キングコング・2005年版のあらすじをネタバレ!2017年版との違いは?

モノクロ時代の映画のキャラクターであるキングコングを現代の技術をふんだんに使って蘇らせた2005年版「キング・コング」のあらすじをネタバレしながら紹介する。モノクロ時代の「キングコング」を観て映画監督を志すよう監督ピーター・ジャクソンが手掛けた2005年版「キングコング」キャストはナオミ・ワッツ、エイドリアン・ブロディ、ジャック・ブラック。そして2017年版「キングコング:髑髏島の巨神」との違いも紹介する。

キングコング・2005年版のあらすじをネタバレ!2017年版との違いは?のイメージ

目次

  1. キングコング2005年版のあらすじをネタバレ紹介!2017年版との違いは何?
  2. キングコング2005年版のあらすじをネタバレ紹介!
  3. キングコング2005年版のキャストを紹介!
  4. キングコングの2005年版と2017年版の違いを解説!
  5. キングコング2005年版を観た人の感想を紹介!
  6. キングコング2005年版を観て、2017年版との違いを楽しもう!

キングコング2005年版のあらすじをネタバレ紹介!2017年版との違いは何?

1933年「キングコング」が初代の「キングコング」映画である。もちろんモノクロ。当時では見たこともない巨大生物だった初代キングコングが観客の度肝を抜き、大ヒットへ。その後、続編映画やリメイク作品、ゲームなどに登場する。

ここでは2005年版の「キングコング」のあらすじをネタバレしながら紹介する。そして最新の「キングコング:髑髏島の巨神」2017年版との違いにも迫っていきたい。

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キングコング2005年版のあらすじをネタバレ紹介!

「キングコング」2005年版のあらすじをネタバレしながら紹介する!モノクロ時代の「キングコング」を見て監督を志すきっかけになったピーター・ジャクソンがメガホンを取り、作り出した作品だ。

キングコング2005年 ネタバレあらすじ紹介! 世界恐慌の時代のニューヨークが舞台!

映画監督のカール・デナム(ジャック・ブラック)はどの映画会社からも見放され映画監督として崖っぷちのところにいた。しかしカールは秘密の地図を手に入れており、その島で撮影をすることで今までにない作品が作れると自信満々であった。そこで完全に映画会社から見放される時がきた。カールは映画会社の目を盗み、船に乗り込み地図に記された「骸骨島」へと向かうことにした。

キングコング2005年 ネタバレあらすじ紹介!カールとアンの出会い

アン・ダロウは女優としてニューヨークの小さな劇場で働いていたが、経営困難で追い出されてしまう。その後カールと出会い映画の話を聞く。

カールは「君しかできない役」だと必死に説得する。不信感はあったが、金に困っており仕事を選んでいる余裕もなく、脚本家ジャック・ドリスコルの作品だと知り、撮影に参加する事を決める。カールは4号のサイズの服を着れる女優を探してすぐに船に乗り込まなくてはなかったため、ただ4号の服が入る女性なら誰でも良かったのだ。

キングコング2005年 ネタバレあらすじを紹介! 強引な船出と髑髏島

映画会社の人間がそこまで迫っていた。急いで船を出港させようとするカールであるが、ジャックが脚本を仕上げておらず、何とかジャックを騙して船に留まらせ、強引に就航した。カールの指示で謎の島を目指し始めた一行達。船上でも撮影を進める。そんな中ジャックはアンと遭遇し恋に落ちる。

ある日、切りに包まれた船は岩の壁に衝突してしまう。波に翻弄され船は荒波に揉まれながらある岩で止まる。船の中には次から次へと海水が流れ込む。乗組員達は懸命に修復に励むが、そんな中カールは脚本、カメラクルー、そして演者のアンとブルース・バクスターを乗せて小舟で島へ向かう。

キングコング2005年 ネタバレあらすじを紹介! 髑髏島の正体とは?

島に着くと見た事もない高い塀に囲まれた遺跡を見つける。島には数多くの頭蓋骨が飾られ、至るところに骸骨やミイラが転がっていた。それを見て死に果てた島だと思っていた一行だが、何かにおびえる原住民たちがおり、アン達を襲う。島の壁の向こうには人でも動物でもない恐ろしい獣がいるのだ。その為、原住民たちはその獣の怒りを抑えるための生贄になる女性を探していたのだ。

キングコング2005年 ネタバレあらすじを紹介! 生贄になる女性は、、、。

原住民たちの襲撃から何とか逃げ切れて船に戻ったカールだったが骸骨島で映画を撮る事をあきらめないでいた。そんな中、アンが原住民たちに連れ去られてしまう。アンを残して出航するわけにも行かず、救出するために船の乗組員たちとカールは骸骨島へと再び向かう。

