おと・な・りのあらすじとラストをネタバレ!映画のロケ地はどこ?【岡田准一】

2009年公開された、岡田准一主演の映画『おと・な・り』のあらすじ、ラストのネタバレや、映画のロケ地をまとめました。岡田准一と麻生久美子の初共演でも話題となった映画『おと・な・り』は、アパートの隣同志に住む男女が、互いの生活音に癒され、いつしか心惹かれていくというラブストーリーです。二人の暮らすアパートの素敵さに、映画公開後ロケ地巡りをするファンも多いようです。映画のあらすじ、ネタバレを含む結末とあわせて、ロケ地も紹介します。

おと・な・りのあらすじとラストをネタバレ!映画のロケ地はどこ?【岡田准一】のイメージ

目次

  1. おと・な・りの映画ネタバレが気になる!
  2. おと・な・りの映画作品情報
  3. おと・な・りは岡田准一が主演?映画キャストを紹介
  4. おと・な・りの映画あらすじをネタバレ解説!
  5. おと・な・りの映画ラストをネタバレ解説!
  6. おと・な・りの映画ロケ地はどこ?撮影場所を調査
  7. おと・な・りを是非ご覧あれ!

おと・な・りの映画ネタバレが気になる!

岡田准一の初ラブストーリー映画『おと・な・り』

映画『おと・な・り』のあらすじ、ネタバレをご紹介していきます。絶大な人気を誇るV6の岡田准一の初ラブストーリー映画ということでも注目されました。相手役は、コメディからドラマまで幅広い役を演じる麻生久美子です。この映画で初タッグを組む、岡田准一と麻生久美子の等身大の演技もみどころです。

おと・な・りの映画作品情報

映画『おと・な・り』の正式タイトルとは?

映画の本当のタイトルは『おと な  り』で文字同士の間に空白が1つと2つはいるのが正式となります。お隣、音鳴り、大人成りなど、ひとつの言葉に何通りも意味が込められているようです。

映画『おと・な・り』の監督/熊澤尚人

熊澤直人監督は、映画『ニライカナイからの手紙』(2005年公開)で、長編映画デビューを果たし、その後も『ダイブ!!』や、人気コミック原作の『君に届け』『近キョリ恋愛』、『心が叫びたがってるんだ』など青春胸キュン映画を数多く手掛けられています。

映画『おと・な・り』の挿入歌

映画『おと・な・り』で、七緒(麻生久美子)がよく口ずさむ歌が、はっぴいえんどの「風をあつめて」です。はっぴいえんどは、1969年から1972年まで活動したバンドで、メンバーは細野晴臣、大瀧詠一、松本隆、鈴木茂です。1971年リリースのアルバム「風街ろまん」に収録された「風をあつめて」は、多くの映画にも使用されるなど現在でも色褪せない名曲です。

おと・な・りは岡田准一が主演?映画キャストを紹介

映画『おと・な・り』野島聡役/岡田准一

岡田准一さん(1980年11月18日生まれ)は、1995年に「V6」のメンバーとしてデビューしています。その後、1997年にはテレビドラマ『D×D』に出演したのを皮切りに、『木更津キャッツアイ』『東京タワー』『タイガー&ドラゴン』『SP』『永遠の0』『蜩の記』など、コメディから本格アクション、そして時代劇まで俳優としても確固たる地位を築いています。

映画『おと・な・り』登川七緒役/麻生久美子

麻生久美子さん(1978年6月17日生まれ)は、もともとアイドル歌手志望で芸能界入りしたものの、1998年映画『カンゾー先生』で映画デビューしてからは、数々の賞を受賞する日本映画には欠かせない女優へとなりました。『時効警察』(2006年テレビ朝日系ドラマ)では、コメディ初挑戦と思えないほどのハマリ役に、人気急上昇となりました。

