アメトーク読書芸人2017で紹介された本を紹介!おすすめの39冊総まとめ

毎回1つのテーマを決めて繰り広げられるトークが面白いアメトーク。そんなアメトークのテーマの1つとして紹介されたのが読書芸人です。本好きが集まったアメトーク読書芸人によってぜひ読んでほしいというおすすめの本が実に39冊も紹介される事になりました。アメトーク読書芸人放送後には売上が変わる程の反響を呼んでいます。今回はアメトーク読書芸人2017で紹介された39冊の本をまとめて紹介していきます。

アメトーク読書芸人2017で紹介された本を紹介!おすすめの39冊総まとめのイメージ

目次

  1. アメトーク読書芸人2017とは?
  2. アメトーク読書芸人2017で紹介された東野幸治おすすめの本
  3. アメトーク読書芸人2017で紹介された光浦靖子おすすめの本
  4. アメトーク読書芸人2017で紹介された又吉直樹おすすめの本
  5. アメトーク読書芸人2017で紹介されたカズレーザーおすすめの本
  6. アメトーク読書芸人2017で紹介された東野幸治へのおすすめ本
  7. アメトーク読書芸人2017の読書プレゼン大会
  8. アメトーク読書芸人2017を観た感想や評価は?
  9. アメトーク読書芸人2017で紹介された本まとめ!

アメトーク読書芸人2017とは?

毎回1つのテーマを決めてそのテーマに精通する芸人を集めてのトークが繰り広げられる雨上がり決死隊の2人がMCをする人気トーク番組アメトーク、その中の1つのテーマとして扱われたのが本好きが集まるアメトーク読書芸人です。アメトーク読書芸人自体は2012年、2015年、2016年にも放送されており、アメトーク読書芸人2017が4度目の放送となります。

アメトーク読書芸人2017の番組概要

アメトーク読書芸人2017はアメトーク読書芸人としては2016年に引き続いて累計4度目の放送で、2017年11月16日に放送されました。読書芸人では普段アメトークで使われているスタジオを飛び出し、代官山にある書店「代官山 蔦屋書店」にて読書好き、本好きによるアツいトークが繰り広げられる事になりました。

普段のアメトークスタジオを飛び出してはいますがMCは変わらず雨上がり決死隊の2人でアメトーク読書芸人2017のゲストはアメトーク読書芸人初回から参加し続けているピースの又吉直樹とオアシズの光浦靖子に加え前回放送のアメトーク読書芸人2016から参加したメイプル超合金のカズレーザー、そしてアメトーク読書芸人2017で読書芸人としては初登場となる東野幸治さんとなっています。

2017と謳ってはいますが、あくまでもこれは本を紹介する4人の読書芸人さんが2017年に読んだ本というくくりで2017年に発売されたと本というわけではありませんが、2016年の放送が好評だった事もあり、アメトーク読書芸人は高い期待を集める事になりました。これまでに何度もアメトーク読書芸人を放送する人気テーマであると同時に本の売上に大きく関わる影響力を持っています。

アメトーク読書芸人2017の放送後売上冊数が多かった本トップ10

出版社や本屋も認める程強い影響力を持つアメトーク読書芸人。アメトーク読書芸人放送中には各出版社が自社の発売する本が紹介された事をツイートするなどTwitterを使ってしっかりと告知もしていました。そのかいもあってかアメトーク読書芸人2017放送終了3日で以下の本が大きく売上冊数を伸ばしています。

  1. 『サピエンス全史(上)』(ユヴァル・ノア・ハラリ/河出書房新社)
  2. 『応仁の乱』(呉座勇一/中央公論新社)
  3. 『蜜蜂と遠雷』(恩田陸/幻冬舎)
  4. 『残像に口紅を』(筒井康隆/中央公論新社)
  5. 『ルビンの壷が割れた』(宿野かほる/新潮社)
  6. 『罪の声』(塩田武士/講談社)
  7. 『サピエンス全史(下)』(ユヴァル・ノア・ハラリ/河出書房新社)
  8. 『R帝国』(中村文則/中央公論新社)
  9. 『表参道のセレブ犬とカバーニャ要塞の野良犬』(若林正恭/KADOKAWA)
  10. 『生者と死者 酩探偵ヨギガンジーの透視術』(泡坂妻夫/新潮社)

