光の映画あらすじ・ラストの結末をネタバレ!キャストや感想は?【三浦しをん原作】

映画「光」のあらすじやラストの結末をネタバレ!原作者三浦しをんのプロフィールやキャスト、感想までをまとめ。映画「光」とはなんなのか?あの時に何が起こったのか?それぞれの人物が交差、錯綜する映画「光」。離島の殺人現場に当事者として居合わせた少年少女3人。25年後、バラバラの道を歩んだ3人が思わぬ形で再開する。25年前の罪を抱えた彼らは、今どのように生き、何を考えているのか。映画「光」を解き明かして行く。

光の映画あらすじ・ラストの結末をネタバレ!キャストや感想は?【三浦しをん原作】のイメージ

目次

  1. 光(映画)のネタバレが気になる!
  2. 光(映画)とは?
  3. 光(映画)の原作者・三浦しをんについて
  4. 光(映画)のキャスト一覧
  5. 光(映画)のあらすじ・結末をネタバレ解説!
  6. 光(映画)を見た人の感想をネタバレ紹介!
  7. 光(映画)についてまとめてみた

光(映画)のネタバレが気になる!

2017年11月公開の映画「光」。三浦しをん原作の「光」は彼女の著書の中でも最大の衝撃作といわれ、映画「まほろ駅前」シリーズも手がけた大森立嗣がメガホンをとる。この、2人のコンビに豪華キャスト陣を揃え、最大のサスペンスを映画化。その映画「光」をネタバレしていく。

光(映画)とは?

25年前の事件に翻弄される3人の幼馴染みを通して、人間の心の底、闇を描き出す。東京の離島、美浜島で暮らす中学生の信之は、幼馴染である美花と付き合っていた。ある日、島を大津波が襲い、光が街を覆い尽くす。信之と美花、信之を慕う輔、そして何人かの人たちだけが生き残る。

昨晩、信之は男から暴力をふるわれてる美花を守るため、信じられない行動に出てしまう。そして、25年後。妻子と暮らす信之の前に突然輔が現われ、25年前の事件の真相をほのめかす。輔は記憶の中の信之を取り戻すかのように、信之、そして美花の2人を脅し始める。三浦しをん原作「光」を豪華キャスト陣が怪演。

光(映画)の原作者・三浦しをんについて

三浦しをんのプロフィール

1976年(昭和51年)9月23日、東京都出身。日本の小説家、随筆家。父は上代文学、伝承文学研究者で千葉大学名誉教授の三浦佑之。横浜雙葉中学校、高等学校を卒業し、1995年(平成7年)4月に、早稲田大学第一文学部に入学。翌年、同学部文学科演劇専修に進む。当初は、三浦しをんは編集者として出版社に就職したいと思っており、大学4年の1998年(平成10年)には、出版各社に対して就職活動を行った。

就職活動中、早川書房の入社試験で、三浦しをんの作文を読んだ面接者の編集者村上達朗が、三浦しをんを見出した。村上達朗の勧めで三浦しをんは、1998年(平成10年)11月から、「Boiled Eggs Online」のサイトにおいて、ウィークリー読書エッセイ『しをんのしおり』の連載を始める。同年末に村上達朗は早川書房を退社、著作権エージェント「ボイルドエッグズ」を設立。三浦しをんにも作家に転進するよう勧める。

出版社や編集プロダクションの面接を20社近く受けるも、就職氷河期もあり全滅する。そのまま1999年(平成11年)3月に大学を卒業。友人の紹介で外資系出版社の事務のアルバイトを始める。しかし、本国から頻繁にかかってくる英語の電話に対応できず約3か月で辞職。その後、町田駅前の大型古書店「高原書店」にアルバイトとして2001年(平成13年)まで勤務する。

そんな中、村上達朗から小説を書くよう強く勧められ、自分の就職活動』なら書けるのではと提案されたこともあり、1999年(平成11年)秋から執筆を始める。2000年(平成12年)4月に、自らの就職活動の経験をもとに書きあげた処女小説『格闘する者に○』(草思社)を出版する。だが、これは書きたいものと違うと思い、作家としての実感は持てずにいた。

2年後の2002年(平成14年)、4作目の『秘密の花園』で作家としての手応えをつかみ、その後2005年(平成17年)には『私が語りはじめた彼は』で山本周五郎賞候補。同年7月には『むかしのはなし』で直木賞候補となる。この3作が最も大変な時期であった。

