あゝ、荒野の映画感想とあらすじは?菅田将暉の濡れ場や肉体美が話題

青森出身の歌人であり、劇作家でもある寺山修司の唯一の長編小説、「あゝ、荒野」は1966年に出版されました。2011年に蜷川幸雄さんの演出で舞台版が上演されたのち、2017年に映画化。映画版「あゝ、荒野」は岸善幸さんが手掛け、菅田将暉さん、ヤン・イクチュンさんが2人の主人公を演じました。前篇・後篇として続けて公開された、映画版の「あゝ、荒野」について、あらすじや、感想をを紹介します。

 あゝ、荒野の映画感想とあらすじは?菅田将暉の濡れ場や肉体美が話題のイメージ

目次

  1. あゝ、荒野の映画あらすじが知りたい!
  2. あゝ、荒野の映画の作品情報
  3. あゝ、荒野の映画の登場キャスト
  4. あゝ、荒野の映画は原作と違う?
  5. あゝ、荒野の菅田将暉の濡れ場や肉体美について
  6. あゝ、荒野の映画あらすじネタバレ
  7. あゝ、荒野の映画を観た感想や評価は?
  8. あゝ、荒野の映画あらすじまとめ  

あゝ、荒野の映画あらすじが知りたい!

2017年の10月、前篇と後篇の二回にわけて公開された映画「あゝ、荒野」は、若手実力派俳優菅田将暉さん、代表作「息もできない」の韓国の俳優ヤン・イクチュンさんのW主演で話題になりました。原作は1966年に発表された、寺山修司さんの長編小説です。心揺さぶられる本格的なボクシングシーン、そして文字通り体当たりの濡れ場も、多くありました。映画のあらすじ、感想なども交えて紹介していきます。

映画『あゝ、荒野』 | 10.7前篇/10.21後篇 2部作連続公開

あゝ、荒野の映画の作品情報

1960年代の後半、青森生まれの寺山修司は、映画やテレビの脚本の他、演劇、文学とマルチに活躍しました。その寺山の唯一の長編小説が「あゝ、荒野」です。原作の舞台は出版された1966年当時ですが、映画版では舞台を2020年の東京オリンピックの後の2021年に移しています。さらに、菅田将暉さん演じる主人公、新次の生い立ちに関するエピソードを加え、母親役に木村多江さん、因縁のライバルを山田裕貴さんが演じました。

もう一人の主人公「バリカン」こと二木建二役は、ヤン・イクチュンさんです。さらに、2人をボクシングに誘うジムのオーナーはユースケ・サンタマリアさん。ヒロイン役の木下あかりさんの他、高橋和也さん、モロ師岡さん、今野杏南さん、そしてでんでんさん…というキャストで物語は描かれていきます。そして監督は、菅田将暉さんも出演している映画『二重生活』の岸善幸さんです。映画のあらすじ、感想は後半に紹介します。

あゝ、荒野の映画の登場キャスト

沢村新次役は菅田将暉さん

物語の主人公、沢村新次(リングネーム新宿新次)は若手実力派俳優の菅田将暉さんです。「あゝ、荒野前篇」にて第41回日本アカデミー賞の最優秀男優賞を受賞しました。あゝ、荒野の公開と同じ年には映画「帝一の國」でも主演を務め、その他「火花」の映画版や実写映画版「銀魂」、「キセキ」など、出演した多くの映画が公開されました。

二木建二役ヤン・イクチュンさん

もう一人の主人公、二木建二(リングネームバリカン建二)は、2008年公開の韓国映画「息もできない」で話題の各賞を受賞した、ヤン・イクチュンさんです。1975年、韓国生まれ。「息もできない」では製作・監督・脚本・編集・主演とそれぞれを一手に引き受けていました。暴力シーンも多いため、共演の菅田将暉さんが初対面で身構えるほどでしたが、撮影中に絆が深まり、舞台挨拶などでは仲の良い2人の姿を見ることができました。

あゝ、荒野では、韓国人の母と、暴力的な日本人の父との間に生まれた、気が弱く吃音に悩む青年を演じ切りました。菅田将暉さんは増量に励みましたが、すでに40代のヤンさんは逆に減量をして、二人の体型を近づけていったとのことです。