映画『おと・な・り』シンゴ役/池内博之

池内博之さん(1976年11月24日生まれ)は、モデルとして活躍後、1997年ドラマ『告白』で俳優デビューしています。ドラマに映画、舞台でも活躍の場を広げ、2006年映画『13の月』では初監督を務めました。また、2013年公開された日中合作映画『スイートハート・チョコレート』の出演をきっかけに、中国映画や香港映画にも多数出演されています。日本のみならず、アジアで活躍する俳優さんです。

映画『おと・な・り』氷室肇役/岡田義徳

岡田義徳さん(1977年3月19日生まれ)は、1994年ドラマ『アリよさらば』で俳優デビューしています。主演の岡田准一さんとは、2002年からスタートした人気ドラマ『木更津キャッツアイ』で共演されています。浅野忠信さんとバンド活動の経験もあり、DJとしてもフェスに出演したりと幅広いジャンルで活躍されている俳優さんです。

映画『おと・な・り』上田茜役/谷村美月

谷村美月さん(1990年6月18日生まれ)は、2002年放送のNHK朝の連続テレビ小説『まんてん』で女優デビューしました。映画デビューは2005年公開の『カナリア』で、初映画出演で初主演を飾りました。その後も『ユビサキから世界を』『ストロベリーナイト』『おにいちゃんの花火』など、もの悲し気な女性の役どころが多く、その演技力には定評があります。

おと・な・りの映画あらすじをネタバレ解説!

アパートの隣人

カメラマンの聡(岡田准一)と、花屋で働く七緒(麻生久美子)は、同じアパートに住むお隣さんです。顔も合わせたことがない隣同志は、お互いの生活音に心地よさを感じています。ドアベルの音、鍵のチェーンの音、コーヒー豆を挽く音、加湿器の給水を知らせる音など、日常の音にどこかホットするのです。

それぞれの夢

人気モデルで同郷の友人でもあるシンゴ(池内博之)の写真集を撮影したことで、カメラマンとして注目されるようになった聡は、忙しい日々を過ごしていました。しかし、彼が本当に撮りたいのは風景写真でした。風景写真を撮りにアラスカ行きを決心した聡でしたが、社長からシンゴの初主演映画のスチール撮影を頼まれます。自分のやりたいことと求められることへのズレが彼を苦しめます。

花屋に勤務しながらフラワーデザイナーを目指している七緒は、フランス留学を控えていました。それまでに資格取得に向けアパートに帰ってもフラワーアレンジとフランス語の勉強を頑張っています。

聞こえる音

野島聡、30歳彼女なしは、コーヒーは豆から挽く派で、出掛ける時はいつも、腰に家の鍵をチェーンでぶら下げています。カメラマンという時間の不規則な仕事がら、朝方に帰宅する日もあります。おとなりさんとは、真逆の生活スタイルです。

登川七緒、30歳彼氏なしは、朝は目覚ましで起き、花屋さんには自転車で向かいます。玄関のドアにはドアベルがぶら下がっています。彼女の出入りと共にチリンチリンと鳴ります。帰宅後は、クラシックを聞きながらフラワーアレンジをしたり、フランス語の勉強をします。天気の良い日、気分の良い日は鼻歌を口ずさみます。

不協和音

モデルのシンゴが写真集を出したあと失踪、連絡も付かなくなってしまいます。そんな中、聡のアパートにシンゴの彼女と名乗る茜(谷村美月)が現れます。シンゴの子供を妊娠していると言う茜は、シンゴからの連絡が来るまで、聡のアパートで待つと言い張ります。聡は、戸惑いながらも追い出すことができません。

一方、七緒は、おとなりに突如やって来た女性に嫌悪感を抱きながらも、資格取得ためにフラワーアレンジメントの練習に余念がありません。しかし、二人の会話が気になる七緒は、ひとり孤独を感じるのでした。

そんな七緒の前に、プレゼントの花束を買いに一人に男性がやってきます。彼は七緒がいつも寄るコンビニの店員、氷室肇(岡田義徳)でした。氷室は、その場で七緒が作った花束を、七緒自身にプレゼントします。良く知らなくても人を好きになることはあるんですと、彼は七緒に告白します。

