桐島、部活やめるってよの感想・レビューを紹介！原作との違いやあらすじも解説

2012年に公開された「桐島、部活やめるってよ」は、主人公の桐島が最後まで登場しない事で話題になった作品です。原作の小説もとても人気があり、映画とはあらすじが違いますが面白くなっていました。この記事では、映画「桐島、部活やめるってよ」のあらすじと原作との違いや見た方の感想や、ストーリーの解説などを紹介していきます。

2012年に公開された映画「桐島、部活やめるってよ」は、2010年に発行された「朝井リョウ」さんの小説が原作になっています。映画「桐島、部活やめるってよ」の原作を手掛けた「朝井リョウ」さんは、この他にもたくさんの有名な小説を手掛けていました。中でも有名なのが、映画化された「何者」や「チア男子！！」や「星のやどりの声」や「もういちど生まれる」などになっています。

映画「桐島、部活やめるってよ」の監督を務めたのは、たくさんの映画の製作をしている「吉田大八」さんです。吉田大八さんは、たくさんの映画で監督を務めていて、中でも有名なのが「腑抜けども、悲しみの愛を見せろ」や「クヒオ大佐」や「パーマネント野ばら」や「紙の月」や「美しい星」などになっています。

2012年に公開された映画「桐島、部活やめるってよ」のあらすじを細かく解説していきます。

2012年に公開された映画「桐島、部活やめるってよ」のあらすじは、金曜日に女子生徒が職員室へ向かっていくシーンから始まります。職員室には、映画部の部員が先生と話しをしていました。女子生徒が職員室の隅で、先生の話を聞いて泣き出してしまいます。先生たちは「桐島だよ」と言いました。放課後になり、色々なクラブが部活を始めます。

女子生徒は泣き止み体育館へと戻って行きます。女子生徒の「飯田梨沙」は、外のベンチで彼氏を待っていました。体育館では、先生がチームが変わるが気を引き締めて試合に臨むように言います。時系列が授業に戻りました。進路希望の紙が配られ「野崎紗奈」は、彼氏の「菊池宏樹」に手を振ります。ホームルームが終わって紗奈は、宏樹の元へ行きますが置いて行かれてしまいました。

紗奈と梨沙たちは、教室で梨沙の彼氏の「桐島」の話をし始めます。そこにいた同じバレー部の部員に「桐島」の話をしますが、反応があまり良くありませんでした。宏樹と桐島は塾が同じで、紗奈も帰りを待っていたのです。教室には、映画部の「前田涼地」が待っていました。紗奈たちは、映画部の前田たちをバカにします。進路の話をしていた梨沙達でしたが、かすみの発言に梨沙が突っかかりました。

微妙な雰囲気になりますが、みんなは笑いだしかすみをからかいます。このシーンの解説では、リアルな人間関係の上下が表現されていました。梨沙と紗奈を別れたかすみと「詩織」は、部活の話をします。詩織は、内心のために部活をしていると言いましたが、かすみには本気だと言いました。詩織の気持ちの解説は、紗奈と梨沙には真剣な話をしても共感してもらえずバカにされるのが嫌だったので誤魔化したのです。

梨沙は、桐島の部活が終わるのを体育館の前で待ちます。詩織は、かすみのしているミサンガを触ってもいい？と聞きますが、詩織は腕を触って筋肉が「姉と似ている」と誉めました。詩織の姉は亡くなっていましたが、県で記録を残すほど有名な選手だったのです。体育館に言ったかすみたちは、桐島がいない事に気づきます。梨沙の元へ、紗奈が急いで走ってきました。

あらすじの中心の人物が移り、宏樹の後ろの席の「亜矢」は宏樹を見つめていました。宏樹が話しかけますが、亜矢はとっさに答える事ができません。亜矢は、部活で使っている自分の楽器を取りに行きます。宏樹は、友達のトイレを外で待っていると野球部の先輩に話しかけられました。先輩は、宏樹を試合に誘いますが、宏樹はなにも答えません。練習に来ない宏樹を怒ることなく、他の部員と扱いが違いました。

宏樹たちは、バスケットボールを放課後にしていました。亜矢は、屋上へと上がっていき宏樹たちが見えるところで楽器を吹き始めます。亜矢の行動に関する解説は、宏樹に自分に気づいて欲しかったのです。宏樹の友達たちは、亜矢に気づいていました。宏樹は、友達の話に共感できずにあまり話に入っていきませんした。梨沙の彼氏である桐島は、なんでも持っていると宏樹が言います。

