バトル・オブ・ザ・セクシーズの感想ネタバレ!エマ・ストーン主演映画のあらすじ

2017年公開の映画『バトル・オブ・ザ・セクシーズ』。夫婦ジョナサン・デイトンとヴァレリー・ファリスが監督した作品。性格差を題材にするあらすじに夢中になってしまうファンが続出。現代とは異なる男尊女卑時代に男女平等の為に立ち上がった女子テニス選手の勇気ある行動を描いた感動作です。今回は映画『バトル・オブ・ザ・セクシーズ』の結末までのあらすじとキャストをネタバレ紹介します。『バトル・オブ・ザ・セクシーズ』の内容、背景をファンのネタバレ感想なども交えてご紹介します。

バトル・オブ・ザ・セクシーズの感想ネタバレ!エマ・ストーン主演映画のあらすじのイメージ

目次

  1. バトル・オブ・ザ・セクシーズというエマ・ストーン主演映画の感想をネタバレ紹介!
  2. バトル・オブ・ザ・セクシーズとは?
  3. バトル・オブ・ザ・セクシーズの映画あらすじをネタバレ!
  4. バトル・オブ・ザ・セクシーズのネタバレ感想を紹介!
  5. バトル・オブ・ザ・セクシーズのボビーリッグスなどを演じるキャスト一覧!
  6. バトル・オブ・ザ・セクシーズの日本公開日は?
  7. バトル・オブ・ザ・セクシーズのネタバレ感想まとめ!

バトル・オブ・ザ・セクシーズというエマ・ストーン主演映画の感想をネタバレ紹介!

映画『バトル・オブ・ザ・セクシーズ(英:Battle of the Sexes)』は、映画監督デビュー作の『リトル・ミス・サンシャイン』で高い評価を得た夫婦、ジョナサン・デイトンとヴァレリー・ファリス監督の作品です。また、映画『トレインスポッティング』や『スラムドッグ$ミリオネア』で有名なダニー・ボイルがプロデューサーを務めることでも話題となりました。

映画『バトル・オブ・ザ・セクシーズ』はその名の通り”性差を超える戦い”を描いたスポーツ映画です。男女対抗試合を取り上げ、1973年に女子テニスの世界女王となった実在人物ビリー・ジーン・キングの活躍を描きます。今回は映画『バトル・オブ・ザ・セクシーズ』のあらすじ、キャストのネタバレ、映画の感想をご紹介いたします。

バトル・オブ・ザ・セクシーズとは?

2017年公開の『バトル・オブ・ザ・セクシーズ』はエマ・ストーンやスティーブ・カレルをメインキャストとしたスポーツ映画です。男女差別を訴える動きが多かった1973年に、実在のテニス選手が優勝賞金を巡る「男性至上主義のブタ対フェミニスト」の戦いを舞台に制作されました。ノンフィクション映画で、キャストのビジュアルが実在人物にかなり近い為、は現在人のみならず当時の状況を知っていた世代にも楽しめる作品です。

映画『バトル・オブ・ザ・セクシーズ』では、全米女子テニスチャンピオンのビリー・ジーン・キングのもとへ、かつて世界王者のボビー・リッグスから電話が入ります。「対決だ!男性至上主義のブタ対フェミニスト!」と一方的に試合を申し込まれます。ビリー・ジーン・キングがボビー・リッグスの挑戦を受けたその瞬間から、世界中の男女を巻き込む途方もない戦いが始まることに...。尚、タイトルの『バトル・オブ・ザ・セクシーズ』は性を超えた闘いという意味です。

映画『バトル・オブ・ザ・セクシーズ』は題材柄、差別的な言動や描写はありますが、現代の男女平等に至るまでの通過点を目にし、とても感動を誘う作品です。テニスやスポーツに興味のない方でも勿論、少しでも興味があれば作品に入り込んでしまうこと間違いなしです。『バトル・オブ・ザ・セクシーズ』を見終えた後は充実感や満足感で満たされます。まだ本作を観たことがないという方はぜひご覧ください。

バトル・オブ・ザ・セクシーズの映画あらすじをネタバレ!

