虹色デイズの映画ネタバレあらすじと感想!キャストやラストの結末も紹介

少女漫画ながら男子目線の青春を描く形でヒットした虹色デイズ。原作漫画も完結しアニメ化もされた虹色デイズですが、実写映画化もされ公開されました。男子目線で描きながら学園系少女漫画の王道である学校のイベントを利用した友情と恋愛の青春物語となるあらすじの映画は高い人気を集めています。今回は虹色デイズの映画をネタバレありであらすじやキャスト、さらに既に視聴した人のネタバレ感想なども紹介していきます。

虹色デイズの映画ネタバレあらすじと感想!キャストやラストの結末も紹介のイメージ

目次

  1. 虹色デイズの映画あらすじと感想をネタバレ紹介!キャストや主題歌は?
  2. 虹色デイズとは?
  3. 虹色デイズの映画キャストと登場人物を紹介!原作キャラと画像比較!
  4. 虹色デイズの映画あらすじをネタバレ紹介!
  5. 虹色デイズの映画結末をネタバレ紹介!
  6. 虹色デイズの映画主題歌を紹介!
  7. 虹色デイズの映画を見た人の感想を紹介!
  8. 虹色デイズの映画あらすじやネタバレ感想まとめ!

虹色デイズの映画あらすじと感想をネタバレ紹介!キャストや主題歌は?

多くのラブコメ系少女漫画がメインターゲットである女子目線で描く事が多いのに対し、男子、それも4人もの男子を主人公にした友情青春ラブコメ、それが虹色デイズです。そんな少女漫画を原作に映画化された作品が実写映画版虹色デイズです。

原作漫画を持つ映画だとどうしても気になるのが映画になる場合のあらすじやキャスト、そして作品のイメージを決める事になる主題歌などです。今回は実写映画虹色デイズのあらすじや感想をネタバレありでまとめつつ、青春系の実写映画化という事で気になるキャストや作品を彩る主題歌などについてもネタバレしていきます。

映画『虹色デイズ』公式サイト

虹色デイズとは?

虹色デイズは北海道出身の少女漫画家、水野美波さんが集英社の漫画雑誌別冊マーガレットにて2012年2月号より連載を開始した作品です。これまでは読切での掲載が多かった水野さんにとっては初めての連載作品で、その最大の特徴は少女漫画でありながら男子を主人公にし、しかもスポ根系や不良系にする事なく学生としてありふれた日常を描く青春漫画として仕上がっている点です。

虹色デイズはその男子目線での物語が受けて徐々に人気を集めると、集英社のデジタルコンテンツ「VOMIC」の作品として選ばれた後、2014年にはドラマCD化し2015年にはテレビアニメ化も決まり、2016年冬クールから2クールアニメとして放送されました。その他にも小説化やアニメ化の際にはWEBラジオなども展開されかなりマルチなメディア展開がされています。

原作の連載も好調で、2017年4月号の連載終了まで高い人気を集め続けました。作品内を3つのシリーズに分けており、本編となる虹色デイズはもちろん、男子側に比重を寄せた「虹色日和」シリーズ、女子側に比重を置いた「RainbowGirl」シリーズを連載し、付録や増刊号などに掲載され作品の幅を広げる事になっています。原作コミックは累計で300万部発行され番外編も合わせて全16巻が発売されています。

そんな人気作である虹色デイズの人気を受けて連載終了後に発表されたのが実写映画化です。虹色デイズは4人の男子が全員主人公という群像劇的作品であるという事もあり、その男子4人を演じる4人の若手俳優が全員主演という「カルテット主演」での元々の原作ファンにも嬉しい形で公開される事が発表され、2018年7月6日についに公開されたのです。

虹色デイズの映画キャストと登場人物を紹介!原作キャラと画像比較!