アメトーク読書芸人放送直後3日間で最も売上冊数を増やしたのがカズレーザーさんがおすすめしたサピエンス全史の上巻です。同じく下巻も7位にランクインしています。2016年に発売したばかりの本で人文書という区分でありながら「ビジネス大賞」にも選ばれたような実績を持っている本です。ちなみにカズレーザーさんは元々は東野幸治さんに紹介された本だという事です。

アメトーク読書芸人2017の放送後売上が伸びた本トップ10

また単純な売上比率で見てみるとアメトーク読書芸人の影響をさらに強く感じる事ができます。不思議な事に売上冊数とは大きく異なる結果となるのが単純に売上で見た場合の伸び幅です。

  1. 『残像に口紅を』(筒井康隆/中央公論新社)
  2. 『ゴランノスポン』(町田康/新潮社)
  3. 『ゆらぐ玉の緒』(古井由吉/新潮社)
  4. 『臣女』(吉村萬壱/徳間書店)
  5. 『僕と妻の1778話』(眉村卓/集英社)
  6. 『ねこのおうち』(柳美里/河出書房新社)
  7. 『ビニール傘』(岸政彦/新潮社)
  8. 『生者と死者 酩探偵ヨギガンジーの透視術』(泡坂妻夫/新潮社)
  9. 『ピンポン』(パク・ミンギュ/白水社)
  10. 『紀州のドン・ファン』(野崎幸助/講談社)

上位のランキングはアメトーク読書芸人放送前に11月前期での売上とアメトーク読書芸人放送後3日間を比較した数字となっています。発売されたのが20年以上も前になる本から2017年に発売した本まであり、アメトーク読書芸人が大きな影響力を持っていると言えるのではなでいしょうか。

アメトーーク! | テレビ朝日

アメトーク読書芸人2017で紹介された東野幸治おすすめの本

今回新たにアメトーク読書芸人としてアメトークに登場したのが東野幸治さんです。他のテレビなどではあまり読書家のイメージがない東野幸治さんですが、実は読んだ本を自身のインスタグラムに感想などと共に投稿する程の読書家です。まずはそんなアメトーク読書芸人初登場の東野幸治さんおすすめの本を紹介していきます。

東野幸治おすすめの本①蜜蜂と遠雷

アメトーク読書芸人2017でも大きく盛り上がったのが2016年に幻冬舎から発売された恩田陸さんが描く「蜜蜂と遠雷」です。第156回直木三十五賞、第14回本屋大賞を受賞した話題作でもあります。音楽コンクールを舞台にした作品で、人間の才能や運命などをテーマに描いた青春群像劇となっています。

最初から本戦まで描くという着想からスタートしたこの小説は、その描写から同じく読んだ事があるというカズレーザーさん曰く、音が聞こえてくるような雰囲気があり、同じように称される漫画「ピアノの森」の文章版だとも称されました。

東野幸治おすすめの本②R帝国

アメトーク読書芸人では最早お馴染みと言える作者中村文則さん。そんな中村文則さんの最新作が読売新聞の夕刊で連載された後、2017年8月に中央公論新社より発売された「R帝国」です。近未来の島国を舞台にしたディストピアを描く世界で、作者である中村文則さんもインタビューで「新たな代表作と言える内容」という問いを肯定する程の作品です。

東野幸治おすすめの本③ホワイトラビット

アメトーク読書芸人としての東野幸治さんの3冊目のおすすめの本が2017年に新潮社より発売した伊坂幸太郎さんの「ホワイトラビット」です。籠城事件を舞台に描く形は伊坂幸太郎ファンはもちろん初めて読む人でも読みやすいと言われています。ファンならではのお楽しみ要素もある作品です。