その頃アンは生贄の儀式の最中だった。高い塀の外へと吊るされその時を待っていた。儀式の太鼓の音が鳴りやむと、森の奥から木をなぎ倒しながらアンに近づく何かが居た。アンの目の前にいたのは原住民たちの間で「トレ・コング」と呼ばれる巨大なゴリラだった。コングはアンを連れ去ってしまう。その一部始終をカールは見ていた。

キングコング2005年 ネタバレあらすじを紹介! アン救出

コングに連れ去られたアンを救出するために武器を手に盛りに入っていく船の乗組員と撮影器具を持ったカール達。もちろん、カールの目的は撮影を続行するためだ。森の中には今まで見た事もない大きな虫や絶滅したはずの恐竜たちがおり、乗組員たちに襲い掛かってくる。何とか逃げ出した乗組員たちは船へ帰ろうとするが、カールだけはこの映画を完成させ、亡くなった人達の為にその収入を寄付すると言い出す。

そんな中、コングが突如現れ逃げ惑う人々を次から次へと深い谷底へと落としていく。多くの犠牲者を出し、カールも大事なフィルムを駄目にしてしまい落ち込む。そこにどこからともなく湧いてきた大きな虫や人食植物に襲われ次々と食べられてしまう。船に残っていた船長たちが駆け付け、間一髪のところで難を逃れる。村へ戻ったカール達は、持ってきていた大量のクロロフォルムでコングを生け捕りにする作戦を練る。

キングコング2005年 ネタバレあらすじを紹介! アンとコングの出会い

その頃連れ去られたアンは、森の奥深くにいた。コングが目を離した隙に脱出を試みる。逃げ出したことによりコングを怒らせてしまったアンはコングの怒りを鎮めようと、ショーで培ったパフォーマンスを見せてコングに気に入られるのだった。その後コングは何を思ったのか、アンを残して立ち去ってしまう。

そこでジャック達を探しに森の中へと走るアンであったが、見た事もない肉食恐竜に遭遇する。木の穴に逃げ込んだアンであったが執拗に追って来る恐竜だったが何かに引っ張られ木の穴の陰から見ていたアンの目の前で倒されてしまう。木の穴で一息ついていたアンであったが、体に巨大なムカデが這い、思わず外へと飛び出してしまう。

すると目の前にいたのは、最も凶暴な肉食恐竜であった。そこでコングが現れアンを守りながら3頭の肉食恐竜を闘う。そこに不思議な感情が芽生え、アンはコングとともに森の奥へと戻る。

キングコング2005年 ネタバレあらすじを紹介! アン救出そしてコング捕獲!

ジャックはアンを救出するために、再び一人森の奥へと入っていく。丘の上でアンを見つけたジャックは、コングの隙を狙ってアンを無事救出するのだが、怒ったコングはその後を追って村までやってくる。ジャックとアンは塀の中へと逃げ込むと、そこにはコングを捕まえるための準備が整っていた。

怒りでコングは塀を突き破り塀の中へと侵入してくるのだが、掘られた穴に足をとられ倒れこんだところを大量のクロロフォルムを嗅がされて縄で縛られ確保されてしまう。

キングコング2005年 ネタバレあらすじを紹介! 大衆の見世物・コング

ニューヨーク・マンハッタンへ連れてこられたコングは、鋼鉄で腕を固定され、見世物として大勢の客の前にいた。動かないキングコングに客はざわめき始める。そこでアンがコングに捕まった時の様子を再現する演出で、ロープウェイに縛られた金髪の女性がコングの前にせり上がり「キャー」ち叫ぶ。客席の隅で見ていたジャックが「なぜ、アンじゃない?」と関係者に聞くと「アンはオファーを断った。」と告げられる。

金髪女性がアンでないことに気付いたコングは怒りを露わにし暴れだす。観客は大いに興奮し拍手するが、それを見ていたジャックは危険を感じ観客たちに「逃げろ」と指示するのであるが、観客たちはキングコングは鋼鉄につながれ安全だと信じて動こうしない。しかしコングは鋼鉄を引きちぎり、観客をなぎ倒して外へと逃げだす。

キングコング2005年 ネタバレあらすじを紹介! コング、アンとの再開。そして結末。

コングが見世物になっているのを見ることが出来なかったアンは、また小さな劇場でショーを行っていた。コングが逃げ出したことを知ると、アンはその劇場を飛び出しコングを探し始める。街を破壊し人々を襲いかかるコングを見つけたアンは、再びアンと再開を果たしたコングは落ち着きを取り戻す。公園の氷が張った池の上で楽しいひと時を過ごすのだがすぐに追手に見つかってしまい攻撃を受ける。

