運命じゃない人の映画あらすじをネタバレ!ラストシーンの結末は?【内田けんじ】

運命じゃない人とは、2005年に公開された内田けんじが監督を務めた作品となっています。様々な賞を受賞しており書籍化もしている人気作品の運命じゃない人。第14回ぴあフィルムフェスティバルスカラシップ作品となっておりたくさんの人から支持されている作品であり、登場キャストも豪華出演者で彩られています。今回はそんな映画運命じゃない人のあらすじとラストシーンをネタバレを交えてまとめていきます。ラストシーンにはかなりの高評価を受けていますがあらすじで簡単に紹介していきます。

運命じゃない人の映画あらすじをネタバレ!ラストシーンの結末は?【内田けんじ】のイメージ

目次

  1. 運命じゃない人の映画あらすじが気になる!
  2. 運命じゃない人のキャストを紹介!
  3. 運命じゃない人の映画あらすじをネタバレ!
  4. 運命じゃない人の映画のラストシーンをネタバレ!
  5. 運命じゃない人の映画を観た感想を紹介!
  6. 運命じゃない人の映画ネタバレまとめ!

運命じゃない人の映画あらすじが気になる!

「アフタースクール」や「鍵泥棒のメソッド」と言った有名作品を手掛けた内田けんじが監督を務めた運命じゃない人。5人の男女が中心に展開していく群像劇であり、豪華キャストで彩られるストーリーはかなりの魅力的な内容となっていると評判です。色々な人物がそれぞれの話で進みますが、ラストシーンではまとまりがよく見た後は清々しい気持ちで見終えられる運命じゃない人。そんなあらすじをネタバレを踏まえてまとめます。

運命じゃない人のキャストを紹介!

ここで、運命じゃない人に出演するキャスト達を簡単に紹介していきます。まず紹介するのが宮田武です。武はかなり人が良くお人好しな性格をしており、サラリーマンをやっています。彼は純粋な気持ちで倉田あゆみのことが好きであり、結婚を前提に付き合っていました。そして、二人が住むためにマンションを購入しますが、買った直後にあゆみに関係を断ち切られてしまうのです。しかし、あゆみへの想いを捨てきれないのです。

そんな宮本武を演じる中村靖日は、武蔵野美術大学に通っている時から自主映画制作に関わっており、同じ大学の佐藤信介が監督を務めた16ミリ映画「寮内厳粛」にスタッフとして参加し、本を読む浪人生役で出演します。その「寮内厳粛」ヒットし、1994年のぴあフィルムフェスティバルアワードでグランプリを受賞したうえで、劇場公開されたことで劇場映画デビューを果たします。そこから中村靖日の俳優としての道を歩みます。

運命じゃない人のヒロインの位置づけである桑田真紀。真紀の婚約者の裏切りを知ってしまい一緒に住んでいたマンションから出ていきます。しかし、真紀には行く当てもなくレストランで今後のことを考えていた頃に後述する神田勇介に声をかけられるのです。そして、同じ傷を負った宮本武を紹介され真紀は別の道を歩んでいきます。この運命じゃない人での重要キャラクターとして紹介されるほどの人物となっています。

そんな桑田れいかを演じたのが霧島れいかです。高校を卒業後にOLとして働いており、当時は芸能界になど関りを持っていませんでしたが、OLで務めている経験を活かして名古屋にあるモデル事務所セントラルジャパンの所属としてモデル活動やCMを中心に活躍しています。1998年放送されたテレビドラマ「ブラザーズ」の出演をきっかけに様々なドラマや映画の出演をしています。運命じゃない人でも知名度をさらに広げていきます。

宮田武の親友で、この映画運命じゃない人の物語のまとめ役をしている神田勇介。中学時代から武の親友であり私立探偵をして生活しています。社会のことをあまり知らない武と違い、女の本性や正体のことををよく知っています。そんな親友のため、武が新しく買ったマンションの合鍵を持っているのも勇介だけです。女性のことを良く知っているが故、武を騙していたあゆみの本性を知っていますが…運命じゃない人での重要人物です。

神田勇介を演じている山中聡は、実兄は俳優の山中崇史であり山中聡の妻である山中桃子はイラストレーター兼絵本画家でをしており、作家立松和平の娘です。2002年に公開された「刑務所の中」で出演し知名度をあげていきます。そして運命じゃない人に主演として登場、演技が評価されその後にも様々な映画やテレビドラマに出演していきます。NHKで放送された「祝女?shukujo?」などのバラエティー番組にも登場し人気を博します。