基調音

突然の氷室の告白に、七緒は戸惑いながらも、フランス行きを控えていることを告げます。そこで、氷室は七緒に「基調音」の話をするのでした。基調音とは、聞いていると心が落ち着いたり、当たり前のように受け入れられる音で、人は誰もがその音を探しているのかもしれません。聞き逃したり、気づかなかったりしてしまいますが、見つかった時それは運命なのかもしれません。

進む道

聡は、自分の日常にズカズカ入り込んでくる茜に、ストレスをぶつけてしまいます。自分に自信がないからシンゴの帰りをひとりじゃ待てないんだろと怒鳴る聡に、茜はアパートを飛び出します。自分の言動に後悔した聡は茜を連れ戻します。そして、シンゴと写真集を撮った思い出の場所に茜を連れていくのでした。

そこで聡は、シンゴがアラスカ行きを自分に言ってくれなかったことにショックを受けていたことを知ります。シンゴもまた、自分の進む道を決めている途中なのでした。茜はその後、シンゴとの部屋に戻り、シンゴを信じて待つことにしました。聡もまた自分の進む道を決意します。

一方、フラワーデザイナーの試験に合格した七緒は、フランス行きの準備を進めていました。始まりそうな恋より自分の夢を選んだ七緒のもとに、ひとりの女性が現れます。花屋にやって来たその女性から、受け取った封筒を開けると、中には小説の原稿が入っていました。その小説の作家名は氷室肇でした。

おと・な・りの映画ラストをネタバレ解説!

ひどい仕打ち(ネタバレ)

氷室の小説原稿を見て、七緒は自分が小説のネタのために告白されたことを知ります。怒りを抱え、氷室の元に向かった七緒は、あなたは最低な事をしていると訴えますが、反対に「夢のために他を犠牲にして何が悪いのか?あなたもフラワーデザイナーになるためにどれだけ多くの花を犠牲にしてきたのか?私とあなたは同類だ」と罵られます。何も反論できない七緒は、自宅に戻り悲しみのあまり声を出して泣いてしまいます。

隣の泣き声に気付いた聡は、壁に寄り添い同じように悲しい気持ちになります。そして、聡は七緒を元気づけるかのように「風をあつめて」を口ずさみます。それを聞いた七緒も、一緒に口ずさむことで、心が癒されていくのでした。これを機に、おとなりの音はなくなります。

それぞれの実家へ(ネタバレ)

ある日、聡は故郷にいました。シンゴともう一度話をするため実家に帰った聡は、中学生の時にお世話になった先生の謝恩会があることを知ります。連絡網を回すことにした聡が電話したその相手とは、なんと実家に帰っていた七緒だったのです。お互いの声に耳を傾ける二人は、おとなりさん同士とは知らないままです。

謝恩会当日、受付をする七緒は聞きなれた音を耳にします。鍵の付いたチェーンの鳴る音です。おとなりの音だと気付いた七緒は振り返りますが、誰の音かわかりません。七緒に声をかけたい素振りの聡でしたが、会のカメラマンを頼まれていた彼は忙しくてタイミングを逃してしまいます。結局2人は会話もしないまま、すれ違うのでした。

アパートの引越し(ネタバレ)

アパートに戻った聡の元にシンゴが訪ねてきます。シンゴは芸能界を引退し、茜と結婚して実家を継ぐことにしたと報告します。2人は最後の写真集を撮った思い出の場所を訪れます。カメラマンとして風景を撮りたいという聡の夢に、シンゴは心から応援してくれます。

一方、フランス行きのためアパートの引越しを済ませた七緒は、お世話になったマスターのいる喫茶店へ向かいます。いつものコーヒーを飲みながら、フランス行きを報告する七緒に、マスターは七緒のお気に入りだった壁の写真をプレゼントしてくれます。

すれ違いの結末(ネタバレ)

