ナイトミュージアム2のあらすじをネタバレまとめ！結末の感想も紹介

「ナイトミュージアム2」とは人気映画シリーズ「ナイトミュージアム」の正式な続編として制作された映画です。「ナイトミュージアム2」の原題は「Night at the Museum: Battle of the Smithsonian」となっており、2009年5月22日にアメリカで公開、そのおよそ3か月後の2009年8月12日に日本で公開されました。

「ナイトミュージアム2」は、映画にあまり興味の無い方や、この映画シリーズを見たことが無い方でも一度はこの名前を聞いたことがあるであろう世界的な人気作品です。「ナイトミュージアム2」はスミソニアン博物館の地下保管庫で起こった不思議な出来事を描いたストーリーです。

「ナイトミュージアム2」は前作「ナイトミュージアム」の舞台であったアメリカ自然史博物館からスミソニアン博物館に移っています。一部のシーンはスミソニアン博物館の開館時間中に撮影され、一般入場者の見守る中で撮られています。また、全米脚本家組合のストライキによる影響で製作が1年間延期されるなど、様々な障害はありましたが、「ナイトミュージアム2」は見事世界中で大ヒットを記録しました。

また、「ナイトミュージアム2」は前作である「ナイトミュージアム」の結末後、正式な後継作として描かれた作品であるため、これまでのあらすじが非常に大切になってきます。そこでここでは、「ナイトミュージアム」のあらすじを簡単にネタバレ解説した後に、「ナイトミュージアム2」のあらすじを最初から結末、そして感想までネタバレ解説させていただきます。お楽しみください。

「ナイトミュージアム」(英題:Night at the Museum)とは、「The Night at the Museum」という絵本を原作とした映画で、ショーン・レヴィ（Shawn Levy)によって2006年12月22日に映画作品として公開されました。夜中になると展示物が意思を持って動き出すという奇妙な博物館を舞台に、警備員として働く主人公、ラリー・デイリーと展示物たちの不思議な物語を描いた作品です。

「ナイトミュージアム」シリーズは全部で3部作となっており、2009年には今回ご紹介させていただく「ナイトミュージアム2」が、2014年にはシリーズ最終章として「ナイトミュージアムーエジプト王の秘密ー』が公開されています。それぞれどのタイトルも大ヒットを記録し、「ナイトミュージアム」は人気シリーズの地位を確固たるものとしました。
 

主人公ラリーは、どんな仕事も長続きせず、無色として暮らす日々を送っていました。離婚した元妻と同居中の息子から、仕事を探すように言われたラリーは、職業紹介事業所を訪れ、そこでニューヨークシティの自然史博物館で警備員の仕事を紹介されました。

博物館の新米夜警として働くことになったラリーは、ある日突然ティラノサウルスの骨格標本が台座から消えているのに気付きます。不審に思ったラリーが博物館の見回りをすると、なんとティラノサウルスの骨格標本は意識を持って動いており、ラリーはその姿を目の当たりにします。さらにティラノサウルスだけでなく、その他の展示物も同様に動き始め、何と言葉を口にします。

朝には館内はグチャグチャになっており、ラリーは毎日のように所長に叱られていました。その後、展示物が動く原因が「アクメンラーの石板」にあることを知ったラリーは、息子と共に古代エジプトのブースに閉じ込められてしまいます。しかしラリーたちは苦戦の末、タイムリミットである夜明け直前にアクメンラーの石板の奪還に成功し、展示物たちも博物館に戻すことができました。

しかし、動き出した展示物たちによって館内がグチャグチャになることは防げず、ラリーは博物館を解雇されます。しかし、夜中の出来事によって博物館には来場者が殺到し、ラリーの解雇は取り消される事となりました。 その後、暴れだすことも無くなった展示物たちは、毎夜ダンスやサッカーなどを楽しむようになり、その姿をラリーは毎夜楽しむのでした。

これにて「ナイトミュージアム1」は結末となります。それでは「ナイトミュージアム」のあらすじを知った後は、「ナイトミュージアム2」のあらすじを結末までネタバレ解説させていただきます。この名作「ナイトミュージアム2」はどのような結末を迎えたのでしょうか。是非お楽しみください。

