青の炎は二宮和也主演の恋愛映画!あらすじや結末をネタバレ【貴志祐介原作】

映画・青の炎は貴志祐介さん原作の小説です。ジャニーズアイドルグループ・嵐のメンバー二宮和成さん主演で、ヒロインに松浦あやさんが抜擢されるなど当時話題の映画となりました。あらすじは明るいものではなく、主人公の少年(演・二宮和成)が、母親の再婚相手である父親を危険だと判断し、自分と家族のために事故にみせかけ殺してしまうというあらすじになっています。結末も悲しい映画となっています。貴志祐介さん原作の映画・青の炎のあらすじネタバレ、結末や、二宮和成さん、貴志祐介さんについてもお伝えいたします。

青の炎は二宮和也主演の恋愛映画!あらすじや結末をネタバレ【貴志祐介原作】のイメージ

目次

  1. 青の炎のあらすじや結末が気になる!
  2. 青の炎の貴志祐介の原作小説とは?
  3. 青の炎の映画キャストを紹介!二宮和也主演!
  4. 青の炎の映画あらすじをネタバレ!
  5. 青の炎の映画結末をネタバレ!
  6. 青の炎の映画を観た感想や評価とは?
  7. 青の炎の映画ロケ地を紹介!
  8. 青の炎の映画ネタバレまとめ!

青の炎のあらすじや結末が気になる!

映画・青の炎は大人気アイドルグループの嵐のメンバー・二宮和成さんが主演した日本の映画です。ヒロイン役は、当時人気絶頂だったアイドル・松浦あやさんが務め話題になりました。映画の公開は2003年ですが、もとは貴志祐介さん原作の小説です。映画・青の炎の原作者・貴志祐介さんとはどんな方なのでしょうか?嵐・二宮和成さんのプロフィールや経歴は?映画・青の炎のあらすじ結末をネタバレしながらご紹介いたします。

青の炎の貴志祐介の原作小説とは?

映画・青の炎の原作者・貴志祐介とは?

映画・青の炎の原作者・貴志祐介(きしゆうすけ)さんは大阪府大阪市出身の小説家です。1959年1月3日生まれで現在59歳です。日本推理作家協会や日本SF作家クラブ会員でもあります。以前は、貴志祐介ではなく、岸祐介名義で活動をしていたこともありました。貴志祐介さんは幼少の頃から読書がすきで、ミステリーやSF作品も読んでいたそうです。

大学4年生になると小説の投稿を始めますが、卒業後に朝日生命保険に入社し、小説を書くのをやめたこともありました。ですが、数年がたつと意欲が回復し、また執筆をするようになりました。貴志祐介さんが30歳になった時、貴志祐介さんの同僚が事故死してしまいます。その後、人生について深く考えるようになり、朝日生命保険と退職し、小説を執筆することに集中します。

ホラー小説「リング」を読み、その新しさに衝撃を受けたといいます。そして、1994年日本ホラー小説大賞がつくられ以来ずっと応募を続けます。貴志祐介さんは、1996年「ISOLA」で第3回長編賞佳作を受賞、この作品でついに貴志祐介さん作家デビューを果たします。翌年の1997年「黒い家」にて第4回の大賞も勝ち取りました。1999年に青春ミステリー「青の炎」を刊行。2000年に映画化もされます。

貴志祐介の原作小説・青の炎とは?あらすじは?

貴志祐介さんの小説、映画「青の炎」の作中では、「17歳の完全犯罪」「インターネット」「美少女ゲーム」「ロードレーサー」などの題材が登場しています。2000年に第21回吉川英治文学新人賞候補、第13回山本周五郎賞の候補に選出されました。

キャッチコピーは「こんなにも切ない殺人者がかつていただろうか」「17歳の少年が望んだもの。それは平凡な家庭とありふれた愛。だたそれだけだった。」「僕は独りで世界と戦っている」「17歳の完全犯罪」となり、作中の切なくも悲しいあらすじと結末をあらわしています。

主人公の櫛森秀一は、17歳の男子高校生。シングルマザーである母親と妹と3人で暮らしていました。ですが、10年前に母親が再婚したもののすぐ別れた男・曾根があらわれます。主人公の秀一は、家族を救うために曾根を殺そうと完全犯罪を考えるのです。孤独な戦いをし、結末も悲しいストーリーとなっており、日本のミステリー史に残る名作となっています。

青の炎の映画キャストを紹介!二宮和也主演!

