孤高のメスの映画あらすじと感想をネタバレ!原作小説やモデルとなった人物は?

堤真一主演の映画『孤高のメス』のネタバレあらすじや、原作、感想について紹介していきます。『孤高のメス』はリアルな手術シーンや、日本を代表する俳優の熱演によって日本アカデミー賞を総なめにした映画です。実在した医師をモデルとした主人公の医師の患者との向き合い方には「こんな医者が近くにいてくれたら嬉しい」という感想が多く挙がっていました。この記事では、『孤高のメス』のネタバレあらすじや感想の紹介はもちろん、原作者やモデルとなった医師についてもまとめました。

孤高のメスの映画あらすじと感想をネタバレ!原作小説やモデルとなった人物は?のイメージ

目次

  1. 孤高のメスの映画あらすじと感想が気になる!
  2. 孤高のメスの原作小説とは?
  3. 孤高のメスの映画あらすじをネタバレ紹介!
  4. 孤高のメスの映画キャストを紹介!
  5. 孤高のメスのモデルとなった人物とは?
  6. 孤高のメスの映画を観た人の感想をネタバレ紹介!
  7. 孤高のメスの映画あらすじと感想まとめ!

孤高のメスの映画あらすじと感想が気になる!

映画『孤高のメス』の原作やネタバレあらすじ、見た人のネタバレ感想などをまとめて解説します。映画『孤高のメス』は実際の医師が原作を手掛けた漫画および、小説を基にした映画作品です。主演の堤真一や、夏川結衣といった豪華なキャストに加え、リアルな医療現場が描かれた映画として話題になりました。この記事では、原作者の紹介に加えて、要点を抑えたネタバレあらすじや感想を紹介していきます。

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孤高のメスの原作小説とは?

原作者の大鐘稔彦

『孤高のメス』の原作者は大鐘稔彦です。大鐘稔彦は自身も医師としてメスを握っていました。民間病院の院長を務めた経験もあり、リアルタイムでの公開手術や、宗教的な理由から輸血の出来ない患者への手術も手掛けています。そんな大鐘稔彦医師は2005年に原作小説『孤高のメス-外科医 当麻鉄彦』を発表しました。しかし、この原作小説が発表する以前に、大鐘稔彦医師が原作として携わった漫画があります。

その原作漫画は『メスよ輝け!!』という題名です。原作漫画は『ビジネスジャンプ』にて1989年から4年間に渡って連載されていました。原作漫画の作画はやまだ哲太です。この漫画原作において、大鐘稔彦は高山路爛というペンネームを使っていました。高山路爛名義で星野ちあき作画の『ザ・レジデント』の原作や、やまだ哲太作画の『青ひげは行く』の原作も手掛けています。

他にも多くの小説やエッセイを手掛けている大鐘稔彦先生ですが、現在は手術に携わることはなく、淡路島で地域医療に貢献しているとされています。2018年10月現在も個人ブログの運営を続けていることが確認できました。

孤高のメスの映画あらすじをネタバレ紹介!

ここでは『孤高のメス』のネタバレあらすじを紹介していきます。『孤高のメス』の簡単なネタバレあらすじは「地方の病院を転々とする名外科医が、新たに赴任した地方の病院で、日本初の生体肝移植の手術をする」というものです。実在した医師をモデルとしたあらすじは「感動的」という感想が多く挙がっていました。以下は『孤高のメス』の詳細なネタバレを含むあらすじを紹介するのでご注意ください。

母の日記

まずは映画『孤高のメス』の冒頭のあらすじから紹介していきます。とある田舎町で看護師をしていた中村浪子が心筋梗塞で亡くなりました。息子であり、医師でもある弘平は母がなぜ地域医療に拘り続けていたのかを知りません。母の遺品を整理していた弘平は、写真の挟まった古い日記を見つけました。それは弘平がまだ幼かった頃、看護師としての仕事に悩んでいた母の気持ちが記されていました。

名外科医の赴任

1989年。浪子は幼い弘平を女手一つで育てながら看護師として働いていました。しかし、勤務先のさざなみ市民病院には優れた医師がおらず、すぐに大学病院へ患者を任せる慣例が定着しています。オペ看として手術に携わる浪子でしたが、自分の仕事が患者のためになっているのか疑問を抱いていました。しかし、誰にも不満を言うことができないため、日記にそのことを綴りながら過ごしています。

ある日、さざなみ市民病院に一人の外科医が赴任しました。当麻鉄彦という名のその医師は、アメリカのピッツバーグ大学で学んだ名外科医です。浪子は初対面にも関わらず医療器具の扱いを注意されたため、良い印象を持ちません。しかし、当麻の医療への情熱はすぐに知れることとなりました。