運命じゃない人で一番の尖ったキャラクターとして登場する浅井志信。ヤクザの組長として務めていますが、最近の不景気により資金繰りに苦労しています。武と別れたあゆみは、偽名の陽子と名乗って浅井志信と付き合い始めますが志信もあゆみが詐欺師とは知らずに付き合っています。ヤクザと言ってもあまり怖い雰囲気を感じさせないような役をしており根はかなり仁義に厚いです。運命じゃない人に登場する注目人物です。

ヤクザという特殊な役を演じるのは山下規介が担当しています。山下の実父は脚本家で有名なジェームス三木、母の方はエッセイストの山下典子とかなりの有名人から生まれ、自身も俳優や脚本家として活躍しています。1983年に、大林宣彦監督の映画『廃市』で役者デビューを果たし、その後にも様々なテレビ番組に出演していますが、現在ではテレビではなく舞台の方で活動をしており脚本家としても多々執筆し、活躍しています。

武と偽りの気持ちで付き合っており、お金の為なら平気で人を騙す魔性の女倉田あゆみ。最初は普通に付き合っていましたが、マンションを買ったと同時に別れるという武の人生を狂わせた張本人でもあるあゆみ。極悪の女詐欺師とかなりの有名人で、男を騙して金をむしり取って背う伍しています。彼女に騙された男たちから被害届も出ているほど凶悪な手口を使って数々の男性たちを騙しています。

倉本あゆみを演じたのが板谷由夏です。大学を卒業し、1994年に「PeeWee」の専属モデルとして活躍し始めます。大谷健太郎の目に彼女の姿が留まり、1999年に「avec mon mari」で女優として映画デビューし、ヨコハマ映画祭最優秀新人賞を受賞します。そして、フジテレビで放送されたドラマ「パーフェクトラブ!」の出演を皮切りに、数多くのドラマや映画に出演して知名度が段々と広まっていき数々の作品に出演します。

運命じゃない人の映画あらすじをネタバレ!

ここで、運命じゃない人のあらすじをネタバレを交えてまとめていきます。物語の始まりは桑田真紀視点から始まります。真紀は、大きな荷物を持って、裏切られた婚約者と暮らしていたマンションを出ていきます。彼女は婚約指輪をかなり低い額で売ってしまい、行くあてもなくレストランへ入って悩みます。彼女は1人で生きていくんだと心の中でつぶやいていたが前のテーブルの男にナンパされ、すぐにそのテーブルへ移動するのです。

場面は変わりサラリーマンとして働いている宮田武は、半年前におしゃれなマンションを購入しました。その話を聞きつけた彼の上司は、明日のデートにそのマンションを使わせてくれと武に頼むのでした。そんな願いを普通の人なら断るのでしょうが、お人好しで押しに弱い性格の武は、嫌々ながら自宅マンションの場所を教えるのでした。仕事から帰宅した武は、中学からの親友の神田勇介から夕食の誘いの電話をもらうのでした。

勇介は私立探偵をしており、仕事中に付き小声で武に要件を伝えます。武は上司のこともあっって面倒臭がり行くか迷っていましたが勇介は続けて「あゆみちゃんのことで話がある」と言われて、武はマンションを飛び出していきます。あゆみとの関係は後のあらすじでネタバレします。しかし、自分から呼び出したのに勇介は約束のレストランに遅刻してきます。勇介はあゆみと偶然会い、近々彼女が結婚すると教えてくれるのでした。

あゆみのネタバレになりますが、倉本あゆみは武の元恋人なのでした。武はあゆみと結婚を前提にマンションを購入したのです。マンション購入から1週間で、突然あゆみに振られてしまうのです。しかし、武はまだあゆみに対し未練があり、彼女の荷物を捨てられずにいました。勇介はそんな武を心配し、「30過ぎたら運命の出会いとか、自然の出会いとか一切ないぞ」と諭し、武のために先ほどの女性を紹介するという急展開を見せます。

知らない人に声をかけた勇介の姿を見て武は驚きますがその女性は一番最初のあらすじで紹介した真紀ですのであっさりと席を共にするのでした。そのことも武は驚きを隠せませんでした。これは勇介が武を気遣った結果であり二人を引き合わせ武に「上手くやれよ」と言い残し去っていきます。武は真紀のことが放っておけませんし突然泣き出してしまう真紀を心配し、何があったのかを聞くと武と似たような境遇だと知るのです。

行くあてがないと聞かされた武は真紀を泊めることにしました。あゆみが使っていた寝室に案内しますがそこにはあゆみが残していった荷物があり、真紀が聞くと「まだ好きです」と武は迷いなく答えます。その時真紀が急に後ろから抱き着いてき、動揺した武はお風呂を沸かしにその場を後にします。お風呂が沸きそうになった時、突然あゆみが武のマンションに訪れ「急に荷物が必要になった」と言い、部屋に入ってくるのでした。

