世界から猫が消えたならの感想と原作小説をネタバレまとめ!低評価なのはなぜ?

2012年に原作者、川村元気、マガジンハウス刊行で出版された小説、「世界から猫が消えたなら」ですが、原作小説のあらすじネタバレや感想に触れながら、2016年に上映公開された実写版「世界から猫が消えたなら」の感想や評価に迫ります。原作小説は延べ100万部を突破、実写映画「世界から猫が消えたなら」も公開2日で14万人を動員となりましたが、映画レビューではやや辛口の感想も見受けられるようです。何故でしょうか? 「世界から猫が消えたなら」とはどのような作品かについて触れながら紹介していきます。

世界から猫が消えたならの感想と原作小説をネタバレまとめ!低評価なのはなぜ?のイメージ

目次

  1. 世界から猫が消えたならの感想や原作小説のネタバレをまとめて紹介!
  2. 世界から猫が消えたならとは?
  3. 世界から猫が消えたならの原作小説をネタバレ紹介!
  4. 世界から猫が消えたならの感想を紹介!
  5. 世界から猫が消えたならが低評価なのはなぜ?
  6. 世界から猫が消えたならのキャストを紹介!
  7. 世界から猫が消えたならの感想や原作小説のネタバレまとめ!

世界から猫が消えたならの感想や原作小説のネタバレをまとめて紹介!

「世界から猫が消えたなら」、なんとも印象深いタイトルであるという感想を持ちますが、原作小説、コミカライズ、そして実写映画と展開されました、「世界から猫が消えたなら」とは、どのような作品なのでしょうか? 「世界から猫が消えたなら」を感想や評価、原作小説の感想や評価、キャステイングへの感想など色々な視点から、検証、解説していきます。「世界から猫が消えたなら」にあなたはどんな感想を持たれるでしょう?

2016年5月14日、東宝によって配給、全国290スクリーン展開で上映公開された、実写映画、「世界から猫が消えたなら」は、2012年に作家、川村元気によって発表書籍刊行された小説、「世界から猫が消えたなら」を原作として再作されたものになります。実写映画、「世界から猫が消えたなら」の感想や評価などに触れる前に、「世界から猫が消えたなら」とはそもそもどのような作品であったのかの考察と感想から見ていきましょう。

作家、川村元気による原作小説、「世界から猫が消えたなら」は、2012年10月にマガジンハウスより出版刊行、2014年9月に小学館文庫、2016年4月、小学館ジュニア文庫と続いて小説として刊行出版されました。これを原作として、小説「世界から猫が消えたなら」のコミカライズもなされ、雪野下ろせによる作画で白泉社花とゆめコミックスより、2014年、第1巻となるコミックスが刊行、2016年、最終巻第4巻が発売されました。

原作小説、「世界から猫が消えたなら」の感想やあらすじネタバレ、実写映画、「世界から猫が消えたなら」の感想や評価、ネタバレなどに迫っていきますが、川村元気原作小説「世界から猫が消えたなら」の感想とネタバレに迫る前に、もう少し「世界から猫が消えたなら」という作品について触れてみます。原作小説をもとに、実写映画化の前にコミカライズ、ラジオドラマ、オーディオブックと実は広くメディア展開されています。

2013年には「本屋大賞」にノミネートされ、8位を獲得しました。主人公である郵便配達員「僕」と「僕」の周りの人々にまつわる思い出、「僕」の家族である飼い猫「キャベツ」と亡くなった母、疎遠になった父などに想いを馳せながら、この物語「世界から猫が消えたなら」はそれぞれの事柄への「僕」の感想や感傷、思い出にまつわるエピソードなどを描いていきます。本作は2016年時点で累計部数を101万5000部と記録しています。

世界から猫が消えたならとは?

川村元気原作小説「世界から猫が消えたなら」、実写映画化作品「世界から猫が消えたなら」のあらすじやネタバレ、感想を、まずは2016年5月14日、東宝より配給、全国290スクリーンにて上映公開された、原作小説をもとにした実写映画、「世界から猫が消えたなら」から見ていきましょう。2014年10月8日に函館でクランクインされた、実写映画「世界から猫が消えたなら」は原作者、川村もキャスティングに携わったりしています。

原作者川村の意向を大きく反映させる形で、実写映画「世界から猫が消えたなら」は手掛けられました。監督への依頼も川村元気からのオファーであり、作中に登場する仕掛けや物語、主題歌のミュージックビデオには川村がオファーした監督により、スピンオフ作品というべき世界が描かれ、主人公「僕」や飼い猫の「キャベツ」なども出演しています。女性歌手HARUHIによる主題歌「ひずみ」で実写映画主題歌は歌われました。

監督を手掛けたのは、原作者川村からのオファーを受けて、永井聡です。川村の彼ならば自分の世界観を確立してくれるという感想、希望を受けてのキャスティングです。2014年10月8日に函館でクランクイン、2014年11月22日にイグアスの滝にてクランクアップ。小樽や室蘭、東京都内からブエノスアイレスまでに及んだロケに、原作者川村の並みならぬこだわりと意欲が垣間見えるという感想ですが、では主要人物キャスティングは?