映画・「青の炎」櫛森秀一/二宮和也

青の炎で主人公・櫛森秀一を演じたのは、人気アイドルグループ「嵐」のメンバー・二宮和成さんです。ニノの愛称で親しまれています。1983年6月17日生まれの35歳です。身長・168cm、血液型はA型です。二宮和成さんは1997年にデビューをし舞台「STAND BY ME」で初主演を果たしました。その後、1999年にジャニーズアイドルグループ・嵐のメンバーとなり「A・RA・SHI」にてCDデビューをしました。

いまや国民的アイドルとなった二宮和成さんは、幼少時は目立つのが嫌で、出来るだけ大人しくしていたそうです。小学生になると、スポーツ少年となりプロ野球選手になることを夢見て野球に明け暮れていました。ですが、何事にも冷めて考える性格をしていたそうで、いじめを受けたこともあると語っています。

そんな二宮和成さんのデビューのきっかけは、中学に入る少し前に、二宮和成さんの従兄弟が「写真をとらせて」と写真をとり、勝手にオーディションに応募したことだそうです。そんなこととも知らない二宮和成さんは6月に「オーディションに来るように」との連絡を事務所から受けます。ですが、面倒くさいと思うばかりで二宮和成さんの気は重かったといいます。

オーディションで踊るよう言われたけれど、踊れるわけもなくただゆれているだけだったと話す二宮和成さん。そこへ、男性があらわれ「YOUなんで踊らないの?」と質問してきたそうです。その問いに対して「見りゃわかんじゃん。狭くて踊れないんだよ」と答えたそうです。その質問していた男性は、ジャニーズ事務所の社長・ジャニーさんであること後にわかります。

そしてなんと、その3日後に電話がかかってきて、結果は合格でした。そして、指定された場所に行くと雑誌の取材の仕事の現場でした。二宮和成さんが入所した当時は、ジャニーズジュニア全体で活動していることが多く、個人の名前で人気を争っていた時代でした。そんな中でも、二宮和成さんの人気は高く、つねにトップに近い位置に名前がありました。

高校に通いながら芸能活動をしていましたが、イジメに会い、友達は出来なかったといいます。ですが、高校は卒業しておいたほうが良いと考え、芸能活動の傍らに行ける日に出席をし卒業をします。

1999年に嵐としてデビューするとその人気は一気に爆発し、二宮和成さんは今や国民的スターとなっています。その演技力も評価され、様々なドラマや映画にて主演をはたしています。ハリウッド映画進出も果たしておりクリントウッド監督の「硫黄島からの手紙」でも、アイドルでありながら昭和の兵士を当時の実際の日本人の雰囲気も表現しつつ見事に演じています。

アイドル、俳優業の他、2006年劇場アニメ「鉄コン筋クリート」で声優として初主演も果たしています。この作品では女優の蒼井優さんも声優に初挑戦しており話題となりました。その後、映画「暗殺教室」の主人公・殺せんせー役も務めておりその幅広い才能を発揮しています。数々の受賞歴もあり、ドラマ「少しは恩返しができたかな」では橋田賞を受賞。2007年「マラソン」にて第62回文化庁芸術祭「放送個人賞」を受賞しています。

その他にも、2009年のスペシャルドラマ「DOOR TO DOOR~僕は脳性まひのトップセールスマン~」にて、脳性まひを抱えながらもセールスマンとして奮闘する青年役を演じ、第46回ギャラクシー賞「個人賞」受賞。2011年のドラマ「フリーター、家を買う。」」では、東京ドラマウォード2011にて主演男優賞を受賞するなど輝かしい功績を残しています。

影のある役から、明るいキャラクターまで様々な演技ができると業界で評判になっています。今回の記事でご紹介する、貴志祐介さん原作の映画「青の炎」では、平凡な17歳の高校生でありながら、家族を守るために人を殺してしまうという切なく悲しいあらすじ、結末をむかえる主人公をまるで自身のことであるかのようにリアルに演じています。

昨今では、元SMAPのメンバー・木村拓哉さんと映画「検察側の罪人」で初共演をされたり、ドラマ「ブラックペアン」では名医でありながらも金の亡者である医者を演じるなどその演技の幅をさらに広げていっています。遡って2013年には「ニノさん」という自身初となる冠バラエティ番組がはじまり、司会者としての実力も発揮しています。ニノさんは現在もなお続く人気番組となっています。

