2018年10月10日公開
2018年10月10日更新
アヒルと鴨のコインロッカーのあらすじ・感想ネタバレ!どんでん返しの結末とは?
伊坂幸太の小説を原作に作成された映画「アヒルと鴨のコインロッカー」。伊坂幸太郎作品の中でも非常に人気のあるミステリー小説で、その内容から映像化は不可能だと言われていました。しかし2007年に映画が公開となり、結末でのどんでん返しが大きな話題となりました。では、アヒルと鴨のコインロッカーとはどのような作品なのでしょうか?今回の記事ではアヒルと鴨のコインロッカーのあらすじや感想をネタバレを交えながら紹介していきます。
目次
アヒルと鴨のコインロッカーのあらすじと感想を調査!
結末でのどんでん返しがすごいと評価されている映画「アヒルと鴨のコインロッカー」。原作は小説なのですが、そのストーリー構成や結末のどんでん返しから、ファンからは映画化が不可能な作品と言われていた作品でした。
では、この映画「アヒルと鴨のコインロッカー」とは一体どのような作品なのでしょうか?今回はアヒルと鴨のコインロッカーについて、ネタバレあらすじや、その結末、実際に鑑賞した方々の感想等を紹介していきます。
アヒルと鴨のコインロッカーの作品情報
ネタバレあらすじを紹介する前に、アヒルと鴨のコインロッカーについて、その概要について紹介していきます。アヒルと鴨のコインロッカーは2007年に公開された日本の映画。冒頭でも触れた通り、原作は小説となっています。小説の作者は伊坂幸太郎さん。伊坂幸太郎さんと言えば、伏線が凄いと評判の小説家で、ミステリー小説家の中でも人気の作家さん。ご存知の方も多いのではないでしょうか?
代表作は「オーデュボンの祈り」や「重力ピエロ」、「グラスホッパー」、「ゴールデンスランバー」等。実に数多くの作品を出版しており、その作品の中には映画化しているものもあります。アヒルと鴨のコインロッカーは、伊坂幸太郎さんの作品の中でも人気作ですが、そのストーリー構成や結末から「映像化不可能な作品」として知られていました。
アヒルと鴨のコインロッカーのキャスト紹介
主人公・椎名役は濱田岳
映像化が無理な作品として知られていたアヒルと鴨のコインロッカー。ネタバレあらすじを紹介する前に、キャストについても紹介していきます。アヒルと鴨のコインロッカーの主人公・椎名を演じたのは、auのCM「三太郎シリーズ」の金太郎役でも有名な濱田岳さんです。
濱田岳さんはテレビドラマや映画、CM等で活躍されていますが、その中にはアヒルと鴨のコインロッカーの作者である伊坂幸太郎さんの作品を原作にした「ゴールデンスランバー」も含まれています。今回紹介するアヒルと鴨のコインロッカーでは、押しに弱い大学生役として出演されていました。
奇妙な隣人河崎役は瑛太
主人公が引っ越してきたアパートの隣の部屋に住んでいる男性・河崎を演じたのは俳優の瑛太さんでした。河崎はアヒルと鴨のコインロッカーにおけるもう1人の主人公です。瑛太さんは元々モデルとしてデビューされたそうですが、2001年にテレビドラマ「さよなら、小津先生」で俳優としてデビュー。アヒルと鴨のコインロッカーが作成された当時まさに人気絶頂で、アヒルと鴨のコインロッカーにも注目が集まりました。
もちろん今現在も人気の俳優さん。実に様々な作品に出演しており映画「まほろば駅前多田便利軒」や「余命一ヶ月の花嫁」等の作品で、数多くの賞を受賞しています。アヒルと鴨のコインロッカーでは親切で人懐っこいながらも、どこか奇妙な隣人として出演していました。
ブータンからやってきたドルジ役?は田村圭生
