2018年09月26日公開
2018年09月26日更新
ホビット 決戦のゆくえのあらすじと感想は?出演キャストや見所シーンも紹介
『ホビット』シリーズ3部作の第3部目となる『決戦のゆくえ』。あらすじから作品を鑑賞した人たちの感想をはじめ、出演キャストや見所シーンもあわせてご紹介します。3部作のラストを飾る作品なだけに、今までのストーリーを受け継ぎつつ、そこに加わる壮大な世界観はまさに圧巻。様々な種族を巻き込んだこのストーリーの行きつく先とは?そんな『ホビット決戦のゆくえ』の魅力をたっぷりとご紹介します。尚、あらすじと感想にはネタバレを含みますのでご注意ください。
目次
ホビット決戦のゆくえのあらすじと感想をネタバレ!出演キャストや見所シーンも紹介
『ホビット』シリーズ3部作の第3作目『決戦のゆくえ』は、以前映画化された『ロードオブザリング』シリーズ3部作に繋がる大きな物語になっています。『ロードオブザリング』シリーズでは多く語られなかった物語がここに集結。そんな『決戦のゆくえ』のあらすじや鑑賞した人たちの感想はもちろんのこと、出演キャストや見所シーンもたっぷりとご紹介します。ビルボ・バギンズが経験した壮大な旅物語の結末とは?
ホビットシリーズとは?
そもそも『ホビット』シリーズとは、以前映画化された『ロードオブザリング』シリーズよりも過去に起こったストーリーを描いています。『ロードオブザリング』シリーズの主人公であるホビット族のフロド・バギンズの叔父、ビルボ・バギンズが主人公になっている物語こそが、『ホビット』シリーズなのです。この『ホビット』シリーズは3部作になっており、ストーリーが進むごとに様々な種族が複雑に絡んでいくのです。
そこで過去の2作品の大まかなあらすじと、今回3部作となる最終章『ホビット決戦のゆくえ』のあらすじを併せてご紹介。あらすじを見てこの作品をぜひ見てみたいと思ったら、『ホビット』シリーズから『ロードオブザリング』シリーズにかけて6作品全て見るのがオススメ。本当の意味で1つの壮大な旅物語が完結します。
第1作目『思いがけない冒険』
中つ国という国のホビット庄というホビット族が平和に暮らす村に住んでいるビルボ・バギンズは、ある日自分の家に訪れた魔法使いのガンダルフから旅に出ないかと誘われます。そんなガンダルフの誘いを興味がないからとビルボは頑なに断りますが、何故かそのガンダルフの引いた引き金がその後ビルボの運命を大きく変える出会いや出来事が次々と起こっていくのです。
第2作目『竜に奪われた王国』
思いがけないことから魔法使いのガンダルフ、そしてドワーフ族の仲間たちと旅を共にすることになったビルボ・バギンズ。頭が石より固く頑固なドワーフ族は、なかなかビルボに心を許しません。特にドワーフ族の頭領を務めているトーリンは、格別の頑固者。戦闘には全く不向きのビルボをどこか下に見つつも祖国エレボール復活のため、先を急ぐトーリン。そんな中、不吉な兆候が中つ国を包み込み始めるのです。
第3作目『決戦のゆくえ』
ドワーフ族の秘宝アーケン石をやっとの思いで、命からがら手に入れたビルボ・バギンズ。しかしその引き渡し先でもあるトーリンは、かつて彼の祖父も患った財宝の呪縛により、財宝のことしか考えられなくなってしまっていました。幾度となくおとずれる仲間や祖国の危機にも関わらず、財宝以外興味を示さなくなってしまったトーリン。その間にも戦火は徐々に広がっていきます。そんな彼らの運命は?
ホビット決戦のゆくえのあらすじをネタバレ!