ここまで『バトル・オブ・ザ・セクシーズ』の作品背景、概要情報をご紹介いたしました。ここからは映画本編のあらすじについてネタバレを交えながらご紹介していきます。ぜひ物語の背景を想像しながら読み進めていただければと思います。多様の感想が見られる作品ですので色々な視点でご覧ください。

ネタバレあらすじ!女子テニスの女王

あらすじの最初は、決勝戦でラリーを続けるビリー・ジーン・キング。最後はスマッシュで得点を決め、この日テニス女子選手が王者となりました。その後、インタビューを受けるビリーをテレビ越しに見ているのが、かつてテニス男子選手の王者であったボビー・リッグスでした。テレビでは、MCが「記録的な活躍を続けるビリー・ジーン・キングがロージー・カザルスに勝利し、史上最も成功した選手である!」と称賛されます。

そしてリクソン大統領からも称えられるビリーは、女子選手全部の賞金が欲しいと、女王という立場に満足していない発言をします。テレビで持て囃されるビリーを見て、気に食わないボビーは乱暴にテレビを消します。

ボビーは外をジッと見つめたかと思うと、急に立ち上がりテニスラケットを持ったかと思うと持っていたゴミを打ちます。随分前に選手を引退したボビーの体躯はふくよかになり、素振りもキレがありません。

ネタバレあらすじ!元チャンピオンのボビー!

ゴミをラケットで飛ばした後、ボビーは深くため息をつきます。そして、場面はビリー・ジーン・キング優勝を称えるパーティーに。紹介を受けたビリーは旦那のラリー・キングとホールに登場しダンスを始めます。笑顔でダンスをするビリーのもとに一人の女性、グラディス・ヘルドマンが乱暴な足取りで近づいてきます。そして「これ見た?」とビリーに紙を渡します。その紙には、深夜にテニス協会が発表した要項が書かれていました。

怒りを隠せないグラディスは「銃を頂戴」と乱暴な言葉を吐きます。「ジャック・クレイマーの意向が見え見え」と、紙を見たビリーも怒りを露わにします。そして、ビリーとグラディスは話をつける為にパーティー会場を後にします。ビリーと一緒にいた男性は「思いっきりやっておいで」と二人を見送ります。格式高いバーでお酒を飲む男性二人のもとに無理やりビリーとグラディスが入ってきます。

ネタバレあらすじ!昔は当たり前だった男性至上主義

グラディスは「アジトを襲ってやったわよ」と男性2人に嫌味を吐き、男性たちはたじろいでしまいます。1人の男性は「君たちが来る場所じゃない」とけん制しますが、即座にグラディスが「それは私が女性だから?それともユダヤ系だから?」と盾突きます。その様子を見て、もう1人の男性ジャック・クレイマーが「歓迎する」とビリー達に座るよう促します。用件を聞かれたビリー達は先ほどの紙を机に叩き付けます。

「あぁそのことか。」という男性に対して、「この発表によると、男子の優勝賞金は12,000ドルで女子の場合は1,500ドルだそうね。」とビリーが畳みかけますが、男性たちは素直に認めます。男性の賞金を上げ、最高の選手を集め、アメリカで特に権威ある大会にしたい、と言います。その発言に対して、グラディスが「女子の賞金を渋るとより権威が上がるって意味?」と強くな姿勢で反撃します。

男性たちの意見では「男子の方が観客が集まる」という理屈でした。しかし、その発言に「ビリーは男子は女子の8倍の客を集められるの?」と問いただし、そして樹脂の優勝賞金は男性の優勝賞金の8分の1しかないことを突き付けます。今日の決勝戦では男子と同じ数のチケットが女子でも売れていました。この事から女子の賞金を8分の1とすることに納得がいかないことを、ビリーは訴えます。

ネタバレあらすじ!女子選手の為に立ち上がるビリーとグラディス

それでもジャックは「同じ額など払えるわけがない。男性の方が楽しい試合になる。」と屁理屈を言います。男には家族を養う必要があることを理由にしようとしますが、ビリーは「私も家族を養っている」と反論します。水掛け論が続く中、ビリーはト-ナメントをボイコットすると言いますが、ジャックは好きにしろと見放します。

