スクリームの映画シリーズをネタバレ紹介！全作品の犯人やあらすじまとめ

映画「スクリーム」とは、1996年にアメリカで公開されるやいなや、大ヒットを記録したホラー映画です。以降第四作目まで続編が製作され、2015年にはテレビドラマ版「スクリーム」も製作される等、息の長い人気シリーズとなっています。本記事では、大ヒットホラー映画「スクリーム」シリーズ4作品の、気になるあらすじや結末を、ネタバレを交えて詳しく紹介していきます。

「スクリーム」（1996年公開）は、アメリカのホラー・サスペンス映画です。「スクリーム」は第一作目の大ヒットを受けて、以降、人気シリーズとして4作品が製作されました。監督は「エルム街の悪夢」で有名なウェス・クレイヴンです。「スクリーム」シリーズには、劇中で凄惨な殺人事件を起こす、“ゴーストフェイス”コスチュームの殺人鬼が登場します。その正体は終盤まで謎であるため、最後まで目が離せない作品です。

映画「スクリーム」シリーズには、過去のホラー映画作品へのオマージュが散りばめられていることも、シリーズの特徴のひとつです。「スクリーム」は、劇中で繰り広げられる殺人に対して、“ホラー映画の法則”が同時進行で頻繁に語られます。“「すぐ戻る」と言って出て行くと死ぬ”といったような、正に“ホラー映画あるある”ネタが満載！登場人物達が“ホラー映画の法則”の通りになるのか否かも、注目ポイントです！

「スクリーム」シリーズ第一作目は、1996年に公開されました。興行収入1億7304万ドルの大ヒットを記録。“ホラー映画の法則”ネタが劇中に織り交ぜられるという、コメディ色も含むホラー映画である「スクリーム」は、最後まで判明しない殺人鬼の正体を探るサスペンス要素もあり、結末まで目が離せません。ここでは、「スクリーム」第一作目のあらすじと犯人をネタバレで紹介していきます！

物語の舞台は、カリフォルニア州にある田舎町ウッズボロー。ある夜、女子高生ケイシーとその恋人スティーブが自宅で何者かの手により、惨たらしく殺害される事件が起こります。町では1年前にもひとつの惨劇が起きていました。女子高生シドニーの母親モーリーンが、容疑者コットン・ウェアリーにレイプされた後、殺害された事件です。そして今回、ハロウィンマスクをつけた謎の殺人犯による惨劇が幕を開けるのでした。

ケイシー達が殺された翌日、一人自宅にいたシドニーに電話が掛かってきます。いたずら電話だと思って電話に出ていたところ、突如ハロウィンマスクをつけた黒いマントの人物に襲われます。偶然現れた恋人ビリーに助けられ、事なきを得たシドニー。しかしビリーは、状況から犯人と疑われて警察に逮捕されます。その翌日、シドニーは再び学校で犯人に襲われたため、釈放されたビリーに対しても、疑念を抱いてしまいます。

更には度々の事件により休校となった矢先、校長も殺害され、町には夜9時以降の外出禁止が言い渡されます。そんな中、シドニーは友達テイタムと一緒に、テイタムのボーイフレンドのスチュアート達が休校に乗じて開いたパーティーに参加していました。しかしパーティーの最中、テイタムとビリーが殺されてしまいます。芸能リポーターのゲイルの部下ケニーも殺害され、副保安官のデューイも重傷を負います。

スクリーム1の犯人をネタバレ！スクリーム1の犯人は、死んだはずのシドニーの恋人ビリーとその友人スチュアートの二人でした。シドニーの母親モーリーンは、夫を裏切って複数の相手と浮気をしており、その相手の一人にビリーの父親がいました。そしてビリーの父親の浮気が原因で、ビリーの両親は離婚していました。ビリーはその恨みからモーリーンを殺害し、シドニーに復讐を企てたのでした。

共犯者のスチュアートは、ケイシーに振られた腹いせと、ストレスの捌け口としてビリーに協力していました。ビリーとスチュアートはシドニーを殺した後、自分達が犯人とされないため、自ら己を傷付けて被害者を装うという計画がありました。しかし、ビリーが最後の仕上げとしてシドニーを手にかけようとしたとき、駆け付けたリポーターのゲイルが間一髪で犯人達を射殺し、ウッズボローを戦慄させた惨劇の幕は閉じたのでした。

