北の桜守のあらすじをネタバレ解説!キャストと結末・感想も紹介

映画「北の桜守」のあらすじと結末をネタバレし、キャストや感想をご紹介していきます。映画「北の桜守」は太平洋戦争時の樺太から始まり、高度経済成長期の日本で、過酷な半生を母として妻として生き抜いた女性の物語です。日本を代表する女優吉永小百合と豪華なキャストが話題の映画「北の桜守」のあらすじと結末をネタバレで紹介し、感想やあらすじに沿ってロケ地、タイトルの意味についても紹介していきます。

北の桜守のあらすじをネタバレ解説!キャストと結末・感想も紹介のイメージ

目次

  1. 北の桜守のあらすじをネタバレ!キャストの紹介や結末を解説!
  2. 北の桜守のあらすじをネタバレ!
  3. 北の桜守のあらすじを踏まえて結末をネタバレ解説!
  4. 北の桜守のキャストをネタバレ!
  5. 北の桜守のロケ地はどこ?あらすじに沿ってネタバレ!
  6. 北の桜守のネタバレ感想を紹介!
  7. 北の桜守に原作はある?情報をネタバレ!
  8. 北の桜守のあらすじなどネタバレ情報まとめ

北の桜守のあらすじをネタバレ!キャストの紹介や結末を解説!

映画「北の桜守」は、戦争によって過酷な運命に翻弄された家族の物語です。この映画「北の桜守」は主演吉永小百合、監督滝田洋二郎で、2018年3月に公開されました。映画「北の桜守」は主演の吉永小百合が、妻として母として、厳しい大自然の中、哀しみを背負い生きてゆく様を繊細に演じ、好評を博しました。ここでは映画「北の桜守」のあらすじと結末をネタバレで紹介し、映画「北の桜守」のキャストと感想もみていきます。

映画「北の桜守」は吉永小百合にとって映画出演120本目の記念の作品です。映画「北の桜守」は太平洋戦争末期の樺太から物語が始まります。戦後から高度経済成長期を生き抜いた女性の半生を描いた映画「北の桜守」のあらすじと、感動的と言われる結末をネタバレで紹介します。そしてこの映画「北の桜守」に出演する日本を代表する豪華なキャストの経歴もみていきます。さらに「北の桜守」のロケ地はどこなのか?もみていきます。

映画『北の桜守』公式サイト

北の桜守のあらすじをネタバレ!

ここからは映画「北の桜守」のあらすじをネタバレで紹介していきます。戦後を生き抜いた女性、てつの半生とはどのようなものだったのか?あらすじを見ていきます。

映画序盤をあらすじネタバレ!樺太で仲睦まじく暮らす親子

1945年太平洋戦争末期の南樺太の恵須取で、江連(えづれ)てつは製材所を経営する夫、徳次郎と、二人の息子の四人で暮らしていました。樺太は今のロシア、サハリンです。当時は日本の領土でした。春、5月になり江連家の庭に桜が咲きました。この桜は子どもたちが生まれたときに庭に植えたものです。村の人たちもやって来て一緒に記念撮影をします。江連家の人たちは幸せな日々を過ごしていました。

ソ連侵攻、家族が離れ離れになる場面のあらすじネタバレ

1945年8月戦争末期。突如ソ連が侵攻してきました。ソ連が一方的に日ソ中立条約を破棄したためです。恵須取は激しい攻撃にさらされます。徳次郎は北海道の網走に知人がいるので、そこに家族を引き揚げさせることにしました。別れの時、徳次郎は、てつに江連家の表札を預け、満月の夜、日本で満開の桜を見ようと約束するのでした。

てつ親子が日本へと出港する場面のあらすじネタバレ

そして義勇隊に入った徳次郎は、ソ連軍との戦いの地へと赴きました。ソ連軍の激しい砲撃の中、樺太にいた多くの日本人たちは、日本へ引き揚げるため港に向かいます。その道中、多くの人がソ連軍によって犠牲になりましたが、てつ親子は何とか港にたどり着き、8月20日、てつ親子は本土への引き揚げ船、小笠原丸に乗り込むことが出来ました。多くの引き揚げ者を乗せた船は日本へと出航しました。

