黒い家をネタバレ紹介!映画版あらすじや貴志祐介の原作小説との違いを比較紹介

今回は内野聖陽や大竹しのぶなどが出演している人気ホラー映画である黒い家のラストまでのネタバレあらすじや、ネタバレの他にも出演者たちのプロフィールそして著者である貴志祐介についてなどを紹介します。黒い家はホラー要素が強くサイコパスなどに触れた作品となっており、大竹しのぶ演じるサイコパスである幸子との格闘シーンや急所を蹴り上げたりいきなり露出し始めるなどのセクハラシーンなど見所の多い作品です。

黒い家をネタバレ紹介!映画版あらすじや貴志祐介の原作小説との違いを比較紹介のイメージ

目次

  1. 黒い家の映画版あらすじネタバレや原作との違いに迫る!
  2. 黒い家の映画作品情報
  3. 黒い家の作者の貴志祐介について
  4. 黒い家の映画出演キャスト
  5. 黒い家は映画と原作小説では違いがある?
  6. 黒い家のあらすじネタバレ
  7. 黒い家を観た感想は?
  8. 黒い家の映画版あらすじネタバレや原作との違いまとめ

黒い家の映画版あらすじネタバレや原作との違いに迫る!

今回は内野聖陽や大竹しのぶなどが出演している人気ホラー映画である黒い家のラストまでのネタバレあらすじや、ネタバレの他にも出演者たちのプロフィールそして著者である貴志祐介についてなどを紹介します。

黒い家の映画作品情報

映画『黒い家』は著者である貴志祐介の小説が原作となっており、日本ホラーを題材とした人気映画となっています。小説では第4回の日本ホラー小説大賞を受賞し、日本での映画化の他に韓国でも映画化されました。日本版は1999年11月13日に公開し「この人間には心が無い」というキャッチコピーの元作られました。韓国版では2007年に公開され、東京国際映画祭で特別招待作品として上映されます。

黒い家の作者の貴志祐介について

貴志祐介の経歴

今回紹介する黒い家の著者である貴志祐介は1959年1月3日生まれの小説かであり、大阪府大阪市で生まれました。貴志祐介は小さなころから読書をする習慣があり、貴志祐介は中学生の頃からミステリー作品などに心惹かれていきます。その後は高校を清風南海高等学校、大学を京都大学経済学部を卒業し貴志祐介は朝日生命保険に就職します。ですが、幼いころから小説家になりたいという夢を持っていたので、執筆活動は続けていました。

貴志祐介は賞などに応募を続けて1987年には早川書房にて掲載をされることになりました。本格的に小説家として活動を始めたのは、30歳の時に同僚が事故死をしてしまい貴志祐介は改めて自身の人生について考え始めます。そして貴志祐介は長年勤めている朝日生命保険を退職して本格的に活動を始めました。

数々のヒットを生み出した貴志祐介

そこからはあまり小説がヒットすることがありませんでしたが、1996年に貴志祐介が執筆した「ISORA」で第3回日本ホラー小説大賞で佳作になったことがきっかけとなり世間に広まり始め、翌年の1997年には今記事でも紹介している「黒い家」で第4回日本ホラー小説大賞を受賞しました。

そして貴志祐介は次々とヒット作を生み出し続けて、2008年には貴志祐介著者の「新世界より」で第29回日本SF大賞を受賞し、2010年には「悪の教典」が大ヒットし、映画化された時にも話題になった作品となっています。

さらに貴志祐介は小説家だけではなく、ラジオやテレビドラマの端役などでの出演経験もあり、貴志祐介が自ら描いた小説でる新世界よりのアニメ化では貴志祐介が第3話のカメオ役で貴志祐介自ら声優として活動をしています。

黒い家の映画出演キャスト

黒い家の映画出演キャスト:若槻慎二‐内野聖陽

映画黒い家の若槻慎二役を演じていたのは日本の俳優である内野聖陽です。大学は早稲田大学政治経済学部を卒業しており、大学時代から演技に興味を抱き演劇をしていましたが、その当時はプレイボーイな役を演じたことにより、一時期は演じるということ自体に嫌気がさします。しかし、1992年にはやはり演じることの興味は尽きなくドラマの端役などで少しずつ修行を積んでいました。

