ビリギャルの通っていた塾はどこ？名古屋の坪田塾の場所や評判を徹底調査

「ビリギャル」は、名古屋の高校生の大学受験物語である。そして、その「ビリギャル」のモデルとなった高校生が通った塾の名は、坪田塾である。今回は、まず「ビリギャル」あらすじを紹介し、坪田塾がどこにあり、どのような塾であるかを紹介していく。

「ビリギャル」の原作は、2013年に坪田塾塾長の坪田信貴によって著されたノンフィクション小説である。「ビリギャル」は略称で、正式な書名は「学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶応大学に現役合格した話」である。以下、この書名を「ビリギャル」とする。

「ビリギャル」が著された2年後の2015年、土井裕泰監督、有村架純主演により「ビリギャル」は映画化された。映画が公開される直前、小説では文庫特別版が刊行された。映画「ビリギャル」は、2016年末に地上波で初放送された。

さやかは、「ビリギャル」の主人公であり、「ビリギャル」のモデルとなった実在人物である。さやかは幼いころから学校になじむことができず、転校を繰り返していた。ある日、さやかは下校途中にとある中学校の制服に目を奪われた。それを眺めていたさやかの母が、その中学校に入ればエスカレーター式に進学できるから楽ができると言ってその中学校への進学を勧めた。

さやかは合格し、その中学校内のおしゃれが好きな集団と仲良くなった。しかし、彼女らと行動するに連れて素行が悪くなり、勉強せず遊ぶ生活が続くようになった。そのため高校では最も出来の悪いクラスに入れられた。さらに、さやかの担任がさやかのバッグからたばこのケースを発見したため、さやかは自宅謹慎となった。

自宅謹慎中さやかの母は、さやかに塾の広告を見せ、塾に通わせることにした。入校テするやいなや、塾の担任はさやかに高い目標を持たせるため、志望校を慶應義塾大学にさせた。それからは塾の担任や勉強に励む仲間とともに、勉学に励むようになった。

さやかはまず、小学4年生のドリルから勉強するようになり、友だちと遊んでいる間もドリルを続け、着実に学力を続けていった。論文が苦手なさやかに、塾の担任は本をたくさん読むように指導された。さやかはその指導に従ったので、学力が伸びた。

しかし、塾の担任は、さやかの母にスタートが遅すぎてさやかの慶應義塾大学受験に間に合わない可能性を話し、塾を週6コースに変更するように勧めた。母は積み立てたお金を下ろし、親戚に借金をして塾の費用を準備した。それでも足りない分は夜に働いて補うことにした。

さやかは、その母の気持ちに応えるべく勉学に励んだ。それを見たさやかの友だちは、受験が終わるまで一緒に遊ばないと決心した。さやかはその応援に応えるべく、髪を切り、地味な服装をし、遊びたい気持ちを抑えることに努めた。

やがて模擬試験の合格判定が気になる時期が来ると、E判定しか出ないさやかに迷いが出た。塾の担任につらく当たることもあった。しかし、野球を途中でやめてしまった弟を見ていて志気が戻り、さやかは再び勉学に励むことになった。秋の模試では合格率50％を示すC判定が示された。

慶應義塾大学受験日が近づいた。さやかはまず滑り止めの大学を受験し合格した。慶應義塾大学の受験に臨んだとき、さやかは二つの学部を受験したのだが、一つ目の学部を受験する直前に塾の担任からもらったコーヒーのみ、それが原因で試験中に何度もお腹が痛くなった。とても受かる状況ではないとさやかは落ち込んだ。

二つ目の学部の試験では、さやかの苦手な論文が出題された。しかし、塾の担任の言葉を思い出し、論文を書いていった。その後さやかは二つ目の学部に合格した。当初父はさやか対立していたが、さやかの懸命な姿に心を動かされ、さやかが東京に出発する日、さやかと和解した。

奇跡的な合格を果たしたさやかであるが、さやかが通っていた塾が、「ビリギャル」でも登場する「坪田塾」である。その坪田塾がどこにあるかというと、主に愛知県名古屋市内にある。本校は、JR名古屋駅から地下鉄桜通線車道駅のすぐ近くにある。JRなら、中央線千種駅が最も近い。

坪田塾本校周辺には名古屋で有名な繁華街、栄がある。さらにその周辺にはテレビ塔、名古屋城があり、名古屋市中心部からほど近い場所である。東海道新幹線などが通り、東海地方最大の駅である名古屋駅からは、桜通線を使うと約10分で到達できる。JR中央線を使うと、千種駅から歩く時間を含めると名古屋から約15分で到達できる。

