2018年12月11日公開
2018年12月11日更新
レディ・プレイヤーワンの原作と映画の違いは?あらすじやキャラクターを解説
『レディプレイヤーワン』とは、昨年62の国と地域で同時に公開されわずか4日間で興行収入200億円を超える大ヒットを記録したSF映画です。ガンダムやキングコングなど有名なキャラクターが数多く登場する内容が話題を呼びました。そんな大ヒット映画『レディプレイヤーワン』は映画オリジナルの作品ではなく、実は『ゲームウォーズ』という小説を原作とした作品です。果たして映画版と原作小説に違いはあるのでしょうか?両者を比較しながらあらすじとともに解説を行っていきます。
目次
レディプレイヤーワンの原作と映画の違いを調査!
原作の存在する映画作品は、映画化していくうえで原作の要素を一部改変することが多いです。『レディプレイヤーワン』も例に漏れず、原作小説から改変された要素が多数存在します。この記事ではそんな映画『レディプレイヤーワン』と原作のあらすじや様々な違いを紹介していきます。
原作を読んだ方は映画を見た際、「あのキャラクターがでていない!」「この展開は知らない!」といった様々な違いに驚かされたのではないでしょうか。この記事を読めば原作を知らない方も映画と原作の違いやあらすじを知ることができ、『レディプレイヤーワン』の世界をより深く楽しめます。詳しく知りたい方はぜひご確認ください。
レディプレイヤーワンとは?
はじめに『レディプレイヤーワン』とはどのような映画なのか、作品情報や主要キャストを中心に紹介していきます。監督をはじめとした豪華製作陣や、個性豊かな5人の主要キャストに注目です。また、一部あらすじとストーリーのネタバレが存在するため、映画の内容を知りたくない方はご注意ください。
映画『レディプレイヤーワン』は2018年3月に全米公開され、日本では4月に公開されたSF映画です。漫画『AKIRA』に登場するバイクやガンダムなど日本が生み出したキャラクターが多く登場する世界観が注目を浴び、日本でも大きな話題を呼びました。
監督は巨匠スティーブン・スピルバーグ
監督を務めたのは『ジュラシックパーク』や『ジョーズ』など誰もが知る名作映画を手掛けたスティーブン・スピルバーグ監督です。そのアイディアの豊富さは健在で、原作小説の世界観を映像として見事に実現させました。監督曰く、本作にはネット社会への警鐘、1980年代の魅力など様々なメッセージ性が存在するそうです。物語を楽しむだけでなく、作品に秘められたメッセージを探してみることもおすすめします。
ちなみに『レディプレイヤーワン』と同時期に公開された『ペンタゴン・ペーパーズ 最高機密文書』もなんとスティーブン・スピルバーグが監督を務めた映画です。スピルバーグ監督は過去にも『ジュラシックパーク』と『シンドラーのリスト』、『宇宙戦争』と『ミュンヘン』など同時期にヒット作を生み出しています。映画製作という多忙なスケジュールの中、2作同時に傑作を生み出すスピルバーグ監督、恐るべしです。
ウェイド・オーウェン・ワッツ(パーシヴァル) /タイ・シェリダン
主人公「パーシヴァル」こと「ウェイド・オーウェン・ワッツ」はタイ・シェリダンが演じました。タイ・シェリダンは2001年に『ツリー・オブ・ライフ』で子役としてデビューし、2013年の『グランド・ジョー』では第70回ベネチア国際映画祭で新人賞を受賞した経歴があります。主役デビューを果たした今作では仮想現実世界で活躍する天才ゲーマーを熱演します。
サマンサ・イヴリン・クック(アルテミス) / オリビア・クック
『アルテミス』という名前で行動するサマンサ・イヴリン・クックはオリビア・クックが演じました。イギリスのテレビドラマを中心に活躍し、2015年の「ぼくとアールと彼女のさよなら」に出演した際はサンダンス映画祭では審査員賞と観客賞を獲得した経歴があります。今作ではパーシヴァル達とともに行動するヒロインとして出演します。パーシヴァルとの恋愛模様にも注目です。
ヘレン・ハリス(エイチ) / リナ・ウェイス
出典: https://eiga.com
いかつく頼れるパーシヴァルの相棒「エイチ」。そのアバターの持ち主である女性ヘレン・ハリスを演じるのはリナ・ウェイスです。筋骨隆々な見た目のアバターを操作していたのが彼女だったことに驚いた人も多いのではないでしょうか。