『ホビット』シリーズの第3作目、『決戦のゆくえ』のあらすじをたっぷりとご紹介します。あらすじで紹介する場面以外にも見どころが盛りだくさんですので、是非本編を見るための参考にどうぞ。壮大な3部作の最終章、ビルボたちの旅の終着点は?様々な種族の想いが交錯する物語、ついに完結。尚、あらすじの中にはネタバレを含んでおりますので、閲覧の際にはくれぐれもご注意ください。
邪竜スマウグが港町エスガロスに襲来
夜の静寂に包まれる港町エスガロス。そこへ目覚めた邪竜スマウグが突如夜襲を仕掛けます。それを察知した人々が逃げ惑う中、家族と共にそこに住んでいる人間の戦士バルドは、港町エスガロスとそこに住む人々を救うため1人邪竜スマウグに立ち向かいます。とてつもないスピードで町の上空を飛び回りながら炎を吐いて暴れまわる邪竜スマウグ。そんなスマウグに対して、バルドは弓で応戦することを決めるのです。
邪竜スマウグとの激闘を制し見事勝利を収めたバルド。しかし港町エスガロスは未だ邪竜スマウグの放った炎に包まれており、そこからの避難を余儀なくされます。バルドが町の人々と向かった先は、トーリンたちの故郷エレボール。命からがらエレボールに逃げてきたバルド達でしたが、目の前に突き付けられたのは目を疑う光景だったのです。
竜の病を患ったトーリン
以前邪竜スマウグによって滅ぼされ支配されていたエレボールは、スマウグ消滅により静寂を取り戻しました。そこにはかつてエレボールに住んでいたドワーフ族が守り抜いていた金銀財宝の山が。そんな金銀財宝の山を目にしたトーリンは、そんな金銀財宝を独り占めしようともくろみ、何人たりとも城内にいれまいと扉はおろか自分の心さえも閉ざしてしまうのです。その独占欲こそが『竜の病』の症状だったのです。
トーリンのあまりの傲慢な振る舞いに、それまで彼を信じて旅をしてきた仲間たちにも不信感が生まれ始めます。それはホビット族であるビルボも同じでした。竜の病により今までとはまるで別人となってしまったトーリンの姿に、危機感と絶望感を感じていました。そしてトーリンのその態度は旅の仲間たちだけでなく、他の種族たちとの火種となってしまったのです。
因縁対決、ドワーフ族vsエルフ族!
トーリンが固く閉ざした扉の先では、エルフ族とバルド含む人間の大軍勢が取り囲みます。トーリンと共に扉の中にいるドワーフ族の仲間たちはその様子を複雑な表情で眺めていました。扉の外にいる者たちには何の罪もない、何故こんなことになってしまったのかと言えば、それはまぎれもなく自分たちのせいなのだから、と。それでも表情一つ変えずに、エルフや人間と戦う準備はできているという素振りを見せるトーリン。
そのまま暫くの間、城に籠るトーリン含むドワーフ族とエルフ族や人間たちの軍勢の間に一触即発の緊張状態が続きます。そんな緊張状態の中やって来たのは魔法使いガンダルフ。ガンダルフは城の外に構えているエルフ族の軍勢を率いている闇の森のエルフ王でありレゴラスの父親でもあるスランドゥイルに、闇の大軍勢がエレボールに向けて進行しているから、この無意味な戦いはやめるようにと説き伏せに来たのでした。
昔から何かしら犬猿の仲にあるドワーフ族とエルフ族。エレボールの中にある財宝の中には、エルフ族の秘宝もありました。その秘宝を返してほしいとトーリンに交渉をするも、竜の病を患っているトーリンはそれを頑なに拒否。秘宝を返してもらえないと知ったエルフ族はそれを取り返すべく、戦う準備をし始めていたのです。そんな最中のガンダルフの言葉は、ことごとくスランドゥイルには届かなかったのです。
エルフ族と人間の大軍勢の前に、トーリン達ドワーフ族は真正面から対峙します。しかし、圧倒的な勢力の差にドワーフ族の戦況は戦う前から不利な状況に陥っていました。そんな時、トーリンの従兄弟であるダインがドワーフの軍勢を連れてその場に現れたのです。予想だにしていなかったドワーフ族の援軍に、スランドゥイル率いるエルフ族は対峙し、今にも戦いが始まりそうな一触即発の状況になります。
闇の大軍勢との壮絶な戦い
そんな一触即発の状況に乗じて奇襲を仕掛けてきたのは、闇の大軍勢でした。数えきれないほどのオークやトロールが、エレボール目掛けて押し寄せてきたのです。敵の急襲によりドワーフ族とエルフ族は戦うことはやめ、共に闇の大軍勢に立ち向かうことを決意します。そうして、ドワーフ族、エルフ族、人間の軍勢と闇の大軍勢の戦いの火蓋が切って落とされたのです。