曽根芳子役は木下あかりさん

菅田将暉さんの相手役、芳子を演じたのは木下あかりさんです。2012年にCSのフジテレビTWOのドラマでデビューし、その後は舞台、映画、ドラマなどに出演しています。あゝ、荒野では、肌をあらわにしての体当たりの演技が見事です。

君塚京子役は木村多江さん

あゝ、荒野映画版のオリジナルキャラクター、新次の母親である君塚京子役は木村多江さんです。木村さんは撮影中、菅田将暉さんたちとも親しくなりたかったそうですが、役柄上仲良くならないほうがよいと思い、距離を置いていたそうです。女優としてのキャリアは舞台からスタートし、その後は映画やドラマなどで様々な女性を演じています。

堀口/片目はユースケ・サンタマリアさん

菅田将暉さん演じる新次、そしてヤンさん演じる建二の2人をボクシングに誘う、ボクシングジムのトレーナー、堀口はユースケ・サンタマリアさんです。ラテンロックバンド、BINGO BONGOのヴォーカルとしてデビュー後、踊る大捜査線で俳優としても知名度をあげ、篠原ともえとユニットを組んでCDもリリースしました。その後は俳優として難役もこなしながら、バラエティでの司会などマルチに活躍しています。

山本裕二役を山田裕貴さん

映画のオリジナルキャラクターである、新次の宿命のライバル裕二役は山田裕貴さんです。山田さんは高校卒業後、役者を目指して芝居の勉強をするために事務所に入所。ゴーカイジャーで俳優デビューしますが、しばらくは下積み時代が続きます。あゝ、荒野の裕二役のオーディションは並々ならぬ決意で、身体づくりにも励んで臨み、見事にこの役を射止めたそうです。

あゝ、荒野が公開された2017年は、菅田将暉さんも出演した大河ドラマおんな城主直虎に出演したほか、あゝ、荒野以外の多くの出演映画が公開になり、飛躍の年となりました。続く2018年も続々とドラマの出演、映画の公開が続き、ますますの活躍が期待される若手俳優さんです。

あゝ、荒野の映画は原作と違う?

時代設定を変更

原作のあゝ、荒野の舞台は、1960年代の新宿です。映画版と原作と共通するのは、どちらも「東京オリンピックの後の新宿」であることです。そして、原作でも芳子と母親セツは地震の被害にあっていますが、それを映画では3.11、東日本大震災に置き換えられています。また、第二次世界大戦はイラク戦争に。

バリカンの父と新次の父は原作では繋がりは書かれていませんが、映画版では二人とも元自衛隊員であり、海外派遣先で上官と部下の関係です。新次の父が自殺する原因ともなっています。

バリカンの設定

二木建二、通称バリカンが韓国から父親により無理やり日本に連れてこられたというのは、映画版あゝ、荒野のオリジナルの設定です。ヤン・イクチュンさんは撮影のクランクイン当時40歳で、菅田将暉さんは23歳。映画版では新次はバリカンの事を「アニキ」と呼びますが、原作のバリカンは、逆に新次よりも年下で、弟のような存在です。

映画のみに登場するオリジナルキャラクター

あらすじでも紹介しますが、原作に出てこないオリジナルのキャラクターといえば、新次の母である京子、そしてライバルとして登場する裕二のほか、幼い頃からお兄さん的な存在だった劉輝です。彼らは、新次の過去や人物像をより深める役割を担っています。

原作の「自殺研究会」と映画の描写の違い

賛否両論の感想もみられる「自殺研究会」の描写ですが、原作にもあります。秋の大学の文化祭の展示にむけて、「自殺機械」の制作をします。しかし、自殺志願者が集まらない、ということが原作では描かれています。映画では、野外にステージを組んで「自殺防止フェスティバル」を開催します。それは動画中継され、誰もが観られる状態でした。

劇中、舞踏集団「大駱駝艦」の現役舞踏家がオリジナルの振り付けでパフォーマンスを行っています。そのあと、動画生中継という現代的な要素を加えながら、公開自殺のパフォーマンスが行われますが、この一連のシーンは寺山修司の路上演劇のオマージュといわれています。また、映画では自殺研究会のメンバーはドローンを利用していますが、これも新しい要素のひとつです。

あゝ、荒野の菅田将暉の濡れ場や肉体美について

菅田将暉の細マッチョ姿がかっこいいと話題に!