2006年(平成18年)8月には『まほろ駅前多田便利軒』で2006年上半期の直木賞を受賞する。20代での直木賞受賞は、堤千代、平岩弓枝、山田詠美に続く4人目である。2008年今作「光」を発表。2011年(平成23年)3月13日にボイルドエッグズとの契約が切れ、独立を果たす。

2012年(平成24年)『舟を編む』が本屋大賞に選ばれ、2015年(平成27年)には、『あの家に暮らす四人の女』が織田作之助賞に選ばれる。2004年(平成16年)からは雑誌『Cobalt』にてCobalt短編小説賞の選考委員、2008年(平成20年)から太宰治賞の選考委員、2009年(平成21年)からは手塚治虫文化賞の選考委員、2012年(平成24年)からはR-18文学賞の選考委員を務める。

三浦しをんの名前の由来は、両親が当時の世田谷の家の庭の紫苑の花から名付けた。ただし、後に母から石川淳『紫苑物語』が好きという意味もあったと聞く。物心がついた頃から常に本を読み、絵本や家の本棚にあった「少年少女のための日本文学宝玉集」阿部知二他編(上・下)を愛読していた。小学生のころは、学校や区立の図書館で手当たり次第に本を読んでいた。中学から高校時代は、泉鏡花、坂口安吾、丸山健二を愛読する。

高校のころ村上春樹『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』を読み興奮し、ハードボイルド調の小説を初めて書くが、大学時代に再読し、納得がいかず没にする。スタジオジブリ制作『思い出のマーニー』のキャッチコピー「あの入江で、わたしはあなたを待っている。永久にーー。」を手がける。少女漫画やボーイズラブ作品に詳しく、好きな行為は妄想と語る。

光(映画)のキャスト一覧

黒川信之/井浦新

次にキャスト陣を紹介していく。今を代表する井浦新や瑛太、長谷川京子や橋本マナミなど豪華俳優陣たちが顔を連ね、三浦しをん最大の衝撃作「光」が織りなす人間の闇を怪演している。

1974年9月15日生まれ、東京都日野市出身。 日本の俳優、ファッションモデル、ファッションデザイナー。旧芸名、ARATA(あらた)。ファッションブランド・ELNEST CREATIVE ACTIVITYディレクター。一般社団法人匠文化機構(たくみぶんかきこう)理事長。

東京経済大学中退し、一浪して入った大学在学中の19歳、インディーズブランドのコレクションをきっかけに、モデル事務所のスカウトで芸能界入り。デビュー当初は本名で活動し、その後ARATAを芸名とした。

元々役者志望ではなかったので、最初は演技の仕事は記念のつもりぐらいでやっていた。そのため俳優というものに自分の気持ちが追いつけず、閉塞感に近いものがあった。それは、撮り終わった作品の宣伝活動をするということも想像もつかなかったほどである。

黒川輔/瑛太

1982年12月13日 新潟県生まれ。日本の俳優。本名は永山瑛太(ながやまえいた)。妻は歌手の木村カエラ。実弟は俳優の永山絢斗。1999年7月に「ホットドッグプレス」でモデルデビュー。bNm所属として「EITA」という芸名でモデル活動開始。2001年にフジテレビ系ドラマ『さよなら、小津先生』で俳優デビュー。

2002年から2003年頃に現在の芸名に改名。改名の前後では本名の永山瑛太で活動していた。改名の理由は姓名判断および、フジテレビゼネラルプロデューサーの永山耕三との縁戚だと疑われるのを面倒くさく思ったため(実際は縁戚関係はない)。2003年、フジテレビ系ドラマ『WATER BOYS』で注目を浴び、フジテレビ系深夜ドラマ『男湯』で初主演。

2010年6月1日、歌手の木村カエラと結婚することをそれぞれの公式サイトで発表。当時カエラは妊娠5か月。9月1日、正式に結婚したことを発表。10月28日、長男の誕生も公表した。二人は2006年の映画『嫌われ松子の一生』で共演するが、木村カエラとの直接の絡みは無かった。出会いは2009年で、その年の暮れに結婚を決意。2013年5月15日に第二子の女児を授かったことをブログで報告。

