青鬼のストーリーをネタバレ!フリーホラーゲーム実写映画版のあらすじと感想は?

2014年に公開されたホラー映画『青鬼』。元々はフリーゲームを原作としており、ゲームの方には冒頭以外明確なストーリーはないとされていました。しかし、ゲームについて口コミで評判が広がり、青鬼は小説化。そして2014年に実写映画が公開されることとなりました。冒頭以外では明確なストーリーがないとされていた青鬼ですが、映画は一体どのような物語になったのでしょうか?今回は実写映画『青鬼』のストーリーについてネタバレ紹介します。また、実際に映画を鑑賞した方のネタバレ感想も紹介していきます。

青鬼のストーリーをネタバレ!フリーホラーゲーム実写映画版のあらすじと感想は?のイメージ

目次

  1. 青鬼のストーリーが気になる!
  2. 青鬼とは?原作はフリーホラーゲーム?
  3. 青鬼の実写映画版のあらすじをネタバレ!
  4. 青鬼の実写映画版の結末をネタバレ考察!青鬼の正体とは?
  5. 青鬼の実写映画を観た感想や評価とは?
  6. 青鬼のストーリーのネタバレまとめ!

青鬼のストーリーが気になる!

皆さんは『青鬼』という映画をご存知でしょうか?映画『青鬼』とは2014年に公開された日本のホラー映画となっています。脱出ホラー系のフリーゲームが原作となっており、その原作であるゲームには冒頭以外明確なストーリーがなく、謎が多い作品となっていました。しかし評判は口コミで広がっていき、現在では小説や漫画等にもなっています。

今回はそんなフリーゲームを原作とした実写映画『青鬼』について紹介します。明確なストーリーがないとされているゲームが、一体どのような映画になっているのでしょうか?今回は映画青鬼について、ストーリーのあらすじをネタバレ紹介します。また、同時に実際映画を鑑賞した方がどのような感想をもったのかについても紹介していきます。

青鬼とは?原作はフリーホラーゲーム?

映画青鬼のストーリーのあらすじを紹介する前に、まず『青鬼』という作品について紹介します。冒頭で既に触れていますが、実写映画青鬼は、ホラー脱出系のフリーゲームとなっています。RPGツクールで作成されたゲームで、ダウンロードすれば無料でプレイすることが可能。2009年ころから動画配信サイトで実況動画等があげられるようになり、だんだんと人気が集まっていきました。

ゲーム青鬼は冒頭にはストーリーがあるものの、基本的には脱出ゲームの要領で進めていくゲームとなっており、明確なストーリーは存在していないとされています。冒頭では主人公達が、幽霊が出ると噂になっている館へ行き、そこで閉じ込められ、「青鬼」に遭遇する、と言った展開が見られますが、「青鬼」とは一体何者なのか等、明らかにされていません。

しかしながらゲームの展開やシステム、そして謎に満ちた青鬼といいう存在が評判を呼び続け、青鬼は小説化します。その後漫画や実写映画、そしてアニメ映画にまでなっていきます。しかし原作であるゲームには明確なストーリーがない為、漫画や小説、映画での展開や内容はそれぞれ別物。ですが、それぞれ違った展開を観られる為、かえってどのメディアの青鬼も注目を浴びることとなったようです。

青鬼の実写映画版のあらすじをネタバレ!

原作のフリーゲームでは細かいストーリーが明らかにされていないと言われている青鬼。では、実写映画版の青鬼は一体どのようなストーリーなのでしょうか?次の項目から、実写映画青鬼について、ストーリーのあらすじをネタバレ紹介していきます。

堀川杏奈と気弱な転校生のシュン

物語はとあるニュースから始まります。ニュースによれば、とある学生がトラックとバスとの衝突事故に巻き込まれ、亡くなってしまったとのことでした。画面が切り替わると、無くなってしまった学生の姉、そして物語の主人公である堀川杏奈が事故現場に花を供えているシーンが映し出されます。杏奈の周囲からは「自殺にきまってるじゃん」とひそひそと噂する声が。杏奈の弟は生前、いじめを受けていたのです。

そんな杏奈は、転校生であるシュンが卓郎とタケシに挟まれてどこかへ移動していく姿を目にします。転校生であるシュンは気が弱く、杏奈の弟同様いじめを受けていました。ある日の放課後、河川敷でシュンがパソコンゲームを作製している姿を観て、アンナは声をかけます。シュンが作成していたゲームは脱出ゲーム。主人公達がとある館に閉じ込められ、追ってくる敵キャラクターから逃げるという内容の物でした。

感心した杏奈は試しにプレイしてみますが、クリアすることができません。上手くクリアできない杏奈に、シュンは「変則プログラムを組んでいる」と話します。その内容は、プレイヤーが諦めずに敵キャラクターへと立ち向かい、自分で閉じた扉を開けると状況が変化するというもの。シュンがゲームのメンテナンスを行うと言うと、杏奈はその場を立ち去ります。しかし、アンナと入れ違いに卓郎たちがやってきてしまいました。

