2018年11月21日公開
2018年11月21日更新
わたしを離さないでのドラマあらすじをネタバレ!最終回の結末・感想は?【綾瀬はるか】
話題のドラマ『わたしを離さないで』はノーベル文学賞も獲得したカズオ・イシグロの同名小説を舞台を日本に移して映像化した作品となっています。このドラマのネタバレあらすじや最終回の結末、感想などを気にしている人も多く存在します。人気女優である綾瀬はるかが主演を演じており、カズオ・イシグロも話題になったために注目されています。今回は綾瀬はるか主演ドラマ『わたしを離さないで』のネタバレあらすじや最終回の結末、感想などを紹介していきます。
目次
わたしを離さないでのドラマあらすじネタバレが知りたい!
2017年にノーベル文学賞を受賞したことで日本でも知られる存在となった日系イギリス人作家であるカズオ・イシグロの代表作『わたしを離さないで』(原題Never Let Me Go)の日本版ドラマ『私を離さないで』が話題になっています。人気女優・綾瀬はるかが主演をしており、カズオ・イシグロがノーベル文学賞を受賞する前の作品だったために今になって注目度が急上昇しています。
カズオ・イシグロのノーベル文学賞の受賞を機に多くの人が綾瀬はるか主演ドラマ『わたしを離さないで』のネタバレあらすじやキャストなどを気にしています。という事で、今回は話題のドラマ綾瀬はるか版ドラマ『わたしを離さないで』のドラマ版キャストやネタバレあらすじ、最終回の詳しいネタバレあらすじ、さらにドラマ『わたしを離さないで』を見た人のTwitter上に投稿された感想なども紹介していきます。
まずは話題のドラマ『わたしを離さないで』のキャストやネタバレあらすじ、最終回の詳しいネタバレあらすじを見る前にカズオ・イシグロの原作小説『Never Let Me Go(わたしを離さないで)』や海外版映画『わたしを離さないで』、2014年舞台版『私を離さないで』、原作者であるカズオ・イシグロなどのドラマ『わたしを離さないで』に関連する基本情報を見ていきましょう。
こうした『わたしを離さないで』の基本情報を見てから、ドラマ『わたしを離さないで』のキャストやあらすじを見るとより深く知れるので、ドラマ『わたしを離さないで』を深く知るためにもぜひ一読してください。
綾瀬はるか主演ドラマ『私を離さないで』の基本情報
ドラマ『わたしを離さないで』は2016年1月15日から3月18日までにTBS系「金曜ドラマ」枠で放送された日系イギリス人作家カズオ・イシグロの世界的ベストセラー小説のテレビドラマ化作品です。主演は日本を代表する国民的女優である綾瀬はるかで、三浦春馬や水川あさみなど実力派の若手俳優たちが出演しています。撮影前には綾瀬はるかとカズオ・イシグロが4時間に渡って対談したことも話題になりました。
ドラマでは原作『わたしを離さないで』の舞台であるイギリスから日本に舞台を移して移して翻案されており、作中のキャラクターや施設の名前も日本版に改変されています。第一話は主人公たちの幼少期のエピソードを中心に制作されており、主人公である保科恭子を演じた子役の鈴木梨央は綾瀬はるか主演の2013年のNHK大河ドラマ『八重の桜』に続き、ドラマ『わたしを離さないで』でも綾瀬はるかの幼少期を演じました。
原作小説『Never Let Me Go』(邦題『私を離さないで』)
綾瀬はるか主演ドラマ『わたしを離さないで』の原作小説である『Never Let Me Go(わたしを離さないで)』について紹介していきましょう。『Never Let Me Go(わたしを離さないで)』は2005年に発表された日系イギリス人作家カズオ・イシグロによる長編小説です。発売当初から話題になり、『Never Let Me Go(わたしを離さないで)』は2005年に世界的に権威のある文学賞の一つである『ブッカー賞』最終候補作になりました。