その写真の裏側を何気なく見た七緒は撮影者の名前に驚きます。その名前は、野島聡でした。さらにマスターから、七緒と同じアパートに住んでいると聞いた七緒は、おとなりさんは同級生の野島聡だと確信します。急いで、アパートに戻るもおとなりさんは留守でした。自分の部屋で待つことを決めた七緒はいつもの鼻歌を口ずさみます。

帰ってきた聡は、いなくなったおとなりに人の気配を感じます。ドアに近づき、七緒の口ずさむ歌にひかれるようにドアを開けた聡は、それが七緒だと知っていたかのように微笑みます。幾度もすれ違いながらも、ようやく2人が顔を合わせた瞬間でした。

2人のその後(ネタバレ)

やっとお互いの存在を知った2人ですが、それぞれの夢に進み始めたばかりでした。その後の2人の様子は映像では出てきませんが、エンドロールで2人の会話が聞こえてきます。どうやら、フランスから帰ってきた七緒と聡が一緒に料理を作っているようです。2人で一緒に口ずさむ「風をあつめて」は、幸せな今を象徴しているかのように聞こえます。

おと・な・りの映画ロケ地はどこ?撮影場所を調査

映画『おと・な・り』ロケ地/ホテルニューカマクラ

映画『おと・な・り』で主人公の2人が住むアパートは、鎌倉駅前のホテルニューカマクラで撮影されました。築80年以上という趣のある建物は、鎌倉市景観重要建築物にも指定されています。お部屋は、レトロ調で大きな窓と高い天井が特徴の、とても格式あるホテルです。映画の他にも、雑誌やCMなどで撮影に使用されることも多いようです。

映画『おと・な・り』ロケ地/グリーンハウス谷合

主人公の七緒が努めている花屋さんは、国分寺のお花屋さん「グリーンハウス谷合」さんです。映画内での花束やアレンジも担当されました。岡田さん、麻生さんのクランクアップの花束もこちらのお花だったそうです。

映画『おと・な・り』ロケ地/コスモス畑

2人の故郷の場面で登場するコスモス畑は、映画のパンフレットの表紙にもなっています。このコスモス畑は、埼玉県の狭山市にあるコスモス畑で、季節になると50万本ものコスモスが咲くそうです。

映画『おと・な・り』ロケ地/カフェ・ミア

映画の中で森本レオさんがマスターをしている喫茶店は、川崎市多摩区登戸にある「カフェ・ミヤ」さんで撮影されました。2人をつなぐ重要な場所です。落ち着いた雰囲気の店内は、コーヒー豆のいい匂いが漂よってきそうです。

映画『おと・な・り』ロケ地/狭山湖

聡がシンゴの写真集を撮った場所であり、茜を連れてきた場所です。この場所は、埼玉県の所沢市にある狭山湖の山口貯水池です。湖畔は自然豊かで、春には桜並木が美しいこの周辺は自然公園にもなっており、埼玉の自然100選にも選出されています。

映画『おと・な・り』ロケ地/宮ケ瀬ダム

故郷に帰った聡が、自分のルーツに戻り風景写真を撮りに訪れる場所です。神奈川県東丹沢にある宮ケ瀬ダムは、宮ヶ瀬湖畔エリア、ダムサイトエリア、鳥居原エリアの3つの地区に分かれており、様々なアトラクションを楽しめる施設です。ハイキングやカヌー、グラススライダー、セグウェイも体験できる観光地になっています。

おと・な・りを是非ご覧あれ!

映画『おと・な・り』岡田准一と麻生久美子の初共演にも注目!

映画『おと・な・り』のあらすじとネタバレ、ロケ地を紹介してきました。恋愛とは視覚的要素が強いものですが、聴覚から惹かれる恋も素敵だと感じられる映画です。映画の、静かでレトロな雰囲気にぴったりなロケ地も魅力的な場所ばかりです。ぜひ、映画と一緒にお楽しみ下さい。

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