東野幸治おすすめの本④ルビンの壺が割れた

今回紹介された本の中でもこれまでのアメトーク読書芸人の中でもかなり異色な作品と言えるのが東野幸治さん4冊目のおすすめ本、2017年に新潮社より発売された宿野かほるさんの「ルビンの壺が割れた」です。今ではすっかり生活に浸透したfacebookでのやり取りだけを描く作品ですが、のめり込んでしまう独特の世界観をしています。

その世界観が最近では身近だからなのか、上記でも紹介したようにアメトーク読書芸人放送後に大きく売上冊数を伸ばした作品の1つです。

東野幸治おすすめの本⑤僕たちはみんな大人になれなかった

最近では増えているwebでの連載から書籍化された作品の1つで「オトナ泣き」と言われる程多くの人がコメントを寄せている作品が2016年に新潮社より発売された燃え殻さんによる「ボクたちはみんな大人になれなかった」です。こちらもSNSをきっかけにする作品ではありますが、そこから世界が飛び出していく形になっていてまた異なった読み応えのある作品となっています。

東野幸治おすすめの本⑥明るい夜に出かけて

東野幸治さんらしいチョイスなのが同じお笑い芸人であるアルコ&ピースさんのラジオ番組を舞台にした作品、2016年に新潮社より発売した佐藤多佳子さんの「明るい夜に出かけて」です。ラジオのリスナー同士の交流を書いた小説で、東野幸治さん曰くアルコ&ピースに嫉妬する作品だそうです。

東野幸治おすすめの本⑦1984年のUWF

その昔とある番組でプロレスをしていた事もある東野幸治さんらしいチョイスと言えるのが2017年に文藝春秋から発売した柳澤健さん著書のノンフィクション作品「1984年のUWF」です。当時実在したプロレス団体UWFの内情を描いた作品になっています。元々はスポーツ総合誌である雑誌「Sports Graphic Number」にて連載されていた作品になっています。

東野幸治おすすめの本⑧紀州のドン・ファン

アメトークの1つの魅力と言えば進行をする雨上がり決死隊の2人に対しておすすめする形ですが、普段本をあまり読まないという蛍原徹さん向けにおすすめの本という形で紹介されたのが2016年に講談社より発売された野崎幸助さんの「紀州のドン・ファン」です。イケイケの女性をふつうのオッサンがいかに抱いたのかを描く作品となっています。アダルトな内容ながらついつい読みこんでしまう作品です。

東野幸治おすすめの本⑨全裸監督 村西とおる伝

こちらもアダルトな内容ながらおすすめとしてアメトーク読書芸人東野幸治さんに紹介されたのが2016年に太田出版より発売された本橋信宏さんのノンフィクション作品「全裸監督 村西とおる伝」です。そうそうたる前歴を持つAV監督がAVの創世記や逮捕される流れが綴られている作品で、「人生、死んでしまいたいときには下を見ろ!おれがいる」というインパクトのある帯も話題となっていました。

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アメトーク読書芸人2017で紹介された光浦靖子おすすめの本

2012年に初めてアメトークで読書芸人がテーマになった際から出演を続けているのがオアシズの光浦靖子さんです。今回も多くの本を紹介してくれる事になりました。ここからは光浦靖子さんが紹介した本を紹介していきます。

光浦靖子おすすめの本①i

アメトーク読書芸人光浦靖子さんがが直木賞を受賞した「サラバ」ロスの時に読んだ作品として紹介されたのが同じく西加奈子さんが手がける2016年にポプラ社より発売された「i(アイ)」です。アメリカ人の父と日本の母の養子になったシリア人の主人公が「自分だけ幸せでいいのかな?」と自分を追いこんでしまう作品になっています。

光浦靖子おすすめの本②臣女

アメトーク読書芸人光浦靖子さんがおすすめする2冊目の本が2016年に徳間書店から発売した吉村萬壱さんの「臣女(おみおんな)」です。旦那の浮気をきっかけに身体が巨大化してしまう奇病にかかった女性という異様な作品ながら恋愛文学賞を受賞する程の純愛物語として紹介されています。

