2018年08月30日公開
2018年08月30日更新
テルマエ・ロマエの国内温泉ロケ地まとめ!阿部寛が映画で入浴した場所はどこ?
今回の記事では、映画・テルマエ・ロマエシリーズで訪れた国内温泉ロケ地をまとめて紹介していきます。映画・テルマエ・ロマエでは、国内温泉ロケ地として、日本三名泉に数えられる名湯や国の有形文化財に指定されている浴場、さらには町の大衆浴場に至るまで、様々な入浴スポットでロケを行なっています。今回の記事では、これらの入浴スポットを紹介すると共に、海外ロケ地に関する情報までを網羅して紹介していきます。
目次
テルマエ・ロマエの国内温泉ロケ地まとめ!映画で阿部寛が入浴した場所を紹介!
今回の記事では、映画・テルマエ・ロマエシリーズで使用された国内温泉ロケ地をまとめて紹介していきます。今回紹介するロケ地の中には、日本三名泉に数えられる草津温泉や、世界的に有名なガイドブック「ロンリープラネット」で「日本の温泉トップ10」のカテゴリーで1位に選ばれている名湯も含まれていますので、映画・テルマエ・ロマエファンのみならず必見です。
阿部寛主演映画!テルマエ・ロマエとは?
映画・テルマエ・ロマエ
映画・テルマエ・ロマエは、主要なローマ人の登場人物を日本人俳優の中で「濃い顔」を持つ俳優が演じている事が大きな話題となった映画です。映画テルマエ・ロマエは2012年4月28日に公開されています。映画・テルマエ・ロマエのキャッチコピーは、「ひとっ風呂、タイムスリップしませんか。」「時空を越えた入浴スペクタクル」と銘打たれています。
映画・テルマエ・ロマエは、イタリアのチネチッタ・ローマにオープンセットを組み、1000人のエキストラを動員して2週間の撮影を行なうなど、入浴スペクタクルというキャッチコピーに負けない作品作りを行なっています。本気の撮影と豪華な俳優人が織り成す、笑いありSF要素ありの映画・テルマエ・ロマエは、日本国内で大きな反響を呼び興行収入58億8000万円を記録する大ヒット作品となっています。
映画・テルマエ・ロマエあらすじ
古代ローマの浴場設計技師のルシウス・モデストゥス(以下ルシウス、キャスト阿部寛)は、自身が設計する浴場に限界を感じ始め、悩みながらも日々を過ごしています。そんなある日、ルシウスは新たな浴場設計のアイディアを模索しながらローマの公衆浴場を訪れます。そこで、足を滑らせ昏倒するルシウスは、突然21世紀の日本の銭湯にタイムスリップしてしまいます。
ルシウスは、自分がタイムスリップしている事を理解できず、奴隷達が使う大衆浴場に迷い込んでしまったと思い込み、初めて見た日本人を「ヒラタイカオ族」だと思います。しかし、奴隷の大衆浴場と思っていたその浴場は、ルシウスが全く知らない多くのシステムやサービスが存在し、富士山の描かれた壁面などと共にルシウスは驚愕します。興奮したルシウスは、その勢いのまま女湯の方へ迷い込んでしまいます。
この時、漫画家志望の山越真実(キャスト上戸彩)は突然出現したルシウスをスケッチします。その後、元居た古代ローマの浴場で意識を取り戻したルシウスは、この体験を活かして斬新なアイディアを用いた浴場を設計します。これが、古代ローマ人に大好評を博し、ルシウスの名声は瞬く間に上がって行きます。こうして、ルシウスは第14代ローマ皇帝ハドリアヌス(キャスト市村正親)のお抱え浴場設計技師となります。
その後、ルシウスはハドリアヌスから後継者となるケイオニウス(キャスト北村一輝)の為の浴場を制作するよう命じられ、尽力して行きます。一方で、山越真実は漫画家への夢を諦め実家である古い温泉宿に戻り、実家の跡継ぎになる決意を固めます。そんな時、大衆浴場でスケッチしたルシウスと再会した事から、ルシウスに興味を持った山越真実は古代ローマ史やラテン語を勉強します。
その後も、山越真実は古代ローマと21世紀の日本を行き来するルシウスに度々遭遇し、ある時ルシウスが古代ローマに帰還するタイムスリップに巻き込まれ、一緒に古代ローマにタイムスリップしてしまいます…。ルシウスはハドリアヌス帝の命を完遂しケイオニウスの浴場を建設する事は出来るのか?山越真実は21世紀の日本に無事戻る事が出来るのでしょうかか?そして山越真実の漫画家への夢は叶うのでしょうか?