アンを連れて高層ビルであるエンパイアステートビルを登っていくコング。そこで見た朝陽は骸骨島でアンと共に見た美しい夕日に似ており、島を思い出す。そこへ飛行機から攻撃を受けるコング。アンを安全な場所へと隠しコングはビルの頂上を目指し攻撃を受けながら登っていく。そこで王者の雄叫びを上げ、向かってくる飛行機を落とすのだがコングを心配して頂上へと登ってきたアンを助けるために飛行機からの銃弾を浴びてしまう。

ついに力尽きたコングは高いビルの上から、地上へと落下してしまう。コングの亡骸を前に野次馬たちが集まり、コングの上に乗ったり記念撮影をしたりしていた。

警官たちは「どうして逃げ場のないビルになんかのぼったのだろう?」「獣のする事だから意味ないよ、飛行機のおかげでコングが始末出来た。」と安心した様子で話す。それを聞いていたカールは「違う、美女が野獣を殺したのさ」と言い捨て、自分自身がしてしまった事への罪悪感と共に立ち去っていくのだ。

キングコング2005年版のキャストを紹介!

ナオミ・ワッツ(アン・ダロウ役)

ここからはキングコング2005年版に登場するキャストを紹介する。野心の為、夢の為、愛の為に闘う彼らを一体誰が演じているのだろう。

1986年生まれ。イギリスで生まれるが14才でオーストラリアに移住。以後オーストラリアで演技のキャリアをスタートさせる。シドニーの演劇学校で学んだ後、86年「For Love Alone」で映画デビュー。やがて活動拠点をハリウッドへ移す。95年「タンク・ガール」で準主役を演じ注目を浴びるがその後はヒット作に恵まれず世界的な名声を得るまでには至らなかった。

01年デヴィッド・リンチ監督「マルホランド・ドライブ」で主役に抜擢されるその演技が多方面から高い評価を受け、一躍ハリウッド注目の女優となる。

02年には「リング」のハリウッド・リメイク作品「ザ・リング」でヒロインを演じ、そして映画の世界的ヒットと共にその人気を不動のものとした。03年に主演した「21グラム」で再び批評家から絶賛を浴び、様々な映画賞を獲得、その年のアカデミー賞でも初のノミネートを受けた。

ジャック・ブラック(カール・デナム役)

1969年生まれ。米カリフォルニア大学ロサンゼルス校に在学中、劇団「アクターズ・ギャング」に所属し、同劇団主宰のティム・ロビンスの監督デビュー作「ボブ★露バール陰謀が生んだ英雄」(92年)で映画デビュー。95年俳優カイル・ガスとともに結成したコミックロックバンド「テネイシャスD」で人気を博す。

同バンドの大ファンだったジョン・キューザック主演の「ハイ・フィデリティ」(00年)でメインキャストに抜擢されオタクなレコード店員を好演して俳優としてもブレイク。

  • 「愛しのローズマリー」(01年)
  • 「スクール・オブ・ロック」(03年)
  • 「バーニーみんなが愛した殺人者」(11年)
  • 長編アニメ「カンフーパンダ」シリーズ(07-16年)では主人公パンダ・ポーの声優
  • 大ヒットアクション映画「ジュマンジ ウェルカム・トゥ・ジャングル」(17年)

エイドリアン・ブロディ(ジャック・ドリスコル役)

1973年生まれ。アメリカン・アカデミー・オブ・ドラマティック・アーツと高校で演劇を学ぶ。映画デビューはコッポラ、スコセッシ、ウディ・アレンという3監督によるオムニバス「ニューヨーク・ストーリー」98年のテレンス・マリック監督「シン・レッド・ライン」に出演、人気俳優へ。01年ロマン・ポランスキー監督「戦場のピアニスト」でアカデミー賞主演男優賞を受賞する。

コリン・ハンクス(プレストン役)

1982年生まれ。父親は俳優のトム・ハンクス、母親は女優のサマンサ・ルイス。1996年に父親の監督作品「すべてをあなたに」で映画デビュー。その後テレビドラマ「ロズウェル星の恋人たち」や「バンド・オブ・ブラザーズ」、ジャック・ブラック共演のコメディ映画「オレンジカウンティ」に出演している。

トーマス・クレッチマン(イングルホーン船長役)