「スクリーム」シリーズ第一作目のヒットを受けて、1997年に公開されたシリーズ第二作目。第二作目も興行収入1億7236万ドルのヒットを記録。第一作目で生き残った主人公シドニーを始めとする登場人物達が、新たな殺人鬼と対決！また「スクリーム」第二作目では、“続編の法則”が劇中で語られます。ここでは、「スクリーム」第二作目のあらすじと犯人をネタバレで紹介していきます！

前回の惨劇から2年が経ち、高校卒業後、ウィンザー大学の演劇科へ進学したシドニー。新たな恋人デレクと共に、平穏な生活を送っていました。2年前の惨劇はリポーターのゲイルが「スタブ」という題で本にまとめ、ベストセラーになり、映画化もされていました。そして完成した映画「スタブ」の試写会が開かれた日、ウィンザー大学の生徒のモーリーンとフィルが試写会の会場で殺害され、新たな惨劇が始まったのでした。

試写会場での殺人事件は、シドニーに2年前の惨劇を思い起こさせました。そこへシドニーを心配した元副保安官のデューイがやってきて、シドニーのホラー映画好きの友人ランディと共に事件を調べ始めます。しかし大学のパーティーが開かれた夜に、新たな事件が発生します。留守番をしていたシーシーが殺されたのです。そして謎の人物がシドニーに電話をかけてきます。電話の人物は、“俺を覚えているか”と言うのでした。

さらに、連続して起きている殺人事件を調べる中、白昼堂々とランディが殺害されます。デューイとゲイルは事件の調査を続けますが、デューイも犯人に刺されてしまいます。警察車両で安全を確保されていたシドニーも、犯人の襲撃を受けます。その際、一緒にいた大学の生徒ハリーが殺害され、シドニーは一人大学内を逃げ惑うことになります。

スクリーム2の犯人をネタバレ！スクリーム2の犯人は、シドニーの友人でありウィンザー大学映画科の学生ミッキーと、ビリーの母親だという記者のデビー・ソルトでした。逃げるシドニーの前に姿を見せたミッキーは、捕らえていたシドニーの恋人デレクを殺害。ビリーの母親デビーは、息子を殺された恨みからシドニーへの復讐を計画しました。ネットを通じて知り合った協力者のミッキーには、金を支払う約束だといいます。

デビーは協力者ミッキーを一連の殺人事件の犯人とするために、ミッキーを銃で撃ちます。そして復讐を完成させるためにシドニーを手にかけようとしますが、シドニーの母親の容疑者だったコットンが駆け付け、寸でのところでシドニーは助かります。犯人のデビーとミッキーは死亡し、陰惨な連続殺人事件の幕を閉じるのでした。

「スクリーム」シリーズ第三作目は、2000年に公開され、興行収入1億6183万ドルのヒットを記録。主人公シドニーやデューイ、ゲイルといったシリーズ第一作目からの生存者達が続投しています。そして第三作目でも、意外な犯人が連続殺人事件を巻き起こします。ちなみに「スクリーム」第三作目で出てくる法則は、“完結編の法則”。ここでは、「スクリーム」第三作目のあらすじと犯人をネタバレで紹介していきます！

前回の事件後、タレントとして活躍していたコットンが、恋人と共に殺人鬼に惨殺される事件が発生します。また、ホラー映画「スタブ3」の出演者サラ、護衛のスティーヴ、出演者トムといった映画関係者が次々に殺害されていきます。そしてなぜか現場には、シドニーの母親モーリーンの昔の写真が残されていました。一方、シドニーはカルフォルニア北部で一人、電話カウンセラーの仕事をして暮していました。

ゲイルはロス市警から一連の事件に関する捜査協力を依頼され、「スタブ3」の撮影現場へ向かいましたが、そこで映画のテクニカルアドバイザーとなっていたデューイと再開します。事件を捜査するロス市警のキンケイド刑事は、現場に残されたモーリーンの写真から、モーリーンの娘シドニーに会って話を聞きたいと考えます。そして一人隠れて生活するシドニーの元には、ついに犯人からの電話が掛かってきたのでした。

事件の犯人に立ち向かう決意をしたシドニーはロス市警に赴き、デューイとゲイルにも再開します。その後、亡き友人ランディが残していたビデオメッセージを見て、事件に対するヒントを得ます。調べを進める中、シドニーの母親モーリーン＝ホラー女優リナ・レイノルズだと判明。そしてデューイやゲイルは、シドニーからの呼び出しを装った犯人におびき寄せられたパーティー会場で、映画の関係者と共に襲われてしまいます。
 

