猿の惑星のシーザーがかっこいい!演じているイケメン俳優・名セリフも紹介

アメリカの映画会社20世紀フォックスを中心に制作されたSF映画「猿の惑星」。フランス作家のピエール・ブールの小説「猿の惑星」を原作にし、1960年代に上映されたオリジナルシリーズと2011年以降の新シリーズの作品がある。今回はシーザーがかっこいい、俳優のアンディ・サーキスがイケメンと話題沸騰中の「猿の惑星」新シリーズを中心にシーザーたちの名セリフもまじえながら作品を掘り下げていく。

猿の惑星のシーザーがかっこいい!演じているイケメン俳優・名セリフも紹介のイメージ

目次

  1. 猿の惑星のシーザーについて紹介!
  2. 猿の惑星とは?
  3. 猿の惑星のシーザーがかっこいい!
  4. 猿の惑星でシーザー役を演じるイケメン俳優を画像付きで紹介!
  5. 猿の惑星のシーザーの名セリフ!
  6. 猿の惑星のシーザーについてまとめ!

猿の惑星のシーザーについて紹介!

シーザーとは元来、皇帝の代名詞とも言えるローマの将軍ジュリアス・シーザー(ユリウス・カエサルの英語読み)が由来である。またドイツ語のカイザー、ロシア語のツァーリに相当し「皇帝」を意味する。「猿の惑星」はオリジナル・シリーズとリブート・シリーズがあり、1968年から1973年までに制作されたオリジナル・シリーズ「猿の惑星」でシーザーの名前の由来が出てくる。

人間がウイルスで絶滅した犬猫の代わりにペットや奴隷として猿を飼い慣らし雑務をこなさせる時代。とあるオークションで他の猿より賢いシーザーを競り落とした知事が自室の本棚にあった一冊の本からシーザー自身に名前を選ばせたのが発端。その際に「皇帝」として名を馳せたシーザーの名前を選んだことから始まる。この時点で既に未来の猿の皇帝、シーザーが誕生していくことを匂わせている。

映画『猿の惑星:聖戦記(グレート・ウォー)』オフィシャルサイト| 20世紀フォックス ホーム エンターテイメント

猿の惑星とは?

「猿の惑星」はオリジナル5作、リ・イマジネーションの「PLANET OF THE APES/猿の惑星」、リブート・シリーズ3作と大きく3シリーズに分けられる。さっそく各シリーズのあらすじを見ていこう。オリジナルは宇宙飛行士テイラーがトラブルで未来地球に降り立つところから始まる。言語を話せない人間は言葉を話す猿の奴隷として扱われる時代、テイラーは獣医の猿ジーラと考古学者のコーネリアスの助けで猿王国から逃れる。

またテイラーは後に同じ地でテレパシーで会話をする高等人間を発見。彼らは核爆弾を神と崇めそれを発射することで未来の地球は崩壊し、ジーラとコーネリアスは過去の地球へと飛び立つ。過去の地球は猿を奴隷扱いする時代だった。言語を話すジーラやコーネリアスは危険人物ということで殺害されるが、赤ん坊だったシーザーはサーカス団に引き取られ身を潜めていた。成人したシーザーは猿を集結させ暴動を起こし猿王国を作っていく。

リメイク版の「PLANET OF THE APES/猿の惑星」。宇宙飛行士と実験用として類人猿が乗っていた宇宙船が磁気嵐が発見、チンパンジーのペリクリーズが探査ポッドで調査に向かうが交信が途絶える。ペグリーズを救うべく宇宙飛行士のレオが単独行動に出るが磁気嵐に飲み込まれ猿が支配する惑星へと飛ばされるところから始まる。猿の将軍セードに危険人物として捕まるが、人間愛好家のチンパンジー、アリの助けられ脱出に成功。