ここからは実写映画版虹色デイズに出演するキャストを演じる登場人物のネタバレと共に紹介します。上記でもネタバレしたように映画虹色デイズは男子4人全員が主人公である為、映画でも誰か1人を主演として絞る事なく、男子4人全員が主演のカルテット主演という方式が取られています。これまでもW主演の形式を取る映画は少なくありませんでしたが、4人の主演を置くカルテット主演の虹色デイズは非常に珍しい作品です。

佐野玲於/羽柴夏樹役

視点的な意味で主人公と言えるのが羽柴夏樹です。周囲からは「なっちゃん」の愛称で呼ばれる事が多くなっています。乙女チックな夢や妄想を膨らませる事が多くいじられキャラであり、恋愛面も奥手で積極的ではないキャラクターとして描かれています。また中学時代に部活でやっていたテニスが得意な他、少しだけですがピアノを弾く事ができます。原作で行われた人気投票では3位の座に輝いています。

そんな羽柴夏樹を演じるキャストがGENERATIONSfromEXILETRIBEのメンバーでもあり、パフォーマーとして活躍する佐野玲於さんです。GENERATIONSfromEXILETRIBEのメンバー、パフォーマーとしての活躍はもちろん、モデルや俳優としての活動も増えており、ソロで写真集を発売するなどの活動も目立つようになっています。

俳優としてはこれまでにドラマでは「シュガーレス」で向井司朗役、2012年版「GTO」にて宇佐美太一役、ドラマから続く映画シリーズとして出演を続けている「HiGH&Low」シリーズのタケシ役で出演しています。また虹色デイズ以降に公開される作品では「ハナテイ・ベイ」でのタカシ役、「PRINCE OF LEGEND」の綾小路葵役での出演が発表されています。

中川大志/松永智也役

奥手ななっちゃんと対比するように女好きなキャラクターとして描かれるのが松永智也、通称まっつんです。作者の水野さんいわく、「まっつんが視点となる主人公ポジでも問題なく描ける」キャラクターとして仕上がっています。原作でもいがみ合う事も多いまりに徐々に惹かれていく姿が描かれています。原作ではシスコンのような一面も見られますが本人は否定しています。人気投票では4位になっています。

そんなまっつんを演じるキャストが俳優の中川大志さんです。2009年に俳優としてデビューするとこれまで多数のドラマ、映画に出演してきました。ドラマでは2012年版「GTO」にていじめられっ子の吉川昇役「家政婦はミタ」にて阿須田家の長男翔を演じている他、大河ドラマなどにも出演、映画では「四月は君の嘘」の渡亮太役、「ReLIFEリライフ」では主人公川崎新太役などを演じています。

横浜流星/片倉恵一役

ドSで年上好きなキャラクターとして描かれるのが片倉恵一、通称恵ちゃんです。スポーツが好きでどんなスポーツでもある程度こなせますが本人的にはバスケットボールが好きでたまにバスケ部にも参加するなどしています。原作では人気投票で2位を獲得する人気キャラクターですが、映画に合わせてどうしても描かれるエピソードが少なくなってしまったキャラクターです。

そんな恵ちゃん役を演じるキャストが俳優の横浜流星さんです。小学6年生の時にスカウトされて芸能界入りすると、俳優として活躍をするようになります。ドラマ「リアル鬼ごっこTHEORIGIN」にてレギュラー出演を果たすと、「列車戦隊トッキュウジャー」ではトッキュウ4号の声を演じるなど特撮系の作品での出演が目立つ俳優さんです。極真空手で初段の腕前で世界大会で優勝した実績からアクションシーンも得意としています。

近年では特撮以外の作品への出演も増えており、ドラマでは「JKは雪女」の安藤怜役、ドラマから映画へと続いたシリーズ「兄友」では主演として西野壮太役を演じている他、映画では「オオカミ少女と黒王子」の日比谷健役、「Honey」の三咲渉役など、特に虹色デイズもそうであるように少女漫画から映像化された作品にも多数出演するようになっています。

高杉真宙/直江剛役

映画では優等生的な一面が目立つのが直江剛、通称つよぽんです。仲良しグループの中で唯一勉強ができる側であり、高校卒業後は東京に上京して早稲田大学に行きたいと考えています。原作では元々オタク気質の強いキャラクターとして描かれつつもその趣味を隠していたエピソードなどがあります。原作では元々登場を予定していないキャラクターだったにも関わらず人気投票で1番を獲得するようなキャラクターになっています。

そんなつよぽんを演じたキャストが俳優の高杉真宙さんです。2009年より俳優として活動を開始すると特撮などの作品にも積極的に参加し、演技力の高さを評価されています。同時に漫画原作の作品への出演経験も多く、ドラマでは「仮面ライダー鎧武(ガイム)」で呉島光実役、「賭ケグルイ」の鈴井涼太役、映画では「PとJK」の大神平助役「ReLIFEリライフ」の大神和臣役などで出演しています。