日本語版では『わたしを離さないで』というタイトルで2006年4月に土屋政雄の翻訳で早川書房から単行本が出版されています。イギリスでは映画化されており、日本では舞台化やドラマ化もされています。2017年、カズオ・イシグロのノーベル文学賞受賞が決まると小説『わたしを離さないで』の注目度も高まり、日本でも注文が殺到して増版されました。
さらに日本ではCS放送のTBSチャンネルとTBSでテレビドラマ版『私を離さないで』を再放送することが急遽決定するなど大きな話題となりました。1990年代末のイギリスを舞台としており、多くの子供たちが育った全寮制の施設『ヘールシャム』などでの出来事が物語の中心となっていくSF小説の一種だとジャンル分けされています。苦悩や葛藤を鋭く描くカズオ・イシグロの代表作となっています。
イギリス映画『Never Let Me Go』
映画『わたしを離さないで』は2010年に製作されたイギリス小説『Never Let Me Go(私を離さないで)』の初の映像化作品です。日本では『わたしを離さないで』というタイトルで公開されています。アレックス・ガーランドが脚本を担当し、マーク・ロマネクが監督、人気映画『パイレーツ・オブ・カリビアン』で知られるキーラ・ナイトレイをはじめ、キャリー・マリガン、アンドリュー・ガーフィールドが主演しています。
映画『わたしを離さないで』は世界中の映画賞の数多くの部門でノミネートされており、『英国インディペンデント映画賞』では6部門にノミネートされて主演女優賞を受賞しています。さらに『ハリウッド映画祭』や『パームスプリングス国際映画祭』などでも受賞するなど世界中で話題になりました。
舞台『私を離さないで』
日本で初めて『わたしを離さないで』がメディア化されたのは世界的に著名な演出家であった蜷川幸雄が演出、倉持裕が脚本を担当し、ホリプロの企画制作により2014年に制作された舞台『わたしを離さないで』です。彩の国さいたま芸術劇場、愛知県芸術劇場とシアター・ドラマシティで上演され、人気女優の多部未華子や三浦涼介、木村文乃などが出演しています。
原作者『カズオ・イシグロ』
『わたしを離さないで』の原作者であるカズオ・イシグロは長崎県出身の日系イギリス人小説家で、英国に在住する長崎女性の回想を描いた『女たちの遠い夏』で作家としてデビューして、初期はカズオ・イシグロの出身地である日本を舞台とした作品や日本を想起させる作品が多くあります。1989年には長編小説『日の名残り』でブッカー賞を受賞し、2017年にはノーベル文学賞を受賞しました。
日本出身でありながら幼少期にイギリスに渡ったために日本語は話せません。また世界的な日本人作家である村上春樹に大きな影響を受けていて、繊細な心理描写や巧みな表現などの作風にも影響が見られます。カズオ・イシグロ自身は日本に特別な思い入れがあり、多くの作品に日本が登場しますが著者曰く『想像上の日本』としており、本人も日本で暮らしていた記憶が薄いために想像で表現していると語っています。
世界的な作家であるカズオ・イシグロの『わたしを離さないで』以外の代表作に『An Artist of the Floating World(邦題・浮世の画家)』や『The Buried Giant(忘れられた巨人)』などがあります。近年では日本でも注目される作家であり、年々発行部数が伸びています。ノーベル文学賞受賞以降は、カズオ・イシグロの著書が増版されるなど注目度が急上昇している作家として知られています。
わたしを離さないでのドラマキャスト・登場人物紹介
斬新な設定とSF的な要素を巧みに使って人間心理を深く描写したドラマ『わたしを離さないで』のキャストと登場人物の紹介をしていきます。若くして亡くなっていくという設定のドラマなので、ドラマに登場するキャスト陣も多くの若手俳優と若手女優がキャスティングされ、重いテーマのドラマを時には明るく、時にはシリアスに演じています。ドラマのネタバレあらすじを見る前に、見ておくとよりドラマの深く内容を掴めます。