その態度に対しビリーは「それだけじゃなくトーナメントを開催する。パシフィックサウスウェストオープンと同じ日程で!」と捨て台詞を吐きその場を後にします。一方、ボビーは自宅で妻と食事をしていました。妻の父親の会社で働いているボビーは、自分がただの役立たずだと、ネガティブに嘆きます。そして夕食の席でギャンブルの言葉が出てしまいボビーは冷や汗をかき「ギャンブルはしない」と誤魔化します。

ネタバレあらすじ!ギャンブルに溺れる昔の王者

そして、仕事の続きをするから会社に戻るとボビーは自宅を出ます。ジャックが向かった先はテニスをもとにした掛け場をして男たちが盛り上がる場所でした。ボビーは妻に秘密で大好きなギャンブルをしていました。ギャンブルで設けた金で買った車は仲間が隠しています。更衣室で男たちはビリー・ジーン・キングの話になります。

「賞金10万ドルでなんの不満があるんだ!」と嘆きます。女子が短いスカートで走り回るのは悪くないが、男子と同等に扱うなんで無理な話と、男たちは男尊女卑丸出しの会話をします。そこでギャンブル仲間の一人が「ジャック、お前とビリー・ジーン・キングの試合なら大金を払ってもみたい」と発言します。後日、ビリーとグラディスは何名かの女子選手を連れて病室に来ていました。

ネタバレあらすじ!女子テニス協会!

ビリーとグラディスに賛同した女子選手たちが集まったのです。翌日の取材の為に見た目を綺麗にするよう、ビリーが全員分の美容代を負担しました。スポンサーはこれから見つけると言うグラディスに対して、一人の選手が賞金はどうなるのかと聞きますが、他の選手が「優勝しないともらえないんだから考える必要ない」と笑い話にすることでビリーたちは小さい難を逃れます。その様子を見ていた美容師たちがビリーたちに声をかけます。

「あなたたの勇気に尊敬する。あなたたちが動いてくれるお蔭で、男たちはようやく話を聞く気になったみたい」と同意する発言をします。ビリーを担当していたマリリンは「素敵にするから」と、見た目をあまり気にしないビリーに髪型を変えるように促します。ビリーとマリリンの間には何か甘い空気が流れます。ビリーは帰り際マリリンにトーナメントの招待状を渡します。

翌日、選手たちは記者会見の場に集まり、”女子テニスWTA”参加の契約書にサインをしていました。その場にはジャックが来ており、ビリーに間違っていると抗議してきます。「何か案があるわけ?」と攻撃するビリーに、ジャックは「引き続き全米テニス協会に所属することを認めよう」と言います。これは女子選手が協会から締め出されることを意味していました。

顔色の変わるビリーに対しジャックは「グランドスラムもウィンブルドンも出れなくなるんだぞ」と脅してきますが、ビリーには全く効きません。「最高の女子選手がいないグランドスラムなんて面白くもない」と反撃に出ます。ビリーは選手たちの記念写真の場に移ります。全員が1ドル札を持ってカメラに笑顔を見せます。その時、ビリーが「女子はテニス協会をクビだって」と発言し、何も知らなかった選手全員が固まります。

ネタバレあらすじ!異例の1ドル契約

その様子にグラディスが「ジャックに1ドル札を見せてあげて」と促します。1ドル札を靡かせる選手たちを見てジャックは「その1ドル札を忘れるな。それ以上は稼げないぞ。」と言います。その言葉に選手たちは凍りつきます。記者会見後ダイナーで食事をする、ビリーとグラディス以外の選手たちは全員暗い顔で座っています。グラディスが入ってきて「あら?誰か死んだ?」とふざけて見せます。

そんな落ち込む選手たちにグラディスは煙草を配っていきます。「こちらはグラディス・ヘルドマンとフィリップモリスが作った煙草です。12か月間アメリカ中で吸いまくれば12か月間のスポンサー料と賞金を出してくれるそうよ」と、立て続けにグラディスは「トーナメント毎に賞金は7,000ドルよ!」と発表します。落ち込んでいた選手たちも途端に喜び笑顔になります。