吉川愛/小早川杏奈役

特に映画虹色デイズにおいてはメインヒロインとも言えるのが小早川杏奈です。なっちゃんと同級生でどちらかと言えば無口でおとなしいキャラクターとして描かれています。またまりとは元々親友で、人間不信気味のまりが唯一心を開ける相手でした。一方で天然な一面も持ち合わせ、なっちゃんに買ったプレゼントをバイト先に忘れる、ナンパされてもぽかんとしているなどと言ったエピソードが描かれています。

そんな杏奈役のキャストが女優の吉川愛さんです。子役として3歳で「吉田里琴」名義で芸能界デビューを果たすと子役として多数の作品に出演、2016年4月にに学業に専念する事を理由に引退、一般人として普通にアルバイトをするなどして生活しますが、現在の所属事務所である研音に吉田里琴であるとは知らずにスカウトされた事をきっかけに女優復帰を決め、2017年4月に芸名を現在の吉川愛に改めて再デビューしました。

1度目の引退前の吉田里琴名義ではこれまで映画では「クロサギ」「ひみつのアッコちゃん」、ドラマでは「山田太郎ものがたり」「メイちゃんの執事」「あまちゃん」など多数の作品に出演していますが、吉川愛名義での再デビュー後はドラマでは「相棒」「崖っぷちホテル」などのいくつかの作品にゲスト出演しているものの、映画出演作は虹色デイズが初の作品となっています。

恒松祐里/筒井まり役

読者や作者から「ツンギレ」という称号を得た杏奈の親友が筒井まりです。過去の経験から大の男嫌いであり、人間不信的な面もあり、口悪く言う事で人を近付けないようにしているようにしており、当初はなっちゃんらにも嫌悪を示していました。唯一心を開ける存在だった杏奈と常に一緒に行動しており、杏奈をきっかけにし徐々になっちゃん達の事も受け入れていきます。

そんなまりを演じたキャストが恒松祐里さんです。2005年にドラマ「瑠璃の島」で子役としてデビューし、その後多数の作品に出演してきたまだ若いながら実績を持つ女優さんです。また2013年には「FNS27時間テレビ」にて明石家さんまが好きな女性を選ぶ企画「ラブメイト10」にて6位に選ばれて話題になった事があります。

これまでの出演作はドラマでは「ハガネの女」で高田百合役、連続テレビ小説「まれ」にて湧作友美役、大河ドラマ「真田丸」にてすえ役、映画では「半分の月がのぼる空」にて夏目未来役、「俺物語」で千春役、「咲-Saki-阿知賀編 episode of side-A」にて松実玄役を演じている他、「アイネクライネナハトムジーク」にて小田美緒役を演じる事も発表されています。

堀田真由/浅井幸子役

主人公4人のうち唯一彼女がいるつよぽん。その彼女が浅井幸子、通称ゆきりんです。誰に対しても明るく接する性格で、つよぽんがオタクである事ももちろん知っており、幸子自身もオタクな側面を持っています。映画でも彼女として登場し、進学先でつよぽんと悩むシーンなどが登場しています。また原作では主人公男子4人に続いて人気投票で5位を獲得するなど、人気の高いキャラクターです。

そんなゆきりんを演じたキャストが女優の堀田真由さんです。2014年に行われた現在の所属事務所であるアミューズの「オーディションフェス2014」にてWOWOWドラマ賞を受賞、ドラマ「テミスの求刑」の平川穂乃果役のキャストとしてデビューしました。連続テレビ小説「わろてんか」にて藤岡りん役を演じた事でも話題になった女優さんです。近年ではドラマ「チアダン」などにも出演しています。

坂東希/千葉役

後述するあらすじのネタバレでは登場シーン的に描けませんが意外と重要なキャラクターが千葉ちゃんです。なっちゃんのクラスメイトであり、サバサバした性格で、なっちゃんら4人とつるむ事もあります。その性格故になっちゃんと仲良さそうに話す事が、なっちゃんへの思いを自覚し始めた杏奈となっちゃんがさらにすれ違う原因になってしまいます。良くも悪くもなっちゃんの良き友達です。

そんな千葉ちゃん役のキャストがダンサー、モデル、Flower、E-girlsのメンバーとしても活躍する坂東希さんです。女優としての活動は少ないものの、これまでにも2012年版「GTO」への出演やドラマにも映画にもなっている「HiGH&LOW」にも出演しています。モデルとしては東京ガールズコレクションへの出演などもしており、マルチに活躍する女性です。

虹色デイズの映画あらすじをネタバレ紹介!