そこに紗奈が行くと、宏樹たちが桐島が部活をやめたと話をしていました。宏樹は、とりあえず待っている梨沙に言いに行くように紗奈に言います。亜矢が楽器を吹いていると、前田が場所を変わってほしいと言いました。生徒総会では、桐島が選抜に選ばれたと発表されます。その後、映画部が登場しコンクールで予選を突破したと発表されました。映画のタイトルを言うと、全生徒が笑いだします。

体育の時間になり、宏樹たち中心メンバーが自分のチームに入れる人間を呼んで行きます。映画部の前田たちは、最後まで選ばれませんでした。このシーンの解説は、人間関係の力関係を表現していて、公平にチームを分けるのとは違い、中心になっている生徒に選ばれるのを待つという状況でした。前田は、友達を待っている教室で女子たちに陰口を言われているのに気づいていたのです。

映画部は、自分達の脚本を先生に見せますが、否定されてしまいます。映画部の部室は剣道部の部室の端で、とても狭い場所に何人も入っていました。前田は、先生に却下された映画をやっぱり撮ろうと決めます。そして、屋上へ向かって亜矢に場所を開けてもらうように言いました。亜矢は、場所を移りたくないと言います。ですが、練習したいので無理だと言いました。

ですが、吹奏楽部の部員がやって来たので帰って行きます。体育館では、バレーボール部やバトミントン部など色々な部活が練習をしていてました。宏樹は、塾が終わってバスに乗ります。すると、梨沙が急いで乗り込んできました。梨沙は、桐島と連絡がつかずに待っていたのです。梨沙は、宏樹が桐島の事を知っていると思ってバスに乗り込んだのでした。ですが、宏樹も何も知らないと言います。

土曜日にバレーボール部は、試合をしていました。桐島が抜けた穴埋めにスタメンに入った生徒は、活躍ができず終わってしまいます。前田が、映画を見終わって外に出るとかすみとばったり会いました。かすみも映画が好きで、中学校の頃はよく話していたのです。かすみは、高校になって紗奈たちと一緒にいるうちに前田に話しかけなくなっていったのです。

このシーンも、高校生特有の距離感などを表現していると解説されています。バレーボール部は、梨沙に桐島の事を聞きました。梨沙は、試合に負けた八つ当たりをしないでと言い桐島の変わりに出れた生徒に良かったねと言います。宏樹は、桐島が登校しているか確認しに行きましたが、来ていませんでした。紗奈は、色々な事をかすみたちに言いますが、梨沙がくると心配し始めます。

梨沙は、自分の話をしている時に友達が笑ったと激怒します。その発言を聞いた紗奈は「面白がってるんでしょ？」と言いました。梨沙は、そんなつもりではないと言ってその場を去っていきました。宏樹たちは、桐島の話をし始めます。桐島は、万能なタイプだったので周りの部員とみぞがあったと一人が言いました。前田は、映画を撮る為に小道具を作ります。食堂には、かすみが来て前田に完成したら映画を見に行くと言いました。

部活の時間になり、かすみに友達が紗奈とかは何も考えてなくて羨ましいと言います。かすみは、フォローしようとしますが、友達は帰ってしまいました。前田たちは校内で撮影を始めますが、他の部活の邪魔が入ってしまい中々進みません。宏樹たちは、またバスケットボールをしていてその様子を亜矢が見ていました。すると、後輩がやって来て一緒に吹き始めます。

宏樹たちは、桐島を待つために始めたバスケットボールに急に意味が無くなったように感じます。宏樹は立ち上がって、帰ると言いました。亜矢の後輩は、亜矢が宏樹に見とれている姿を見て笑い自信をつけるように言います。宏樹は、紗奈のメールを返さずに散歩していました。すると、素振りをしている野球部の先輩を見つけます。素振りを終えて走ってくる先輩に気づかれないように、宏樹は隠れました。

紗奈は、桐島がくると聞いて梨沙に一緒に話をしようか？と聞きますが、突き放されてしまいます。その様子を見ていた男子は、理解できないと言いました。紗奈は、宏樹と放課後に出かける約束をします。かすみが教室で、ブレスレットを触っていると友達がやってきました。桐島を探しに来たバレーボール部に梨沙は、バレーボール部なんて眼中になかったんだと言います。