椎名が引っ越してきた部屋の左隣に住む男性を演じたのは俳優の田村圭生さんです。田村圭生さんは元々アメリカのカルフォルニア出身の方で、レンタルビデオで日本のドラマを観たことをきっかけに俳優を目指して来日。その後目標通り俳優としてデビューされ、映画やテレビドラマ、CM等で活躍されています。
テレビドラマでは「カバチタレ!」や「純情キラリ」、映画では「バトルロワイアルⅡ」や「フィッシュストーリー」等の出演されています。この出演作の1つ「フィッシュストーリー」もアヒルと鴨のコインロッカー同様伊坂幸太郎さんの小説を原作とした映画でした。
物語の鍵を握る女性・琴美役は関めぐみ
アヒルと鴨のコインロッカーの物語の鍵を握る女性・琴美を演じたのは女優の関めぐみさんです。元々モデルや芸能人としてスカウトを何十回も受けていたそうですが、「容姿で稼ぐのは努力を必要としていない」と考え、レジ打ちのバイトなどをしていたそうです。しかし2004年に爽健美茶のCMでテレビデビューを果たし、その後数々の作品に出演されるようになりました。
テレビドラマ「dinner」や映画「ハチミツとクローバー」「県庁おもてなし課」等が特に有名で、CM等にも出演されています。今回のアヒルと鴨のコインロッカーでは、芯の通った強い女性として出演されていました。
同じく鍵を握る謎の男性は松田龍平が担当
映画の中に登場する「謎の男」は俳優の松田龍平さんが演じています。この「謎の男」は映画ポスターにも移されておらず、CM等でも「謎の男」として話題を呼びました。そんなキャラクターを演じた松田龍平さんは1983年生まれの俳優さんで、有名俳優松田優作さんの息子としても有名です。しかし決して親の名前で有名になった方というわけではなく、その演技力は高く評価されています。
映画の中でも主要な人物を演じる事が多く、今まで出演された作品数は実に多数。アヒルと鴨のコインロッカーで共演した瑛太さんとは「まほろば駅前多田便利軒」でも共演しています。その他特に有名な作品では映画「探偵はBARにいる」シリーズや「船を編む」「殿、利息でござる」等にも出演。多くの賞を受賞されています。
ペットショップの店長・麗子は大塚寧々
常に起こったような表情をしているペットショップの店長・麗子を演じたのは1968年生まれの女優、大塚寧々さんです。大塚寧々さんは1988年に週刊朝日の表紙に採用されたことをきっかけにデビューされたそうで、様々なドラマや映画に出演されています。ドラマ土曜ワイド劇場では主演を演じる事が多く、「スキャンダル」でも主演を務めていらっしゃいます。
有名映画作品に出演されることも多く「LIMIT OF LOVE 海猿」や「アマルフィ 女神の報酬」、「心が叫びたがっているんだ」でも大塚寧々さんの演技を見ることができます。アヒルと鴨のコインロッカーでは無表情且つきっぱりとした口調の女性を演じていました。
アヒルと鴨のコインロッカーあらすじネタバレ
人気小説ながらも、映像化が不可能と言われていたアヒルと鴨のコインロッカー。その理由はストーリーの構成が大きく関係しています。では、アヒルと鴨のコインロッカーとは一体どんな物語なのでしょうか?ここからはアヒルと鴨のコインロッカーのネタバレあらすじを紹介していきます。物語の核心に触れるネタバレも含みますので、未鑑賞の方は充分ご注意ください。
大学入学を機にアパートへ引っ越してきた椎名
物語は椎名という青年が仙台の大学に合格し、東京から引っ越してくるところから始まります。荷ほどきをしていると、椎名の左隣の部屋の住人である青年がちょうど返ってくるところでした。挨拶がてら椎名はお菓子の箱を差し出しますが、青年はぶっきらぼうにお菓子を受け取り、それらしい挨拶もしないまま部屋へと戻っていきます。
