映画ジャッキー・ブラウンのあらすじネタバレ！評価や感想は？【タランティーノ】

クエンティン・タランティーノ監督製作の映画『ジャッキー・ブラウン』主に中年のベテラン俳優や女優が活躍し、1人の女性が人生最大のピンチに陥ったことにより、人生逆転の為に様々人物をだましていく大人気映画です。今回はそんなジャッキー・ブラウンのネタバレあらすじや見た人の感想などを紹介します。

1997年に制作をされた大人気アメリカ映画である『ジャッキー・ブラウン』はアメリカを代表する有名監督の1人であるクエンティン・タランティーノによって製作されました。クエンティン・タランティーノは主に金、暴力、戦争などのジャンルの映画が特に有名であり、代表作には今作の『ジャッキー・ブラウン』そして『キル・ビル』、『イングロリアス・バスターズ』などを製作しました。

映画『ジャッキー・ブラウン』では主人公であるジャッキーが普段はスチュワーデス、そして裏家業として金の運び屋をやっていましたが、ジャッキーが逮捕されたり、金の大元であるオデールに殺されかけたりと、人生の最大のピンチに陥ってしまいますが、ジャッキーは自分が生き残りかつ、大金を手に入れるために一世一代の大勝負に出るのでした。

航空会社に1人、ブルーの制服を着た女性がいました。その女性はモデルのようにきれいな体形で歩いており、彼女の名前はジャッキー・ブラックといいます。ジャッキーはメキシコの航空会社に長年勤めている44歳のベテランスチュワーデスでした。しかし、ジャッキーの給料は安いせいで生活が苦しく、スチュワーデスとは別にもう一つの仕事をしていました。それがニューヨークで金の運び屋でした。

その金は武器の密売人であるオデール・ロビーの金でした。そしてオデールはずっと一緒に武器の密売をしていた相棒のルイス・ガーラがいたのですが、ルイスはかなりの年を取ってボケ始めていました。さらに、オデールは近々大きい取引があるため、自身の愛人であるメラニー・ラルストンを使ってルイスに紹介をして丸め込もうとしていました。ある日、オデールは部下のボーマン・リヴィングストンを釈放させようとしていました。

そして釈放させるために、ルイスともう一人の保釈金融業者であるマックス・チェリーに大金である1万ドルを積んで依頼をしました。そして、2人は依頼通り無事にボーマンを釈放させることに成功し、オデールはボーマンのもとに向かいます。そしてオデールはボーマンを丸め込み、半ば強制的に連行し、車のトランクに入れて人気のない場所まで移動をしてきました。オデールはボーマンを車から出すと銃で殺してしまいます。

次にオデールはカリフォルニア州コンプトンに住んでいるルイスに電話をかけて呼び出します。そして到着したルイスにボーマンの死体を見せると、今後裏切らないようにおどします。この状況にルイスはおびえ、絶対に裏切らないと約束をしました。別の日にジャッキーの前に火器局捜査官のレイ・ニコレットとマーク・ダーカスの2人があらわれました。そしてジャッキーは空港の駐車場に移動します。

そこで警察官の2人にジャッキーは手荷物検査を受けて、中にはオデールの金が入っていたことにより、裏家業がばれてしまいました。そしてジャッキーは逮捕されます。ジャッキーには機長だった元夫がおり、その夫と一緒に麻薬の運び屋をしていて捕まった前歴がありました。しかし、レイとマークがジャッキーを捕まえた真の狙いはそのことではなく、武器の密売の大元であるオデールの逮捕の為でした。

レイ達は真の目的がオデールだということをジャッキーに話すと、捜査に協力してくれるなら、今回の逮捕は取り消してくれると交渉を持ちかけてきます。しかし、ジャッキーは2人からの提案を拒んで捕まってしまい、カバンの中にあった現金と麻薬の裁判で1万ドルで釈放と言う判決になりました。オデールはジャッキーが捕まったことを早々に知り、裁判を盗聴していました。そしてマックスにジャッキーの釈放を依頼します。

