闇金ウシジマくん ザ・ファイナルのあらすじと感想をネタバレ！竹本のその後は？

2016年10月22日から公開された映画「闇金ウシジマくん ザ・ファイナル」の面白いと話題となった物語のあらすじをネタバレを含みながら分かりやすく紹介し映画を観たウシジマくんファンの視聴者による感想もまとめていきます。映画「闇金ウシジマくん ザ・ファイナル」は映画「ウシジマくん」シリーズの第4作目にして最後の作品で、豪華キャストが多く出演しており興行収入6億4000万円を記録した大ヒット映画となりました。

「闇金ウシジマくん」とは、真鍋昌平が漫画雑誌「ビッグコミックスピリッツ」で不定期連載している漫画作品で、闇金融「カウカウファイナンス」を営む主人公・丑嶋馨を巻き込む事件や人間関係を描いており、登場キャラクターに闇金融・暴力団・暴走族などのアウトローが多く登場する事が特徴です。物語は主人公である丑嶋だけではなく、毎回変わっていく中心人物となる債務者などのキャラクターの視点で進んでいきます。

2010年からは山田孝之主演でテレビドラマ化され人気になった事でシリーズ化し、現在シーズン3までが放送されています。劇中では闇金・風俗用語が多数使われるため、毎回解説テロップが表示されることも特徴で、丑嶋が債務者に暴力的な取り立てを行っている際などには「闇金は犯罪です」というテロップも随時表示されます。また2012年からは映画化され、「闇金ウシジマくん ザ・ファイナル」までで全4作となっています。

映画「闇金ウシジマくん ザ・ファイナル」で、カウカウファイナンスという闇金融を営む社長で、どんな手を使ってでも必ず金を回収するという物語の主人公・丑嶋馨を演じたキャストは山田孝之です。鹿児島県出身で1983年10月20日生まれの現在35歳で、スカウトされた事がきっかけで中学生の時に家族と共に上京し、1999年に放送されたドラマ「サイコメトラーEIJI2」に出演した事で俳優としてデビューを果たしました。

2003年にドラマ「WATER BOYS」に主人公・進藤勘九郎役で出演した事で世間に名前が知られるようになり、以降はメインキャストを演じる事が多くなっていき、代表作に2005年公開の映画「電車男」の電車男役や、2007年に公開された映画「クローズZERO」シリーズの芹沢多摩雄役などがあります。また山田孝之と言えば髭が特徴だというファンが多く、濃い髭を活かしたワイルドな役どころを演じる事が多くなっています。

映画「闇金ウシジマくん ザ・ファイナル」で、今回の映画シリーズのキーパーソンであり中学時代に丑嶋と同級生であったが、現在は劣悪な環境で厳しい労働をしているという竹本優希を演じたキャストは永山絢斗です。東京都出身で1989年3月7日生まれの現在29歳で、2007年にドラマ「おじいさん先生」に出演した事で俳優としてデビューを果たしました。2010年に映画「ソフトボーイ」でオニツカ役を演じ、初主演となりました。

ドラマ・映画問わず多くの話題作に出演しており、代表作に2014年公開の映画「クローズEXPLODE」の藤原一役や、2016年に放送された連続テレビ小説「べっぴんさん」の坂東紀夫役などがあります。また永山絢斗は3人兄弟の末っ子であり、2番目の兄は俳優の瑛太です。

映画「闇金ウシジマくん ザ・ファイナル」で、美容業界のカリスマであり美容のイベントを開催するために丑嶋に金を借りに来るが、金利の高さに腹を立てた事で金を取り戻そうと計画を立てるという今井万里子を演じたキャストは真飛聖です。神奈川県出身で1976年10月13日生まれの現在42歳で、1995年に宝塚歌劇団入団に入団し、2004年まで星組で活躍し、2005年からは花組に配属となりトップスターとなっていきました。

2011年に宝塚を卒業してからは芸能活動を開始し、女優業をメインに活動していくようになり、2014年に出演した映画「柘榴坂の仇討」では「おおさかシネマフェスティバル」で新人賞を受賞しました。近年では2018年4月6日に公開された映画「娼年」に主要人物の御堂静香役で出演しています。

映画「闇金ウシジマくん ザ・ファイナル」で、弁護士事務所を開いており、違法な営業方法によって暴利をむさぼっているという弁護士・都陰亮介を演じたキャストは八嶋智人です。奈良県出身で1970年9月27日生まれの現在48歳で、1990年から役者としての活動を始めてから、ドラマ「古畑任三郎」に出演した事で知名度を上げていきました。また貴乃花と共に出演したサントリーの缶コーヒーのCM「BOSS」でも名前が広まりました。