椎名は青年の反応に少ししょげたようでしたが、ボブディランの「風に吹かれて」を口ずさみながら作業を続行。崩した段ボールを縛っていると、後ろから「ディラン?」と突然声をかけられます。振り返ると、1人の男性が椎名の背後に立っていました。
琴美と親しかったブータン人の男性・ドルジ
椎名に話しかけた男性は河崎と名乗り、椎名を部屋へと誘って「ディランは神様の声だ」と話します。そして引「隣の隣にはブータン人が住んでる」と話しました。そして、そこに住んでいる青年の名前がドルジであることと、彼は「アヒルと鴨の違いがわからない」と説明。そして「これが琴美だ」とドルジの恋人だった女性の写真を見せます。椎名は青年が先程とったぶっきらぼうな態度も、日本語がまだ完璧ではないからなのかと納得。
写真には1人の女性と河崎の姿が映っていました。同時に、河崎は琴美の元カレであったことも話します。河崎は琴美のこと、そしてドルジのことにについても話し始めます。琴美という女性は、当時ブータン人であるドルジと恋人として付き合っていました。そして、琴美を通じて琴美の元カレである河崎と出会います。当時ドルジはまだ日本語をうまく使いこなせず、琴美や河崎から日本語を教わる事になりました。
琴美は河崎を「女にだらしない」と嫌っていましたが、ドルジにとって、日本人が日常で使うような砕けた日本語を教えてくれる河崎は心強い友。ドルジは琴美、そして河崎と定期的に会うようになっていったそうです。
奇妙な隣人・川崎に本屋強盗に誘われる
出典: http://jfdb.jp
琴美とドルジの事を懐かしそうに話す河崎。しかし、そこで河崎は予想しなかった提案をしてきます。「アヒルと鴨の違いを知りたいドルジの為に広辞苑をプレゼントしたい。だから本屋を襲うのを手伝ってほしい」と言うのです。驚いた椎名は部屋へと逃げ込むように帰りますが、その帰り際河崎は「ペットショップの麗子には気を付けろ。信用するな」と指示。
次の日椎名は左隣の青年に何か困った事がないか尋ねますが、「いえ」とつれない返事をされてしまいます。そっけない青年の態度に戸惑う椎名でしたが、そこへ河崎が現れ「話しかけちゃダメだ、恋人を失って殻にとじこもってるから」と説明。そして夜になると、「さあ行くぞ」と2丁のモデルガンを持ち出し、椎名を連れて本屋へと誘い出しました。
河崎と本屋強盗の後、麗子と知り合う
本屋の襲撃を拒む椎名でしたが、河崎は「裏口のドアを時々蹴るだけでいいから」と強引に決行。巻き込まれる形で椎名も本屋襲撃に関わる事になります。結果としては、襲撃自体はうまくいったのですが、河崎が盗んできたものを見ると「広辞苑」ではなく「広辞林」であったことが判明し、椎名はがっくりと項垂れてしまいました。
河崎と一緒に本屋を襲撃した後日、椎名はとある女生徒知り合います。その女性の名前は麗子。河崎が前日「信用するな」と話していたペットショップの店長でした。椎名は河崎が何故そんな事を言っていたのかが気になり、河崎について麗子に訊ねます。
麗子曰く河崎には注意しなければならないらしい
河崎について尋ねられた麗子は「河崎君には注意しろ」「彼の話は信用するな」と話し始めました。面喰っている椎名に、麗子はブータン人の話を河崎から聞いたかどうかを訊ねます。聞けば、麗子はブータン人を捜しているということでした。椎名はブータン人と聞いて、自分の隣人を思い出し「隣に住んでいる」と答えます。
すると、麗子は、そのブータン人・ドルジの恋人だった琴美という女性が、自分が店長を務めているペットショップの店員だった事を話し始めました。同時に、琴美やドルジ、そして河崎が罹っている病院についても語り始めます。これがアヒルと鴨のコインロッカー中盤までのネタバレあらすじとなります。
アヒルと鴨のコインロッカーの結末はどんでん返し?