闇の大軍勢が押し寄せ、扉の外では先程まで睨みあっていたドワーフ族とエルフ族が共闘している状況を眺めているトーリン達。種族を越えた共闘劇は、トーリン達の心を一層大きく揺さぶったのです。今まで仲間たちから投げかけられた言葉の数々、そして自分がしてきた所業の数々に気づき始めたトーリンの瞳には、再度光が少しずつ宿っていくのでした。
復活、ドワーフ族の希望トーリン
その頃戦況はというと、ダイン率いるドワーフ族が闇の大軍勢に押され劣勢に立たされていました。徐々に壁際に追い込まれていくドワーフ族。絶体絶命と思われたその時でした。今まで固く閉ざされていた城の扉が内側から壊され、中からトーリン達が勢いよく突撃してきたのです。突撃するトーリンの姿は今や竜の病の症状はなく、元の正義感の強いトーリンへと戻っていたのです。
激しい戦いが繰り返される中、あまりにも多くの闇の軍勢にこれではキリがないと察したトーリンは、闇の大軍勢を率いている頭領であるアゾグを倒すことを決意します。そんな強い思いを知った旅の仲間たちも次々とその後を追いました。戦いのあまりの激しさに仲間たちが次々と倒れゆく中、それでもトーリンとその仲間たちは後ろを振り返ることなくアゾグを倒すことだけを考え、アゾグがいるであろう頂を目指します。
戦いで散る命と守られた絆
やっとの思いでアゾグがいるであろう場所に到達したトーリン達。しかしそこで待ち受けていたのは倒すべき相手アゾグではなく、闇の大軍勢の別部隊だったのです。そこに駆けつけてきたタウリエル達と別部隊が激しい戦闘を繰り返していくうちに、また犠牲になっていく仲間たち。次々と失われていく仲間たちの命と絆に、トーリン達は心が折れそうになりながらも必死で戦います。
多くの仲間を失いながらそれでもがむしゃらに突き進んだトーリンの目の前に現れたのは、ずっと捜していたアゾグ。トーリンはこの戦いで散っていった仲間たちのため、そして未だ残る守るべきもののため、生死の瀬戸際でアゾグとギリギリの攻防を続けます。ビルボが激しい戦いを繰り広げる頂へとやっとの思いで到達したのは、その戦いの決着がついた直後のことでした。
その数々の傷跡から、ビルボは相当激しい戦闘がその場所で繰り広げられたことを知ります。そしてそこには彼の見知った姿が横たわっていたのです。それは紛れもなく、トーリンの姿でした。アゾグと刺し違えたようになったトーリンは最早瀕死の状態、ビルボは頭が真っ白になりながらも必死でトーリンに呼びかけます。そしてトーリンは最期の力を振り絞りビルボに、友だということを伝えるとそのまま静かに息を引き取ったのでした。
壮絶な旅と戦いを終えた種族たちは、それぞれのあるべき場所へと帰っていきます。ビルボはガンダルフと共に故郷であるホビット庄へ帰っていきました。思えばそもそも旅を拒否するところから始まったビルボの道連れのような旅は、終わってみれば失ったものは多かれど、かけがえのない大切なものを多く得た旅でもあったのです。彼はそれを忘れないようにと書物へと書き込み始めました。その題名は『ホビットの冒険』。
ホビット決戦のゆくえの見所のシーンとは?
『ホビット決戦のゆくえ』には見所シーンが盛りだくさん。『ホビット』シリーズの過去2作品から続く登場人物たちの想いや葛藤の行方、そしてこの『決戦のゆくえ』から繋がる『ロードオブザリング』シリーズへの物語など、とても濃い内容になっています。その中でも厳選した一部をご紹介。彼らの辿ってきた道筋とは、そしてそこから繋がる未来とは?
邪竜スマウグとバルドの大迫力バトル
『ホビット決戦のゆくえ』では、ストーリーの序盤から見所が盛りだくさんですが、中でも邪竜スマウグとバルドの迫力ある戦闘シーンは見ものです。港町エスガロスの上空に飛来し、港町全体を紅蓮の炎を吐いて焼き尽くさんとするスマウグを前にして、バルドがどうやって倒そうか必死で思案しながら立ち向かっていく姿はまさに圧巻です。
スピーディーかつスリルのある邪竜スマウグとバルドとの一騎打ちは、壮絶さを極めます。バルドの港町エスガロスの人々を守りたいという気持ちが黒い矢にも乗り移り、その一撃をもってしてスマウグを討ち取るシーンは、バルドの正義感の強さと大切な町と人々を守りたいという真っ直ぐな信念が伝わってくる場面の1つです。
トーリンが闇に染まる?