そして1997年にはミセスシンデレラに出演したことがきっかけで少しずつ世間に知られるようになっていきます。そこからは数々のテレビドラマや映画などに出演し、252生存者ありや黒い家などにキャストとして抜擢されます。

黒い家の映画出演キャスト:菰田幸子‐大竹しのぶ

映画黒い家の菰田幸子役を演じていたのは明石家さんまの元妻としても有名な女優である大竹しのぶです。1973年に一般公募されたテレビドラマのボクは女学生の北公次の相方役で応募をすると見事合格しそこから芸能界デビューを果たします。デビュー直後から人気はすごく、今まで仕事が尽きたことがないと本人が語るほど引っ張りだこの存在でした。

明石家さんまとは1988年に結婚をしますが、翌年に長女であるIMALUを生むと1992年にIMALUと長男を大竹しのぶが親権を持ち離婚をしました。その翌年にはヘアヌード写真集などを発売し世間をにぎわせたり、最近ではバラエティー番組などにも出演頻度が増えています。

黒い家の映画出演キャスト:菰田重徳‐西村雅彦

映画黒い家の菰田重徳役を演じていたのはオフィスにしむら所属の俳優である西村雅彦です。富山県富山市出身であり、東洋大学に在学をしていましたが、中退をしたのちに富山にある写真の専門学校に入り卒業しました。それからは東京サンシャインボーイズに入団し「古畑任三郎」シリーズの今泉慎太郎役に抜擢されたことにより一気に知名度を上げました。

黒い家は映画と原作小説では違いがある?

黒い家は映画と原作小説では違い:ホラー色が原作と違い強く出ている

黒い家の原作と映画には大きな違いがあり、原作では主にサスペンス色が強く出ているのですが、映画での表現の仕方は原作と違いサスペンスではなくホラー要素がかなり強く出ています。さらに終盤での若槻と幸子との格闘シーンなどで原作では常に緊迫したシーンが続きますが、映画では原作と違い何故か恋愛的な雰囲気になっているところがあります。

黒い家は映画と原作小説では違い:大幅なカットや舞台の違い

映画での黒い映画では原作のキャラごとのストーリーなどがバッサリとカットされているので原作よりも薄い仕上がりになっています。さらに原作では事件から1週間がたった5月15日には葵祭が出てきます。しかし映画では原作ではそのシーンがなく、さらに原作とは違う舞台で描かれていました。

黒い家は映画と原作小説では違い:終盤の格闘シーン

映画版の黒い家では原作と特に違うのが終盤の格闘となっています。映画を見た人には強烈に印象づいていると思われる大竹しのぶの急所蹴りですが、原作ではそのようなシーンなどは一切ありません。このような原作との違いから、今作の映画黒い家は原作のサスペンスではなくホラー要素が強い仕上がりになっています。

黒い家のあらすじネタバレ

黒い家のあらすじネタバレ:保険会社に勤めている主人公の若槻慎二

石川県金沢市在住の若い男性である若槻慎二は昭和生命北陸支社の総務主任として働いていました。近頃は保険金詐欺などを行う病院なども出てきているため、若槻が働く昭和生命では保険金詐欺に関して特に目を光らせていました。現在入院している角藤嘉毅と言う男は始めに胃潰瘍で病院に入り、次に糖尿病が発覚したといって入院給付金をだまし取ろうとしていました。

黒い家のあらすじネタバレ:保険詐欺を回避するための潰し屋

給付金が下りる日にちは最大で120日までです。しかし、角藤は期日である120日が過ぎると新しい病気を申告してさらに給付金を貰うという悪質な事を繰り返していました。若槻は入院している角藤の所に行きそっと契約を取り消すための同意書を渡しますが角藤は取り合いませんでした。しかしこういった悪質なケースに「つぶし屋」を向かわせるのが若槻が務めている会社の対策の仕方でした。