篠浦未喜・中井美花/長谷川京子

1978年7月22日 千葉県出身。日本のファッションモデル、女優、タレント。夫はポルノグラフィティ・新藤晴一。愛称はハセキョー、ハセキョン、京ちゃん。ファッション雑誌のモデル時代は人気ぶりが社会現象にもなった。

1996年高校3年生のときに、女性ファッション雑誌『CanCam』(小学館)の専属モデルオーディションに合格。それ以前には、雑誌『mc Sister』、ティーンズ雑誌『セブンティーン』のモデルもしていた。1997年にモデル活動を開始。1999年より本格的にモデル業を始め、『CanCam』の表紙を飾る。2000年『らぶ・ちゃっと』(フジテレビ系)で女優デビュー。

2000年4月よりSRS(司会・田代まさし)の三代目格闘ビジュアルクイーンとなる(初代は藤原紀香、二代目は畑野浩子)。2002年、2月号を最後に『CanCam』を卒業。2004年、NTTドコモやコーセーなど10社11商品に出演し、CMの露出量が1位となり「CMの女王」と呼ばれる。

2006年4月、『おいしいプロポーズ』(TBS系)で連続ドラマ初主演。2008年10月、ロックバンド・ポルノグラフィティのギタリスト新藤晴一と結婚し、2009年5月、第一子となる男児を出産。2012年1月、第二子の女児出産。

黒川南海子/橋本マナミ

1984年8月8日山形県山形市出身。日本のタレント、グラビアアイドル、女優。本名細川愛実(ほそかわまなみ)。旧芸名は細川愛実、橋本愛実(はしもとまなみ)。山形城北女子高等学校→堀越高等学校卒業。弟が1人。オカリナが得意。大人びたセクシーさを売りに「平成の団地妻」「愛人にしたい女No.1」「国民の愛人」など独特のキャッチフレーズがある。

幼少時は人前に出ることが苦手だったが、小学6年生の時に学級委員長や音楽会の指揮者を務め、人前で目立つことの快感を覚えた。中学1年(1997年)に第7回全日本国民的美少女コンテストで演技部門賞を受賞し芸能界入り。デビュー当初は本名の細川愛美で活動していたが、同じくオスカープロ所属の細川直美と混同されやすいので母の旧姓の橋本を取り、橋本愛実として芸能活動を開始。

16歳の時、水着グラビアデビュー。本人曰く、それまでスクール水着しか着たことがなかったため、撮影がすごく嫌で上手く笑うことができなかった。その時に『誰も見ていないから』とスタッフに励まされていたが、当時は本当に落ち込んだ。また、ファーストキスは17歳の時に中学時代から格好良いと思っていたバスケ部の男子生徒と山形県の霞城公園のベンチで、と語っている。

2012年、芸名を橋本マナミに変更し現在に至る。「名前を片仮名にしたら運気が上がった」と話している。2014年12月25日、みうらじゅんが独断で選ぶ「輝け! 第17回みうらじゅん賞」を受賞。2015年12月末、格闘技イベント「RIZIN FIGHTING WORLD GRAND-PRIX 2015」の広報大使に就任。2016年、オムニバス映画『全員、片想い』の「イブの贈り物」で横浜流星とW主演。橋本は本作品が映画初主演である。

光(映画)のあらすじ・結末をネタバレ解説!

25年前

ここからは三浦しをん原作の映画「光」のネタバレ。以下、ネタバレ注意。東京の離島美浜島に住む幼馴染の信之、輔、美花の3人。ある日、ロッジを経営する美花の家に気味の悪い客がいるので、一緒に夕食を届けて欲しいと頼まれた信之は、約束の時間に遅れてしまう。慌てて駆けつけた信之が見たのは、美花に覆いかぶさる男の姿だった。

誤解だという男の声も聞かずに襲いかかる信之。それを見た美花は「殺して」と信之に頼み、信之は男を殺してしまう。その一部始終を見ていた輔はこっそりとその瞬間をカメラに収めた。自分たちの犯した罪に戸惑う2人と後からついてきた輔。そんな3人の前に現れたのが、島を覆い尽くす光と津波だった。

25年後

信之は地方公務員となり、妻の南海子娘の椿と幸せそうな過程を築いていた。しかし、南海子は育児に疲れ、そんな欲求不満のはけ口は、素性もわからない工場勤務の男だった。時間を見ては男の元に通い抱かれる日々。

