陰日向に咲くのあらすじと結末をネタバレ!映画の感想は?【劇団ひとり原作小説】

陰日向に咲くとは、劇団ひとりによって描かれた小説です。幻冬舎から2006年に出版されており、2008年には映画化もしている人気作品となっています。お笑い芸人の劇団ひとりが始めて書いた小説であり小説家としてデビューした際には大きな反響を呼び、その処女作となった陰日向に咲くにもかなりの注目が集まりました。今回は映画で放映された陰日向に咲くに焦点を当て、陰日向に咲くのあらすじなどをまとめていきます。

陰日向に咲くのあらすじと結末をネタバレ!映画の感想は?【劇団ひとり原作小説】のイメージ

目次

  1. 陰日向に咲くのあらすじと結末が気になる!
  2. 陰日向に咲くの原作小説の作者は劇団ひとり!
  3. 陰日向に咲くの映画キャストを紹介!
  4. 陰日向に咲くの映画あらすじをネタバレ!
  5. 陰日向に咲くの映画結末をネタバレ!
  6. 陰日向に咲くの映画を観た感想や評価とは?
  7. 陰日向に咲くのネタバレまとめ!

陰日向に咲くのあらすじと結末が気になる!

2006年の1月に劇団ひとりが小説家としてデビューを果たした作品が陰日向に咲くです。初版の売り上げは1万5000と振るっていませんでしたが、お笑い芸人が本気で小説を書いたと話題になり2008年2月には54刷で100万部を突破するほどの売り上げを誇るなどかなりの大ヒット作品となり劇団ひとりは小説家として華々しいデビューを果たします。今回は陰日向に咲くの映画のあらすじや小説の感想などをまとめていきます。

陰日向に咲くの原作小説の作者は劇団ひとり!

この小説は6人の落ちこぼれにスポットライトが当たり、その落ちこぼれ達が如何に社会復帰をするかなどを描くオムニバス小説となっています。作者もお笑い芸人として人気且つ有名な劇団ひとりが描いたということもあり、かなりの話題を呼びました。陰日向に咲くは直木賞の有力候補にも選ばれましたが平成18年の候補には上がりませんでした。他にも様々な賞にノミネートされたりとかなりの人気を誇る小説となっています。

陰日向に咲くの映画キャストを紹介!

映画、陰日向に咲くに出演しているキャスト達も豪華俳優陣となっておりその点にも注目が集まっています。ここで簡単に出演キャストなどをまとめていきます。主人公の一人であるシンヤを演じているのが岡田准一です。大人気アイドルユニット「V6」のメンバーであり、様々な作品に出演しており俳優としても名が広まっています。1995年にバラエティ番組で開催された公開オーディションを通じて合格し、晴れて芸能界入りをします。

1995年に放送されたバラエティ番組「天才・たけしの元気が出るテレビ!!」の中のコーナーにある「ジャニーズ予備校」に岡田准一の母親がオーディションに応募し、見事合格します。そして同じ年の10月にV6のメンバーに選ばれ「Ⅴの炎」で初の俳優デビューを果たします。その後も「MUSIC FOR THE PEOPLE」やV6の燃焼グループ「Coming Century(カミング・センチュリー)」CDデビューやアイドル活動を始まります。

2003年には初の映画出演、「木更津キャッツアイ 日本シリーズ」で木更津賞を受賞したりと徐々に俳優としての頭角を現していきます。2006年にも「木更津キャッツアイシリーズ」に出演し、同じ年には主演映画「花よりもなほ」で有名になっていきます。その後も様々な作品に幅広く俳優として出演していき大河ドラマ「軍師官兵衛」で一躍時の人となり宮崎あおいとの結婚も話題になります。岡田准一はかなりの有名人となっています。

ヒロイン役 宮崎あおい

現在は前述した岡田准一と結婚したことで宮崎から岡田に変わっています。4歳の頃から子役として芸能界デビューします。その頃から色々な作品に出演していましたがエキストラのような役回りばかりと有名になるような役は演じられていませんでしたが、雑誌の方をメインで活躍していました。本格的に活躍し始めたのは1999年ごろに映画「あの、夏の日/とんでろ、じいちゃん」に出演し、段々と名前が知られるようになっていきます。

2001年に映画初主演「害虫」で、第23回ナント三大陸映画祭コンペティション部門主演女優賞を受賞したりと活躍します。2002年には「EUREKA」で第16回高崎映画祭最優秀新人女優賞を受賞、またこの年は、BS-iの「ケータイ刑事 銭形愛」で連続テレビドラマに初主演した。2003年、初舞台で主演をつとめたミュージカル「星の王子さま』」で、第41回ゴールデン・アロー賞演劇新人賞を受賞し、女優としての才能を開花させます。

陰日向に咲くの映画あらすじをネタバレ!