主演の菅田将暉さんは、「あゝ、荒野」の出演にあたって肉体改革をしました。本格的なボクシングシーンがあるため、やせ気味の体重を増やすために食生活も変え、厳しい筋力トレーニングもしたそうです。メイキングでは、縄跳びを軽やかにこなす菅田将暉さんの姿をたっぷりと見ることができます。その肉体は「あゝ、荒野」という作品の中で、惜しみなく披露されています。

シャツの上からでもわかるほど一回り大きく、なおかつ引き締まった身体は、ボクシングシーンはもちろん、激しい濡れ場でそれを見ることができます。新次は粗野で暴力的な部分は多いのですが、助けてくれた相手にはお礼を言い、好意を持った相手にはそれを示すなど、素直で愛らしい一面があるという感想も多いです。その辺りを見事に表現できるのも菅田将暉さんの魅力です。

激しい濡れ場

映画の公開と同時に、全6回に分けてU-NEXT独占配信もありましたが、R15+指定でもぎりぎりとの感想がでるほど、菅田将暉さんの過激な濡れ場があります。シャワールームのガラス越し、布団やベッドでのシーンの他、全裸の後ろ姿のシーンもあり、鍛え上げられた身体を見ることができます。

ちなみに菅田将暉さんと、その相手である芳子役の木下あかりさんとは初共演。挨拶を交わしてから、たった3分で服を脱いでの撮影となったそうです。最初に裸になってしまったので、そのあと恥ずかしいことが無くなったと、インタビューで語っています。

あゝ、荒野の映画あらすじネタバレ

少年院あがりの新次

「あゝ、荒野」のあらすじを紹介していきます。前篇の新次と建二の絆が深まっていく雰囲気と、後篇のラストシーンへ向かう怒涛の展開の雰囲気は違ってきますが、まずは前篇のあらすじから説明していきます。

東京オリンピック後の2021年の新宿。かつて起こした暴力事件や悪事が原因で、少年院にいた新次が、出所してすぐ、腹ごしらえをしようとラーメン屋に入ったときに爆発事件が起こります。逃げて行った隣の客のラーメンを、むさぼるように新次は食べました。かつての仲間のもとへ行き、また同じく高齢者の詐欺に手を染めようとする新次ですが、もう会社を作って悪事からは手を引いたと言われます。

代わりに自分を少年院送りにして逃げた裕二の居場所を聞き、菅田将暉さん演じる新次はそこに乗り込みます。裕二はボクシングジムにいました。新次は自分の人生を台無しにしておいてスポーツか、と怒りをあらわにし、トレーニング中だった裕二に、周囲の制止を振り切り殴りかかります。しかし、鍛え上げられた裕二のパンチが腹部に入り、新次は動けなくなります。

新次はジムを追い出され、路上に倒れ込みます。そこに、勤め先の床屋のチラシを配っていた建二が駆け寄ります。心配していると、古いボクシングジムをまかされたばかりの堀口がやってきて、二人をボクシングに誘います。そのまま食事をすることになる3人。二人はその時はさほど真剣にボクシングのことなど考えないのですが、この出会いがその後の運命を変えていくことになります。続けてあらすじを紹介していきます。

芳子との出会い

現金

新次が食事をしていると、店の公衆電話に間違えて出てしまう女性客に目が留まりました。彼女は自分の職場の電話と間違えて受話器をとってしまったのですが、それをきっかけに話しかけます。そのまま2人はホテルへ向かい、激しく愛しあいます。しかし、新次が目覚めると芳子の姿はなく、封筒に入ったなけなしの現金が奪われていました。芳子はそうやっていつも、男から金を奪っていたのです。

ボクシングをはじめるふたり

新次の父親が自殺したあと、母親はとある教会で新次を手放し、2度と戻ってこなかったという過去がありました。その教会を訪ねた新次は、その当時一緒に過ごし、信頼していたはずの兄貴分、劉輝の居場所を手に入れます。子どもの頃同じ施設でいじめられていた新次を助けてくれたのが劉輝ですが、青年になってからは一緒に悪事に手を染めていました。そんな劉輝は今、車いすバスケに打ち込んでいたのでした。