映画・テルマエ・ロマエ2
映画・テルマエ・ロマエ2は、前作がヒットした事により制作が決まり、2014年4月26日(よいふろの日)に公開されています。映画・テルマエ・ロマエ2のキャッチコピーは、「また、来ちゃったよ。」「世紀のSF(すごい風呂)超大作」と銘打たれている通り、ブルガリアのヌ・ボヤナ・フィルム・スタジオに前作を越える規模でオープンセットを組み、5000人のエキストラを動員して撮影が行なわれています。
また、大相撲を賑わした曙や琴欧州をはじめとする元力士を含めた相撲関係者が、名前をもじった役柄で登場しているほか、キャストも前作と同様に豪華な布陣で制作されています。しかし、興行収入は前作の59億8000万円を越える事無く、44億2000万円に留まっています。
映画・テルマエ・ロマエ2あらすじ
前作、映画・テルマエ・ロマエと同様に、古代ローマと21世紀の日本を行き来するルシウス(阿部寛)は、様々なアイディアを吸収しながらグラディエーター達の為の浴場作りに邁進し、21世紀の日本の風呂事情からアイディアを得たルシウスは、薬草を調合し独自の入浴剤を作り上げるなど周囲から高く評価されていきます。
更にルシウスは、ウォータースライダーや運搬可能な樽風呂、娯楽施設を兼ね備えた温泉街などを次々と建設しこれが大盛況します。一方、山越真実(上戸彩)は前作のラストで描いた漫画が、風呂が描けていないという理由でボツにされた事を受け、各地の温泉を温泉紹介記者として巡り、その中で度々ルシウスと出会う事になります。
次々と新たなアイディアを生み出すルシウスは、平和路線を推し進める第14代ローマ皇帝・ハドリアヌス(市村正親)から、バイアエの温泉保養地建設を命じられ、最高の温泉保養地を造ろうと尽力します。しかし、ハドリアヌス帝の平和路線を良しとしない他派閥の勢力が暗躍した事や、ケイオニウス(北村一輝)が結核の病に倒れた事などによって、心労が重なったハドリアヌス帝までもが病に倒れてしまいます。
ハドリアヌス帝が倒れた事で反対派(武闘派)の勢力が勢いづく中、山越真実が21世紀から持ち込んだ歴史書「ローマ帝国の繁栄と滅亡」が、反対派(武闘派)の勢力に見つかってしまい、山越真実はローマを破滅に導く魔女として拘束されてしまいます。様々な浴場施設の建設で名を馳せたルシウスは、山越真実を救うことが出来るのか?そして、ハドリアヌス帝やケイオニウスの容態は?ローマ帝国の行く末とは...?
テルマエ・ロマエのメインキャストを紹介!阿部寛が主演!
