わたしを離さないでは実話?クローン人間は実在する?【カズオ・イシグロ原作】

わたしを離さないでとは2016年の1月から放送されたテレビドラマで原作は英国のベストセラー作家カズオ・イシグロが手掛けた作品となっています。原作ではイギリスを舞台としていましたが日本でのドラマはイギリスから日本に舞台を代え翻案されています。臓器提供者として作られたクローンという使命を背負った子供たちの人生を描いた作品となっており、実話ではないかという疑問が浮上しています。本記事ではそんなわたしを離さないでが実話でクローンが実在するのかを物語のあらすじなどを交えご紹介します。

わたしを離さないでは実話?クローン人間は実在する?【カズオ・イシグロ原作】のイメージ

目次

  1. わたしを離さないでは実話なのか?原作も気になる!
  2. わたしを離さないでのキャストを紹介!
  3. 美和/水川あさみ
  4. わたしを離さないでのあらすじを紹介!
  5. わたしを離さないでの原作はカズオ・イシグロ!
  6. わたしを離さないでに登場したクローン人間は実話?
  7. わたしを離さないでを観た人の感想や評価は?
  8. わたしを離さないでの実話なのか調査まとめ

わたしを離さないでは実話なのか?原作も気になる!

イギリスのベストセラー作家であるカズオ・イシグロが原作のドラマわたしを離さないでは2016年の1月より綾瀬はるか主演でドラマ化されました。物語は臓器提供者として作られたクローンの子供たちがそのことを知らないまま陽光学院という隔離施設で辛く、悲しい人生を送っていく内容となっています。

ドラマわたしを離さないでの物語が実は実在した実話をもとに作られており、クローンも実在したのではないかという声が物議を醸しだしています。今回はドラマわたしを離さないでの原作についての内容やドラマのあらすじ、キャストなどを交えながらわたしを話さないでが実話で、クローンが実在していたのかどうかをご紹介していきます。

金曜ドラマ『わたしを離さないで』|TBSテレビ

わたしを離さないでのキャストを紹介!

恭子/綾瀬はるか

恭子はドラマわたしを離さないでで主人公にあたる人物です。恭子は介護人を務める女性で、料理や絵画得意としているのですが感情を表に出さない人物です。幼少期は明るく元気で優等生でした。しかし陽光学苑卒業後、クラスメイトの真実の自決をきっかけに感情を捨ててしまい、自らに与えられた使命を全うするためにコテージを去っていきます。

ドラマわたしを離さないでの主人公恭子を演じるのホリプロに所属している女優綾瀬はるかです。綾瀬はるかは2000年にホリプロスカウトキャラバンで審査員特別賞を受賞し、芸能界デビューします。その後2001年のドラマ「金田一少年の事件簿」で女優デビューを果たします。その後は大河ドラマの「八重の桜」や2015年に放映された映画「海街diary」で数々の主演女優賞を獲得するなどの功績を残した名女優です。

友彦/三浦春馬

友彦は原作のわたしを離さないででトミーを担当する人物です。トモとあだ名されており、性格は優柔不断で、感情が高ぶってしまうとオナラが出てしまう体質です。幼少期では絵が苦手で、癇癪持ちが災いし、からかわれてしまうが恭子達の心遣いのお陰でサッカー選手の夢をもつことになります。学苑卒業後、クローンの臓器提供者として成長し、美和の臓器提供を期に陽光学苑で恭子たちと再会することになります。

友彦を演じるのはドラマやバラエティで活躍している日本の俳優三浦春馬です。2006年に「キャッチアウェーブ」で映画初出演を飾ると一気に注目が集まり、2007年の映画「恋空」で日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞します。その後「僕のいた時間」ではギャラクシー賞個人賞、「永遠の0」では日本アカデミー賞優秀助演男優賞を獲得するなど大活躍する俳優へと遂げました。

美和/水川あさみ

美和はわたしを離さないでの原作でルースにあたる人物です。美和は臓器の提供者となり、主人公恭子に介護人になるように勧めた女性で、幼少期からどんなこでも1番にならないと気が済まず、小悪魔的な性格で、恭子を度々振り回します。しかし恭子が感情を捨てコテージを去る際などは恭子に対して困惑の表情を見せるなど恭子のことを信頼しています。

そんな美和を演じるのは日本の女優の水川あさみです。水川あさみは「家なき子」のドラマを見た際に女優になりたいと思い芸能界へ足を踏み入れ、「劇場版金田一少年の事件簿上海人魚伝説」の映画にて女優デビューを果たします。その後「渋谷怪談」で映画初主演を務めるなど活躍し、ドラマでも大河ドラマ「江~女たちの戦国~」で主演を演じたり活躍をします。現在は個人事務所を立ち上げ事務所経営に努めています。

真実/中井ノエミ

真実は恭子のクラスメイトで冷静で勘が鋭く、自らがクローンで学苑の管理などにだれよりも早く気づきます。陽光学苑卒業後も恭子とは関係が続いており、学苑時代に禁止されていた反動からたばこを嗜むようになっていきます。自分達が臓器提供者のクローンであり、その権利を求める運動を行うのですが警察にバレてしまい、街頭でナイフを首にあて、自決します。

