どろろの映画あらすじと結末をネタバレ!妻夫木聡・柴咲コウ出演作品の評価は?

映画「どろろ」は、奪われた48カ所の身体の部位を取り戻すため魔物討伐の旅をする青年を描いた作品です。主演に妻夫木聡さんと柴咲コウさんが抜擢されました。原作者は漫画の神様と称される手塚治虫さんです。青年はなぜそのような宿命を背負うことになってしまったのか?映画「どろろ」の評価はどのようなものだったのか?この記事では映画「どろろ」の見どころやあらすじ、感想をネタバレありで紹介していきます。

どろろの映画あらすじと結末をネタバレ!妻夫木聡・柴咲コウ出演作品の評価は?のイメージ

目次

  1. どろろの映画のあらすじや評価をネタバレ紹介!
  2. どろろとはどんな映画?
  3. どろろの映画の出演キャスト
  4. どろろの映画のあらすじをネタバレ!
  5. どろろの映画の評価・感想
  6. どろろの映画のあらすじネタバレや評価まとめ

どろろの映画のあらすじや評価をネタバレ紹介!

2007年に公開された手塚治虫原作の映画「どろろ」。妻夫木聡さん、柴咲コウさんといった豪華俳優陣が出演したことでも話題となりました。荒野に刀を構えて立つ2人の姿が印象的な画像で知られています。パッケージを一見すると時代劇映画のようにも見えるかもしません。映画「どろろ」はどのような内容なのでしょう。この記事では映画「どろろ」のネタバレを含むあらすじや作品の評価を紹介していきます。

どろろとはどんな映画?

映画「どろろ」のあらすじは、人間と魔物が混在する架空の世界。父・醍醐景光の魔物との契約により身体の48カ所を魔物に奪われた百鬼丸。彼がどろろという相棒と共に魔物を討伐し己の真の身体を取り戻していくというストーリーです。アクション映画に分類され、作中戦闘シーンが多く登場します。

原作者は手塚治虫

原作は手塚治虫さんの漫画「どろろ」でした。主人公の1人であるどろろは子どもという設定で登場します。あらすじは映画と原作ではやや異なりました。原作では物語は完結しておらず手塚治虫さんがどのようなクライマックスを想定していたのかは不明のようです。

主題歌はMr.Childrenのフェイク

映画「どろろ」の主題歌として起用されたのがMr.Children「フェイク」でした。「フェイク」はMr.Childrenの30枚目のシングルになります。赤い口紅に大きく舌を出したジャケット写真が特徴です。アップテンポの良いメロディが映画の世界観とよく合っていると評価されることが多くあります。

どろろの映画の出演キャスト

どろろ/柴咲コウ

どろろ役を演じた女優は柴咲コウさんでした。2000年公開の映画「バトル・ロワイアル」で狂気的な生徒の役をこなし圧倒的な演技力が評価されました。その後も「県庁の星」「ガリレオ」など数多くの作品で主演を演じます。様々な役どころを演じる柴咲コウさん。映画「どろろ」ではまた新しい側面を見せてくれました。また、歌手としても評価が高い方で「月のしずく」「KISSして」などの大ヒット曲もリリースしています。

百鬼丸/妻夫木聡

クールで高い身体能力を持つ百鬼丸。そんな百鬼丸を演じた俳優は妻夫木聡さんです。2001年公開の映画「ウォーターボーイズ」で初主演を務め、一躍注目されます。「ブラックジャックによろしく」「ジョゼと虎と魚たち」「ブタがいた教室」「黄金を抱いて翔べ」「ジャッジ! 」など数多くの人気作に出演。2009年にはNHK大河ドラマ「天地人」で直江兼続役という主演に抜擢されました。

多宝丸/瑛太

多宝丸は醍醐景光と百合の息子であり百鬼丸の弟です。多宝丸を演じた俳優は瑛太さんでした。当初はモデルとして活動していた瑛太さん。2001年「さよなら、小津先生」で俳優として本格的に始動します。2003年放送の人気ドラマ「WATER BOYS」でさらに注目を集めます。その後「嫌われ松子の一生」「最高の離婚」「極北ラプソディ」「余命1ヶ月の花嫁」「篤姫」「西郷どん」など数多くの作品に出演します。

醍醐景光/中井貴一

百鬼丸の身体を魔物に差し出した実父を演じたのは、俳優の中井貴一さんでした。映画「連合艦隊」に出演し俳優としての活動が始まります。「立花登 青春手控え」「ふぞろいの林檎たち」で一躍有名になります。演技力が評価され1988年NHK大河ドラマ「武田信玄」の主役に抜擢されました。その後も「プリンセス・トヨトミ」「アゲイン 28年目の甲子園」「最後から二番目の恋」など数々の作品に出演されています。