レオは沼地に水没した探査ポッドから回収した通信端末で数千年前に不時着して遺跡となっていたオベロン号を発見する。同時にその地の人間がレオの噂を聞きつけオベロン号周辺に集まり猿との全面戦争が始まる。セード軍襲撃を前にペグリーズの探査ポッドが着陸、戦いの末セードをオベロン号内に閉じ込め、レオのみが元の地球へと帰還するが、ワシントンであるはずの像にセード像が飾られておりレオは猿の警察に捕まるのだった。

新シリーズ「猿の惑星」はウィルがウイルスを活用して父親のアルツハイマーを治す薬を開発し、実験台として猿に薬を投与していたところから始まる。実験に失敗し凶暴化した猿は射殺されたが、腹の中にいた子猿はシーザーと名づけられウィルに育てられる。母が投与されたウイルスの影響で人間の言葉を話せるシーザーは近所迷惑が原因で霊長類保護施設に送られるが、そこで人間からの虐待に怒りを覚え町中の猿を集め猿の王国を築く。

猿が王国を築いて10年、武装した人間が王国へ侵入し、自己防衛で猿に危害を加えたことが引き金で人間との戦争を望まないシーザーの意に反して猿vs人間の戦争が始まる。アルファ・オメガ部隊の大佐の侵略により妻子を殺されたシーザーは群をなし反旗を翻すが人間の捕虜に。大佐は人間界内の敵に備え城壁を作るのに猿を奴隷として扱い、怒りを覚えたシーザーは脱走に成功、人間は相互攻撃とそれによる雪崩で自滅し猿が生き残った。

SF映画!

SF(サイエンス・フィクション)映画と言われる「猿の惑星」は1960年代のオリジナル・シリーズ5作と1999年のリメイク版が主にそれにあたり、いづれも地球人が言葉を話せず、人間の言語を話す猿に奴隷として虐げられる世界の話である。1950年よりブームになったSF作品の影響を受け宇宙、現在と未来の地球、また言語を話せる人間に近しい高等動物の猿と人間を通して人種差別をテーマにした作品が「猿の惑星」だ。

シリーズは全部で9作!

「猿の惑星」はオリジナルの「猿の惑星」「続・猿の惑星」「新・猿の惑星」「猿の惑星・征服」「最後の猿の惑星」、リ・イマジネーション作品となった「PLANET OF THE APES/猿の惑星」、2011年からの新シリーズの起点と言われた「猿の惑星:創世記」「猿の惑星: 新世紀」「猿の惑星: 聖戦記」の9作品からなる。いづれも白人と黒人、欧米人と日本人への例えとして人種差別を訴える作品とも捉えられている。

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猿の惑星のシーザーがかっこいい!

2010年以降に制作された「猿の惑星」リブート・シリーズに登場しアンディ・サーキスが演じるシーザーの声がかっこいいとネット上で話題沸騰なのを知っているだろうか。気になって全シリーズを視聴したが確かにかっこいい。低いトーンの深みある声に吸い込まれてしまうほどだ。そんなシーザーの声をどんな俳優が演じているのか気になるだろうが、意外にも有名な作品にも出演したことがわかった。後程じっくり紹介していきたい。

シーザーとは?

さっそく声がかっこいいと評判の新シリーズのシーザーの一生について掘り下げていく。アルツハイマー治療薬の研究の実験で失敗し、凶暴化したことで射殺された母猿のお腹にいたシーザーは母親がわりに人間のウィルに育てられる。胎内時に母親が投与されたウイルスの影響で言語が話せ、人間の家族への思いやりも次第に覚えていく。しかしアルツハイマーのウィルの父親が起こした近所迷惑を庇ったシーザーは危険物扱いされてしまう。

霊長類保護施設へ送られることになったシーザーはそこで虐待を受ける類人猿を見、施設内外の猿を集め、ゴールデンゲートブリッジの橋を渡った先の森に猿の王国を作り一時は平和が訪れる。しかし10年後、平和は破られ武装した人間が一匹の猿に危害を加えたことで猿vs人間の全面戦争が始まる。結局人間同士の戦いで人類は滅亡するが、猿を助けたシーザーは深手を負い静かに息を引き取る。