クローンであることをいち早く知った真実を演じるのは日本のファッションモデルで女優業でも活躍している中井エミリです。日本人の父親とフランス人の母親を持つハーフタレントで、映画「HiGH&LOW THE RED RAIN」やテレビドラマ「科捜研の女」や「デスノート」など数多くの映像作品で活躍しています。

龍子/伊藤歩

龍子はわたしを離さないでの原作でルーシー先生にあたる人物です。陽光学苑の保険体育の教師を務める人物で、学苑の校長である恵美子にはじめは共感していましたが現実を見るようになり、さらに生徒の失踪事件などでやつれ果て、学苑を去っていきます。教師退職後は臓器提供者についての記事を書くライターの仕事に就き、友彦ぬいサッカーの観戦に誘うこととなっていきます。

原作ではルーシー先生にあたる龍子を演じるのは日本の女優の伊藤歩です。伊藤歩は1993年の映画「水の旅人-侍KIDS-」でデビューし、その後映画「スワロウテイル」で日本アカデミー賞新人俳優賞と優秀助演女優賞を獲得しました。現在では映画界において「昼顔」や「関ケ原」に主演し、ドラマでも「平成細雪」や「明日の君がもっと好き」など多くのドラマ、映画で活躍しています。

恵美子/麻生祐未

恵美子は陽光学苑の校長を務める人物で表向きは穏やかな印象の女性です。しかし裏の顔は生徒たちに特別な使命をもった天使と洗脳のような教育を施しており、学苑のためならどのような手段も選ばない冷酷な人物です。恵美子の父親はクローンの研究者で、恵美子自身も母親を元にしたクローン人間で、人間のクローンとして初めての成功例と言われています。

陽光学苑の好調恵美子を演じるのは日本の女優麻生祐未です。麻生祐未は1983年に「あいつとララバイ」女優デビューをし、1984年よりグラビア界で活動します。その後「ドリフ大爆笑」やドラマの「武蔵坊弁慶」などで活躍し、注目を集めます。現在では「特命刑事 カクホの女」や「義母と娘のブルース」など様々な作品に出演をしています。

マダム/真飛聖

マダムは陽光学苑に度々訪問しては学苑の生徒たちが作った作品を持ち帰っていた謎の人物です。実は持って帰った作品を財政界などに紹介し、クローンが持っている才能を世の中に広めようとしていた人物になります。そんなマダムを演じるのは元宝塚歌劇団花組のトップスターの真飛聖で、映画「娼年」や「闇金ウシジマくん」など多くの作品に出演しています。

わたしを離さないでのあらすじを紹介!

テレビドラマわたしを離さないでに出演しているキャスト陣についてご紹介しました。クローン人間である子供たちがその真実を知ってき、一人ひとりが様々な苦悩と共に成長していくドラマで綾瀬はるかや三浦春馬など多くの有名俳優・女優が熱演し、世界を作っていきます。次はそんなわたしを見捨てないでの物語のあらすじをご紹介していきます。

隔離された世界で過ごす子どもたち

ある山奥に陽光学苑という隔離施設が佇んでいました。その学苑は1週間おきに身体検査など行われる徹底した体調管理などがされている施設で、生徒たちの授業はなぜか図面という授業が多く行われていました。陽光学苑にいる生徒たちは外の世界に行くことができず、隔離された世界で生活をしており、そんな学苑に恭子、美和、花、珠世といじめられっ子の友彦という生徒たちがいました。

陽光学苑ではなぜか絵を描くことに重きをおいている学苑で、絵には魂が現れると教師たちは生徒たちに教育を行っていました。そんな折堀江龍子という保健体育の教師が赴任してきます。龍子は心優しい女性で、いじめられている友彦に外には魂の素晴らしさを示すものがたくさんあり、世界は広いと語り友彦を有勇気づけます。

明かされる子どもたちの使命

恭子達が学苑生活を送っていたある日、学苑の校長を務める恵美子から学苑にいる生徒の使命につて語り掛けます。恵美子は生徒達は使命を持って生まれた存在であり、病気などした人へ身体を提供する天使などだと言うのですが幼い恭子にはそれが理解できませんでした。そんなある日いじめられっ子の友彦はサッカーが好きな少年で、将来はサッカー選手になりたいと夢に思っていました。

しかし友彦は身体を提供する使命を帯びているからサッカー選手になれないと思っており、龍子は未来は変えないといけないと友彦を抱きしめます。龍子を見た友彦は外の世界に興味を抱いていくのでした。その後日生徒たちが作った作品の展示会が行われ、マダムと呼ばれる謎の人物が生徒の作品を選び持って帰っていきます。選ばれた作品は恭子の作品だったのです。そんな展示会が行われている中友彦は友達を連れて脱出を試みます。

外の世界に興味があった友彦は友達と塀を乗り越えようとしますが友彦だけ脱出に失敗してしまいます。逃げた友彦の友達には実はGPS機能が設置されており、恵美子が管理していたのですが行方が分からないと報告します。しかし逃げた友達2人は学苑の校門に血だらけの靴だけがぶら下げられることとなってしまいます。それは恵美子が生徒の脱出を止めるための策略だったのです。

逃げた生徒は臓器提供者として指名を全うすることとなり、恵美子は恭子達に学苑を卒業すれば提供を3年間免除すると伝え、従順な行動をさせようとし、それを見た龍子は自分の意見を言うことをやめてしまうのでした。そして恭子達子供たちはその使命を帯びて、自らの存在について悩み葛藤し、一人ひとりが様々な成長を遂げ定められた運命のレールを歩んでいくこととなっていくのでした。

わたしを離さないでの原作はカズオ・イシグロ!