前田は、映画製作が上手く行かず諦めかけます。すると、部員たちが楽しんでいる事を友達から聞き再びやる気になりました。前田が教室に行くと、かすみが彼氏の腕にブレスレットを付けているのを見ます。前田は、何も言わずに去って行きました。彼氏は、付き合っている事をバラしたいと言いますが、かすみは女子は複雑だから嫌だと言います。

前田たちが校舎裏で撮影をしていると、また亜矢がいました。このシーンの解説は、宏樹と紗奈の会話を聞いた亜矢が合流場所に選んだ所の近くにいたのです。前田は、なぜ教に限って屋上じゃないのかと聞きます。亜矢は、初め練習をしていると誤魔化そうとしましたが、前田が問い詰めると「今日で最後だから」と言いました。亜矢に必死にお願いされた前田は、屋上を撮りに行く事にします。

バスケットボールをしていた宏樹の友達が、屋上で少し飛び降りた生徒の姿を見て走って行きます。待ち合わせ場所に来た紗奈は、亜矢の姿を見つけて睨みました。亜矢は、少しずれてサックスを吹き始めます、宏樹が来て行こうと言いますが、今ここでキスしてと言います。亜矢は、それでも演奏を続けました。ですが、2人がキスを止めずその場から去って行きます。亜矢が行ったのを確認し、紗奈は行こうと言いました。

バレーボール部では、桐島の代わりにリベロに入った生徒がキツイ練習をさせられていました。連続で来るボールを受け続け、床に疼くまってしまいます。無理やり起こされ、桐島への不満を口にし始めました。卒業まで一緒にバレーボールをしようと言っていたのにも関わらず辞めてしまった事や、自分が精一杯頑張っても桐島のようにはプレイできないと言います。

すると、男子生徒が体育館に入ってきて「桐島が学校に来ている」と言いました。その話を聞いたバレーボール部は、屋上へと走って行きます。ずっとバレーボール部の様子を見ていた実果は、リベロの学生に思わず「行かなくていいよ」と言いました。ですが、その学生は走り出し実果も追いかけて行きます。宏樹は、友達から電話が来て桐島が来たと聞き、紗奈を置いて行ってしまいました。

紗奈は、どこに来たのかを聞きますが、宏樹は振り返りませんでした。紗奈は、急いで梨沙に連絡をします。亜矢は、部活に戻って行きますが、動揺を隠せずにいました。前田たちが屋上へ向かっていると、屋上から降りてくる学生とすれ違います。みんなは、桐島を追いかけて屋上へと向かっていきました。前田たちが撮影を始めると、宏樹たちが現れます。その後も、バレーボール部や紗奈たちが次々と来ました。

映画の備品が蹴られてしまい、前田が謝れと怒ります。バレーボール部は、前田に八つ当たりをしました。その様子を紗奈は、面白がりケンカを始めろと言います。面白がっている紗奈に実果が怒ろうとしますが、思わずかすみが手を出してしまいました。前田は、映画の撮影のために部員たちに襲い掛かるように言います。前田は、カメラを回しながら映画を撮り続けました。

桐島を追いかけて屋上にやって来た生徒たちは、ゾンビに攻撃されて行きます。そして、前田の好きだったかすみもやられてしまいました。バックミュージックには、吹奏楽部の演奏が流れていて、亜矢も落ち着きを取り戻します。前田の持っていたカメラが、ぶつかってしまい飛ばされました。散らかった屋上を片付けていると、部員がタイトルを聞きに来ます。

前田は「俺たちはこの世界で生きていかねばならなのだから」と言います。カメラを拾って動くか確認している前田に、宏樹が肩を叩いてパーツを渡しました。シーンが遡って宏樹は、桐島を探している時に野球部の先輩に会います。先輩になぜ夏が過ぎたのに引退しないのか聞くと、ドラフトが終わるまではと言いました。その言葉を聞いた宏樹は、次の試合に行くと言いかけますが、応援だけでも来てと先輩に言われてしまいます。