ここからは陰日向に咲くのあらすじをネタバレを踏まえてまとめていきます。劇団ひとり渾身の作品となっていますのであらすじで興味を持った方はぜひ小説でも映画でも見てみてください。様々な状況に置かれた人たちの心情や風情を描いた作品となっています。主演を務める岡田准一が演じる「シンヤ」はバスの運転手として働いていますが、重度のギャンブル中毒でありパチンコで多額の借金を背負っていました。

そのことを知ったシンヤの上司がきっかけを作り、同僚から一時的にお金を借りて借金を返済しながら生活を続けギャンブルと縁を切る生活をしていました。同僚からの期待や信頼、上司への恩を返すための意味も込めて切り詰めて生活をするシンヤ。そんなときに偶然出会ったのが寿子です。彼女は昔芸人として浅草で生活していた母親の痕跡を探すためにやってきたと知ります。そして、シンヤはそんな彼女に協力したいと申し出るのです。

寿子の母親、鳴子は会社員として働いていた頃に社員旅行で偶然に出会ったお笑い芸人のプードル雷太に一目ぼれします。そんな雷太のために上京し彼の力になろうとするほどに惚れこんでいたのです。その思いの強さに雷太は根負けしコンビとして活動することを決めたのです。コンビを組んで活動していると、次第に人気が集まっていきます。ストリップ劇場で漫才を披露している雷太ですが、そこでも大盛り上がりをします。

鳴子はそんな毎日が楽しくていつまでもこんな時間が続けばいいのにと願う鳴子でしたが、雷太は同じストリップ劇場で働いているジュピターのことが好きなのでした。雷太はそんなジュピターと一緒に働きたくてストリップ劇場で芸人として働いていたのです。そのためん、芸人として売れる売れないは雷太にとってはあまり関心のないことだったのです。鳴子はそのことは知らずに二人で芸人としてやっていくと思っていました。

そんなある日、雷太はストリップ劇場にジュピターの姿が見えないことに気づき見舞いにいきます。仕事を休んでいたジュピターに米兵達が乱暴をしていたのです。そこへ助けに入る雷太ですがあっけなくやられてしまいます。その後、ジュピターもストリップ劇場を辞め雷太もやる気をなくし、鳴子の説得も虚しくコンビは解散となってしまいます。鳴子は夢も好きな人を同時に無くしてしまい故郷に帰ってそこで結婚します。

そんな過去を背負った母から生まれたのが寿子だったのです。そんな話を聞き寿子のことを良く知らないがシンヤは喜んで協力します。ですが、シンヤ自身も問題を抱え続けています。ギャンブルも結局抜け出せず取り立て屋に追われ始めるのです。逃げ出し、電話をかけ取り立て屋の様子を何度も確認しますが返ってくるのは怒鳴り声、確認も3回に及びますが最後は取り立て屋の声ではなく、シンヤを息子だと思った老婆だったのです。

モーゼとリュウタロウ

シンヤはも昔に大好きだった母親を病気で亡くしており、父親とは仲が良くなかったことから老婆の話に聞き入ってしまいます。ここからのあらすじはリュウタロウとホームレスのモーゼの話に入っていきます。リュウタロウは誰もが認めるエリートサラリーマンでありシンヤとは正反対の人物でした。そのことがシンヤのコンプレックスとなり母親が亡くなったことがきっかけでシンヤは家を飛び出しリュウタロウは独りになってしまいます。

何のために働いているのかを考え始めるリュウタロウの前に現れたのがモーゼと称した男性でした。彼があるけば人々が避ける姿がモーゼの十戒に見えたことからそう名付けたのです。その姿に何かを感じたリュウタロウは彼と同じく期間限定のホームレスになったのです。リュウタロウにとってモーゼは自分にはない「自由さ」を持っているように感じまぶしく見えたのです。そんな中、プロ野球選手がホームレス達の所にやってきます。

その選手は幼い頃に自分を捨てた父を探している様子。その父親というのがまさしくモーゼだったのです。彼のホラ話は全て本当だったことも分かりモーゼはリュウタロウの元から去っていきます。リュウタロウも何かを得たのかホームレス生活をお終いにします。場面は変わって再度シンヤのあらすじとなります。シンヤは最も恐れていたパチンコ通いが職場にばれてしまい後がない状況に。そこで借金相談所に足を延ばすことを決意します。

借金所に赴くシンヤですが、そこにいたのは何と寿子だったのです。弁護士として働いていることを知らなかったシンヤは突然の出来事に動揺し寿子の必死の説得も虚しく怒りに狂い、シンヤは逃げ出します。そんなシンヤの唯一の拠り所が姿も知らない老婆との電話でした。そしてシンヤにある考えが過ります。それは、取り立て屋にやれと言われ逃げたオレオレ詐欺でした。老婆は完全に自分のことを息子と勘違いしてると思ったのです。

陰日向に咲くの映画結末をネタバレ!