保科恭子/綾瀬はるか
原作でのキャシーに相当する本作の主人公で、料理や絵画が得意であり、幼少期は明るくお人好しな優等生でとして周囲の人気者でした。幼少期は友彦とも仲が良く、幼いながらも互いに惹かれています。学苑卒業後は友彦や美和と共にコテージ『ブラウン』で生活しています。しかしその生活の中で三人の関係は次第にこじれていき、周囲の変化と共に感情を捨て自分の使命を受ける覚悟を決めて笑顔がなくなっていきます。
本作の主人公である保科恭子を演じるのは日本を代表する女優の綾瀬はるかで、『提供者』という運命を葛藤を持ちながら力強く受け入れていく難役を見事に演じています。綾瀬はるかの代表作に『奥様は、取り扱い注意』や『義母と娘のブルース』など多くの主演ドラマがあります。
酒井美和/水川あさみ
原作でのルースに相当し、恭子の親友として幼少期は仲が良く、後に『提供者』となった際には恭子を「介護人」にリクエストするなど恭子の感情を揺さぶる重要キャラクターです。幼少期は自分が一番でないと気が済まない、勝気で小悪魔的な性格をしていて、恭子の宝物を盗んだり、恭子への当てつけとして強引に友彦と交際を始めたりと恭子に対抗心を燃やしながらも内心では彼女に依存している弱い一面を持っています。
『私を離さないで』の最重要キャラクターの一人で、主人公恭子の親友として恭子に様々な影響を与えていく酒井美和を演じるのは多くのドラマに出演している人気女優の水川あさみです。水川あさみの代表作に『ラスト・フレンズ』や『江〜姫たちの戦国〜』などがあります。
土井友彦/三浦春馬
原作でのトミーに相当する恭子と同時期に陽光学苑に男性で、在籍していた時は「トモ」で幼少期から恭子とは惹かれ合っています。精神的に弱く優柔不断なところもあり、恭子や教師の龍子の心遣いからサッカー選手への夢を持つようになり、実際に行動に移すような活動的な一面もあります。恭子に惹かれつつも、美和と交際することになりこの決断が恭子を苦しめることにもなります。
恭子にとって良くも悪くも人生を変える存在であり、幼少期から惹かれていた土井友彦を演じるのはイケメン俳優として多くの作品に出演している三浦春馬です。物語のカギを握る恭子にとって最愛の人物を好演しています。三浦春馬の代表作に月9ドラマ『大切なことはすべて君が教えてくれた』や『ラスト・シンデレラ』などがあります。
遠藤真実/中井ノエミ
恭子たちと同じ時期に陽光学苑に在籍し、冷静で勘が鋭く自身達の出自や学苑の管理の異様さにいち早く気づく才色兼備の女性です。学苑卒業後も恭子と連絡をとりながら、学苑時代に厳しく止められていたタバコを嗜むなど反抗的な面も持ち合わせています。コテージ『ホワイトマンション』で住人たちと共に「提供者」の権利運動を行うテロリストに近い活動かをしています。彼女の最期が恭子に大きな影響を与えることとなります。
恭子の人生に大きな影響を与えることとなる賢く強い女性である遠藤真実を演じるのは日本とフランスのハーフで女優や女性ファッションモデル、タレントとしても活躍する中井ノエミです。物語に大きな変化を与えるキャラクターを好演しています。中井ノエミの代表作に『天皇の料理番』や『デスノート NEW GENERATION 』などがあります。
大山珠世/馬場園梓
原作でのローラに相当するキャラクターで、恭子と同時期に陽光学苑に在籍していたふくよかな体形のムードメーカー的な存在の女性です。現在は友彦の介護人であり、本人にも「提供」の通知が届いています。根っから明るくおおらかな性格で、陽光学苑は恭子たちとは別の施設で生活しています。
