2018年10月23日公開
2018年10月23日更新
ラヂオの時間のネタバレあらすじと結末!三谷幸喜初監督映画の感想と評価は?
1997年に公開された、映画「ラヂオの時間」。あの三谷幸喜が初監督を務めました。ラジオドラマという、少しニッチな世界を題材にしたこの作品。ラジオである以上、映像も画像も視聴者に見せられず、声や音だけでドラマの世界観を表現しなければなりません。その中で起こる、視聴者なら知り得ない、かつあり得ないドタバタ劇を描いた「ラヂオの時間」のあらすじを、ネタバレ盛りだくさんでご紹介いたします。少し古い映画ではありますが、今でも鑑賞する人は多くSNSにも感想の声があります。一緒にご紹介していきます。
目次
ラヂオの時間のあらすじと結末が気になる!
初めて脚本を書いたある主婦のデビュー作が、滅茶苦茶になっていく様子を描いた映画「ラヂオの時間」。ラジオドラマの生放送の中で、脚本無視でつぎはぎのようにドラマを完成させようとしていくので、物語はどんどん混迷に満ちていきます。どうやって着地するつもりなのか…主人公の主婦の努力は報われるのか…!映画「ラヂオの時間」のネタバレあらすじ、キャスト、観た方の感想などなど、迫っていきます。
ラヂオの時間は三谷幸喜初監督映画!
映画「ラヂオの時間」の監督は、「ステキな金縛り」や「THE 有頂天ホテル」など、数々の喜劇映画を生み出す三谷幸喜監督。初めての映画監督作品となりました。元々三谷幸喜が主宰する劇団の舞台として1993年に上映されていましたが、後に映画化されました。実は「ラヂオの時間」のあらすじは、三谷幸喜の実体験に基づいたものとなっています。初めて手掛けたドラマの脚本が、知らぬ間に変わっていたとか…。
ラヂオの時間の出演者を紹介!
ネタバレあらすじに行く前に、物語に登場する人物を演じるキャストをご紹介いたします。あんな俳優からこんな女優まで基本全員ドタバタしている「ラヂオの時間」。この映画では20年近く前の、彼らの若かりし頃を見ることができます。
鈴木京香/鈴木みやこ役
1988年、水着のキャンペーンガールとして芸能界デビューを果たす鈴木京香。その2年後には、NHK連続テレビ小説 「君の名は」(1991)でヒロインを務めました。普通なら半年で作品が代わりますが、「君の名は」は1年に渡って放送されました。受賞歴も大変目覚ましく、「ラヂオの時間」の演技では、第21回日本アカデミー賞優秀主演女優賞と、第10回日刊スポーツ映画大賞助演女優賞を受賞しています。
唐沢寿明/工藤学役
特撮大好きで有名な唐沢寿明。1980年に俳優デビューするものの無名時代は生活が苦しく、東映の特撮番組である「仮面ライダーシリーズ」や「戦隊ヒーローシリーズ」の脇役などを務めることで食いつないでいたようです。他にも斬られ役から裏方スタッフまで、とにかく幅広くこなしていたそう。そんな熱いイメージのある唐沢寿明ですが、ドラマ「白い巨塔」(2003)などで見せた「インテリ」な役にも定評があります。
西村まさ彦/牛島龍彦役
実は2017年に、西村雅彦から「西村まさ彦」に改名。三谷幸喜主宰の劇団「東京サンシャインボーイズ」に所属していて、多くの三谷作品に出演しています。映画「ラヂオの時間」の演技で、第21回日本アカデミー賞最優秀助演男優賞を受賞しました。映画やドラマでの名バイプレーヤーとして有名な西村まさ彦ですが、声優としても活躍していて、ジブリ作品の「もののけ姫」(1997)や「風立ちぬ」(2013)にも出演しています。
戸田恵子/千本のっこ役
女優であり、声優であり、ナレーターであり歌手であり…と多彩な戸田恵子。戸田恵子が声を務めるといえばやはりアンパンマンですが、唐沢寿明がウッディ役を演じる「トイストーリー」でも、実は戸田恵子がある役の声を務めています。もちろん女優としても実力派の彼女。映画「ラヂオの時間」の千本のっこ役で、第21回日本アカデミー賞優秀助演女優賞を受賞しました。名バイプレーヤーの1人です。
ラヂオの時間のあらすじをネタバレ!