オデールがわざわざ捕まった手下を釈放させるのは警察への口止めの為でした。そしてマックスは依頼通りジャッキーを釈放させようと向かったのでしたが、ジャッキーにひとめぼれをしてしまいます。そしてマックスはジャッキーを引き取った後に立ち寄った店で、これまでに15000人もの数を釈放してきたベテラン釈放人だということを教えます。そしてマックスはジャッキーに対して公正したかったら協力するといいます。

そして店をでるとジャッキーはマックスの車の中に隠してあった銃を盗み出しました。そしてジャッキーは自宅に帰ってきますが、そこにオデールがジャッキーを始末しようと家に入ってきます。オデールは口止めの為に殺そうとしますが、ジャッキーはマックスから奪った拳銃で逆にオデールを脅します。そしてジャッキーはある取引をオデールに持ち掛けます。それは連邦保安官をだまして、メキシコに金を運べるという事でした。

オデールはジャッキーの話に乗りますが、この案はオデールをだまして警察に逮捕させ、オデールの持っている大金を盗もうというジャッキーの計画でした。翌日の朝になると、マックスはジャッキーの家に訪れてくるとジャッキーはマックスに銃を返し、オデールの大金をメキシコに自身が運ぶことや、オデールをだますための作戦をいいます。そして2人は仲間になり、良い雰囲気になっていきます。

ジャッキーは次の手を進めるために、火器局捜査官のレイの所に向かいます。そして自身がオデールの金を運んでいる運び屋だと言うことを告白します。そしてオデール逮捕の為に協力すると言う条件を出すとレイは出国許可と訴追免責を約束してくれます。その後はオデールを順調にだまし、運ぶ金を用意させることに成功します。そして金の受け渡し場所として人がたくさんいるショッピングモールを選びます。

ジャッキーとオデールは計画を失敗させないためにショッピングモールで計画内容の復習をしていました。するとその場にマックスがやってきます。オデールはなぜこんなとこにいるのかと怪しむのですが、長年付き合ってきた保釈人だということもあり、何事もなかったかのようにします。その後ジャッキーとマックスが会うと、マックスはかれこれ19年間もしてきた保釈金融業者から足を洗うということを話します。

ジャッキーはマックスの気持ちを汲み取って、手助けをしようと決めます。そして現金の受け渡しの日がやってきました。まずはオデールがルイスとメラニーに現金を渡します。その後はジャッキーが現金の受け渡し場所に決めた婦人服売り場の試着室に入って、スーツに着替えます。そこに現金を持ってきたメラニーが現れます。ジャッキーは現金を受け取ると55万ドルある中の5万ドルをメラニーに渡します。

その後は残りの50万ドルを別の紙袋に詰め替え、そのまま試着室において立ち去ります。メラニーとルイスは手を組んで、残りの50万ドルを奪いさろうと計画します。しかし、ボケが進んできているルイスに怒ってばかりのメラニーに腹を立てたルイスはメラニーを銃で撃ち殺してしまいます。ルイスは一人で行動することにして紙袋を取り、そのまま車で去っていきます。しかし、ルイスが持って行ったのは偽物でした。

ルイスとジャッキーが試着室から離れるのを確認すると、マックスは試着室に残してある本物の紙袋を回収してから下の階にいるジャッキーと合流します。そしてジャッキーは警察官のレイたちに連絡をしてメラニーが50万ドルをだまして奪い去っていってしまったと嘘をつきます。ルイスは受け取った金をオデールに渡しますが、その中には4万ドルしかなく、4万ドルの下には本が積まれていました。

この状況に激怒したオデールはルイスに裏切ったのかと問いただしますが、ルイスは固くなく否定をします。しかし、オデールは全く信用する様子が無く、信用してもらうために受取場の所でマックスがいたという情報を伝えます。オデールは何故マックスがいたことに疑わなかったんだとさらに激怒して、とうとうルイスを撃ち殺してしまいます。オデールは4万ドルを持って自宅に帰っていきます。

オデールはその日の夜に、いまだに怒りが収まらないので怪しい人物であるマックスを自宅に呼び出します。マックスはオデールに金を盗んだのか問いただされると素直に白状し、すべての行動はオデールの金を守るためなんだと嘘をつきました。しかし、それでも信じられないオデールはマックスに銃を突きつけて、ジャッキーが今どこにいるのかを聞きます。ジャッキーはマックスが今、マックスの事務所にいると答えます。