二宮和成さんはその可愛らしい見た目と人懐こい性格から、周囲の人たちからも好かれているようです。基本的にインドアで休日は一日ゲームをして過ごすことが多いとのことで、友人と遊ぶときも自宅が多いと語っています。友人関係に関しては、狭く深くをモットーにしており「少ないけれど深い仲の友人がいればそれで良い」と考えているそうです。

映画・「青の炎」福原紀子/松浦亜弥

青の炎の主人公・秀一の交際相手、福原紀子を演じたのはアイドルの松浦亜弥さんです。松浦さんは兵庫県姫路市出身、1986年6月25日生まれ、身長は157cmです。「あやや」の愛称で親しまれ、デビューするやいなや、人気が沸騰し、結婚したいアイドルランキングでも1位になるほどでした。松浦さんは青の炎にて、秀一のクラスメイトの女子高生で、唯一、孤独な秀一の理解者となります。

秀一とは中学時代も同級生でありましたが、転校し、その後、由比ガ浜高校に編入してきました。絵を描くのが好きで、美術部にて油絵を描いています。貴志祐介さんの原作では気が強い性格で描かれていますが、映画だと大人しい少女に設定されています。青の炎にて、第18回高崎映画祭最優秀新人女優賞を受賞しています。子供のころから、歌うことが好きで、当時から歌手になりたいと願っていたそうです。

そんな中、友達が持っていたモーニング娘。の「ハッピーサマーウエディング」のCDに「第4回モーニング娘。&平家みちよ妹分オーディション」の案内がついており、応募しました。そのオーディションで歌った曲は浜崎あゆみの「Far away」ですが、松浦さんは緊張のあまり当時のことをほとんど覚えていないそうです。

受かっていないと思っていた松浦さんのもとに、なんと2000年8月29日に合格の通知が届きます。そして2000年10月には「美・少女日記」にて女優デビューをし2001年に「ドッキドキ!LOVEメール」で歌手としてデビューを果たしました。そして、第39回ゴールデン・アロー賞最優秀新人賞に選ばれます。2000年の12月31日の紅白歌合戦にも出場し「LOVE涙色」を披露しました。

2002年5月には海外公式戦「ダイエー対オリックス」にて始球式を国家独唱をつとめました。歌手活動だけでなく女優としても活動されており、8月9日放送「天使の歌声~小児病棟の奇跡~」にて初主演をはたしました。そして、2003年に、自身の出演映画「青の炎」が公開となり、アイドルであり女優という二束のわらじを順調にこなし続けます。

松浦さんは元モーニング娘。の藤本美貴さんと大の仲良しで、お互いに大親友の間柄だそうです。一方、同じく元モーニング娘。のゴマキこと後藤真希さんとは当時、とても仲が悪くお互い嫌いだったそうです。ですが、ある日楽屋で2人になったとき、後藤さんから嫌いだということを直接言われたという松浦さん。すると、松浦さんも嫌いだと言い返して、言いたいことを言い合ったそうです。

その結果、お互いを尊敬しているからこそライバルとして負けたくないという思いがあることに気がつき、なぜか仲良しになったと語っています。紅白歌合戦に連続出場を果たしたり、女優としても人気絶頂でしたが2011年、歌手でデビュー10周年のときに子宮内膜症に苦しんでいることを公表しました。そして2013年に、2001年から交際していたw-indsの橘慶太さんとの結婚を発表しました。

その後2013年12月31日をもって活動休止に入ります。翌年3月には自身のファンクラグ「AWAWY」も閉鎖。12月24日に第1子出産を報告しました。2017年9月15日に所属していた事務所アップフロントクリエイトとの契約を終了し、夫である橘さんが設立した個人事務所に移籍しました。

2018年には夫の橘さんが第2子の出産をインスタグラムにてアップしており、夫婦仲も仲良くおだやかにくらしているようです。

映画・「青の炎」櫛森友子/秋吉久美子

青の炎の作中で、主人公の母・友子を演じたのは女優の秋吉久美子さんです。1954年7月29日生まれの64歳です。静岡県富士宮市で産まれ、福島県いわき市で育ちました。1972年、高校三年生だった秋吉さんは受験勉強に必死でした。そんな中、深夜のラジオ放送「パックインミュージック」にて吉田拓郎が音楽をてがけた映画「旅の重さ」のヒロインを募集していることを聞きます。

秋吉さんは親には内緒でそのオーディションに応募しました。結果として主役にはなれませんでしたが、次点という好成績であり、本名の「小野寺久美子」で自殺する文学少女役で出演することができました。一週間のみの撮影で、出演料は7万5千円だったそうです。出演したこと自体は楽しかったものの、女優を本業にしようとは思わず大学受験をするも、落ちてしまいました。