恭子を再び友彦と結びつける重要人物である大山珠世をお笑い芸人『アジアン』の馬場園梓が演じています。馬場園梓のドラマ出演の代表作に『グッドパートナー 無敵の弁護士』や『99.9 -刑事専門弁護士- SEASON II』などがあります。
堀江龍子/伊藤歩
原作でのルーシー先生に相当する陽光学苑に赴任してきた保健体育教師で、恵美子の教育理念に共感して陽光学苑に赴任したものの子供たちの現実を目の当たりにして精神的に揺らいでいきます。広樹と聖人の失踪事件を機に精神を崩壊して、子供たちに『提供者』になることを伝えようとし学苑を追われることとなります。
『提供者』たちの過酷な運命に耐え切れずに、恭子たちの人生に大きな影響を与える信任教師・堀江龍子を多くの作品に出演する演技派女優である伊藤歩です。伊藤歩の代表作に『その男、意識高い系。』や『婚活刑事』があります。
神川恵美子/麻生祐未
原作でのエミリー先生に相当するキャラクターで陽光学苑の校長および創立者の女性です。表向きは穏やかな校長として生徒に慕われていますが、生徒達を「特別な使命を持った“天使”」と洗脳のように刷り込み教育を行うなど狂信的に学苑を守ろうとし、学苑の管理のためには冷徹で手段を選ばないなど狂気に満ちた学苑愛を示すことがあります。
『提供者』のカギを握る人物であり、恭子たちの境遇に深くかかわっている神川恵美子を演じるのは多くの作品に出演するベテラン女優の麻生祐未です。麻生祐未の代表作に二時間ドラマ『税務調査官・窓際太郎の事件簿』や『特命刑事 カクホの女』などがあります。
立花浩介/井上芳雄
恭子たちが陽光学苑を去った後で生活することになるコテージの住人たちのリーダーで、コテージで孤立した恭子を慰め体も重ねるなど世捨て人のように人生を謳歌しようという考え方の持ち主となっています。「介護人」となる事が決まり、いち早くコテージを去ることになります。
学苑卒業後の恭子たちの生き方の道しるべになる存在である立花浩介を演じるのは、ミュージカルを中心に活動していて「ミュージカル界のプリンス」とも呼ばれる井上芳雄です。井上芳雄の代表作に舞台『ミュージカルエリザベート』や『モーツァルト!』などがあります。
マダム/真飛聖
時おり陽光学苑に訪問して生徒たちが授業で制作した作品を選別して、いくつかの作品を持ち帰っていくとおいう謎めいた行動をする女性です。学苑では通称「マダム」と呼ばれているが、学園の生徒たちを見る目は怯えや同情のような視線を向けることもあります。
謎の多い女性である『マダム』を演じるのは元宝塚歌劇団花組トップスターで、現在は女優として活躍する真飛聖です。真飛聖の代表作にドラマシリーズ『相棒』や『柘榴坂の仇討』などがあります。
わたしを離さないでのドラマあらすじネタバレ
これまではドラマ『わたしを離さないで』のキャスト情報などを見てきましたが、ここからは『わたしを離さないで』の最終回までのネタバレあらすじを紹介していきましょう。この章では最終回直前の第九話までの各話のネタバレあらすじを簡単に紹介していきます。
わたしを離さないで第1話あらすじネタバレ
恭子は注射器を持って横たわる男性の前に立っていました。そして恭子20年前を思い出します。20年前、恭子は山奥にある全寮制の陽光学苑で生活していました。ある時、恭子は同級生の土井友彦が男子たちからからかわれ、暴れているところに出くわします。
恭子の親友である酒井美和には「放っておけば?」と言われるが思わず駆け寄りますが、拒絶されています。そんな中、新任の教師・堀江龍子がやってきます。そして校長の口から恭子たちに対して「あなたたちは生まれながらにして『使命』を持っているのです…」と伝えられます。
わたしを離さないで第2話あらすじネタバレ