川村元気原作小説「世界から猫が消えたなら」のあらすじネタバレと感想にも触れるキャスティングですが、主要キャストを主人公、「僕」であり、「僕」を同じ顔をした「悪魔」の二役を佐藤健さんで抜擢、「彼女」を宮崎あおいさんでキャスティング、「ツタヤ」を濱田岳さん、「トムさん」を奥野瑛太さん、「ミカ」を石井杏奈、そして「父」と「母」、最期に「キャベツ」の名前を持つキャストの正体、ネタバレへの感想は?

世界から猫が消えたならの原作小説をネタバレ紹介!

では、実写映画「世界から猫が消えたなら」に次体の感想とネタバレと同じく、川村元気著作原作小説「世界から猫が消えたなら」のあらすじと結末、ネタバレを含めて、原作小説、「世界から猫が消えたなら」のネタバレ紹介、原作小説紹介です。川村元気原作小説、「世界から猫が消えたなら」のネタバレ紹介にどんな感想を持たれるでしょうか? 物語の主人公は「僕」舞台は「僕」が体調不良で医師に受診したところから始まります。

郵便配達員を務める主人公「僕」は飼い猫であり家族である「キャベツ」と暮らす30歳の男性です。ある日、体調不良が中々治らず、風邪をこじらせたりしただろうかと医師に受診したところから物語は始まり、主人公である「僕」の運命も動き出します。医師が告げたのは脳腫瘍の告知と僅か七日ばかりの余命宣告です。あまりにも突然で受け入れがたい現実に動き出した「僕」の運命の歯車、目の前に「悪魔」を名乗る相手が現れました。

一日の命と引き換えにしたものの感想

「世界から猫が消えたなら」、主人公、「僕」と映し鏡のような容姿を持つ「悪魔」を名乗る相手が「僕」に持ち掛けた提案のネタバレに告げられるのは、「世界から何かを一つ消す代わりに、お前の命を一日伸ばしてやろう」というものです。ネタバレに行くと、この「悪魔」からの提案への主人公「僕」の持つ感想と提案が、「世界から猫が消えたなら」というタイトルへの主人公、「僕」の感想であり、ネタバレとなってきます。

「世界から猫が消えたなら」、物語の歯車が動き出し、主人公「僕」の歯車も動き出した初日、月曜日から始まります。「僕」と映し鏡の容姿を持つ「悪魔」が「消そう」と「提案」したのは、主人公「僕」がそのときに持っていた「電話」でした。主人公「僕」にそのときにその提案に特に感想はなく、最後に一度だけかけてもいいと告げられた「電話」に思い出したのは数年前に別れた「彼女」のこと。最後の「電話」は彼女に掛けました。

「世界から猫が消えたなら」、火曜日、前日の最後の「電話」に約束した主人公「僕」は「彼女」と待ち合わせを約束して再会し、近況報告などに花を咲かせます。幾つか「彼女」に質問された中でそう言えば「彼女」の好きな場所が「映画館」にあったと思い出した「僕」はそれを告げようとしますが、「電話」は既に消してしまいました。交際当時、携帯がなく連絡がすれ違ったことに想いを馳せ、「電話」に対する感想を思い出します。

「映画」

「世界から猫が消えたなら」、消えた「電話」に対する思い出と感想に、主人公「僕」に次に「悪魔」から告げられたのは、丁度電話の感想に想いを馳せた「映画」でした。水曜日、最後の映画を観るために訪れた友人、「ツタヤ」の勤めるレンタルビデオ店、友人とのやりとりから借りてきたはずの映画のDVDは入れ忘れられていて、作品は見れず、主人公「僕」は「彼女」の勤める映画館に足を運びます。真っ白な二時間のスクリーン。

水曜、「世界から猫が消えたなら」、主人公「僕」が空白のスクリーンに思い出すのは、空白のスクリーンへの感想は、昔に家族で観た映画のストーリーです。思い出の中の感想に仲が良かった家族は、癌で亡くなった母に疎遠になっている父を思い出させます。主人公「僕」が家族に想いを馳せた翌日の木曜、「悪魔」が提案したのは世界から「時計」を消してしまおうというものでした。主人公、「僕」の父親は「時計屋」を営んでいます。