ルシウス/阿部寛
映画テルマエ・ロマエで主人公のルシウスを演じているのは、阿部寛さんです。阿部寛さんは、「集英社第3回ノンノボーイフレンド大賞」に応募し、優勝後からファッション雑誌メンズノンノなどでモデルとして活躍、その後1987年から俳優デビューしています。俳優としてのデビュー後は決して順風満帆ではなかったようですが、1995年のNHK大河ドラマ「八代将軍吉宗」に出演以後、NHK大河ドラマに度々出演しています。
NHK大河ドラマ以外にも、人気ドラマHEROや人気ドラマTRICKの出演をはじめ、新参者シリーズで主役を演じるなど2000年代に入ってからの阿部寛さんの活躍は目覚しく、今回紹介しているテルマエ・ロマエのルシウス役も阿部寛さんのハマリ役の一つと言われる程好評を博しています。また、近年ではアニメ実写化映画「北斗の拳」でケンシロウ役を演じた事が大きな話題になっています。
山越真実/上戸彩
映画テルマエ・ロマエでヒロインの山越真実を演じているのは、上戸彩さんです。上戸彩さんは、1997年に「第7回全日本国民的美少女コンテスト」で審査員特別賞を受賞後、2000年にドラマ「涙をふいて」で女優としてデビュー、2001年に出演した「3年B組金八先生(第6シーズン)」で性同一性障害を持つ生徒役を熱演し高く評価されています。
その後も、ドラマ・アテンションプリーズやドラマ・絶対零度~未解決事件特命捜査~、ドラマ・半沢直樹に出演するなど、女優として成功を収めています。また、上戸彩さんは好感度が非常に高い人物でもあり、CMへの起用が非常に多い女優としても知られています。また、ドラマやCMだけではなく、映画作品にも多く出演しており、近年では映画・昼顔が大きな話題となっています。
ハドリアヌス/市村正親
映画テルマエ・ロマエで第14代ローマ皇帝ハドリアヌスを演じているのは、市村正親さんです。市村正親さんは、1974年に劇団四季に入団後、演目「オペラ座の怪人」でオペラ座の怪人役を演じ高く評価されています。劇団四季の看板俳優となった市村正親さんでしたが、1990年に退団し、退団後はミュージカルをはじめとする多くのジャンルに挑戦し、俳優としてのキャリアを積んでいます。
市村正親さんは、舞台を主戦場にしている俳優ですが、テレビドラマや映画にも多数出演しています。また、2001年に共演した篠原涼子さんと2005年に再婚しており、現在は2人の子を持つ父親でもあります。そして、2007年には長年の功績が称えられ「紫綬褒章」を受賞するなど、日本を代表する舞台俳優の一人と言われています。
ケイオニウス/北村一輝
映画テルマエ・ロマエでケイオニウスを演じているのは、北村一輝さんです。北村一輝さんは、映画やドラマに多数出演している俳優で、今回紹介している映画・テルマエ・ロマエで共演している阿部寛さんや上戸彩さんとも度々共演しています。北村一輝さんは、コミカルな役どころからシリアスな役どころまでを演じ分けられる俳優として、制作サイドからの信用が高い俳優としても知られているようです。
アントニヌス/宍戸開
映画テルマエ・ロマエでアントニヌスを演じているのは、宍戸開さんです。宍戸開さんは、名俳優宍戸錠さんの息子として芸能界入りし、NHK大河ドラマに度々出演している他、人気ドラマ刑事貴族シリーズやくいしん坊!万歳などに出演していた事で知られる俳優です。また、リポビタンDのCMなどでも広く知られています。近年は、五影開という名前で写真家としても活動しています。
山越修三/笹野高史
映画テルマエ・ロマエで山越修三を演じているのは、笹野高史さんです。笹野高史さんは、男はつらいよシリーズで端役を多く演じている他、釣りバカ日誌シリーズでは社長専属の運転手役を演じている事で知られており、自身も「ワンシーン役者」を自称する名脇役です。しかし、2010年以降は端役ではあるものの、毎年のように数十本のドラマや映画作品に出演しており、「誰もが一度は見た事のある俳優」と言われているようです。
テルマエ・ロマエの国内温泉ロケ地を紹介!