事前情報は以上にしまして、ここからは「ナイトミュージアム2」のあらすじを結末までネタバレ解説します。あらすじは先程の「ナイトミュージアム」のあらすじも多少関わりますので、わからなくなった際には「ナイトミュージアム」のあらすじをご確認ください。この名作のあらすじでどんな感想を抱くでしょうか。それではお楽しみください。

主人公であるラリーは前作「ナイトミュージアム」では、夜間警備員として博物館でアルバイトをしていました。そこで彼は、夜になるとその展示物たちが動き出すという摩訶不思議な出来事に遭遇しました。ラリーはその貴重な経験を活かし、社長として警備会社を立ち上げました。

そしてラリーが設立したその会社は、素晴らしい勢いで順調に経営が進みんでいました。数多くの職を転々とし、失業したあげくに見つけた警備員のアルバイトの経験が功を奏し、あのラリーはもうすでに立派な企業の経営者へと転身していたのです。

ある日、ラリーは久しぶりに以前の職場てあった、自然史博物館を訪れました。そこでラリーは、自然史博物館のリニューアルの話を聞きます。さらにこのリニューアルにあたって、現在自然史博物館に展示している展示物のうち半分はスミソニアン博物館の保管庫に収められるという計画を知りました。その計画を知ったラリーは、夜中に動き出した展示物達と再会を果たします。

そこでラリーは彼らと言葉を交わしますが、やはり彼らは自分達が保管庫に収められることに納得していませんでした。しかし、この事ばかりは今のラリーでもどうしようもならないことです。そして不本意ながらにも、とうとう彼らはスミソニアン博物館の保管庫へと送られてしまいました。

しかし、その夜ラリーにある連絡が届きます。その連絡とはなんと、2年前のあの出来事のように、スミソニアン博物館の展示物たちが暴れまわっているとのことでした。なんと展示物たちに命を与える、石板も一緒にスミソニアン博物館に運ばれてしまったのです。そのため、スミソニアン博物館にもともと展示されている展示物たちも動き出していたのです。

さらに事態はこれだけに留まらず、ラリーはスミソニアン博物館に展示されている展示物の1つであるカームンラーという名前の展示物が、この不思議な石版の力を使って世界征服を企んでいるとのことを耳にします。2年前のあの出来事を経験したラリーです。この事態を何とかするため、彼はスミソニアン博物館に向かうことを決意しました。

スミソニアン博物館に行き、見事石版を手にしたラリーですが、それと同時に日没の時間が訪れてしまいます。そして、もちろんその日の夜も石版の力によって展示物達は動き始めました。ラリーはカームンラーを止めようと動きますが、カームンラーによって捕らえられてしまいます。捕らえられたラリーを救出するため、展示物の仲間達は保管庫から脱走しようとしますが、見張りに見つかってしまいあっけなく捕まってしまいます。

そして、カームンラーがついに魔法の石板を手にいれてしまいます。しかし、魔法の石板の力を使うには石板に秘められた暗号を解読しなければなりません。そこでカームンラーは、捕らえたラリーの仲間の命をと引き換えに、暗号の解読をラリーに迫りました。ラリーはそこにいた飛行士のアメリアと共に問題に立ち向かいます。

ラリーはこの複雑な暗号を解く優秀な頭脳を持った人物を探す必要があると考えました。そこでラリーは、展示されているアルベルト・アインシュタイン博士のもとを訪れます。そして、アインシュタイン博士が出した答えは円周率、つまり3.14という数字であると断言しました。

アインシュタイン博士の出した答えはもちろん正解でした。そしてその答えはカームンラーに伝わってしまいました。彼は己の野望のために、石板の力で地獄の門を開き、自ら悪の軍団を復活させようとしました。そして暗号が入力され、石板の力が解放されます。カームンラーの目の前には、悪の軍団が見事に復活していたのです。

もう打つ手は無いとラリーは絶望に打ちひしがれます。しかしそんな状況の中、一つの大きな影が現れました。それは、展示物の巨大なリンカーンの石像でした。リンカーンの石像はその大きな身体で悪の軍団を蹴散らし、全く彼らを寄せ付けませんでした。