再び屋上のシーンになり、映画の撮影の事で前田たちは責められてしまいます。かすみは、前田の事を気に掛けますが何も言わずに行ってしまいました。宏樹は、屋上に落ちていたカメラのパーツを拾ってきますが、振り返ると映画部が片付けをしていたので見ます。前田に近付き、カメラのパーツを手渡しました。行こうとしましたが、前田にカメラの事を聞きに戻ります。

前だが使っているカメラは、8ミリカメラで父親が使っていた物でした。ビデオとの違いを聞くと、フィルムだと言います。前田は、嬉しそうにフィルムの魅力を話しました。すると、宏樹は触ってもいい？と聞いてカメラを借ります。そして、前田にカメラを向けて「将来は映画監督ですか？」など色々な質問をしていきました。初めはノリが良かった前田ですが、映画監督は無理だと言います。

それを聞いた前田は、なんで撮っているのか聞きます。前田は、説明が上手にできず逆光だと言って宏樹からカメラを受け取って宏樹を取り始めました。前田は、宏樹を撮りながら「やっぱりかっこいいね」と言います。すると、宏樹は泣き出してしまい前田に心配されてしまいました。そのまま宏樹は屋上を後にし、携帯電話で桐島に電話をかけながら野球部の練習を眺めます。

映画「桐島、部活やめるってよ」のラストで宏樹が涙した理由の解説は、前田や野球部の先輩たちの努力を知ったからだとされています。宏樹は、登場人物の中でもとても要領が良く中心メンバーにいますが、自分の意見をはっきり言う事もなく、進路希望の紙も白紙でした。宏樹は、報われないかもしれない事に熱くなっている人間を見て自分がわからなくなってしまったのです。

2012年に公開された映画「桐島、部活やめるってよ」を見た方の感想や評価などを紹介していきます。

2012年に公開された映画「桐島、部活やめるってよ」を見た方の感想には、あらすじやストーリーで描かれている人間の力関係がとてもリアルに表現されていたという評価がありました。映画「桐島、部活やめるってよ」のあらすじでは、学生特有の力関係などが表現されていて、幅広い年代に共感しやすいという感想がく多くあります。

2012年に公開された映画「桐島、部活やめるってよ」を見た方の感想には、登場しないからこそ色々な捉え方がしやすくなっている桐島が神のような存在だという評価がありました。桐島は、映画「桐島、部活やめるってよ」の主要メンバーである事は確かですが、姿を現さず周りの人たちを翻弄しています。感想では、桐島のようなカリスマ的存在に惹かれ、流されてしまうという面で共感できるという評価が多くありました。

2012年に公開された映画「桐島、部活やめるってよ」の感想には、その後に人気の出たキャストがたくさん登場していたと話題になりました。主要キャラクターを演じていた「神木隆之介」さんと「東出昌大」さん以外にも、人気の「松岡茉優」さんや「橋本愛」さんの演技に関する感想も多くなっています。

映画「桐島、部活やめるってよ」では、あらすじやストーリー以外にも原作の小説との違いがたくさんありました。映画「桐島、部活やめるってよ」の原作小説との違いを解説しながら紹介していきます。

2012年に公開された映画「桐島、部活やめるってよ」は、原作とたくさん違いがありますが、その中でも表現されている部分が違っています。原作では、あらすじが細かく進んで行きますが、映画では「宏樹」と「前田」の2人が中心になっていました。映画の方では、あらすじなどをわかりやすく進めていく為に他の登場人物のあらすじが少し薄くなっています。

映画「桐島、部活やめるってよ」の原作との違いは、あらすじやストーリーの進んでいき方です。映画では、何度も同じ曜日が繰り返されていきますが、原作では人物ごとに章があるのでキャラクターの気持ちなどを深く知る事ができます。

映画では、同じ曜日のシーンでも登場人物の目線など角度を変えて撮るとこで分けています。同じ曜日を全て見ることで、出来事を全て把握できるようなあらすじになっていました。ストーリーのあらすじやキャラクターの心情を深く知りたい方は、原作や漫画を読んでみるのがおすすめです。

この記事では、映画「桐島、部活やめるってよ」のあらすじと原作との違いや解説だけでなく、作品を見た方の感想を紹介していきました。映画「桐島、部活やめるってよ」では、原作の小説との違いを楽しむ事ができるようになっています。原作を知らない方でも、映画「桐島、部活やめるってよ」は楽しむ事ができるので、あらすじの解説や原作を見てより深くあらすじを楽しんでみてください！