さざなみ市民病院に虫垂炎の疑いがある患者が運び込まれます。当麻が診断すると肝臓の腫瘍が破裂した非常に危険な状態であることがわかりません。大学病院への搬送は命の危機に繋がると判断した当麻は、病院の慣例を無視して手術を決行します。浪子や若い医師の青木は戸惑いながらも当麻の手術をサポートしました。手術は成功し、患者は救われます。浪子は当麻の技術力の高さや、医師としての矜持に感銘を受けるのでした。

第2外科医長となる当麻

市長や病院の上層部は当麻の活躍を喜び、新たに第2外科を設立し当麻を医長として迎えます。しかし、当麻は地位や名声には関心が無く、目の前の患者を救うことに専念する医師でした。当麻の地域でも評判となり、浪子のように好感を持つスタッフもいれば、大学病院から派遣されている第1外科医長の野本などからは反感を買う面もありました。当麻は手術中に都はるみの演歌を流すなど、マイペースで患者の治療に当たります。

そんな中、野本が執刀した患者が亡くなります。当麻の影響も受けていた若い医師の青木は、野本の技術力不足と判断ミスに憤慨しますが、野本は相手にしません。患者の遺族に嘘の説明までしていたの元に失望した青木はさざなみ市民病院を去ることにします。そんな青木に、当麻はピッツバーグへの推薦状を書きました。荷が重いと感じる青木でしたが、当麻は優しく背中を押し、青木はアメリカへ渡ります。

生体肝移植と脳死

ある日、当麻のことを高く買っていた市長の大川が、市議会場で突然倒れます。大川は肝硬変を患っており、治療には生体肝移植が必要でした。しかし、当時、成人間の生体肝移植は世界でも前例がなく、非常に難しい手術でした。それでも大川を救いたいと言う弟の慎二と、娘の翔子の願いを聞き、当麻は手術を検討します。しかし、血液型や肝臓のサイズの問題から親族からの生体肝移植を断念することになりました。

同じ頃、浪子と親しい学校教諭の武井静の息子・誠が交通事故で運ばれてきます。誠は脳挫傷により、脳死状態となりました。回復の見込みはなく、残り2週間で心肺停止と告げられた静は悲しみます。しかし、誠はボランティア活動に熱心な人の役に立ちたいという意思をもった青年でした。そのため、静は息子の臓器提供を希望します。

しかし、当時の日本では脳死判定による臓器の提供は法律に抵触する恐れがありました。当麻を含めた病院側は対応を検討します。当麻は手術を望む患者の家族と、臓器提供者の家族の意志を汲み取り、生体肝移植をすることを望みます。それは殺人罪に問われるリスクも孕んでいましたが、当麻は自らが責任を取ることを主張し、覚悟を決めました。

手術の当日

手術は秘密裏に準備される予定でしたが、第1外科医長の野本がマスコミにリークし、警察が病院に訪れる騒ぎとなります。野本は手術の成否に関わらず、当麻を病院から追放することを目論んでいました。マスコミの追及は当麻に理解を示す院長が当麻をかばいます。こうして手術の準備が進みました。アメリカに渡っていた青木も帰国、当麻のサポートをすることになりました。そうして、日本初の生体肝移植の手術が始まります。

当麻に協力するスタッフによってお気に入りの演歌を流しながら手術は進められます。高い技術力が求められる手術でしたが、当麻は普段通り、淡々とこなしていきました。そして、大手術が終わると当麻はオペ看を務めた浪子を労いました。浪子は感激し、涙しました。

病院を去る当麻

手術後、当麻は辞表を提出しました。手術は無事に成功したものの、世間や病院に与えた影響が大きいからです。ただし、刑事訴追は免れました。当麻の脳死判定や、患者を含めた関係者の同意が得られていたからです。特に大きな影響を与えたとされるのが、静が当麻のために記した嘆願書だと言われています。そして、多くのスタッフに惜しまれつつ、当麻はさざなみ市民病院を去っていきました。

浪子が地方医療に携わり続けたのは、当麻の影響が大きかったのです。そして、当麻をはめようとしてた野本は、青木のリークによって医師としての行いを倫理委員会に調べられることとなりました。当麻の良き理解者である大学病院の医師・実川剛は「当麻のメスは純粋で、孤高なのだ」と言いました。

孤高のメスの結末のネタバレ

現代に戻り、母の日記を読み終えた弘平は、まだ福祉会館で元気に働く静から手土産を貰って送り出されます。「母さんから大切なものを貰った」と笑顔で故郷を去りました。その後、弘平が新たに赴任したのは田舎町の病院です。院長室に案内された弘平。そこで都はるみのテープや、浪子の日記に挟まっていたものと同じ写真を見つけるのでした。

孤高のメスの映画キャストを紹介!