リンカーンの強さに恐れをなした悪の軍団は地獄の門へと逃げ去っていきます。勝利を確信していたカームンラーは、ラリーを殺そうとします。しかし、数多くのラリーを慕う仲間たちが、彼を魔の手から守り抜きます。さらに、自然史博物館の仲間たちだけでなく、スミソニアン博物館の展示物たちも駆けつけ、物語はクライマックスを迎えます。

この戦いを終わらせたのもまた、あの魔法の石板でした。大乱闘の隙をついて、石板を起動させて地獄の門を呼び出します。これによりカームンラーは、地獄の門に吸い取られ姿を消してしまうのでした。展示物たちは歓喜の渦に包まれながら、アメリアの操縦する飛行機で自然史博物館に帰ります。

戦いの中でラリーは、勇敢で心優しいアメリアに心惹かれていました。アメリアもまた、ラリーに恋心を抱いていました。しかし、あくまでも博物館の展示物であるアメリアは、日光を浴びると灰になってしまう運命を背負っています。そんな彼女は悲しい現実を受け入れ、スミソニアン博物館へ一人帰っていくのでした。

その後ラリーは、自分の会社を売却し、そこで得たお金を自然史博物館に寄付しました。寄付にあたっての唯一の条件は、現在の展示物達をそのままにすることでした。自然史博物館はそれを受け入れ、新たな試みを開始します。それは、夜中に動く展示物達自身が博物館のガイドを務めるということでした。

客はこれをCGと思っていますが、自然史博物館には、毎日多くの観光客が訪れるようになり、この試みは大成功でした。そんな中ラリーはある日、博物館を訪れたお客さんの中にアメリアそっくりの女性を見つけます。ラリーは嬉しそうに彼女のガイド役を引き受け、2人は自然史博物館の不思議な冒険へと向かうのでした。

これにて「ナイトミュージアム2」は結末を迎えます。この名作のあらすじネタバレ解説を読んで、どのような感想を抱いたでしょうか。次からは「ナイトミュージアム2」に登場したキャラクターをご紹介させていただきます。

あらすじのネタバレ解説は以上となります。ここからは「ナイトミュージアム2」のキャストを演じたキャラクターも交えながらご紹介させていただきます。ネタバレ解説を見た後だと、感想もキャラクターへの感情移入の仕方も違うでしょう。それではお楽しみください。

ベン・スティラー（Benjamin Edward Stiller）は1965年11月30日生まれ、ニューヨーク州ブルックリン出身の役者さんです。「ナイトミュージアム2」では主役のラリーを演じました。「ナイトミュージアム2」をはじめ、これまで数多くの人気作品に出演しており、現在でも非常に高い人気のある役者さんです。

両親はコメディ俳優、姉も女優と役者一家で育ったスティラーは、10歳の頃から映画を撮り始めるほどの天才でした。1986年にデビューした後、1990年代の始めには、MTVで冠番組を持つほどのスピード感ある出世を果たしていきました。

「ナイトミュージアム」シリーズでも1、２、３全てのシリーズで主人公のラリーを演じており、まさに「ナイトミュージアム」シリーズの顔と言われる存在となっております。スティラーの存在感と見事な演技力が、「ナイトミュージアム」シリーズの成功の鍵となりました。

また、お酒のCMや自身が主演として出演した映画「LIFE!」のジャパンプレミアなどで何度も来日しており、彼と日本はこれまでも深い交流があります。岡村隆史さんやルー大柴さんとも共演しており、今後どのような活動を日本で行ってくれるのか目が離せないスーパースターの一人です。

エイミー・アダムス（Amy Lou Adams）は1974年8月20日生まれ、アメリカ合衆国の役者さんです。彼女もこれまで数多くの作品に出演しており、その活動の幅はテレビや映画など多岐に渡ります。2013、2014年と2年連続でゴールデングローブ賞主演女優賞を受賞するなどその演技力も高く評価されています。