リナ・ウェイスは脚本家としても活躍し、ドラマ「マスターオブゼロ」の一編「サンクスギビング」では自分がレズビアンであることを告白する場面の脚本を、自らの経験をもとに製作した経験があるそうです。リナの演じる、性別にとらわれないヘレンというキャラクターのパワフルな活躍は必見です。
ゾウ(ショウ) / フィリップ・チャオ
名ゲームプレイヤー「ショウ」のアバターを扱うのはなんと子供!中国の少年ゾウを映画初出演のフィリップ・チャオが演じます。フィリップ・チャオはアメリカ出身の中国系アメリカ人です。彼は一般公募オーディションでゾウ役を勝ち取りました。「ショウ」は原作では日本人が動かすキャラクターですが、監督は国際性の広さを出すために中国出身のキャラクターとしたそうです。
フィリップ・チャオは撮影当時12歳でしたが、映画の中でのゾウとしては他のメンバーに負けず劣らずの勝気を見せています。子供ながら仮想現実で大人と渡り合う彼の活躍にぜひご注目ください。
トシロウ(ダイトウ) / 森崎ウィン
「ショウ」とともにゲームの世界で戦い続ける三船敏郎そっくりなアバター「ダイトウ」の持ち主、「トシロウ」を森崎ウィンが演じました。森崎ウィンは出身地がミャンマーで、小学生の頃から日本で暮らすようになったという経歴があります。ミャンマーでは祖母が英語教師をしていたこともあってか、英会話を非常に堪能に行えるようになったそうです。「レディプレイヤーワン」でも違和感は感じさせられません。
トシロウといえば話題になったのが「俺はガンダムで行く!」という日本語のセリフです。ここぞという場面で発せられた日本語のセリフは多くのガンダムファンを熱狂させました。このセリフはスピルバーグ監督に一任された森崎ウィン自身が考えだしたものです。シンプルながらトシロウの決意とガンダムへの熱いこだわりを感じる名セリフとされ、「俺は○○でいく!」というフレーズがツイッターなどで人気を博しました。
「レディプレイヤーワン」の作品情報については以上となります。次はいよいよ映画や原作のあらすじについて紹介を行っていきます。
レディプレイヤーワンの映画や原作のあらすじを紹介!
映画「レディプレイヤーワン」と原作小説「ゲームウォーズ」のあらすじを紹介していきます。「レディプレイヤーワン」と「ゲームウォーズ」の物語はところどころ異なる点がありますが、世界観とあらすじは共通しているため、あらすじの共通する部分について解説していきます。
全世界の人に遊ばれる仮想現実ゲーム「オアシス」
時は2040年代、人口過密と環境の汚染によって社会はほとんど荒廃してしまいました。そんな不安な情勢の中、プログラマーのジェームズ・ハリデーはVRを用いたオンラインゲーム「オアシス」を開発し全世界で大ヒットを起こしました。数年後、「オアシス」は数十億のプレイヤーが娯楽や買い物を楽しむ新たな社会として存在するようになりました。
「イースターエッグ」をさがせ!
ある日、すでに亡くなっている「オアシス」の開発者ジェームズ・ハリデーから「オアシス」のアバター全員へ向けてメッセージが送られました。その内容は、「オアシス」のどこかに隠したイースターエッグを見つけた者にジェームズ・ハリデーの遺産をすべて譲る、という衝撃的なものでした。
「イースターエッグ」を見つけるには3つのゲームをクリアする必要があります。3つの試練はどれも一筋縄ではいかないもので、数年たっても攻略した者が現れないほどです。ゲームをクリアするヒントがないか、主人公のウェイドは仲間とともにジェームズ・ハリデーの過去を調べながら試練を攻略していきます。
ちなみに「イースターエッグ」とはゲーム用語の一つです。ある操作をするとゲーム製作者が遊び心で入れた秘密のメッセージが出てくる、などの隠し要素のことを意味します。由来は春の復活祭(イースター)で隠される「イースターエッグ」からきています。もっとも有名なのは「上上下下左右左右BA」の「コナミコマンド」ではないでしょうか。
立ちはだかる組織
しかし試練を攻略していくウェイドたちの前に謎の組織が立ちはだかります。ゲーム世界と現実世界の双方から妨害を行う彼らの魔の手から逃れ、ウェイドたちはイースターエッグを見つけることができるのでしょうか。ここまでが「レディプレイヤーワン」と「ゲームウォーズ」のあらすじです。次の項目では「レディプレイヤーワン」とその原作の魅力について解説していきます。
レディプレイヤーワンの映画や原作の魅力は?