黒い家のあらすじネタバレ:自殺での保険についての問い合わせ

結婚しヤクザをやめた三善茂と言う男を角藤の場所に向かわせました。すると三膳はすぐに同意書を書かせて持ってきました。若槻は様々な手で保険金を取ろうとする人たちにストレスが増えていきました。そのストレスを発散するのに水泳をしています。また黒沢恵と言う彼女もいたおかげで頑張れました。若槻は仕事の電話で「自殺した場合、保険金は出るんですか」と女性に聞かれました。
 

黒い家のあらすじネタバレ:自殺を心配し弱みに付け込まれてしまう

若槻は女性が自殺してしまうのではと思いました。若槻はこの女性には入会してから1年以内で自殺をした場合は支払いは免責になってしまうと説明すると、その女性は免責という言葉を知らないので、支払うことが出来ないという旨を伝えます。すると女性は黙ってしまったため、若槻は自殺はダメですよと止めると、突然若槻に名前を聞いてきました。

次の日になると、契約者の菰田という特に面識もない男から若槻は指名されて菰田の家に向かいました。菰田の家は古風な日本家屋の一軒家であり、現在は夏の終わりである為庭のひまわりが枯れていました。若槻は菰田家のチャイムを鳴らしますが、出てくる気配はありませんでしたが、突然出てくると家に上げてくれました。

黒い家のあらすじネタバレ:第1発見者に仕立て上げられた若槻

玄関には息子の和也の靴があり、菰田は良く人見知りをする子なんだというと、すぐ近くの襖を開けるように頼まれました。若槻は言われるがままにその襖を開けてみると、襖の奥の部屋では小学生低学年くらいの男の子である和也が首を吊って死んでいました。若槻はあまりにも突然に子供の首つりしたいを見て取り乱します。

黒い家のあらすじネタバレ:事情聴取を受け菰田の身辺調査を始める

その後警察を呼んで事情聴取を受けた若槻は、どうしても自殺の件で嫌な予感がずっとしていました。それはこの自殺の第一発見者に仕立て上げられたように思ったからです。そして若槻は菰田について調べてみると、菰田との契約は富士支社が請け負ったものであり、契約を取ったきたのはすでに退職をしている女性の大西光代という主婦でした。

黒い家のあらすじネタバレ:菰田家がなぜ保険に入ることになったのか

この契約をとった光代は菰田の嫁である幸子とは小学生からの同級生であり、幼いころはあまり親しくはなかったのですがパチンコ屋であった時に、契約を取るのに必死であった光代が幸子に保険のパンフレットを渡したことで、その3日後には夫である菰田から電話がかかってきて、契約まで至ったそうです。そして菰田家の夫婦で死亡保険金を3000万と、こどもの死亡保険金である500万がかけられました。

黒い家のあらすじネタバレ:生活レベルに合わない額の保険に加入をしている菰田家

菰田家には月々61872万円の支払いになり、この額は低い金額とは言えません。首つりをして死んでしまった和也は菰田との子どもではなく幸子の連れ子でした。菰田はバツイチであり、幸子と結婚をするときに幸子の苗字に変えていました。菰田の前の苗字は小坂という苗字であり、それを聞いた上司はその名前を過去のデータから調べてみると、小坂は指狩り族でした。

黒い家のあらすじネタバレ:過去に指切り族だった菰田

この指狩り族とは、障害給付金を不正に受け取るために自身の指を切り落とすことです。そして菰田のデータには左手の親指を切断と書かれており、この親指とは指の中でも一番給付金が高い指でした。菰田の妻である幸子が若槻の勤務する昭和生命北陸支社にきました。幸子は黄色い服を身にまとっており、若槻は息子の首つりについてお悔やみの言葉を送ります。

黒い家のあらすじネタバレ:若槻の頭によぎった嫌な予感

すると、若槻の言葉を遮るように幸子は和也の給付金はいつおりるのか、なぜこんなに時間がかかるのと聞いてきました。若槻はその言葉に動揺していると、幸子の手首にリストカットの傷があるのを見つけました。ここで若槻は1つの可能性に気が付きます。それは以前自殺で保険金が出るのか聞いてきたのが幸子であり、和也は連れ子なので菰田に自殺と見せかけて殺されるのではないかという恐れでした。