百合/原田美枝子

百鬼丸と多宝丸の母親・百合を演じたのは女優の原田美枝子さんでした。原田美枝子さんは1976年「青春の殺人者」でキネマ旬報主演女優賞します。早くから演技力の高さに注目され、その後も「愛を乞うひと」「北の国から」「華麗なる一族」など数多くの作品に出演されています。

寿海/原田芳雄

百鬼丸を拾い、身体を与え育てた寿海を演じたのは原田芳雄さんでした。作中、百鬼丸は寿海を慕っていました。原田芳雄さんは1968年公開の映画「復讐の歌が聞える」で一躍注目されます。演技力の高さが評価され「独眼竜政宗」「エンジン」「鬼火」「大鹿村騒動記」といった数多くの作品に出演されました。

火袋/菅田俊

醍醐景光に殺されたどろろの父・火袋を演じたのは、菅田俊さんです。「ポチの告白」「特捜ロボ ジャンパーソン」などといった出演作があります。

お自夜/麻生久美子

どろろの母・お自夜を演じたのは女優の麻生久美子さんです。当初はアイドル志望でしたが、「カンゾー先生」で演技が高く評価され女優として本格的に活動を始めます。代表作に「夕凪の街 桜の国」「モテキ」「時効警察シリーズ」などがあります。

琵琶法師/中村嘉葎雄

どろろに百鬼丸の事情を聞かせた琵琶法師役を演じた俳優は中村嘉葎雄さんでした。どろろはこの琵琶法師の話しを聞いた後に百鬼丸について行きます。中村嘉葎雄さんは「子連れ狼」「あかんたれ」「29歳のクリスマス」「これでいいのだ」などに出演されています。

鯖目/杉本哲太

鯖目役を演じた俳優は杉本哲太さんでした。ネタバレですが鯖目は魔物である妻子を養うため多額の税金を民から徴収し、捨て子を増やします。そしてその捨て子を餌として妻子に与えていました。代表作に「翔ぶが如く」「コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-」「白蛇抄」などといった作品があります。

鯖目の奥方/土屋アンナ

鯖目の奥方を演じた女優は土屋アンナさんです。ネタバレになりますが鯖目の奥方は実は人間の姿に化けた魔物でした。土屋アンナさんは2004年に「下妻物語」「茶の味」に出演し女優としての活動を始めます。その後も「嫌われ松子の一生」「カムイ外伝」「GONIN サーガ」など多くの作品に出演しています。

チンピラ/劇団ひとり

物語序盤でどろろから財布をすられたチンピラ。出番は少なくカメオ出演と思われるこの役を演じたのは劇団ひとりさんでした。主にお笑い芸人として活動されていますが俳優としての評価も高い方です。代表的な出演作に「パコと魔法の絵本」「魔王」「花燃ゆ」「西郷どん」などがあります。

どろろの映画のあらすじをネタバレ!

ここでは映画「どろろ」のあらすじを一通り紹介していきます。ネタバレを含みますので閲覧はご注意ください。

我が子の体を魔物に差し出す醍醐景光

どうすれば天下をとれるのかと悩んでいた醍醐景光。そんな時、魔物が醍醐景光に契約を持ちかけます。その契約内容は自身の子どもの48カ所の身体の部位を差し出す代わりに願いを叶えてやるというものでした。醍醐景光はその条件を飲み魔物との契約を果たすのです。

しかし契約通り生まれてきたのは48か所の身体の部位を持たない状態の赤子でした。ネタバレになりますが、この赤子が妻夫木聡さん演じる百鬼丸です。醍醐景光は百鬼丸を化け物と罵り殺そうとしますが、母・百合はそんな醍醐景光を止めます。しかし醍醐景光の元で育てることは叶わず百合は醍醐景光から赤子を捨ててくるよう命じられます。百合は泣く泣く百鬼丸を川に流して手放してしまうことになりました。

下流へと流されていった百鬼丸は寿海という老人に拾われます。百鬼丸は寿海から48カ所の人造の身体を施され、人間の姿を成すことができました。百鬼丸は寿海の元ですくすくと成長していきました。寿海は妖怪討伐を目的として創られた刀を彼の左腕に授けます。そして戦い方も百鬼丸に教えました。時は経ち子どもは青年へと成長します。青年となった百鬼丸は魔物に盗られた48カ所の身体を取り戻すために旅へと出ました。

魔物は1体につき1カ所の自分の身体を体内に有しています。青年は魔物を倒し一つずつ地道に身体を取り戻していました。そんなある日青年は酒場で黒いマントを深く被り周囲の様子をうかがっていました。青年は酒場の中に魔物が1体混じっていることに気がついていたのです。そして討伐のタイミングを計り、魔物に切りかかります。青年は魔物を倒しまた一つ身体の部位を取り戻すことに成功しました。