極寒の網走でのあらすじネタバレ

しかし、その航行中に小笠原丸は攻撃を受けました。衝撃で海に放り出されたてつと息子たち。てつは息子たちを見つけますが、てつの目の前で長男は波にのまれてしまいました。ようやく網走に到着したてつと二男修二郎は、網走の想像を絶する寒さと飢えに耐えなければなりませんでした。てつは生きるために闇米屋の仕事をすることになりました。闇米屋を仕切る信治は、どんな境遇に陥っても誇り高く振る舞うてつに心惹かれます。

母の愛情が描かれた場面のあらすじネタバレ

生きるために必死に働きますが、闇米屋ということで警察に目をつけられるなど、何度も危ない目に遭うてつと修二郎。ある日とうとう警察に捕まってしまいます。しかし、その警官、山岡和夫も引き揚げ者だったということで、てつを見逃してくれました。まだ小学生の修二郎は、母が闇米屋をしていることや、いかにも貧しい身なりなどのために修二郎は学校でいじめられます。

徳次郎の消息についてのあらすじネタバレ

てつは、修二郎を厳しく、時には優しく愛情を注いで育てます。そんな親子の暮らしが続くうちに、数年の月日が経ち、徳次郎に関する報せが届きました。その報せは、シベリアに抑留されていた徳次郎が1947年に死亡していたというものでした。シベリアの石が遺骨の代わりです。てつは徳次郎の死を決して受け入れようとはしませんでした。

修二郎が旅立ちを決意する場面のあらすじネタバレ

てつは信治にお金を借り、食堂を開きました。てつのおにぎりが評判となり食堂は繁盛し、ようやく落ち着いた生活ができるようになりました。そして修二郎は18歳になっていました。てつは修二郎に、網走から出るように言います。網走での暮らしも母のことも忘れて、自分の力で生きていきなさいと、修二郎を旅立たせるのでした。母の言葉に戸惑いますが、修二郎はたった一人アメリカに行くことを決心します。

修二郎のアメリカでの成功についてのあらすじネタバレ

アメリカで修二郎は苦難を強いられますが、それでも徐々に成功していきます。そしてコンビニ「ミネソタ24」の日本人オーナーの娘、真理と結婚しました。アメリカ本店で出世を遂げた修二郎は、日本を離れて15年後、1971年の春、日本にオープンするミネソタ24の1号店の社長として、妻の真理と一緒に帰国しました。当時、日本では珍しいホットドッグを売る日本1号店は、連日大勢の客でいっぱいとなりました。

母との久々の再会についてのあらすじネタバレ

てつが食堂を営んでいる網走の家は引揚者用の仮設住宅で、しかも無許可営業ということで撤去が決まったのです。網走に帰った修二郎が目にしたのは老朽化の進んだ家に、家具や家電もほとんど無い状態でただ一人、夫の帰りを待ち続けるてつの姿でした。渡米後てつからの手紙はたった一度だけ、そのため修二郎は実家の変わりようにショックを受けます。さらに修二郎を驚かせたのは、てつがすっかり老いてしまっていることでした。

あらすじネタバレ!てつが認知症に?

てつの様子を見ていると、てつは鏡に映る自分に向かって話かけているのです。まるで誰かほかの人に話しているかのように。ずっと近くでてつを見てきた山岡が言うには、てつは2~3年ほど前から、たまに認知症のような言動がみられるというのです。修二郎はてつを一人で置いておくことができず、札幌の修二郎の自宅へ連れ帰る決心をします。修二郎の妻、真理はてつとの同居に戸惑います。

てつは修二郎夫妻と同居することになりました。てつの老いた姿を見ていられない修二郎は、てつを百貨店へ連れていき、てつの髪を染め、服も高価なものを買うように言いました。てつと出かける真理は、やがててつの不可解な行動を目にします。ある時買い物帰りに真理が、てつの夫、徳次郎のことについて尋ねました。その質問を聞いたてつは、道に生えている桜の木に話しかけたのです。