光浦靖子おすすめの本③星の子

アメトーク読書芸人三浦靖子さんがおすすめする3冊目の本が2017年に朝日新聞出版から発売された星の子です。第39回野間文芸新人賞の受賞作でもあります。同時に芥川賞候補作としてもノミネートされました。中学生林ちひろを主人公に冷静に淡々と家族の内実を語る形で描いた作品であると同時に「成長」をテーマとした物語となっています。

光浦靖子おすすめの本④ピンポン

以外にもアメトーク読書芸人2017で初の海外作となるのが元々は韓国の作家、パク・ミンギュさんが手がけた作品、「ピンポン」です。日本では同じくパク・ミンギュさんの作品を翻訳した経験がある斎藤真理子さんが翻訳を務め、白水社より2017年に発売されました。いじめられっ子2人が卓球をする話、なんですが途中からなぜか人類をかけて宇宙人と戦う事になるという作品です。

光浦靖子おすすめの本⑤東京自叙伝

ノンフィクション作品や一代記なども多く紹介されるアメトーク読書芸人。三浦靖子さんがおすすめの一代記作品として名前を上げたのが2014年に集英社から発売された奥泉光さんの「東京自叙伝」です。史実で起きた大きな事件、出来事に関与したと言われる謎の男を描いた物語になっています。

光浦靖子おすすめの本⑥罪の声

実際に起こり、未解決のままになっている事件「グリコ・森永事件」。その事件をフィクションで推理するという形の作品が2016年に講談社が発売した塩田武士さんの「罪の声」です。こちらもカズレーザーさんも読破済みのようで、元新聞記者である作者について触れ、「ディティールがすごい」とコメントしています。

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アメトーク読書芸人2017で紹介された又吉直樹おすすめの本

ある意味で読書芸人の代名詞と言える存在であるのが自身で執筆した小説で芥川賞を受賞した又吉直樹さんです。最近では作家としての仕事も増えていますが、読書芸人にもしっかり出演しています。ここからは又吉直樹さんが紹介した本を紹介していきます。

又吉直樹おすすめの本①ビニール傘

アメトークのMCである宮迫さんが「薄くて読みやすそう」とコメントしたのが第156回芥川賞候補にも選ばれた2017年に新潮社から発売された社会学者岸政彦さんの「ビニール傘」です。大阪の片隅で暮らす若く貧しい男女を描く物語で、又吉直樹さんは描写のディティールの細かさを力説されていました。

又吉直樹おすすめの本②歩道橋の魔術師

アメトーク読書芸人2冊目の海外発の作品が、台湾出身のエッセイスト呉明益さんが手がけた「歩道橋の魔術師」です。日本では天野健太郎さんの翻訳で白水社より発売しています。アメトーク読書芸人2017の中では珍しく連作短編集となっていて、台北に実在した今はなき「中華商場」を舞台にした人々のささやかなエピソードを紡ぐ作品となっています。

又吉直樹おすすめの本③成功者K

自身も芥川賞作家である又吉直樹さんがおすすめするのが「芥川賞を受賞したK」を主人公にした2017年に河出書房新社より発売された又吉直樹さんと同じく芥川賞作家である羽田圭介さんによる「成功者K」です。作者の羽田圭介さんも芥川賞作家である事もあり、どこまでは羽田さん自身の実話でどこからがフィクションなのか分からなくなる作品として面白い一冊であるとおすすめしていました。

又吉直樹おすすめの本④表参道のセレブ犬とカバーニャ要塞の野良犬

アメトーク読書芸人2017には出演しなかったものの、過去のアメトーク読書芸人には必ず参加していたオードリーの若林正恭さん著書のKADOKAWAから2017年に発売された「表参道のセレブ犬とカバーニャ要塞の野良犬」も又吉直樹さんがおすすめする1冊です。登場人物がチャーミングで、読者も一緒に旅行している気分になれ、キューバに行きたくなると説明していました。