校長から、自分たちの持っている『特別な使命』について聞かされた恭子たちは様々な想いを抱えながらその事実を受け止めていきます。しかし、友彦はぼんやりと学苑を囲う塀を見つめ、外の世界へ思いを巡らせていました。そんな中、龍子は学苑の子どもたちを『天使』と表現し、洗脳教育のような説明をした校長に「偽善にもほどがある」と詰め寄ります。
しかし校長はそうした主張に何も感じていないような態度に辟易としてしまいます。そして学苑ではそんな中、年に一度の展示会が迫ってきていました。生徒が作った作品を『マダム』と呼ばれる女性が見に来て、気に入られた人にはコインがもらえるので生徒たちは必死に作品作りにいそしんでいました。
わたしを離さないで第3話あらすじネタバレ
月日は流れ、恭子たちはすっかり大人になっていました。陽光学苑を卒業する年になると子供たちは、『コテージ』という場所で共同生活を送ることになります。コテージへは学苑から数人単位で行けるため、生徒たちはそれぞれ誰と行くかコテージの話題で学苑は持ちきりになっていました。
恭子もどこのコテージにするか悩んでいましたが友人である花からは一緒にいても疲れてしまう美和と離れて、自分たちと一緒に来ないか誘割れてしまいます。恭子は悩んでいましたが、友彦にどこにするのか尋ねると「恭子の決めたところでいい」と友彦はこたえました。互いに惹かれ合っていた恭子は戸惑いながらも内心喜んでいました。
わたしを離さないで第4話あらすじネタバレ
学苑を卒業した恭子たちは「コテージ」と呼ばれる一軒家に生活の場を移しました。恭子は友彦や美和と一緒の「コテージ」に住むことにしました。コテージには恭子たちと同じく『提供者』となる運命にある浩介やあぐりら先輩住人たちと共同生活を送ることになりました。彼らは陽光学苑出身者だけではなく各地から集まった面々でした。そして彼らから恭子たち陽光学苑出身者には知らされていなかったある事実を知らされます。
真面目な恭子はそんな共同生活でうまく馴染むことができず、徐々に孤立していきました。美和は恭子への当てつけから友彦と付き合いだし、恭子はショックを受けてさらに殻に閉じこもる日々が続きました。そんな中、別のコテージで生活する陽光学苑の同級生である真実から手紙が届き、会いに行く決心をしました。
わたしを離さないで第5話あらすじネタバレ
真実は『提供者』の権利を守る活動家のような活動をしていることを知ります。そして「コテージ」のリーダー的な存在であり、孤立していた恭子を支えていた浩介が『提供者』として「コテージ」を去ります。そんな中、美和が自分のルーツとなる人を見かけたといいだし、皆で探しに行きます。
探しに行く道中で友彦は昔校長に聞いた『海流の関係で色々なものが流れ着くため、なくしたものがあるかもしれない』という「のぞみが崎」という場所のことを思い出します。そして、友彦は恭子と一緒にそこへ行くのでした。
わたしを離さないで第6話あらすじネタバレ
恭子は「のぞみが崎」で友彦に自分の気持ちを伝えます。友彦も同じ気持ちだといいましたが、美和の件もあり、それ以上の話は進みませんでした。そんな中、友彦は龍子からの手紙から「陽光出身者で、ある条件を満たせば提供が始まるまで3年間自由に過ごせる“猶予”を得ることが出来る」という噂が本当であると確信します。
それは学苑で習わされていた絵が関係していると考えて、恭子との猶予を獲得するため嫌いだった絵の勉強をすることを決意します。一方の恭子は突然会いに来た真実と会っていました。「顔を見に来ただけ」という真実の様子を恭子は心配していました。その後、真実は街中で「提供者の権利」を訴えて自殺してしまいます。
わたしを離さないで第7話あらすじネタバレ
時は流れて複雑な思いを持ちながらも、恭子は美和の提供者として役目を終えるまで介護をする「介護人」として働き続けていました。そんな中、恭子に友彦から介護人のリクエストがきたことに気付いていましたが、いまだ決めきれずにいました。