1962年生まれ。旧東ドイツに生まれ、19才のころ徒歩で西ドイツに亡命する。この時足の一部を凍傷で失う。(のちに手術で修復)亡命後、アルバイトして稼ぎながら演劇学校へ、そして劇団シーレテアターに入団。数々の映画に出演し、ドイツを代表する俳優になる。主な作品は「戦場のピアニスト」「ヒトラー~最後の12日間~」「アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン」「タクシー運転手約束は海を越えて」など。

カイル・チャンドラー(ブルース・バクスター役)

1965年生まれ。ニューヨーク州バッファロー。主な出演作は「クワイエット・ヴィクトリー:ストーリー・オブ・チャーリー・ウェデンメイヤー」テレビシリーズ「ツアー・オブ・デューティー(原題)」「ホームフロント(原題)」「南北戦争物語愛と自由への大地」テレビ映画「傷だらけのカーボーイ」映画「キングダム/見えざる敵」「地球が静止する日」「スーパーエイト」「アルゴ」「ゼロ・ダーク・サーティ」など。

キングコングの2005年版と2017年版の違いを解説!

ここからはキングコングの映画の最新版「キングコング髑髏島の巨神」(2017年版)と「キングコング」(2005年版)の違いを解説する。まず初めに2017年版の監督は若手の中で最も注目されている32才のジョーダン・ボート=ロバーツ、キャストはトム・ヒドルストン、ブリー・ラーソン、ジョン・C・ライリー、サミュエル・エル・ジャクソンといった豪華な顔ぶれである。

2005年版と2017年版の違い①時代

キングコング2005年版は1930年代、世界恐慌の最中である。その為、古い車や建物、蒸気船や手回し式の撮影カメラなどレトロでクラシックな世界感である。2017年版は1970年代、ベトナム戦争集結直後の設定。ヘリコプターや機関銃のような兵器・重火器が登場するという違いがある。

2005年版と2017年の違い②作風

2005年版はレトロな冒険小説を読んでいるような作風である。恐竜や巨大な虫、キングコングのとの闘いなど迫力あるシーンも多いものの、ドラマのブブが大きな比重を占める。2017年は怪獣としてのキングコングやその他のモンスターが暴れまわり、それとアメリカ兵士たちが闘うというアクションシーンが多い。迫力を重視した王道のハリウッド大作としての色合いが強い。

2005年版と2017年版の違い③キングコングのサイズ

2005年版のキングコングは体長は6~7メートルほど。歩き方やしぐさ、表情の豊かさ、人間臭い行動からもいわゆる「ゴリラ」を感じられ、大きく進化したこと以外普通のゴリラと変わらない印象である。2017年版はキングコングの体長は約30メートルでまさに「怪獣」。

大きな機関銃の銃撃にすらびくともせず、砲撃すら耐える頑強さやヘリコプターすらも叩き落す強さは動物の域を超えたつ強さである。髑髏島では守り神として拝められているようにまさに「巨神」と呼べる、畏れを感じる存在である。

2005年版と2017年版の違い④キャスト達を襲うモンスターが違う。

2005年版では生き残ったと思われる恐竜や閉鎖的な環境で独自に進化を遂げたような、そしてさらにバージョンアップしたような動物たちが登場する。2017年版に登場するモンスター達はデザイナーによって新たに作られたフィクションの世界の怪物たちのように見える。

キングコング2005年版を観た人の感想を紹介!

「キングコング」を題材にし多くの作品が作られるほど人を魅了させる「キングコング」。ここからはキングコング2005年版を見た人の感想を紹介する!

「キングコング」2005年版の映画の長さは3時間21分。映画としては長い方であるが初代「キングコング」を愛してやまないピーター・ジャクソンの強い思いを感じさせれくれる映画になっているのだろう。

「キングコング」をラブストーリーと見るか、アクション映画と見るか、またはドラマと見るか、人それぞれ。キングコングが徐々にイケメンに見えるぐらい物語に入り込める映画だ。

コングのどう猛さを最新の技術を使って表現してる部分やナオミ・ワッツの美しさが見る人を惹きつける。

キングコング2005年版を観て、2017年版との違いを楽しもう!

さていかがだっただろうか?キングコング2005年版は初代の「キングコング」に沿って物語の展開し、その中に現代の撮影技術を存分に生かした作品になっている。そして結末は涙なしでは見られない。反して2017年は全く2005年版とは違う作風になっている。典型的なハリウッドアクション映画である。見た後はスッキリ爽快な気分になるだろう。

多くの人を魅了し圧巻する力を持つ「キングコング」。ぜひ「キングコング」2005年版を見た後、「キングコング髑髏島の巨神」2017年版をご覧ください。そして二つの違いを楽しんでみてはいかがでしょうか?

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