病気の人々に臓器を提供するために生まれた恭子達の成長を描いたわたしを離さないで。そんなわたしを離さないでの原作を書いたのはイギリスの作家であるカズオ・イシグロです。次はそんなベストセラー作家であるカズオ・イシグロについてご紹介します。

わたしを離さないでのカズオ・イシグロがノーベル賞を受賞!

カズオ・イシグロは長崎県出身の日系イギリス人として生まれ、イギリスに住んでいる女性の回想について描いた「女たちの遠い夏」で小説家デビューを果たします。その後本記事でご紹介しているわたしを離さないでや「忘れられた巨人」などの長編小説の名作を世に輩出しました。そんなカズオ・イシグロは2017年に壮大な感情を持った小説で幻想的感覚の深淵を暴いたと評され、ノーベル文学賞に輝きました。

わたしを離さないでは2010年に映画化も!

カズオ・イシグロが手掛けた小説「わたしを離さないで」は2010年にマーク・ロマネク監督の元、イギリスで映画化されることになりました。原作のカズオ・イシグロ手掛けるわたしを離さないではイギリスを舞台とした小説であり、テルライド映画祭やトロント国際映画祭など数多くの映画祭で上映されることとなりました。

わたしを離さないでのドラマと原作では違う点がある?

ドラマわたしを離さないではカズオ・イシグロ原作の小説と異なる点がいくつかあります。原作のわたしを離さないでではイギリスを舞台としているので主人公達はキャシーやトミーなど外人となっています。しかしドラマのわたしを離さないでは日本を舞台としており、全員が日本人として置き換えられ、原作とは違ったストーリーとなっています。

さらにカズオ・イシグロの原作の恵美子にあたる人物はクローンではないのですが日本のドラマ版わたしを離さないでではクローンという設定になっています。ほかにも原作の結末では主人公キャシーが臓器提供に行くような描写がされていますが、ドラマのわたしを離さないででは最後まで臓器提供をすることがないなど原作と数多く違う点が存在します。

わたしを離さないでに登場したクローン人間は実話?

わたしを離さないでに登場したクローン人間とは?

わたしを離さないでのクローン人間はオリジナルの人間が外の世界に存在し、その人たちが病気やけがに陥った時に臓器など身体の一部を提供するために作られた存在です。そんなクローン人間には悲しみや怒りなど感情が存在し、人を愛する心を持っています。しかしクローン人間は愛することができても子供が生めず、提供者として人生を全うする定めを帯びたものとなっています。

クローン羊やクローン人間を制作する試みがあった?

1903年にクローンという言葉が作られ、様々なものを人工的に生成する実験が実話として存在します。1891年にウニのクローン作りに成功して以来、クローンカエルやクローン羊などが作られましたがどれも短命で数年で命が尽きてしまう結果と終わってます。

クローン技術は発達し、1998年にシード博士という人物がクローン人間を造る研究に試みます。しかし経済上不可能となってしまい、さらに世界中で奴隷になるのではないかといった懸念や社会制度が混乱するといったことからクローン人間生成を禁止、表向きではクローン人間は造られていないということになっています。しかし技術は発達し理論などは構築されているのでこの先クローン人間が造られる未来が待っているかもしれません。

わたしを離さないでは実話?

わたしを離さないでは実話ではないかという疑問が浮上しており多くの意見が寄せられてます。わたしを離さないではクローン人間の生涯を描いた作品で、上記で述べた通りクローン羊やカエルなどは実際に造られていますがクローン人間については法整備がされており、造ることはできません。なので今のところわたしを離さないでは実話ではなく完全フィクションの物語となっています。

わたしを離さないでを観た人の感想や評価は?

わたしを離さないでは映画とドラマ両方とも高評価をたくさん集めている作品となっています。日本のドラマ版は舞台が日本となっているのでより親近感が沸き、クローン達の葛藤に胸がうたれたという感想が多くありました。さらに綾瀬はるかや水川あさみなどが独特の世界感を演出し、世界に引き込まれていく作品となっています。

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わたしを離さないでの実話なのか調査まとめ

今回はわたしを離さないでが実話はなのかどうかについてドラマのキャストやあらすじを交えご紹介しました。クローンの研究はされており、人間以外は作られているが人間を造ることは禁止されていて実話ではありませんでした。しかしわたしを離さないではクローン人間の悲しみや葛藤の中での成長を細かく描いた作品となっているのでご興味があれば是非ご覧ください。

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