失意の中、浪人生として勉強をつづけるもなかなか身が入らず、予備校も行かなくなってしまいました。そんな時、隣町で行っていたアングラ演劇・はみだし劇場に感動し、なんと上京することを決めたのでした。劇作家・内田栄一さんの妻・ゆきさんを頼り、ゆきさんは秋吉さんのマネージャーを務めてくれることになりました。

そして、秋吉さんは、赤福もちのCMなどに出演し、芸名を秋吉久美子に改名しました。その後、映画「十六歳の戦争」にて主演を演じ本格的な女優デビューをはたします。1974年「赤ちょうちん」で女優として好評価され、名が知れ渡るようになりました。女優活動は順調で、主演映画「妹」「バージンブルース」でその人気をさらに上昇させました。1979年に、作曲家の岩久茂さんと結婚し、男のお子さんに恵まれます。

女優業も休止しますが、後に離婚をしてしまいます。復帰後も仕事のオファーは順調にきており「の・ようなもの」「冒険者カミカゼ」「異人たちとの夏」「深い河」など多数の映画に出演しています。2004年12月、26歳年下の日系アメリカ人と結婚しました。ですが、翌年の夏には離婚。しかし、2年後には再び同じ男性と再婚しています。

2006年には第38回NHK「思い出のメロディー」で初の司会業をつとめ、翌年の「世界陸上大阪大会」でも司会を務めています。受賞歴もすばらしく、昭和49年の第12回ゴールデンアロー賞・映画新人賞を皮切りに、第19回ブルーリボン賞主演女優賞、第19回日本アカデミー賞・優秀主演女優賞など、数々の賞を受賞されています。

しかし、女優や司会者業など順風満帆な秋吉さんですが、プライベートでは2006年に再婚した男性と離婚され、また、1人目の夫との間に産まれた長男が35歳の若さで事故死されてしまうなど波乱の人生を送っています。

映画・「青の炎」櫛森遥香/鈴木杏

鈴木杏さん(1987年4月27日生・31歳)は東京都世田谷区出身の女優です。小学生のことから女優を目指し、子役として活動していました。1996年7月に、ドラマ「金田一少年の事件簿(シーズン2)」にて子役としてドラマデビューを果たし、翌年のドラマ「青い鳥」に出演。実力派女優として、数々の作品に出演し、ローソン、大塚製薬「ポカリスエット」のCMで一般にも注目されるようになりました。

2000年に映画「青の炎」にて主人公・秀一の明るく心優しい妹役を演じ、悲しいあらすじであるストーリーに華をそえました。2003年には、「花とアリス」で女優・蒼井優とW主演を果たし、当初はネット配信でしたが話題になり2004年に劇場にて公開されました。2005年7月、ドラマ「がんばっていきまっしょい」に出演、2015年にはNHK大河ドラマデビューも果たしており「花燃ゆ」にて広末涼子の代役を務めました。

尊敬する人物は、女優の大竹しのぶさんと松たかこさんを挙げています。大竹しのぶさんとは舞台「奇跡の人」。松さんとは舞台「SISTERS」にて共演をしています。また、お笑い好きであり、特にお笑い芸人コンビの「ラーメンズ」の大ファンと公言しています。

2011年には、同じくお笑い芸人の鳥居みゆきさんにはまっていると話しています。女優・長澤まさみさんとはプライベートでも仲が良く、高校も同じで3年間同じクラスだったそうです。長澤まさみさんも、鈴木杏さんのことを「永遠の親友」語っています。

青の炎の映画あらすじをネタバレ!

あらすじ結末ネタバレ・平和な家庭が脅かされる

舞台は神奈川県湘南、そこに住む17歳の少年・櫛森秀一はごく平凡な高校2年生でした。女手1つで家庭を支える母親・友子に明るく優しい妹の遥香。とても幸せな日々を送っていました。ですが、ある日その幸せは突如として壊されます。実は友子は10年前に一度再婚しており、その男は友子に暴力を振るい続け、それに耐えかねすぐに離婚していたのです。その男・曾根隆司が現れたのです。そして、秀一の家に住み着きます。

曾根から出来るだけ離れようと、自宅のガレージに住み続ける日々を送る秀一。秀一はどうにかして曾根を追い出そうと弁護士を訪ね、曾根のことを相談するも何も出来ないことを知り絶望します。家族を救えるのは自分しかいない。そう思った秀一は曾根を事故に見せかけ殺すため、完全犯罪を考えるのです。