翌日からは毎日のように菰田が北陸支社に来るようになりました。菰田は以前の指切り族がばれないように、常に軍手を左手にしており、北陸支社では軍手の人と呼ばれるようになっていました。重徳は和也の保険金に対しての問い合わせをよくしてきており、そのたびにまだ確認しなければならないことがあると答えると、まだなのかといつも嘆きますが特に憤怒したりはしません。

黒い家のあらすじネタバレ:連日来る菰田にストレスをためる若槻

毎日のように来る菰田に若槻と上司の葛西は悩んでしました。そして若槻はなぜ菰田が契約に至ったのかを探るために、すでに退職した富山県に住んでいる大西光代に会い行きました。光代は幸子とは小学生の時にあまり話したことがありませんでしたが、幸子の母親は幸子が小さいころに他の男と駆け落ちをしており、父親に育てられていましたが、度々腕などの体中に虐待を受けた傷跡などを付けて登校してきていました。

黒い家のあらすじネタバレ:菰田家の子供時代

そして幸子の夫である菰田も、小学生の時からの同級生でした。菰田は祖母と一緒に暮らしていたらしく、祖母が亡くなってしまってからは全国を転々として生活をしていたそうです。それから少し経って小学6年生の時に同級生の女の子が1人行方不明になってしまい、後日になりその女の子が池に浮かんでいるところを発見されました。犯人は見つかりませんでしたが、当時は菰田がやったのではないかという噂が流れます。

しかし、菰田にはアリバイがあったため容疑者にはなりませんでした。次に若槻は菰田達の小学5年生の時の担任である橋本という女性に話しを聞きに行くと、菰田はかなり問題がある子供で幸子は大人しい子だったと語ります。そして当時に橋本先生が書かせた作文である寝ているときに見た夢という作文を見せてもらいました。その作文をコピーして若槻は会社に帰りました。

黒い家のあらすじネタバレ:サイコパスと診断される菰田と興味をもつ研究者

会社まで戻ってくると、菰田はまだ毎日のように会社に来ていました。するとある時、菰田が若槻にどこに住んでいるんだと聞いてきて、若槻が答えないでいるといきなり菰田は自身の右手の人差し指を血が出るまでかみしめました。あまりにも突然の豹変っぷりに若槻は固まってしまい、奥から出てきた葛西が菰田を制止しました。このことで若槻は菰田が怪しいという疑いが深まりました。

黒い家のあらすじネタバレ:小学生が書いたとは思われない不気味な作文

若槻は気が滅入る毎日を送っており、その気持ちは恋人である恵と会っていても紛れることがなく、恵に相談することにしました。恵は大学に勤務しており、同じ大学で働いている犯罪心理学の教授である金沢という男を紹介してもらいます。若槻は菰田の名前を匿名にして小学生当時の作文を金沢に見せてみました。菰田の作文を見ると、金沢は情性欠如なのではと言います。これはいわゆるサイコパスの事です。

金石は異様なまでに菰田に対して興味をもち、顧客の情報なので教えることなどできませんが、金石はどうしても菰田に会いたがっていました。一方の恵は幸子の作文に対して興味を持ちました。この作文に似たような夢の話しをどこかで読んだことがあると言いますが、それが何かはわかりません。恵は金石が言っているように心を持たない人間なんて本当に存在するのだろうかと疑います。

黒い家のあらすじネタバレ:不気味なことが度々起きる若槻の家

若槻は金石を擁護するように保険金会社で務めていると、毎日のようにおかしな人間と出会うと言いますが、恵はそれでも否定的な意見を通します。若槻は自宅に帰ってくると、家にFAXが届いていました。内容は手書きではなく、ワープロを使って大きな文字で、「ご想像に、お任せします。」と書かれていました。それから数日たちますが、なお菰田は毎日のように若槻が勤務している会社に来ています。