ここから陰日向に咲くのあらすじは終幕へと向かっていきます。後ろめたい思いがこみ上げてきますが、自身が生きるために汚い手を使おうと決意するのです。そして、怪しまれないように他愛もない会話をするシンヤ。電話での会話は遂にシンヤは老婆にお金を要求するのでした。それを全く怪しまない老婆、彼女は自身の家にお金を用意したのです。時が少し経ち、それを受け取りに行くシンヤが老婆の家に行くと、寿子がいたのです。

寿子は母親の痕跡を辿った末に老婆の家に行きついたと聞かされ、机の上にはシンヤ宛の手紙と大量のお金があったのです。手紙にはシンヤが本当の息子じゃないことには気づいており、それでも息子と話しているような感覚が蘇り楽しかったと綴られていたのでした。そして、老婆の亡骸を前に佇むシンヤ。大家がやってきて身寄りのない人の死体は困るなど言い放ち、シンヤはその言葉に「俺の母親だ」と噛みつかんばかりに言いました。

そこに予想外の人物が来訪します。それはリュウタロウがモーゼと呼んでいる人物でした。老婆の正体はモーゼがずっと好意を抱いていたジュピターだったのです。シンヤは偶然にもそんな人物たちと出会い、人の縁の深みと有難さに気づき、実家に帰りリュウタロウと改めて話すことを決めます。そして、帰ることを電話で伝えると自然と涙が零れ、シンヤは家に帰っていきリュウタロウと再び家族になり陰日向に咲くの幕は閉じました。

陰日向に咲くの映画を観た感想や評価とは?

様々なキャストによって描かれる陰日向に咲く。芸人である劇団ひとりが手掛けたこともあり注目が集まっていましたが、実際に陰日向に咲くの映画を見た人はどのような感想を抱いたのでしょうか?ここからは陰日向に咲くを実際に見て感じた視聴者の感想をまとめていきます。陰日向に咲くは累計売上部数が100万を超えたことで映画化の運びになったと言われています。それほどまでに読者に面白いという印象を与えたのでしょう。

何の接点もない日陰者たちが何とか頑張って生きていくというオムニバス小説、その新しい物語の組み立てが読者にとっては読みやすく感情移入しやすいという評価を得ています。さらに映画陰日向に咲くでは豪華キャストによってストーリーが展開していくことで視聴者に飽きさせない構成となっていると言われています。陰日向に咲くで、まず注目される人物が岡田准一が演じるシンヤという逃げ癖が付いてしまった今作の主人公です。

陰日向に咲くで一番物語に絡んできますがかなりの日陰者。時に悪事に手を染めようとしたりと印象はかなりよくない登場人物となっていますが、老婆と関わったことから徐々に日の当たる道を歩もうと決意し家族との仲を戻したりと最後は心温まる場面が見られました。そんなシンヤの成長していく姿が陰日向に咲くを見ていた人たちにはまぶしく映る、シンヤのこれから歩んでいく道に期待したなどかなりの好印象を得ているのです。

苦難が待つ道を歩くシンヤでしたが、老婆の他にも寿子という存在が大きかったのでしょう。彼女もシンヤと同じく母親のことが大好きで痕跡を探していました。ひたむきで真っすぐ家族のことを想う寿子の姿を見てシンヤの心の中も揺れ動いていたと言われています。しかし、借金と父親の存在という大きな壁がシンヤの前に立ちふさがっていたため、シンヤは逃げ続けていたのです。そんな姿に共感する視聴者も多く見受けられました。

陰日向に咲くのネタバレまとめ!

劇団ひとりによって描かれた小説、陰日向に咲く。今回は映画版陰日向に咲くのあらすじや感想をネタバレを交えてまとめましたが劇団ひとりが初めて書いた小説で最初はあまり評判に上がりませんでしたが、内容も面白いと評価され次々と売れていき、あっという間に映画化の運びとなった陰日向に咲く。芸人の劇団ひとりが書くことによって普段の小説からは得られない新しさを感じるなど視聴者たちを魅了していく作品と言われています。

そんな陰日向に咲くの要点をあらすじなどでまとめましたので、この記事を読んで気になった人などはぜひ一度見てみて独特な雰囲気を登場人物から感じ取って見てみてください。

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