2001年からバラエティ番組「ココリコミラクルタイプ」に出演してからは俳優としてだけではなくタレントとしてもバラエティ番組や情報番組に多く出演しており、世の中の雑学を紹介するという番組「トリビアの泉 〜素晴らしきムダ知識〜」では高橋克実と共に司会を務めるなど活躍していきました。私生活では女優の宮下今日子と結婚し、2007年に長男が誕生しました。

映画「闇金ウシジマくん ザ・ファイナル」で、カウカウファイナンスの受付嬢として働いており、他のカウカウの社員たちとは違って債務者に対して優しい態度をとるというモネ役を演じたキャストは最上もがです。東京都出身で1989年2月25日生まれの現在29歳で、2011年からアイドルグループ「でんぱ組.inc」のメンバーとして活躍していました。金髪が特徴となっており染めたきっかけは当初親への反抗心だったと語っています。

2017年8月6日に「でんぱ組.inc」を脱退する事を自身のブログで発表し、以降は女優業をメインに活動しています。今回の映画「闇金ウシジマくん」シリーズのモネ役以外では「ウルトラマンギンガ」シリーズのマナ役のキャストとしても知られています。

闇金融を営む丑嶋馨のもとに1人の男性が現れて5万円を貸りに来ました。男は大手の消費者金融で働いていましたが、昨今の街金対策法改正により金融業界の貸付上限金利が下がり、消費者に過払い請求を訴えられてしまった事で会社が倒産し、現在無職となっていました。近年は法の改正により消費者金融は次々と潰れていっていましたが、これを利用した過払い金返済請求によって大儲けしている都陰亮介という弁護士がいました。

都陰は大きな弁護士事務所を開いており、多くの事務員を雇っていましたが、ほとんどの事務員は弁護士資格を持っておらず、本来は弁護士資格を持っていなければ対応する事の出来ない仕事まで事務員にさせていました。さらに多くの消費者金融に過払い金返済請求をしていましたが、その際は返済しなければいけない額以外の金額も上乗せし、差額分までも着服していたため違法な方法でしたが、これにより都陰は大金を得ていました。

ある日、カウカウファイナンスに女性が300万円を借りに来ました。この女性は美容業界のカリスマと呼ばれている社長・今井万里子で、後日主催するパーティーの場所代などの経費を支払わなくてはいけなかったため、丑嶋に用立ててもらおうとしていました。もし返す事が出来なかったら風俗で働いて返すという万里子に丑嶋は「俺は行動で示す奴じゃなきゃ信じねえ」と言い、先に風俗のプロフィール写真を撮るから脱げと言い放ちます。

万里子は言われたとおりに裸になって写真を撮らせたことで300万円を借りす事に成功し、豪華なパーティーを開くことが出来ました。そのパーティー会場には都陰もやってきており、万里子は知り合いを通じて都陰を紹介してもらいます。そして後日、パーティーでの収入が思ったよりも少なかったものの、何とか丑嶋に返済をする事の出来た万里子でしたが、初めから分かっていたとはいえ、返済金のあまりの暴利に腹が立ってきます。

万里子は丑嶋に取られた金利を取り返せないものかという事で、都陰を高級寿司屋で接待して相談します。そして過払い請求により金融屋が次々に潰れていっている話を聞き、寿司屋を出た後に都陰と肉体関係を持つ事で都陰を信用させ、丑嶋から金を取り戻すために動いてもらうように仕向けます。

その後都陰は万里子のために丑嶋に電話をし、過払い請求は違法だと言い放ち、金をむしり取ろうと算段します。都陰からの脅しの電話を受けた丑嶋は、学生の時からの友人で情報屋の戌亥に、都陰は何者なのかという事について様々な情報を調べてもらうように依頼します。

都陰の件があった後、カウカウファイナンスの事務所に竹本優希という男性が現れ、「カオルちゃん、いる？」と言ってきました。高田は丑嶋の下の名前が馨(カオル)だとは知らなかったため追い返そうとしますが、柄崎によって丑嶋の名前だという事を知り、竹本は丑嶋の前に通されます。竹本は「久しぶり、覚えてない?カオルちゃんから1日預かった事のあるうさぎ、元気?」と発言した事で、丑嶋は竹本が昔の同級生だと思いだします。