あらすじ結末ネタバレ・完全犯罪を目論む

秀一は曽根を感電死させようと目論見ます。そして、インターネットの裏サイトで、偽名を使いシアナミド水溶液(抗酒剤)を購入します。一方曽根は、友子だけでなく、秀一の妹・遥香の着替えをわざと除くなど遥香を性の対象にしているふしもあり益々危険な存在となっていきます。秀一には交際している女子高生・紀子と水族館でデートをしていました。

秀一は、紀子の裸を想像してスケッチを授業中に書いていましたが、そのことを紀子に聞かれ「ライオンがあくびしている絵を描いた。」とごまかします。

紀子とのデートで幸せな気分になったのもつかの間、家に帰ると遥香と曾根が激しくもめています。秀一は思わず金属バットで曾根を殴ろうとしますが、帰宅してきた友子に止められました。秀一の怒りは限界を超え、一刻も早く曾根を殺すための計画を進めます。購入したシアナミド水溶液を曾根の焼酎が入っている紙バックに注射器で注入します。そして、感電死させるために変圧器、コード、真空管、針、鶏肉を購入します。

あらすじ結末ネタバレ・曾根殺害を実行

そして、鶏肉を曾根の代用にして、感電死させる方法を練習します。そして、とうとう計画を実行する日が来ました。完全犯罪のため、秀一にはアリバイがないといけません。そのため学校のある平日に行う必要があったのです。その日は美術の授業があり、秀一は「外で描く」と外出し学校を抜け出す計画でした。なので、あらかじめ完成した絵を登校する途中の場所に隠して置いたのです。

計画どおり学校を抜け出した秀一は一心不乱に自宅へと戻ります。自宅には、秀一がシアナミド水溶液を入れた焼酎を飲み熟睡している曾根がいました。友子と遥香はいません。秀一は曽根に血圧計、コード、変圧器を接続します。

そして、鍼を曾根の口内の銀歯と足に着けました。秀一は意を決してスイッチを入れます。すると曾根はあっけなく感電し死んでしまいました。秀一は動揺を必死で抑えつつ、急ぎ自身のロードレーサーにまたがり、道具とロードレーサーを隠し、完成してある絵を持って学校にむかいました。

学校が終わり、自宅に帰ると秀一は警察から事情聴取をされることになりました、そこで秀一は、学校から帰ったら曾根が倒れていたので通報した、と話します。山本という名の刑事は心臓麻痺で死んだと断定し、秀一のアリバイもあることから完全犯罪が成立しました。そして、その後秀一はベットの中で笑い続けるのでした。

あらすじ結末ネタバレ・追い詰められる秀一

これで平和な日々が戻ると思っていましたが、そこに友人である石岡が秀一の殺人を疑い始めます。石岡は素行が悪く、以前ナイフで人を殺そうとし、それを秀一に止められたという過去があります。石岡は、曾根殺害当日、ロードレーサーに乗る秀一を見かけておりなんと後を付けていたのです。そして、殺害に使った道具を見つけてしまいます。そして、秀一が曾根を殺したのではないかと気づいたのでした。

それを弱みに秀一をゆすろうとしている石岡に対し、秀一は、石岡をも殺そうと考えます。秀一は石岡に従ったフリをし、秀一がバイトをするコンビニに強盗に来るよう提案し、秀一が怯えたふりをして金を渡すことを約束します。少し戸惑う石岡に、フルフェイスのヘルメットをかぶっていればバレないなどと石岡を言いくるめます。

そして、当日、石岡が強盗に来ました。揉みあっている最中、秀一は隠し持っていたナイフで石岡を刺し、石岡はそのまま死んでしまいました。

あらすじ結末ネタバレ・完全犯罪をくずされる

またしても秀一の計画通りにいきましたが、学校で、疑惑や噂がたてられてしまい学校に居場所がなくなってしまいました。さらに、一度は心臓麻痺で片付けられた曾根の死亡も山本という刑事に疑われ、秀一の完全犯罪が脅かされていきます。そんな中、秀一の彼女である紀子は彼を心配し、辛いときは好きなものをノートに書くといい。と教えます。

秀一は紀子に心を許し、人を殺したことを告白します。紀子は秀一に怯えた様子も見せずに優しくキスをしました。一方、刑事である山本は、友子のもとを訪れ秀一のことを聞いていました。すると、友子は一度だけ秀一が曾根の絵を書いていたことを話します。それは「大きなライオンの中に曾根の頭がおさまっており、ライオンの虫歯を抜いてあげるところ」という絵でした。

ですが、友子は曾根に対して秀一が憎しみを抱いていることを知っていたので、それが嘘だということがわかったのです。そして、友子の話から、山本は秀一が殺人犯であることを確信し、秀一を警察署に呼び出します。

青の炎の映画結末をネタバレ!