バスケットゴール

一方、大人になっても相変わらず父に虐げられ、床屋で働きながらも吃音で言葉がうまく話せないままだった建二は、父親に負わされた自分の怪我をみて、とうとう家を出ることを決意します。行き場を失った二人が向かったのは、堀口に誘われた、さびれたボクシングジム「海洋(オーシャン)拳闘クラブ」でした。

新次は建二を「兄貴」と呼び、2人はジムで寝泊りをしながらトレーニングを始め、昼間は建二は床屋で、新次はスポンサーがやっているラブホテルを改造した介護施設で働きました。新次はボクサーになるためには外で人を殴らないように、など堀口に諭され、介護施設のキツイ仕事も文句も言わずにこなします。堀口は、スポンサーである宮木にトレーナーを雇ってほしいと頼みますが、断られます。

堀口は夜は「おっさんホスト」として働いて、二人にトレーナーを雇おうとしていました。それを知った二人は、よりトレーニングに励み、無事にプロテストにも合格しました。堀口は、新次には「新宿新次」建二には「バリカン建二」というリングネームをつけます。新次は初め不満を口にしますが、建二は気にいり、二人はボクサーとしてスタートを切りました。

芳子との再会

ラーメン

ベロベロに酔っぱらった堀口と、建二と新次が立ち寄った中華料理屋で、店員として働いていたのは芳子でした。金を抜き取っていった事を初めは責めますが、金を返さないならデートしろ、という新次。2人は少しずつ仲を深めていきます。芳子は震災の被災者であり、さらにその前から微妙な関係だった母親から逃げた過去がありました。

ボクシングに打ち込んでいく2人

堀口が雇ったトレーナー、でんでんさん演じる馬場は思ったよりも高齢でしたが、トレーニングは厳しく、容赦なくしごかれる2人。それぞれスタイルの違うボクシングをしながら、お互いを認め、高めていく場面も見られました。そして迎えたデビュー戦の日。対戦相手を「憎みきれず」負けてしまう建二に対し、新次は好戦的に相手に立ち向かい、勝利でデビューを飾ります。

社長も観戦にきていましたが、その隣にいた秘書は、母の京子でした。新次は気づいていましたが、試合後に顔を合わせたとき声をかけた京子に、新次は応えずにその場を後にします。その後も新次は順調に勝ち続けました。新次は、今までロクなもんじゃなかったが、ボクシングだけはちゃんとしたい、生活もきちんとしていきたいと思い始めていました。同じように、荒んだ生活をしてきた芳子にもちゃんとしてほしいと言います。

そして芳子との関係ももっと強いものにしていきたいと考えていました。その矢先、子どもを連れた裕二夫婦と、車いすに乗った劉輝が会っているところを偶然見かけたのです。いかにも幸せそうな家庭をもち、過去を忘れたかのような裕二と劉輝の関係に、言いようのない思いを抱え、その場を去ります。その気持ちを憎しみに変え、さらにトレーニングに励む新次。

ある日、ロードワーク中に裕二と新次はばったり会います。劉輝が過去を忘れて生きろと言っていること、あの頃のことを話す裕二ですが、そんなことは関係ない、今は2人の問題だ、次は試合でやりあうと新次は吐き捨て、2人は別れます。

自殺防止フェスティバル

新次と建二、2人の物語のあらすじからは少しそれますが、自殺防止フェスティバルの場面へと移ります。公開されたイベントである上、その様子はネット上で動画配信されました。将来に夢が持てない若者、介護疲れ、原発事故を起こした電力会社のクレーム係の会社員など、それぞれの理由で自殺を志願してきた人たちですが、誰もその場で死ぬことはできません。

最後の一人は老いぼれた建二の父親でした。建二の部下であり、新次の父親は自殺で死亡していました。建二の父、建夫はその舞台を降りますが、自殺研究会の代表川崎が弟のドローンによりたくさんの人の前で死んでいきました。

あらすじは元にもどり、新次の次の試合。勝利し、ゴングが鳴ってからも熱が冷めず殴り続けようとする新次は周囲に止められる始末でした。興奮状態のまま観客席に裕二を見つけると、「殺してやるからな!!」と叫び続けました。後半のあらすじに続きます。

ここから後篇のあらすじ

新次は、堀口と競馬場に来ていました。競馬新聞を観ながら、なぜ親馬の名前が書いてあるのかという疑問を口にする新次に、堀口は馬の勝ち負けは、血統が大事なんだと教えます。親がそんなに大事なのかと、複雑な表情を浮かべる新次。しかし、レースの結果をみながら、宿命に勝たなきゃ面白くない、俺たちならカウンター一発決めてやろうと堀口は新次を鼓舞しました。