消えた時計

「世界から猫が消えたなら」、主人公「僕」は時計屋を営む父に想いを馳せながらも、飼い猫「キャベツ」に散歩を強請られて呆気にとられます。「キャベツ」が喋ったのは人間の言葉でした。散歩の途中に日課や時間に制限されずに自由気ままな「キャベツ」を見て抱いた「僕」の感想は、人間がどれほど時間に追われて忙しない時計に縛られた生活を送っているかに気付いたというものだと描かれながら、そこに哀しみと驚きが混じります。

「世界から猫が消えたなら」、主人公「僕」は人の言葉を介するようになった飼い猫「キャベツ」が、彼を拾ってきた亡き母のことを全く覚えいていないと感想を漏らした台詞に驚き、「キャベツ」に亡き母のことを思い出してもらうために、語り聞かせるために、両親と「僕」と「キャベツ」で行った最後の家族旅行の写真に、母の最期と母の残した言葉について語ります。木曜日のことでした。クライマックスはすぐそこに「悪魔」の提案。

「悪魔」の提案に「僕」の感想

金曜日、「世界から猫が消えたなら」、主人公「僕」に「悪魔」が提案したのは「世界から猫を消そう」というものでした。主人公、「僕」は「キャベツ」を拾う前に飼っていた亡き家族、「レタス」に想いを馳せます。「レタス」が死んだように母親も亡くなったのだと思い出せば、「悪魔」の提案は自分の家族そのものと記憶を消し去ってしまうことだという感想に辿り着きます。迷いに「キャベツ」の姿を見ようと探せば、彼はいません。

「世界から猫が消えたなら」、街中を駆け回って探し出した「キャベツ」は映画館の「彼女」のもとで保護されていました。再会した「彼女」と「僕」に、「僕」が死んだ世界で生かすよりも自分を消せと頼む「キャベツ」と描かれます。「僕」に「彼女」が一通の手紙を渡しました。それは「僕」の母から生前に預かっていたというもの。亡き母の想いが綴られた手紙に「僕」は「悪魔」の提案を呑まない未来を選びます。「猫」を消さない。

土曜日、「猫が消えてはいかない世界」を選択した主人公「僕」の姿が描かれます。最期の時を過ごすために身支度を整え片付けと整理の途中で見つけた思い出の詰まった色々なものに、子どもの頃のこと、両親とのことを改めて見つめなおして振り返っての感想と結論を父に手紙を書くことに決めます。「世界から何も消えなかった」土曜日の翌日曜、父宛ての手紙をポストに投函して、飼い猫キャベツを預けるために父の下へと向かいます。

世界から猫が消えたならの感想を紹介!

川村元気著書原作小説、「世界から猫が消えたなら」のあらすじとネタバレについて触れてきました。では、2013年には「本屋大賞」にもノミネートされたこの作品の実写映画化、「世界から猫が消えたなら」の感想とはどうなっているでしょうか? 「世界から猫が消えたなら」感想のご紹介です。公開初日2日間で動員14万1691人、興行収入、1億8470万を記録、映画観客動員ランキングにて初登場第3位を収めた本作の感想は?

感想ピックアップ

まずは映画レビューサイトから「泣けた」という感想を紹介します。「この世界の受忍や出来事、物事には全て意味があるのだと感じさせられた」と紹介する声を。「じんわりとくる」という声では原作を読んでいなかったのであらすじが今一つ読み込めない感想だったが、作中中盤からじんわりと胸に来るものがこみ上げて、ラスト近くの「母の手紙」とそれを受け取った主人公「僕」の決断が切ないと涙を誘われると感想を紹介しています。

「考えされられる作品」と評した声と感想も見受けられます。実写映画「世界から猫が消えたなら」は最初に観たときの感想よりも、2度3度と観る内に、突如と余命宣告を受けた主人公「僕」に対する見方や、一つずつ消えてゆく「世界」の持つ意味など、回数を重ねたほどに感想の変わってくる映画であるという感想に、映画「世界から猫が消えたなら」は考えさせられるという感想です。この作品は味わい深いと告げる感想です。

世界から猫が消えたならが低評価なのはなぜ?

2003年「本屋大賞」ノミネート、発行部数は単行本と文庫本を合わせた100万部を突破、オーディオブック化にラジオドラマ化、コミカライズ、そして、実写映画化となった本作、「世界から猫が消えたなら」は、配給された全国290スクリーンで公開初日2日間で14万人以上の動員、興行収入成績、映画観客動員ランキングと見ればとても評価されたように感じますが、本作を見た人々の評価は辛口のようです。何故でしょうか?