グラディスは資金が集まったことを高々と宣言。そして「専属デザイナーとしてテッド・キンディングに声をかけたから選手それぞれ好きなウェアを作って!」とのグラディスの発言に選手たちは色めき出します。そして最後に、今回のトーナメントには剛腕のマーガレット・コートも参加することが告げられました。ビリーは少し凍りついた様子でしたが「私が勝つ」とビリーは宣言します。

ネタバレあらすじ!テニス界初めての専属デザイナー

専属デザイナーのテッドは個性的な人で「テニス界に初めて僕が色を入れる」と宣言。それまで白しか許されなかったテニス界で、色の入ったウェアを選手たちは着ることとなりました。その後、ビリーたちはラジオ番組のゲストとして招かれます。テニス協会から抜けた理由を問われ、ビリーは「全米テニス協会が真っ当な支払いをしてくれないので、組織を立ち上げました」と発表します。その勇気ある行動にラジオのMCも関心します。

そして、自分たちでコートに人工芝を引いたり、チケットを売ったりしていること、そしてその間に試合に向けて練習をしていると話します。ビリーは大きな目標をかかけて団結していること、そして、「女性を尊重して正しい額を払う。それが正しいと証明したい。」とビリーは力強く発言します。

ネタバレあらすじ!妻にギャンブル癖が治っていないことがバレてしまうボビー

ある日、ボビーは自宅で息子と遊びながら部屋をぐちゃぐちゃにしていました。そして、急に自宅にロールスロイスの車が届けられます。その車を見て息子は大興奮でしたが、ギャンブル仲間が届けるよう手配してしまったことで、ボビーは妻にギャンブルをしていることがバレてしまいます。妻の態度を見て、ボビーは今度こそギャンブルから離れることを決意します。

女子テニスの試合の日、試合後にファンにサインをするビリーのもとに美容師のマリリンが会いに来ます。マリリンはビリーに「ダンスは好き?」と聞いて、ナイトバーに誘います。バーではマリリンがビリーの凄さを熱弁します。そこへ、ビリーのファンだという男性が近付いてきます。ビリーはお礼を伝え握手をします。ダンスに誘われますがビリーが断ります。代わりにマリリンがその男性とダンスすることに。

ネタバレあらすじ!ビリーとマリリンの禁断の関係

その晩遅くなってしまったので、ビリーはマリリンを自宅に泊めることに。帰宅後、暗い部屋の中でビリーとマリリンはいい雰囲気に。「結婚している」とビリーが告げると、マリリンも「私も」と告げます。お互い女性同士での経験はなく、ぎこちなくキスをしますが抑えきれず2人は熱い夜を過ごします。

その頃、ボビーは自宅でニュースを見ていました。そこへ開催された女子テニスのヴァージニアスリム選手権の光景を見ます。活躍するビリーの姿を、ボビーは暗い部屋の中で見つめます。

ビリーとマリリンが熱い時間を過ごす中、急にホテルの部屋の電話の呼び鈴がなります。電話はボビーからでした。ホテルに片っ端から電話をしていると興奮しながらビリーに言います。ビリーは電話を切ろうとしますが、ボビーは切らせません。

ネタバレあらすじ!男と女の対決!男性至上主義のブタ対毛もじゃのフェミニスト!

ボビーはテニスの試合をビリーに持ち掛けます。「男と女の対決!男性至上主義のブタ対毛もじゃのフェミニスト!」とボビーは高らかに叫びます。ビリーは早々に話を切り上げて電話を一方的に切ります。脱衣所から戻ってきたマリリンに、ビリーはこれ以上関係を持てないと謝ります。旦那を裏切れないと。拗ねて別のベッドに横になるマリリンにビリーはまたキスをします。

電話を切られたボビーは息子のラリー・リッグスの家に泊めてもらうことに。翌日ボビーは下着を取りに自宅に戻りますが妻のプリシラはまだ怒っています。下着を取りたいと言うボビーに、プリシラが窓から下着を投げ落とします。そして、ボビーはギャンブル用のセラピーグループに参加します。しかしボビーは「ギャンブルが上手くなればいい!」と持論を展開しますが、参加者の同意は得られませんでした。