ここでは『孤高のメス』のキャスト一覧を紹介します。『孤高のメス』には日本を代表する俳優が多く出演しています。主演の堤真一と夏川結衣は日本アカデミー賞を受賞しました。見た人の感想にも「キャストが豪華」という意見が多くあります。ここでは多くの登場人物の中から重要なキャストの経歴や代表作を簡単にまとめて紹介します。

当麻鉄彦/堤真一

『孤高のメス』の主人公・当麻鉄彦のキャストを務めたのは堤真一です。堤真一はジャパンアクショクラブに所属していました。当時は真田広之の付き人をしていました。その後、舞台演劇や映像作品に出演し、和久井映見主演のドラマ『ピュア』や、松嶋菜々子主演の『やまとなでしこ』などで知名度を上げました。『孤高のメス』での演技は高く評価され、第34回日本アカデミー賞の優秀主演男優賞を受賞しています。

演じる役柄の幅は広く、『ALWAYS 三丁目の夕日』シリーズでは仕事への情熱を持つ社長役を演じました。日本航空123便墜落事故を題材にした『クライマーズ・ハイ』では新聞記者の主人公役、福山雅治主演のガリレオシリーズの劇場版『容疑者Xの献身』では物語に関わる重要な数学者を演じました。またプライベートでは関西弁で話しており、『神様はバリにいる』などで関西弁のキャラクターを演じています。

中村浪子/夏川結衣

『孤高のメス』でオペ看として当麻を支えた中村浪子のキャストを務めたのは夏川結衣です。夏川結衣はキャンペーンモデルなどから芸能活動をスタートさせました。鈴木保奈美主演のドラマ『愛という名のもとに』に出演して女優デビューを飾っています。代表作には阿部寛主演の『結婚できない男』などがあります。『孤高のメス』での演技は高く評価され、第34回日本アカデミー賞の優秀助演女優賞を受賞しました。

その他の出演作には是枝裕和監督作品『歩いても 歩いても』や山田洋次監督作品『東京家族』及び『家族はつらいよ』シリーズなどがあります。2018年には戸田恵梨香と大原櫻子が主演を務めた『あの日のオルガン』にも出演していました。

青木隆三/吉沢悠

『孤高のメス』で若い医師の青木隆三のキャストを務めたのは吉沢悠です。悠という芸名はデビュー当初「ゆう」という読みでしたが、現在は本名の「ひさし」という読みに変わっています。代表作にはユースケ・サンタマリア主演ドラマ『アルジャーノンに花束を』や、竹内結子と共に主演を務めた映画『星に願いを。』などがあります。2018年にはドラマ『特命刑事 カクホの女』などに出演しています。

大川翔子/中越典子

『孤高のメス』で市長の娘・大川翔子のキャストを務めたのは中越典子です。中越典子はモデルとして芸能活動をスタートさせました。2003年の連続テレビ小説『こころ』でヒロインを務めたことで知名度を上げます。2014年の『サラリーマン金太郎2』で共演した永井大と結婚しました。ドラマや映画だけでなく、NHKのコント番組『サラリーマンNEO』に出演するなど、幅広く活躍しています。

中村弘平/成宮寛貴

『孤高のメス』で浪子の息子であり、現代の成長した中村浩平のキャストを務めたのは成宮寛貴です。成宮寛貴は仲間由紀恵主演のドラマ『ごくせん』や、水谷豊主演の『相棒』で3代目相棒を務めた人気俳優でした。2016年末の週刊誌の記事によってワイドショーで取り上げられ、さまざまな疑惑について否定したものの、突如として芸能界引退を発表しました。2017年以降は芸能活動をしていません。

実川剛/松重豊

『孤高のメス』で当麻の理解者である実川剛のキャストを務めたのは松重豊です。松重豊は人気脚本家・三谷幸喜主宰の東京サンシャインボーイズや、蜷川幸雄主宰の劇団「蜷川スタジオ」に所属していました。舞台を中心に活動したのち、映像の世界でも様々な役柄を演じるようになりました。映像の世界でも活躍するようになってからも、舞台への出演を継続しています。

松重豊の代表作と知られているのは2012年に主役を務めた『孤独のグルメ』シリーズです。2018年にはseason7が放送されるほどの人気となり、「夜食テロ」という言葉が流行しました。その他の出演作には映画『しゃべれども しゃべれども』や『ディア・ドクター』といった作品があります。これらの作品では映画賞の助演男優賞を受賞するなど演技力が高く評価されています。

武井静/余貴美子

『孤高のメス』で生体肝移植に同意する母親・武井静のキャストを務めたのは余貴美子です。台湾人の父と日本人の母を持ちます。20代はオンシアター自由劇場に所属し、その後自身で東京壱組を旗揚げして舞台女優として活躍しました。テレビや映画などにも進出してからはさまざまな役柄を演じられる高い演技力を持つ女優として知られています。