ここからは虹色デイズの映画のあらすじをネタバレありで紹介していきます。原作となるコミックからはやはり1つの映画としてまとめる為にあらすじが大きく変わっている点もあるので、今回はあくまでも映画版のあらすじのネタバレです。

仲良し4人組

なっちゃんこと羽柴夏樹、まっつんこと松永智也、つよぽんこと直江剛、恵ちゃんこと片倉恵一は性格や趣味も違うのに大の仲良し4人組です。やんちゃな4人組は放課後もいつも一緒に過ごすような仲です。そしてそんなメンバーの1人、なっちゃんが、クラスメイトである小早川杏奈に片思いをします。その思いは自覚しているにも関わらず奥手でLINEの交換すらもできないなっちゃんに他の3人はモヤモヤした想いを抱えています。

なんとか杏奈に接触する為、なっちゃんは毎日電車通学の杏奈が電車から降りてくる時間に合わせて偶然を装って駅に向かい声をかけるタイミングを計っていました。とある日、偶然の流れから杏奈からハンカチを借りる事になるなっちゃん、意を決してついに連絡先を聞こうとしますが、そこに杏奈の親友で大の男嫌いのまりが立ちはだかり失敗します。

高2の夏

その後季節が夏に移り変わってもまりのがっちりしたガードできっかけを掴めないでいるなっちゃん。一方でつよぽん以外の3人は成績不振でこのままでは留年という危機に陥ります。つよぽんの一計により杏奈に臨時の家庭教師を頼みこの危機を乗り切ろうと試みます。勉強会には、本来必要のないつよぽん、杏奈のガードにまり、さらにはつよぽんの彼女のゆきりんも参加します。

周囲の気遣いもあってようやく接近を始めるなっちゃんと杏奈。一方で早稲田にいきたいつよぽんと地元で進学したいと考えるゆきりんはお互いに悩んでいました。そしてまっつんは徹底して杏奈をガードをするまりの事が気になるなどなっちゃんと杏奈以外のメンバーのそれぞれの思いも交差するようになります。

杏奈達の協力もあってなんとか留年の危機を脱すると、なっちゃん、まっつん、つよぽん、恵ちゃんは杏奈、まり、ゆきりんと共に縁日に出かけます。なっちゃんが杏奈に彼氏がいない事を確認する一方でまっつんはさらにまりに惹かれていきます。男子4人は過ぎゆく季節の中でそれぞれの将来の為に協力する事を誓い合います。

高2の冬

杏奈達と共にクリスマスパーティーを企画する4人、その企画には杏奈の発案によって年末が誕生日でなかなか誕生日パーティーを開けないまりの誕生日パーティーも兼ねていました。協力して仲良く準備を進める4人と杏奈でしたが、杏奈が男子達と仲良くする事を面白く思わないのがまりでした。誕生日パーティー当日にはそのイラつきを隠せず、その場から飛び出してしまいます。実はまりは杏奈に友達以上の感情を抱いているのでした。

複雑な心境を抱えるまりに思わずキスをしてしまうまっつん。ここからまっつんとまりの距離が徐々に近づいていく事になります。同時にその日みんなでのパーティーを楽しむ為に高熱がある事を隠していたなっちゃんは、まりを追い掛ける過程で倒れてしまいます。身体を支えた杏奈とキスをしてしまうなっちゃん。しかし高熱故になっちゃんはその事を覚えておらず、杏奈はなっちゃんを避けるようになってしまいます。

虹色デイズの映画結末をネタバレ紹介!

ここからは虹色デイズの映画版のあらすじの結末を紹介していきます。連載が終了し、完結してから製作されている映画版虹色デイズですが、原作となる漫画版とは結末が異なります。漫画版では卒業式、そしてその後の物語が少し描かれる形で終了しますが、ネタバレすると映画ではそれより前のエピソードである文化祭を最後にしているのです。

高校最後の文化祭

杏奈がなっちゃんへの思いを自覚して以降も色々な出来事によってすれ違いを重ねるなっちゃんと杏奈。お互いの思いを知っている周囲はそれぞれに助け船を出します。文化祭当日まっつんはまりを連れ回しその思いを受け止めようとし、恵ちゃんは事前になっちゃんに杏奈に気がある事を伝えてなっちゃんを焦らせます。つよぽんは思いは伝えなければ伝わらないとなっちゃんに説きなっちゃんの背中を後押しします。

周囲の導きによってプラネタリウム展示室で一緒になったなっちゃんと杏奈。ついになっちゃんは杏奈に想いを伝えます。杏奈もその思いに答えてキスをしました。つよぽんや恵ちゃん、まっつんが後押しした事を知ったなっちゃんは渡り廊下で4人、虹を眺めながら記念撮影します。以上が映画虹色デイズのネタバレありの結末になります。

虹色デイズの映画主題歌を紹介!