世界から猫が消えたなら感想評価

実写映画、「世界から猫が消えたなら」を観た人々の評価としてまとめてみると、本作品、「実写版世界から猫が消えたなら」は評価がまっぷたつに別れたような印象を受けます。ひとつは「純粋に泣ける映画」として、原作からのストーリーに「涙を誘われる」や「生き方って何だろうと考えさせられる」などといった好意的な感想と評価です。大手映画レビューサイトなどを覗いても、こちらの評価もちらほらと確かに見受けられます。

もう一つの評価としては、映画としてはストーリーの中で起伏や山場が欠けており、子どもでは少し難し過ぎるおとぎ話や絵本を映画化した作品といった感が否めないといった、なんとも厳しい意見です。こちらの評価よりの意見をまとめると同じようなものが多く見受けられました。静かに一日に「消えていく」ものと心情描写をメインに描いた作品なので、ファンタジー活劇ならではを期待した方にはこの評価となったのかという印象です。

もうひとつ、原作小説「世界から猫が消えたなら」では、主人公「僕」の飼い猫である「キャベツ」が大きな意味合いを持ち、この作品、実写映画「世界から猫が消えたなら」でも「猫」である「キャベツ」は大きな役割と鍵となる意味での登場人物でしたが、原作者川村の意向により、実写映画「世界から猫が消えたなら」ではファンタジーの住人、「喋るキャベツ」が登場しません。出てくるのは可愛いい「普通の猫」になっています。

これもまた、実写映画化「世界から猫が消えたなら」の評価を分けた一因と言えるでしょう。この作品では大きな意味合いを持つはずの「猫」である「キャベツ」が「普通の猫」でしかなく、可愛いとは思えてもそれ以上の意味を見出せなかったという評価が幾つか見受けられました。実写版「世界から猫が消えたなら」の低評価をまとめると、実写映画化としては「世界から猫が消えたなら」はインパクトに欠けたという意見なのでしょうか?

世界から猫が消えたならのキャストを紹介!

川村元気原作小説「世界から猫が消えたなら」のあらすじのネタバレと感想を紹介しながら、実写映画、「世界から猫が消えたなら」に再び戻ってみましょう。実写映画、「世界から猫が消えたなら」のキャステイングを詳しくご紹介です。主役である「僕」と僕を取り巻く主要人物を演じたキャストを見ていきましょう。主人公、「僕」と「僕と映し鏡の容姿」の「悪魔」、「彼女」、「僕」の友人「ツタヤ」のキャスティングで紹介です。

そんな感想の世界から猫が消えたならキャストとは?

まずは絶対に欠かせない人物、主人公「僕」と「僕の移し鏡」の容姿を持つ「悪魔」を1人2役で、佐藤健さんがキャストとして演じました。所属はアミューズ事務所、高校2年の折にスカウトされ、アミューズに所属されました。2006年のテレビドラマにて俳優デビュー、平成仮面ライダーシリーズで連続ドラマ初主演、その後もNKH大河ドラマ、人気アニメ実写映画化の主演、続編などと活躍され、数々の受賞も果たされています。

次に、「世界から猫が消えたなら」ラストシーンと主人公、「僕」の決断などにも大きく関わることになる「彼女」を宮崎あおいさんで演じられました。東京都出身、平田インターナショナル所属です。4歳で子役デビュー、2001年には初主演した映画で、「ナント三大陸映画祭」で主演女優賞を受賞、その後の活躍も華々しいと言えるでしょう。2005年に人気漫画の映画化でブレイク、2008年にはNHK大河ドラマの主演もされています。

実写映画、「世界から猫が消えたなら」の主人公、「僕」が消した「映画」にまつわるエピソードに出演した友人、「ツタヤ」を、濱田岳さんでキャスティング、演じられました。東京都出身の俳優さんで、所属はスターダストプロモーションです。9歳で芸能界関係者からスカウト、19998年テレビドラマで子役デビュー、映画、テレビドラマ、CM、ドキュメンタリーと幅広く活躍されており、映画やドラマでの受賞歴もお持ちです。

世界から猫が消えたならの感想や原作小説のネタバレまとめ!

2016年上映公開、公開2日間で動員数14万、興行収入、1億8000万、映画観客動員ランキング初日3位と、原作小説の単行本、文庫本合わせて累計100万部出版刊行を記録、ラジオドラマ化にオーディオブック、コミカライズと展開された「世界から猫が消えたなら」の実写化作品についての感想と評価、原作小説、「世界から猫が消えたなら」のあらすじネタバレや紹介、「世界から猫が消えたなら」とはなど、紹介説明してきました。

実写映画化作品のキャストや評価と感想などについても触れながら紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか? 映画館での鑑賞に評価が分かれる作品であることは違いないようですが、それでもこの作品を支持する声は確かにあります。原作小説、コミカライズ作品と共に、実写映画、「世界から猫が消えたなら」を一度は手に取って鑑賞してみられてはいかがでしょうか? 何かを考えさせてくれる作品であるのは間違いないでしょう。

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