明石家サンタ2017の一般人・芸能人の伝説の不幸話まとめ！景品プレゼントは？

クリスマスシーズンが近づくと話題に出される番組『明石家サンタの史上最大のクリスマスプレゼントショー』シリーズ。2017年のクリスマスには、『明石家サンタ2017』が放送され、番組、ネット、お茶の間で大変な賑わいを見せました。この記事では、『明石家サンタ2017』の内容や出演した芸能人、反響の大きかった「東芝ネタ」など、全てをまとめてお届けします。

『明石家サンタ2017』とはそもそもどのような番組内容なのでしょうか？『明石家サンタ2017』の番組内容はズバリ「不幸自慢バラエティ」です。毎年何かしら不幸に見舞われるのが人間というものですよね。『明石家サンタ2017』では、一般人から芸能人まで、多種多様な人物の不幸体験が電話を介して語られ、その不幸体験が面白いか否かを明石家さんまさん(時には八木亜希子アナ)がジャッジするというものになっています。

合否の判断基準は、あくまでその不幸体験が面白いか否かなので、いくら不幸度が高かったとしても、話が面白くなければ合格することはできないのです。面白さを重視するところが、明石家さんまさんの番組らしい特性だと言えるでしょう。『明石家サンタ2017』で合格した人達には、数々の豪華なプレゼントが用意されました。そのプレゼント内容も番組の見どころの1つで、毎回話題になっています。

『明石家サンタ2017』は、2017年12月24日(日)の深夜25時から27時(厳密には25日)に放送され、放送終了まで、数多くの笑いをもたらしました。『明石家サンタ』シリーズは、クリスマスの恒例特別番組として、1990年の12月24日の放送を始めとして、毎年クリスマスに放送されています。

『明石家サンタ2017』は、例年通りクリスマスに放送されましたが、年によっては春夏にスペシャル番組として放送されたり、大晦日に放送されるパターンも存在します。しかし、1997年以降は全てクリスマスに放送されており、放送日の変更はされていません。

『明石家サンタ2017』で司会を務めるのは、お笑い芸人の明石家さんまさんとアナウンサーの八木亜希子さんで、2人の司会なくしてこの番組は成り立ちません。一方、出演者(ゲスト)は、お笑い芸人の村上ショージさん、同じくお笑い芸人の松尾伴内(ばんない)さん、日本ハムファイターズの元プロ野球選手・木田優夫(まさお)さんという顔ぶれでした。

芸能人がする不幸話とは色々な意味で一味違う一般人からの投稿。放送コードギリギリの生々しい不幸話が繰り出されることもあり、それを期待して見ている視聴者も多いとか。ここでは、『明石家サンタ2017』で放送された一般人の不幸話の内容、そして合格者に用意されたプレゼントの全容をまとめました。

匿名さんは13歳の中学1年生。彼女には高校3年生の姉がおり、姉妹共に恋人がいない状況でした。そんな姉妹が先日祖母の家に泊まりに行くと、祖母が誰かに電話をしています。80歳の祖母の電話相手はなんと彼氏で、「大好き。早く会いたい。チ○チ○触りたい」と大胆なアプローチを電話越しで披露。彼氏のいない匿名さんに色々な意味で衝撃を与えたのでした。

おばあちゃんの青春を覗き見てしまった13歳の匿名さんは、見事さんまさんから合格を貰い、車をプレゼントされました。「いやいや13歳なんだから運転できないでしょう」など、ツッコミどころ満載です。

これは、86歳のカメダさんが台風の日に遭遇した不幸です。カメダさんは薬を服用しており、副作用で髪の毛の半分以上を失っていました。カツラはカメダさんにとって自身の分身のような大切な存在です。しかし、ある台風の日、カメダさんは強風でカツラを飛ばされてしまいます。台風によって大事なカツラを失ったカメダさんは、年金の半分を使って新たなカツラを購入したのでした。

年金暮らしのカメダさんが遭遇した何とも言えない悲劇。台風でカツラを失い、年金で新たに購入、非常にシュールですね。カメダさんは見事合格し、スキー旅行をプレゼントされました。しかし、86歳にスキー旅行とは…。カメダさんがアクティブな高齢者であることを祈ります。

45歳男性の寒がりストリッパーさんが、日本海へ釣りに行った時の衝撃(笑撃？)話です。良質な鰤(ぶり)を釣るために、日本海へ赴いた寒がりストリッパーさん。クーラーボックスを持ち上げた瞬間、なんとぎっくり腰になってしまいます。その時、彼の脳裏によぎったのは、さんまさんが司会をする番組『ホンマでっかTV』の豆知識でした。

それは、背中を反らせてぎっくり腰を治すというもので、寒がりストリッパーさんもすぐにそれを実践しました。しかし、痛みは全く治まらず、なんと彼はそのまま日本海へ落ちてしまいました。さんまさんからの合否は驚くことに「不合格」。面白くてもプレゼントが貰えない事例の1つとなりました。