出典: https://wired.jp
映画「レディプレイヤーワン」は公開前からSNSやテレビ番組で度々話題に上がることが多くありました。「レディプレイヤーワン」とその原作「ゲームウォーズ」はなぜ人気を得たのでしょうか?その理由がわかる作品の魅力について解説を行っていきます。
様々なゲストキャラクターが登場する
「レディプレイヤーワン」や「ゲームウォーズ」には、なんとガンダムや映画「チャイルドプレイ」のチャッキーなど、アニメや映画の様々なキャラクターが登場します。それも数が尋常ではなく、一瞬しか映らないキャラクターや一般的にあまり知られていないキャラクターが画面いっぱいに登場するのです。おそらく一度鑑賞しただけではすべてのキャラクターを見つけることはできないと思われます。
なぜこれほど多くのキャラクターが登場するのでしょうか?実はこれらのキャラクターはすべて「オアシス」のプレイヤーのアバターとしての姿です。プレイヤーは自分の好きなキャラクターを自身のアバターにしているために数多くのキャラクターが登場しているのです。エンディングの膨大なコピーライトの量は必見です。
また、アバターだけでなくゲーム内で使用するアイテムも過去の様々な作品に登場するものです。例えば「レディプレイヤーワン」のレースの場面では漫画「AKIRA」に登場するバイクや、映画「バックトゥザフューチャー」に登場するデロリアンなど様々な乗り物が登場します。
このように様々な作品のキャラクターが登場することが「レディプレイヤーワン」並びに原作小説「ゲームウォーズ」の魅力の一つです。特に1980年台の作品が好きな人にはたまらない作品であると言えるでしょう。
魅力的に描かれるVR世界
「レディプレイヤーワン」の大きな特徴はVR世界を舞台にしていることです。先ほども述べた通り、作品内での現実世界は人口過密と環境の悪化により、とても娯楽を楽しめるような世界ではありません。しかしVRゴーグルと、その場にとどまりながら歩行が行えるルームランナーのような装置があれば無限に広がるVR世界「オアシス」を楽しむことができます。
「オアシス」には、無重力空間のダンス場、ショッピングエリア、広大な街並みなど非現実ならではの魅力的な世界が広がっています。このVR世界をとにかく「この世界で暮らしてみたい」と思わずにはいられないほど楽しそうに描かれているのです。マニア心をくすぐるキャラクターだけでなく、映像化された「理想の世界」の一つの形を楽しめるのも本作の魅力の一つです。
日本人必見!メカVSメカ!
「レディプレイヤーワン」は映画と原作のどちらも海外で製作されたものであるにも関わらず、日本で生まれたキャラクターが多く出演することが登場するという見どころがあります。その一部を紹介しましょう。なお、ストーリーのネタバレがあるため、ネタバレを避けたい方はこの項目を飛ばしてお読みください。
映画「レディプレイヤーワン」のクライマックスでは非常に大勢のアバターが登場し、大バトルを繰り広げます。そこで特に目を引くのがダイトウのバトルシーンです。敵勢力のボス、ノーラン・ソレントは追い詰められた際にアバターを変更、なんとあの「メカゴジラ」に変身します。ゴジラではなくメカゴジラです。その巨体と全身兵器により、ウェイド側の勢力は一気に逆転されてしまいます。
ピンチの中、味方の一人「ダイトウ」ことトシロウはなんと、それまでの三船敏郎の姿からあの「ガンダム」の姿へと変貌を遂げるのです。メカゴジラvsガンダムという日本が産んだ巨大メカ同士のバトルは「映画秘宝」やテレビなどで話題に挙げられるほど注目されました。ちなみにこの場面は公開当時、日本でのみネット上で公開されました。
このように「レディプレイヤーワン」には日本で生まれたキャラクターや、関連するアイテムが多数登場するという見どころがあります。この他にも様々なところで日本産のキャラクターが登場するため、「海外のキャラクターはまったくわからない」という方でも楽しめることと思われます。ここまで作品の魅力を紹介しました。それでは次に映画「レディプレイヤーワン」と原作との違いを紹介していきます。
レディプレイヤーワンの原作と映画の違いを紹介!