又吉直樹おすすめの本⑤R帝国

東野幸治さんさんも勧めた「R帝国」ですが、又吉直樹さんもおすすめの1冊で紹介しています。元々話題作ではあったR帝国ですがこの2人がおすすめした影響が強いのか、上記のように売上冊数を大きく伸ばす結果となっています。

又吉直樹おすすめの本⑥1990年、何もないと思っていた私にハガキがあった

自伝的なフィクション作品としてアメトーク読書芸人又吉直樹さんに紹介されたのが双葉社から2017年に発売されたせきしろさんの「1990年、何もないと思っていた私にハガキがあった」です。深夜ラジオにハマり、伝説のハガキ職人として知られるまでになったせきしろさん自身の体験を元にした作品で、完全なノンフィクションではないものの、特にラジオが好きな人にはぜひ読んでほしいとする1冊だそうです。

又吉直樹おすすめの本⑦i

三浦靖子さんが紹介した本、「i(アイ)」も又吉直樹さんは紹介したい本の中に加えていました。また又吉直樹さんは「i(アイ)」を紹介するポプラ社の専用ページにもコメントを寄せています。下記が記載されている内容になります。

世界で起きている惨事は過去の話ではないのです。
残酷な現実に対抗する力を、 この優しくて強靭な物語が与えてくれました。

又吉直樹おすすめの本⑧しんせかい

又吉直樹さんは流石に多くの本を紹介しています。8冊目のおすすめとして登場したのが2016年新潮社より発売の山下澄人さんの「しんせかい」です。19歳の主人公が演劇塾に入り稽古に励む2年間を描く作品となっています。

又吉直樹おすすめの本⑨揺らぐ玉の緒

又吉直樹さん曰く「おすすめというより個人的に好き」という作品が2017年に新潮社より発売された古井由吉さんの「揺らぐ玉の緒」です。長くアメトーク読書芸人に出演し、数々の本を読んでいる三浦靖子さんをして「難しい」と言われる作品ながら東野幸治さん曰く「又吉が珍しく説明して興奮している」と言わせる程の短編集となっています。その力説あってかアメトーク読書芸人放送後大きく売上を伸ばした1冊です。

又吉直樹おすすめの本⑩神秘大通り

アメリカ出身の有名な小説家、ジョン・アービングさんが手がける「神秘大通り」も又吉直樹さんはおすすめの1冊として紹介しています。完成まで実に25年の歳月をかけたという本作は、小竹由美子さん翻訳の元、2017年に新潮社より発売しています。

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アメトーク読書芸人2017で紹介されたカズレーザーおすすめの本

2016年放送のアメトーク読書芸人からメンバーに加わり2回目の登場となるのがメイプル超合金のカズレーザーさんです。ここからはカズレーザーが紹介した本を紹介していきます。

カズレーザーおすすめの本①応仁の乱

発売以降40万部を越えるベストセラーを記録している作品としてカズレーザーさんがおすすめしたのが2016年に中央公論新社より発売された呉座勇一さんの「応仁の乱ー戦国時代を生んだ大乱ー」です。戦国時代のきっかけとなる応仁の乱を分かりやすく解説した本であり、カズレーザーさん曰く「あまりに分かりやすい為に応仁の乱がすごく地味だった事が判明した」とコメントする程の本です。

カズレーザーおすすめの本②サピエンス全史

カズレーザーさんが東野幸治さんに勧められて読んだ本として紹介したのがユヴァル・ノア・ハラリさんが手がけて河出書房新社より発売された「サピエンス全史」です。文化人類学の本で、「人類が始まって繁栄するまでのことを分かりやすく紹介している本」として東野幸治さんも揃って2人でおすすめしていました。今回アメトーク読書芸人2017で紹介された本の中で最も売上を伸ばしています。

カズレーザーおすすめの本③妻に捧げた1778話

カズレーザーさんの紹介した本の中で唯一の小説で「15年ぶりに泣いた」と言わせた作品が2004年に新潮社より発売された眉村卓さんの「妻に捧げた1778話」です。余命宣告を受けた妻の為に毎日一篇の話を書き続けるという内容で、ぜひ奥さんが亡くなられた日に書かれた最終回を読んでほしいとカズレーザーさんが熱弁しました。