シーザーがかっこいい!の声

シーザーと共に演じた俳優アンディ・サーキスもかっこいいと評判の声があがっている。ウィルが生み出したアルツハイマー改善薬は猿が言語を話せ、人間が話せなくなることから猿ウイルスと言われている。ノバとはその猿ウイルスに感染した一人の少女のことを言う。道中、殺害した人間の男の娘、ノバをシーザーは引き取るが、彼女も大佐に捕まった猿たちを助ける一役を買うことになる。

見た目は猿なのに男らしいシーザーの声はもちろん、行動、生き方をかっこいい、と言う言葉で熱い思いが熱く語られている。また人懐こいではなく、猿懐こい愛嬌があるシーザーの息子コーネリアの仕草もかわいいとの声もあがっている。

ここでもシーザーがかっこいいとの声。また人間を敵視し、シーザーに刃向かったことでシーザーに葬られることになるコバの人気も高い。オリジナルシリーズとは全く異なるストーリーだが、リブートはリブートでおもしろいとの意見もある。

俳優アンディ・サーキスが演じる猿王国の王シーザーの声がかっこいいという声はもちろん、息子を大佐率いる軍隊の人間に傷つけられたことがきっかけで人間殲滅と宣戦布告をしかける猿、コバもかっこいいという声もSNS上ではあがってる。深みのあるかっこよすぎる猿に思わず猿好きになってしまうのも否めない。我々人間のあいだでも憎めない猿顔、男らしいゴリラ顔が好かれているのも一理あるのかもしれない。

猿の惑星でシーザー役を演じるイケメン俳優を画像付きで紹介!

ここで声がかっこいいと称賛されているシーザー役の俳優、アンディ・サーキスについても調べてみた。画像の通り俳優本人自身もかっこいいのが否めない。1964年イギリス、ロンドン生まれのモーション・アクター、監督でもある俳優。医師であるアルメニア人の父の仕事の関係でロンドンやバグダードで育った後、ランカスター大学を卒業した後は舞台美術の職に就くつもりが俳優に転向し、1994年に映画デビューをしている。

2000年以降は映画「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズのモーション・キャプチャーであのゴラム役を、また「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズの過去編としてスピンオフの作品となった2012年公開の映画「ホビット」では、引き続きゴラムを演じるだけでなく第2班監督も務めている。また2014年公開の映画「GODZILLA ゴジラ」ではクレジットには掲載されていないがモーション・キャプチャーを担当している。

また「キング・コング」においてはコングと船内のコック、ランピーを演じている。その際に、ゴリラの習性や特徴を研究するため、アフリカの野生保護区で飼育されているゴリラと直接触れ合うなど役作りに関して研究熱心な俳優のようだ。また近年では2015年以降の「スター・ウォーズ」シリーズでは最高指導者スノークを、2018年の「ブラックパンサー」ではユリシーズ・クロウを演じ今なお活躍中の俳優である。

猿の惑星のシーザーの名セリフ!

「猿の惑星」ではシリーズを通して猿の皇帝、シーザーが発するセリフは視聴者の心に根づかせる印象的な言葉が多い。猿は人間よりも高等な生き物という考えのもとに作られたシリーズを通して有名な掟の名セリフから、最終的には猿も人間も変わらないと行き着く心境の変化など、シーザーのセリフはストーリーの中でもキーになってくるものがいくつかあるので紹介する。

「エイプ(猿)はエイプを殺さない。」

シーザーには2人の子どもがいたが長男のブルーアイズは仲間の猿コバに殺される。人間との共存を模索するシーザーの統治に不満を抱くコバは打倒シーザーを目論み、それを見つけた息子はコバに殺され、復讐に燃えたシーザーも自らコバを死へと追い込む事になる。人間同士殺しあう下等な人間と猿は違うと主張し、「エイプ(猿)はエイプを殺さない」をルールにして猿王国を築いたシーザーの重いセリフだ。