先ほども述べましたが映画「レディプレイヤーワン」は、2011年に発売されたアーネスト・クラインによる小説「ゲームウォ-ズ」(原題「Ready player one」)を原作とした作品です。この原作小説と映画「レディプレイヤーワン」には描写が異なる点が多数存在します。小説を映像化するにあたってどのような違いが生まれたのでしょうか?ここでは原作と映画の違いについて解説していきます。
イースターエッグ探しの手順が異なる
「開発者ハリデーの残した遺産を手に入れるため、ゲーム内に隠されたイースターエッグを見つける」という物語の大筋は映画と原作で共通しています。しかしそのイースターエッグを手に入れるための試練の内容がそれぞれで異なっているのです。
映画では「レースをクリアする」、「映画の世界で、ある女性をダンスに誘う」、「1980年にリリースされたゲーム『アドベンチャー』で特定の行動を行う」という3つの試練をクリアする必要がありました。しかし原作小説では「3つの鍵」と「3つの門」で行う計6つの試練があります。内容も「ゲームの世界観が再現された世界でゲームをクリアする」、「伝説のギターを祭壇に戻す」という映画とは異なる試練となっています。
「ムービーシンク」の有無
また原作にのみ「ムービーシンク」というゲームが存在します。映画の世界に入り、あるワンシーンの台詞や動きをすべて再現する、というゲームです。「レディプレイヤーワン」にも映画の世界に入るゲームが存在しますが、シーンを再現するのではなく映画の世界の中で与えられた条件を達成する、という異なるゲームとなっています。
キャラクターが違う
作品内の人物が用いるアバターが一部違いがあります。「レディプレイヤーワン」では巨大ロボットの「アイアンジャイアント」が活躍する場面がありますが、原作では「ウルトラマン」が同じ役割を担っていました。公開当時、ウルトラマンは海外との権利問題で裁判を行っていたため映画に出せなかったといわれています。
非常に細かい点ですが「レディプレイヤーワン」に登場するメカゴジラは原作と姿が異なります。原作では「ゴジラ×メカゴジラ」に登場した「機龍」と呼ばれるメカゴジラが登場しますが、映画では「ゴジラvsメカゴジラ」のポスターに描かれたメカゴジラに酷似した姿で登場します。物語が変わるほどの変化ではありませんが、こうした細かい変化を見つけるのも楽しみ方の一つかもしれません。
レディプレイヤーワンの原作と映画で評価が分かれた?その理由とは?
ここまで原作と映画の様々な違いを紹介していきましたが、こうした改変要素には賛否の声が上がるものです。「レディプレイヤーワン」も例にもれず、賛否両論様々な意見が生まれました。なぜ意見が分かれているのか、その理由を解説していきます。
原作の要素を削りすぎた?
批判意見の一つに「原作のストーリーを短縮させすぎた」というものがあります。先述したように「レディプレイヤーワン」には原作では6つの試練があったところを3つの試練に減らし、内容も変更させたという改変要素があります。作中でも特に面白い展開なのでそこが映像化されないことに歯がゆい思いをする方も多いと思われます。
しかし続編の予定が存在しない以上、小説のすべての要素を映画に詰め込むことはできないことも考えられます。また、原作通りの試練をそのまま再現すると、ゲームや映画に詳しくない客層がついていけなくなる可能性が高いという意見もあります。このように内容の短縮に対して原作ファンから賛否両論様々な意見が出ているのです。
メッセージ性が原作と真逆?