映画賞の受賞歴が多数あり、山田洋二監督の『学校III』、滝田洋二郎監督の『おくりびと』、西川美和監督の『ディア・ドクター』、降旗康男監督の『あなたへ』、朝原雄三監督の『武士の献立』といった作品で日本アカデミー賞の最優秀助演女優賞や優秀助演女優賞を受賞しています。また、役者としての演技だけでなく、アースドキュメントシリーズなど、ドキュメンタリー番組のナレーションもたびたび務めています。

野本六男/生瀬勝久

『孤高のメス』で傲慢な医師・野本六男のキャストを務めたのは生瀬勝久です。生瀬勝久はシリアスな演技もこなしますが、強烈な個性を持ったコミカルなキャラクターを演じることでもよく知られています。かつては槍魔栗三助という芸名で活動していましたが、NHKの番組に出演する際に「ふさわしくない」という理由で本名へ芸名を変更しています。

代表作には仲間由紀恵と共演したドラマ『トリック』や『ごくせん』などや、堺雅人主演の人気ドラマシリーズ『リーガル・ハイ』などがあります。また、NHKのコント番組『サラリーマンNEO』の主要キャストとしても活躍していました。シリアスな演技でも評価されており、NHK大河ドラマにも多く出演した経験があります。2018年には波瑠主演のドラマ『サバイバル・ウェディング』などに出演していました。

大川松男/柄本明

『孤高のメス』で肝硬変で倒れる市長・大川松男のキャストを務めたのは柄本明です。息子の柄本佑と柄本時生も俳優として活躍していることが知られています。柄本明は俳優として活躍する一方、コメディアンとして『志村けんのバカ殿様』でコントを披露する機会もあります。1998年の映画『カンゾー先生』ではや日本アカデミー賞の最優秀主演男優賞を受賞しました。

孤高のメスのモデルとなった人物とは?

『孤高のメス』の主人公である当麻鉄彦には、モデルとなった実在の医師がいます。その医師は永末直文という方です。1989年に島根医科大学で日本初の生体肝移植が行われた記録が残っています。当時の日本の医学界では「移植」はタブーだとされていたようですが、永末直文医師は医者を辞める覚悟で手術に踏み切ったと記録されています。当時の記録は『決断―生体肝移植の軌跡』という本に残されているようです。

孤高のメスの映画を観た人の感想をネタバレ紹介!

ここからは映画『孤高のメス』を見た人のネタバレ感想を紹介していきます。映画『孤高のメス』には概ね好意的な評価が寄せられていました。具体的な感想には「手術がリアル」、「感動的なあらすじ」、「演技が素晴らしい」といった意見があります。以下、『孤高のメス』に寄せられたネタバレ感想をそれぞれ詳しく解説していきます。

手術シーンがリアル

映画『孤高のメス』を見た人のネタバレ感想には「手術シーンがリアル」という意見が多く挙がっていました。『孤高のメス』の多くは手術シーンで構成されています。

医療現場を舞台にしたドラマや映画は多くありますが、『孤高のメス』では撮影用の臓器などが非常にリアルに作られていることが特徴とされています。中にはリアル過ぎる手術シーンが苦手という感想もありましたが、評価する感想も多くありました。

感動的な物語

『孤高のメス』を見た人のネタバレ感想には「あらすじが感動的」という意見が多くありました。『孤高のメス』は医療への情熱と高い技術を持った当麻医師が患者を救うあらすじでした。

当麻の行為は周りの医療スタッフにも影響を与え、時を経て医師となった弘一も母の日記を見て感化されます。地域医療を通じて人と人の繋がりを描かれていると、好意的な感想が多くありました。

演技が素晴らしい

『孤高のメス』を見た人のネタバレ感想には「キャストの演技が素晴しい」という意見がありました。『孤高のメス』では堤真一や夏川結衣といった主要キャストが日本アカデミー賞を受賞しています。

他にも余貴美子や、柄本明、松重豊といったベテラン俳優が多く出演しており、見た人の多くは演技力の確かなキャストの集まった『孤高のメス』を好意的に評価しているようでした。

孤高のメスの映画あらすじと感想まとめ!

映画『孤高のメス』のネタバレあらすじや、キャスト、感想について紹介しました。『孤高のメス』は1989年当時の法律や医療現場のリアルな姿を描きつつ、患者を第一に考える名医を主人公とした映画でした。ラストシーンは次の世代に意思が引き継がれており、感動的という感想が多く挙げられている映画です。

また、2019年にはWOWOWプライムの「連続ドラマW」枠でテレビドラマ版『孤高のメス』が放送予定です。テレビドラマ版では2018年を以って芸能活動引退を発表している滝沢秀明が主演を務めるということで、注目を集めています。映画『孤高のメス』をまだ見ていないという方は、ぜひ一度ご覧ください。

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