黒い家のあらすじネタバレ:殺される可能性があると警告を受ける若槻

すると上司からある話を聞きます。それは落ち着きがない男性が会社にきて、菰田にやたらと話しかけたりカメラで撮ったり、菰田の話しを熱心に聞いていると聞きます。若槻はこの人物が金石だと確信します。すると金石から若槻は呼び出され、衝撃の言葉が飛び出してきました。「あの男性は若槻を殺す危険がある。サイコパスには人間の倫理など通用しないからだ」と警告をしてきます。

黒い家のあらすじネタバレ:見覚えのある緑色のインク

そして最近ではサイコパスが増え始めている為、目立たなくなっているということも伝えられます。すると恵から電話があり、恵から手紙を送ったけど返事が何故ないのかと言われ、最近は郵便物の確認をしていないことに気が付きました。そして自宅に帰り郵便物を確認してみると、郵便受けには大量の昆虫が入っており、恵の手紙には緑のインクが付着していました。

黒い家のあらすじネタバレ:どこかで監視をされている若槻

この緑のインクに心当たりがあり、いつも来ている菰田の軍手に緑のインクが付いてたのです。そして若槻は不気味に思っていると、ファックスが流れてきました。その内容は「しぶき、たてすぎ」と若槻が趣味で行っている水泳で若槻が水しぶきを立てすぎている事への指摘だと思われます。そしてこのファックスが永遠と流れてきました。

黒い家のあらすじネタバレ:バラバラになって発見されてしまう教授

和也の死因を警察は自殺と判断しました、その結果保険金を支払うことになってしまいました。問題が片付いたことで大迫外務次長と木谷内務次長は安堵しますが葛西はまだ終わっいないと考えていました、また若槻も同じ思いでした。若槻は妻の幸子が今度は被害に遭うかもしれないと思い、警告をするため名前を付けずに手紙を送りました。

バラバラになった金石教授が発見されます。金石教授は服を身に着けておらず若槻の名刺だけを持っていたため若槻は身元確認に行くことになりました。若槻は教授の手の平の傷の事を警察に聞きました。警察は教授は監禁され拷問を受けていて水だけしか与えられてなく、傷はその時にできたものと説明しました。

黒い家のあらすじネタバレ:警察に事情を説明するも一向に取り合ってくれない若槻

明らかにおかしい事件に応対した松井刑事に若槻はサイコパスについて話しますが、相手にしてもらえませんでした。幸子の作文についての考えを恵が話します。恵は幸子の作文には心がないと心理学者のフォン・フランツを例に出し結論を述べます。幸子がサイコパスで重徳はサイコパスではなかったのです。若槻の予想は外れていたのです。

黒い家のあらすじネタバレ:本当のサイコパスである幸子

手首の傷の事や幸子の連れ子の和也の事もあり幸子をサイコパスだと若槻は思いませんでした。そのすぐ後に保険金請求の書類が菰田家から出されました、若槻と葛西が病院に行くと重徳は肘から先がなくなっていて口もききませんでした。重徳の代わりに一緒にいた幸子が事故の経緯を話しました。重徳は裁断機を扱う工場で働いていて、その裁断機の調子が火曜から悪くなっていたため点検をしたそうです。

重徳はその点検の時に動き出してしまった機械のせいで怪我をしてしまったと幸子は説明しました。帰りの遅い重徳を心配して工場に行った幸子はケガをした重徳を見つけたと言い。その時には重徳の上司は帰っていて残っていたのは重徳だけだったそうです。幸子は保険金がどれくらい出るのかや、重徳が死んだときにお金がもらえるかの質問をし重徳の心配をする素振りを見せませんでした。

黒い家のあらすじネタバレ:幸子の下に潰し屋を派遣

女医の波多野医師は重徳の腕をしっかりと冷やしていたら半日はまだつなげることが出来たが、幸子は新聞紙に包んだだけだったためつなげることはでき無かったと言いました。若槻は葛西に保険金は自殺でも出るのかと電話があったことを話しました。それを聞いた葛西は幸子の下に潰し屋の三膳を向かわせました。三膳は病院に行き幸子に契約を解除するための同意書渡しました。