いよいよ、映画「ラヂオの時間」のあらすじをネタバレ有りで紹介していきます。最後の重要なクライマックスまで全部ネタバレしております。
まだ映画を観ていない方でも、この「ラヂオの時間」がいかに滅茶苦茶なストーリーなのかを、ネタバレと共にわかっていただける内容になっています。ついでにプレビュー映像もどうぞお楽しみください。
最初は小さな変更だった
主婦の鈴木みやこは、たまたまラジオドラマ「運命の女」という話を1つ書いてコンテストに応募したところ、(実は応募者はみやこしかいなかったので)見事それが実際にラジオドラマとして放送されることになりました。そしてこの日はいよいよそのドラマが放送される日。スタジオではみやこも見守る中、滞りなくリハーサルが行われました。迎える本番では、生放送にて放送されます。
そのリハーサルの後、小さな変更依頼がみやこに入りました。アナウンサーでもありナレーターを務める保坂から、非常に細かい日本語の使い方についての修正依頼が入ります。あまりに細かすぎてみやこも驚きますが、保坂が全く引き下がらないため、渋々了承することにしました。しかし、こんな変更は序の序の序の口であったことを、みやこは今から思い知らされるのです。
今更無理な変更発生
みやこが描いたラジオドラマ「運命の女」は、夫のいる主人公律子が、寅造(とらぞう)という青年と恋をしてしまう、というあらすじです。このことは出演者は台本を渡された時点でわかっているはずなのですが、リハーサルを全て終えてから、主人公律子を務める女優、千本のっこから信じられないクレームが入りました。『「律子」という名前が気に食わないから変えろ』というのです。リハーサルは全て終わってるのに…
生来のわがままなのか、事務所の後輩がそのラジオ局のキャンペーンガールをしていて自分がバーターとしてゴリ押しされての出演なのが気に食わないのか。なんにせよ「律子」というのは、自分の過去の不倫相手の嫁の名前だそう。知らんがなという状況ですが、みやこやプロデューサーの牛島は、とにかくのっこに降板されないよう、代わりの名前を提案します。しかしのっこからは難癖ばかりで決まらず。逆に希望を聞くことにしました。
律子はメアリー、熱海はニューヨーク
そして最終的な主人公は、「女弁護士、メアリー・ジェーン」。なぜ決まったのか。プロデューサーの牛島が浅はかにもOKしたからです。熱海のパチンコ店で働く律子は、アメリカのバリキャリになりました。これを聞いた俳優陣が黙っているわけがありません。寅造役の浜村錠まで、「僕も外国人にしろ」と、子ども顔負けのわがままを言い始めます。というわけで、結局登場人物全員が外国人に、舞台はニューヨークになりました。
自分が勝手に変更を決めておきながら、本番までにみやこでは脚本変更は間に合わないと思ったプロデューサーの牛島。登場人物の名前は全て勝手に考え、脚本は知り合いのプロの脚本家バッキーを急遽呼んで変更を依頼します。そしてできた新しいあらすじは、「女弁護士メアリー・ジェーンと漁師マイケル・ピーターのラブストーリーinニューヨーク」になりました。浜村の「マイケルはパイロットがいい」案は却下されました。
マシンガンといえばシカゴだ!!