いじめっ子の卓郎が向かった先は

場面は切り替わり、ある夜卓郎とタケシは卓郎の彼女である美香とともに、大き目の段ボール箱を荷台に乗せて「幽霊が出る」という噂のある『ジェイルハウス』へとやってきました。3人の隣には、シュンもいます。卓郎はジェイルハウスでの肝試しを提案。ついでに、荷台に乗せていた段ボール箱をジェイルハウスへ置いてこようと言いはじめます。

段ボールをジェイルハウスに置いてくるように命令されるタケシでしたが、タケシは普段から卓郎に使い走りにされることが多く、内心は不満を抱えています。ですが、表面上あからさまに卓郎へと反抗することはありません。卓郎はとうとう鍵を開け、敷地へと入り込んでいきます。すると、そこに同級生であるヒロシの姿が。同級生の中でも、ヒロシは昆虫好きな人間として知られている人物です。

ヒロシはとある昆虫を飼育する為に、敷地内の土を採取していたと説明します。そしてそのまま昆虫についての蘊蓄を語り始めますが、その最中、突然ジェイルハウスの扉が開きました。好都合と言わんばかりに卓郎は館の中へ。つられて美香も入って良き、タケシやシュンもしぶしぶといった風に館へと入っていきます。そしてその様子を影から観ていた杏奈も5人の後を付けて館へと入ってしまいました。これが序盤のネタバレあらすじです。

突然出入口が閉まってしまう

ここからは映画中盤のネタバレとなります。館へと足を踏み入れた6人ですが、その直後出入口である扉が突然閉まってしまいます。同時に5人の携帯から非通知の電話が。不審に思って応答してみると、ゲームのSEのような音が聞こえ、携帯が突如圏外となってしまいました。混乱する5人。後からこっそり入ってきた杏奈は別行動していましたが、他の5人と同様にどういうことかと首を傾げます。

その後5人はジェイルハウスの内部を探索し始めますが、タケシとシュンがいる部屋の廊下を何か青いものが走り去ります。得体の知れないものを目撃したタケシはパニック状態に陥り、そのまま走り出しました。途中で後をついてきた杏奈ともすれ違いますが、無視してどこかへと行ってしまいます。一方杏奈と合流したシュンは、何があったのか把握していない杏奈に状況を説明。

2人は外へ出ようと試みましたが、出口はもちろん窓も全て開ける事ができません。一方、美香と卓郎は地価の部屋である作業をしていました。美香は見張り役で、実際に作業しているのは卓郎。すると、監視していた美香の耳に何か物音が聞こえてきました。物音につられ、ふと窓から外を見た美香は、そこで巨大な目がそちらを覗き込んでいることに気付きます。

ついに犠牲者が

驚いた美香は慌てて部屋へと戻ります。そこでヒロシと合流。美香はヒロシへ「何かいる」と訴えました。するとヒロシは美香に同意。更にヒロシと美香は杏奈達と合流し、ジェイルハウス内の階段を駆け上がりました。一方タケシはその頃ある部屋のクローゼット内に。すると持っていた携帯が突然なりだし、慌ててそれに応答します。しかし、その電話は無言電話でした。

無言電話を不審に思うタケシでしたが、クローゼットの外から突然卓郎の声が聞こえてきます。卓郎の声は「早く外にでよう」と訴えてきます。安心したタケシはクローゼットの扉を開けましたが、開けた傍から青くて大きな腕があらわれ、タケシの頭を掴みました。ジェイルハウスにはタケシの絶叫が響き渡ります。タケシの叫びを聞きつけた杏奈をはじめとする4人は、声が聞こえた方へと向かいます。

4人の向かった先にある扉からはヒロシの上半身が見えていましたが、ドアを開けるとヒロシの下半身は原型を留めていませんでした。遺体を見たヒロシは「食いちぎられている」と判断。4人は早くジェイルハウスから出ようと決めますが、ジェイルハウスの鍵を持っているのは卓郎です。3人は卓郎の居場所について美香から聞き出そうとしますが、美香は言葉を濁します。

問い詰められた美香はその場から逃げ出しますが、そんな美香をヒロシが追いかけます。杏奈も2人を追おうとしましたが、シュンがその場で固まって動きません。杏奈がシュンにどうしたのかと訊ねると、シュンは「僕が作ったゲームと一緒だ」と呟きました。ここまでが映画青鬼の中盤までのネタバレあらすじとなります。

館に潜んでいたモノ

ここからはいよいよ映画青鬼の終盤のネタバレあらすじとなります。部屋から逃げ出した美香は卓郎の元へと行き、ヒロシが殺されてしまった事を伝えます。しかし卓郎はまともに取りあいません。業を煮やした美香は卓郎から鍵を奪い取り、扉へと駆け寄ります。しかし、鍵は合いませんでした。慌てる美香でしたが、その時突然扉が開く音が。

卓郎と思った美香は扉へと駆け寄りましたが、そこにいたのは頭が異様に大きく体が小さい2頭身の化け物でした。人間よりもはるかに大きく、異様なまでに鋭い牙を持った全身が青い生き物『青鬼』です。卓郎だと思い込んで駆け寄った美香でしたが、青鬼によって捕まえられ食べられてしまいました。一方その頃シュンは杏奈に、この館で起きていることが、自分の作ったゲームと同じである事を話していました。

半信半疑だった杏奈ですが、シュンが言う通りの行動を起こすと、新しい通路が出現したりと、ゲームのような展開が続き、やがてシュンの言う事を信じるようになります。しかし、そんな2人を青鬼は追い続けます。果たしてシュンと杏奈は無事にジェイルハウスから脱出することができるのでしょうか?これが映画青鬼のネタバレあらすじとなります。

青鬼の実写映画版の結末をネタバレ考察!青鬼の正体とは?