「エイプは人間よりも優れていると思っていた。しかし違った。エイプも人間も愚かだ」

新シリーズでシーザーが呟いたセリフだ。上記の「エイプ(猿)はエイプを殺さない。」のセリフにも効いてくるセリフだが、人間同士で殺戮を繰り返す人間は猿よりも下等だとシーザーは思っていた。それが、子どもが危害を加えられたことでコバが人間を襲い、また生き延びるために人間側についたゴリラはシーザーの群れに立ちはだかり猿を傷つけ、時に仲間をも殺害する。人間も猿も変わらないと嘆いたシーザーのセリフだ。

「ノー。」

「ノー。」というセリフはシーザーが初めて発した人間の言葉だ。オリジナル・シリーズでは奴隷化された猿たちの解放のため反乱を起こしたシーザーが武装された警備隊に対し発した言葉だ。猿も人間のいいなりではなく、嫌なものはNOと否定する人権(猿権?)があることを示す深い一言だ。この旧シリーズ第4作「猿の惑星・征服」の影響を多大に受けている新シリーズでのNO。

シーザーが霊長類施設で飼育係からの虐待に憤りを覚え「やめろ!」という意味の「ノー。」とセリフを発する。アルツハイマー治療薬で使用したウイルスの影響で言語が話せるようになったシーザーの脅威的なセリフだ。また余談だが、この意地の悪い飼育係は「ハリー・ポッター」シリーズのハリーの永遠のライバル、ドラコ・マルフォイ役の俳優トム・フェルトンだ。「猿の惑星」における彼の悪役っぷりもぜひ注目してほしい。

「これは私の戦いだ。もう、ここには戻ってこれないかもしれない。コーネリアスに『父親が誰であったか』を教えてやってくれ。」

猿の王国に進撃してきた人間の大佐に妻と長男のブルーアイズを殺され、自身と次男のコーネリアスだけが生き残る。妻と子どもの仇を撃つため一匹で敵地に向かおうとするシーザー。共に連れ添ったオラウータン仲間に先に避難している息子への伝言を託した時のセリフだ。シーザーは猿と人間との戦いというよりも人間への私怨で大佐率いる人間に立ち向かっていく事になる。

「だから一緒にいくんだ、生きて戻れるように」

「これは私の戦いだ。もう、ここには戻ってこれないかもしれない。」猿の群れを大佐の目から先に逃し、シーザーに連れ添ったオラウータンのモーリス始め施設の元ボス、猿のロケットにそう言い放ったシーザーに対しモーリスが出した答えの名セリフだ。このまま一匹で敵陣に向かわせればシーザーは死ぬつもりで復讐しに行くだろうと悟ったのだろう。連れ添うことを決意する仲間の強い結束力に胸を打たれた人も少なくないだろう。

猿の惑星のシーザーについてまとめ!

「猿の惑星」全シリーズを通して感じるのは人間の醜い部分を見せつけられた感覚に襲われる。人間同士での醜い争い、核を含めた愚かな戦争、また動物虐待について誇張表現を用いつつも考えさせられる作品だ。人間が言葉を話せず猿に鎖をつけられ肉体改造されいいように使われるシーンは思わず目をそらしたくなるが、ペットに鎖をつけている我々人間は同じことをしている現実を突きつけられている。

重い意味を込めたストーリーのなかにもSF要素があり、かっこいい俳優の声やモーションを扱う魅力的な作品にのめり込んでしまう。また新旧シリーズは原作「猿の惑星」から派生してそれぞれシーザー含む猿と人間というテーマで違った角度から「猿の惑星」という作品を表現しているが甲乙つけがたいくらいに面白い。俳優アンディ・サーキスのかっこいい声とキャプチャーの動きも注目して見てほしい。

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