修二郎の思いについてのあらすじネタバレ

他にも、認知症を思わせる症状を見せるてつのことを修二郎に伝えますが、修二郎は認めようとしません。真理は修二郎の母に対する思いの強さに困惑します。てつは傷んだ桜の木を見つけると、どんなに寒い日でもコートも着ないで桜の木の元へ行ってしまいます。修二郎はとうとうてつを病院に連れて行くことにしました。診察の結果、てつは戦争によるPTSD(心的外傷後ストレス障害)なのでした。認知症ではなかったのです。

あらすじネタバレ!てつのおにぎり

修二郎は、それでもてつの病気を疲れだ、などと言いますが、てつは庭で米を窯で炊いて近所から文句を言われてしまいます。しかし、修二郎はてつを責めることなく、てつにおにぎりを握ってもらいました。久しぶりに味わうてつのおにぎりは、修二郎の心に染みました。修二郎は売り上げの落ちてきた店で、おにぎりを出そうと思いつきます。ホットドッグに変わる新製品として日本だけの商品として売り出しました。

てつの家出する場面のあらすじネタバレ

修二郎は、てつのことを気にかけながらも仕事に打ち込み、一度は落ち込んだ売り上げも上向きになり、充実した日々を送っています。そして明日はアメリカから真理の父である社長岡部大吉が、日本支店を視察に来るという日、てつが家を出ていきました。てつは自分の病状を自覚するようになっていたのです。修二郎たちに迷惑をかけられないと思い、家を出たのです。修二郎はクビを覚悟でてつを探しに出ていきました。

あらすじネタバレ!てつに寄り添う修二郎

駅でてつを見つけた修二郎はてつの様子を見て、てつに付いて行こうと決めました。真理にしばらく帰らないと伝え、てつと思い出を辿る旅に出発しました。納得がいかない真理は父、大吉にこれまでの修二郎とてつのことをすべて話しました。大吉は札幌の支社に修二郎がいなかったので、何をしているのかと思ったが、社員の熱心な働きぶりに安心し、修二郎の手腕を認めていると言い、てつのことでも、親孝行ないい男だと誉めました。

思い出の旅路についてあらすじネタバレ

修二郎がアメリカへ渡ってから15年。てつが一人で暮らしていた網走の家はすでに撤去されていました。てつが食堂をするとき金を貸してくれた信治は、今は旭川で運送業をしています。てつはまだ借金を返せていないからと会いませんでした。警察の目をくぐって闇米を運んだ駅など、てつと修二郎は網走で過ごした思い出の場所を巡ります。旅が進むうち、修二郎はてつが夫、徳次郎の顔を忘れてしまっていることに気づきます。

あらすじネタバレ!過酷な記憶

修二郎はてつに、徳次郎について質問をすると、てつは動揺し、樺太に行きたいと言いました。今は樺太にはパスポートがなければ行けません。そのことを教えるために修二郎はてつを海へ連れて来ました。海を見たてつは、突然長男の名を叫びながら海に入っていきます。そして「征太郎は私のせいで死んだ」と泣き叫ぶてつ。修二郎は驚き、必死でてつを抱きしめます。てつにとって過酷な記憶がよみがえったのです。

樺太からの引揚船が魚雷を受けたとき、てつと二人の息子は海へ放り出されました。長男征太郎は二人を助けるため必死に浮き輪のところへ行こうとしました。てつは征太郎を止めようと、行ってはいけないと叫びますが、征太郎は波にのまれ姿が見えなくなってしまいました。それが最後だったのです。てつは気を失い倒れてしまいました。てつは入院しました。

山岡の告白についてのあらすじネタバレ

「私は幸せになってはいけないの」と、てつがよく言っていたと山岡に聞いた修二郎は、母が心の奥に抱え込んでいたものの深さを思い涙がこみあげました。修二郎は山岡にてつを託し札幌へ帰りました。山岡はてつに、シベリア抑留時のある告白をします。山岡は、仲間を虚偽の密告で陥れ自分だけ助かったというのです。仲間を次々に裏切り、結局山岡のいた班は皆亡くなってしまいました。その中にはてつの夫、徳次郎もいたのでした。

再び姿を消すてつについてのあらすじネタバレ

山岡はずっと悔やみ続け、決して償うことのできない罪を犯してしまったと懺悔します。てつは徳次郎の記憶には扉があり、そこを開くことができないと言いました。山岡はてつに徳次郎の写真を見せました。徳次郎の顔を思い出したてつは、病院から姿を消しました。山岡から連絡を受けた修二郎は真理とともに、山岡の協力も得て、思いつくところをてつの行方を求めて捜し周ります。