丑嶋があのうさぎは死んだと答えると竹本は残念がりますが、その後に本題に入り、金を貸してほしいとお願いしてきます。それに対して丑嶋は「それは友人として?客として?友人としてなら俺は個人的な金の貸し借りはしない、客としてならうちの金利は10日で5割だから高けえぞ」と言います。すると竹本は借りる事は出来ないと判断し、事務所から去っていきます。その後丑嶋は駄菓子屋で戌亥に会い、竹本の話題を出します。

丑嶋と戌亥の回想によって舞台は丑嶋が中学2年生だった時代に移り変わります。中学生の丑嶋は母が死んで父が蒸発してしまった事で転校先から地元に戻って来ました。丑嶋は小学生の頃から友達であった戌亥と再会し、地元に新たな不良グループの勢力が出来たという情報を得ました。そして丑嶋は地元の新たな学校へと転入しますが、教室で柄崎に絡まれてしまいます。それを軽くあしらった丑嶋でしたが柄崎の反感を買ってしまいます。

それにより丑嶋はその日の夜に呼び出され、柄崎によって集められたクラスメート達からリンチに遭ってしまいます。しかしこのリンチにクラスメートの1人であった竹本は参加しておらず、竹本も後日柄崎によって制裁を加えられる事になってしまいます。謝れば許してやるという柄崎に対して反抗的な態度を改めなかった丑嶋はさらにひどい暴行を受けて入院する事になってしまいます。

病院から退院した丑嶋は自分をリンチしたクラスメート1人1人を名簿の「ア行」から順に叩きのめしていきました。その途中、卒業した小学校のうさぎ達に餌をあげている竹本を見かけた丑嶋は竹本の顔にも傷がある事に気付き、柄崎にやられたのかと尋ねますが、竹本は答えませんでした。竹本はリンチに加わらなかったために暴行を受けてしまいましたが、文句を言う事は無く丑嶋を恨む様子も無かったため、丑嶋は心の中で感謝します。

その後柄崎を呼び出して血祭りにあげた丑嶋でしたが、今度はクラスメート全員で丑嶋の元にやってきました。丑嶋はカッターを構えながら「やってみろ、最初に来たやつを必ず殺す」と言い放ったため、全員脅えて動けなくなってしまいます。すると突然柄崎が、「加納を助けてくれ」と土下座をしながら丑嶋に頼んできます。柄崎の仲間である加納は地元で最も恐れられている鰐戸三兄弟にさらわれてしまっていました。

丑嶋は柄崎に対して、鰐戸三兄弟に謝るのではなく、喧嘩を売りに行くなら一緒に行ってやると言い、柄崎は脅えながらも覚悟を決めます。そして丑嶋は柄崎と共に原付バイクに乗り、鰐戸三兄弟の元に殴り込みに行きます。その際に丑嶋は竹本に母親の形見であるうさぎを預けました。丑嶋と柄崎が鰐戸三兄弟の元に辿り着くと心配した戌亥によって警察が呼ばれていました。鰐戸三兄弟は警察の姿を見たことで逃げようとします。

しかし丑嶋は逃がさず、鰐戸三兄弟の中で最も凶暴であった3男・三蔵の頭に向かってバットをフルスイングし、頭が割られた事で病院送りになり、丑嶋を深く恨むようになります。丑嶋も警察に暴力事件として捕まってしまいましたが、この事があってから柄崎は丑嶋に忠誠を誓うようになり、12年後の現在も丑嶋の元で働くようになります。

そして場面は現代に移り変わります。現在の竹本は鰐戸三兄弟が営む貧困ビジネス「誠愛」で、超低条件で住み込みで働かされていました。あまりに辛い労働条件なため、竹本の同居人である黒田が逃げ出そうとし、それにより足を切断されてしまいます。竹本は痛がる黒田を病院に連れて行くように長男・鰐戸一に頼みますが断られたために、以前カウカウファイナンスに行った話をします。

一がどこの金融かを竹本に尋ねてきたので竹本は丑嶋の事を話します。その事で一は丑嶋が現在闇金として働いている事を知り、もう一度竹本に丑嶋の元に行くように命令します。竹本がもう一度丑嶋の元に訪れて5万円を借りたいと言うと、利息を引いた2万5千円だけ渡されます。そして丑嶋に頭を割られた三蔵は丑嶋に対する恨みが再燃し、鰐戸三兄弟みんなで丑嶋の金を奪う計画を立てます。