ビリーは昨晩の酒を後悔しながら慌ただしく準備をします。そしてマリリンと一緒にホテルを出ますが、その2人の姿をテッドたちが目撃します。旦那のラリーには秘密にしようと言い合います。そして、選手たちはマリリンを見て、ツアーに同行するようグラディスにせがみます。美容師が必要!と全員がせがみます。どうにも出来ず、グラディスはマリリンの同行を許可します。

ネタバレあらすじ!マーガレットが気付いた関係

移動のビリーの車の中で、ビリーとマリリンは今後のことを話します。互いに距離を持とうとすればするほど、ビリーとマリリンの仲は深まります。その頃、ホテルでビリーとマリリンの姿を見かけたマーガレットは2人は愛人関係だと気付きます。そして、帰宅したマーガレットのもとにボビーが急に訪れてきました。「1番と試合がしたい」とマーガレットに伝え、明日の試合でビリーに勝つよう遠回しに伝えます。

ビリーの滞在するホテルには、夫のラリーが急に現れます。ロビーでその姿を見たテッドは焦り、ビリーの部屋に連絡を入れます。部屋の片づけに翻弄されるビリーを横目に、ラリーとビリーの治療の為に取りに行った氷を持ったマリリンが偶然同じエレベーターに乗ってしまいます。互いを知らない2人は気軽に会話を交わしますが、ビリーの部屋の前でラリーとマリリンが鉢合わせます。

ビリーはマリリンと夫のラリーに互いの紹介をし、その時初めてマリリンが気付きます。マリリンはその辺の美容師だと告げ足早にその場を去ろうとします。その後ろ姿にラリーは少し違和感を感じます。ビリーの部屋に入ったラリーは女性用のブラジャーを発見します。明らかに妻ビリーの物でないことに気付くと、マリリンとの関係になんとなく気付いてしまいますが、ラリーは何も気づかないフリをしてビリーの足の手当てをします。

試合当日、ビリーとマーガレットの試合は圧倒的有利にマーガレットが進めました。動揺していたビリーは本来の力が発揮できず終えます。優勝したマーガレットは大きいトロフィーを掲げます。その夜、ビリーの部屋でラリーは献身的に手当てをします。ラリーは「一人になりたいなりたいだろ」と告げ、すぐ帰ると言ってホテルを後にします。ホテルのエントランスに出たラリーはマリリンを見つけます。

ネタバレあらすじ!夫と愛人の対決

マリリンとの関係に気付いているラリーはマリリンに忠告をします。マリリンは「ビリーの幸せを願っているだけ」と冷静に返し、2人はその場を後にします。一方選手用の更衣室では、ビリーのもとに後から来たマーガレットが「昨日ボビーがうちに来た。エキシビションマッチに誘われたわ。」と告げます。この時、マーガレットは先にビリーがこの件を断っていたことを知ります。

ビリーは見世物になるから、とマーガレットを説得しようとしますが無表情でその場を後にします。マーガレットが去った後、ビリーは怒りをあらわにします。ボビーは勝手女をバカにしたいだけ!と怒鳴り声をあげます。その様子を見て、一緒にいたテッドたちはマーガレットの腕が筋肉で太くなって4cmも袖を広げたと、剛腕ぶりを伝えビリーを安心させようとします。

ネタバレあらすじ!ビリーが女王となるまでの経緯

その晩、ビリーの部屋にはマリリンが来ていました。2人は互いの幼い頃の話をします。ビリーは幼い頃所属していたテニスチームの集合写真を取る際に、男性カメラマンが貧乏でワンピースを着れなかったビリーを集合写真から外した話をします。その時に、男性の理不尽さに勝てるようにテニスで強くなろうと心に決めたのだと、マリリンに話します。

そして、ボビーとマーガレットのエキシビションマッチ当日。コメンテーターにはテニス協会のジャック・クレイマーが参加していました。

そして、ボビーが勝つと自信満々に宣言をします。女性はプレッシャーに弱い面があると話します。一方ビリーたち選手たちは空港のペイTVでエキシビションマッチを見ますが、残念ながらマーガレットはボビーに押されていました。上手くいかないプレーにマーガレットの動きも鈍ります。