ここまでで映画青鬼について全体のあらすじをネタバレを交えながら紹介しました。では、主人公達を襲った青鬼とは一体何なのでしょうか?これもネタバレとなってしまいますが、実は映画青鬼の最終場面になっても、青鬼の正体については明らかにされていません。原作であるゲームと同じく、青鬼の正体は不明のままとなっているのです。しかし、ファンの中には青鬼の正体について考察されている方も多くいらっしゃいます。

青鬼はシュンが作り出した?

正体が不明とされている青鬼ですが、青鬼の正体について『シュンが作り出したバケモノだ』と考察されているファンが多くいらっしゃいます。これはあらすじ部分でも触れたないようですが、主人公達が入り込んだジェイルハウスで起こった出来事は、シュンが作った脱出ゲームの内容と同じであると描かれています。

どのようにしてシュンがこのような現象を巻き起こしたのかは分かりませんが、青鬼の正体と無関係とは考えにくいとされています。更に、シュンは卓郎たちによっていじめられていました。心の底で卓郎たちを憎いと思っていたシュンの念が、ジェイルハウスの化け物を作り出したのだと多くのファンが考えているようです。

青鬼の実写映画を観た感想や評価とは?

化物のいる館から主人公達が脱出しようとする様子を描いたホラー映画青鬼。原作が人気フリーゲームだったこともあり、作製が発表された時点で注目を集めました。では、実際に映画青鬼を鑑賞した方はどのような感想をもったのでしょうか?ここからは映画青鬼に対する評価について紹介していきます。

ホラーというよりモンスターパニック

実際に映画青鬼を観たファンから挙げられている感想の中でも多かったのが「ホラーというよりはモンスターパニックと言った方が正しい」というものでした。これは肯定的な意味でも、否定的な意味でも1番多い評価となっています。原作となったフリーゲームはホラー色が強いと評価されており、それに対して映画はパニック映画としての色が強いという評価です。

作品全体を通すと、ホラー作品特有のじめじめとした雰囲気よりも、青鬼の獰猛さや恐怖を描いたシーンが多く、「原作とは違った雰囲気だった」「ホラーではない」という評価が多くなったようです。この事に対しては「期待外れだった」という不評な感想と「青鬼の怖さがよく出ていた」という好評な感想が半々であげられています。

オチが分かりにくい

次に多かった感想は「オチが分かりにくい」というものでした。またネタバレとなってしまいますが、映画青鬼のラストシーンは、杏奈が無事ジェイルハウスから脱出できたかどうかがはっきりとは描かれていません。それどころか、ジェイルハウスでの出来事が現実に起きたのかどうかすら分からない、という感想があげられてしまうようなエンディングとなっています。

これに対しては「原作ではっきりしていない部分をうまく表現している」という声もありますが、どちらかと言えば「すっきりしない」「オチがよく分からなかった」という不評な感想が少し多くあげられているようです。

青鬼の再現度が高かった

最後に紹介する映画青鬼についての評価は「青鬼の再現度が高かった」というものです。原作が脱出系のホラーゲームという事もあり、映画作成にあたっては、青鬼がどのように表現されるかどうかについてファンからかなり注目されていました。ゲームの中では、青鬼は不気味かつ迫力のあるキャラクターとして描かれており、それを再現することは難しいのではないか、と言う声は非常に多くあげられていたようです。

しかし実際に映画を鑑賞したファンからは「うまく再現できていた」と肯定的な感想があげられることとなりました。中には「もう少し無表情な青鬼が観たかった」という声もあったようですが、青鬼という謎の生き物の外見については概ね好評な意見が多かったようです。

青鬼のストーリーのネタバレまとめ!

今回は映画青鬼について、ストーリーのあらすじや評価についてネタバレ紹介してみました。原作では序盤以外のストーリーが明確にされていない為、映画の制作は困難だとされていましたが、「しっかりとした映画に仕上がっていた」と評価する声も多くあげられています。更にこの映画はかなりの低予算で制作されたという情報も。それにも関わらず不気味な青鬼を作り上げた監督を評価する方も沢山いらっしゃいます。

映画青鬼は、不評な感想と好評な感想がわかれている作品となっています。しかし、それでも多くの方から支持を受け、2015年の7月にはver.2.0が公開されています。今回の記事で少しでも映画青鬼が気になった方は、1度鑑賞してみてはいかがでしょうか?

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