カズレーザーおすすめの本④ムー公式 実践・超日常英会話

例文がシュールで面白いとしたのが学習研究社から発売された「ムー公式 実践・超日常英会話」です。「紙幣に秘密結社のシンボルが描かれている」「ベルギーにUFOが大量に飛来した」など到底日常的には使えないような例文にも関わらず単語だけを見ると確かに日常的に使える単語が多いとして「勉強になるいい単語をちゃんと選んでいるのが腹立つ」と言われていました。

カズレーザーおすすめの本⑤スティーブ・ジョブズ

Appleの創始者として知られるスティーブ・ジョブズさんの事を紹介する学習漫画として発売されているのが2013年発売の「スティーブ・ジョブズ学習まんが人物館」です。こちらも非常に分かりやすい本としておすすめしていました。

アメトーク読書芸人2017で紹介された東野幸治へのおすすめ本

アメトーク読書芸人それぞれのおすすめの本の紹介の後には東野幸治さんの「厚くなく、ファンタジーじゃない」というリクエストの元、残りの3人の読書芸人がプレゼンする事になります。ここからはそれぞれが東野幸治さんにおすすめとプレゼンした本を紹介します。

東野幸治へのおすすめ本①ゴランノスポン

新しくアメトーク読書芸人になった東野幸治さんのオーダーに対し又吉直樹さんがおすすめしたのが2013年に新潮社から発売された町田康さんの「ゴランノスポン」です。7つの作品が収められた短編集で、又吉直樹さん曰く「独特の文体ながら、それに慣れるとすごく気持ちいい」作品だそうです。試しに読んでみる事がしやすいハードルの低い本だからなのか大きく売上を伸ばした作品の1つになっています。

東野幸治へのおすすめ本②夜の谷を行く

アメトーク読書芸人三浦靖子さんが東野幸治さんににおすすめしたのが2017年に文藝春秋より発売した桐野夏生さんの「夜の谷を行く」です。三浦靖子さんはファンタジーじゃないという部分に着目し、作者桐野さんの描く犯罪小説の天才的な部分をおすすめしていました。

東野幸治へのおすすめ本③岳飛伝

アメトーク読書芸人カズレーザーさんが東野幸治さんにおすすめしたのが2007年に講談社から発売された田中芳樹さんの「岳飛伝」です。カズレーザーさんもファンタジーじゃないという部分に着目し、歴史的な本をおすすめしています。中国の英雄である「岳飛」について読みやすく書いている本です。

アメトーク読書芸人2017の読書プレゼン大会

さらにここからは乃木坂46の高山一実さんも加わりそれぞれのテーマで本をおすすめする本を紹介する事になります。ここからはアメトーク読書芸人最後のプレゼン大会で紹介された本を紹介していきます。

四月になれば彼女は

アメトーク読書芸人2017にゲストとして加わった高山一実さんがプレゼンした本が2016年に文藝春秋より発売された川村元気さんの「四月になれば彼女は」です。カズレーザーさんも読破済みで「後半にイケメンのバイセクシャルな先輩が登場する」とコメントしていました。

残像に口紅を

アメトーク読書芸人カズレーザーさんのプレゼンで紹介された「変わったギミックの本」として紹介されたのが今回アメトーク読書芸人で紹介された中でもダントツでかなり古い本である1995年に中央公論社が発売した筒井康隆さんの「残像の口紅」です。マンガ「幽遊白書」に出てくる「1文字ずつ言葉が消えていくゲーム」を元ネタにした実験的小説でそのテーマとなっています。

また後半が袋とじになっているというギミックを持った本になっています。そのギミック、そして文字を扱う小説で使える文字を減らしていくという不思議な世界観、そしてカズレーザーさんの「後半は言葉がなくなっているからとんでもないドライブ感」というコメントを受けてか、アメトーク読書芸人2017で紹介した本の中で一番売上を伸ばし、緊急重版がかかる程に売上を伸ばしました。