東京都の稲荷湯
この章からは、映画・テルマエ・ロマエのロケ地となった日本国内の温泉を紹介していきます。1箇所目は、東京都北区にある大衆浴場・稲荷湯です。稲荷湯が使用されたシーンは、映画・テルマエ・ロマエの主人公ルシウス(阿部寛)が古代ローマの公衆浴場から初めてタイムスリップし、21世紀の日本にやってきたシーンです。
この時、阿部寛さん演じるルシウスはタイムスリップした事を認識出来ておらず、別種族の浴場に辿り着いたと錯覚しています。その為、稲荷湯で浴場を楽しむ日本人を見て「ヒラタイカオ族」という発言をしています。映画・テルマエ・ロマエでは、この稲荷湯へのタイムスリップを皮切りに、阿部寛さんが演じるルシウスが、古代ローマと21世紀の日本を行き来し、浴場設計技師としての地位を獲得していきます。
そんな記念すべき1回目のタイムスリップ浴場となった東京都北区にある稲荷湯は、都営三田線「西巣鴨駅」や埼京線「板橋駅」などから徒歩6分前後の場所にあり、千鳥破風の屋根や、大正・昭和を感じさせる趣のある和風建築が目印になっています。稲荷湯の内装については、映画・テルマエ・ロマエ公開後の2015年に改装が施され、床や壁などが綺麗になっていますが、番台式の入り口は現在も残されています。
稲荷湯の浴場もまた壁が綺麗に塗り替えられるなど改装が進んではいますが、絵師・丸山清人さんが描いた雄大な富士山の絵が壁一面に描かれており、日当たりの良さと相まって開放的且つ心落ち着く浴場となっています。また、アメニティーグッズも稲荷湯の売店で売られていますので、手ぶらで来ても心置きなく入浴を楽しめます。映画・テルマエ・ロマエのロケ地巡りとしてはもちろん、東京観光のついでに立ち寄るのもお勧めの浴場です。
大衆浴場・稲荷湯は、東京都北区滝野川6-27-14にあります。都営三田線「西巣鴨駅」や埼京線「板橋駅」などから徒歩6分前後つきます。営業時間は14:50~25:40(日曜日は13:50~)で定休日は水曜日となっています。
栃木県の那須温泉郷・北温泉
出典: https://latte.la
映画・テルマエ・ロマエで上戸彩さんが演じる山越真実の実家としてロケ地に使用されているのが、栃木県那須温泉郷にある北温泉です。映画・テルマエ・ロマエでは、北温泉・天狗の湯や泳ぎ湯と呼ばれている温水プール施設が撮影で使用されています。北温泉・天狗湯については、上の画像にある天狗のお面が印象的ですが、これは撮影用に作られた物ではなく、古くから飾られている物です。
北温泉・天狗の湯は、男女別の脱衣所が有るものの混浴であり、通路から丸見えという立地でもある事から、入湯には少々勇気が要ると言われています。ちなみに、北温泉はとても歴史の古い温泉で、現在有る建物の内1つは江戸時代の安政に建てられたものです。
那須温泉郷・北温泉の泳ぎ湯は、ルシウス(阿部寛)と、山越真実(上戸彩)が古代ローマへタイムスリップするシーンの撮影で使用されており、このシーンが映画・テルマエ・ロマエの代表的なシーンでもある事から、映画・テルマエ・ロマエのロケ地巡りとしては外せない場所と言われています。しかし、上述のように少々の勇気と事前の準備が必要になる場合がありますので、入浴を希望する場合はシッカリ準備をする事をお勧めします。
那須温泉郷・北温泉は、栃木県那須郡那須町湯本151にあります。東北自動車道那須インターから県道17号線などを通りおよそ30分でつきます。定休日は不定休で、入湯料は700円となっています。
群馬県の伊香保温泉
映画・テルマエ・ロマエでルシウス(阿部寛)が弓を持って走る場面に使用されたロケ地が、群馬県にある伊香保温泉です。映画・テルマエ・ロマエでは、伊香保石段街をはじめとする、伊香保温泉周辺各地をロケ地として使用していますので、ロケ地巡りで伊香保温泉を訪れる場合はシッカリと予定を立てることをお勧めします。
群馬県・伊香保温泉は、群馬県渋川市伊香保町エリアを意味します。関越自動車道を利用し渋川伊香保インターを降りて約20分走行すると伊香保温泉エリアに入ります。また、高速バスなどが運行しており、東京都・新宿駅から出発するもので約2時間30分の移動時間となります。