鰐戸三兄弟は手始めに誠愛のメンバーに丑嶋を3日間尾行させ、スケジュールを把握します。そして都陰に被害届の連絡をし、丑嶋から金を奪い返してほしいと頼みました。都陰は丑嶋に電話をして1375万8000円の返済要求をします。その後、三蔵の元に丑嶋と同じく闇金を営んでいる犀原茜の部下・村井がやってきて、貧困ビジネスが自分たちの商売と似ているからすぐに辞めるように言ってきます。

しかし三蔵は聞く耳を持たず、村井を拉致して拷問を始めました。そこに竹本が現れて一に丑嶋を売れと命令されますが、竹本は誠愛のメンバーのために丑嶋から奪った金の分け前を要求します。そして丑嶋の事務所は襲撃されて柄崎が拉致されてしまいます。丑嶋は柄崎を助けるために要求された2億円を持って現れますが、竹本が5000万を抜いていたため1億5000万しかありませんでした。

金を持ってその場から逃げた一でしたが、逃げた先にすぐに丑嶋が現れて一に「外を見てみろよ」というと、外には犀原茜が率いる暴走族・悶主陀亞連合が集結しており、それから戦争になりますが、鰐戸三兄弟は完膚なきまでに叩きのめされます。そのうちに1億5000万を取り返した丑嶋は残りの5000万を持っている竹本を追い詰めます。そして捕まった竹本は丑嶋によって危険なバイト先に送られることになります。

丑嶋は都陰の事務所を訪れると、都陰の違法な営業方法を指摘します。すると事務所で働いていた事務員達も、違法な方法にうんざりしていたようでもう辞めたいと訴えてきます。これにより都陰は懲戒免職となり、家庭も壊れたとの事です。万里子はと言うと特に都陰に未練は無かったようで、金は取り戻せませんでしたがすました顔をしていました。

そして丑嶋はカウカウのメンバーと共に戌亥の実家のお好み焼き屋を訪れて談笑していました。そして丑嶋は12年前の中学時代の事を思い出しながら竹本の事も考えていました。というところで「闇金ウシジマくん ザ・ファイナル」の物語は幕を閉じます。

映画「闇金ウシジマくん ザ・ファイナル」のラストで、竹本は丑嶋への借金を返すために時給5万円の清掃員という仕事の現場に送られます。しかしその現場は劣悪な環境なために1年と生きられないと言われています。劇中では竹本がバスに乗ったところまでしか描かれてはいないため、どうなったのかはっきりしたことは分かっていません。ではどんな職場に送られたのかを考察します。

視聴者からは原発での清掃、死体の回収作業などの意見や感想が考察されていますが、いずれも処理する担当者がいるため考えにくくなっています。そこで1番考えられる現場はベーリング海でのカニ漁では無いかという意見や感想があります。この船は一度出航すれば何億もの利益を出す事が出来るとされていますが非常に危険な漁と呼ばれており、生きて帰って来るのは困難だとされているため、最も考えられます。

映画「闇金ウシジマくん ザ・ファイナル」を観た視聴者の大半が、丑嶋がかっこいいという感想を述べています。債務者に対しては容赦のない取り立てをする丑嶋ですが物事すべてにスジを通しており、山田孝之が演じているという事もあってかっこいいという感想が非常に多いキャラクターとなっています。また「闇金ウシジマくん ザ・ファイナル」で初登場となった中学時代の丑嶋もイケメンだという感想が多く人気となっています。

映画「闇金ウシジマくん ザ・ファイナル」のラストシーンが感動するという視聴者の感想があります。丑嶋は債務者に対しては暴力的な方法もとる事がありますが、友達である竹本に地獄とも呼べる制裁を加える事になってしまった事には後悔にもとれる悲しい表情を浮かべます。「闇金ウシジマくん ザ・ファイナル」では今までに無い丑嶋を見る事が出来た事で、とても良かったという視聴者の感想が非常に多くなっています。

映画「闇金ウシジマくん ザ・ファイナル」のあらすじをネタバレを含みながら紹介し、視聴者による感想や、物語のキーパーソンである竹本のその後についても考察してきましたが、豪華キャスト陣やスタッフによって非常に面白く感動的な作品に仕上がっている事が分かります。今回の「闇金ウシジマくん ザ・ファイナル」のネタバレ記事を読んだことによって読者様が映画をさらに面白く観る事が出来てくれたなら幸いです。