映画化作品となるとキャストやあらすじなどと共に気になるのが主題歌です。虹色デイズの映画のイメージにも大きく影響する主題歌を手掛けたのは誰なのでしょうか。ここからは虹色デイズの主題歌を紹介していきます。

主題歌ワンダーラスト/降谷健志さん

虹色デイズの主題歌「ワンダーラスト」はミクスチャー・ロックバンドDragonAshのボーカル&ギター、Kjの名義でも活動する降谷健志さんです。1996年から活動を開始し、現在でも精力的にバンド活動を行っている他、同バンドでも手掛ける作詞作曲家として個人名義にて楽曲提供なども行っています。またミュージシャンとして活動する一方、俳優としてもいくつかの作品に出演した事があります。

虹色デイズは挿入歌も豪華!?

虹色デイズには主題歌である「ワンダーラスト」以外にも多数の曲が挿入歌として提供されています。フジファブリックさんからは「虹」と「バウムクーヘン」の2曲、阿部真央さんから「17歳の唄」、Leolaさんから「群青」、そしてSUPERBEAVERさんから「YourSong」が提供されています。

これらの挿入歌は今回の虹色デイズに合わせて作られたというわけではなく、それぞれのアーティストが既に持っていた曲の中から虹色デイズのイメージに合う曲を選んだ形になっています。それぞれ作詞作曲もしている事もあり、今回提供した曲以外にも虹色デイズの挿入歌でもおかしくないような曲もありました。

虹色デイズの映画を見た人の感想を紹介!

SNSの普及で誰でも手軽に映画の感想を書けるようになった事もあって、虹色デイズには賛否それぞれ多くの感想が寄せられています。ここからは虹色デイズの映画を実際に視聴した人の感想をネタバレありで紹介していきます。

不評な感想を紹介!

原作にコミック作品などを持つ映画にはどうしても好評不評どちらの感想もあるのが常ですが、虹色デイズに限ると不評の感想がどうしても目立ちます。特に原作を知っている人、原作ファンからは不評が集まる結果となっています。大きく分けると「キャスティング」「あらすじ」「キャラクター改変」などの要素が不評を集める原因となっているようです。

キャストに関しては、イメージに合わないという人が多いようです。その代表例がなっちゃんこと夏樹を演じた佐野玲於さんです。パフォーマーでもある佐野玲於さんは体系的にスポーツなどが得意なわけではないなっちゃんに合わないとする声、佐野玲於さんがこれまで演じてきた役どころのイメージとの不一致など、虹色デイズ原作ファンはもちろん佐野玲於さん個人のファンの人も首をかしげるキャスティングだったようです。

また上映時間の決まっている映画として収める以上仕方ないという前提を元にではありますが、原作からのあらすじの改変にも不評が集まっています。ネタバレすると男子4人全員が主演であるカルテット主演を推しながらその実質的な主人公はなっちゃん1人であり、それ以外の3人のキャラクターエピソードのカットも多く、それぞれの良さが表現しきれていないという声が多いです。

また原作漫画の連載が終わってから映画化が発表され製作された作品だけに、原作のあらすじで描いた卒業までを描かない事もあらすじの不評に繋がっています。上記でもネタバレしたように確かになっちゃんと杏奈の思いが通じあうのは映画の最後である高校3年生の文化祭ですが、なっちゃんと杏奈に絞ってもいいから、その後も描かれているのだから見たいという感想も多いです。

さらにいえば原作ファンからすると虹色デイズは男子4人組の「青春物語」であるのに対し、映画となった虹色デイズは「青春物語」の一部であったはずの「恋愛物語」としての側面が強いとする声もあります。その恋愛物語もなっちゃんと杏奈以外には「いつのまに?」というような急接近をしているような場面、逆に全く描かれない場合も目立ちなっちゃんと杏奈の物語以外は破綻している、お粗末であるとする不評もあります。