こうして一旦新あらすじが決定。もちろん舞台が変わったのでSE(効果音)も色々新たなものが必要となりました。それがそろわないままいよいよ本番。プロローグの音楽が流れ始めます。ここで、バッキーが勝手に足したマシンガンの音のSEがどうにも用意できないことが発覚。バッキーは「マシンガンは絶対だ」と一歩も引かず。運よく昔SE担当だった古株が現在守衛をしているという情報を得て、ディレクターの工藤が飛んでいきます。
昔は全て何かしらの道具を組み合わせて、効果音は作られていました。その時代のプロのアドバイスを得て、マシンガンの音は「長い棒から金属のバケツにピスタチオを流し落とす」ことで再現することになります。それを作る傍ら、今度は音響スタッフから、「マシンガンといえばシカゴだ!!」と熱の一言が。本番が始まってからあらすじの舞台がシカゴに変わりました。これが後々ド級の波紋を呼びます。みやこは完全に忘れられています。
海がないならダムを決壊させればいいじゃない
場面は進み、「メアリーが真冬にびしょ濡れで帰宅し、夫が驚くシーン」というところで、CMに入ります。新あらすじの、メアリーが高波で海にさらわれ、そこを漁師のピーターに助けられ恋に落ちる、という設定のためです。ところがCM中、「シカゴに海はない」ということに、ナレーターでありアナウンサーの保坂の一言で全員気が付きます。そこでバッキーが「ダムを決壊させよう!」と提案。話がスペクタクルになっていきます。
「ダム決壊」というあらすじが足されたことで、もちろんそのSEも必要となります。再びあの守衛に協力をあおぐ工藤。お菓子やカップ麵の容器、塩などを使ってダムの決壊音を再現することになります。しかしCMの間だけで道具作りが間に合うわけもなく、急遽手に入れたニュース原稿を保坂が読み上げるのを放送し、番組は突然ニュースのお時間。その後の時間稼ぎは、メアリーの夫ハインリッヒ役の役者がアドリブで乗り切ります。
漁師のピーターはパイロットのドナルドだった
ハインリッヒがその日の野球の試合の結果などを紹介し、いよいよ物語に戻ってきます。場面は、なぜメアリーがびしょ濡れになったのかの回想に。メアリーがマイケルに助けられ、お互いに改めて名乗るのですが、ここでマイケル役の浜村が暴走します。「僕はドナルド・マクドナルド、パイロットだよ」と、原作はもちろんのこと新あらすじも無視して新キャラを作り上げてしまいました。とにかくパイロットがしたかったようです。
そうだ、宇宙に行こう
浜村の勝手な「パイロットだよ」により、この後「漁船が転覆し、マイケルが海で遭難」できなくなりました。そこで次に考えられたのは「マイケル改めドナルドをハワイ上空で消息不明にしよう」。この部分を放送したものの、瞬時に新たな問題が発生。このラジオドラマのスポンサーである航空会社からクレームが入りました。プロデューサー牛島の上司からも「まじでやばい」の一言。ここでまたバッキーがとんちを発揮します。
「宇宙飛行士だって、パイロットだ」。当たり前ですが収録時には恐ろしい一言です。というわけで、宇宙飛行士のドナルドは、ハワイの超上空で行方不明になることに。これによりロケットが飛ぶ音のSEが必要になりました。しかしやっと、忘れ去られていた鈴木みやこが「宇宙で遭難なんてしたら、ドナルドが還ってこれない」と声をあげます。一度離れ離れになった元律子と元寅造は、必ず再会しなければならないのです。
しかし、「ドナルドは絶対に戻って来ないとダメ」と言うみやこの声も虚しく、もはや「ドナルドは戻って来なくていい」ということになります。ラストは、夫も捨てドナルドとも離れ離れになったメアリーが荒野で叫ぶ、ということになりました。こだわりを持って作った作品が滅茶苦茶になり、とうとうみやこがキレます。
みやこ、立てこもってみたけれども
キレたみやこは機械を一部破壊し、録音部屋に鍵をかけて立てこもってしまいました。「お願いですから、本の通りにやってください!」と叫びますが、その努力もまたまた虚しく、すぐ鍵を開けられあっけなくみやこの抵抗は終わってしまいます。しかしここで、プロデューサー牛島の度重なる勝手な決定にしびれを切らしたディレクターの工藤が立ち上がります。みやこの初作品、「運命の女」はどんなラストを迎えるのか!
ラヂオの時間の結末をネタバレ!