ある日、信之の前に輔が現れる。昔と変わらぬ無邪気さもありながら、どこか不穏さを漂わせていた。信之の妻、南海子と密会してた男は輔であった。輔は信之の妻と知り近づいたのだ。輔は信之だけが幸せになるのが許せなく、25年前の事件の事を出し脅し始めた。

しかし、輔の前に父親が現れ、幼い頃と同じように暴力を振れ、輔の計画は中断される。父親に金を要求されるが逆らえず、25年前の証拠写真をネタに美花を脅すことを提案。美花は篠浦未喜と名前を変え、人気女優になっていた。美花は信之を頼り連絡を入れた。

美花は輔からの脅しを信之に相談し、解決してほしいと頼む。もちろん信之は了承する。信之は知らないふりをして輔に近づく。「俺が金を用意する。そして、父親を消してやる。だから、家族に近づくのはもうやめろ!」輔は疑いつつも取引に応じる。それから数週間後、アパートで父親が冷たくなっていた。元々酒浸りの父親がこうなるのも時間の問題であった。

信之は輔をけしかけて、父親の酒に睡眠薬をもり自滅を誘発。次に、父親のための穴を掘ったといい輔を誘い出し、後ろから襲う。何度もスコップで殴り、輔は動かなくなった。一連の流れを美花に報告し体を重ねるが、「私は殺してとは言っていない」と拒絶される。消えてと言われた以上、もう美花に会うことはない。光を失った気分だ。

美花に拒絶された信之が向かう先は、全てを知った南海子と椿の住む団地である。南海子の目を見て全てを悟った信之は、彼の帰宅を喜ぶ椿の声に向かって一歩一歩と進んでいく。その先は果たして「光」なのか。豪華キャストを揃えた「光」以上がネタバレである。

光(映画)を見た人の感想をネタバレ紹介!

豪華キャスト陣の怪演!

光なんてどこにもないくらい、闇、闇、闇な2時間半。怒りと狂気が波のように音楽とともに押し寄せる作品「光」。原作には近いストーリーで良く、キャスト陣も井浦新と瑛太の演技には鬼気迫るものがあった。しかし、全員ミスキャストに見えてしまうのは、監督の問題だろうか?以下、様々な感想を引用。(ネタバレ含む)

瑛太さんの演技は幅があって個性もあってすごく面白い!感動する。井浦新さんって丁寧に丹念に淹れた珈琲のような味わい深い演技だな~◎

 

こちらはキャストの演技に対して言及している感想である。好評の感想もあるが、以下のような不評の感想も目立つ。

映画の内容自体は面白いんだけど、よくわからないカットが入ったり急に爆音の音楽が流れたり、それのせいで見ている時に若干冷めたり集中力が途切れる瞬間が多い。世界観の演出でそういった急激な爆音の音楽はあったけど今回のはよくわからなかった。なんか、現代音楽を聴いているようなイメージ。

こちらのように音楽や映像に関してもあまり芳しくない感想が見られた、以下のような感想もある。

「光」というタイトルの意味を考えてしまう。月のように朧げで儚い光。その光は自分を照らし、進むべき道を示してくれているように思えた。光に憧れ、守護神と信じたその光は必ずしも自分を救ってはくれなかった。それでも良いと思える程、強く惹きつけられ自分を突き動かす何かがその光にはあった。逃れられない運命のようなもの。取り憑かれたようにも思えるその連鎖は、全てあの島のせいなのだろうか…ジェフミルズの劇盤が良くも悪くもかなりの違和感がある。 音デカすぎやしないか??

 

こちらは映画全体を通してタイトルでもある「光」とはどういうものだったのかを考察している感想。こちらでも音楽の不自然さが語られている。

光(映画)についてまとめてみた

人間の闇、暴力、醜悪、悲劇を描いた作品「光」

豪華キャスト陣を揃えた映画「光」を紹介したがいかがだっただろうか?色々な感想やネタバレがあるが、キャスト陣それぞれの怪演が見所。ミスキャストに見えてしまう部分は否めないが、それも踏まえ見事なサスペンスに仕上がっている。以上が映画「光」のネタバレとまとめだが、映画「光」はそれぞれのキャストが見事な演技で、人間模様をよく描き出している映画だ。今作「光」を是非一度ご覧あれ。

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