その代表的な例がつよぽんで、上記のネタバレあらすじでも書いた冒頭で描いた「進学先と彼女の天秤で迷う」というエピソードは以降、触れられる事なく映画が終わります。4人の中で唯一彼女がいる状態というステータスだけの為ならエピソード自体を無くせばいいのに、回収もしないでほったらかし。これはほんの一例ですが、他にも「これだけカットしたなら伏線となるこのエピソードもいらないよね?」という話が多いようです。

あらすじの改変に伴って行われたであろうキャラクターの改変にも不評が集まっています。ネタバレすると特に恵ちゃんとつよぽんはそれぞれの特徴的な要素である「さわやかドS」「オタク」という要素があまり見られなくなり、ネタバレですが主演というにはあまりにも個性が無く目立たないキャラクターになってしまっています。原作では人気の高いキャラクターであるだけにその扱いが不評な感想に繋がっています。

もちろん、これらの不評の多くは元から虹色デイズが好きな原作ファンからの感想が中心です。虹色デイズとして見れば不満だけど1つの映画としては楽しめたというような声もあり、原作からの乖離が不評の主だった原因になっています。原作を知っている人は虹色デイズのオマージュ作品、ダイジェスト版、別作品としてみる事をおすすめする人も多いです。

好評な感想を紹介!

もちろん虹色デイズの映画にも好評な感想も多数あります。男子を主人公にしながら、あくまでも青春にスポットを絞った作品は存外少なく、男子目線でのラブコメとしての完成度は高くしっかり青春しているのが良いという感想が多いです。男子目線になるとどうしてもスポーツものや喧嘩にスポットを当てた作品が多く、男子同士の友情を日常生活の中で描く作品として評価されています。

また不評でも触れたキャストについてもイメージとは違うけどハマり役だったとされるキャストもいます。その典型例もまた佐野玲於さんです。これまで演じてきた役が感情をあまり表に出すタイプではなかっただけにその違った一面を見れたギャップが非常に良かったとする人もいます。

同時にキャストそれぞれの演技に関しては好評が多く、青春映画としての完成度は非常に高くなっています。キャストそれぞれの個性にも合わせた形になっており、それぞれの俳優さんのファンという人には概ね好評を得ています。男子4人を演じた4人はもちろん、女子側の演技も総じて評価が高く、若いから演技力がないというような人が登場しない映画です。

また演出へのこだわりも随所に見られるという感想も多いです。ネタバレすると分かりやすい例ではそれぞれが着ている制服です。教室でのシーンなどにいる、いわゆるその他の出演者も含めて、同じ制服でも着こなしが違います。ボタンの止め方やカーディガンの有無など、それぞれの個性が見えるようなこまかな演出がよりリアルな青春物語に見えると好評です。

また主題歌や挿入歌などの音楽部分に関しては好評の感想が多くなっています。曲自体の良さはもちろんですが、利用される場面や虹色デイズが持つ作品のイメージ、演出などともマッチしていて、作品を上手く盛り上げてくれたとする感想が多く、虹色デイズの感想で好評不評が混在しない数少ない部分となっています。

虹色デイズの映画あらすじやネタバレ感想まとめ!

今回は少女漫画を原作に持ついわゆるキラキラ映画「虹色デイズ」のあらすじやキャスト、感想などをネタバレありで紹介しました。感想などを読み解くと、どうしても原作との違いは否めませんが、同時にキラキラ映画としての完成度は高く、またやはり男子目線のキラキラ映画というのは映画としても異色な存在であり、おすすめできる映画でもあります。

虹色デイズは男子目線で学校時代のイベントをしっかり描いている作品です。それだけで懐古的な目でも見れますし、恋愛一辺倒にならない同姓同士の友情も虹色デイズでは描かれています。物語的にみれば学園系作品の王道を描いているので安定感も高いです。それが虹色デイズの良さであり、面白いポイントです。

王道という事は裏を返せばネタバレありのあらすじを読むなどして概要を知っていても楽しめるように出来ているという事でもあります。キャストの演技や挿入歌など映画としての演出など、虹色デイズの映画化作品としてではなく1つの映画として見れば非常によく出来た作品なので、まだ公開されてからの期間も浅いのでぜひ1度視聴してみてはいかがでしょうか。

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