48歳女性の白鵬さんは、夏季だけスクーターに乗って通勤をしていました。ある日、強い風が吹き荒れると、ごみネットが宙を舞い、スクーターに乗車していた白鵬さんに激突。ごみネットに捕らえられてしまった白鵬さんは、スクーターと共に転倒してしまうのでした。かなり特殊な状況に追い込まれた不幸話を展開した白鵬さん。さんまさんから合格が言い渡され、ホームシアターセットがプレゼントされました。

ピンスカさんが外で缶コーヒーを飲んでいたところ、3歳くらいの少女が泣きながら迷子になっている場面に遭遇。優しい性格のピンスカさんは、少女に語りかけ、一緒に手を繋いで交番に向かいます。

しかし、通行人からは「あんた誘拐犯だろ」と罵られ、駅員からも同じく誘拐犯だと誤認されてしまいます。インパクトに欠けたのか、さんまさんからの判定は不合格。可哀想なピンスカさんでした。

31歳女性の投稿で、転職した旦那さんに起きたレアな不幸話です。旦那さんの転職先は脱毛サロン経営会社で、入社した際に会社側から脱毛を迫られてしまいます。旦那さんは、初めての脱毛を体験。

しかし、脱毛場所はヒゲではなく、なんとアンダーヘアだったのです。意外な脱毛場所が笑いを誘いました。さんまさんの判定は合格。夫婦仲良く使えるロレックスの時計がプレゼントされました。

13歳の僕のお母さん怖いですさんの話は、子供ならではの行動「家出」に関するものです。家出をした彼は、2日間だけ家を離れます。短い家出を終えて自宅に戻って来た彼でしたが、それ以降お母さんが料理を作らない事態に陥ります。インパクトには欠けますが、13歳の育ち盛りからすると、可哀相な話かもしれません。判定は惜しいことに不合格。その後が少し気になる話でした。

数年前から、外で犬を飼い始めたホラーマンさん。ホラーマンさん自身は、犬とあまり仲が良くないと感じていましたが、犬の方は彼女にとても好意的でした。しかし、最近犬の周りでおかしなことが起こり、何者かにいたずらされているのでは？と疑惑を抱いたホラーマンさんは、監視カメラを設置します。

しかし、驚くことに、監視カメラの映像には、泥酔状態のホラーマンさんと犬の姿が映っており、お互い楽しそうに遊ぶ姿が捉えられていました。酔っていたホラーマンさんには記憶がなく、映像を見て大きな衝撃を受けます。自分の危ない一面を見てしまったホラーマンさんは合格し、アコヤ真珠のアクセサリーセットを獲得しました。

33歳主婦の匿名さんは、なんとさんまさんが司会を務めていた「恋のから騒ぎ」の元メンバーで、15期生(2008年)だとのことです。元から騒ぎメンバーの匿名さんは、2017年に第一子を出産。とても可愛い赤ちゃんなのに、笑い方がさんまさんにそっくりで、「ファー！」という引き笑いをするそうです。さんまさんの判定はもちろん合格。プレゼント内容は、村上ショージさんが生放送中に作成した盆栽でした。

出張の多い仕事をしている41歳の匿名さん。広島へ出張に行ったものの、忙しさから眠ることができず、上司の手配によってグリーン車を利用することに。大阪を通過し、やっと眠れると思ったら、ダウンタウンの松本人志さんとさんまさんが乗車してきて、2人で大声で話し出すので、結局眠ることができなかったとのことです。レアな不幸話を語った匿名さんは合格し、エクササイズ機器をゲットしました。

こうへいさんのお父さんは、結婚しているにも関わらず、新しい恋人を作り、奥さんと離婚協議をしていました。ある日、こうへいさんはお母さんと一緒にショッピングモールへ出かけ、そこでお父さんとその不倫相手とバッタリ遭遇してしまいます。

驚くことに、お父さんの不倫相手は、こうへいさんの元カノだったのです。お父さんと元カノは一昨年から付き合っていたそうで、ドロドロした関係が露わになった瞬間でした。こうへいさんの不幸話の判定は合格で、ECCの英会話レッスンが当たりました。

クリスマス・イブに勇気を出して好きな人に告白した匿名さん。しかし、相手にフラれてしまい、帰路についた匿名さんですが、途中で思いがけないハプニングと遭遇。なんとイノシシが突進してきて跳ねられてしまったのです。かなりレアな体験をした匿名さんは見事合格。エアウィーブ布団セットをプレゼントされました。

匿名さんは札幌出身ですが、大の巨人ファンの男性です。彼は飛行機で札幌から東京に向かい、ドラフト会議を見に行く程の筋金入りの野球ファンで、巨人に清宮選手が入ることを期待して見守っていました。しかし、清宮選手は日本ハムの木田GMに奪われてしまいます。