生者と死者

同じく袋とじギミックを持つ本としてアメトーク読書芸人カズレーザーさんが紹介されたのが同じく圧倒的に古い1994年に新潮社から発売された泡坂妻夫さんの「生者と死者」です。袋とじを開けない時点ではただの短編集であるにも関わらず袋とじを開くと長編ミステリーに変わるというギミックを持った本になっています。

八日目の蝉

アメトーク読書芸人三浦靖子さんが「私が必ず泣ける本」としてアメトーク読書芸人アメトーク読書芸人2017でプレゼンしたのが2011年に中央公論新社から発売された角田光代さんの「八日目の蝉」です。愛人が正妻の子を誘拐し育てるという赤ちゃん泥棒の話になっています。

ねこのおうち

同じくアメトーク読書芸人三浦靖子さんが「私が必ず泣ける本」というテーマでアメトーク読書芸人2017でプレゼンしたのが2016年に河出書房新社より発売された柳美里さんの「ねこのおうち」です。公園で生まれた6匹の猫とその家族が奏でる命の物語です。

アメトーク読書芸人2017を観た感想や評価は?

アメトーク読書芸人でそれぞれの読書芸人4人が紹介した本、プレゼンした本を紹介した所で、ここからは放送を見た人の感想や反応などを紹介していきます。アメトーク読書芸人に関して総じて言えるのは否定的な意見がなくおすすめしている本も間違いなく読んでいる、はずれがないと言われる事になっています。

Twitterの感想で最も多いのがアメトーク読書芸人が買う本の参考になるという感想です。特に下記のツイートのように最近は本屋に出向かなくてもネットで本が買えて読めてしまうが故に自身で興味を惹かれないと気付けない事が多く、最終的に買う媒体は別にしてメモを片手に見るという人や、実際にアメトーク読書芸人を参考に本を買ったという感想を投稿している人が非常に多いです。

もちろん購入した本はそれぞれが興味を惹かれた物なので幅広く別れていますがそれぞれのプレゼン力の差もあるのは感想では比較的カズレーザーがおすすめした本を購入したという人が多くなっています。もちろん逸れ他の3人の読書芸人のおすすめ本の感想がないわけではないですが、名前の登場率だけで言えばそこには大きく差があると言えます。

またやはりアメトーク読書芸人のような本に絡んだテレビの放送があると反応するのが各本屋さんです。ちょうどアメトーク読書芸人で紹介された帯もあるので発売から何年も経過している本であっても平積みした様子を撮影して取り揃えている事をアピールする本屋さんの様子も多く投稿されています。

またこれはアメトーク読書芸人放送直後ではなく、2018年12月現在に多い感想ですが、読書芸人が2018年には放送されなかった事、そしてその事に対してアメトーク番組スタッフが「他の企画があって放送できなかった」とコメントを出した事で「期待して待ってたのに」という声が非常に多くなっています。アメトーク読書芸人2017の直接の感想ではありませんが、それだけ期待している人が多い企画だと言う事ではないでしょうか。

理由に関しては上記のようにアメトーク番組スタッフがコメントを出していますが、このアメトーク番組スタッフのコメントが出る前には上記のようにそれぞれに人気を集め多忙になっているアメトーク読書芸人の出演キャストの都合であったり、何か問題が起こった事を疑うなど、多くの心配する声が投稿されています。

アメトーク読書芸人2017で紹介された本まとめ!

アメトーク読書芸人2017は読書の秋に近いタイミングで何度か放送されているアメトークの人気企画の1つです。忙しい中、なかなか自分の読みたい本を探すのが大変な中、このアメトーク読書芸人を参考に読む本を決めている人もたくさん見られる程で、事実放送後には発売されてから比較的新しい本も古い本も等しく売上を伸ばしています。

アメトークはトークが基本なのでそれぞれの本のプレゼン時間もしっかりと取られ読む本を決める際の参考になるという人も多いです。何より、本は不変なので、放送から時間が経った今からでもチェックする価値が十分にあります。それぞれの感想も多くなっているので放送をチェックしつつ、読みたい本を探してみてはいかがでしょうか?

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