静岡県の大滝温泉・天城荘
映画・テルマエ・ロマエで阿部寛さんが演じるルシウスが、刀傷を癒す為に訪れた場所としてロケ地に使用されたのが静岡県にある大滝温泉・天城荘(河原の湯)です。静岡県賀茂郡にある大滝温泉は、桜で有名な河津七滝の中でも最大の大滝周辺に沸く温泉で、雄大な滝を眺めながら温泉に浸かれる滝見の露天風呂として知られています。
映画・テルマエ・ロマエで使用された大滝温泉は、アルカリ性単純温泉な為、身体に優しい温泉と言われている他、水着の着用が推奨されている事もあり、女性でも安心して楽しめる温泉です。また、この大滝温泉ではもう一箇所、子宝の湯がロケ地として使用されています。
大滝温泉・子宝の湯は、ハドリアヌス帝からの依頼でルシウスが造った洞窟型のテルマエとして撮影されています。この大滝温泉・子宝の湯は、温泉の蒸気や洞窟の静けさなどから神秘的で幻想的な趣を持った温泉で、子宝の湯という名前の通り母親の胎内に居る様な不思議な安心感を感じる事が出来ると言われています。
しかし、残念な事に大滝温泉・天城荘は、2017年3月に静岡地裁へ民事再生法の適用を申請し、事実上の倒産となっています。現在は支援会社の協力を得て少々趣の変わった入浴施設へとなっているようです。映画・テルマエ・ロマエのロケ地場所としては現在も残っていますが、当時の空気感とは少々異なる可能性がある為、事前確認をお勧めします。
大滝温泉・天城荘は、静岡県賀茂郡河津町梨本359にあります。伊豆急行河津駅から東海バス修善寺行きに乗り大滝入口で下車してすぐの場所にあります。定休日は、不定休で営業時間は11時~17時となっています。
テルマエ・ロマエ2の国内温泉ロケ地を紹介!
群馬県の宝川温泉・汪泉閣
映画・テルマエ・ロマエ2では、上戸彩さんが演じる山越真実の実家が先述している栃木県の那須温泉郷・北温泉から、群馬県の宝川温泉・汪泉閣へと変更され、これに合わせてロケ地も変更となっています。上戸彩さんが演じる山越真実の実家としてロケ地に選ばれた群馬県の宝川温泉・汪泉閣では、山越真実とルシウス(阿部寛)が一緒に入浴するシーンなどが撮影されています。
群馬県の宝川温泉・汪泉閣は、映画・テルマエ・ロマエ2のロケ地としてだけではなく、世界的に有名なガイドブック「ロンリープラネット」で「日本の温泉トップ10」のカテゴリーで1位に選ばれている名湯としても有名です。群馬県の宝川温泉・汪泉閣には、4つの巨大な露天風呂があり、その広さは約470畳もの広さと言われています。
群馬県の宝川温泉・汪泉閣に有る4つの巨大露天風呂は、200畳の広さを持つ「子宝の湯」、120畳の広さを持つ「摩訶の湯」、50畳の広さを持つ「般若の湯」の3つが混浴風呂となっています。そして、100畳の広さを持つ「摩耶の湯」だけは女性専用となっています。ちなみに、宿泊客へは湯あみ着が提供されますので、女性の方も安心して全ての温泉を楽しむ事が出来ます。
また、宝川温泉は歴史が古い名湯としても有名で、日本武尊(ヤマトタケルノミコト)が病になった際に、白鷹に導かれて宝川温泉を訪れ、宝川温泉に浸かった事で病が改善したという伝承が残されています。この為、宝川温泉は別名、白鷹の湯とも呼ばれており、現在も毎分1800リットルもの湯が湧き出しています。
映画・テルマエ・ロマエ2では、この宝川温泉・汪泉閣にある4つの巨大露天風呂の中でも一番の広さを誇る「子宝の湯」がロケ地として使われており、200畳を越える広さから開放的且つ迫力ある入浴シーンが撮影されています。
宝川温泉・汪泉閣の住所は群馬県利根郡みなかみ町藤原1899です。アクセス方法としては関越自動車道「水上インター」を降り、国道291号を経由して県道水上片品線を宝川方面へ進行すると看板などが見えてきます。定休日は不定休となっており、入湯料は1500円です。
群馬県の草津温泉