ネタバレあらすじ!女性に対する侮辱の言葉

その試合中にジャックが「さっきも言った通りです。女性はテニスができないわけじゃない。プレッシャーに弱いだけなんですよ。これでやっと女性が男性と同じ賞金を要求することに歯止めがかかるでしょう。ただ単純にレベルが違うんですよ。認めましょう、ビジネスでも政治でもスポーツでも何でも構いませんが、頂点に立つのは男性です。」とコメントをします。

この発言を聞いて選手たちは深い怒りを感じます。試合はボビーの勝ちとなります。勝利後のスピーチでボビーは「ボビー・リッグスは女王さん方のトップに立ったわけだ。

女王の座を欲しければいつでも受けてたとう!私は今日この場で証明した、一点の曇りもなく男性の方が優秀だと!」と発言。そして、ギャンブルを持ち掛けます。ボビーに勝ったら掛け金は3倍。ボビーを倒した女子選手に10万ドルを出すとテレビ中継で宣言します。

ネタバレあらすじ!ビリーの決意

ビリーは自分のやるべき事を悟ります。自分がボビーを倒さないといけないと。一人で考えると部屋と出たビリーは、夜のテニスコースで一人練習をします。その姿をマリリンが切なく見つめます。そして、ビリーはラリーに電話をします。ボビーに電話して受けて立つことを伝えて、とビリーはラリーに頼みます。日付、開催地、使うボールも決めるのは全てビリー、という条件の基挑むこととなります。

ビリーがホテルの部屋に戻ったところマリリンの姿は無くなっていました。自宅へ戻ったボビーはプリシラにビリーとの試合のことを高らかに発表します。しかし、ボビーは実は不安だと素直にプリシラに打ち明けますが、プリシラは「近くに落ち着いていられる夫が欲しい、それはあなたではないの。」とプリシラも正直に打ち明けました。

ネタバレあらすじ!遊び呆けるボビーと真面目に練習するビリー

ボビーは賭け仲間に連絡しオッズを確認します。ボビーの勝利に15,000ドルかかっていることを確認します。そして、ビリーとボビーは記者会見を開きます。会見はボビーのジョークに沸きますが、ビリーの嫌味にも会場は笑いに包まれます。その後ボビーは憑き物が取れたように自由に生活し始めます。コスプレしたり、フライパンでボールを売ったり、ヌード写真を取ったり遊びたい放題。その間にビリーは着々と練習を積みます。

ボビーの息子ラリーは練習を進めますが、マーガレットに勝ってるから練習はいらないとボビーは言います。アメリカ国民もほとんどはボビーの勝利を確信していました。そして、女子テニス選手の仲間たちもボビーが勝つと思っていると、ビリーは知り心底ショックを受けます。練習し続けたビリーは体が弱りインフルエンザにかかります。体調を崩しグラディスに1週間療養するよう言われます。

プレッシャーの影響でビリーが弱っていると思ったボビーのお遊びはさらに加速します。ある日、ボビーとビリーは対面します。インフルエンザは大丈夫かとボビーが問いますが、インフルエンザにはなっていないとビリーは言います。

その時、ボビーの後ろからジャックが姿を現します。そして、ボビーがジャックに中継のコメンテーターを頼むと言いますが、ビリーはそれに猛反対します。

ネタバレあらすじ!ビリーとジャックの仲は修復されず

ジャックをコメンテーターにするなら試合を降りると言うビリーに、ジャックは2人で話そうと誘います。2人で話すものの話は堂々巡り。ビリーとジャックの仲は亀裂が深まる一方です。ジャックの脅しも空しくビリーは折れませんでした。ジャックはボビーに詫びをしその場を去っていきます。その晩、ビリーは試合会場となるテニスコートを一人静かに見つめていました。

世紀の決戦当日、それぞれが会場入りします。ボビーがコートに向かおうとすると息子のラリーが自分は部屋で応援すると言い出します。ボビーが去る間際、僕は父さんに必要ないからと呟きます。一方ビリーはというと、両親とテッドと何かが足りないと言い争っていました。靴でもない、ウェアでもないと言いあっていると、背後から「髪型?」とマリリンの声が聞こえました。

マリリンなりにビリーを励ましたいと思うあまり、美容師としてビリーの応援に駆け付けたのです。そして、ビリーとマリリンの2人になり髪型をセットします。そして、テレビ中継が開始されます。ビッグバンドの演奏、チアガールなどテニスにはあるまじき光景でした。3万人を動員していると大々的に報道されます。セットを終えたビリーはテニスコートに向かいます。

ネタバレあらすじ!世紀の一戦!男と女の闘い!