しかし幸子は印鑑は家にあると言い三膳を自宅に入らせ監禁をし殺してしまいます。幸子が再婚だったことを思い出した若槻は幸子の過去を調べます、幸子は前は白川と言う苗字でその時も息子の義男がなくなっていました。また、死因が和也とも酷似していました。幸子は三膳を監禁した後、若槻の住んでいるマンションの部屋に侵入しました。

黒い家のあらすじネタバレ:恵を救出するために向かう若槻

ちょうど帰宅していた若槻は部屋に入る幸子を目撃しました。若槻は非常階段を使って急いで下に降りていき、公衆電話で自宅に電話し、家の電話機を操作してモニター越しに部屋の様子を見ました。幸子は若槻の部屋を荒らしまわっていました。その時には既に恵みを拉致し、恵を殺してやると言っていたのを聞いた若槻は警察に電話し松井刑事に恵の危険を知らせました。

黒い家のあらすじネタバレ:思わぬミスと恵の発見

若槻はすぐにタクシーに乗って恵を助けに菰田家へと向かいました。菰田家についた若槻は窓を壊して家に入り込み恵をさがしました。電気がつかなかったのでライターを明かり替わりにしそれぞれの部屋をみていきます。マネキンとバイブがある部屋に入り、若槻はバイブを落としてしまいます。その時に電源がついてしまったバイブをそのままにして他の部屋に向かてしまいました。

次に若槻は台所を調べました。台所は散らかっており床の収納スペースの中を見ると既に死んでしまっている三膳の死体を見つけ若槻は恐怖を感じます。その後懐中電灯を見つけ浴室に向かいそこで若槻はすでに何度も拷問を受けた後の恵を見つけます、ガムテープで拘束されていた恵は状況が理解できず若槻だと気づきませんでした。

黒い家のあらすじネタバレ:恵と共に脱出を行う若槻

若槻はすぐに恵と一緒に逃げ出そうとしますが、最悪なことに幸子が戻ってきてしまう物音がしました。若槻は逃げられなくなってしまったので、廊下にあるクローゼットの中に恵と共に隠れることにしました。幸子は帰ってくると、ブレーカーを上げて電気を付けます。するとバイブが動き始めたため何者かが侵入したと気が付いて、肉切り包丁を手にもって部屋を見て回り始めます。

黒い家のあらすじネタバレ:幸子の失踪後に出てきた大量の白骨遺体

そのころ若槻は物音を立ててしまったせいで、幸子が若槻のいるクローゼット付近に近づいてきました。幸子はクローゼットにいると思い、クローゼットの隙間に包丁を突き立てるとその瞬間にパトカーのサイレンが聞こえ始めます。幸子は急いで車に乗って逃げ出し、若槻と恵は無事救出されます。菰田家には三善の他に、十数体もの白骨化した死体が発見されます。

そのうちの1体は幸子の前の夫である白川という男の者と確認されます。しかし、他の死体の身元はいまだに判明していません。この事件で恵は精神を患ってしまい、実家に帰ってしまいます。若槻は恵と連絡を取るために実家に電話をかけてみますが、恵の母親がでるも恵にとりついでもらえませんでした。そして幸子が逃亡したときに乗っていた車が運河で沈んでいるのが発見され幸子が死んでいるのかはわかりません。

黒い家のあらすじネタバレ:会社でも起こる不気味な出来事

それから日はたち、何事も無く日々が進むにつれて若槻の頭の中から例の事件についての恐怖感なども和らいできます。6月になると会社の契約での成績優秀者である中年女性の高倉から電話がかかってきました。高倉は折り入っての話があるとして今夜の10時に会いたいと言います。若槻は高倉の願いに了解して電話を切ると、その直後に若槻のいるオフィスに石が投げられて窓ガラスにひびが入ります。

さらに事務員の女性が新人研修に配る弁当がないなど不審な出来事が起きます。そして若槻は残業をしていると、守衛に話しかけられて何かあれば声をかけてくれと言い立ち去ります。そして約束の10時になっても高倉が来る様子がなく、若槻はトイレに向かいました。すると女子トイレの電球が点滅しており、男子トイレで用を足し、ふと窓ガラスを見てみると大きな三日月が見えます。