坪田塾は、2018年8月現在では5つの校舎を構える。本校のほかに、名古屋には星ヶ丘校と赤萩校がある。その2校はどこかというと、星ヶ丘校は名古屋市街地から少し離れて地下鉄東山線星ヶ丘駅のすぐ近くにある。JRを使う場合、名古屋駅か、中央線千種駅で地下鉄東山線に乗り換えである。赤萩校は本校からほど近い場所にあり、地下鉄桜通線車道駅からすぐ近くの場所にある。

坪田塾は名古屋のみならず、東京、大阪にも校舎を構える。東京の坪田塾はどこにあるかというと、東京メトロ丸ノ内線または大江戸線本郷三丁目駅近くにある。その場所は東京大学本郷キャンパスからほど近く、数分歩けば赤門を拝むことができるが場所である。JRを使う場合、山手線や京浜東北線が通る御徒町で丸ノ内線に、中央線や総武線が通る御茶ノ水で大江戸線に乗り換えである。

大阪の坪田塾はどこにあるかというと、近鉄大阪上本町と地下鉄谷町線または千日前線谷町九丁目の近くにある。大阪市中心部から少し外れるが、地下鉄に数分揺られると大阪の南の中心地、なんばや道頓堀に行くことができる場所である。JRを使う場合、大阪環状線鶴橋駅で地下鉄千日前線に、同線天王寺駅で谷町線に乗り換えである。

ビリギャルを育て上げ、「ビリギャル」に登場した坪田塾が創立したのは、「ビリギャル」が発表された後の2014年である。しかし、坪田塾の原点は、60年以上前に幼児教育を始めたことである。

大学受験を控えた世代の子どもに「自信をつけること」、『居場所を作ること」、「他社への敬意」を共に身につけていく一つの手段として、子どもたちの個性に合わせて「人間として生きていくいく力」を養ってきた教育機関が、「子別指導　坪田塾」を開塾した。

そんな坪田塾の教育方針は、次の通りである。まずは、先生が勉強の仕方を教える。続いて生徒自信がテキストから学ぶ。それから、生徒が分からないところを先生に質問する。先生は生徒が自分で答えを見つけられるようにアドバイスする。

そのあと生徒がその範囲のテストを受け、先生がテストの採点をする。そして、生徒が理解していない部分の確認を先生が行い、学習を記録する。これを繰り返すことが坪田塾の教育方針となっている。

そのような方針をとっている坪田塾は好評で、やる気のある先生方の指導の下で実際に成績が上がったという口コミが多い。そのため2016年の入塾では3月の時点でキャンセル待ちとなった。

ビリギャルが慶應義塾大学に合格したほかにも、新入生のうち約15％が家庭での学習時間がほぼ皆無で、学年最下位程度の順位で入塾した。しかし、その約4分の1が偏差値60以上の難関校に合格している。

さらに坪田信貴は新たな挑戦を始めた。2016年4月、坪田信貴は「N塾」を開塾した。N塾は、坪田信貴が塾長を務めた「東大受験専用」の個別指導塾である。そこで塾生は、「最短1年で東大合格」を掲げ、全寮制の缶詰状態で勉強を行った。

入塾者を選ぶために試験と面接を行ったが、入塾希望者を成績だけで判断せず、総合的に東大進学に適した生徒を採用した。このN塾は2018年3月をもって閉鎖されてしまったが、そこに通った生徒は成績を劇的に向上させた。

ある高校3年生の生徒の場合、入塾直後の4月時点でセンター試験の過去問を解かされたところ英語は200点中35点、数学1Aは100点中24点であった。しかし、5月の模試では英語は100点以上成績が上がって141点、数学1Aも50点以上上がって77点になったという。

坪田塾に通う費用は、1時間あたり約2000円である。なお、公式HPによると成果を上げるためには週6時間以上の受講が必要とされている。この場合に一月にかかる費用は6×4×2000=48,000円である。年間にかかる費用は48,000×12=576,000円となる。同じ個別指導塾の年間塾代の相場が50~100万円程度であるから、この場合はおよそ相場と同じくらいになる。

ビリギャルさやかの通っていた坪田塾は、個人に寄り添うことによって受験生の成績を向上させていた。坪田塾は本拠地名古屋だけでなく、東京、大阪に進出し、さらには坪田塾の塾長は東大進学専用の個別指導塾を開いた。坪田塾の評判はよく、業績もあるので、今後も坪田塾は躍進を続けるだろう。