あらすじ結末ネタバレ・秀一の選んだ道

山本は秀一に対し、穏やかな口調で「そろそろ正直に話してくれ」と語りかけます。観念した秀一は「わかりました」と同意し、「明日全て話します」「友達にも別れをいいたい」と告げ、山本もそれを承諾してその場を去ります。そして、翌朝、秀一は普段と変わらない様子で友子と遥香と会話をします。そして、紀子に会いに行きます。紀子は一人、美術室で絵を描いていました。それは30年後の秀一の肖像画でした。

「この地球上で殺されてもかまわない人間はいないと思う、でも、殺さなくてはならない事情を抱え込んでしまう人間もいるんだよね」とこれからも秀一の嘘を守りとおすことを誓います。秀一はそんな紀子に微笑み、その場を去ります。そして、秀一はロードーレーサーに乗り、そのまま前方から来たトラックに突っ込んだのでした。そして、それに機が着いたかのように、肖像画を書いていた紀子は、静かに涙を流すのでした。

青の炎の映画を観た感想や評価とは?

青の炎・あらすじネタバレ感想

(あらすじネタバレ感想)悲しい結末だけれど、主演の二宮和成さんの演技がすばらしいという感想です。二宮さんの演技を絶賛する方は他にも非常に多くみられました。

(あらすじネタバレ感想)こちらは原作小説を読み、現代版の「罪と罰」と絶賛するかたの感想です。この方のように、原作小説を読み、はまってしまい映画を見る方も多くいます。

(あらすじネタバレ感想)青の炎での季節は夏だったため、夏の終わりの切ない時期に見たくなるという方の感想です。

(あらすじネタバレ感想)切ない映画だけれども、二宮和成さんの演技が際立っていると絶賛している感想です。作中の二宮和成さんの存在感は圧巻です。

(あらすじネタバレ感想)こちらは、何回見ても切ない気持ちになり悲しくなるものの、何回も見てしまうという感想です。

(あらすじネタバレ感想)仕事中に青の炎が見たくなってしまった方の感想です。作品の悲しくも切ないストーリーに魅了され繰り返しみてしまう方も多くいます。

(あらすじネタバレ感想)こちらは実際にはやらないものの、青の炎で二宮和成さんが追い詰められ、結果トラックに突っ込むという場面を再現したくなるほど印象に残ったという感想です。

青の炎の映画ロケ地を紹介!

青の炎のロケ地は神奈川県の鎌倉・湘南となっています。二宮和成さんが演じた秀一の高校は鎌倉学園という実際の高校と使用しています。映画の中で、二宮和成さんが登る坂は建長寺というお寺の敷地にあり、入るには拝観料300円払わなければいけません。

建長寺の敷地は、青の炎の中では通学路として撮影されています。釈迦堂通りという場所だったのですが、現在は落石注意の喚起がされ通行止めになっています。二宮和成さんと松浦さんが線路越しに別れるシーンがあるのですが、その駅は江ノ電鎌倉高校前駅で撮影されました。

二宮和成さんが青の炎で走っている道は、江ノ電が走っている海岸線になります。結末でトラックに突っ込む場所も海岸線となっています。

青の炎の映画ネタバレまとめ!

青の炎は、貴志祐介さん原作の青春ミステリー小説で、その切なく悲しいあらすじと結末で読む方に感動を与えました。そして、映画では二宮和成さんが見事に主人公・秀一を演じその作品をさらに魅力的なものにしました。心優しい少年が、家族を守るために人を殺し、罪の意識にさいなまれ自殺をしてしまうという結末に賛否もわかれましたが、作品としては悲しい結末だけれどまた見たくなるという感想が多くみられました。

二宮和成さんのファンだけでなく、映画好きの方々もロケ地である鎌倉に足を運ぶかたも多いようです。安全のため、通行止めになっている場所もあるようですが、映画の雰囲気を味わえると今でも人気の場所となっています。青の炎は実は漫画化もはたしています。漫画ではヒロインの紀子が出てこないなど変更点もあるようです。青の炎は小説や映画を見尽くした方でも、漫画によってまた新しい発見があるかもしれません。

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