映画・テルマエ・ロマエ2で、ルシウス(阿部寛)と山越真実(上戸彩)が湯畑を背景にして並んで歩くシーンが撮影されたのが、日本三名泉の一つである群馬県にある草津温泉です。草津温泉は、映画・テルマエ・ロマエ2のロケ地としてだけではなく、「プロが選ぶにっぽんの温泉100選」でも10年連続1位に選ばれている人気の温泉です。また、草津温泉には無料で浸かれる足湯や手湯などが点在している事でも有名です。
また、草津温泉の温泉街・中心部にある湯畑は、2008年から期間限定で「湯畑イルミネーション」を開催しており、ライトアップされた湯畑が湯気と相まって幻想的な雰囲気を作り上げています。ちなみに、草津温泉をはじめとする温泉郷で定番のお土産「湯の花」は、この湯畑から採集されて作られています。
群馬県・草津温泉は、群馬県吾妻郡草津町エリアを意味します。関越自動車道を利用し渋川伊香保インターを降りて約20分走行すると草津温泉エリアに入ります。また、高速バスなどが運行しており、東京都・新宿駅から出発するもので約2時間30分の移動時間となります。
群馬県の法師温泉・長寿館
映画・テルマエ・ロマエ2のエンドロールで、ルシウス(阿部寛)と山越真実(上戸彩)が入浴しているのが、群馬県にある法師温泉の長寿館です。エンドロールに流れるシーンのロケ地として選ばれた法師温泉・長寿館は、国の登録有形文化財にも指定されている貴重な温泉施設で、足元からポコポコと湧き出る自然温泉を楽しむ事が出来ます。また、浴槽それぞれに違った温度の温泉が用意されているので、自分に合った温度を探す事が出来ます。
法師温泉・長寿館は、群馬県利根郡みなかみ町永井650にあります。関越自動車道「月夜野インター」を降り、国道17号を経由して猿ヶ京を経由し県道261号を走行すると看板などが見えてきます。定休日は不定休で、入湯料は1000円です。
長野県の上諏訪温泉・片倉館
映画・テルマエ・ロマエ2でルシウス(阿部寛)がモグラ叩きに興じるシーンのロケ地となっているのが、長野県の上諏訪温泉にある片倉館です。上諏訪温泉・片倉館は、大正時代から昭和時代にかけて製糸産業で財を成した片倉家が昭和3年に建てた公衆浴場です。上諏訪温泉・片倉館は、国の重要文化財にも指定されていますが、現在も入湯が可能で、千人風呂とも呼ばれる広々とした大浴場を楽しむ事が出来ます。
上諏訪温泉・片倉館は、長野県諏訪市湖岸通り4-1-9にあります。中央自動車道「諏訪インター」より7Km(およそ20分)でつきます。定休日は毎月第2・第4火曜日で、営業時間は10時~21時、入湯料は650円です。
長野県のラーラ松本
映画・テルマエ・ロマエ2でルシウス(阿部寛)がウォータースライダーを罪人の処刑と勘違いするシーンのロケ地として使用されているのが、長野県にあるラーラ松本です。ラーラ松本は、岩山をモチーフにしたウォータースラーダーや流れるプール、サウナやテニスコートなどの多彩な施設が完備されたレジャー施設です。また、北アルプスを一望できる展望風呂や男女別々の浴場なども完備されています。
長野県・ラーラ松本は、長野県松本町島内7412にあります。長野自動車道「松本インター」から約15分でつきます。定休日は毎週火曜日(火曜日祝日の場合は営業)で、営業時間は10時~21時、入場料は820円です。
東京お台場の大江戸温泉物語
映画・テルマエ・ロマエ2で山越真実(上戸彩)がサイン会を開いたシーンのロケ地として使用されているのが、東京お台場にある大江戸温泉物語です。大江戸温泉物語は、2003年に開業した比較的新しい温泉テーマパークの一つで、温泉施設や食事処、休憩所などが完備されています。ちなみに、古代ローマと21世紀の日本を行き来する作品にも拘らず、江戸の町をテーマにした施設をロケ地に選んでいる点がファンには受けているようです。
東京お台場・大江戸温泉物語は、東京都江東区青梅2-6-3です。東京駅北口や錦糸町駅前などに無料シャトルバスが巡回しています。定休日は毎週火曜日、営業時間は11時~翌朝9時、入場料は2380円~です。
テルマエ・ロマエの海外ロケ地を紹介!