2002年の映画「Catch Me if You Can」で、レオナルド・ディカプリオの恋人役という大役を担いますが、あまり注目はされることなく、彼女の人気は大したものとはなりませんでした。しかし2005年に映画「Junebug」に出演し、インディペンデント・スピリット賞や全米映画批評家協会賞を受賞します。これ以降彼女の評価は一変し、スターへの道を歩んでいきます。

「ナイトミュージアム2」では、飛行士であるアメリアを演じ、彼女の演技が勇敢だったアメリアの姿を思い起こさせるなど多くのポジティブな感想を受けました。世界中で尊敬されている偉人を演じることは、並大抵のものでは無いですが、彼女は見事それをやり遂げることができたのです。

アメリカの映画界に大きく貢献した人物に贈られる「アメリカン・シネマテーク・アワード」を2017年に受賞するなど、彼女が映画界に残した功績は数知れません。今後も活躍が期待される役者さんだけあって、世界中から注目を浴び続けるまさに世界的スターです。

ハンク・アザリア（Henry Albert Azaria）は1964年4月25日生まれ、ニューヨーク州クイーンズ区出身の役者さんです。映画だけでなく舞台や声優、さらにはスタンダップ・コメディアンとして活動するなどマルチな才能を発揮している役者さんです。

幅広い才能で活躍の場を広げるアザリアは、アニメーション作品「ザ・シンプソンズ」でエミー賞を受賞したり、本場ニューヨークのブロードウェイでミュージカル作品に出演したりなど、その才能は各方面で高く評価されています。また、1998年には北米版のゴジラにも出演しています。

「ナイトミュージアム2」では、前作「ナイトミュージアム」に登場したファラオ、アクメンラーの兄、カームンラーを演じています。カームンラーもアクメンラーと同じく、実際の歴史上には存在していない、映画のオリジナルキャラクターとなっております。劇中ではナポレオンやアル・カポネ、イワン雷帝などを従えてラリーたちの前に立ちはだかる非常に存在感のあるキャラクターを演じました。

それではここからは「ナイトミュージアム2」を観た人の感想や評価をご紹介させていただきます。あらすじのネタバレ解説をしっかり結末まで知った後だと感想も気になるところでしょう。この名作を見た人はどのような感想を抱いたのでしょうか。それではお楽しみください。

「ナイトミュージアム2」はその映画のクオリティもさることながら、シリーズ全体としても非常に人気のある作品なので、好評な感想は非常に多い映画です。結末としてもハッピーエンドなので、見ている方々もどこか幸せな気持ちで帰る事のできる作品と言われています。

このように、実際は会うことのできない歴史上の人物と会うことができるという世界観は、多くの人の心を掴み、非常にポジティブな感想を引き出しています。たしかに日本の偉人で考えてみるとまた違ったストーリーが想像できておもしろいでしょう。

このように、登場するキャラクターの偉業や歴史を自ら楽しく学びたくなるといった感想もあります。たしかに普通に勉強するのは大変かもしれませんが、このように映画から興味を持って勉強するととても楽しい勉強になること間違い無しです。

「ナイトミュージアム2」は数多くの人が観た作品のため、好評な感想もあれば不評な感想も勿論存在します。不評な感想とはいったいどのような感想なのでしょうか。こちらも是非ご確認ください。

初代「ナイトミュージアム」でこのシリーズは爆発的な人気を獲得しました。「ナイトミュージアム2」も同じく爆発的な人気を獲得しましたが、やはり初代で得たブランドの効果も大きい点があったのでしょう。映画としてが物足りないといった感想もありました。

このように、やはり初代「ナイトミュージアム」と比較すると若干劣るといった感想が多い事も事実です。実際シリーズ物の2作目は不評な感想もあったりとやはり初代で与えた衝撃がどれだけ大きかったかを理解することができます。

いかがだったでしょうか。今回は映画「ナイトミュージアム2」のあらすじをネタバレ解説させていただきました。最後に感想もご紹介させていただきましたが、最終的にはこの映画を観る人によりけりです。実際に観ると、あらすじだけではわからない楽しい演出や、役者の演技の素晴らしさに気付くことができます。これを読んで興味を持った方は、ぜひ一度「ナイトミュージアム2」をご覧ください。