地元札幌に帰った匿名さんでしたが、憎き日本ハムの木田GMが、毎日テレビに出るため、耐え切れない、という野球ファンならではの複雑な不幸話でした。判定は合格で、プレゼントは、なんと木田GMの黄金の左手グッズ。まるで意地悪のようなプレゼントが笑いを誘いました。

芸能人1人目はインパルスの板倉俊之さん。当時、相方の堤下敦さんは2回も交通事故を起こし、世間で話題になっていました。その影響で、インパルスとしての仕事は一気に減少し、年末はほとんど仕事がない状態に陥ってしまいます。板倉さんは平和な年末を過ごすものの、恋人のいない孤独も感じていました。

笑えるというよりも、かなりシビアな不幸話ですが、結果は見事合格で、ペア招待のグアム旅行が当たりました。働きたいけど働けない、彼女もいない、と嘆く板倉さんにペア旅行が当たったのは、意地悪にも思えますが、非常に笑いを誘うオチでした。

芸能人2人目として参戦した相撲芸人あかつさん。あかつさんは、「さんまのお笑い向上委員会」という番組に出演した際、持ちネタを披露しようとしますが、脚を痛める事態となり、痛風を疑われました。その後、結局病院に行くことはなかったあかつさんでしたが、痛風を治すために、水を大量に摂取して尿を出すことを徹底したそうです。痛風ネタで見事合格したあかつさんには、自転車が贈られました。

芸能人枠3人目はサツマカワRPGさんで、彼が女性をナンパした際に起こった不幸です。「飲みに行きませんか？」と、生まれて初めてナンパしたサツマカワRPGさんでしたが、ナンパ相手の女性に「(見た目が)ネズミじゃん」と言われてしまいます。

女性の返しが何とも言えない秀逸さを放っていて、気の毒なのに面白さを感じる内容となっています。合格したサツマカワRPGさんでしたが、木田GMの神の左手像が当たり、「いらない」と受け取りを拒否しました。プレゼントが拒否できるところも、この番組の面白いところです。

かつては上場企業として世界に名を轟かせていた東芝ですが、近年は売上が伸びず、ついには赤字を隠すために不正会計まで働いてしまう事態に陥り、2017年は東芝にとって地獄の年でした。そのため、当時東芝で働いていることは不幸そのものだったのです。一瞬反応に困ったさんまさんでしたが、すぐに笑みがこぼれ、スタジオは笑いで包まれました。

強烈なネタを放った東芝社員の彼は見事合格し、プレゼント番号を選ぶチャンスが与えられました。「アメリカの元バスケットボール選手であるマイケル・ジョーダンが好き」と言った彼は、ジョーダンの背番号である23番のパネルを選びました。

パネルがひっくり返ると、なんと「家電セット」の文字が出現。しかも、それらの商品は、東芝のライバル会社・ハイアールのものだったのです。東芝社員がハイアールの家電を当てるという皮肉なオチに、さんまさんを始め、出演者やスタッフも笑わずにはいられませんでした。

東芝ネタの出来過ぎたオチに衝撃を受けたのはスタジオ内だけではありません。東芝ネタを見るや否や、Twitterに東芝ネタをつぶやく視聴者が続出し、なんとトレンド入りを果たしてしまう結果となりました。これほど完成度の高いネタはレアで、『明石家サンタ2017』をリアルタイムで視聴していた人達は、驚きと笑いに包まれたことでしょう。

東芝ネタは、『明石家サンタ2017』の番組内で一番評価の高かった不幸自慢です。Twitterでトレンド入りしてしまう程の賑わいを見せたため、番組の感想の半分以上が東芝ネタに関するものだと言えるでしょう。「東芝の社員です」と語るところから、ハイアールの家電セットを当ててしまうオチまで、全てが完璧で、「w」を付けて爆笑を表す感想が溢れました。

東芝ネタの次に感想が多かったのは、インパルスの板倉さんに関するものでした。相方・堤下さんの2度にもよる交通事故、仕事の減少など、不幸過ぎる板倉さんに同情の声が多く寄せられました。プレゼントが、皮肉なことにグアム旅行ペアだったことも、話題となりました。不幸が笑いに変えられるのであれば、芸人さんにとっては本望かもしれません。

2017年、松居一代さんとの離婚騒動が話題となり、彼女から執拗な責め立てを受けていた船越英一郎さん。不幸どん底な彼が電話をかけてきたら、すぐに合格するのでは？と、ネット上で船越さんの電話を期待する声が多く寄せられました。結局船越さんから電話が来ることはありませんでしたが、もし来ていたらビッグニュースになっていたことでしょう。

『明石家サンタ2017』では、一般人・芸能人問わずインパクトのある不幸話が展開され、クリスマス・イブの夜を盛り上げました。東芝ネタがTwitterでトレンド入りする程注目されたりと、反響も大きかった『明石家サンタ2017』。様々なミラクルが起こり、日本中を笑顔に変えていきました。『明石家サンタ2017』はクリスマスを楽しく過ごさせてくれる良質な番組でした。