いよいよ「ラヂオの時間」がクライマックスを迎えていきます。牛島の横暴によって、どんどん話が変わっていく「運命の女」。地球上の、日本の熱海が舞台だったラブストーリーは、今のところ宇宙を巻き込んだ、シカゴのメアリー・ジェーンというただの勝手な女の話になってしまいました。工藤は一体この状況をどう着地させるのでしょうか。最後までお楽しみください。
工藤、動く
牛島に「いい加減やめましょう」と意見するディレクターの工藤。しかしそれにより牛島にスタジオから追い出されてしまいました。そこで工藤は、別の部屋で通信の線を繋ぎ変え、こっそり録音部屋の俳優達やみやこと直接連絡を取り、指示を出し始めました。少しでも元の脚本通りにと、物語の軌道修正をし始めたのです。録音部屋のヘッドホンから指示を聞きながら、俳優達が動き出します。
寅造もといマイケルもといドナルドは、宇宙で遭難させられたあげく「戻って来なくていい」と無慈悲なラストになったため、その役をしていた浜村はさっさと1人帰り始めていました。そこを、工藤からの指示でスタッフが必死に引きずり戻します。「マシンガンと言えばシカゴだ!!」の余計な一言を言った音響スタッフは、牛島を壁に押さえつけ、これから起こることに手出しできないよう妨害を図ります。
そしてナレーター保坂が真の実力を露わに。無理やりドナルドを地球に帰還させるため、保坂がなんかいい感じでドナルドが迫力満点で地球に還ってくる様子のナレーションをアドリブで始めました。その間に俳優達も手伝って、ドナルド役の浜村を力技でもみくちゃにしながらマイクの前に立たせます。そしてメアリー役の千本のっこも、空気を読んで「おかえりなさい」と言い、とうとう2人は感動の再会をしたことになりました。
最後の最後までトラブル
無理やりだろうと何だろうと2人は再会できたので、上手く元のみやこの台本のラストに繋がります。そして「その時、大空に花火が…」という場面に。しかしトラブルはここでも発生。みやこが立てこもる時に壊した一部機械がピンポイントでSEを流すための機械だったせいで、花火が上がりません。ここで活躍したのは、仕事をほったらかしてスタジオに来ていたあの守衛の人でした。
その人が準備したのは、50円玉と太い雑誌。この2つだけです。そしてマイクの前で、50円玉の穴を吹いて花火が上がっていく音を出し、太い雑誌で頭を勢い良く叩いて花火の爆発音を出します。パラパラと散っていく音は、身体をブルブル揺さぶった音で代用。昔の効果音マンの腕が光ります。こうしてハチャメチャなラジオドラマは、無事に終了したのでした。
ラヂオの時間の映画を観た感想や評価とは?
映画「ラヂオの時間」のネタバレ込みあらすじ、いかがでしたでしょうか。ここからは、「ラヂオの時間」を鑑賞した方からの感想の声を見ていきます。公開当時の1997年にはなかったSNSですが、今でもたくさんの人がこの「ラヂオの時間」を観ているようで、SNSでも多くの感想を見ることができます。一部の感想の声をご紹介いたします。感想だけでなくネタバレもまだまだ続いていきます…
声出して笑った!
「ラヂオの時間」
— まさなつ (@miyu0902mh) October 19, 2018
監督デビュー作にしてこのメンツを集められるのは流石!久しぶりに再鑑賞しましたが、みんな若い(当たり前!)。そしてやっぱり面白い。会話の転がし方というか、どんどんぬかるみに入っていく感じがたまらんです。声出して笑ったのは「カメ止め」以来だ^_^ #1日1本オススメ映画 pic.twitter.com/Tx0wbVEn76
ネタバレあらすじの前にキャストをご紹介いたしましたが、それだけでも豪華なメンツであったことはおわかりいただけたのではないでしょうか?その実力派俳優達が、いい年こいてわがままを炸裂させてどんどんどんどん「ぬかるみ」にハマっていく様子を描いた「ラヂオの時間」。この感想のように、その姿は大人もつい笑ってしまいます。
現実にもある…
ラヂオの時間、という三谷幸喜のコメディ映画がある。
— ポッター (@Potter_Tokyo) October 20, 2018
小学生のとき、ただただ爆笑した。
大学生のとき、コロコロ態度が変わる大人にバカらしいと思った。
今日、実際の会社生活と被るとこが多すぎてイラついた。
結局、普段の仕事はコメディネタになるくらい茶番てことに改めて気が付かされた。
大人だけでなく子供にも大ウケだった様子の「ラヂオの時間」。内容がというより、あっちを向いている時は笑顔、こっちを向いている時はブスっとした顔と、人によってコロコロ表情などを変える「大人」達の様子が滑稽だったようです。そんな子供達が大人になりストレス社会に揉まれる中で、ふと「ラヂオの時間かよ…」と思われされる場面に遭遇した時に映画のことを思い出し、こんな感想を抱くのかもしれません。
あの映画を観て思い出した
『カメラを止めるな!』をようやく観てきた。劇場なのに笑いすぎてしまい腹痛い(周りも声だして笑ってたからいいけど)。
— VHS (@vhsxx) October 13, 2018
今敏の入れ子構造モノを三谷幸喜がコメディタッチに脚本書いたらこんな感じになるのかも?