盗人・どろろとの出会い

そこで出会ったのがもう一人の主人公でもある泥棒のどろろです。どろろは百鬼丸が扱う刀を盗もうと目をつけ百鬼丸について行くことにしました。奇妙な出会いから共に旅をするようになった2人でした。しかし魔物を倒していく最中、2人の間には確かな絆が生まれていきました。

どろろは人助けをしても化け物と罵られる百鬼丸を励ます様子も見せるようになります。旅を続ける中、百鬼丸とどろろは自身の生い立ちを語り合うほどの仲となっていました。どろろは百鬼丸に醍醐景光に親を殺されたことを話します。

醍醐景光が治める地

醍醐景光が治める地でその息子である多宝丸は百鬼丸に声をかけます。百鬼丸の強さを目の当たりにし、用心棒として雇いたいとスカウトしたのです。百鬼丸は多宝丸について城を訪れました。そこで百鬼丸は自分が醍醐景光の息子であることを知ります。百鬼丸はどろろの元に戻り自分が醍醐景光の息子であったことを告げました。どろろは当初ショックを受けますが、気持ちを整理し親の仇討は諦めることを百鬼丸に宣言します。

一方、城では母の百合が昔川へ流した赤子が生きていることを知り歓喜に打ち震えていました。もともと多宝丸という名は長男である百鬼丸に付けられる予定でした。それを知った多宝丸は嫉妬から百鬼丸を追いかけ倒そうと剣を抜きます。多宝丸は敗北し瀕死の状態で倒れました。その後、城を訪れた百鬼丸の存在を知った醍醐景光。醍醐景光も百鬼丸を殺そうと画策します。

魔物は再び醍醐景光に契約を持ちかけました。契約の内容は、多宝丸生き返らせることと引き換えに今度は醍醐景光の身体を差し出せというものでした。醍醐景光はその条件を飲み魔物となり百鬼丸へと襲い掛かります。死闘の末、百鬼丸は勝利し醍醐景光は命を落としました。

ラストシーンのネタバレになります。醍醐景光の魔物との契約により生き返った多宝丸は百鬼丸に城で共に暮らすことを提案します。しかし百鬼丸はまだすべての身体を取り戻していません。百鬼丸はどろろと再び旅に出るのでした。映画「どろろ」一連のあらすじはここまでとなります。映画「どろろ」では百鬼丸がすべての身体を取り戻す前に物語は終了しました。

どろろの映画の評価・感想

映画「どろろ」には豪華キャストが多く出演していました。グロテスクなシーンも含まれますが、アクションシーンやシリアスなシーンが数多くあります。映画「どろろ」の当時のキャストの演技にも注目です。

映画「どろろ」に登場する魔物の感想です。映画「どろろ」は魔物のデザインや能力も工夫があり楽しめます。

映画「どろろ」は百鬼丸役の妻夫木聡さんがかっこよかったという感想も多くあります。魔物との対決シーンやクールな役どころは見ものだと評判です。

映画「どろろ」は続編が制作されるといううわさがありました。しかし、今現在続編制作のニュースはありません。どろろと百鬼丸のその後の旅が気になるというファンも多くいました。

映画「どろろ」の続編の話しは未だにありません。しかし「どろろ」のアニメ化が話題となっています。

映画「どろろ」の批判されている個所

映画評論家の主な意見を紹介していきます。まず出演者に関する点です。役者の演技を高く評価する人が多いようです。しかし原作のどろろの設定は子ども。柴咲コウさんが演じるのは違和感があるといった感想もあります。また、映画「どろろ」は主演の柴咲コウさんと妻夫木聡さんの今までの出演作にはめずらしいジャンルの映画でした。主演2人のファンがこの作品に興味を持つのかと疑問を持つ声もありました。

2つ目はストーリーについてです。醍醐景光があまり強くなかったという多く感想がありました。百鬼丸に重い宿命を負わせ、どろろの親の仇でもある醍醐景光。物語のボス的な存在のはずだと認識されています。作中2回も魔物と契約を交わした醍醐景光でしたが、あっさり百鬼丸に倒されてしまいます。一般的にアクション映画でボスとの戦闘は一番の見どころとされています。そこをもっと深く描いて欲しかったという声が目立ちました。

最後に映画「どろろ」内に登場する魔物のクオリティと戦闘シーンについてです。作中数多くの魔物との戦闘シーンが描かれています。「CG技術が物足りない」「アクションに臨場感がない」といった見解を示される方は映画鑑賞者の中にも多く見られました。一方で特撮の戦闘シーンのような魅力があるという評価もあります。

どろろの映画のあらすじネタバレや評価まとめ

映画「どろろ」のあらすじと評価をネタバレを交えてまとめてきました。化け物と人とが共に生活する世界。そこで描かれるどろろと百鬼丸の絆。豪華キャストを迎え入れて制作された本作。ここでのあらすじを読んだ後でも楽しめる映画です。原作と併せて読むとより世界観を楽しむことができます。ぜひ映画、原作の漫画共にお楽しみください。

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