スマウグが去った後、トーリン達の祖国であるエレボールに残ったのは多くの金銀財宝。そんな大量の財宝に囲まれたトーリンに、異変が起こり始めます。それは財宝を目の当たりにしたことで引き起こされた、誰しもが持っている独占欲。その重度の症状『竜の病』に侵されたトーリンは、誰にもその財宝を渡すまいと、城の扉を固く閉ざし引きこもってしまうのです。
圧倒的なパワーと軍勢を率いる闇の勢力
アゾグを中心とした闇の大軍勢が、ストーリーが進むにつれて規模が大きくなってビルボやトーリンたちに襲い掛かります。その闇の軍勢の手にかかりトーリンの仲間たちをはじめ多くの種族たちが犠牲となる中、それでも前へ必死で突き進むビルボ達。闇の大軍勢を目の前にして、彼らがどう突き進んでいくのか必見です。
犬猿の仲がまさかの共闘?
昔から何かしら因縁のあるエルフ族とドワーフ族。彼らはそれぞれ種族としての誇りが高く、表に主張しがち。そのため、人間やホビットたちほど融通の利く性格ではないためか、度々揉め事や争いごとを引き起こしてしまうのです。そんな犬猿の仲にあるエルフ族とドワーフ族ですが、彼らの倒すべき敵が一致した時、その二大勢力が共闘し牙を剥きます。『ロードオブザリング』シリーズまで続く彼らの因縁と関係性は必見です。
種族を越えた恋愛のゆくえは?
『ホビット』シリーズ第2作目である『竜に奪われた王国』から、互いに徐々に惹かれ始めるトーリンの仲間の1人であるキーリとエルフ族の女性タウリエル。彼らの出会いは偶然ですが、その出会いこそが運命の出会いとなります。その先に予想だにしていないことが起こるとは、この時の彼らにはまだ知る由もありません。因縁の種族関係なだけに公に感情を表せない2人。キーリとタウリエルの種族を越えた恋愛の結末とは?
後世に受け継がれる呪われし指輪
壮大な旅から帰った後に書物を書き始めたビルボの最終的な題名となっている『指輪物語』の指輪とは、まさにこの指輪のこと。とある日偶然にも拾った指輪が、後々自分の運命でなく周りにいた仲間たち、そして後世の中つ国の運命をも握ってしまう強大な力を持った指輪の存在感は必見です。純粋無垢なホビットさえも『竜の病』以上の症状で蝕んでしまうこの指輪、その当時のビルボには指輪の真の脅威を知る由もなかったのです。
ロードオブザリングに繋がる登場人物たち
この『ホビット決戦のゆくえ』から続く登場人物たちが、その後の中つ国で歴史を刻むこととなる『ロードオブザリング』シリーズでもストーリーを大きく左右します。例えばエルフ族のレゴラスや魔法使いのガンダルフ、彼らは後にビルボと親戚関係にあるフロド・バギンズと共に旅の仲間として旅に出ることになります。その他にもトーリンの仲間たちの中にも縁がある話が出てくるのです。
ホビット決戦のゆくえの主要キャストを紹介!
『ホビット決戦のゆくえ』でストーリーを大きく左右し彩る登場人物たちを演じる、主要キャスト陣を一挙にご紹介。彼らにとっての『ホビット』シリーズとは?それぞれのキャスト演じる登場人物たちが、この『ホビット』シリーズでどのような立場にいるのかも併せてご紹介します。
『ホビット』シリーズ主人公、ビルボ役マーティン・フリーマン
ビルボ・バギンズ役のマーティン・フリーマンは、その映画の話、それも自分が主役のビルボ・バギンズ役だという話が来た時には、地元の町の大ニュースになるほどの感激ようだったそうです。そして今まで平穏なホビット庄で過ごし服とソーセージにしか興味のなかったビルボが、突然冒険に連れ出されて人の生死を目の当たりにしたりして急激に成長していく壮大な冒険物語だとも語っています。
ドワーフ族の頭領、トーリン役リチャード・アーミティッジ
元々『ロードオブザリング』シリーズの大ファンだったというトーリン・オーケンシールド役のリチャード・アーミティッジ。彼がトーリン役として『ホビット』シリーズのキャストとして加わった時、その場に『ロードオブザリング』シリーズのキャストたちがいて、とても興奮したのだそうです。物語の序盤からすでに大きなものを背負っていたトーリンにとって、その重すぎる旅にビルボの存在はとても重要な存在となったようです。
魔法使いガンダルフ役イアン・マッケラン
『ロードオブザリング』シリーズの3部作からずっと出演している魔法使いガンダルフ役のイアン・マッケラン。彼の演じるガンダルフは、『ホビット』シリーズ、そして『ロードオブザリング』シリーズを通して、2人の小さなホビットに中つ国の運命という大きすぎるものを2度も託すという重要な役割を持っています。彼にとって『ホビット』シリーズが完結する寂しさと、まだ続くのではという思いも持ち合わせているのだそうです。
勇敢な人間の戦士、バルド役ルーク・エヴァンス
ビルボの旅を彩る中で唯一関わりのある人間、バルド役を演じるのはルーク・エヴァンス。この顔を見てピンとくる人も多いのではないでしょうか。そう、彼は実写版『美女と野獣』でガストン役を演じているのです。そんな彼が演じるバルドは、一見凡人のように見えて、実はれっきとした領主の血筋が流れているのです。ルーク曰く、あえて凡人のように演じバルド自身がどこまでやれる男なのかを表現したかったと語っています。
ホビット決戦のゆくえを見た人の感想を紹介!