てつと信治の過去についてあらすじネタバレ

信治のところで修二郎は、かつて信治がてつに結婚を申し込んだことを知ります。修二郎自身も当時、信治と母が結婚したらいいのにと思っていたのでした。しかし、てつはその申し込みを白の喪服で断ってきたというのです。白の喪服は、誰とも再婚しないという意味があります。てつは徳次郎の死の報せの後もずっと、夫のことだけを想い、待ち続けていたのです。食堂の借金はすでに返済してもらっているということでした。

あらすじネタバレ!てつはどこへ?

続いて網走時代のてつの友人、光江に会いました。実は修二郎はアメリカからてつに仕送りをしていたのですが、てつはそのお金をすべて貯金していました。しかし、それを光江に貸したまま未だに光江は返していないのでした。どこを探してもてつは見つかりません。その頃てつは雪の中、バスを待っています。いつまで待ってもバスが来ないので、てつは吹雪の中、一人どこかへ行ってしまいました。

北の桜守のあらすじを踏まえて結末をネタバレ解説!

ここまで映画「北の桜守」のあらすじをネタバレで紹介してきました。ここからは、てつはいったいどこへ行ってしまったのか?てつの心の奥に抱えていた想いとは?戦争に翻弄された家族の物語はどのような結末を迎えるのか?結末を知れば、この「北の桜守」というタイトルの意味も分かります。それでは映画「北の桜守」のあらすじ結末をネタバレで紹介していきます。

あらすじネタバレ結末、てつの行方

てつが姿を消してから2年が経ちました。「ミネソタ24」は今や全国に100店もの店舗を数え、アメリカ本社からもその手腕を認められ、私生活でも子どもが生まれるなど修二郎は充実した日々を送っています。しかし、母、てつの行方は分からないままでした。会社の祝賀会が行われているとき、信治から連絡が入ります。てつらしい人物が北見で目撃されたというものでした。修二郎は真理とともに急いで北見へ行きました。

あらすじネタバレ結末、北の桜守

てつは桜の下にいました。てつは桜守をしているのでした。てつのそばに行くと、てつは修二郎を夫の徳次郎と思い込みます。夢の中にいるような母、てつ。てつは修二郎(徳次郎と思い込んでいる)に江連家の表札を渡しました。そこには山岡や信治たちも駆けつけますが、てつはもう誰のことも分からなくなっています。てつには、海で亡くなった長男征太郎の姿が見えているのです。桜の木の下に家族四人が集まっています。

あらすじネタバレ結末、満開の桜の下で

満開の桜の下、てつはようやく待ち望んだ家族に逢えたのでした。そして、徳次郎が別れる際言った言葉、日本で満月の夜、満開の桜を家族四人で見ようという約束を、てつは果たせたことを喜ぶのでした。映画「北の桜守」の結末は、戦争に翻弄された家族が満開の桜の下で再会し、樺太で過ごしていた当時の幸せな家族の姿に戻ったのでした。

北の桜守のキャストをネタバレ!

ここまであらすじや結末を見てきました。ここからはキャストの経歴を紹介していきます。吉永小百合は、映画「北の桜守」で映画出演120作となりました。まさに日本を代表する大女優ということです。その吉永小百合の長い女優生活を、主な出演作とともに紹介していきます。そして、映画「北の桜守」には豪華キャストが共演しています。息子役堺雅人をはじめとする主なキャストのこれまでの活躍もみていきます。

キャストネタバレ①江蓮てつ役/吉永小百合

映画「北の桜守」で主演している吉永小百合さんは、1945年生まれです。1959年、まだ中学生のときに映画「朝を呼ぶ口笛」でデビューしました。そして、1962年映画「キューポラのある街」でヒロインを演じ、ブルーリボン賞主演女優を受賞しました。実話を映画化した「愛と死をみつめて」のヒロインを演じ、一躍大スターの仲間入りをしました。その人気は凄まじく、プロマイドが売り切れるほどでした。