アヒルと鴨のコインロッカーという作品は、物語中盤で出てくる麗子という女性と椎名が出会う事によって、それまでの話が別物に見えてくると評判になっています。特にその結末については「どんでん返しが凄い」と話題になりました。
ここからは、麗子が椎名に話した内容、つまり物語の結末までのネタバレあらすじを紹介します。物語の核心に触れるネタバレを含みますので、未鑑賞の方や、ネタバレが苦手な方は充分ご注意ください。
ペット殺し事件を目撃してしまう琴美
ドルジは琴美と河崎2人に日本語を教えてもらいながら、充実した日々を送っていました。2人に日本語を教えてもらう事だけでなく、ドルジが2人にブータンの風習や思想について教えることも。ブータンでは過去「鳥葬」という習慣があったことや、輪廻転生を信じている為生き物をめったに殺さない文化がある事などを話していました。
そんな充実した日々を過ごしていましたが、ある日そんな3人の周辺でペット殺しの事件が続発するようになります。正義感が強い琴美はこの事件にいたく憤慨しており、「あんな奴ら、鳥葬にしちゃえばいいんだよ」と発言。鳥葬とは亡くなった方の体を鳥に食べさせて弔う方法で、処刑方法ではないとドルジは訂正しますが、苛立つ琴美は聞く耳を持ちません。そんなある日、琴美はペット殺しの現場を目撃してしまいます。
一度は身の危険を感じ犯人から逃げた2人ですが、琴美は再度ペット殺しと対面することに。ペット殺しの犯人は車で逃走しようと試みますが、琴美は体をはり車の先に立ちはだかりました。しかし、琴美が体を張って犯人を止めようとしたにも関わらず、犯人は車で琴美を轢き、そのまま逃走。はねられてしまった琴美は亡くなってしまいます。
真相は隣の隣に住む男が知っている?
ドルジと琴美、そして河崎の過去を麗子から聞いた椎名。話の最後に、麗子は「隣の人に話を聞いてみれば真相が分かる」と話します。次の日、椎名は左隣の男性に「調べものをしてるんですけど、広辞苑か広辞林を持っていたら貸してほしい」と話します。すると彼は「持っていないけど…」となまりのある日本語を流暢に話し始めました。
椎名が「ご出身は?」と訊ねると男性は「山形だけど、なまりが抜けて困っている」と愛想よく答えます。左隣の男性がブータン人ではないと確信した椎名は、今度は右隣りに住む河崎の部屋を訊ね「ボブ・ディランの詩集だけど読む?」と「一人暮らしマニュアルの本を差し出します」。しかし、河崎は明らかに詩集ではない本を受け取り「風に吹かれても載ってるのか?」と返します。
椎名は「載ってるわけないでしょ」「ねえ、字読めないんでしょ?」と河崎に詰め寄ります。そして左隣の男性がブータン人ではないことを河崎に伝えますが、河崎は「嘘はついていない」と答えました。「隣の」と言いながら椎名の部屋を指さし、「隣だ」と今度は河崎自身の部屋を指で指し示しながら笑います。そして「俺の名前はキンリィ・ドルジ。ブータンから来た」改めて自己紹介を始めます。
実は琴美の元彼・河崎は亡くなっていた
自分の本名を打ち明けた河崎もとい、ドルジは過去について話し始めます。恋人であった琴美を失い、ドルジは当時悲しみにくれていました。そんなある日、琴美の元カレだった河崎がドルジの元へ現れます。ドルジは河崎から、琴美を殺したペット殺しの犯人は未だ捕まっておらず、近所の本屋に勤めていることを聞かされ、敵討ちを行う事を決意。車に乗り込み、ペット殺しのいる本屋へとやってきました。
河崎はドルジに「お前は裏口の扉を時々蹴るだけで良い」と指示。しかし、いよいよ本屋へ乗り込もうとした瞬間、河崎が突然血を吐き倒れてしました。元々河崎はHIVにかかっており、ついに合併症を引き起こしてしまったのです。ドルジは大慌ててで河崎を車に乗せ、病院へと向かいますが、既に手遅れの状態でした。
意識が朦朧としていた河崎がドルジに「本当に生まれ変わりはあるんだろうな?」と訊ねるとドルジは「ブータン人は死を恐れない」と返答。それを聞いた河崎は「さっさと生まれ変わってまた女を抱くよ」と呟き、そのまま息を引き取りました。恋人と友人を短期間で失ったドルジはあまりの悲しさから塞ぎ込むようになります。しかし、その数年後、そこへ椎名が現れました。
ドルジは椎名に「広辞苑を奪う」と宣言していましたが、ドルジの本当の目的は、本屋に勤めていたペット殺し、そして琴美を殺した犯人でした。椎名と共に本屋を襲ったドルジは、ペット殺しの犯人をその場で取り押さえ拉致。車で移動し、犯人の足をナイフで刺した上で木に縛り付けて数日間に渡りそこらじゅうを飛び交う鳥に襲わせていました。琴美の言っていた鳥葬による処刑を行おうとしたのです。
ドルジが椎名を本屋強盗に誘った理由については、椎名がボブ・ディランの「風に吹かれて」を口ずさんでいたから。河崎は事あるごとにボブ・ディランを神だと口にしており、琴美もボブ・ディランの歌を好んでよく口ずさんでいたのです。椎名が「風に吹かれて」を口ずさむ姿を見て、もう1度琴美や河崎に再会できた気分になってたのだ、と原作には描かれていました。
全てを知った椎名。その後椎名の実家から父が癌を患ったことを知らされ、椎名は一旦東京へと戻る事になります。ドルジが見送りについてきた先の駅で、椎名はラジカセを持ち出し「神様に見てみぬふりをしてもらおう」と、ボブ・ディランのCDをセット。そしてラジカセをコインロッカーへとしまい込みました。これがアヒルと鴨のコインロッカーの結末までのネタバレあらすじとなっています。
アヒルと鴨のコインロッカーのロケ地はどこ?