『ラヂオの時間』大好きな自分にはストライクすぎた。#カメラを止めるな
別の映画の話になってしまいますが、2018年に公開された映画「カメラを止めるな」が、「ラヂオの時間」の雰囲気と似てて面白い!!という感想が非常に多く見受けられました。それもそのはず、「カメラを止めるな」の上田慎一郎監督は、「ラヂオの時間」のファンだそうです。「いい作品を作りたいのに、現実が邪魔をするの‼」という感じが、両作品ともに溢れているようです。
実はあの俳優が…
ラヂオの時間をかなり久々に観たけどほんと面白い映画だよなぁ
— ジェニーロットン (@voodoo58215) September 28, 2018
あとトラック運転手が渡辺謙なの今更ながらに知った笑 pic.twitter.com/RSWQAEIJ5h
感想からの俳優ネタバレをしていこうと思います。実はこの映画には、紹介しきれないほど豪華な俳優が脇役・チョイ役で出演しています。例えば、渡辺謙。ラジオドラマの視聴者として、場面場面で運転中の運ちゃんが映るのですが、それがだれあろう渡辺謙です。熱心なリスナーのようで、「運命の女」放送直後は感極まってタンクローリー車ごとラジオ局の玄関前に突っ込んできます。熱すぎる男だと指摘する声も。
訃報に触れ、最も印象的だった「ラヂオの時間」を視聴している
— Centergy-Halle (@MusikHalle) February 1, 2017
この傑作に藤村俊二あり
合掌… pic.twitter.com/1MNTOq19aJ
お次は既にネタバレしてる方ですが、藤村俊二。2017年に亡くなりました。「ラヂオの時間」の昔SE担当だった守衛で、数々の効果音ピンチを救ってくれるのはこの人です。あの独特の声で、効果音を手作りしていた時代の情熱を語り、工藤に「次はドラマいつやるの?準備があるからさ」と、ちゃっかり次作への意欲を見せたりする「元職人」の役。おひょいさんが花火の音を一所懸命に出す所がいい、という感想が見られました。
プライムビデオでラヂオの時間見てた。布施明の歌好きだわ〜( ´ - ` )
— てんしん (@tensin3) October 17, 2018
も〜しも〜世界が〜終〜わると〜しても〜♪気に〜はしない何故ってそ〜のワケは〜♪千本ノッコが〜あのアバズレがぁ〜僕〜を見つめて〜歌口ずさんでい〜る〜♪それだけで僕は〜満足さ〜♪
俳優ネタバレが止まりません。布施明も出演していました。スポンサーの航空会社が切れてクレームを入れたことで、プロデューサー牛島に「まじでやばい」と伝えた上司の役です。その布施明が、「ラヂオの時間」のエンディングテーマをあのいい声で歌っているのですが、歌詞になかなかのパワーワードが並んでいます。物語で笑った後に、この歌でまた笑ってしまう、という感想がたくさんありました。
「死ぬぞ〜」と言ってた平野長泰を演じるのが近藤芳正だと言っても家族は誰も分かってくれなかったが、「ハインリッヒィィー!」の人だよと説明したらみんな分かってくれた #真田丸 #ラヂオの時間
— りくま (@Rikuma_) April 24, 2016
最後はこの人、近藤芳正。みやこの夫役で出演していました。妻みやこからのお使いでラジオ局に来ますが、やらかしてます。メアリーの夫ハインリッヒは車のセールスマンなんですが、メアリーに捨てられた後、ミシガン湖に車ごと突っ込んで死にます。この夫も実は車のセールスマンをしているので自分の姿を重ねてしまい、生放送中に「ハインリッヒーーー!!!!」と録音部屋で叫びます。名場面だ、とする感想が多く見られます。
ラヂオの時間のネタバレまとめ!
三谷幸喜初監督作品、映画「ラヂオの時間」を感想まであますことなくご紹介いたしました。現実にこんなわがままが通用するのかと思ってしまいますが、この作品ではその「わがまま」がなければ、こんなに面白いミラクル展開は生まれませんでした。最後は「いい作品を作りたい」という情熱を持った人間が終結させられたので、スカっとの要素もあるかもしれません。現実社会に疲れた方は、是非「ラヂオの時間」をご覧ください。