吉永小百合さんは川端康成、石坂洋次郎という文豪にも愛され、川端康成は自身の作品「伊豆の踊子」が吉永小百合主演で映画化されたとき、ロケ現場に会いに行ったという逸話が残っています。歌手としての活動もあります。橋幸夫とのデュエット「いつでも夢を」(1962年)が大ヒットしました。映画「おはん」「天国の駅」(1985年)で日本アカデミー賞最優秀主演女優賞を初めて受賞しました。

数々のドラマ、映画で主演するなど日本映画界を代表する女優ですが、吉永さんは広島での原爆詩朗読会に参加するなど、近年朗読活動に力を入れています。2016年に原爆詩の朗読で、第1回澄和(とわ)フューチャリスト賞(市民目線で平和活動をする個人や団体を表彰する賞)を受賞しました。また、吉永小百合さんには「サユリスト」という、吉永さんと同じ時代を過ごしてきた、主に団塊の世代と言われる吉永さんファンがいます。

キャストネタバレ②江蓮修二郎役/堺雅人

映画「北の桜守」で吉永小百合の息子役、修二郎を演じる堺雅人さんの活躍をみていきます。堺雅人さんは1973年生まれです。妻は女優の菅野美穂さんです。2004年NHK大河ドラマ「新選組!」に出演し、有名俳優の仲間入りをします。2008年NHK大河ドラマ「篤姫」、映画「クライマーズ・ハイ」での演技が高評価となり、実力派として認知されました。

2010年ドラマ「ジョーカー 許されざる捜査官」で正義と悪を併せ持つという役を見事に演じたと評価されました。主演ドラマ、2012年「リーガル・ハイ」ではコミカルな面を披露します。2013年の「半沢直樹」に主演したときは高い視聴率を獲得し、ドラマでのセリフ「倍返しだ!」は流行語大賞を受賞しました。2015年「Dr.倫太郎」、2016年にはNHK大河ドラマ「真田丸」(三谷幸喜脚本)では主役の真田幸村を演じました。

映画では2003年「壬生義士伝」で沖田総司役、2009年「ジェネラルルージュの凱旋」、2010年「ゴールデンスランバー」、同年「武士の家計簿」、2011年「ツレがうつになりまして。」、2012年「大奥~永遠~〔右衛門佐・綱吉篇〕」、2017年「DESTINY 鎌倉ものがたり」に出演など、幅広い役柄で魅了する役者として、常に高い評価を得ています。

キャストネタバレ 江連真理役/篠原涼子

映画「北の桜守」で修二郎の妻、真理を演じる篠原涼子さんのご紹介をしていきます。篠原さんは1973年生まれ、歌手、女優です。1990年アイドルグループ、東京パフォーマンスドールのメンバーとしてデビュー。歌手、タレントとして活躍し、女優デビューは、2001年に初舞台として「ハムレット」(蜷川幸雄演出)のオフィーリアを演じました。2003年ドラマ「ぼくの魔法使い」(宮藤官九郎脚本)でヒロインを演じました。

2004年ドラマ「光とともに…~自閉症児を抱えて~」で主演。2005年ドラマ「anego」で独身アラサー役を演じ、「溺れる人」では、アルコール依存症の女性という主役を演じ放送文化基金賞演技賞を受賞。2006年主演ドラマ「アンフェア」では、男勝りの刑事を演じ好評を博しました。この作品は映画化もされるなど大ヒット作となりました。2007年「ハケンの品格」など次々にヒット作に主演しました。

2010年ドラマ「月の恋人~Moon Lovers~」で初の大人の恋愛ものに出演します。2015年「オトナ女子」で恋愛に苦手な女子を演じました。2017年ドラマ「愛を乞うひと」主演,同年「民衆の敵~世の中、おかしくないですか?~」主演するなど、男性から女性からも憧れられる女優として活躍しています。

キャストネタバレ 江連徳次郎役/阿部寛

映画「北の桜守」で主人公てつの夫、徳次郎を演じる阿部寛さんについてご紹介していきます。阿部さんは1964年生まれで、1983年にモデルでデビュー。俳優としては1987年映画「はいからさんが通る」でデビュー。1993年舞台「熱海殺人事件 モンテカルロ・イル―ジョン」(つかこうへい作・演出)で主演、1994年映画「しのいだれ」に出演し、日本映画プロフェッショナル大賞・特別賞を受賞しています。