ビリーは派手な乗り物に乗せられた仰々しく登場させられます。そして、ボビーも登場します。どちらにも会場からの声援が届きます。そして、コメンテーターには女子選手仲間のロージーが参加することにありました。ロージーはビリーの勝利を一切疑っていません。ストレートでビリーが勝利すると発言します。そして、試合が始まります。先制点はボビーに入るものの、1ゲーム目はビリーがセットを取ります。

ボビーは強いビリーという相手を目の当たりにし、本気で試合をし始めます。しかし、ビリーも負けずに際どい際を狙って責めていきます。ボビーからはユーモアが消えます。ビリーのスマッシュが立て続けに決まり2セット目もビリーが取ります。ボビーはビリーの流れを止める為に、怪我があると、メディカルタイムを取ります。そして、試合再開すると流れはボビーの方に向かったと思われました。

ネタバレあらすじ!試合の結果は

しかしビリーの戦略的プレーからボビーは体力を削られていきます。そして、ビリーのマッチポイント。全員が緊張して見守る中、最後はビリーが決めます。そして、試合はビリーの勝利となりました。ボビーはビリーに素直に敗北を認め、2人は肩を組みます。そして、勝利したビリーは大きいトロフィーを持って立ち上がります。その後、インタビューの前に1人になりたいと言ったビリーは更衣室で1人泣いていました。

ビリーはようやくプレッシャーから解放されたのです。一方の敗者ボビーも更衣室で肩を落とします。そこへプリシラが現れ、ボビーの表情が明るくなります。ビリーは涙を拭い、覚悟を決めテニスコートに戻ります。テニスコートではビリーの大好きな人たちが喜んでいる姿が見えます。迎えに来たテッドと一緒にビリーは会場に戻ります。ビリーの周りにはたくさんの人の笑顔がありました。

バトル・オブ・ザ・セクシーズのネタバレ感想を紹介!

映画『バトル・オブ・ザ・セクシーズ』はとても素晴らしい作品です。特に映画その物よりも性格差に関して触れた意見が多く見られました。また、性格差を全面的に表現した映画ですので否定的な評価はあまり見られません。前向きな感想の中から、特に目立った感想をいくつかご紹介いたします。

ネタバレ感想!性別が違っても権利は平等!

「揺らぎある人間味に共感。社会の通例・風潮に抗う勇気には拍手。」という感想においては、同様の感想を持たれる方が多くいらっしゃいました。『バトル・オブ・ザ・セクシーズ』を始めとして、女性界の中では、それだけ勇気ある行動であったことは現我々にも理解ができます。

男尊女卑の要素が強い映画ですが、下記のように男性からの好評意見も多く見られました。当時のビリー・ジーン・キングとグラディス・ヘルドマンの勇気ある行動が現在に繋がっています。

ネタバレ感想!考えさせられる...の意見

表面的な性差別だけでなく、『バトル・オブ・ザ・セクシーズ』のその背景までを読まれているファンの方も多いようです。男女平等化までのプロセスをしっかり評価されているコメントもたくさ見られました。

ネタバレ感想!心に響く言葉

『バトル・オブ・ザ・セクシーズ』は描写柄、ジャック・クレイマーやボビー・リッグスの女性否定的な発言が記憶に残りがちですが、実はビリーやグラディスなど、女性用語の良いセリフが散りばめられています。それぞれがファンに響く言葉になっています。

ネタバレ感想!キャストへの感想

映画『バトル・オブ・ザ・セクシーズ』でビリー・ジーン・キングを演じたエマ・ストーンも、ボビー・リッグスを演じたスティーヴ・カレルインタビューも、本人の面影が見えません。それ程までにビジュアルにも、もちろん魅せ方や雰囲気までも、『バトル・オブ・ザ・セクシーズ』ではしっかり作りこまれていることに気付きます。

感想にあるように、当時の服装表現がとても粋です。現代人には理解できない派手なデザインやカラーもありますが、当時は大流行の要素だったことが分かります。時代背景を常に感じられる『バトル・オブ・ザ・セクシーズ』は、前述の通り全てが計算し尽くされて作りこまれた大作であるという感想もあります。

バトル・オブ・ザ・セクシーズのボビーリッグスなどを演じるキャスト一覧!