スクリーム3の犯人をネタバレ！スクリーム3の犯人は、シドニーの異父兄だという映画監督のロマン・ブリッジャーでした。犯人からパーティー会場におびき寄せられたシドニーの前に、ロマンが現れ、事件の真相を語ります。その後、捕らえていたスタジオ社長でプロデューサーのジョン・ミルトンも殺害してしまいます。

シドニーの異父兄だというロマン・ブリッジャーは、かつて探していた母親モーリーンを見つけて訪ねた際、“自分の子供はシドニーだけ”とすげなくされたといいます。母親モーリーンとその娘シドニーに対する恨みを抱いたロマンは、ビリーを唆してモーリーンを殺させたのでした。ロマンはシドニーに襲いかかりますが、デューイに銃で撃たれて死亡し、事件は終わりを告げるのでした。

「スクリーム」シリーズ第四作目は2011年に公開され、興行収入9713万ドルを記録。前三作までの生存者である主人公シドニーやデューイ、ゲイルが登場しています。最初の惨劇から10年、シドニー達は再び惨劇に巻き込まれることになります。ここでは、「スクリーム」第四作目のあらすじと犯人をネタバレで紹介していきます！

ウッズボローで巻き起こった殺人事件から、10年が経過していました。シドニーは、自身の周囲で起きた惨殺事件の体験を本として出版し、作家として活躍していました。出版記念キャンペーンのサイン会のために故郷ウッズボローに帰ってきたシドニーは、結婚したデューイとゲイルに再開します。しかしシドニーの帰郷と時を同じくして、シドニーのいとこジルの同級生が殺害されます。凄惨な殺戮がウッズボローで再び始まるのでした。

事件のせいで町に滞在することになったシドニーは、叔母ケイトとジルの家に身を寄せます。そんな中、さらなる事件が発生します。ジルとその友人カービィの前で、友人オリヴィアが謎の殺人鬼に惨殺されてしまいます。一方、ゲイルは事件を調べるため、高校のシネマ部に潜入調査を試み、映画「スタブ」シリーズ鑑賞会のパーティーが極秘で行われる場所を突き止めます。そこに犯人がいると考えますが、何者かに襲われ重傷を負います。

シドニーは自宅で犯人の襲撃を受けます。警護していた警官2名は殺害され、叔母ケイトも殺されてしまいます。シドニーは警察が到着した後、パーティーへ行くためにこっそり家を抜け出していたジルを探しに行きます。ジルは友人のロビーやチャーリーと一緒に、カーヴィの家にいました。そこへジルの元彼トレヴァーもやってきます。シドニーも駆け付けますが、すでに正体不明の殺人鬼が行動を開始していました。
 

スクリーム4の犯人をネタバレ！スクリーム4の犯人は、いとこのジルとシネマ部のチャーリーでした。シドニーは捕らえられ、ジルに刺されてしまいます。ジルは過去の事件で有名なシドニーを羨んでいました。有名になるために恋人のチャーリーと事件を起こし、生存者として世間の注目を集めようと考えたのです。また、ジルはトレヴァー振られたことを恨んでおり、今回の犯人役として殺害します。

ジルはただ一人の生存者となるために、チャーリーも手にかけてしまいます。そして被害者を演じるために己の体も傷つけ倒れ伏します。一人生き残ったかと思われましたが、運び込まれた病院にはシドニーもいると知ったジル。しかしシドニーに止めを刺しに向かったジルは、結果、シドニーに電気ショックと銃で反撃されて死亡。そして病院の外には、真実を知らず、ジルを勇敢な女子高生だと信じるマスコミが集まっているのでした。

本記事では、映画「スクリーム」シリーズ4作品のあらすじや犯人をネタバレで紹介しました。ホラー映画の大人気シリーズ「スクリーム」は、コメディやサスペンスなど幅広い要素を含む作品です。

シリーズごとに登場する犯人の正体は最後まで判明しないため、最後の瞬間まで見逃せません。明かされる犯人の正体の意外性には驚愕する方が続出！1996年の第一作目から続く、大人気ホラー映画「スクリーム」シリーズをぜひ一度ご覧ください！