そして恭子は美和の次の提供が「3種同時提供」であることを知ります。それは実質的に「美和の死」を意味していました。それを察したのか美和は病院を抜け出して、「陽光学苑」に行きたいと話し出します。
わたしを離さないで第8話あらすじネタバレ
病院を抜け出し、陽光学苑を訪れた恭子と友彦、美和の3人でしたが、そこには陽光学苑は閉鎖されていて提供者を育てるための別の“ホーム”が立てられていました。三学苑での思い出話をしていた友彦、恭子でしたが、帰り際に恭子の子供のころと瓜二つな女の子の姿を発見します。そして三人は病院に戻ると、美和は『提供者』としてその役目を終えました。
わたしを離さないで第9話あらすじネタバレ
美和がこの世を去り、ようやく一緒になることができた恭子と友彦でしたが友彦に残された時間は多くありませんでした。恭子は友彦との未来をつなげるために唯一の希望である『猶予』を目指して、陽光学苑の校長であった恵美子の居場所を探すことにしました。苦労の果てに、恵美子の居場所を猶予を勝ち取るために、友彦が描いた絵を持って恵美子のもとを訪れます。
そこで提供者とは『臓器提供するために生み出されたクローン』という衝撃の事実を聞きます。さらに『猶予』というものはそもそも存在しないことも恵美子の口から語られました。
わたしを離さないでのドラマ最終回あらすじネタバレ!
ここまではドラマ『わたしを離さないで』の第九話までのあらすじを見てきました。ここからは多くの人が気にしている『わたしを離さないで』の最終回のネタバレあらすじを詳しく見ていきます。『提供人』の『猶予』がないという事実を突きつけられた恭子と友彦はどういう結末を迎えるのかを見ていきましょう。
最終回ネタバレあらすじ・『猶予』はない事を知り、落胆する友彦
校長から猶予がないことを聞いた友彦と恭子は絶望します。そんな絶望の淵にいる友彦に3回目の提供の知らせが届きます。3度目の提供は特別な意味を持っていました。それはたいていの提供者は3度目の提供で提供終了となるからです。つまり3度目の提供は『友彦の死』を表していました。中には、三度目を乗り越える提供者も稀に存在するので恭子はそうなることを信じていました。
最終回ネタバレあらすじ・『介護人』をやめてほしいと頼む友彦
全ての希望を失って友彦は自暴自棄になります。そして自分の大切なものを次々と処分し始めて、恭子にも『介護人』をやめてほしいと頼みます。二人は『介護人』を巡って、感情をぶつけ合います。『猶予』のために愛し合っていたわけではないものの、希望を失った友彦には恭子の存在すらも邪魔なものになってしまいました。
最終回ネタバレあらすじ・龍子との再会
そんな中、恭子はかつて陽光学苑で教師をしていた龍子と偶然再会します。恭子や友彦にとっては外の世界の事を教えてくれた特別な存在であり、印象に残っていた教師でした。恭子は龍子と話す中で、サッカーを観戦に来ないかと誘われます。そのことを翌日、友彦に伝え一緒に観戦jすると伝えると友彦は「規約違反じゃ?」と聞きますが、恭子は「私も近いうちに提供者になるから関係ないよ」と笑顔で返します。
最終回ネタバレあらすじ・『提供人』の終焉も近い…
絶望の中にいる恭子や友彦が自分の運命と戦う一方で、かつての校長である恵美子はかつて陽光学園で美術の教師をしていた山崎次郎と会っていました。恵美子は山崎に医師から最近ではある程度歳をとった人は提供を拒否することも増えてきていると話ます。恵美子は『いずれ、この仕組みは終わりを迎えるかもしれません。』と話し、ふたりは『提供人』がなくなった世界へと思いを馳せます。
最終回ネタバレあらすじ・龍子との会話
恭子と友彦はサッカーグランドに到着し、龍子と久しぶりの再会を果たします。龍子陽光学苑を追われてから『提供者たちの権利を獲得する運動』をしていたこともあり、現在は文章を書く仕事をしていると二人に伝えます。観戦をしていると、サッカー少年の中に広樹という少年がいることに気づきます。
