者にも出演しています。

ティム・ロス/オズワルド・モブレー

クエンティン・タランティーノ監督作の常連俳優ティム・ロスも、オズワルド・モブレー役で出演しています。タランティーノ監督作では「レザボア・ドッグス」や「パルプフィクション」に出演しています。

マイケル・マドセン/ジョー・ゲージ

悪役俳優のイメージが強いマイケル・マドセンは、ヘイトフルエイトでカウボーイジョー・ゲージ役を演じています。マイケル・マドセンは、タランティーノ監督作「キル・ビル」シリーズに出演していたことでも知られています。

ヘイトフルエイトの映画の感想や評価まとめ

クエンティン・タランティーノ監督のヘイトフルエイトは、個性的な8人の登場人物と予想を超える展開などで、高い評価を得ました。ここでは、ヘイトフルエイトの感想のあらすじネタバレや、見た人の感想ネタバレ、出演キャストの情報などをご紹介しました。気になったという人は、是非ヘイトフルエイトを鑑賞してみてください。

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