『ホビット決戦のゆくえ』を実際に鑑賞した人たちの様々な感想をご紹介します。大きなストーリーの最終章というだけあって、多くの人たちがこの作品を鑑賞しているようです。この作品を観た人たちが、何を思いどのように感じたのでしょうか?
CGの炎では、その場の臨場感が生み出せない
#映画 #ホビット決戦のゆくえ 前回の決着である竜殺しの冒頭、竜が街を焼き尽くすがCGの炎は現実感と緊迫感を生み出せない。他の場面は概ね良好で舞台説明の俯瞰映像も大作感が出ている。竜の財宝に魅入られたドワーフ王と財宝が戦乱を呼ぶ構成は解りやすく重厚さと娯楽性の軽めのブレンド70点
— タナカさん (@tanaka3845) June 8, 2015
壮大なストーリーだからこそリアル感が追及されるのか、CGの違和感を感じてしまうという感想もありました。ゴラムのように、キャストが実際に表情や動きをつければリアル感が増しますが、CGを違和感なく組み込むというのは相当高い技術を必要とされるようです。人によってはCG感が丸出しになっているように見えてその場で冷めてしまう人も少なくはないようです。
いい人が一時的に操られ正気に戻るベターな流れ
#ホビット決戦のゆくえ 王様が最初財宝に魅入られたけど、最後の決戦には(これぞ王族)という活躍をした。世界のスタンダードなムードなんだよな。
— Ron@ld's Hip (@whichyoursex) April 28, 2015
元々いい人が悪い人や物にそそのかされ、一時的に操られ正気を失うという流れは、ストーリーによくありがちなベターな流れだという感想もありました。そのベターな流れだからこそ、その流れへの肉付けをキャストや道具、そしてストーリー自体をしっかりとしていくことで、重厚感が増しスリル感や緊張感も与えることができるのです。
余韻に浸れる素敵な作品
#ホビット決戦のゆくえ を見てから3週間経った今でも、感動と切なさが胸から消えない。映画を観た後、こんなにも長く、その余韻が心に残る映画は初めて。毎日、ビルボやトーリン、スランドウィル、中つ国の人々の事を考えてしまう。また近いうちに彼らに会いに行くと思う。#さよならホビット
— Naomi_Khun (@Cheon_Myeong) January 1, 2015
この『ホビット決戦のゆくえ』を観た後、しばらくの間余韻に浸ってしまうというような感想は多くありました。それはキャストが演じるそれぞれの登場人物たちがしっかりと人物成型ができており、共感や感情移入をしやすい等身大のキャラクターになっているからです。このような感想に併せて、このシリーズが完結してしまったことへの寂しさを感じる人も多くいました。
現実世界に戻るのが惜しい映画
全て見終わった感が満々です。
— Elise@ネタバレ専用 (@bluejewel_A) December 14, 2014
素晴らしい物語から現実に戻された時、友人ともども大きな溜息をつきました。
ピーター・ジャクソン監督、スタッフ・キャスト・配給会社・劇場の全ての皆様、素敵な作品を、本当にありがとうございました。#ホビット決戦のゆくえ
この作品はとても世界観がしっかりとしているため、すぐさまストーリーの中に引き込まれてしまうのです。そのため観終わった後には観終わったという達成感に浸りつつも、まだ中つ国の世界の中にいたかったという名残惜しさが同時に押し寄せてくる作品でもあるのです。そういった感想を持っている人も多いようです。
ホビット決戦のゆくえは素晴らしい作品だった!
様々な種族が誇りと意地と生き様をかけて織りなすストーリー『ホビット決戦のゆくえ』。その中には何を押し退けてでも成し遂げたいことや種族を越えた恋愛、そして欲に囚われていく種族のリアルな感情や心情が描かれています。そこにはこの映画から学べることも多々含まれているのです。ただの映画作品の1つではなく、どこかで誰かに感情移入をしてしまうような人間味あふれた素晴らしい作品なのです。