テルマエ・ロマエの海外ロケ地はイタリア!
映画・テルマエ・ロマエでは、海外ロケ地としてイタリアにある「チネチッタ・ローマ」を使用して、撮影が行なわれています。「チネチッタ・ローマ」は、1930年代に建設されたイタリア初の大規模なスタジオです。「チネチッタ・ローマ」には、大規模な屋外セットや広大なスタジオ、最新の撮影機材が揃えられており、1950年代から1960年代にかけて多くの映画が撮影されています。
「チネチッタ・ローマ」では、世界的に名作映画と呼ばれている「ローマの休日」や「戦争と平和」をはじめ、「ベン・ハー」や「クレオパトラ」などが撮影されており、一時期不遇の時代を過ごしていますが、現在も人気俳優レオナルド・ディカプリオ主演の「ギャング・オブ・ニューヨーク」や、メル・ギブソンが監督を務めた「パッション」などが撮影・制作されています。
また、織田裕二さんや天海祐希さんが主演した映画「アマルフィ 女神の報酬」が撮影されて話題となったスタジオでもあります。そんな「チネチッタ・ローマ」で、映画・テルマエ・ロマエも巨大なオープンセットを組み、エキストラを1000人規模で動員し撮影を行なっています。その撮影の中では、アメリカの放送局HBOとイギリスの放送局BBCが共同制作したドラマ「ROMEローマ」という作品の大規模セットを拝借したとも言われています。
テルマエ・ロマエ2の海外ロケ地はブルガリア!
映画・テルマエ・ロマエ2では、海外ロケ地としてブルガリアにある「ヌ・ボヤナ・フィルム・スタジオ」を使用して、撮影が行なわれています。「ヌ・ボヤナ・フィルム・スタジオ」は、ブルガリアが共産主義政権下にあった時代に国営のスタジオとして建設された施設です。「ヌ・ボヤナ・フィルム・スタジオ」が建設されてから、共産主義政権が崩壊するまでの50年間の間に、およそ800本の映画がこのスタジオで撮影されたと言われています。
また、その50年間に映画産業に従事した人数は9000人を越えると言われています。そんな特殊な遍歴を持つ「ヌ・ボヤナ・フィルム・スタジオ」は、共産主義政権崩壊後に民営化され、最新鋭の設備と広大なスタジオを完備した施設としてヨーロッパで人気のスタジオとなっています。「ヌ・ボヤナ・フィルム・スタジオ」では、映画・ロッキーでも有名なシルベスタ・スタローンが監督・主演を務める「エクズ・ペンダブルズ2」などが撮影されています。
映画・テルマエ・ロマエ2では、「ヌ・ボヤナ・フィルム・スタジオ」の広大なスタジオを活かして、高さ50メートルにも及ぶコロッセオのオープンセットを半年をかけて建設し、エキストラを前作の5倍にあたる5000人動員して、迫力とリアルさに満ちたシーンを数多く撮影しています。
テルマエ・ロマエの国内温泉ロケ地まとめ!
今回の記事では、映画・テルマエ・ロマエシリーズで訪れた国内温泉ロケ地や、海外ロケ地に関する情報を紹介してきましたが如何でしたか?映画・テルマエ・ロマエシリーズでは、有名な草津温泉をはじめ、那須温泉郷の北温泉や宝川温泉の汪泉閣など、魅力的な入浴スポットがロケ地となっていますので、映画・テルマエ・ロマエシリーズのファンのみならず、一度は訪れ、寛いでみたいはずです!