椎名の学校ロケ地は東北学院大学
仙台を舞台としたアヒルと鴨のコインロッカー。実は伊坂幸太郎さんの作品はその多くが宮城県の仙台を舞台にしており、ファンにとっては有名な話となっています。では、実際にアヒルと鴨のコインロッカーは何処で撮影されたのでしょうか?ここからはアヒルと鴨のコインロッカーのロケ地について紹介していきます。
まずは椎名が通っていた大学について。これは仙台にある東北学院大学をロケ地として撮影が行われました。日本の中でも有名な大学である為、映像を観て気付いたファンも沢山いらっしゃったようです。
動物園はセルコホーム ズーパラダイス八木山
続いて紹介するのは、ドルジと河崎が初めて出会った場所です。このシーンのロケ地は「セルコホーム ズーパラダイス八木山」。2017年以前は「仙台八木山動物公園」として知られていた動物園です。仙台市太白区八木山本町に位置し、その向かいにはベニーランドという遊園地があるので、休日のお出かけスポットとして知られている場所となっています。
コインロッカーは仙台駅
ロケ地として最後に紹介するのは、映画の結末に出てきたコインロッカー所在地です。このコインロッカーは椎名が仙台から東京へと返る際に利用した仙台の駅として映されていました。これは実在するJR東日本の仙台駅をそのまま使用しています。地下鉄等の乗り換え駅としても使用されており、中にはショッピングや食事のできるお店が立ち並んでいる、ターミナル駅として知られているようです。
アヒルと鴨のコインロッカーを観た感想は?
どんでん返しに驚いた!
結末にどんでん返しが待っていたアヒルと鴨のコインロッカー。では、実際に映画を観た方の感想はどのようなものが多いのでしょうか?ここからは実際に映画を鑑賞した方の感想を紹介していきます。
まず感想の中でも多かったのが「どんでん返しに驚いた」という感想。河崎を名乗っていた人物が、実はドルジだったと予測していた方はとても少なかったようで、映画の結末でのどんでん返しに驚いた方は非常に多かったようです。
映し方が反則
次に多かった感想は「映し方が反則」「ちょっと卑怯」という感想でした。映画の前半で映されていた回想シーンはあくまで椎名のイメージしたものであり、真実を映し出したものではありませんでした。その為、結末について「予測できるわけがない」「映し方がちょっと卑怯」といった感想があがっているようです。
伏線の多さに驚いた!
最後に紹介する感想は「伏線の多さに驚いた」という感想です。あらすじ部分では少ししか紹介できませんでしたが、映画ではドルジが椎名に所々でブータンの過去の風習について話していたり、「悲劇はいつも裏口から起きる」と呟いていたりするシーンが描かれていました。こういったセリフは全て過去回想シーンに繋がっており、その伏線の多さに驚いた方が多かったようです。
アヒルと鴨のコインロッカーのあらすじと感想まとめ
今回の記事ではアヒルと鴨のコインロッカーのあらすじと感想を紹介しました。今回の記事で何故アヒルと鴨のコインロッカーがファンから「映像化が不可能」と言われていたのか、お分かりいただけたでしょうか?アヒルと鴨のコインロッカーには、今回の紹介できなかった伏線やエピソードがまだまだ存在しています。気になった方は、是非DVD等でアヒルと鴨のコインロッカーを鑑賞してみて下さい。