出典: https://wired.jp
作品にはメッセージ性がつきものです。しかし「レディプレイヤーワン」は原作の持つメッセージ性を否定してしまっているのではないか、という意見も出ています。この点についてネタバレを極力行わずに解説していきます。
「レディプレイヤーワン」では映画のラストで「ゲームの世界もいいけどこれからは現実世界に目を向けよう」といった内容の決意をウェイドたちが持つようになります。しかしこの描写は原作の持つ「未来の社会の一つの理想形」といったポジティブな解釈を否定しているのではないか、という批判を生んでいるのです。
現実に目を向けて人生を歩む、という結論は原作ファンから反感を得ているようです。このように様々な意見の出る「レディプレイヤーワン」ですが、具体的にはどのような意見がでているのでしょうか。次の項目ではSNSに挙げられた感想や評価を紹介していきます。
レディプレイヤーワンの原作と映画の感想や評価は?
「レディプレイヤーワン」の原作と映画の感想を紹介していきます。VR世界を題材にしたSF作品は、現代においてどのような評価を受けるのでしょうか?ネタバレの感想は載せないため、まだ観てない方も安心してお読みください。
ゲームウォーズ(原題 REDY PLAYER ONE)アーネスト クライン著、読了。原作は更に血中オタク濃度高し、これを米国人が書いたというのが凄い。#レオパルドン #ゲームウォーズ #レディプレイヤーワン #ベーターカプセル #俺はガンダムで行く
— juntaro (@juntaro_0723) May 5, 2018
原作は「レディプレイヤーワン」と比べ、よりマニア向けの内容になっているようです。ハッシュタグからすでにコアな雰囲気が漂っています。著者アーネスト・クラインの知識の豊富さに驚くばかりです。
『レディプレイヤーワン』を見たぞ 「あれ?なんか私、体調悪いのかな?」ってくらい、興味が沸かなかった! 面白いとかつまらないとかでなく、私はオタクの夢大集合にまったく興味がなかったらしい
— かめいた (@ka_ma_ta) April 21, 2018
ゲームや映画などのポップカルチャーが魅力の本作ですが、そういったコンテンツに興味がない人にとっては退屈に感じる、という感想もあります。非常にとがった個性を持つ映画であるだけに万人受けする映画ではなく、その個性に面白みを感じない人もいるということがわかります。
#レディプレイヤーワン 冒頭のワンシチュエーションで世界全体の落ちぶれ具合とオアシスの普及度と主人公が「冴えないオタクで、でも若くてアクティブで、近所の人の目から見ても好印象」というのを見せる映画的巧さはちゃんと評価したい。小ネタ並べただけの映像じゃないんだよ。
— 葛西伸哉 (@kasai_sinya) May 1, 2018
「レディプレイヤーワン」は多数のキャラクターが出演するという見どころが注目されがちですが、ただそれだけの映画ではない、という評価がされています。世界設定や心の機微をさりげない描写で理解させる映像表現は、スピルバーグ監督の表現方法の巧みさを感じさせます。
レディプレイヤーワンの原作と映画の違いやあらすじまとめ
最後に「レディプレイヤーワン」と原作小説の違いやあらすじをまとめます。これまで紹介した情報を整理していきましょう。
「レディプレイヤーワン」と原作に共通するあらすじを3つにまとめます。
- 近未来の世界では「オアシス」という仮想現実空間が主な社会になっている。
- イースターエッグを見つけた者に創設者ジェームズ・ハリデーの遺産が引き継がれる。
- 主人公ウェイドはイースターエッグを見つけるために仲間と協力しながら奮闘する。
共通のあらすじの次は、映画と原作で異なる描写をまとめます。
- イースターエッグを見つけるための試練が異なる。
- 「ムービーシンク」の試練が存在しない。
- 登場するキャラクターが一部異なる。
レディプレイヤーワンの映画と原作のあらすじと違いをまとめました。まだ映画も原作も知らない方は原作と映画のどちらから見ても楽しめるので、この記事を読んで興味を持てたほうから「オアシス」の世界を体験してみてください。きっと極上の体験が待っています。