レディ・プレイヤーワンの評価をネタバレまとめ！スピルバーグ監督作品の感想は？

レディプレイヤーワンという映画をご存知でしょうか。全世界で公開され、日本では2018年の4月に公開された映画です。監督はあのスティーブン・スピルバーグ。スピルバーグが手掛ける作品ということで公開前からかなり期待されていた映画です。

レディプレイヤーワンは上映時間140分を誇る長編映画です。事前になにも知らなくても楽しめることは確かですが、あらかじめあらすじなどのネタバレを知っておくとより映画の内容に没入できるのではないでしょうか。

この記事ではレディプレイヤーワンのあらすじのネタバレや評価のネタバレ、また日本のポップカルチャーやサブカルチャー作品好きが思わずにやりとするネタのネタバレなどなどをしていきます。さらにレディプレイヤーワンを実際に見た人の感想もまとめ紹介していきます。

レディプレイヤーワンはアメリカで製作され、2018年3月29日に公開された映画です。日本ではひと月ほど遅れて2018年4月20日に公開されました。監督はスティーブン・スピルバーグ、原作は「ゲームウォーズ」というアーネスト・クラインの小説です。興行収入は日本では25億円、全世界総計で約657億3000万円を記録した大ヒット映画です。

アメリカで公開された州の興行収入ランキングでは4176万ドル（約47億円）を記録し、『インディージョーンズ/クリスタルスカルの王国』の記録を抜かし、スピルバーグ監督の作品の中では1位を記録しました。その後、日本を含めた世界62か国で公開されいずれの国でも大ヒットといえる記録を残しました。映画評論家たちの評価も良く、アメリカの有名映画評価サイトでは312件のレビューが寄せられその支持率は74％です。

• あらすじ

オアシスでは創始者が亡くなった後、その遺言によって「オアシスの所有権」と創始者の遺産である5000億ドルの賞金を懸けたゲームが開催されていました。オアシス内のどこかにあるイースターエッグを探しだすのに必要な鍵を見つけるため、ガンターと呼ばれるプレイヤーたちは日々奮闘していました。しかし開催から5年たっても鍵に到達できるものすら現れていません。

オアシスで出会った仲間たちとともにウェイドはオアシスを攻略していきます。しかし、一方世界第二位の大企業lol社もオアシスの権利と莫大な遺産を狙い、「シクサーズ」というチームを作りゲームに参戦していました。第一の試練をくぐり抜けて一つ目の鍵を手にするウェイドですが、VRを抜けた現実世界で彼に危険が迫ります。

襲い来る刺客、交錯していく虚構と現実、オアシス内に現れる謎の美女アルテミス、イースターエッグを手に入れるために用意された「3つの鍵」に隠されたメッセージ、ウェイドは仲間とともにオアシスと荒廃した現実を駆け抜けその先にある真実と対面することになります。

スティーブン・スピルバーグは1946年アメリカ生まれの映画監督です。アカデミー賞やカンヌ国際映画賞、ヴィネツィア国際映画祭、東京国際映画祭など名だたる有名な賞に何度もノミネートされています。キングオブハリウッドと称されるスピルバーグ監督作品は、誰もが一度は名前を聞いたことがある様な映画ばかりです。

21歳にしてユニバーサルスタジオと契約を結び「激突！」と題された映画を製作し、その後もヒットを飛ばし続けるスピルバーグ。その異様な経歴にスピルバーグを知らない人は親の七光りを疑うかもしれません。しかし彼の幼少期は円満とも順風満帆とも呼び難いものでした。

電気技師の父とコンサートピアニストの母のもとに生ましたが、生まれつき失読症（難読症）と呼ばれる学習障害を持っており読み書きが他よりかなり苦手な子供でした。そのためいじめを受けたこともあり、さらに両親は離婚してしまうなど辛い幼少期を送ります。そんなスピルバーグ少年を支えたのが映画でした。特にディズニー映画は彼に大きな影響を与え、後に「ウォルト・ディズニーこそ僕の生みの親だ」と語っています。

17歳の時スピルバーグはユニバーサル・スタジオの見学ツアーに参加しました。自由に見て回りたかったスピルバーグはスタジオの中のトイレに隠れました。そしてツアーバスが去るのを待ち、一人で自由にスタジオ内を見学しはじめます。当然スタジオ関係者に見つかり、追い出されるかと思いきやその大胆な行動が評価されスタジオ内の通行証を発行してもらえました。17歳にして世界的映画会社のフリーパスを手に入れてしまったのです。

突飛な行動とそれを支える好奇心、そのエネルギッシュさでスピルバーグは若くして数々の映画を作りことごとくヒットさせていきます。SFからアクション、戦争問題に切り込んだ作品や人の内面を残酷に見えるほど刻銘に描いた作品などその手腕は活躍するジャンルを選びません。

スピルバーグ監督作品として高い評価を集めている映画はたくさんあります。

• ジョーズ（1975年）

• ET（1982）

• プライベート・ライアン（1998年）

そのほかにも「インディージョーンズシリーズ」や「バックトゥザフューチャー」「シンドラーのリスト」等映画界に名を遺し、高い評価を得る作品をたくさん製作しています。スピルバーグの作品はそのネームバリューから公開前からヒットが約束されていると評価されているほどです。