あゆみに強く言えない武。そんな時、部屋から真紀が出てきて「勝手すぎる」とあゆみに怒りマンションから出ていくのでした。武はあゆみに「荷物を取ったら出ていって」と言い残し真紀をすぐさま追いかけます。真紀に追いつき説得しますがあゆみのことが気になりタクシーに乗ってしまいます。せめて電話番号だけでもと必死に懇願する武。その姿を見たタクシーの運転手が紙とペンを真紀に渡し、電話番号をゲットし武は喜びます。

ヤクザと勇介のネタバレあらすじ

ネタバレあらすじは遡り、勇介が武を夕食に誘う前の時間に戻ります。私立探偵の仕事を終え、事務所に戻るとあゆみが待っていました。あゆみの正体を知っている勇介は関わらないようにしますが「お願い」と言われ渋々話を聞くことに。あゆみは極悪な女詐欺師であり武とも付き合いお金をだまし取ろうとしていましたが、マンションのためにお金を使ったため儲けが少ないと見切りを付け、次の男性にターゲットを変更したのです。

ヤクザの組長をしている浅井志信と現在は付き合っていることも調べて分かっていました。あゆみはその志信から大金を盗んできており、海外へ逃亡したいので助けて欲しいと神田に頼むのでした。神田はヤクザの怖さを知っていたが、武が巻き込まる可能性を考え、100万円の報酬であゆみを助けること。志信のお金は返すよう、あゆみを説得しあゆみのパスポートを武の家にあると言われ忍び込む二人。そんな時に武が帰宅します。

トイレに隠れ武に小声で「あゆみちゃんのことで話がある」と言い外に出し脱出するのです。あらすじは繋がっていたのです。後始末をしていたため待ち合わせに遅れてきたことも明かされました。トイレにたったのはヤクザに居場所がばれてしまい、志信の事務所に連れていかれるのでした。志信もあゆみを捕まえ事務所に戻ってきます。あゆみは勇介に罪を被せて逃走しようとしていましたが勇介の所で資料を見た志信は騙されません。

運命じゃない人の映画のラストシーンをネタバレ!

運命じゃない人のラストシーンのネタバレに入っていきます。時間は夕方に戻り志信視点に移ります。不景気に悩んでいる志信は偽札を作り組長の顔を保とうとします。そのお金をあゆみ達に見せびらかし金庫にしまいますがあゆみはそれを全て盗み出し勇介を利用したのです。偽札の発見を恐れた志信は勇介の探偵事務所に訪れあゆみの資料を見つけたのです。そしてあゆみに嵌められた勇介は連れていかれてしまいます。

あゆみは詐欺師で大量の貯金があることを知った志信は機嫌がよく志信を解放したのです。その前にあゆみと武が付き合っておりそのマンションにお金を隠したことに気づき資料を頼りに突き止めるのでした。入った直後に武と真紀が帰宅、ベッドの下に隠れます。その時、真紀がダンボールに入っていた偽札に気づき鞄に入れあゆみが来た時を図って家を後にします。志信もその後に脱出、あゆみを使って儲けようとします。

運命じゃない人のラストシーンはかなり複雑にストーリーが絡まっていました。武は嘘の電話番号を教えられましたが、真紀を信じていました。あれからどうするべきか悩んでいた真紀は、偽のお金を持ったまま、武のマンションに帰ってきたのです。チャイムを鳴らしていると、今日デートの為、武の部屋を使う上司が訪ねてきます。2人は武が出てくるのを待つの場面で運命じゃない人のラストシーンは幕を閉じました。

運命じゃない人の映画を観た感想を紹介!

運命じゃない人を見た多くの視聴者は同じ時間軸で様々な視点で描かれるストーリーが複雑ですが面白いという評価を受けていました。武と真紀が出会う経緯や勇介とあゆみが武のマンションのトイレに隠れていたこと、ラストシーンでは志信もベッドの下に潜んでいたことなどラストシーンで明かされた内容が盛りだくさんで納得がいったという声が多く見受けられ、最終的に運命じゃない人は面白いという感想が多く残っています。

運命じゃない人の映画ネタバレまとめ!

ここまで映画運命じゃない人のあらすじ、ラストシーンをネタバレ込みでまとめましたがこの運命じゃない人は一度見てストーリーの奥深さを体験してみてほしいという、見た人の感想が多く残っています。特に勇介の武想いの行動や武ぐらいお人好しの性格など、その所為で複雑な事件に巻き込まれていく姿などラストシーンは特に必見となっています。まだ見たことがない人はぜひ一度運命じゃない人を見てみてください。

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