1999年からは、「元禄繚乱」、2003年「武蔵 MUSASHI」、2005年「義経」、2009年「天地人」などNHK大河ドラマに多く出演しています。2008年「歩いても 歩いても」(是枝裕和監督)でコンプレックスを抱える不器用な男を演じ、民法ドラマでは2000年「TRICK」で仲間由紀恵と共演し大ヒットしました。2012年映画「テルマエ・ロマエ」で日本アカデミー賞最優秀主演男優賞など多数の演技賞を受賞しました。

2011年映画「ステキな金縛り」(三谷幸喜監督)ではコメディを演じ、2010年からは東野圭吾の人気シリーズ「新参者」で主役の刑事加賀恭一郎役を演じています。このシリーズの映画は2012年「麒麟の翼~劇場版・新参者~」、2018年映画「祈りの幕が下りる時」です。東野作品以外にも浅田次郎原作の映画「柘榴坂の仇討」(2014年)でも主演しています。日本映画界を代表する俳優として活躍中です。

キャストネタバレ 山岡役/岸部一徳

山岡役の岸部一徳さんは、映画「北の桜守」で元シベリア抑留者で、てつに深刻な告白をする役を演じています。岸部一徳さんは1947年生まれ、1967年ザ・タイガースでデビューし、高い人気を誇ったいましたが、グループ解散後はベーシストとしてバンド活動で活躍。1975年俳優転向し、1990年映画「死の棘」で日本アカデミー賞主演男優賞を受賞します。その後、大林宣彦氏、市川崑氏、北野武氏ら名監督と次々と仕事をしました。

主な映画は、1989年「その男、凶暴につき」、1995年「平成無責任一家 東京デラックス」、2001年「陰陽師」2003年「座頭市」、2005年「亡国のイージス」、2011年大鹿村騒動記」、2013年「共食い」、2017年「アウトレイジ 最終章」、2018年「空飛ぶタイヤ」など、ご紹介しきれないほどの多数の出演、主演作があります。テレビドラマでもたくさんの出演数を誇り、名脇役として高い評価を得ています。

岸部一徳さんは、主役を光らせることができる名脇役という評価があります。出すぎず、しかし存在感を醸し出す稀有な俳優ということです。2015年ドラマ「しんがり 山一証券 最後の聖戦」では山一証券の会長役を演じたとき、大物感漂う貫禄と、懐の深さを見せたと評判になりました。

北の桜守のロケ地はどこ?あらすじに沿ってネタバレ!

ここまであらすじやキャストを紹介してきましたが、ここからはロケ地をあらすじに沿って見ていきます。広大な風景と美しい桜の映像と、豪華キャストに彩られる映画、「北の桜守」の撮影はどこで行われたのでしょうか?樺太のシーンはどこで?てつの食堂はセットなのでしょうか?などを、ネタバレあらすじに沿って「北の桜守」のロケ地を紹介していきます。「北の桜守」というタイトルの通り、撮影は主に北海道で行われました。

北海道、稚内市、網走市が主なロケ地

映画「北の桜守」のあらすじは、太平洋戦争末期の樺太から始まります。江連家の人々が幸せに暮らす樺太のシーンは、北海道の稚内市がロケ地です。江連家の庭に桜が咲くシーンは、稚内市メグマ沼自然公園で、ここに家のセットを建てました。家のモデルは当時あった旧日本人学校の校長宅です。樺太から網走へと引き揚げてきたシーンは、稚内港北防波堤ドームです。

網走のてつの「おにぎり江連食堂」は網走市内ですが、詳しいことは分かりません。この食堂のセットは網走市「流氷街道網走」で展示されたそうです。てつと修二郎が闇米を受け取り運ぶシーンは「大曲湖畔園地」、てつと修二郎が思い出の旅に出るシーンは「抜海(ばつかい)駅」、ここは日本最北の木造無人駅です。ミネソタ24は東京の東映東京撮影所で、1970年代の札幌狸小路商店街をイメージしてセットが作られたそうです。

北の桜守のネタバレ感想を紹介!