スピルバーグ監督作品の特徴的な部分は映画をただの娯楽としてだけでなく、そのストーリーのなかに深いメッセージセイヲ含んでいるところも特徴です。もちろんレディプレイヤーワンにもメッセージが込められています。目前まで来ているVR世界に対し、その世界にのめりこんでいく人たちに対する警告と現実世界に対する希望がレディプレイヤーワンに込められたメッセージであると言われています。

レディプレイヤーワンは国内外問わず映画サイトで高い評価を得ています。日本の映画感想サイトでも軒なみ8割の人が高い評価をしており、海外の感想サイトでも同じように7～8割が好意的な感想を投稿しています。国境を超えて愛される映画「レディプレイヤーワン」となったのです。

レディプレイヤーワンの注目すべきポイントは、さまざまなアニメや映画作品のキャラクターたちが登場する、いわゆるクロスオーバーを行っているところです。その中には日本のキャラクターも多く出演し、公開当初はファンを湧かせました。この項ではレディプレイヤーワンに出てくるキャラクターのネタバレや出演した日本人俳優について書いていきます。

レディプレイヤーワンに出演した日本人キャストは森崎ウィンさん。森崎さんは1990年8月20日生まれで2018年現在28歳、歌手としても活躍している俳優です。ミャンマー出身でミャンマー語、日本語、英語を話すトリリンガル!特に英語はネイティブレベルの実力を持っています。2016年にレディプレイヤーワンのオーディションを受け、スピルバーグ監督から直接、主人公の友人であるダイトウ役に抜擢されました。

ダイトウは常にお辞儀を欠かさない礼儀正しい日本人ガンターで、主人公の友人というキャラクターです。主人公や仲間たちと協力してオアシスを攻略していくという役どころということで、日本語はもちろん英語も流暢に話せる森崎さんはダイトウにぴったりのキャストでした。森崎さんはスピルバーグ監督から使命を受けたことに驚きつつ、ダイトウを演じることに気合を見せていました。

レディプレイヤーワンが話題になった理由の一つが数々の作品とのクロスオーバーです。スピルバーグ監督自身の作品「バックトゥザフューチャー」からは主人公たちが乗ったタイムマシン「デロリアン」、「マッドマックス」からはマックスの愛車「V8センター」が作品に出てきています。その他にも「バットマン」や「ジュラシックパーク」など名だたる映画のオマージュが満載です。

レディプレイヤーワンに登場した作品の中には、日本の物ももちろんあります。その活躍や描写力は日本の原作ファンも圧倒されました。この項ではレディプレイヤーワンに登場した日本の作品についてネタバレしていきます。

• 「AKIRA」のバイク

しかもアルテミスが乗りこなすこの金田のバイクには、よくみるとキティちゃんのシールが貼ってあるなど小ネタも詰まっていてスピルバーグの細やかな遊び心が感じられます。

• 「ガンダム」

レディプレイヤーワンのガンダムはなんとメカゴジラと熱戦を繰り広げます。この大ボリュームの激突戦をまとめ上げ、書き上げる力もスピルバーグ監督ならではの手腕だという感想も上がっています。

全世界で高評価を受けているレディプレイヤーワンですが、実際に見たひとは度のよな感想を抱いているのでしょうか。この項ではレディプレイヤーワンを実際に見た人の感想をネタバレしていきます。

レディプレイヤーワンの魅力の一つは圧巻のアクションにあります。映画館でみた迫力は相当のものでしょう。この映画のスピード感はテレビ画面には収まり切らないのかもしれません。

レディプレイヤーワンのテーマの一つとして描かれているのが、現実と混ざっていくVR世界です。アクションやクロスオーバーされて出てくるキャラクターたちを魅せつつ、VRの是非についても自然に視聴者にといかける作品になっています。

レディプレイヤーワンは1度みた後でも、クロスオーバーされて出てきた作品の元ネタに気づいたりできる1度で2度おいしい映画です。1度見た後でも2回目にみると新しい発見があるかもしれません。

レディプレイヤーワンはスピルバーグ監督によって描かれた近未来SF作品です。全世界でも高評価をはくしており、日本でも絶賛されています。「ジョーズ」や「インディージョーンズ」「ET」などを手がけた名監督が製作した作品ということを除いても十分面白い作品です。映画の見どころは圧巻のアクションはもちろんのこと、「バックトゥザフューチャー」や「バットマン」などの作品とのクロスオーバーにも注目です。

日本の作品からは「AKIRA」や「ガンダム」が登場しており、日本限定で公開された予告編ではその大活躍っぷりがあらわになり公開前からファンの注目を集めていました。

スピルバーグ監督はこの映画を通して、もう近くまで来ているVR世界に警鐘を鳴らし現実世界に対する希望をこの映画に託していると言われています。「もしもVR世界が現実と遜色なくなったとき、レディプレイヤーワンのような世界になってしまうかもしれない」SFであるのにその妙なリアル感がこの映画の魅力をより高めているのかもしれません。