オデールはマックスを連れてマックスの事務所に向かいます。事務所に着くと、室内は真っ暗で奥にジャッキーがいました。オデールはジャッキーに銃を突きつけて近づくと、ジャッキーはいきなり大声で銃を持っていると叫ぶと、物陰に隠れていたレイが現れてオデールを射殺します。その後はオデールが亡くなり、オデールの金の行方は警察にはバレませんでした。そして最初の約束の通りにジャッキーの運び屋を見逃してくれます。

3日後、ジャッキーはマックスに会うために事務所に向かいます。マックスは計画の後にジャッキーに50万ドルを渡していましたが、ジャッキーはマックスが釈放人から足を洗うために50万ドルを山分けします。そして金を分け終わると、2人はキスをして別々の道を進み始めます。

タランティーノ監督が作る映画はどれも、音楽にこだわりを見せています。それはジャッキー・ブラウンも同様に、タランティーノ監督独特のハイセンスでありながら、かなりマニアックな曲がたくさん使われています。ボビー・ウーマック「110番街交差点」やブラザーズ・ジョンソン「ストロベリー・レター#23」など暴力と金などを題材とした雰囲気と交じりあって、重いストーリーの中にもどこかコミカルな匂いも感じられます。

映画ジャッキー・ブラウンのサウンドトラックに収録されている音楽では、R＆Bやソウルなどの曲調の音楽が多数収録されていますが、映画のハイライトで流れた曲であるランディ・クロフォード「ストリート・ライフ」などは、コミカルと言うよりも、1人で強く生き抜いていくカッコいい女性ジャッキー・ブラウンの姿を彷彿とさせる曲も収録されています。

クエンティン・タランティーノ監督製作の映画『ジャッキー・ブラウン』を見た人の感想では、今の映画ではほとんどで若くてきれいな大物女優やカッコいい大物俳優などを起用している映画ばかりですが、今作の『ジャッキー・ブラウン』では大物俳優という点は変わりないのですが、出演しているキャストが中年の俳優ばかりであり、中年同士の掛け合いや演技、そして恋愛模様などがまじりあって渋さを感じる映画になっています。

クエンティン・タランティーノ監督製作の映画『ジャッキー・ブラウン』を見た人の感想では、今までのタランティーノ監督映画や『ジャッキー・ブラウン』以降の映画を見比べるとあまり血しぶきが舞うような激しい展開が少なく、満足感が足りないといった感想があります。しかし一方で血しぶきなどの派手さはないが、キャラクターの心情表現などが伝わりやすくリアリティがあるといった感想が多数あります。

クエンティン・タランティーノ監督製作の映画『ジャッキー・ブラウン』を見た人の感想では、大物俳優が出ているからと言った理由で見てみたといった理由が多くあり、中でも日本でお笑い芸人などが物まねなどをやっていて有名なロバート・デニーロが特に人気です。それぞれのキャラクターには個性があり、ベテラン俳優だからできるであろう、渋みのある演技に引き込まれたという感想が多数あります。

クエンティン・タランティーノ監督製作の映画『ジャッキー・ブラウン』を見た人の感想では、今作の『ジャッキー・ブラウン』が一番タランティーノ監督の作品の中でもお気に入りだという感想があります。タランティーノ監督の作品の中では比較的評価があまりよくない作品なのですが、やはりタランティーノ監督の映画はどれも面白く、どの作品にもファンがいます。

クエンティン・タランティーノ監督製作の映画『ジャッキー・ブラウン』を見た人の感想では、時代背景がしっかり設定に反映されており、その時代だからできること、できないことがはっきりしているのが好評だといった感想が多数あります。そして登場人物の男性はマックス以外ダメな男が多く、だまされっぱなしです。今作では主に女性が活躍しており、劇中で流れる音楽と相まってさらにカッコよく見えるといった感想あります。

以上、クエンティン・タランティーノ監督製作の映画『ジャッキー・ブラウン』のネタバレあらすじ、そしてサントラや見た人の感想などを紹介しました。ジャッキー・ブラウンのベテランキャストやタランティーノ監督の選ぶハイセンスな音楽が気になった方は是非一度、視聴してみてはいかがでしょうか。