北の三部作の完結編といわれているこの映画「北の桜守」のあらすじと結末をネタバレと、キャスト、ロケ地について紹介してきました。ここでは「北の桜守」について、観客たちはどのような感想を持ったのか?をみていきます。日本を代表する女優、吉永小百合をはじめ、主演クラスの豪華俳優陣が共演した映画「北の桜守」の感想を、ネットとツイッターと、それぞれ紹介していきます。

感想①北の三部作完結にふさわしい出来、ネットでは?

映画「北の桜守」の感想を紹介します。桜守の話というより戦争により翻弄された人々の哀しみを描いているという感想がありました。戦争という状況下で、誰が山岡を責めることができるのか?戦争は相手の命だけでなく、体験した多くの人々の心に深い傷を残すものだということを、実感したそうです。網走という厳しい寒さの中で子どもを育て上げる母の強さに感動したという感想もありました。

主役、吉永小百合がてつの妻、母としての喜びや悲しみ、寂しさを見事に演じ切っていて感動したという感想があります。また、壮絶な寒さの中での撮影に挑んだ吉永小百合の演技に感動したという感想もありました。また、息子を演じた堺雅人の演技も、真に迫って良かったという感想があります。子を思う母の気持ち、母を思う子の気持ちに共感したということです。

感想②ツイッターでは?

ここでは主役てつの息子、修二郎を演じた堺雅人さんについての感想です。母に対する息子の心情、夫としての妻への心情の移り変わっていく様を、さすがの演技力で魅せてくれるという感想です。

「北の桜守」というタイトルの通り、北海道の大自然の映像美と、吉永小百合さんをはじめ、実力派が集まったキャストが良かったという感想です。演出方法も素晴らしかったということです。

北の桜守に原作はある?情報をネタバレ!

ここまで、映画「北の桜守」のあらすじ、キャスト、感想、あらすじに沿ってロケ地を見てきました。あらすじを見ていく中で、感動的な結末だったと好評だった今作ですが、映画「北の桜守」の原作があるのでしょうか?ここでは、映画「北の桜守」の原作があるのかどうかについて見ていきます。

原作は存在しない?

映画「北の桜守」には原作はありませんが、「桜守」を描いた小説があります。桜守として生涯を桜に捧げた男の物語です。桜守は、桜の木を見守り、手入れをする仕事です。桜の一種ソメイヨシノは、自身で繁殖が出来ない品種なので、桜守が手をかけていくというわけです。

映画「北の桜守」の主人公てつが最後に辿り着いたのも桜守でした。夫との約束を胸に秘め北の大地で桜を守っていく、てつと小説「桜守」の主人公が重なると指摘する声もあります。

三部完結で制作された北のシリーズ

映画「北の桜守」は「北の三部作」の完結編と言われています。第一部としては、2005年映画「北の零年」です。この作品は監督、行定勲。吉永小百合主演で、明治3年淡路島の稲田家が北海道に移住させられた史実を基に作られた作品です。第二部としては、2012年映画「北のカナリアたち」です。港かなえのミステリー小説「二十年後の宿題」を基にした作品です。吉永小百合主演で夫の死の真相を探るサスペンスです。

北の桜守のあらすじなどネタバレ情報まとめ

いかがでしたか?感動のあらすじや結末だったのではないでしょうか?ここまで映画「北の桜守」のあらすじ、結末をネタバレで紹介してきました。戦後の激動期を懸命に生きた母と息子の人生を描いた作品でした。美しい満開の桜の下で結末を迎えた「北の桜守」は日本を代表する女優、吉永小百合さんをはじめ、豪華なキャストによって感動的な作品という感想も多くありました。また、映画のあらすじに沿ってロケ地もみてきました。

吉永小百合にとって記念となる「北の桜守」は「北の三部作」の完結編なのでした。映画「北の桜守」は「北の三部作」の完結編として、日本を代表する女優吉永小百合さんと名優揃いのキャストにより、感動的な結末を迎えます。厳冬の北海道でのロケにも関わらず、戦後を生きた女性の強さと繊細な感情、老けてゆく様などを見事に演じた吉永小百合の演技に魅了されたという感想が多く寄せられた映画「北の桜守」をどうぞご覧下さい。

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