ある日建二は、図書館で倒れた妊婦を助けます。血だらけの彼女は、自殺研究会にいた、今野杏南演じる恵子でした。恵子は無事でしたが、お腹の赤ちゃんは助かりませんでした。父親は、あのフェスティバルで亡くなった川崎でした。その頃、宮木社長のもとに、近々葬儀場を新設するため、ジム場所を倉庫にするから出ていってほしいと、オーナーである「二代目」(先代会長の息子)がやってきます。

ジムの存続の危機をしらない2人は、変わらずにトレーニングに励みます。この頃、新次は父親の自殺の原因と、建二の父親の関係を知り、芳子も自分の生い立ちを話すなど、登場人物の過去が明らかになっていきます。新次は憎むことで強くなり、建二は臆病さから、なかなか試合で勝てないでいました。そんな時「二代目」がジムにやってきます。二代目が注目したのは明らかに強かった新次ではなく、建二でした。

二代目は建二を引き抜き、他のジムで育てることにします。建二も、焦がれるほどに憧れる新次と闘うためには他のジムに行きたいとその誘いに乗ることにし、新次のもとを去っていきます。時を同じくして、そばにいながらボクシングの事だけに集中していく新次をみて、芳子も離れていき、行方がわからなくなっていました。一度は深く繋がりあえた彼らの関係が崩れ始めていました。

新次は、宿命のライバルの裕二との対決にも勝利しますが、あれほど熱くなっていたにも関わらず、大きな手ごたえがなく終わってしまいました。ジムの存続もいよいよ厳しくなり、新次はまた孤独になり、生活も再び荒れ始めていました。建二は二代目に、新次との対決を頼みこみ、試合が決まります。登場人物全員のそれぞれの思いをのみこみながら試合の日に向かっていきます。

荒れ始めていた新次と違い、新しいジムで強くなった建二は逆に有名になりつつありました。そんな2人の最後のボクシングシーンは壮絶なものになりました。建二の父、建夫も、芳子も新次の母親も会場に来ていました。孤独な二人の闘いは、最後はどうなってしまうのか。あらすじの紹介はここで終わりますが、余韻を残したラストシーンは必見です。

Thumbあゝ、荒野のキャスト一覧と相関図まとめ!菅田将暉とヤン・イクチュンのW主演 | 大人のためのエンターテイメントメディアBiBi[ビビ]

あゝ、荒野の映画を観た感想や評価は?

あゝ、荒野の感想のツイートを紹介していきます。「あゝ、荒野」の世界は、映画版でもわかりやすい起承転結のストーリーではありません。多くの謎を残した感想を持つ人も少なくないようです。しかし、寺山修司の原作もそれと同じであるため、この作品はそれでよいのだ、という感想のツイートです。

あゝ、荒野と同じ年に公開の「帝一の國」や、「銀魂」では見た目もまったく違い、コメディシーンを全力で演じている菅田将暉さんですが、「あゝ、荒野」ではまた全く違う演技を見せているという感想です。あゝ、荒野の激しい演技はまたこれまでとも違い、魅力的といわれています。

菅田将暉さん、山田裕貴さんという若手の実力派俳優が出演している「あゝ、荒野」ですが、「キラキラした青春もの」とは違う感想が多くあります。ラブシーンも多くありますが、恋愛映画とは違っています。俳優を通じて、いつも見る映画とは違う作品に出会うという事に触れた感想です。

脚本の港 岳彦さんの感想ツイートです。脚本家が本を仕上げた後は、全て役者や監督にゆだねられることも多いそうです。脚本を書き上げたご本人の感想からも、熱さが伝わるツイートです。

あゝ、荒野の映画あらすじまとめ  

菅田将暉さんの魅力あふれるあゝ、荒野の映画は、現在は配信やレンタルで観ることができます。R15+と指定はついていますし、前・後篇合わせると300分近い長い映画となりますが、ラストシーンまで目が離せない、孤独と戦う二人の物語を一度観てみてはいかがでしょうか。なお、「あゝ、荒野」セルDVD&Blu-rayはR-18版となっています。

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