黒い家のあらすじネタバレ:背後にいつの間にか迫っている幸子

しかし、その月は一瞬のうちに満月になりボウリングの球が飛んできており月を隠していることに気付きます。その瞬間に窓ガラスは割れてトイレに落ちて来ました。そしてボウリングは幸子の趣味でもあります。若槻はボールを手に取ろうとするとガラスの破片で手が切れてしまい、トイレットペーパーで血を拭いて流そうとすると、便器の中に金魚がいました。しかし、気づいたときには流してしまっていたので流れてしまいます。

若槻は恐怖を感じてすぐさまトイレからオフィスに戻りますが、天井の電気が点滅し電話もつながらないようになっていました。若槻は次にエレベーターに向かいますが、エレベーターも動かず非常階段を使っております。しかし、4階に降りると守衛が首を切り裂かれて倒れている死体を見つけます。若槻がパニックになっていると、背後から幸子が包丁を手にして立ちはだかっていました。

黒い家のあらすじネタバレ:幸子の本音と格闘

幸子は若槻に切りかかり、右腕を切られてしまいます。若槻は振り返り逃げ出しますが、幸子に追いつかれ馬乗りになられます。幸子は若槻の耳にかみつき、若槻は肘で幸子の腹に反撃をします。幸子は発狂すると、若槻の一物を蹴り上げて首を絞めました。幸子は幼いころに両親に同じことをされて保険金を受け取っていたのだから自分もやっていいだろうと叫んでいます。

黒い家のあらすじネタバレ:幸子の突然のセクハラ

そして幸子は若槻に無理やりキスをして、自身の胸を若槻になめさせます。若槻も幸子と同様にパニックになっており、幸子の首を絞め始めます。幸子が動かなくなると、若槻は消火器をおもむろに噴射し、その霧のなかから幸子が現れると左のももを切られてしまいます。若槻は階段を必死に上って逃げるとボウリングの球があり、幸子が這いつくばりながら迫っていたので幸子に向かって球を投げました。

黒い家のあらすじネタバレ:いまだにトラウマが抜けない若槻

その球は幸子の頭部に命中し幸子は死んでしまいます。その後若槻の殺人は正当防衛と認められ、恵が精神病院から退院することが出来ました。若槻は恵にあうと、また前のように会えるんだねと言いますが、恵は無表情で言葉を発しません。それから数日たち、若槻は仕事終わりに上司である葛西と共にボウリングに向かいます。そして同僚も含めた6人でボウリング場へと到着しました。

若槻はストライクを取りみんなからは褒められて上機嫌になっていましたが、ボールリターンからボールが出てくると幸子の叫び声を思い出してトラウマを思い出してしまうのでした。

黒い家を観た感想は?

映画黒い家を見た人の感想では、やはりホラー要素などが強いことからトラウマになったといった感想があります。通常の人間では考えられない思考や実行力から、現実でも十分にありえそうなことまでが細かく描かれており、そのリアルを印象付けるように大竹しのぶや主人公役の内野聖陽の圧巻の演技があります。

映画黒い家を見た人の感想では、途中から幸子の行動力がすごく蛍光灯が若槻が進むにつれて点滅させたり携帯の電波を繋がらなくしたり、ボーリングの球を窓に投げたりとかなり恐怖心をあおるためとは言え、通常では中々考えられないような行動力と技術力があり、この事から映画版は原作よりホラー感が強いといった感想があります。

映画黒い家を見た人の感想では、原作と映画版の両方を見てもそれぞれに違う所はありますがどちらもすごく出来の良い作品に仕上がっているという感想があり、原作と映画のどちらとも終盤での追い上げがすごくテンポよく進んでいたのがよかっとと言う感想もあります。

黒い家の映画版あらすじネタバレや原作との違いまとめ

以上、映画版黒い家のネタバレあらすじや著者である貴志祐介について、そしてネタバレの他にキャストである大竹しのぶなどの出演者についても紹介しました。大竹しのぶの強烈な急所蹴りや発狂シーンなど数々の見所がある作品となっています。この記事のネタバレなどを読んで映画版黒い家が気になった方は是非一度、映画版黒い家を視聴してみてはいかがでしょうか。

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