友彦と恭子は『広樹』という名前を聞いて、陽光学苑の同級生で学苑を抜け出し捕まって早期提供に出されてしまった三浦広樹のことを思い出します。ふたりは龍子からその少年の父親は幼い頃に広樹の心臓を移植されたことを聞きます。そして自分の子供に『広樹』とつけたことを聞き、龍子から『この事実に救われた。生まれてきてくれてありがとう。』と伝えられます。
龍子から感謝の言葉を聞いた友彦は『世界が僕が思うよりずっと広いって教えてくれたじゃないですか。やっぱり世界は広いんですよ。先生!』と希望を取り戻したように明るい表情になりました。
最終回ネタバレあらすじ・『私を離さないで…』
その夜、恭子と友彦は一緒に過ごしていました。サッカー観戦や龍子との会話が友彦を以前の彼に戻していました。友彦は恭子に『隣に恭子がいてくれたらそれでいいんじゃないかってそれだけで十分に幸せなんだって』といい、『自分はずっと幸せだった』と恭子に伝えます。恭子が飲み物を買いに行こうとしました。
すると友彦はその腕をつかみ、『俺、生まれてきて良かったよ。恭子と会えて良かった。こんな終わり方をして良かった』と恭子に覚悟を決めた言葉を伝えます。その言葉を聞いた恭子は思わず涙を流し、「離さないで….私を離さないでよ。」と絞り出すように伝えるのでした。
最終回ネタバレあらすじ・一人になった恭子は…
友彦が旅立ち、風の噂で陽光学苑で仲の良かった珠世も旅立ったことも聞きます。恭子はこの世界で完全に一人になってしまいました。恭子にはいまだに『提供』の話が来ていませんでした。恭子は一人で『のぞみが崎』に来ていました。「トモ、私もそろそろそっちに行ってもいいかな?もう、いいよね?」と呟き、靴を脱いで海の中に入ります。
そこへサッカーボールが流れてきて、恭子は足を止めます。そのサッカーボールを見て、友彦を思い出す恭子。「私たちは空の宝箱を抱えて生まれてきて、そこに日々を詰め込みながら歩いていく」と思い、恭子は砂浜に戻り始めました。
わたしを離さないでのドラマを観た感想や評価は?
ここまではドラマ『わたしを離さないで』の最終回までのネタバレあらすじや最終回の詳しいネタバレあらすじを見てきました。ここでは世界的ベストセラーである原作を映像化した作品であるドラマ『わたしを離さないで』の最終回までのネット上の感想などを見ていきましょう。まずは客観的な評価である最終回までの視聴率から見てきいきましょう。
視聴率は振るわず
話題のドラマである『わたしを離さないで』の初回視聴率は6.2%と低調な結果となってしまいました。内容の評価は良かったものの、数字という面では結果を出せませんでした。最終回までの平均視聴率は6.8%で初回から考えると数字が上がっています。最終回までの平均視聴率も初回視聴率と差がないので、安定した視聴者層がいたという事を示しています。
内容がつらすぎる
視聴率が上がらなかったのは、『提供者』という残酷な運命を持つ子供たちを描いた作品であったことも理由の一つです。ネット上でも『暗い』といった声や『内容がつらすぎて見れない』、『最終回まで見れない』という感想が多く、その斬新で衝撃的な内容が裏目に出てしまったといわれています。
最終回で恭子は結局どうなった?
最終回放送後にTwitter上で最も多くあった理由は『恭子は結局どうなったの?』というような恭子のその後を気にする感想が多くありました。ドラマ版の最終回では恭子がどうなったのかは明示されておらず、多くのネットユーザーがその最終回の結末に戸惑ったという声が多くありました。
わたしを離さないでのドラマあらすじネタバレまとめ
今回はドラマ『わたしを離さないで』の最終回までのネタバレあらすじなどを紹介してきました。世界的ベストセラーであり、深いメッセージ性のある作品ですので、ぜひ『わたしを離さないで』を一度ご覧ください。