エマ・ストーン/ビリー・ジーン・キング役

それでは、映画『バトル・オブ・ザ・セクシーズ』でメインキャストを演じた2名の役者さんをご紹介いたします。過去の作品も記載しておりますのでご興味がある方はぜひご覧ください。

2016年公開の『ラ・ラ・ランド』への抜擢で一躍時の人となったアメリカ人のエミリー・ジーン・ストーン(Emily Jean Stone)ですが、過去には『アメイジング・スパイダーマン』、『アメイジング・スパイダーマン2』、『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』などの大作にも出演しています。アンニュイな表情を見せる魅力的な女性を演じることが多く今や一流の女優さんです。

エマ・ストーンはフォーブス誌の発表するランキングで、前年トップのジェニファー・ローレンスを抑え、世界で最も稼いだ女優に選ばれました。映画『バトル・オブ・ザ・セクシーズ』以外でも、プライベートで男女差別に関して訴えるなど、性格差に関しての活動を評価される女優でもあります。

スティーヴ・カレル/ボビーリッグス役

俳優、コメディアン、脚本家、映画プロデューサーと幅広く活動するアメリカ人のスティーヴ・カレル(Steve Carell)は監督のデビュー作『リトル・ミス・サンシャイン』にも出演をしています。過去には、映画『ブルース・オールマイティ』、『アレクサンダーの、ヒドクて、ヒサンで、サイテー、サイアクな日』や『マネー・ショート/華麗なる大逆転』などの大作にも出演。

アニメ映画『ミニオンズ』や『怪盗グルーのミニオン大脱走』では声の参加もしています。映画『フォックスキャッチャー』ではゴールデングローブ賞主演男優賞や、カデミー賞の主演男優賞にノミネートされる大物です。また、エマ・ストーン同様、フォーブス誌の発表する「テレビ界で最も稼いでいる俳優」ランキングで最高3位にランクインしている、アメリカでは知らない人のいないセレブリティです。

バトル・オブ・ザ・セクシーズの日本公開日は?

映画『バトル・オブ・ザ・セクシーズ』は、2018年11月2日より配信プラットフォーム各社にて先行デジタル配信。ブルーレイとDVDは2018年12月5日にリリースされます。「20世紀フォックス」のホームページにて予習できますので、気になる方はぜひ下記よりご覧ください。

映画『バトル・オブ・ザ・セクシーズ』オフィシャルサイト| 20世紀フォックス ホーム エンターテイメント

バトル・オブ・ザ・セクシーズのネタバレ感想まとめ!

この度は映画『バトル・オブ・ザ・セクシーズ』に関して、結末までのあらすじやファンからの感想について、ネタバレを交えながらご紹介いたしました。老若男女問わず大変楽しめる作品となっておりますので、まだ見ていないという方にはぜひ一度ご覧いただければと思います。性格差は人それぞれの価値観がありますので、自分自身や客観的な視点でもご覧ください。

本作の監督夫婦、ジョナサン・デイトン監督とヴァレリー・ファリス監督の作品には『リトル・ミス・サンシャイン』、『ルビー・スパークス』、そして『ザ・メタルイヤーズ』もございます。映画『バトル・オブ・ザ・セクシーズ』を見て興味を持たれた方はぜひ過去の作品も観てみて下さい。思われる点があればSNSで感想を呟いてみてください。

今回のネタバレあらすじ紹介では『バトル・オブ・ザ・セクシーズ』の魅力が伝わるようにご紹介しておりますが、書ききれない魅力もまだまだたくさんございます。もし、もう一回見てるんだけどな...という方でも違った感想が持てますので、ぜひ2度目3度目にご挑戦いただければと存じます。本作を違う視点で、より興味深くご覧いただけるようになりますので挑戦してみてください。

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